JPH0348268Y2 - - Google Patents
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- JPH0348268Y2 JPH0348268Y2 JP15934286U JP15934286U JPH0348268Y2 JP H0348268 Y2 JPH0348268 Y2 JP H0348268Y2 JP 15934286 U JP15934286 U JP 15934286U JP 15934286 U JP15934286 U JP 15934286U JP H0348268 Y2 JPH0348268 Y2 JP H0348268Y2
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- Japan
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- mesh
- net
- earth
- basket
- reinforcing wires
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- Expired
Links
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- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims description 11
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- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 3
- QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N (r)-(6-ethoxyquinolin-4-yl)-[(2s,4s,5r)-5-ethyl-1-azabicyclo[2.2.2]octan-2-yl]methanol;hydrochloride Chemical compound Cl.C([C@H]([C@H](C1)CC)C2)CN1[C@@H]2[C@H](O)C1=CC=NC2=CC=C(OCC)C=C21 QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N 0.000 description 2
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、土留工事などに用いられる土留カゴ
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術]
近年、土地開発の増加と共に土留工事の需要が
急増している。かかる土留工事には、通常、蛇籠
と呼ばれる土留カゴに自然石(栗石)を充填した
ものが使用されるが、土留工事に使用し得る自然
石は年々減少の一途をたどり、その入手が困難に
なつている。砕石を使用することも行われている
が、かかる砕石は非常に高価であり、土留工事が
山間部で行われる場合には、運搬費等が加算され
るため一層高価になる。そこで、最近では、工事
現場周辺の土砂、石礫等を土留カゴへ充填するケ
−スが多くなつている。
急増している。かかる土留工事には、通常、蛇籠
と呼ばれる土留カゴに自然石(栗石)を充填した
ものが使用されるが、土留工事に使用し得る自然
石は年々減少の一途をたどり、その入手が困難に
なつている。砕石を使用することも行われている
が、かかる砕石は非常に高価であり、土留工事が
山間部で行われる場合には、運搬費等が加算され
るため一層高価になる。そこで、最近では、工事
現場周辺の土砂、石礫等を土留カゴへ充填するケ
−スが多くなつている。
しかしながら、蛇籠と呼ばれる上記従来の土留
カゴは、全体が菱形金網で形成され、一定寸法以
上の石を詰めて使用することを前提としたもので
あるため、土砂や小さな石礫を詰めて使用するも
のには適さない。しかも、菱形金網は柔軟性があ
るため、石詰めによつて周囲の面が大きく膨出変
形し易く、種々の不都合を生じる。特に、多数の
土留カゴの前面が造成した斜面に露出している場
合には、その前面が外側から支持されていないた
めに最も変形し易く、その膨出変形により、多数
の土留カゴが不揃いとなつたり、変形分だけ土留
カゴの高さが低くなつて上段の土留カゴの沈下や
傾きが生じるなど、斜面が雑然となり易く、著し
く体裁を損ねることになる。
カゴは、全体が菱形金網で形成され、一定寸法以
上の石を詰めて使用することを前提としたもので
あるため、土砂や小さな石礫を詰めて使用するも
のには適さない。しかも、菱形金網は柔軟性があ
るため、石詰めによつて周囲の面が大きく膨出変
形し易く、種々の不都合を生じる。特に、多数の
土留カゴの前面が造成した斜面に露出している場
合には、その前面が外側から支持されていないた
めに最も変形し易く、その膨出変形により、多数
の土留カゴが不揃いとなつたり、変形分だけ土留
カゴの高さが低くなつて上段の土留カゴの沈下や
傾きが生じるなど、斜面が雑然となり易く、著し
く体裁を損ねることになる。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案の課題は、充填物として土砂や石礫等を
使用することができ、しかも、土圧による前面網
の膨出変形を生じることのない土留カゴを提供す
ることにある。
使用することができ、しかも、土圧による前面網
の膨出変形を生じることのない土留カゴを提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本考案は、少なくと
も底面部及び左右の側面部を有する胴網と、該胴
網に取付けられる前面網及び後面網と、前面網の
内側に配設される網目の小さい内網とを備え、上
記前面網及び後面網の外面にそれぞれ補強線を襷
状に張設すると共に、前面網及び後面網における
補強線同士を骨線によつて連結したことを特徴と
するものである。
も底面部及び左右の側面部を有する胴網と、該胴
網に取付けられる前面網及び後面網と、前面網の
内側に配設される網目の小さい内網とを備え、上
記前面網及び後面網の外面にそれぞれ補強線を襷
状に張設すると共に、前面網及び後面網における
補強線同士を骨線によつて連結したことを特徴と
するものである。
[作用]
斜面などの所定の場所に土留カゴが配設され、
その内部に適宜方法で土砂や石礫が充填されるこ
とにより、該土留カゴの設置が行われる。
その内部に適宜方法で土砂や石礫が充填されるこ
とにより、該土留カゴの設置が行われる。
土留カゴに充填された土砂等は網目の小さい内
網で支持され、この内網は前面網により支持され
る。このとき前面網に作用する土圧による作用力
は、内網を介して作用するため、その作用力が該
内網によつて分散、吸収されることになり、局部
的に大きな力が作用することがない。
網で支持され、この内網は前面網により支持され
る。このとき前面網に作用する土圧による作用力
は、内網を介して作用するため、その作用力が該
内網によつて分散、吸収されることになり、局部
的に大きな力が作用することがない。
また、前面網及び後面網の外面にはそれぞれ補
強線が襷状に張設されており、しかも、各補強線
同士が骨線で連結されているため、前面網及び後
面網が全体として効率よく補強され、その膨出変
形が生じにくい。特に前面網においては、上記内
網による作用力の分散、吸収効果と、襷状補強線
による補強効果との相乗効果により、その膨出変
形が確実に防止されることになる。
強線が襷状に張設されており、しかも、各補強線
同士が骨線で連結されているため、前面網及び後
面網が全体として効率よく補強され、その膨出変
形が生じにくい。特に前面網においては、上記内
網による作用力の分散、吸収効果と、襷状補強線
による補強効果との相乗効果により、その膨出変
形が確実に防止されることになる。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
土留カゴ1は、第1図に示す分解図から分かる
ように、四角筒状をなす胴網2と、該胴網2の前
面及び後面に取付けられる前面網3及び後面網4
と、前面網3の内側に配設される内網5と、前面
網3及び後面網4の外面にそれぞれ襷状に張設さ
れる補強線6,6及び7,7と、これらの補強線
6,7の端部同士及び交点同士を連結する骨線
8,9とで構成されている。
ように、四角筒状をなす胴網2と、該胴網2の前
面及び後面に取付けられる前面網3及び後面網4
と、前面網3の内側に配設される内網5と、前面
網3及び後面網4の外面にそれぞれ襷状に張設さ
れる補強線6,6及び7,7と、これらの補強線
6,7の端部同士及び交点同士を連結する骨線
8,9とで構成されている。
上記胴網2は、底面部2aと左右の側面部2
b,2及び上面部2cとからなつており、これら
を地盤の凹凸に応じて容易に変形し得る程度に屈
撓性を有する菱形金網等の柔軟性金網で構成した
もので、該胴網2の両端部口縁には、縦横の枠線
10a,10bがそれぞれ取付けられている。こ
の胴網2は、1枚の金網を所定の形状に折曲げる
ことにより形成しても、各片2a〜2cをそれぞ
れ独立する金網によつて形成し、それらを互いに
連結してもよい。
b,2及び上面部2cとからなつており、これら
を地盤の凹凸に応じて容易に変形し得る程度に屈
撓性を有する菱形金網等の柔軟性金網で構成した
もので、該胴網2の両端部口縁には、縦横の枠線
10a,10bがそれぞれ取付けられている。こ
の胴網2は、1枚の金網を所定の形状に折曲げる
ことにより形成しても、各片2a〜2cをそれぞ
れ独立する金網によつて形成し、それらを互いに
連結してもよい。
また、上記胴網2の前後面に取付けられる前面
網3及び後面網4は、任意の金網で形成すること
ができるが、溶接金網やエキスパンドメタル金網
のように土石の充填によつても容易に膨出変形を
生じない程度に剛性の大きい剛性金網で形成する
のが望ましく、実施例のものは、上記胴網2を形
成する菱形金網の列線12と同程度かそれより太
目で強度の大きい素線13,14により形成され
た溶接金網が使用されている。この場合、土中に
埋入される土留カゴ1の後面は若干変形してもそ
れほど問題とならない場合が多く、従つて、後面
網4は前面網3より剛性の小さい溶接金網を用い
て形成してもよい。
網3及び後面網4は、任意の金網で形成すること
ができるが、溶接金網やエキスパンドメタル金網
のように土石の充填によつても容易に膨出変形を
生じない程度に剛性の大きい剛性金網で形成する
のが望ましく、実施例のものは、上記胴網2を形
成する菱形金網の列線12と同程度かそれより太
目で強度の大きい素線13,14により形成され
た溶接金網が使用されている。この場合、土中に
埋入される土留カゴ1の後面は若干変形してもそ
れほど問題とならない場合が多く、従つて、後面
網4は前面網3より剛性の小さい溶接金網を用い
て形成してもよい。
さらに、上記内網5は、土留カゴ1内に充填さ
れる土砂や石礫等がその前面から流出しないよう
にするためのもので、これらの充填物に応じてそ
の流出を防止し得る程度に小さい網目を持つ任意
の金網や合成樹脂製ネツト、木、竹等の素材によ
つて形成されている。この内網5の下端5aは、
図示したように後方に向けて折曲しておくのが望
ましいが、必らずしも折曲しておく必要はない。
れる土砂や石礫等がその前面から流出しないよう
にするためのもので、これらの充填物に応じてそ
の流出を防止し得る程度に小さい網目を持つ任意
の金網や合成樹脂製ネツト、木、竹等の素材によ
つて形成されている。この内網5の下端5aは、
図示したように後方に向けて折曲しておくのが望
ましいが、必らずしも折曲しておく必要はない。
また、襷状をなす上記補強線6,6及び7,7
は、その両端及び交点にそれぞれ環6a,6b及
び7a,7bを備えており、これらの環6a,6
b及び7a,7bに上記骨線8,9の端部を挿入
係止させることにより、前面網3及び後面網4に
おける補強線6,6及び7,7が互いに連結され
るようになつている。この場合、一対の補強線
6,6及び7,7は、交点で互いに連結しておい
てもよいが、それぞれ独立に形成し、土留カゴの
組立時に一方の補強線6,7の中央に設けた環6
b,7bに他方の補強線6,7を挿通させるよう
にしてもよい。
は、その両端及び交点にそれぞれ環6a,6b及
び7a,7bを備えており、これらの環6a,6
b及び7a,7bに上記骨線8,9の端部を挿入
係止させることにより、前面網3及び後面網4に
おける補強線6,6及び7,7が互いに連結され
るようになつている。この場合、一対の補強線
6,6及び7,7は、交点で互いに連結しておい
てもよいが、それぞれ独立に形成し、土留カゴの
組立時に一方の補強線6,7の中央に設けた環6
b,7bに他方の補強線6,7を挿通させるよう
にしてもよい。
上述した土留カゴ1を組立てる場合には、第2
図及び第3図に示すように、胴網2と前面網3及
び後面網4とを、前面網3の内側に内網5を配設
した状態で連結し、前面網3及び後面網の外面に
当接させた補強線6,6及び7,7の端部の環6
a及び7aに、胴網2の稜部に挿通した骨線8を
挿通係止させると共に、補強線6,6及び7,7
の交点の環6b及び7bに骨線9を挿通係止させ
る。このときの胴網2と前面網3及び後面網4と
の連結は任意の手段で行うことができ、例えば、
胴網2の枠線10a,10bと前面網3及び後面
網4における最外端の素線13a,14aとを適
宜の連結金具で連結するとか、あるいは、第4図
に示すように、上記枠線10a,10bを胴網2
における列線12端の環12aから取外してお
き、前面網3及び後面網4における最外端の素線
13a,14aを隣接する列線12,12間に挟
持させた状態で上記枠線10a,10bを環12
aに挿通させ、各枠線10a,10bを引締めて
連結するなどの方法が好適に採用される。
図及び第3図に示すように、胴網2と前面網3及
び後面網4とを、前面網3の内側に内網5を配設
した状態で連結し、前面網3及び後面網の外面に
当接させた補強線6,6及び7,7の端部の環6
a及び7aに、胴網2の稜部に挿通した骨線8を
挿通係止させると共に、補強線6,6及び7,7
の交点の環6b及び7bに骨線9を挿通係止させ
る。このときの胴網2と前面網3及び後面網4と
の連結は任意の手段で行うことができ、例えば、
胴網2の枠線10a,10bと前面網3及び後面
網4における最外端の素線13a,14aとを適
宜の連結金具で連結するとか、あるいは、第4図
に示すように、上記枠線10a,10bを胴網2
における列線12端の環12aから取外してお
き、前面網3及び後面網4における最外端の素線
13a,14aを隣接する列線12,12間に挟
持させた状態で上記枠線10a,10bを環12
aに挿通させ、各枠線10a,10bを引締めて
連結するなどの方法が好適に採用される。
また、上記前面網3の膨出変形をより確実に防
止するためには、第3図に鎖線で示すように、前
面網3と胴網2の底面部2aとの間、または前面
網3の上端と後面網4の下端との間、あるいはそ
れらの両方に張線15,16を張設しておくのが
望ましい。
止するためには、第3図に鎖線で示すように、前
面網3と胴網2の底面部2aとの間、または前面
網3の上端と後面網4の下端との間、あるいはそ
れらの両方に張線15,16を張設しておくのが
望ましい。
上記構成を有する土留カゴ1は、法面などの所
定の場所に配置し、上面部2cを開放した状態で
その中に土砂や石礫等を充填したあと、該上面部
2cを閉じることにより、1段、または第5図に
示すように複数段重積して設置されるものであ
る。
定の場所に配置し、上面部2cを開放した状態で
その中に土砂や石礫等を充填したあと、該上面部
2cを閉じることにより、1段、または第5図に
示すように複数段重積して設置されるものであ
る。
ここで、土留カゴ1内に充填された土砂や石礫
は、網目の小さい内網5によつて支持され、その
流出が防止される。そして、この内網5に作用す
る土砂や石礫による圧力は、前面網3によつて支
持されるが、この前面網3の剛性が大きく、しか
も上記圧力が内網5を介して作用するため、その
作用力が該内網5によつて分散、吸収されること
になり、前面網3が局部的に大きな力を受けるこ
とがない。
は、網目の小さい内網5によつて支持され、その
流出が防止される。そして、この内網5に作用す
る土砂や石礫による圧力は、前面網3によつて支
持されるが、この前面網3の剛性が大きく、しか
も上記圧力が内網5を介して作用するため、その
作用力が該内網5によつて分散、吸収されること
になり、前面網3が局部的に大きな力を受けるこ
とがない。
また、前面網3及び後面網4の外面にはそれぞ
れ補強線6,6及び7,7が襷状に張設されてお
り、しかも、各補強線6.6及び7,7の端部同
士及び交点同士が骨線8,9で連結されているた
め、前面網3及び後面網4が全体として効率よく
補強され、その膨出変形が生じにくい。特に前面
網3においては、上記内網5による作用力の分
散、吸収効果と、襷状補強線6,7による補強効
果との相乗効果により、その膨出変形が確実に防
止されることになる。
れ補強線6,6及び7,7が襷状に張設されてお
り、しかも、各補強線6.6及び7,7の端部同
士及び交点同士が骨線8,9で連結されているた
め、前面網3及び後面網4が全体として効率よく
補強され、その膨出変形が生じにくい。特に前面
網3においては、上記内網5による作用力の分
散、吸収効果と、襷状補強線6,7による補強効
果との相乗効果により、その膨出変形が確実に防
止されることになる。
なお、上記実施例では、胴網2を四角筒状に形
成したものを例示したが、上面部2cを省略した
ものであつてもよく、また、該胴網2を構成する
金網は、上述したような菱形金網に限られるもの
ではなく、溶接金網やエキスパンドメタル金網な
ど任意の金網を使用することができる。
成したものを例示したが、上面部2cを省略した
ものであつてもよく、また、該胴網2を構成する
金網は、上述したような菱形金網に限られるもの
ではなく、溶接金網やエキスパンドメタル金網な
ど任意の金網を使用することができる。
第6図及び第7図は、それぞれ本考案の土留カ
ゴ1の別実施例を示すもので、第6図に示すもの
は、前面網3が後向きに傾斜する台形状のもので
あり、第7図に示すものは、前面網3及び後面網
4共に傾斜する平行四辺形状のものである。これ
らの前面網3の傾斜角度は、作業性や土留効果等
を考慮した場合73度前後が好ましいが、造成する
斜面の傾斜度など、土留カゴの設置状件に応じて
適宜設定される。
ゴ1の別実施例を示すもので、第6図に示すもの
は、前面網3が後向きに傾斜する台形状のもので
あり、第7図に示すものは、前面網3及び後面網
4共に傾斜する平行四辺形状のものである。これ
らの前面網3の傾斜角度は、作業性や土留効果等
を考慮した場合73度前後が好ましいが、造成する
斜面の傾斜度など、土留カゴの設置状件に応じて
適宜設定される。
[考案の効果]
このように本考案によれば、前面網の内側に網
目の小さい内網を配置したので、充填物として土
砂や小さい石礫等を使用することができるばかり
でなく、土圧を内網を介して前面網に作用させる
ことによつて該土圧の分散、吸収を図ることがで
き、しかも、前面網及び後面網の該面にそれぞれ
補強線を襷状に張設すると共に、これらの補強線
同士を骨線で連結したので、前面網及び後面網を
効果的に補強することができ、上記内網による土
圧の分散、吸収効果との相乗効果によつて、前面
網の膨出変形を確実に防止することができる。
目の小さい内網を配置したので、充填物として土
砂や小さい石礫等を使用することができるばかり
でなく、土圧を内網を介して前面網に作用させる
ことによつて該土圧の分散、吸収を図ることがで
き、しかも、前面網及び後面網の該面にそれぞれ
補強線を襷状に張設すると共に、これらの補強線
同士を骨線で連結したので、前面網及び後面網を
効果的に補強することができ、上記内網による土
圧の分散、吸収効果との相乗効果によつて、前面
網の膨出変形を確実に防止することができる。
第1図は本考案に係る土留カゴの分解斜視図、
第2図及び第3図はその組立状態の斜視図及び断
面図、第4図は組立方法の一例を示す要部斜視
図、第5図は土留カゴの使用状態の断面図、第6
図及び第7図はそれぞれ土留カゴの別実施例を示
す側面図である。 1……土留カゴ、2……胴網、2a……底面
部、2b……側面部、3……前面網、4……後面
網、5……内網、6,7……補強線、8,9……
骨線。
第2図及び第3図はその組立状態の斜視図及び断
面図、第4図は組立方法の一例を示す要部斜視
図、第5図は土留カゴの使用状態の断面図、第6
図及び第7図はそれぞれ土留カゴの別実施例を示
す側面図である。 1……土留カゴ、2……胴網、2a……底面
部、2b……側面部、3……前面網、4……後面
網、5……内網、6,7……補強線、8,9……
骨線。
Claims (1)
- 少なくとも底面部及び左右の側面部を有する胴
網と、該胴網に取付けられる前面網及び後面網
と、前面網の内側に配設される網目の小さい内網
とを備え、上記前面網及び後面網の外面にそれぞ
れ補強線を襷状に張設すると共に、前面網及び後
面網における補強線同士を骨線によつて連結した
ことを特徴とする土留カゴ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15934286U JPH0348268Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15934286U JPH0348268Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365744U JPS6365744U (ja) | 1988-04-30 |
JPH0348268Y2 true JPH0348268Y2 (ja) | 1991-10-15 |
Family
ID=31083683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15934286U Expired JPH0348268Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348268Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6944174B2 (ja) * | 2016-11-02 | 2021-10-06 | 株式会社ジオシステム | 擁壁構造体 |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP15934286U patent/JPH0348268Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365744U (ja) | 1988-04-30 |
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