JPH0348316B2 - - Google Patents

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JPH0348316B2
JPH0348316B2 JP27710986A JP27710986A JPH0348316B2 JP H0348316 B2 JPH0348316 B2 JP H0348316B2 JP 27710986 A JP27710986 A JP 27710986A JP 27710986 A JP27710986 A JP 27710986A JP H0348316 B2 JPH0348316 B2 JP H0348316B2
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JP
Japan
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kelly bar
excavation
bucket
rotating body
excavator
Prior art date
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JP27710986A
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English (en)
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JPS63130820A (ja
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Kazuyoshi Moroki
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、掘削用バケツトで地中に杭孔を形成
し、該杭孔に鉄筋を挿入した後、コンクリートを
打設して現場打ち杭を形成する工法に使用される
掘削機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の現場打ち杭工法に使用される掘削機は、
例えば、第4図に示す通りである。同図に示す如
く、従来の掘削機1は、クローラ2等に取り付け
られたブーム3の先端から断面四角形状のケリー
バー4を吊下げ保持し、該ケリーバー4の途中に
回転駆動装置5を設置すると共に、ケリーバー4
の先端に掘削用のバケツト6を連結している。そ
して、杭孔の掘削は、回転駆動装置5によりケリ
ーバー4を介して掘削用バケツト6を回転させ、
同時に回転駆動装置5の上部に形成した油圧装置
(図示せず)でケリーバー4に掘削方向へのフイ
ードを与えつつ地中を掘削している。そして、掘
削用バケツト6内が掘削土壌で一杯になると、ケ
リーバー4の吊下げワイヤー7をウインチ8で巻
き上げ、全体を横方向へ回転させて、掘削用バケ
ツト6内の掘削土壌を排出し、同様にして掘削を
繰り返し、杭孔を形成している。
ところで、前記ケリーバー4は多段階に伸縮可
能であり、縮んだ状態でおよそ15mほどの全長を
有している。そして、掘削に伴つて順次段階的に
伸長することで、50m程度の杭孔をも掘削し得る
ようになされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、ケリーバー4の縮んだ状態での全長
が通常15mであるため、ケリーバー4の先端に掘
削用バケツト6を取り付けた状態での寸法は、24
〜25mとなる。このため、これを吊下げ保持する
ブーム3の高さ及び全長は、それ以上の寸法でな
ければならず、通常、ブーム3の全長は30m以上
となつている。このため、このブーム3を現場で
組み立てるためには、クローラ2の寸法を含めて
40mほどの空き地が必要である。それにも拘わら
ず、建築現場においてはこのような広大な空き地
がない場合があり、係る場合にはブーム3の組み
立てができないため、他のBH工法等に頼らねば
ならなかつた。ところが、これらの工法では、杭
孔の掘削の進行度合が遅く、能率が悪いために施
工期間が長期化したり、施工費用が高くなるとい
う極めて重大な欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明は従来の前記問題点に鑑みてこれを改良
除去したものであつて、ブームを必要としない新
規な掘削機を提供することにより、狭い建設現場
であつても能率良く杭孔を掘削することのできる
ようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本発明の手段は、
多段階に伸縮するケリーバーの先端に取り付けた
掘削用バケツトを回転させて杭孔を掘削し、該杭
孔内へ鉄筋を挿入した後、コンクリートを打設す
ることで現場打ち杭を形成する工法に使用する掘
削機であつて、リーダー等に取り付けた昇降自在
な本体部にケリーバーを貫通してなる回転体を設
置し、該回転体上に形成した枠体に、ケリーバー
の先端に取り付けた掘削用バケツトの昇降用ウイ
ンチを設置している。
〔作用〕
第1図及び第2図の実施例で明らかな如く、駆
動モーター21を作動させることにより、回転体
20及びこれに立設された枠体19と、回転体2
0を貫通するケリーバー14の各部材が一体的に
回転を始める。これと同時に油圧装置22によ
り、ケリーバー14に第1図の下方向へのフイー
ドが与えられる。このような状態で、ウインチ1
8を戻すと掘削用バケツト16は、下降を開始
し、地中の掘削を開始する。バケツト16が掘削
土壌で一杯になると、油圧装置22のフイードを
解除し、ウインチ18を巻き上げる。そして、バ
ケツト16が地上へ出たならば、リーダー13を
旋回させてバケツト16内の掘削土壌を排出し、
再度掘削を行う。
このように、本発明に係る掘削機11にあつて
は、ケリーバー14は装置本体15のウインチ1
8によりバケツト16を介して吊下げ保持されて
おり、従来のようにブームからケリーバー14の
上端を吊下げ保持するものではない。従つて、従
来のブームがまつたく不要となるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。
第1図は、本発明の一実施例を示す掘削機11
の全体を示す側面図、第2図はその部分拡大斜視
図である。同図に示す如く、クローラー12のリ
ーダー13には、装置本体15が昇降自在に取り
付けられている。この装置本体15は、回転体2
0を水平面内で回転自在に支承してなる固体枠体
26と、リーダー13への取付基部27とを有
し、取付基部27に回転体20の駆動モーター2
1が取り付けられている。なお、回転体20は、
環状外側面の全周に外歯24を有し、図示しない
チエーン等により駆動モーター21に接続されて
いる。前記回転体20には、断面四角形状で多段
階に伸縮するケリーバー14が貫通して配置され
ている。またケリーバー14の周囲にあつて、回
転体20の上面側には、回転枠体19が立設固定
されている。そして、この回転枠体19の上部側
には、ケリーバー14に掘削方向へのフイードを
与える油圧装置22が配置され、ケリーバー14
はこの油圧装置22を貫通している。また回転枠
体19の中間部両側にはウインチ18,18が固
定設置されている。ウインチ18,18のワイヤ
ー23,23の他端側は回転体20の長孔25,
25を貫通してそれぞれケリーバー14の先端に
取り付けられた掘削用バケツト16に接続され、
該掘削用バケツト16及びケリーバー14を吊下
げ保持するようになされている。
次に上述の如く構成された実施例掘削機11の
動作態様を、第1図、第2図及び工程を示す第3
図を参照して説明する。
先ず、第1図に示す状態から、駆動モーター2
1を駆動させて回転体20を回転させると、回転
体20に貫通保持されたケリーバー14及び回転
枠体19が一体的に回転を始める。勿論、ケリー
バー14の先端に取り付けられた掘削用バケツト
16と、回転枠体19に取り付けられた油圧装置
22及びウインチ18,18も同様に回転を始め
ることは明らかである。次にこのような状態か
ら、油圧装置22を動作させてケリーバー14に
掘削方向(第1図の下方向)へのフイードを与え
ると同時に、ウインチ18,18を緩めて掘削用
バケツト16を下降させ、第3図の図aに示す如
く、地中に対して掘削を開始する。掘削は、バケ
ツト16内が掘削土壌で一杯になつた時点で、油
圧装置22のフイードを解除し、同時にウインチ
18,18を巻き上げてバケツト16を地上へ出
し、その状態でリーダー13を旋回させてバケツ
ト16内の掘削土壌を排出する。そして、再度、
掘削を開始し、以降はこれを繰り返して掘削を行
う。このようにして同図の図bに示す如く、ある
程度掘削が進行した状態で、今度は掘削用バケツ
ト16を地上へ取り出し、同図の図cに示す如
く、地上近くの土壌が崩れないようにケーシング
28を挿入すると同時に、掘削作業が行い易いよ
うに給液管29よりベントナイト水溶液等の掘削
液を供給する。そして、前述の掘削作業を繰り返
し、同図の図dに示す如く、所定深さの杭孔30
を掘削した後は、ケリーバー14及び掘削用バケ
ツト16を地上へ取り出し、杭孔30内へ鉄筋3
1を挿入する。続いて、トレミー管32を杭孔3
0内へ挿入し、該トレミー管32から杭孔30内
へコンクリート33を流し込み(同図の図f参
照)、コンクリート打設量に応じてトレミー管3
2を徐々に引き抜く。そして、図gに示す如く、
コンクリート33の打設が完了した後は、ケーシ
ング28を引抜き、現場打ち杭34を完成させれ
ばよい。
ところで、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、油圧装置22はこれを省略し、リーダー13
でケリーバー14にフイードを与えることも可能
であり、また回転体20の駆動手段やウインチ1
8,18の駆動方法等も他の方法に置き換えるこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明にあつては、リーダ
ー等に取り付けた装置本体のウインチでもつて、
掘削用ケーシングを介してケリーバーを吊下げ支
持することができ、従来のブームが不要である。
従つて、極めて狭い敷地の建築現場であつても、
ケリーバー及び掘削用ケーシングを利用した効率
の良い杭孔の掘削作業が行え、施工期間の短縮及
び施工費用の著しい削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す掘削機の全体
を示す側面図、第2図はその部分拡大斜視図、第
3図の図a乃至図gは現場打ち杭の施工順序を示
す工程図、第4図は従来のこの種掘削機を示す側
面図である。 14……ケリーバー、16……掘削用バケツ
ト、30……杭孔、31……鉄筋、33……コン
クリート、13……リーダー、15……装置本
体、20……回転体、19……回転枠体、18…
…ウインチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多段階に伸縮するケリーバーの先端に取り付
    けた掘削用バケツトを回転させて杭孔を掘削し、
    該杭孔内へ鉄筋を挿入した後、コンクリートを打
    設することで現場打ち杭を形成する工法に使用す
    る掘削機であつて、リーダー等に取り付けた昇降
    自在な本体部にケリーバーを貫通してなる回転体
    を設置し、該回転体上に形成した枠体に、ケリー
    バーの先端に取り付けた掘削用バケツトの昇降用
    ウインチを設置したことを特徴とする現場打ち杭
    用の掘削機。
JP27710986A 1986-11-20 1986-11-20 現場打ち杭用の掘削機 Granted JPS63130820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27710986A JPS63130820A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 現場打ち杭用の掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27710986A JPS63130820A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 現場打ち杭用の掘削機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63130820A JPS63130820A (ja) 1988-06-03
JPH0348316B2 true JPH0348316B2 (ja) 1991-07-24

Family

ID=17578907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27710986A Granted JPS63130820A (ja) 1986-11-20 1986-11-20 現場打ち杭用の掘削機

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Country Link
JP (1) JPS63130820A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63130820A (ja) 1988-06-03

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