JPH0347664Y2 - - Google Patents

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JPH0347664Y2
JPH0347664Y2 JP15593085U JP15593085U JPH0347664Y2 JP H0347664 Y2 JPH0347664 Y2 JP H0347664Y2 JP 15593085 U JP15593085 U JP 15593085U JP 15593085 U JP15593085 U JP 15593085U JP H0347664 Y2 JPH0347664 Y2 JP H0347664Y2
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door
closing plate
fire
closing
doors
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、煙又は熱感知機の作動により壁面に設
けた収納部から自動的に回動し、通路の閉鎖を行
なう両開き防火扉の改良に係るものである。
従来の技術とその問題点 一定以上の面積を持つた健物では、防火又は延
焼防止の目的において出入口廊下等に防火扉の設
置が義務づけられている。以上の防火扉におい
て、広い出入口又は廊下等に設置される防火扉の
場合は、両扉の召合部の完全閉鎖が重要な問題と
なり、これが完全に行なわれない場合には防火効
果が大巾に減殺されるので、建築基準法で完全閉
鎖が行なわれるよう構造が定められている。
而して従来においても、下記に例示する如く法
の規制は一応充足する防火扉が提案され、実用に
供されているが尚全てを満足するものではない。
第4図に示した従来例は、双方の扉102,1
03の召合部端面に、互いに反対方向に向いたL
字形(一方は逆L字形)の閉鎖面107,107
aを設け、この閉鎖面107,107aを圧接す
ることにより完全な閉鎖が得られるようにしてお
り、一見極めて合理的な構成であるかの如くに見
られる。然しながらこの実施例は図面から明らか
なように、必ず扉102が先に閉じられ次いで扉
103が閉じられない場合には完全な閉鎖は得ら
れず、この従来例では両扉102,103の閉鎖
順位を制御する制御機構を必要とする。
防火扉の使用頻度は極めて小さく、むしろ一度
も使用されないのが大部分であり、従つて防火扉
は設置後長期間放置され、保守管理が充分に行な
われないのが実情である。この間に制御機構は、
錆や埃による作動不良等故障発生のおそれがあり
信頼性に欠ける欠点がある。以上の如くであるか
ら防火扉は制御機構等を使用することなく簡単な
構成で、左右の扉が閉じられる順位に関係なく、
召合部の完全閉鎖が得られるものでなくてはなら
ない。
次に述べる実公昭58−14231号は、上記した第
1の実施例の欠点は一応除かれているが、次の如
き欠点を有しており尚満足し得るものではない。
この従来技術は第5図に示すように、左右両側の
扉102,103のいずれか一方の外側を延長し
て召合部207,207aとし、この召合部20
7,207aを重合させて完全な閉鎖を得るよう
になつている。以上の如くであるからこの従来例
は、左右いずれの扉102,103が先に閉じて
も目的を達し、この点において上記第1従来例の
欠点は除かれている。然しながらこの従来技術は
第5図から明らかなように、先に閉じられた扉1
02の召合部207に後で閉じて来た扉103の
召合部207aが重合するのであるから、重合部
分全体が密接するのではなく、A点において点
(線)接触しその他の部分は斜状に召合部207
を掩つているにすぎず、高温になつてわずかな変
形が生じてもこの部分から火が入り、急速に他に
波及して防火の目的を達し得ず、又構造上重合部
分を長く出来ないのが上記の欠点を助長する。
問題点を解決するための手段 本願は上記した従来技術の欠点を改良したもの
で、両開き扉のいずれか一方の扉の召合部に、他
方の扉側に向つて突出し、制限されたある一定範
囲の回動運動を行なうようにして閉鎖を枢着し、
他方の扉の召合部には閉鎖板の回動角度に対応す
る二面の閉鎖面を設け、該閉鎖面に閉鎖板を圧接
させて召合部の閉鎖を行なうことにより、上記従
来装置の欠点を除いたものである。
実施例 次に本願を、実施例を示す図面によつて詳細に
説明する。第3図において1は、左右双方の扉
2,3によつて構成されている防火扉で、通常の
場合に相対する壁面4に設けられた収納部5に、
仮想線で示すように収納され通路6を開放してい
る。火災発生により煙又は熱感知器が作動する
と、その指令により双方の扉2,3が回動し通路
6を閉ざすものであるが、これ等一連の動作は全
て従来と同様であるからその詳細は省略する。
以上の如くにおいて、本願実施例は以下の如く
にして召合部の閉鎖を行なう。第1図において7
は閉鎖板で、左側の扉2の召合部2a内に扉2の
上下全体に亘るように取付けられた枢軸8に、套
管9を介して回動自在に枢着され、召合部2aの
側端面に設けた回動長孔10から、右側の扉3に
向つて突出している。而して閉鎖板7の上下即ち
床面側と天井側の端面は、第2図に示す(天井側
省略)ように扉2の厚tに相当し、かつ後記する
所定の回動を許容する範囲の長さで切欠11が設
けられ、閉鎖した際の間〓が可及的に小となるよ
うになされている。
回動長孔10は上記から明らかなように、召合
部2a側端面の上下全長に亘つて設けられてい
る。而してその開口巾は、枢軸8の中心線Lから
正逆(第1図において上下)方向に等間隔に開口
し、かつその端辺は、枢軸8の中心Sを指向する
如くに折り曲げられ圧接片12,13となされて
いる。従つて閉鎖板7は、中心線Lから上下方向
に等角度の回動を行ない、圧接片12又は13に
圧接して回動が制される。又図中14は、枢軸8
を囲むようにして召合部2a内部に設けた隔板
で、該隔板14は閉鎖板7の回動方向によつて扉
2内に火が入るような状態で閉鎖した場合に、隔
板14によつて火を遮ぎり内部全体に及ぶのを防
止し、かつ召合部2aの補強を行なう。
最後に、他方の即ち右側の扉3について説明す
る。右側の扉3の召合部3aの端面は、その両外
側が台形状に折り曲げられて二面の閉鎖面15,
16が構成され、而して閉鎖面15,16の折り
曲げ角度は、上記した閉鎖板7の回動角度と一致
するように設定されており、閉鎖面15,16の
裏側には補強板17が取付けられている。
火災が発生し煙又は熱感知器が作動するとその
指令により、収納部5に収納されている左右双方
の扉2,3は、第3図に示すように回動して通路
6を遮断する。而して閉鎖板7は上記したように
制限された一定の範囲内で回動自在に枢着されて
いるので、左右の扉2,3の回動順位に関係なく
例え両者が同時に回動し、又閉鎖板7が回動長孔
10のいずれの位置に停止している場合でも、閉
鎖板7は必ずいずれか一方の閉鎖面15,16と
圧接面12,13とに圧接し、召合部2a,3a
間を閉鎖する。而して閉鎖面15,16と圧接面
12,13との傾斜角度は前記の如くであるか
ら、夫々の圧接している面は間〓が生ずることな
く全面に亘つて密に圧接することと、圧接する面
積が広くなるような構成であるから、高温になつ
た場合でも容易に変形することなく、効果的な閉
鎖が行なわれる。又第1図に示すように、閉鎖板
7が閉鎖面15に圧接して閉鎖を行ない、閉鎖し
た側と反対の閉鎖面16側が発火点の場合は、火
は回動長孔10より召合部2aの内側に入り込む
が、隔板14によつて扉2全体に及ぶのが防止さ
れ防火効果を低下させることがない。
考案の効果 本願は以上において詳記したように、極めて簡
単な構成により、故障、誤作動の発生もなく確実
な閉鎖が行ない得るばかりでなく、防火効果も大
である等、従来装置の欠点を除いた有用なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願実施例を示し、第1図は第3図の部
分拡大横断面図、第2図は第1図の部分縦断面
図、第3図は平面図、第4図、第5図は従来例を
示すものである。 1……防火扉、2,3……扉、2a,3a……
召合部、7……閉鎖板、10……回動長孔、1
2,13……圧接面、15,16……閉鎖面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 煙又は熱感知器からの指令により、相対する
    壁面の収納部に収納された扉が自動的に回動
    し、双方の扉の召合部が当接して通路を閉鎖す
    る両開き防火扉において、一方の扉の召合部
    に、他方の扉側に向つて突出するようにして閉
    鎖板を枢着するとともに、該閉鎖板を、枢支点
    を中心として正逆方向に所定角度の回動を行な
    う如くになし、又他方の扉の召合部に、上記閉
    鎖板の正逆方向の回動角度に対応する、斜状の
    閉鎖面を設けてなる両開き防火扉。 2 閉鎖板の回動角度は、枢支点を中心として正
    逆方向に等角度とした実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の両開き防火扉。
JP15593085U 1985-10-12 1985-10-12 Expired JPH0347664Y2 (ja)

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JP15593085U JPH0347664Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

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JP15593085U JPH0347664Y2 (ja) 1985-10-12 1985-10-12

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JPS6264564U JPS6264564U (ja) 1987-04-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6081012B1 (ja) * 2016-08-29 2017-02-15 株式会社日鋼サッシュ製作所 防火扉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5697498B2 (ja) * 2011-03-14 2015-04-08 文化シヤッター株式会社 開閉体装置
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JPS6264564U (ja) 1987-04-22

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