JPH0348042A - チェーンベルト - Google Patents

チェーンベルト

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Publication number
JPH0348042A
JPH0348042A JP17874689A JP17874689A JPH0348042A JP H0348042 A JPH0348042 A JP H0348042A JP 17874689 A JP17874689 A JP 17874689A JP 17874689 A JP17874689 A JP 17874689A JP H0348042 A JPH0348042 A JP H0348042A
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JP
Japan
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chain
block
belt
blocks
pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP17874689A
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English (en)
Inventor
Tomio Okamoto
岡本 富雄
Shigeru Okuwaki
茂 奥脇
Norio Omori
大森 宣男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0348042A publication Critical patent/JPH0348042A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ベルト式無段変速機などに好適に用いられる
チェーンベルトに関し、特に、そのチェーンヘルドに設
けられる■型ブロックの改良に関わるものである。
従来の技術 複数のブーり間に巻き掛けられてそれらの間で動力を伝
達するチェーンベルトの一種に、複数のリンクプレート
がピンによって無端環状に連結されることによりそれぞ
れ構成され、互いに並列した状態で半ピツチずらされた
第1チェーンおよび第2チェーンと、その第1チェーン
および第2チェーンに装着されるとともにプーリの■溝
内で挾圧される複数の■型ブロックとを備えたものがあ
る。そして、このようなチェーンベルトの■型ブロック
として、上記第1チェーンおよび第2チェーンのうちの
一方のチェーンを貫通させ且つその隣接ピン間に位置し
て相対移動不能に係合するとともに前記■溝の一面に接
触する第1部分と、半ピツチずれた他方のチェーンのピ
ン位置においてそのチェーンを相対移動可能に受容する
とともに前記■溝の他面に接触する片持ちの横梁部が形
成された第2部分とから構成されたものがある。かかる
■型ブロックを備えたチェーンベルトにおいては、位相
が半ピツチずらされた第1チェーンおよび第2チェーン
に■型ブロックがそれぞれ交互に装着されていることか
ら、プーリとの間で動力の受は渡しをする■型ブロック
の間隔が半分とされるため、その動力伝達が円滑に行わ
れて振動が抑制されるとともに運転時の騒音が低減され
る。
また、一方のチェーンに装着された■型ブロックがチェ
ーンヘルド幅方向における他方のチェーンの相対移動を
許容するようになっているため、チェーンベルトの組立
てが容易であるなどの利点がある。たとえば、特開昭6
3−170635号公報などに記載されたチェーンベル
トがそれである。
第19図は、かかるチェーンベルトの■型ブロックの一
例であり、ブーりの■溝に接触する摩擦テーパ面3aお
よび3bをその両端に備え、ベルト幅方向に2分する中
心線Cの左右において、第1部分1には一方のチェーン
を貫通させ且つ相対移動不能に係合するための貫通孔4
が形成されているとともに、第2部分2には他方のチェ
ーンを受容するための切欠き部5、および上記摩擦テー
パ面3bを先端に有する片持ちの横梁部6が形成されて
いる。
発明が解決すべき課題 しかし、上記のようなチェーンベルトの■型ブロックは
、その第2部分を構成する片持ちの横梁部の強度が前記
第1部分に比較して十分には得られにくいため、前記プ
ーリのV溝内で挾圧されることにより、その第2部分の
横梁部が破損する可能性が考えられた。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、騒音の少ない組立て容易な前
記形式のチェーンヘルドの耐久性を向上させることにあ
る。
課題を解決するための手段 斯る目的を達成するためには、前記第2部分を有しない
第1部分のみからなるプロ・ンクを第1チェーンおよび
第2チェーンにそれぞれ装着し、それらのブロックをベ
ルト幅方向に当接させて前記V溝内でプーリの挾圧力を
受は止めるようにすればよく、本発明の要旨とするとこ
ろは、複数のリンクプレートがピンによって無端環状に
連結されることによりそれぞれ構成され、互いに並列し
た状態で半ピツチずらされた第1チェーンおよび第2チ
ェーンと、それら第1チェーンおよび第2チェーンに装
着されるとともにプーリの■溝内で挾圧される複数の■
型ブロックとを備え、複数のプーリ間に巻き掛けられて
動力を伝達するチェーンベルトにおいて、前記■型ブロ
ックが、前記第1チェーンおよび第2チェーンにそれぞ
れベルト長手方向の相対移動不能に交互に装着され、ベ
ルト幅方向において直接若しくは間接的に相互に当接す
る第1ブロックと第2ブロックとを含んで構成されてい
ることにある。
なお、上記のうち、「間接的に相互に当接する」とは、
第1ブロックと第2ブロックとの間に別の部材が介在し
た状態で両者が相互に当接することを意味するものであ
る。
作用および発明の効果 このようにすれば、第1ブロックおよび第2フロツクは
、ヘルド幅方向において相互に当接して1つの■型ブロ
ックを構成し、前記プーリのV 2f4内にて挾圧され
ることにより、それらがそれぞれベルト長手方向の相対
移動不能に係合された前記第1チェーンおよび第2チェ
ーンと前記ブーりとの間で動力を伝達する。このため、
第1ブロックおよび第2ブ9ツクには、一方のチェーン
に装着されたブロックが単体で前記プーリの■溝内にて
挾圧力を受は止めるために■溝の他面と接触するように
他方のチェーン側に伸び出る片持ちの横梁部を設ける必
要がなく、そのような横梁部ををする従来のV型ブロッ
クの場合のようにプーリの■溝内にて挾圧されることに
よりその横梁部が破損する可能性があるという問題が解
消されるのである。
この結果、上記のような前記プーリによる挾圧力に十分
耐えうる強度を備えた■型ブロックの構造により、騒音
の少ない組立て容易なチェーンヘルトにそれまで以上の
耐久性を持たせることができるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例のチェーンベルトlOが用
いられた車両用ベルト式無段変速機12を示している。
図において、ベルト式無段変速機12は、互いに平行に
配設された入力軸14および出力軸16と、入力軸14
および出力軸16にそれぞれ取り付けられた有効径が可
変の一対の一次側可変プーリ18および二次側可変プー
リ20と、それら一対の一次側可変プーリ18および二
次側可変ブーIJ20に巻き掛けられたチェーンベルト
10とを備えており、そのチェーンベルト10を介して
動力が伝達されるようになっている。
−次側可変プーリ18および二次側可変プーリ20は、
入力軸14および出力軸16にそれぞれ固定された一次
側固定回転体22および二次側固定回転体24と、入力
軸14および出力軸16に軸方向の移動可能且つ軸まわ
りの回転不能に取りつけられて一次側固定回転体22お
よび二次側固定回転体24との間に環状の■溝をそれぞ
れ形成する一次側可動回転体26および二次側可動回転
体28とから構成されている。それら−次側可動回転体
26および二次側可動回転体28には一次側油圧アクチ
ュエータ30および二次側油圧アクチュエータ32から
推力がそれぞれ付与されており、図示しない制御弁によ
ってその推力の平衡が崩されることによりベルト式無段
変速機12の変速比が変化させられるようになっている
チェーンベルト10は、第2図、第3図、および第4図
に詳しく示すように、互いに並列する一群のリンクプレ
ート34がロッカーピン36によって無端環状にそれぞ
れ連結され、互いに並列した状態で略半ピツチずらされ
た第1チェーン38および第2チェーン40から構成さ
れ、その第1チェーン38および第2チェーン40には
、それぞれのロッカーピン36間において交互に配設さ
れ、第1チェーン38を貫通させる状態でその第1チェ
ーン3日に対してベルト長手方制、すなわち第2図にお
ける上下方向の相対移動不能に係止された第1ブロック
42、および、第2チェーン4oを貫通させる状態でそ
の第2チェーン40に対してベルト長手方向の相対移動
不能に係止された第2ブロック44がそれぞれ装着され
ているとともに、それら第1ブロック42と第2ブロッ
ク44との中間には、第1ブロック42および第2ブロ
ック44にそれぞれ嵌合し、互いに背中合わせの状態で
中間部材46が介在させられている。
また、前記−群のリンクプレート34とともに第1ブロ
ック42または第2プロンク44を貫通して配設され、
ベルト幅方向の両性側にそれぞれ位置するストッパプレ
ート48を備えている。
なお、第3図の2点鎖線は前記可変プーリ18または2
0の■溝の内壁面を示している。
上記リンクプレート34は、第5図に示すように、矩形
板状を成し、両端部に一対のビン嵌合孔50および52
がピッチPだけ隔てて形成されており、このピン嵌合孔
50および52には、チェーン連鎖を構成するためにリ
ンクプレート34が互い違いに配置された状態で、前記
一対の口1.カービン36が一対ずつ挿入される。
また、リンクプレート34には、上記ピン嵌合孔50側
端部においてチェーン38および40の外周側および内
周側へそれぞれ突設された一対の外周側突起54および
内周側突起56が備えられている。前記第2図乃至第4
図からも判るように、第1ブロック42または第2プロ
・ツク44をその一対のビン嵌合孔50および52の中
間に位置させて幅方向に並列させられた複数(本実施例
では3枚)のリンクプレート34の外周側突起54およ
び内周側突起56は、それらブロック42または44を
その両側から挟む状態に配向させられており、その外周
側突起54および内周側突起56が第1ブロック42ま
たは第2プロ・ツク44をロッカーピン36間にそれぞ
れ位置決めすることにより、第1チェーン38と第1プ
ロ・ツク42との間、および、第2チェーン40と第2
プロ・ツク44との間における長手方向の相対移動を阻
止している。すなわち、2枚のリンクプレート34が互
いに反対向きに重ねられたとき、それぞれの外周側突起
54間、および内周側突起56間の距離は・その間に挟
まれる第1ブロック42または第2ブロック44の板厚
寸法に対応しているのである。
なお、第2図においては、理解を容易とするため、上記
ブロックを挟んでいる突起を、当接方向を表す↑印また
は↓印を付して示す。
また、上記内周側突起56は、第1ブロック42および
第2ブロック44が、前記第19図に示されている従来
の■型ブロックのように、それぞれ第2チェーン40側
、および第1チェーン38側に延びる横梁部を有してい
ないことから、チェーンベルト10の同曲時における一
方のチェーン側で突き出している内周側突起56とヘル
ド幅方向に並列した他方のチェーン側のブロックとの干
渉を考慮する必要がないため、形状的な制限を受けるこ
とがな(、十分な強度を備えた大きさとされている。
ロッカービン36は、第6図に示すように、部分円管状
を成して円弧状の断面を備えており、1対のロッカービ
ン36がそれらの外周面にて互いに接触した状態で前記
一対のピン嵌合孔50および52内に挿入され、1本の
ビンとして機能している。前記第5図から明らかなよう
に、リンクプレート34の前記ピン嵌合孔50および5
2の内周縁部のうちリンクプレート34の端部側には、
この一対のロッカービン36のうちの一方の内周面と係
合して一対のロッカービン36の嵌合孔50および52
内での回転を防止する回転ストンバ51および53がそ
れぞれ設けられており、チェーンベルトIOの同曲に伴
って、それらの外周面において相対的に転勤させられ、
これによりその転勤面(外周面)での接点を瞬間中心と
する隣合うリンクプレート相互の屈曲を可能としている
そして、ロッカービン36は、第1フロツク42または
第2ブロック44の貫通孔60内に嵌め入れられた計6
枚のリンクプレート34の板厚の合計よりも長く、且つ
、チェーンベルト10が組み立てられた状態において、
例えば、第1チェーン38側のストッパプレート48と
、第1ブロツ″″嵌合してしゝる中間部材46との間の
距離よりも短い全長1pを備え、ピン嵌合孔50または
52を貫通させられることにより、長手方向に連なるリ
ンクプレート34を互いに連結している。
なお、上記ストッパプレート48は、ロッカービン36
のピン嵌合孔50,52からの抜は出しを防止するため
のものである。
そして、第1ブロック42および第2ブロック44は、
共に同一形状の部材であり、第7図に示すように、チェ
ーンベルト10を幅方向に2分する中心線Cの片方の側
において、−次側可変プーリ18および二次側可変プー
リ20に設けられた■溝の片側の内壁面に接触する摩擦
テーバ面58を一端部に備えるとともに、前記第1チェ
ーン38または第2チェーン40を貫通させる貫通孔6
0が形成されることにより、可変プーリ18および20
の径方向に延びる一対の支柱部62.64と、ベルト幅
方向と平行な方向へ延びる一対の梁部66.68とから
枠状に構成されている。中心線C側の支柱部64には、
前記中間部材46を嵌合させるための嵌合凹部70が形
成されており、また、ベルト外周側の梁部66の中心線
C側の端部には、その中心線を超えて反対側へ突き出し
た突出部72が設けられている。また、この第1フロツ
ク42および第2プロ・ンク44は、リンクプレート3
4のピン嵌合孔50および52の窓間距離(各チェーン
38.40の1ピツチ)Pの2の厚みLに形成されてい
る。
チェーンベルト10の組立状態においては、第1チェー
ン38および第2チェーン40は互いに半ピツチずらさ
れているので、第1チェーン38に取り付けられた第1
ブロック42と第2チェーン40に取り付けられた第2
ブロック44とは、チェーンベルト10の長手方向にお
いて交互に取り付けられている状態となっている。この
状態において前記突出部72は、そのベルト長手方向の
側端面にて互いに当接させられることにより、前記第1
チェーン38と第2チェーン40とのヘルド長手方向で
の相対移動を阻止する機能を有している。
前記中間部材46は、第8図にその斜視図を示すように
、第1ブロック42または第2ブロック44と嵌合する
ための嵌合凹溝74が設けられるとともにチェーンベル
l−10の同曲時における相互干渉を避けるためのテー
パ状の逃げ面76が両側に形成された角形部材である。
上記嵌合凹溝74の幅寸法Wは、前記ブロック42およ
び44の板厚tと略同じ寸法とされており、また、その
溝長さ寸法1cは、第7図に示すブロック42および4
4の嵌合凹部70の長さI!、[lと略同じ寸法とされ
ている。そのため、ブロック42または44との嵌合状
態においては、ベルト長手方向およびプーリ径方向の相
対移動が阻止されることになる。
チェーンベルト10の組立て状態においては、第2図お
よび前記中心!aC付近での断面を示す第9図(第2図
におけるIX−IX断面)からも判るように、前記第1
ブロック42または第2ブロック44とそれぞれ嵌合し
た第1チェーン38例の中間部材46と第2チェーン4
0例の中間部材46とが、それぞれの上記嵌合凹溝74
と反対側の端面にて相互に当接してベルト幅方向の押圧
力を受けるようになっている。したがって、本実施例に
おいては、前記第1チェーン38および第2チェーン4
0にそれぞれ装着された第1ブロック42および第2ブ
ロック44が、それぞれに嵌合した上記中間部材46を
その中間に介在させてベルト幅方向に相互に当接するこ
とにより、一つの■型ブロックを構成している。
また、上記のように第1ブロック42および第2ブロッ
ク44のそれぞれとブーり径方向の相対移動不能に嵌合
した中間部材46は、隣接するブロック42または44
の前記突出部72の内周側端面と当接することにより、
前記第1ブロック42および第2ブロック44間のプー
リ径方向の相対移動量をその隙間分だけの移動範囲内に
制限するようになっている。したがって、本実施例では
この中間部材46と第1ブロック42および第2ブロッ
ク44に設けられた前記突出部72とが径方向移動規制
手段として機能する。
チェーンベルト10は、上述した各構成要素力ら次に説
明するように組み立てられる。
先ず、前記第1ブロック42の貫通孔60内に、その梁
部66が前記リンクプレート34の外周側突起54によ
って挟まれ且つその梁部68が前記内周側突起56によ
って挟まれるように貫通孔60の両側から合計3枚のリ
ンクプレート34を1枚分の間隔をあけて交互に挿入し
、このようにして組まれた一群のリンクプレート34を
他の一群のリンクプレート34と互い違いに差し込み、
その合計6枚のリンクプレート34を板厚方向に縦貫す
るように、ピン嵌合孔50または52を通して一対のロ
ッカーピン36を前記のようにして挿入する。そして、
この工程を繰り返して第1ブロック42を装着しつつリ
ンクプレート34を順次連結するとともに中間部材46
を第1ブロック42の嵌合凹部70に嵌合させることに
より、第1O図の左側に示すように、第1ブロック42
をロッカーピン36間に装着して無端環状に連結され、
且つ中間部材46を摩擦テーパ面58の反対側、すなわ
ち組立て状態におけるヘルド中心線c側に備えた第1チ
ェーン38が構成される。なお、ストッパプレート48
は、上記のリンクプレート34を貫通孔60内に挿入す
る段階で、貫通孔6゜内の支柱部62側に挿入される。
これにより、この状態において、ロッカービン36の前
記摩擦テーパ面5 B 側への移動はストッパプレート
4日により規制されるとともに、ロッカービン36の第
2チェーン40側への移動は前記中間部材46により規
制されて、ロッカービン36の第1チェーン38からの
脱落が防止される。
同様にして、第1O図の右側に示すように、第2ブロッ
ク44を装着し且つ中間部材46を摩擦テーパ面58の
反対側に備えた第2チェーン40が構成される。本実施
例のチェーンベル)10においては、チェーンヘルドを
構成するチェーン列が2本であることから、上記第1チ
ェーン38と第2チェーン40とは実質的には同一のも
のである。
次いで、上記のように構成された第1チェーン38およ
び第2チェーン40を、相互に半ピツチずらし、且つ中
間部材46を備えた側をそれぞれ相手方と向かい合うよ
う第10図の状態に並列させる。そして、第1チェーン
3日および第2チェーン40を互いに接近させて双方の
ブロックの突出部72が互い違いになるように嵌め入れ
、双方の中間部材46を相互に当接させることによりチ
ェーンベルトIOが完成する。
以上のように構成されたチェーンベルト10においては
、第1チェーン38および第2チェーン40にそれぞれ
装着された第1ブロック42および第2ブロック44が
、ベルト幅方向において中間部材46を介して間接的に
相互に当接することにより1つの■型ブロックとして前
記プーリ18または20のV溝内にて挾圧され、外周側
突起54および内周側突起56によってそれぞれ相対移
動不能に係合された前記第1チェーン3日および第2チ
ェーン40と前記プーリ18または20との間で動力を
伝達する。このため、第1ブロック42および第2ブロ
ック44には、一方のチェーンに装着されたブロックが
単体で前記プーリ18または20の■溝内にて挾圧力を
受は止めるためにV溝の他面と接触するように他方のチ
ェーン側に伸び出る片持ちの横梁部を設ける必要がなく
、そのような横梁部を有する従来の■型ブロックの場合
のように、プーリの■溝内にて挾圧されることによりそ
の横梁部が破損する可能性があるという問題が解消され
る。
また、上記横梁部を有しないことから他方のチェーン側
におけるリンクプレート34の内周側突起56との干渉
状態を考慮する必要がなく、その内周側突起56が形状
的な制限を受けることなく充分な強度を備えることがで
きるため、外周側突起54との強度バランスがとれて、
内周側突起56が破損する心配がなくなり、伝達容量の
増大を図ることができる。
また、本実施例のチェーンヘルドlOによれば、第1ブ
ロック42および第2ブロック44がリンクプレート3
4の外周側突起54問および内周側突起56によりピン
位置の中間に位置させられてそれぞれ第1チェーン3日
および第2チエ 740に半ピツチおきに交互に装着さ
れているので、プーリ18または2oとの間での動力の
受は渡しが円滑に行われて振動が抑制されるとともに運
転時の騒音がイ氏滅される。さらに、第1ブつ、7り4
2および第2ブロック44が前記突出部72のベルト長
手方向の側端面にて相互に当接させられているので、第
1チェーン38および第2チェーン40間における半ピ
ツチの位相ずれが一定に保持されて、位相ずれの変動に
起因して生ずるピッチノイズが好適に抑制される利点が
ある。
また、本実施例では、第1ブロック42または第2ブロ
ック44を装着するとともに中間部材46をそれらブロ
ック42.44のベルト中心線C側に備えて無端環状に
連結され、各々の組立てが完了した状態の第1チェーン
38および第2チェーン40を、半ピツチ位相をずらし
た状態で容易に嵌め入れられるので、チェーンベルト1
0の組立てが極めて容易となるのである。
この結果、前記プーリ18または20による挾圧力に充
分耐えうる強度をそれぞれ備えた第1フロツク42、第
2ブロック44、および中間部材46が複合した形態の
■型ブロック構造により、騒音の少ない組立て容易なチ
ェーンヘルドにそれまで以上の耐久性を持たせることが
できるのである。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
第11図および第12図は、チェーンヘルド100の平
面図、および、第11図の刈−■視断面図をそれぞれ示
している。このチェーンヘルド100において、第1チ
ェーン78および第2チェーン80にそれぞれ装着され
た第1ブロック82および第2ブロック84は、前述の
実施例と同様に中間部材86を介して間接的にベルト幅
方向に相互に当接しているが、第13図にも示すように
、ベルト中心線Cを超えて他方のチェーン側に突き出し
、ヘルド長手方向において相互に当接するための突出部
は有していない。そのかわり中間部材86においては、
第14図乃至第16図に示すように、上記第1ブロック
82および第2ブヨ、7り84と嵌合するための嵌合凹
溝74と反対側の当接面が、第1当接面88および第2
当接面9oにより2段に形成されており、ベルト長手方
向に垂直な一対の段部端面92を備えているとともに、
その一対の段部端面92に連続して逃げ面76に平行な
第2の逃げ面94が形成されている。
したがって、チェーンベルト100の組立て状態におい
ては、第1チェーン78または第2チェーン80それぞ
れにベルト長手方向およびプーリ径方向において相対移
動不能に嵌合させられた中間部材86が、その段部端面
92にてベルト長手方向に相互に当接することにより第
1チェーン78および第2チェーン80の半ピツチの位
相のずれが維持されるようになっている。また、中間部
材86のベルト内周側端部には上記当接面88から他方
のチェーン側に突き出した突出部96が設けられており
、他方のチェーンを構成するリンクプレート34の内周
側突起56の端面に当接することにより、プーリ径方向
における第1チェーン78および第2チェーン80の相
対移動量、すなわち、第1ブロック82と第2ブロック
84との相対移動量をその隙間分だけの移動範囲内に制
限するようになっている。本実施例では、上記突出部9
6とリンクプレート34の内周側突起56とが径方向移
動規制手段として機能している。
本実施例においても、第1チェーン78および第2チェ
ーン80にそれぞれ装着された第1ブロック82および
第2ブロック84が、ベルト幅方向において中間部材8
6を介して間接的に相互に当接するとともにそれらのプ
ーリ径方向の相対移動が制限されることにより、前記プ
ーリ18または20の■溝内にて挾圧されて動力を伝達
する1つのV型ブロックとして機能するなどのことから
、前述の実施例と同様の効果が得られる。
次いで、第17図に示すチェーンベルト102において
は、第1チェーン104および第2チェーン106にそ
れぞれ装着された第1ブロック82および第2ブロック
84が、それら第1ブロック82または第2ブロック8
4のうちの一方と嵌合してそれらの中間に介在させられ
た中間部材108を介して、ベルト幅方向において間接
的に相互に当接させられている。
上記中間部材108は、第18図にその斜視図を示すよ
うに、前述の実施例と同様の嵌合凹溝74および逃げ面
76と、嵌合凹溝74の反対側にある一対の当接面11
0と、他方のチェーン側のブロック間に嵌合する凸部1
12と、ベルト外周側端面における長手方向両端部の逃
げ面114、および前記凸部112の段部端面116に
連続する逃げ面118が形成されている。
この中間部材108は、チェーンベルト1020組立て
状態において、互い違いに位置する前記第1ブロック8
2と第2ブロック84との間において、ロッカーピン3
6の3ピツチに2つの割合で交互に装着されている。第
1ブロック82と嵌合している場合は、その当接面11
0にて直接2つの第2ブロック84の嵌合凹部70と当
接すると同時にその2つの第2ブロック84間に前記凸
部112が嵌め入れられており、また、第2ブロック8
4と嵌合している場合は、その当接面110にて直接2
つの第1ブロック82の嵌合凹部70と当接すると同時
にその2つの第1プロンク82間に前記凸部112が嵌
め入れられている。なお、チェーンベルl−102の同
曲状態においては、ベルト長手方向に連結されたリンク
プレート34相互の屈曲に伴って当接に関与する3つの
ブロック間に相対角度が生じるが、その際の干渉を防ぐ
ために前記逃げ面114および逃げ面118が設けられ
ているのである。
このように構成された本実施例のチェーンベルト102
においては、ブロック間に介在する中間部材の数が1つ
であり、その1つの中間部材108と3つのブロックと
の嵌合および当接により、第1ブロック82および第2
ブロック84がヘルド幅方向において間接的に相互に当
接して1つの■型ブロックとして機能する。また、第1
ブロック82または第2ブロック84の支柱部64の側
面と中間部材108の段部端面116とがベルト長手方
向において当接することにより、第1チェーン104と
第2チェーン106とのベルト長手方向における相対移
動が阻止されて双方のチェーンの半ピツチの位相のずれ
が維持される。また、第1ブロック82および第2プロ
・ツク84の嵌合凹部70のベルト内周側端面120お
よび外周側端面122(第13図参照)が中間部材10
8の内周側端面124および逃げ面114に当接するこ
とにより、第1チェーン104と第2チェーン106と
のプーリ径方向における相対移動量、すなわち、第1ブ
ロック82と第2プロ・ツク84との相対移動量がその
隙間骨だけの移動範囲内に制限されるようになっている
。本実施例では、上記中間部材108の内周側端面12
4および逃げ面114に当接する前記嵌合凹部70の内
周側端面120および外周側端面122が径方向移動規
制手段として機能している。
このため、本実施例においても、第1チェーン104お
よび第2チェーン106にそれぞれ装着された第1ブロ
ック82および第2プロ・ツク84がベルト幅方向にお
いて中間部材108を介して間接的に相互に当接すると
ともにそれらのプーリ径方向の相対移動が制限されるこ
とによって前記プーリ18または20の挾圧力を受は止
めるV型ブロックとして機能するなどのことから、前述
の実施例と同様の効果が得られるが、加えて、上記した
ように、中間部材108の部品点数を前述の各実施例の
場合よりも少なくすることができる利点がある。
以上、本発明のm−実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、本発明はその他の態様においても適用され得る
たとえば、前述の各実施例においては、前記第1ブロッ
ク42.82および第2ブロック4484がそれぞれ中
間部材46.86または108を介して間接的に当接す
るように構成されていたが、それら当接するための部材
が一体に形成されたブロックにより、直接的に当接する
ように構成されてもよい。
また、前述の各実施例においては、第1チェーン38,
78,104と第2チェーン40,80゜106とのそ
れぞれにおけるブーり径方向の相対移動量を制限する手
段として、中間部材46に当接する突出部72、内周側
突起56に当接する突出部96、中間部材108の内周
側端面124および逃げ面114に当接する嵌合凹部7
0の内周側端面120および外周側端面122がそれぞ
れ設けられていたが、それらに替えて、例えば、ロッカ
ーピンとブロックに設けられたビン嵌合孔とがプーリ径
方向に当接する組合せ、または、リンクプレートの外周
側突起と他方のブロックの外周側に設けられた突出部と
がプーリ径方向に当接する組合せなどによって径方向移
動規制手段が構成されてもよい。
また、前述の各実施例においては、第1チェーン38,
78,104と第2チェーン40,80゜106とのそ
れぞれにおけるベルト長手方向の相対移動を阻止する手
段として、相互に当接する突出部72、前記相互に当接
する段部端面92、隣接するブロックに当接する段部端
面116がそれぞれ設けられていたが、それらに替えて
、例えば、ロッカーピンとブロックに設けられたビン嵌
合孔とがヘルド長手方向に当接する組合せ、または、リ
ンクプレートの外周側突起と他方のプロ・ツクに設けら
れた突出部とかヘルド長手方向に当接する組合せなどに
よって長手方向の移動が阻止されるようになっていても
よい。
また、前述の各実施例における前記第1ブロック42.
82および第2ブロック44.84と前記中間部材46
.86または108との嵌合においては、嵌合凹部70
と嵌合凹溝74とによりヘルド幅方向以外の相対移動が
不能とされていたが、例えば、軸嵌合形式に構成される
ことにより、ベルト幅方向に平行な軸まわりの相対回動
が許容される状態に嵌合されていてもよい。また、前記
中間部材46,86.および108は、それらの有する
嵌合凹溝74や当接面がベルト幅方向に対して垂直な平
面であったが、必ずしも平面である必要はなく、ベルト
幅方向の力を受は止められるように形成されていればよ
いのである。
また、前述の各実施例におけるリンクプレート34には
一対の外周側突起54および内周側突起56が設けられ
ていたが、突起が外周側および内周側の何れか一方のみ
に設けられたリンクプレートやその何れにも突起を存し
ないリンクプレートが用いられてもよく、それら形状の
異なる複数種類のリンクプレートが組み合わせて用いら
れてもよい。例えば、前記チェーンベルト100におい
て、中間部材86に近い側の2枚のリンクプレートに内
周側突起の設けられていないリンクプレートを用いても
よく、この場合には、突出部96の位置をより外周側に
設定することができ、中間部材86およびブロック82
.84のプーリ径方向の寸法を短くすることが可能とな
る。
また、前述の各実施例においては、第1ブロック42.
82および第2ブロック44.84がそれぞれロッカー
ビン36の中間位置に装着されていたが、ピンと同じ位
置に装着されていてもよく、スペーサなどが併せて装着
されていても差し支えない。
また、前述の各実施例においては、ベルト長手方向にリ
ンクプレート34を連結するために、前記ビン嵌合孔5
0および52内に一対のロッカーピン36がそれぞれ嵌
め入れられていたが、円柱状の1本のピンが嵌め入れら
れていてもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を含む無段変速機の構成を説
明する図である。第2図、第3図、および第4図は、本
発明の一実施例のチェーンベルトを示す図であり、第2
図はその平面図、第4図は一部を切り欠いて示す正面図
、第3図はそれら第2図および第4図のI[l−111
視断面図である。第5図は第2図の実施例のリンクプレ
ートを示す図である。第6図は、第2図の実施例のピン
を示す斜視図である。第7図は、第2図の実施例のブロ
ックを示す正面図である。第8図は、第2図の実施例の
中間部材を示す斜視図である。第9図は、第2図のIX
−IX視断面を示す図である。第10図は、第2図の実
施例の組立て方法を説明するための図である。第11図
および第12図は、本発明の他の実施例におけるチェー
ンベルトの平面図および刈−■断面を示す図であり、そ
れぞれ第2図および第3図に相当する図である。第13
図は、第11図の実施例のブロックを示す正面図であり
、第7図に相当する図である。第14図、第15図、お
よび第16図は、第11図の実施例の中間部材を示す平
面図、正面図、および斜視図である。第17図は、本発
明の他の実施例におけるチェーンベルトの平面図を示す
図であり、第2図に相当する図である。第18図は、第
17図の実施例の中間部材を示す図であり、第8図に相
当する図である。第19図は、従来のチェーンベルトの
■型ブロックの一例を示す図であり、第7図に相当する
図である。 34:リンクプレート 36;ロッカーピン 38.7B、104:第1チェーン 40.80.106:第2チェーン 42.82:第1ブロック 44.84:第2ブロック 46.86.108:中間部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数のリンクプレートがピンによって無端環状に連結さ
    れることによりそれぞれ構成され、互いに並列した状態
    で半ピッチずらされた第1チェーンおよび第2チェーン
    と、該第1チェーンおよび第2チェーンに装着されると
    ともにプーリのV溝内で挾圧される複数のV型ブロック
    とを備え、複数のプーリ間に巻き掛けられて動力を伝達
    するチェーンベルトにおいて、 前記V型ブロックが、前記第1チェーンおよび第2チェ
    ーンにそれぞれベルト長手方向の相対移動不能に交互に
    装着され、ベルト幅方向において直接若しくは間接的に
    相互に当接する第1ブロックと第2ブロックとを含んで
    構成されていることを特徴とするチェーンベルト。
JP17874689A 1989-07-11 1989-07-11 チェーンベルト Pending JPH0348042A (ja)

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