JPH0348018Y2 - - Google Patents

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JPH0348018Y2
JPH0348018Y2 JP1984195443U JP19544384U JPH0348018Y2 JP H0348018 Y2 JPH0348018 Y2 JP H0348018Y2 JP 1984195443 U JP1984195443 U JP 1984195443U JP 19544384 U JP19544384 U JP 19544384U JP H0348018 Y2 JPH0348018 Y2 JP H0348018Y2
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JP
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case
bottom wall
recess
instruments
present
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JP1984195443U
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、計器類を構成する電子部品、機械部
品等を内部に収納する計器類のケースに関するも
のである。 〔従来の技術〕 この種のケースは軽量化、小型化を目的として
近年ますます薄肉構造とされてきている。 例えば自動車の計器を収納するケースは複数の
計器をまとめて収納するコンビネーシヨン型が増
加し、これらのケースでは断面が略U字状の底が
浅く偏平な形状の合成樹脂の一体成形品が用いら
れている。 第9図乃至第12図はこの種のケースの全体形
状及び底壁の断面構造を示すものである。第9図
の平面図、第10図の断面図からわかるように、
ケース1は断面略U字状の底の浅い偏平な鍋形形
状であつて、この内部には指針、指針軸、文字板
等を備えた内機などの部品が収納されるが、これ
らはほぼ全て面積の大なる底壁1a上に取付けら
れて支持される。ケース1の肉厚は軽量化のため
にできるだけ薄く形成されており、従来では第1
1図、第12図に示す如く碁板目状のリブ2を底
壁1aの上側に形成することによつて曲げ荷重に
対する強度を得るようにしていた。 しかし乍ら、上記断面構造にあつても底壁の強
度は不十分であり、更に強度を向上させようとす
れば、リブ2の数を増加するか、材料自体に高価
なものを用いる以外になく、リブの数の増加は重
量の増加の割に強度アツプにはならず、材料の変
更は直接コストアツプにつながるもので採用し難
い。 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、重
量を増加させることなく底壁の強度を向上させた
計器類のケースの提供を目的としている。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 上記目的を達成するため本考案により成された
計器類のケースは、計器類を構成する電子部品、
機械部品等を内部に収納する計器類のケースにお
いて、収納した前記電子部品、機械部品等を取り
付けるための底壁に、その外面に沿つて間隔をお
いて外凹部を形成すると共に、前記外凹部によつ
て囲まれる部位にその内面から内凹部を形成した
ことを特徴としている。 以上の構成により、底壁の各部には、外凹部の
底板を水平部材とし、その両端を隣接する内凹部
との間の隔壁からなる鉛直部材によつて支えたフ
レーム構造が形成されるようになり、従来例と同
じ材料使用量で曲げ荷重に対する強度の増大が図
られている。 〔実施例〕 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図は実施例のケース底壁の斜視図、第
2図はその断面図である。 図からわかるように、ケース1内に収容した計
器類を構成する電子部品、機械部品等を取り付け
るための底壁1aには、その外面に沿つて一定の
間隔をおいて多数の外凹部11が形成され、これ
らの外凹部11によつて囲まれる部位にその内面
から内凹部12が形成されている。 この構造によつて、底壁1aの各部には、第2
図の断面図から明らかなように、外凹部11の底
壁1aからなる水平部材の両端が隣接する内凹部
12との間の隔壁13からなる鉛直部材によつて
支えられたフレーム構造が形成されていると見な
すことができる。 上記構造を従来構造と比較すると以下のように
考えることができる。 即ち、第3図は従来構造aと本考案の構造bを
模式化して表わしたもので、これらの構造物の両
端を支持し中央部にPなる荷重を与えた際のたわ
み量の大小が強度を示すものと考える。 今、隔壁13間の間隔を従来にもののリブ2間
の距離に等しいl、隔壁13の高さを従来のもの
のリブ2の高さに等しいhとすると共に、便宜上
h=lとすると、従来構造では第4図aの如く一
点集中荷重型となるから、たわみ量YAは、 YAnax=P(3l)2/48EIZ=9Pl3/16EIZ ……(1) 但し、IZは断面2次モーメント、Eは縦弾性係
数である。 一方本考案の構造は、第4図bの如く中央部に
荷重Pがかかることとなるから、これは第4図
c,dの如く分割して考えることができる。ただ
し、全体のたわみ量YB=Y1+Y2である。従つて
第4図cの場合は、 Y1nax=Fl3/3EIZ ……(2) であり、第4図dの場合は、底板11aおよび両
端の隔壁13に働く曲げ作用は、底板11aの両
端及び隔壁13の上端に作用する下式で表される
偶力Mに基づいて求められる。 M=Pl/8(1+2/3・h/l) ……(3) であつて、EIZ・dZY/dX2=−M ……(4) であるから、(3)式を(4)式に代入すると、 d2Y/dX2=−3Pl2/8(3l+2h)EIZ となる。 従つて、dY/dX=−3Pl2/8(3l+2h)EIZX+C0 となる。X=l/2のときdY/dx=0となるため、 C0=3Pl3/16(3l+2h)EIZ が得られ、 Y=−3Pl2/16(3l+2h)EIZX2 +3Pl3/16EIZ(3l+2h)X+C1 ここで、X=0、Y=0のときC1=0である。 Yの最大はX=l/2のときであるから、 Ynax=−3Pl4+6Pl4/64(3l+2h)EIZ =3Pl4/64(3l+2h)EIZ h=lとすれば、 Y2=3Pl3/320EIZ ……(5) となる。従つて、全体のたわみ量YBは YB=Y1+Y2=Pl3/3EIZ+3Pl3/320EIZ =329Pl3/960EIZ となる。そこで、従来構造の場合のたわみ量YA
と本考案のたわみ量YBとを比較すると、 |YA|/|YB|=640/329=1.94 となるから、従来構造は本考案構造に比べたわみ
易いことがわかる。 尚この点を実験によつて確認した結果が下記の
表に示されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ケースの
底壁の各部に、外凹部の底板を水平部材とし、そ
の両端を隣接する内凹部との間の隔壁からなる鉛
直部材によつて支えたフレーム構造が形成される
ようになつているので、重量を増加させることな
く、ケース底壁の薄型化や軽量化を図りつつその
強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図は実施
例の断面図、第3図は従来及び本考案の構造を模
式化して示したもので、aは従来構造、bは本考
案構造である。第4図は従来構造と本考案構造と
の曲げ強度を計算するための説明図で、aは従来
構造の場合、b,c,dは本考案の場合を示す。
第5図、第6図は本考案の変形構造例をそれぞれ
示す断面図、第7図及び第8図は本考案によるケ
ースのより具体的な例を示す平面図及び断面図、
第9図はケース本体の平面図、第10図はケース
の断面図、第11図は従来例の底壁斜視図、第1
2図は従来例の底壁断面図である。 1……ケース、1a……底壁、11……外凹
部、11a……底板、12……内凹部、13……
隔壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 計器類を構成する電子部品、機械部品等を内部
    に収納する計器類のケースにおいて、 収納した前記電子部品、機械部品等を取り付け
    るための底壁に、その外面に沿つて間隔をおいて
    外凹部を形成すると共に、前記外凹部によつて囲
    まれる部位にその内面から内凹部を形成したこと
    を特徴とする計器類のケース。
JP1984195443U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0348018Y2 (ja)

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JP1984195443U JPH0348018Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JP1984195443U JPH0348018Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JPS61110515U JPS61110515U (ja) 1986-07-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5951040A (ja) * 1982-09-07 1984-03-24 凸版印刷株式会社 成形シートの製造方法

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JPS61110515U (ja) 1986-07-12

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