JPH0347189A - 抗菌性化合物 - Google Patents

抗菌性化合物

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JPH0347189A
JPH0347189A JP2169780A JP16978090A JPH0347189A JP H0347189 A JPH0347189 A JP H0347189A JP 2169780 A JP2169780 A JP 2169780A JP 16978090 A JP16978090 A JP 16978090A JP H0347189 A JPH0347189 A JP H0347189A
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Akio Miyake
三宅 昭夫
Masahiro Kondo
近藤 正煕
Masahiko Fujino
藤野 政彦
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 東!上辺月月分! 本発明は優れた抗菌作用を有する新規な抗菌性化合物お
よびその製造法ならびに医薬組成物に関するものである
従来の技術 従来より、3位に第4級アンモニウムメチル基、7位に
2−(2−アミノチアゾール−4−イル)2−ヒドロキ
シ(または置換ヒドロキシ)イミノアセトアミド基を合
わせ持つセフェム化合物またはその誘導体は種々合成さ
れ、特許出願されている[たとえば日本国公開特許公報
昭53−34795、同昭54−9296.同昭54−
135792゜同昭54−154786.同昭55−1
49289、同昭57−56485.同昭57−192
394、同昭58−159498など]が、3位の第4
級アンモニウムメチル基が含窒素芳香族複素環に由来す
るものとしては単環性のピリジニウム基もしくはその環
上に置換基を有するものがほとんどで、本発明の2.3
−位または3.4−位で縮合環を形成するイミダゾリウ
ム−1−イル基を有する化合物については合成はおろか
、出願明細書における開示も全くなされていない。
発明が 決しようとする課題 セフェム系抗生物質は人および動物の病原性細菌により
生ずる疾病の治療に広く使用されており、たとえばペニ
シリン系抗生物質に抵抗性を示す細菌に起因する疾病の
治療およびペニシリン感受性患者の治療に特に有用であ
る。その場合ダラム陽性菌およびダラム陰性閑の両者に
対して活性を示すセフェム系抗生物質を用いることが望
ましく、この理由から広い抗菌スペクトルを持つセフェ
ム系抗生物質の研究が盛んに行なわれてきた。長期にわ
たる研究の結果、セフェム環の7位に2−(2−アミノ
チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシ(または置換
ヒドロキシ)イミノアセトアミド基や含窒素複素環アミ
ノ基などを導入するとダラム陽性菌およびダラム陰性閑
の両者に活性を示すようになることが発見され、いわゆ
る第3世代セファロスポリン系化合物の開発へとつなが
った。現在、数種の第3世代セファロスポリン系化合物
がすでに市販されている。これら第3世代セファロスポ
リン系抗生物質のもうひとつの特徴は、かつてペニシリ
ンにおいて経験されたと同様の耐性菌、いわゆるセファ
ロスポリン耐性菌に対しても活性を示した点である。す
なわち既知のセファロスポリン類に耐性を示した一部の
エシェリヒア・コリ菌、一部のシトロバクタ−属および
大部分のインドール陽性のプロテウス属、エンテロバク
タ−属、セラチア属あるいはシュウトモナス属などに分
類される病原性細菌に対しても臨床的に使用が可能な程
度の抗菌力を発現した。しかしながら、第3世代のセフ
ァロスポリン化合物は例えばシュードモナス属に対する
抗菌作用が十分でなく、必ずしも満足すべきものとはい
えない。
課題を解決するための手段 本発明は一般式 [式中、R’は保護されていてもよいアミン基を、R3
は水素原子または置換されていてもよい炭化水素残基を
、ZttS、S →0.O*たにICH,を、R4は水
素原子、メトキシ基またはホルムアミド基をRI3は水
素原子、メチル基、水酸基または)10ゲン原子を、A
eは置換されていてもよい2,3位または3,4−位で
縮合環を形成するイミダゾリウム−1−イル基を、それ
ぞれ示す]で表わされる化合物またはその薬理学的に受
容される塩もしくはエステル(但し、7β−[2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3〜イル)−
2(Z)−メトキシイミノアセトアミド]−3−[(イ
ミダゾ[1,2−b]ピリダジニウム−1−イル)メチ
ル、]−]3−セフェム〜4−カルボキシレーまたはそ
の薬理学的に受容される塩は除く)に関する。すなわち
本発明の抗菌性化合物は一般式[1]で表わされるセフ
ェム化合物(Z=S、S→0)またはそのオキサ体(2
=0)、カルバ体(Z=CH,)である。
本明細書におけるセフェム化合物は「ザ・ジャーナル・
オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ」第8
4巻、3400頁(1962年)に記載されている「セ
ファム」に基づいて命名された化合物群であり、セフェ
ム化合物はセファム化合物のうち3,4−位に二重結合
を有する化合物を意味する。
なお、本発明の化合物は遊離形を表わしている一般式[
1コの化合物、その塩およびエステルを含む。以下本願
明細書においては、特別の場合を除き、遊離形を表わし
ている一般式[1]の化合物、その塩およびエステルを
単に、化合物[I]、抗菌化合物[11あるいは一般式
[1]で表わされる化合物とのみ略称する。従って本願
明細書の一般式[1]は通常、遊離形のみならずその塩
およびエステルが含まれるものとする。このことは、一
般式[I]のみならず、一般式[ド]、 [111,[
V ]、 [■″]。
[IX]、 [X ]、 [X’]についても同様であ
る。
一般式[XII]、RbOHについては、通常は式はそ
の塩およびその反応性誘導体を含むものとする。
なお一般式A′については通常その塩を含むものとする
従来の技術の項で述べたように3位に第4級アンモニウ
ムメチル基、7位にアミノチアゾリルオキシイミノアセ
トアミド類や含窒素複素環アミノ基などをあわせ持つセ
フェム化合物およびそのオキサ体、カルバ体がさらに優
れた抗菌作用と独特な抗菌スペクトルを有することが次
第に明らかになってきた。3位の第4級アンモニウムメ
チル基が含窒素芳香族複素環に由来する化合物がすでに
多数合成されて特許出願されているが、それらの複素環
は単環性のピリジニウム基もしくはその環上に置換基を
有するものがほとんどで、本発明の2.3−位または3
,4−位で縮合環を形成するイミダゾリウム−1−イル
基を有する化合物については全く合成が行なわれていな
い。本発明者らはこのような化学構造上の特徴を持つ一
般式[I]で表わされる化合物を合成することに成功す
るとともに、それらの化合物の抗菌活性と抗菌スペクト
ルを調べた結果、化合物[11またはその薬理学的に受
容される塩もしくはエステルが各種の細菌に対して強い
抗菌作用を示すこと、特に前述のセファロスポリン耐性
菌に対する強い抗菌作用を有すること、シュウトモナス
属の菌に対して特異な抗菌力を示すことなどを見出して
本発明を完成した。
っぎに本明細書において使用する基名、記号について述
べる。特にことわりのない限り、本明細書における各基
名および各記号の意味は下記のとおりである。
「アルキル基」は直鎖状または分枝状の炭素数1〜6の
低級アルキル基(以後、rc 、、アルキル基」と略す
こともある)が好ましく、たとえばメチル。
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、 5ec−ブチル、 tert−ブチル、n
−ペンチル、n−ヘキシルなどがあげられる。
「アルケニル基」は直鎖状または分枝状の炭素数2〜6
の低級アルケニル基(以後、rc、−、アルケニル基J
と略すこともある)が好ましく、たとえばビニル、アリ
ル、l−プロペニル、イソプロペニル。
1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、メタリル
、1.1−ジメチルアリルなどがあげられる。
「アルキニル基」は直鎖状または分枝状の炭素数2〜6
の低級アルキニル基(以後、[C1−。アルキニル基」
と略すこともある)が好ましく、たとえばエチニル、l
−プロピニル、プロパルギルナト75< アげられる。
「シクロアルキル基」は炭素数3〜1oからなる3〜7
員脂環状炭化水素基(以後、rc、、、シクロアルキル
基」と略すこともある)が好ましく、たとえばシクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロへブチル、ノルボルニル、アダマンチルなど
があげられる。
「シクロアルケニル基」は二重結合を1〜2個有する5
〜6員脂環状炭化水素基(以後、rc s+sシクロア
ルケニル基」と略すこともある)が好ましく、たとえば
シクロペンテニル、シクロペンタジェニル、シクロへキ
セニル、シクロへキサジェニルなどがあげられる。
「アリール基」は炭素数6〜10の芳香族炭化水素基(
以後、「C6−10アリール基」と略すこともある)が
好ましく、たとえばフェニル、α−ナフチル。
β−ナフチル、ビフェニリルなどがあげられる。
「アラルキル基」は炭素数7〜12の芳香族置換アルキ
ル基(以後、[C?−1tアラルキル基」と略すことも
ある)が好ましく、たとえばベンジル、1−フェニルエ
チル、2−フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフチ
ルメチルなどがあげられる。なお、C7−1!アラルキ
ル基と下記のジCa−+oアリールメチル基、トリC,
−1゜了り−ルーメチル基とをあわせてrc7−、、ア
ラルキル基」と記す場合もある。
[ジアリールメチル基」は上記の08−3゜アリール基
が2個置換したメチル基(以後、[ジCo−+o7’)
−ルーメチル基」と略すこともある)を意味し、たとえ
ばベンズヒドリルなどがあげられる。
「トリアリールメチル基」は上記のC6−、oアリール
基が3個置換したメチル基(以後、「トリCo−t。
アリール−メチル基」と斃すこともある)を意味し、た
とえばトリチルなどがあげられる。
「アリールメチレン基」のアリール基は上記のC、□。
アリール基がよく、したがって以後、rc、−lアリー
ル−メチレン基」と略すこともある。C8−3゜アリー
ル−メチレン基としてはたとえば、ベンジリデン(C,
H,CH=)などがあげられる。
「アルコキシ基」のアルキル基は上記のC’+−eアル
キル基が好ましく、したがって以後、[C11アルコキ
シ基」と記すこともある。Ct−sアルコキシ基として
はたとえば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、 tert−ブトキシ、
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどがあげられる。
「シクロアルキルオキシ基」のシクロアルキル基は上記
の03−1゜シクロアルキル基が好ましく、したがって
以後、rCs−toシクロアルキルオキシ基」と記すこ
ともある。C3−3゜シクロアルキルオキシ基としては
たとえば、シクロプロピルオキシ、シクロペンチルオキ
シ、シクロへキシルオキシ、ノルボルニルオキシなどが
あげられる。
「アリールオキシ基」のアリール基は上記のC6−3゜
アリール基が好ましく、したがって以後、「C。
−1゜アリールオキシ基」と記すこともある。CS++
アリールオキシ基としてはたとえば、フェノキシ。
ナフチルオキシなどがあげられる。
「アラルキルオキシ基」のアラルキル基は上記のC?−
Illアラルキル基が好ましく、シたがって以後、rc
、、、アラルキルオキシ基」と記すこともある。
C?−Illアラルキルオキシ基としてはたとえば、ベ
ンジルオキシ、l−フェニルエチルオキシ、2−フェニ
ルエチルオキシ、ナフチルメチルオキシ、ベンズヒドリ
ルオキシ、トリチルオキシなどがあげられる。
「アルキルチオ基」のアルキル基は上記のC1−6アル
キル基が好ましく、したがって以後、rc +−mアル
キルチオ基」と記すこともある。C8−6フルキルチオ
基としてはたとえば、メチルチオ、エチルチオ、ロープ
ロピルチオ、n−ブチルチオなどがあげられる。
「アミノアルキルチオ基」のアルキルチオ基は上記のC
+−mアルキルチオ基が好ましく、したがって以後、「
アミノC+−mアルキルチオ基」と記すこともある。ア
ミノC+−mアルキルチオ基としてはたとえば、アミノ
メチルチオ、2−アミノエチルチオ、3−アミノプロピ
ルチオなどがあげられる。
「アルケニルチオ基」のアルケニル基は上記のC71ア
ルケニル基が好ましく、したがって以後、「C9−6フ
ルケニルチオ基」と記すこともある。C2−。
アルケニルチオ基としてはたとえば、ビニルチオ。
アリルチオ、1−プロペニルチオ、インプロペニルチオ
などがあげられる。
「シクロアルキルチオ基」のシクロアルキル基は上記の
C3−IQシクロアルキル基が好ましく、したがって以
後、「C3−1゜シクロアルキルチオ基」と記すことも
ある。C1−3゜シクロアルキルチオ基としてはたとえ
ば、シクロプロピルチオ、シクロへキシルチオなどがあ
げられる。
「アリールチオ基」のアリール基は上記のcm−t。
アリール基が好ましく、したがって以後、rc。
、。アリールチオ基」と記すこともある。C@−I。ア
リールチオ基としてはたとえば、フェニルチオ。
ナフチルチオなどがあげられる。
「アラルキルチオ基」のアラルキル基は上記の07−1
11アラルキル基が好ましく、したがって以後、rc7
−、、アラルキルチオ基」と記すこともある。C7−1
,アラルキルチオ基としてはたとえば、ベンジルチオ、
フェニルエチルチオ、ベンズヒドリルチオ。
トリチルチオなどがあげられる。
「モノアルキルアミノ基」のアルキル基は上記のC+−
sアルキル基が好ましく、したがって以後、「モノC1
−、アルキルアミノ基」と記すこともある。モノC3−
、アルキルアミ7基としてはたとえば、メチルアミノ、
エチルアミノ、n−プロピルアミン、nブチルアミノ、
 tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−
へキシルアミノなどがあげられる。
「ジアルキルアミノ基」のアルキル基は上記のC2−8
アルキル基が好ましく、したがって以後、「ジC2−・
アルキルアミノ基」と記すこともある。ジCl−6アル
キルアミ7基としてはたとえば、ジメチルアミノ、ジエ
チルアミ7、メチルエチルアミノ。
ジー(n−プロピル)アミノ、ジー(n−ブチル)アミ
ノなどがあげられる。
「トリアルキルアンモニウム基」のアルキル基は上記の
C1−6アルキル基が好ましく、したがって以後、「ト
リC3−8アルキルアンモニウム基」と記すこともある
。トリC+−aアルキルアンモニウム基としてはたとえ
ば、トリメチルアンモ斗つム[(CH、)、N  ]、
 ) IJエチルアンモニウムなどがあげられる。トリ
アルキルアンモニウム基はこれに対するアニオンを必ず
伴っている。このようなアニオンとしてはたとえば、ノ
\ロゲンイオン(塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ンなど)、スルフェートイオン、ナイトレートイオン、
カルボネートイオン、有機カルボキシレートイオン(た
とえばオギザレートイオン、トリフルオロアセテートイ
オンなど)、有機スルホネートイオン(たとえば、メタ
ンスルホネートイオン、p−トルエンスルホネートイオ
ンなど)があげられる。有機カルボキシレートイオン、
有機スルホネートイオンなどは分子内の場合もある。
「シクロアルキルアミノ基」のシクロアルキル基は上記
のCff−10シクロアルキル基が好ましく、したがっ
て以後、rC3−10シクロアルキルアミ7基」と記す
こともある。C3−10シクロアルキルアミ7基として
はたとえば、シクロプロピルアミノ、シクロペンチルア
ミノ、シクロへキシルアミノなどがあげられる。
「アリールアミ7基」のアリール基は上記の06−。ア
リール基が好ましく、したがって以後、[C6−3゜ア
リールアミノ基」と記すこともある。Ce−t。
アリールアミン基としてはたとえば、アニリノ。
N−メチルアミノ/などがあげられる。
「アラルキルアミノ基」のアラルキル基は上記のC?−
I8アラルキル基が好ましく、したがって以後、rc7
−、、アラルキルアミン基」と記すこともある。
C7−1゜アラルキルアミノ基としてはたとえば、ベン
ジルアミ/、1−フェニルエチルアミノ、2−フェニル
エチルアミノ、ベンズヒドリルアミノ、トリチルアミ7
などがあげられる。
「環状アミ7基」は後記するような含窒素複素環の環形
成窒素原子に結合している水素原子を1個とりのぞいて
できる基をいい、たとえばIH−テトラゾール−1−イ
ル、IH−ビロール−1−イル、ピロリノ、ピロリジノ
、IH−イミダゾール1−イル、イミダゾリノ、イミダ
ゾリジノ、IHピラゾール−1−イル、ピラゾリノ、ビ
ラゾリジ/。
ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノなどがあげられる
「ヒドロキシアルキル基」のアルキル基は上記のC+−
aアルキル基が好ましく、シたがって以後、「ヒドロキ
シC1−6アルキル基」と記すこともある。ヒドロキシ
CI−Llアルキル基としてはたとえば、ヒドロキ7メ
チル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、
3−ヒドロキシプロピルなどがあげられる。
「メルカプトアルキル基」のアルキル基は上記のC+−
eアルキル基が好ましく、したがって以後、「メルカプ
トC1−6アルキル基」と記すこともある。メルカプト
CI−。アルキル基としてはたとえばメルカプトメチル
、l−メルカプトエチル、2−メルカプトエチルなどが
あげられる。
「アルコキシアルキル基」のアルコキシ基は上記のC8
−6アルコキシ基が、アルキル基は上記のC1−。アル
キル基が好ましぐ、したがって以後、「C。
−。アルコキシCI−@アルキル基」と記すこともある
C+−sアルコキシC1−、アルキル基としてはたとえ
ば、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエ
チルなどがあげられる。
「アルキルチオアルキル基」のアルキルチオ基は上記の
C2−6アルキルチオ基が、アルキル基は上記のC+−
aアルキル基が好ましく、したがって以後、rc +−
sアルキルチオC1−、アルキル基」と記スこともある
。Cl−11アルキルチオCI−6アルキル基としては
たとえば、メチルチオメチル、2−メチルチオエチルな
どがあげられる。
「アミノアルキル基」のアルキル基は上記のC3−8ア
ルキル基が好ましく、したがって以後、「アミノC,,
アルキル基」と記すこともある。アミンC1−11アル
キル基としてはたとえば、アミノメチル。
2−アミノエチル、3−アミノプロピルなどがあげられ
る。
「モノアルキルアミノアルキル基」は「モノC+−aア
ルキルアミノC1−6アルキル基」が好ましく、たとえ
ばメチルアミノメチル、エチルアミノメチル。
2−(N−メチルアミノ)エチル、3−(N−メチルア
ミノ)プロピルなどがあげられる。
「ジアルキルアミノアルキル基」は「ジC+−Sアルキ
ルアミノC9−。アルキル基」が好ましく、たとえば、
N、N−ジメチルアミノメチル、N、N−ジエチルアミ
ノメチル、2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル、2
−(N、N−ジエチルアミノ)エチル、3−(N、N−
ジメチルアミノ)プロピルなどがあげられる。
「環状アミノアルキル基」の環状アミノ基は上記のもの
が好ましく、またアルキル基は上記の01−8アルキル
基が好ましいので、したがって以後、「環状アミノC1
−、アルキル基Jと記すこともある。環状アミノC1−
8アルキル基としてはたとえば、ピロリジノメチル、ピ
ペリジノメチル、ピペラジノメチル、モルホリノメチル
、2−(モルホリノ)エチルなどがあげられる。
「環状アミノアルキルアミノ基」の環状アミノアルキル
基は上記の環状アミノCl−1アルキル基が好ましく、
したがって以後、「環状アミノC5−6アルキルアミ7
基」と記すこともある。環状アミノC1−、アルキルア
ミノ基としてはたとえば、ピロリジノメチルアミノ、ピ
ペリジノメチルアミノ、ピペラジノメチルアミノ、モル
ホリノメチルアミノなどがあげられる。
「ハロゲノアルキル基」のアルキル基は上記の01、ア
ルキル基が好ましく、したがって以後、「ハロゲノC1
−、アルキル基」と記すこともある。ハロゲンC、、ア
ルキル基としてはたとえば、フルオロメチル、ジフルオ
ロメチル、トリフルオロメチル。
クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル。
2−フルオロエチル、2.2−ジフルオロエチル。
2.2.2−1−リフルオロエチル、2−クロロエチル
、2,2−ジクロロエチル、2,2.2−トリクロロエ
チル、2−ブaモエチル、2−ヨードエチルなどがあげ
られる。
「シアノアルキル基」のアルキル基は上記のC3−、ア
ルキル基が好ましく、したがって以後、「シアノCI−
@アルキル基」と記すこともある。シアノC1−6アル
牛ル基としてはたとえば、シアノメチル。
2−シアノエチルなどがあげられる。
「カルボキシアルキル基」のアルキル基は上記のC2−
6アルキル基が好ましく、したがって以後、「カルボキ
シCl−11アルキル基」と記すこともある。カルボキ
シC8−8アルキル基としてはたとえば、カルボキシメ
チル、1−カルボキシエチル、2−カルボキシエチルな
どがあげられる。
「スルホアルキル基」のアルキル基は上記のCl−6ア
ルキル基が好ましく、したがって以後、[スルホC5−
8アルキル基」と記すこともある。スルホC1−6アル
キル基としてはたとえば、スルホメチル。
2−スルホエチルなどがあげられる。
「アルカノイルアルキル基」のアルカノイル基は後記す
るC R−@アルカノイル基が好ましく、またアルキル
基は上記のC1−6アルキル基が好ましいので、以後r
c t−eアルカノイルC3−6アルキル基」と記すこ
ともある。Ct−aアルカ/イルC1−、アルキル基と
してはたとえば、アセチルメチル、■アセチルエチル、
2−アセチルエチルなどがあげられる。
「アルカノイルオキシアルキル基」のアルカノイルオキ
シ基は後記するC t−sアルカノイルオキシ基が好ま
しく、またアルキル基は上記のC3−。アルキル基が好
ましいので、以後「Ct−。アルカノイルオキシC5−
8アルキル基Jと記すこともある。C1−8フルカッイ
ルオキシC1−8アルキル基としてはたとえば、アセト
キシメチル、1−アセトキシエチル、2−アセトキシエ
チルなどがあげられる。
「アルコキシカルボニルアルキル基」のアルコキシカル
ボニル基は後記するCl−10アルコキシ−カルボニル
基が好ましく、またアルキル基は上記のC8−、アルキ
ル基が好ましいので、以後rc +−+oアルコキシ=
カルボニルCI−1アルキル基」と記すこともある。C
、−、。アルコキシ−カルボニルCI−8アル牛ル基と
してはたとえば、メトキシカルボニルメチル、エトキシ
カルボニルメチル、 terL−ブトキシカルボニルメ
チルなどがあげられる。
「カルバモイルアル牛ル基」のアルキル基はC2−6ア
ルキル基が好ましく、したがって以後、「カルバモイル
C8−6アルキル基」と記すこともある。カルバモイル
C+−sアルキル基としてはたとえば、カルバモイルメ
チルなどがあげられる。
「カルバモイルオキシアルキル基」のアルキル基はC9
−6アルキル基が好ましく、したがって以後、「カルバ
モイルオキシCI−@アルキル基」と記すこともある。
カルバモイルオキシC11アルキル基としてはたとえば
、カルバモイルオキシメチルなどがあげられる。
「ハロゲン原子」としてはたとえば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などがあげられる。
「アルカノイル基」は炭素数1〜6の脂肪族アシル基(
以後、rc +−sアルカノイル基」と略すこともある
)が好ましく、たとえばホルミル、アセチル。
プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル。
イソバレリル、ピバロイルなどがあげられる。このうち
ホルミルを除いたアルカノイル基をrc t−aアルカ
ノイル基」と記すこともある。
「アルケノイル基」は炭素数3〜5のアルケノイル基(
以後、rc s−sアルケノイル基」と略すこともある
)が好ましく、たとえばアクリロイル、クロトノイル、
マレオイルなどがあげられる。
「シクロアルキルカルボニル基」のシクロアルキル基は
上記のC5−1゜シクロアルキル基が好ましく、したが
って以後、rc、、。シクロアルキル−カルボニル基」
と記すこともある。C3−5゜シクロアルキル−カルボ
ニル基としてはたとえば、シクロプロピルカルボニル、
シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、
シクロへキシルカルボニル、シクロへブチルカルボニル
、アダマンチルカルボニルなどがあげられる。
「シクロアルケニルカルボニル基」のシクロアルケニル
基は上記のCS+Sシクロアルケニル基カ好ましり、シ
たがって以後、「C6−Ilシクロアルケニル−カルボ
ニル基」と記すこともある。C6−6シクロアルケニル
ーカルボニル基としてはたとえば、シクロペンテニルカ
ルボニル、シクロペンタジェニルカルボニル、シクロへ
キセニルカルボニル、シクロへキサジェニルカルボニル
などがあげられる。
「アリールカルボニル基」のアリール基は上記のCm−
111アリール基が好ましく、したがって以後、「c、
−、。アリール−カルボニル基」と記すこともある。C
@−1゜アリール−カルボニル基としてはたとえば、ベ
ンゾイル、ナフトイルなどがあげられる。
「アラルキルカルボニル基」のアラルキル基は上記のC
?−Illアラル牛ル基が好ましく、したがって以後、
rc7−、、アラルキル−力ルボニル基」と記すことも
ある。C?−、アラルキル−カルボニル基としてはたと
えば、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、α、
α−ジフェニルアセチル、α、α。
α−トリフェニルアセチルなどがあげられる。
「アルコキシカルボニル基」のアルキル基はここでは炭
素数1〜8の低級アルキル基のほか、上記のC5−3゜
シクロアルキル基も含むものとする。したがってアルコ
キシカルボニル基は以後、「Cl−10アルコキシ−カ
ルボニル基」と記すこともある。
Cl−1゜アルコキシ−カルボニル基としてはたとえば
、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロ
ポキシカルボニル、インプロポキシカルボニル、n−ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、 ter
t−ブトキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボ
ニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、ノルボルニル
オキシカルボニルなどがあげられる。
「アリールオキシカルボニル基」のアリールオキシ基は
上記のC、、、アリールオキシ基が好ましく、したがっ
て以後JCa−+oアリールオキシーカルボニル基」と
記すこともある。Cl−107リールオキシーカルボニ
ル基としてはたとえば、フェノキシカルボニル、ナフチ
ルオキシカルボニルなどがあげられる。
「アラルキルオキシカルボニル基」のアラルキルオキシ
基は上記のC,、、アラルキルオキシ基が好ましく、た
とえばベンジルオキシカルボニル、ベンズヒドリルオキ
シカルボニル、トリチルオキシカルボニルなどがあげら
れる。
「置換オキシカルボニル基」は上記のCl−1゜アルコ
キシ−カルボニル基、C6□。アリールオキシカルボニ
ル基またはC?−I8アラルキルオキシ−カルボニル基
をいう。
「アルキルチオカルボニル基」のアルキルチオ基は上記
のC8−、アルキルチオ基が好ましく、したがって以後
、rc 、、アルキルチオ−カルボニル基」と記すこと
もある。CI−@アルキルチオーカルボニル基としては
たとえば、メチルチオカルボニル。
エチルチオカルボニル、n−プロピルチオカルボニル、
n−ブチルチオカルボニルなどがあげられる。
「アルカノイルオキシ基」のアルカノイル基は上記のC
1−6アルカノイル基が好ましく、したがって以後、r
c 1−sアルカノイルオキシ基」と記すこともある。
CI−6アルカノイルオキシ基としてはたとえば、ホル
ミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ、プチリ
ルオ牛シ、バレリルオキシ、ピバロイルオキシなどがあ
げられる。このうちホルミルオキシを除いたアルカノイ
ルオキシ基を「C9−、アルカノイルオキシ基」と記す
こともある。
「アルケノイルオキシ基Jのアルケノイル基は上記のC
8−5アルケノイル基が好ましく、シたがって以後、r
c 3−sアルケノイルオキシ基」と記すこともある。
C3−5アルケノイルオキシ基としてはたとえば、アク
リロイルオキシ、クロトノイルオキシなどがあげられる
「モノアルキルカルバモイル基」のアルキル基は上記の
61−、アルキル基が好ましく、したがって以後、「モ
ノCI−@アル牛ルカルバモイル基」と記すごともある
。モノC11アルキルカルバモイル基としてはたとえば
、N−メチルカルバモイル。
N−エチルカルバモイルなどがあげられる。
「ジアルキルカルバモイル基」のアルキル基は上記のC
5−。アルキル基が好ましく、シたがって以後、「ジC
1−6アルキルカルバモイル基」と記すこともある。ジ
C5−6アルキルカルバモイル基としてはたとえば、N
、N−ジメチル力ルバモイ・ル、N、N−ジエチルカル
バモイルなどがあげられる。
「モノアル牛!レカルバモイルオキシ基」のモノアルキ
ルカルバモイル基は上記のモノC1〜8アルキルカルバ
モイル基が好ましく、したがって以後、「モノC1−6
アルキルカルバモイルオキシ基」と記すこともある。モ
ノC,−アシルキルカルバモイルオキシ基としてはたと
えば、N−メチルカルバモイルオキシ、N−エチルカル
バモイルオキシなどがあげられる。
「ジアルキルカルバモイルオキシ基」のジアルキルカル
バモイル基は上記のジC2−8アルキルカルバモイル基
が好ましく、シたがって以後、[ジC+−sアルキルカ
ルバモイルオキシ基」と記すこともある。ジC+−aア
ルキルカルバモイルオキシ基としてはたとえば、N、N
−ジメチルカルバモイルオキシ、N、N−ジエチルカル
バモイルオキシなどがあげられる。
「アルキルスルホニル基」のアルキル基は上記のCI−
、アルキル基が好ましく、したがって以後、「C1−8
アルキルスルホニル基」と記すこともある。Cl−11
アルキルスルホニル基としてはたとえば、メタンスルホ
ニル、エタンスルホニルなどがあげられる。
「アリールスルホニル基」のアリール基は上記のCl−
IQアリール基が好ましく、したがって以後、rc 5
−toアリールスルホニル基」と記すこともある。
C6−3゜アリールスルホニル基としてはたとえば、ベ
ンゼンスルホニルなどがあげられる。
「アラルキルスルホニル基」のアラルキル基は上記のC
?−111アラルキル基が好ましく、シたがって以後、
「C9−I8アラルキルスルホニル基」と記すこともあ
る。C?−197ラルキルスルホニル基とじてはたとえ
ば、フェニルメタンスルホニル2ジフエニルメタンスル
ホニルなどがあげられる。
「アルキルスルホニルオキシ基」のアルキルスルホニル
基は上記のC1−6アルキルスルホニル基が好ましく、
したがって以後、rc 、、アルキルスルホニルオキシ
基」と記すこともある。Cl−11アルキルスルホニル
オキシ基としてはたとえば、メタンスルホニルオキシ、
エタンスルホニルオキシなどがあげられる。
「アリールスルホニルオキシ基」のアリールスルホニル
基は上記のC,−1゜アリールスルホニル基が好ましく
、したがって以後、rc o−+。アリールスルホニル
オキシ基」と記すこともある。C5−toアリールスル
ホニルオキシ基としてはたとえば、ベンゼンスルホニル
オキシなどがあげられる。
「アラルキルスルホニルオキシ基Jのアラルキルスルホ
ニル基は上記のC?−Illアラルキルスルホニル基が
好ましく、したがって以後、rc、、、アラルキルスル
ホニルオキシ基」と記すこともある。C9−1,、アラ
ルキルスルホニルオキシ基としてはたとえば、フェニル
メタンスルホニルオキシ、ジフェニルメタンスルホニル
オキシなどがあげられる。
「アミノ酸残基」は通常のアミノ酸のカルボキシル基の
水酸基をとりのぞいてできるアシル基をいい、具体的に
はたとえば、グリシル、アラニル、バリル、ロインル、
インロイシル、セリル、スレオニル。
システイニル、シスチニル、メチオニル、アスパラギル
、グルタミル、リジル、アルギニル、フェニルグリシル
、フェニルアラニル、チロシル、ヒスチジル。
トリプトファニル、プロリルなどがあげられる。
「含窒素複素環」は1〜数個の、好ましくは1〜4個の
窒素原子(オキシド化されていてもよい)を含む5〜8
員環またはその縮合環をいう。このような含窒素複素環
は窒素原子のほかに酸素原子。
硫黄原子などのへテロ原子を1〜数個、好ましくは1〜
2個含んでいてもよい。
「含窒素複素環基」は上記の含窒素複素環の環形成炭素
原子に結合している水素原子を1個とりのぞいてできる
基をいう。
「複素環基」は複素環の炭素原子に結合している水素原
子を1個とりのぞいてできる基をいい、そのような複素
環はたとえば、窒素原子(オキシド化されていてもよい
)、酸素原子、硫黄原子などのへテロ原子を1〜数個、
好ましくは1〜4個含む5〜8員環またはその縮合環を
いう。このような複素環基としては具体的には2−また
は3−ピロリル、3−.4−または5−ピラゾリル、2
−.4−または5−イミダゾリル、1.2.3−または
1,2゜4−トリアゾリル、IH−または2H−テトラ
ゾリル、2−または3−フリル、2−または3−チエニ
ル、2−.4−または5−オキサシリル、3−.4−ま
たは5−インキサゾリル、l、2.3−オキサジアゾー
ル−4−または5−イル、1,2.4−オキサジアゾー
ル−3−または5−イル、1.2.5−または1,3.
4−オキサジアゾリル、2−.4または5−チアゾリル
、3−.4−または5−イソチアゾリル、1,2.3−
チアジアゾール−4−または5−イル、1.2.4−チ
アジアゾール−3−または5−イル、l、2.5−また
は1,3.4−チアジアゾリル、2−または3−ピロリ
ジニル、2−3−または4−ピリジル、2−.3−また
は4−ピリジル〜N−オキ°シト、3−または4−ピリ
ダジニル、3−または4−ピリダジニル−N−オキシド
、2−.4−または5−ピリミジニル、2−.4−また
は5−ピリミジニル−N−オキシド、ピラジニル、2−
.3−’J:たは4−ピペリジニル、ピペラジニル、3
H−インドール〜2−または3−イル。
2−93−または4−ピラニル、2−.3−または4−
チオピラニル、ベンゾピラニル、キノリル、ピリド[2
,3−d]ピリミジル、1.5−.1.6−.1゜7−
.1.8−.2.6−または2,7−ナフチリジル、チ
ェノ[2,3−d]ピリジル、ピリミドピリジル。
ピラジノキノリル、ベンゾピラニルなどがあげられる。
「複素環オキシ基」、「複素環チオ基」、「複素環アミ
7基」、「複素環カルボニル基」、「複素環アセチル基
」および「複素環カルボキサミド基」の複素環基はいず
れも上記の「複素環基」が好ましい。
「第4級アンモニウム基」は上記の含窒素複素環の1個
の3級窒素原子上の不対電子が結合手となり、自らは4
級化している基をいう。したがってこれに対するアニオ
ンを必ず伴っている。第4級アンモニウム基としてはた
とえば、オキサシリウム、チアゾリウム、イソキサゾリ
ウム、インチアゾリウム、ピリジニウム、キノリニウム
などがあげられる。アニオンとしてはたとえば、水酸イ
オン、ハロゲンイオン(塩素イオン、臭素イオン、ヨウ
素イオンなど)、スルフェートイオン、ナイトレートイ
オン、カルボネートイオン、有機カルボキシレートイオ
ン(たとえばオギザレートイオン、トリフルオロアセテ
ートイオンなど)、有機スルホネートイオン(たとえば
p−トルエンスルホネートイオンナト)があげられる。
有機カルボキシレートイオン、有機スルホネートイオン
などは分子内の場合もある。
右肩に記号牽を付した基は、その基が「置換基を有して
いてもよい基」であることを示す。たとえばアル牛ル1
基は「置換基を有していてもよいアルキル基」を表わす
。この場合、置換基の数は1個だけに限定されず、置換
される基によっては同一または異なって2〜4個、好ま
しくは2〜3個存在していてもよい。
rc、、、アリール1基J、rC9−、アラルキル”基
」。
rc、、、アリール1オキシ基」およびrc7−、、ア
ラルキル俸オキシ基」としてはそれぞれ、「フェニル1
基」、「ベンジル1基」、「フェノキシ1基」および「
ベンジル壷オキシ基」がより好ましい。
CI−。アルカノイル1基で表わされる[置換基を有し
ていてもよいC1−8アルカノイル基」の置換基として
はたとえば、■C,CIカメイル基(すなわちホルミル
)の場合は複素環1カルボニル基が、また■c t−e
アルカノイル基(すなわちアセチル、プロピオニル、ブ
チリル、インブチリル、バレリル、インバレリル、ピバ
ロイルなど)の場合は以下に述べる「置換基3Jがあげ
られる。「置換基S1」はC5−1゜シクロアルキル壷
基、C%−@シクロアルケニル”基。
Cs−+oアリール”基、水酸基1cI−8アルコキシ
基。
C5−1(lシクロアルキルオキシ基、 CI+−、。
アリール0オキシ基、C7−isアラルキル1オキシ基
、メルカプト基、CI−・アル牛ル0チオ基、アミ/C
+−sアルキルチオ基+ C1−@アルケニル0チオ基
、Cs−+oシクロアルキルチオ基+C11−1゜アリ
ール1チオ基、C7−+Sアラルキル”チオ基、アミノ
基、モノC,−。アルキルアミノ基、ジC5−。アルキ
ルアミノ基+ Cs−+。シクロアルキルアミノ基1c
II−IQアリール“アミノ基。
C7−19アラルキル1アミノ基、環状アミノ”基、)
\ロゲン原子、ニトロ基、アジド基、シアン基、カルボ
キシル基、アシル1基、置換オキシカルボニル基、C1
−6アルキルチオーカルボニル基、アシル4オキシ基。
アシル“アミン基、アシル“アミノアルキルチオ基、カ
ルバモイル基、モノC1−8アルキルカルバモイル基、
ジC1−、アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキ
シ基、モノC+−aアルキルカルバモイルオキシ基、ジ
C1−6アルキルカルバモイルオキシ基。
スルホ基、ヒドロキシスルホニルオキシ基、 C+−S
アル牛ルスルホニル基、 C、、。アリール”スルホニ
ルLC?−Isアラルキル”スルホニル基、C,−、ア
ルキルスルホニルオキシ基、C6−10アリール”スル
ホニルオキシ基+Cff−1@アラルキル”スルホニル
オキシ基、ウレイド秦基、スルファモイル秦基、複素環
1基。
複素環”オキシ基、複素環帯チオ基、m素環1アミノ基
、複素環1カルボニル基、複素環1カルボキサミド基ま
たは第4級ア°ンモニウム1基をいう。これらの置換基
の数は1個に限定されないが、好ましくは1ないし4個
であり、置換基が2個以上の場合、それらの置換基は同
一でも、また異なっていてもよい。さらにはそのうちの
2個の置換基があわさって後記するようなC=C二重結
合またはC=N二重結合を形成していてもよい。
C3−、アルケノイル1基で表わされる「置換基を有し
ていてもよいC3−sアルケノイル基」の置換基(以後
[置換基3fjという)としてはたとえば、C3−1゜
シクロアルキル基+ CI+□。アリール” 基+ C
I−8アルコキシ基、06〜.0アリール1オキシLC
7−1sアラルキル1オキシ基、ハロゲン原子、シアノ
基、カルボキシル基、アシル“基、置換オキシカルボニ
ル基、アシル“オキシ基、複素環”基、第4級アンモ−
ラム膏基などがあげられる。
C1−1゜アリール1カルボニル基で表わされる「置換
基を有していてもよいCe−toアリール−カルボニル
基」の置換基および複素環壷カルボニル基で表わされる
「置換基を有していてもよい複素環基Jの置換基(以後
、[置換基S”Jという)としてはたとえば、CI−6
アルキル基、 Ct−aアルケニル基、C,−、。
アリール基、C?−Itアラルキル基、ジC@−10ア
リールーメチル基、トリC8□0アリール−メチル基、
水酸基+ CI−@アルコキシ基+ C8−107リー
ルオキシ基+ C?−1mアシル4オキシ基、メルカプ
ト基、C3−6アル牛ルチオ基、CB−10アリールチ
オ基、C?−19アラル牛ルチオ基、アミ7基、モノC
8−。アルキルアミノ基、ジC8−6アルキルアミ7基
、ヒドロキシC9−。アルキル基、メルカプトCl−1
1アルキル基、ハロゲノC、、アルキル基、カルボキシ
C3−6アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アジド
基、シアノ基。
カルボ牛シル基、置換オキシカルボニル基、アシル1基
、アシル“オキシ基、アシル1アミ7基、カルバモイル
基、チオカルバモイル基+ CI−8フルキルスルホニ
ル基、C8、。アリールスルホニル基+ C?−lアラ
ルキルスルホニル基などがあげられる。
上記したC1−、アルカノイル基、 Ca−sアルケノ
イル基、CB−+(lアリール−カルボニル基および複
素環カルボニル基の置換基(S l、 S ”およびS
3)で以下に述べるもの以外の基は前記した基をここで
も意味する。
Ca−toアリール1基、フェニル−基r Ca−to
7 ’J −ル1オキシ基、フェノキシ0基、 Cs□
0アリール1チオ基+C6−1゜アリール”アミ7基+
 CI−1゜アリール1スルホニル基オよびC,−、。
アリール1スルホニルオキシ基のC、、、アリール基の
置換基としては、上記の置換基S3がここでもそのまま
あげられる。
Ct−Ifアラルキル”基、ベンジル1基+C?−18
アラルキル0オキシ基、ベンジル1オキシ基+C?−+
11アラルキル”チオ基、C,+tSアラルキル”アミ
ノ基、C7−3゜アラルキル1スルホニル基およびCt
−1@アラルキル豪スルホニルオキシ基のCt−+*ま
たはC7−8゜アラルキル基の芳香環の置換基としては
、上記の置換基S3がここでもそのままあげられる。
複素環1基、複素環”オキシ基、複素環1チオ基、複素
環1アミノ基、複素環”アセチル基および複素環”カル
ボキサミド基の複素環の置換基としては、上記の置換基
S3がここでもそのままあげられる。
第4級アンモニウム1基の含窒素複素環上の置換基とし
ては、上記の置換基S3がここでもそのままあげられる
C1−6アルキル牽基で表わされる「置換されていても
よいC1−8アルキル基」のCI−6アルキル基の置換
基としては、上記の置換基S1がここでもそのままあげ
られる。
C3−10シクロアルキル1基およびC6−。シクロア
ルケニル1基で表わされる「置換されていてもよいC3
−10シクロアルキル基」および「置換されていてもよ
いC2−6シクロアルケニル基」の置換基としては、上
記の置換基S″がここでもそのままあげられる。
CI−。アルキル7チオ基で表わされる「置換されてい
てもよいCI−。アルキルチオ基」のCl−11アルキ
ルチオ基の置換基(以後、「置換基S’Jという)とし
てはたとえば、水酸基+ CI−8アルコキシ基、C5
−5゜シクロアルキルオキシ基、Cs−+oアリール“
オキシ基* C?−1mアラルキル1オキシ基、メルカ
プト基。
C+−*アルキルチオ基+C3−10シクロアルキルチ
オ基、C,、。アリール”チオ基r C?−1゜アラル
キル1チオ基、アミノ基、モ゛ノCl−@アルキルアミ
ノ基、ジC8−8フルキルアミノ基、環状アミン1基、
ハロゲン原子、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイ
ル基、アシル+オキシ基、スルホ基、第4級アンモニウ
ム1基などがあげられる。
c 1−11アルケニル1チオ基で表わされる「置換さ
れていてもよいCt−aアルケニルチオ基」のC2−。
アルケニルチオ基の置換基(以後、[置換基511Jと
いう)としてはたとえば、ハロゲン原子、シアノ基。
カルボキシル基、カルバモイル基、モノC1−、アルキ
ルカルバモイル基、ジC+−sアルキルカルバモイル基
、チオカルバモイル基などがあげられる。
「アシル1基」は上記のC、、アルカノイル基、C。
−10アリール拳カルボニル基+C?−IIアラルキル
1カルボニル基、複素環”カルボニル基または複素環”
アセチル基をいう。したがってアシル+基の代表的なも
のをあげるとたとえば、ホルミル、アセチル。
プロピオニル、n−ブチリル、インブチリル、バレリル
、ピバロイル、n−ヘキサノイル、クロロアセチル。
ジクロロアセデル、トリクロロアセチル、3−オキソブ
チリル、4−クロロ−3−オキソブチリル、3−カルボ
キシプロピオニル、4−カルボキシブチリル、3−エト
キシカルバモイルプロビオニル、ベンゾイル、ナフトイ
ル、p−メチルベンゾイル、p−ヒドロキシベンゾイル
、p−メトキシベンゾイル、pクロロベンゾイル、p−
ニトロベンゾイル70−カルボキシベンゾイル、0−(
エトキシカルボニルカルバモイル)ベンゾイル+0(エ
トキシカルボニルスルフ1モイル)ベンゾイル、フェニ
ルアセチル、pメチルフェニルアセチル、p−ヒドロキ
シフェニルアセチル、p−メトキシフェニルアセチル、
2.2ジフエニルアセチル、2−チエニルカルボニル。
2−フリルカルボニル、2−.4−または5−チアゾリ
ルアセチル、2−または3−チエニルアセチル、2−ま
たは3−フリルアセチル、2−アミノ−4−または5−
チアゾリルアセチル、5−アミノ−3−チアジアゾリル
アセチルなどがあげられる。
「アシル“オキシ基」および「アシル“アミノ基」のア
シル1基は上記のアシル“基をいい、したがつて「アシ
ル1オキシ基」としてはたとえば、ホルミルオキシ、ア
セトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、バレ
リルオキシ、ピバロイルオキシ、クロロアセトキシ、ジ
クロロアセトキシ、トリクロロアセトキシ、3−オキソ
ブチリルオキシ、4−クロロ−3−オキソブチリルオキ
シ、3−カルボキシプロピオニルオキシ、4−カルボキ
シブチリルオキシ、3−エトキシカルバモイルプロビオ
ニルオキシ、ベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ、p
−メチルベンゾイルオキシ、p−メトキシベンゾイルオ
キシ、p−クロロベンゾイルオキシ、0−カルボキシベ
ンゾイルオキシ、0(エトキシカルボニルカルバモイル
)ベンゾイルオキシ10(エトキシカルボニルスルファ
モイル)ベンゾイルオキシ、フェニルアセチルオキシ、
p−メチルフェニルアセチルオキシ、p−メトキシフェ
ニルアセチルオキシ、p−クロロフェニルアセチルオキ
シ、2,2−ジフェニルアセチルオキシ、チエニルカル
ボニルオキシ、フリルカルボニルオキシ、チアゾリルア
セチルオキシ、チエニルアセチルオキシ、フリルアセチ
ルオキシなどが、また「アシル1アミ7基」としてはた
とえば、アセトアミド(CH3CONH−)、ベンズア
ミド(C,H,C0NH−)。
フェニルアセトアミド(CeHsCHzCONH−)、
2−チエ「アシル“アミノアルキルチオ基」のアシル“
アミ7基およびアルキルチオ基はそれぞれ前記のアシル
1アミ7基およびCI−。アルキルチオ基を意味し、し
たがってこのような「アシル1アミノC1−、アルキル
チオ基」としてはたとえば、アセトアミドメチルチオ、
2−アセトアミドエチルチオなどがあげられる。
「アリールアシル1基」はrca−、。アリール−アシ
ル十基」がよく、たとえばベンゾイル、フタロイル。
ナフトイル、フェニルアセチルなどがあげられる。
「アリールアシル1オキシ基」はrc、、。アリール−
アシル“オキシ基」がよく、たとえばベンゾイルオキシ
、ナフトイルオキシ、フェニルアセチルオキシなどがあ
げられる。
「ウレイド1基」で表わされる[置換されていてもよい
ウレイド基」のウレイド基の置換基としてはたとえば、
C1−、アル牛ル基+Cl−107リール1基。
C?−1@アラルキル”基、アシル“基、カルバモイル
基。
スルホ基(ナトリウム、カリウムなどと適宜に塩を形成
していてもよい)、スルファモイル基、アミジノ基など
があげられる。
「スルファモイル奉基」で表わされる「置換されていて
もよいスルファモイル基」のスルファモイル基の置換基
としてはたとえば、cInアル牛ル基。
アミジノ基などがあげられる。
「カルバモイル畢基」および「カルバモイル”オキシ基
」で表わされる「置換されていてもよいカルバモイル基
」の置換基としてはたとえば、C,、アルキル基、C,
、。アリール”基、C’l−1ffiアラルキル1基。
アシル1基などがあげられ、また、カルバモイル基の窒
素原子が含窒素複素環の環形成窒素原子である場合も含
まれる。
「チオカルバモイル1基」で表わされる「置換されてい
てもよいチオカルバモイル基」の置換基としてはたとえ
ば、cl−11アルキル基+C@−1゜アリール1基、
C?−1ffiアラルキル畢基、アシル+基などがあげ
られ、また、チオカルバモイル基の窒素原子が含窒素複
素環の環形成窒素原子である場合も含まれる。
「環状アミノ”基」で表わされる「置換されていてもよ
い環状アミ7基」の環状アミノ基の置換基(以後、[置
換基S’Jという)としてはたとえば、Cl−6アルキ
ル基、C2−。アルケニル基+ CS−1゜シクロアル
キル基+Cl−1゜アリール1基、C?−I?アラルキ
ル0基、ジC6−3゜アリール−メチル基、トリCs−
+。アリール−メチル基、水酸基+ CI−。アルコキ
シ基、C6−1゜アリール1オ牛シ基r C?−1@ア
ラルキルーオキシ基、メルカプト基+ Cl−11アル
キルチオ基+Cl−1゜アリール“チオ基+C?−11
1アラルキル1チオ基、アミ7基、モノCI−@アルキ
ルアミノ基、ジC8−、アルキルアミ7基T C@−1
゜アリール”アミ7基+ C?−19アラルキル”アミ
ノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アジド基、オキソ基、
チオキン基、シア/基、カルボキシル基、アシル1基、
置換オキシカルボニル基、アシル“オキシ基、アシル“
アミノ基、カルバモイル基、カルバモイルオキシ基、チ
オカルバモイル基、スルホ基などがあげられる。
C8−6フルカノイル1基のひとつとして前記した複素
環1カルボニル基で置換されたホルミル基はすなわち複
素環”−co−co−なる式を有するアシル基で、該複
素環0基は前縁のものがここでもあげられるが、置換基
を有していてもよいオキサシリル基、チアゾリル基、オ
キサジアゾリル基。
チアジアゾリル基などがより好ましい。このような[複
素環”−Co−Co−Jなる基としてはたとえば、2−
(2−,4−または5−オキサシリル)2−オキソアセ
チル、2−(2−,4−または5−チアゾリル)−2−
オキソアセチル、2−(2−71ノー4−チアゾリル)
−2−オキソアセチル。
2−(1,2,4−オキサジアゾール−3−または5−
イル)−2−オキソアセチル、2−(1,2,4チアジ
アゾール−3−または5−イル)−2−オキソアセチル
、2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
−イル)−2−オキソアセチルなどがあげられる。
C1−、アルカ/イル0基としては置換基を有するアセ
チル基が最も好ましい。置換基を有するアセチル基の置
換基の数は1〜3個であり、置換基はCt−aアルカノ
イル基の置換基として前記した「置換基S’Jがここで
もあげられる。置換基の数が2〜3個の場合、それらの
置換基は同一でも、また異なっていてもよく、さらには
2個の置換基があわさって二重結合を形成していてもよ
い。
以下、置換基R1,R3について詳しく述べる。
記号RIは保護されていてもよいアミ7基を表わす。β
−ラクタムおよびペプチドの分野ではアミノ基の保護基
は充分に研究されていてその保護法及び脱保護法はすで
に確立されており、本発明においてもアミノ基の保護基
としてはそれら公知のものが適宜に採用されうる。アミ
ノ基の保護基としてはたとえば、C+−sアルカノイル
1基+ C3−1+アルケノイル1基* C@−1゜ア
リール1カルボニル基。
フタロイル基、複素環”カルボニル基、C1−。アルキ
ル0スルホニル基、カンファースルホニル基、C6−8
゜アリール1スルホニル基、置換オキシカルボニル基、
カルバモイル1基、カルバモイル1オキシ基、チオカル
バモイル0基+C8−1゜アリール秦メチル基、ジC1
1−10アリール1メチル基9トリC6−1゜アリール
1メチル基+C11−1゜アリール秦メチレン基+C1
1−10アリール0チオ基、置換シリル基r2  c、
−、、アルコキシ−カルボニル−1−メチル−1−エチ
ニル基などがあげられる。
「01〜.アルカノイル えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル。
バレリル、ヒバロイル、サクシニル、グルタリル、モノ
クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチ
ル、モノブロモアセチル、モノフルオロアセチル、ジフ
ルオロアセチル、トリフルオロアセチル。
モノヨードアセチル、3−オキソブチリル、4−クロロ
−3−オキソブチリル、フェニルアセチル、p−クロロ
フェニルアセチル、フェノ牛ジアセチル。
p−クロロフェノキシアセチルなどがあげられる。
rc.−、アルケノイル0基」としてはここではたとえ
ば、アクリロイル、クロトノイル、マレオイル、シンナ
モイル、p−クロロシンナモイル、β−フェニルシンナ
モイルなどがあげられる。
rc s−+。アリール1カルボニル基」としてはここ
ではたとえば、ベンゾイル、ナフトイル、p−トルオイ
ル、p−tert−ブチルベンゾイルベンゾイル、p−
メトキシベンゾイル、p−tert−ブトキシベンゾイ
ル、p−クロロベンゾイル、p−二トロベンゾイルなど
があげられる。
複素還御カルボニル基としては後記するものがあげられ
る。
rc.、アルキル−スルホニル基」としてはたとえば、
メタンスルホニル あげられる。
rc s−+。アリール”スルホニル基」としてはここ
ではたとえば、ベンゼンスルホニル、ナフタレンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニル、p−tert−ブチル
ベンゼンスルホニル、p−メトキシベンゼンスルホニル
、p−クロロベンゼンスルホニル、p−ニトロベンゼン
スルホニルなどがあげられる。
「置換オキシカルボニル基」としては前記の置換オキシ
カルボニル基すなわちCI−Illアルコキシ−カルボ
ニル基.CI−、。アリールオキシーカルボニル基また
はC?−IIアラルキルオキシ−カルボニル基のほか、
ここではそれらがさらに置換基を有しているものも含ま
れ、たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル
、n−プロポキシカルボニル、インプロポキシカルボニ
ル、n−ブトキシカルボニル、 tert −フトキシ
カルボニル、シクロへキシルオキシカルボニル、ノルボ
ルニルオキシカルボニル、フェノキシカルボニル、ナフ
チルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メ
トキシメチルオキシカルボニル、アセチルメチルオキシ
カルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル
、2−メタンスルホニルエトキシカルボニル、2゜2.
2−トリクロロエトキシカルボニル、2−シアノエトキ
シカルボニル、p−メチルフェノキシカルボニル、p−
メトキシフェノキシカルボニル、p−クロロフェノキシ
カルボニル、p−メチルベンジルオキシカルボニル、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−クロロベン
ジルオキシカルボニル、p−ニトロペンジルオ牛ジカル
ボニル、ベンズヒドリルオキシカルボニル、シクロプロ
ピルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルなどがあげられる
「カルバモイル1基」としてはここではたとえば、カル
バモイル、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバ
モイル、N、N−ジメチルカルバモイル。
N、N−ジエチルカルバモイル、N−フェニルカルバモ
イル、N−アセチルカルバモイル、N−ベンゾイルカル
バモイル、 N −(p−メトキシフェニル)カルバモ
イルなどがあげられる。
「カルバモイル とえば、カルバモイルオキシ、N−メチルカルバモイル
オキシ、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N−エ
チルカルバモイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオ
キシなどがあげられる。
「チオカルバモイル”基」としてはここではたとえば、
チオカルバモイル、N−メチルチオカルバモイル、N−
フェニルチオカルバモイルなどがあげられる。
rc−−+。アリール0メチル基」としてはたとえば、
ベンジル、ナフチルメチル、p−メチルベンジル、p−
メトキシベンジル、p−クロロベンジル、p−ニトロベ
ンジルなどがあげられる。
「ジC @ー10アリール1メチル基」としてはたとえ
ば、ベンズヒドリル、ジ(p−トリル)メチルなどがあ
げられる。
「トリC8−10アリール1メチル基」としてはたとえ
ば、トリチル、トリ(p−トリル)メチルなどがあげら
れる。
rc.−、、アリール秦メチレン基」としてはたとえば
、ベンジリデン、p−メチルベンジリデン、p−クロロ
ベンジリデンなどがあげられる。
rcs−toアリール壷チオ基」としてはたとえば、0
−ニトロフェニルチオなどがあげられる。
「置換シリル基」は保護されるアミノ基とあわさって一
般式R”R’R”SiNH,(R”R’R’Si)、N
、 R s, R日R to. R 11/, R 1
0/はそれぞれC.−。アルキル基もしくはC。−。ア
リール秦基を示し、それぞれ同一または異なっていても
よい。またZ′はたとえばメチレン、エチレン、プロピ
レンなどのC,−3アルキレン基を示す]で表わされる
ようなシリル基を意味し、具体的にはトリメチルシリル
+tertーブチルジメチルシリル、−Si(CH.)
、CH,CH。
S i(C H−)*−などがあげられる。
「2−CI−l。アルコキシ−カルボニル−1−メチル
−1−エチニル基のC +−+。アルコキシ−カルボニ
ル基は前記したものがよ(、したがって2CI−1。ア
ルコキシ−カルボニル−1−メチル−1=エチニル基と
してはたとえば、2−メトキシカルボニル−1−メチル
−1=エチニル、2−エトキシカルボニル−1−メチル
−1−エチニル、2− tert−ブトキシカルボニル
−l−メチル−1=エチニル、2−シクロへキシルオキ
シカルボニル−1−メチル−1−エチニル、2−ノルボ
ルニルオキシカルボニル−1−メチル−1−エチニルな
どがあげられる。
記号R3は水素原子または置換されていてもよい炭化水
素残基を表わす。炭化水素残基としてはたとえばC+−
sアルキル基+ CM−@アルケニル基、C!−、アル
キニル基r C3−1゜シクロアルキル基+ CB−8
シクロアルケニル基などがあげられるが、とりわけCl
−3アルキル基または置換されたCl−、アルキル基が
好ましい。C1−。アルキル基としてはここでも前記し
た01−。アルキル基がよく具体的にはメチル、エチル
、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、インブチ
ル1llec−ブチル、 tert−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシルなどがあげられるがとりわけメチル
、エチル、n−プロピルが好ましい。C1−6フルケニ
ル基としてはここでも前記したC t−11フルケニル
基がよ(具体的にはビニル、アリル、インプロペニル、
メタリル、1.1−ジメチルアリル、2ブテニル、3−
ブテニルなどがあげられる。C6−6アルキニル基とし
ては具体的にはエチニル、1−プロピニル、2−プロピ
ニル、フロパルギルナト力あげられる。C8−1゜シク
ロアルキル基としてはここでも前記したCl−、シクロ
アルキル基がよ(具体的にはシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、アダマンチルなどがあげられる。c 5−11シク
ロアルケニル基としては具体的には2−シクロペンテニ
ル。
3−シクロペンテニル、2−シクロヘキセニル、3−シ
クロへキセニル、シクロペンタジェニル、シクロへキサ
ジェニルなどがあげられる。
これらの炭化水素残基の置換基としてはたとえば水酸L
 c 、−、アルキル基、C1−。アルケニル基。
C2−6アルキニル基、Cl−10シクロアルキル基r
 C5−、シクロアルケニル基+C11−1+1アリー
ル基+C?−1゜アラルキル基、複素環基ICI−II
アルコキシ基、C7−1゜シクロアルキルオキシ基、C
l−107リールオキシ基+C?−1117ラルキルオ
キシ基、複素環オキシ基。
メルカプト基+ CI−@アルキルチオ基+ C3−1
0シクロアルキルチオ基、Co−1oアリールチオ基、
C?−teアラルキルチオ基、複素環チオ基、アミ7基
、モノC+−*アルキルアミ7基、ジC1−。アルキル
アミ7基、トリC++sアルキルアンモニウム基+C5
−1117クロアルキルアミ7基、 CS−+。アリー
ルアミ7基。
C?−1@アラルキルアミノ基、複素環アミノ基、環状
アミノ基、アジド基、ニトロ基、ハロゲン原子、シアノ
基、カルボキシル基、Cl、。アルコキシ−カルボニル
基、 C*−+。アリールオキシ−カルボニル基、C?
−1117ラル牛ルオキシーカルボニル基、Cl−10
7リールーアシル1基r CI−1アルカノイル基+ 
C!−1アルケノイル基+ C@−1゜アリール−アリ
ルオキシ基+ C1−@アルカノイルオキシ基、 Cs
−sアルケノイルオキシ基、カルバモイル1基、チオカ
ルバモイル1基、カルバモイル1オキシ基、フタルイミ
ド基+CI−、アルカノイルアミ7基+ CI−1゜ア
リール−アシル“アミノ基、カルボキシアミ7基、CI
□0フルコキシーカルボキサミド基+C@−107リー
ルオキシーカルボキサミド基+C?−11アラルキルオ
キシ−カルボキサミド基などがあげられ、同一または異
なって1ないし3個存在していてもよい。炭化水素残基
の置換基としては、具体的にはCI−、アルキル基は前
記のもの、すなわちメチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、 8eC−ブチ
ル、tert−フチル、n−ペンチル、n−ヘキシルな
どを、C1−、アルケニル基は前記のもの、すなわちビ
ニル、アリル、インブローベニル、メタリル、■、1−
ジメチルアリル、2−ブテニル、3〜ブテニルなどを、
C9−、アルキニル基は前記のもの、すなわちエチニル
、1−プロピニル、2−プロピニル、プロパルギルなど
を、C3−1゜シクロアルキル基は前記のもの、すなわ
ちシクロプロピル、シクロブチル。
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル。
アダマンチルなどを、Cs−aシクロアルケニル基は前
記のもの、すなわちシクロプロペニル+2−’iシクロ
ペンテニル3−シクロペンテニル、2−シクロへキセニ
ル、3−シクロヘキセニル、シクロペンタジェニル、シ
クロへキサジェニルなどを、C,−、。アリール基は前
記のもの、すなわちフェニル、ナフチル、ビフェニリル
などを、C?−1eアラルキル基は前記のもの、すなわ
ちベンジル、1−フェニルエチル。
2−フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフチルメチ
ル、ベンズヒドリルなどを、CI−@アルコキシ基は前
記のもの、すなわちメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、インプロポキシ、n−ブトキシ、、tertブトキ
シ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシなどを、
Cl−1゜シクロアルキルオキシ基は前記のもの、すな
わちシクロプロピルオキシ、シクロへキシルオキシなど
を、Cl−107リールオキシ基は前記のもの、すなわ
ちフェノキシ、ナフチルオキシなどを、c?−11アラ
ルキルオキシ基は前記のもの、すなわちベンジルオキシ
、■−フェニルエチルオキシ、2−フェニルエチルオキ
シ、ベンズヒドリルオキシなどを、CI−。アルキルチ
オ基は前記のもの、すなわちメチルチオ、エチルチオ、
n−プロピルチオ、n−ブチルチオなどを、Cl−1+
1シクロアルキルチオ基は前記のもの、すなわちシクロ
プロピルチオ、シクロヘキシルチオなどを、Cl−1゜
アリールチオ基は前記のもの、すなわちフェニルチオ、
ナフチルチオなどを、C,−、、アラルキルチオ基は前
記のもの、すなわちベンジルチオ、フェニルエチルチオ
ベンズヒドリルチオなどを、モノC3−。アルキルアミ
ノ基は前記のもの、すなわちメチルアミノ、エチルアミ
ノ、n−プロピルアミ/、n−ブチルアミノなどを、ジ
C+−*アルキルアミノ基は前記のもの、すなわちジメ
チルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ
ー(n−プロピル)アミノ、ジー(n−ブチル)アミ7
などを、トリC+−eアルキルアンモニウム基は前記の
もの、すなわちトリメチルアンモニウム、トリエチルア
ンモニウムなどを、C,、。
シクロアルキルアミノ基は前記のもの、スナワチシクロ
プロピルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロへキシ
ルアミノなどを、Cl−+。アリールアミ7基は前記の
もの、すなわちアニリノ、N−メチルアニリノなどを、
C?−I@アラルキルアミノ基は前記のもの、すなわち
ベンジルアミノ、1−フェニルエチルアミノ、2−フェ
ニルエチルアミノ、ベンズヒドリルアミノなどを、環状
アミノ基は前記のもの、すなわちピロリジノ、ピペリジ
ノ、ピペラジノ。
モルホリノ、1−ピロリルなどを、ハロゲン原子はここ
ではフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などを、Cl−1゜ア
ルコキシ−カルボニル基は前記のもの、すなわちメトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、nプロポキシカル
ボニル、インプロポ牛ジカルボニル、n−ブトキシカル
ボニル、インブトキシカルボニル、 tert −フト
キシ力ルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シ
クロへキシルオキシカルボニル、ノルボルニルオキシカ
ルボニルなどを、c、−1゜アリールオキシ−カルボニ
ル基は前記のもの、すなわちフェノキシカルボニル、ナ
フチルオキシカルボニルなどを、C,−、、アラルキル
オキシ−カルボニル基は前記のもの、すなわちベンジル
オキシカルボニル、ベンズヒドリルオキシカルボニルな
どを、C,−、。アリール−アシル“基は前記のもの、
すなわちベンゾイル、ナフトイル、フタロイル、フェニ
ルアセチルなどを、cl−@アルカノイル基は前記のも
の、すなわちホルミル、アセチル、プロピオニル、フチ
リル、バレリル、ピバロイル、サクシニル。
グルタリルなどを、C,、アルケノイル基は前記のもの
、すなわちアクリロイル、クロトノイル、マレオイルな
どを、C,−1oアリール−アシル十オキシ基は前記の
もの、すなわちベンゾイルオキシ、ナフトイルオキシ、
フェニルアセトキシなどを、C*−@アルカノイルオキ
シ基は前記のもの、すなわちアセトキシ、プルピオニル
オキシ、ブチリルオキシ、バレリルオキシ、ピパロイル
オキシなどを、Cs−5アルケノイルオキシは前記のも
の、すなわちアクリロイルオキシ、クロトノイルオキシ
などを、カルバモイ/lz’基は前記のもの、すなわち
カルバモイル。
N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N
、N−ジメチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル
、N、N−ジエチルカルバモイル、N〜フェニルカルバ
モイル、N−アセチルカルバモイル、N−ベンゾイルカ
ルバモイル、 N −(p−メトキシフェニル)カルバ
モイルに加えてピロリジノカルボニル、ピペリジ7カル
ボニル、ピペラジノカルボニル、モルホリノカルボニル
などを、チオカルバモイル1基は前記のもの、すなわち
チオカルバモイル、N−メチルチオカルバモイル、N−
フェニルチオカルボニルなどを、カルバモイル”オキシ
基は前記のもの、すなわちカルバモイルオキシ、N−メ
チルカルバモイルオキシ、N、N−ジメチルカルバモイ
ルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、N−フェニ
ルカルバモイルオキシなどを、rc、、アルカノイルア
ミノ基」はたとえばアセトアミド、プロピオンアミド、
ブチロアミド、バレロアミド、ビバロアミドなどを、r
Ce−toアリール−アシル1アミ7基」はたとえばベ
ンズアミド、ナフトイルアミノ。
フタルイミドなどを、rc 、、。アルコキシ−カルボ
キサミド基」はたとえばメトキシカルボキサミド(CH
30CONH−)、エトキシカルボキサミド、 ter
t−ブトキシカルボキサミドなどを%I” C8−10
7リールオキシーカルポキサミド基」はたとえばフェノ
キシカルボキサミド(C,H,0CONH−)などを、
rcy−+sアラルキルオキシーカルボキサミド基」は
たとえばベンジルオキシカルボキサミド(C,H5CH
*0CONト)、ベンズヒドリルオキシカルボキサミド
などを表わす。
複素環基、複素環オキシ基、複素環チオ基および複素環
アミ7基の複素環基はここでも複素環の炭素原子に結合
している水素原子を1個とりのぞいてできる基をいい、
そのような複素環は、たとえば窒素原子(オキシド化さ
れていてもよい)、酸素原子、硫黄原子などのへテロ原
子を1〜数個、好ましくは1〜4個含む5〜8員環また
はその縮合環をいう。このような複素環基としてはここ
でも2−ピロリル以下、具体的に前記したものがそのま
まあげられる。したがって「複素環オキシ基」とじては
たとえばチアゾリルオキシなどが、「複素環チオ基」と
してはたとえばチアゾリルチオなどがあげられる。「複
素環アミ7基」としてはたとえばチアゾリルアミノ、チ
アジアゾリルアミ7などがあげられる。
置換された炭化水素残基でより好ましいものは水M基、
シクロアルキル基、アルコキシ基、アル4−ルチオ基、
アミ7基、トリアルキルアンモニウム基。
ハロゲン原子、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、シアノ基、アジドLm素環基など
で1ないし3個置換されたC6−、アルキル基(C+−
Sアルキル基はメチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピルなどをいう)であり、それらを具体的にあげると
、シクロプロピルメチル、メトキシメチル、エトキシメ
チル、1−メトキシエチル。
2−メトキシエチル、l−エトキシエチル、2−ヒドロ
キシエチル、メチルチオメチル、2−アミノエfル、2
−(トリメチルアンモニウム)エチル、2−(トリエチ
ルアンモニウム)エチル、フルオロメチル、ジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、2−フルオロエチル、2
.2−ジフルオロエチル、クロロメチル、2−クロロエ
チル、2.2−ジクロロエチル、2.2.2−1クロロ
エチル、2−ブロモエチル、2−ヨードエチル、2,2
.2−トリフルオロエチル、カルボキシメチル、l−カ
ルボキシエチル。
2−カルボキシエチル、2−カルボキシプロピル。
3−カルボキシプロピル、1−カルボキシブチル。
シアノメチル、l−カルボキシ−1−メチルエチル、メ
トキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、
 tert−ブトキシカルボニルメチル、l−メトキシ
カルボニル−1−メチルエチル、l−エトキシカルボニ
ル−1−メチルエチル+ l  tert−ブトキシカ
ルボニル−1−メチルエチル、1ベンジルオキシカルボ
ニル=1−メチルエチル。
1−ヒバロイルオキシカルボニル−1−メチルエチル、
カルバモイルメチル、2−アジドエチル12−(ピラゾ
リル)エチル、2−(イミダゾリル)エチル、2−(2
−オキソピロリジン−3−イル)エチル、2−アミノ−
4−チアゾリルメチルなどのほか多くのものがあげられ
る。具体的にあげた炭化水素残基のうち最も好ましいも
のはメチル、エチル、n−プロピルなどの直鎖状のC1
−3アルキル基および2−フルオロエチル、2−クロロ
エチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、
シア/メチル、カルボキシメチル、 tert−ブトキ
シカルボニルメチル、1−カルボキシ−1−メチルエチ
ル。
1−tert−ブトキシカルボニル−1−メチルエチル
などのハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、シアン基で1ないし
3個置換された直鎖状又は分枝状のC8−、アルキル基
およびアリル基、プロパルギル基である。ここで記号B
、3pを上に例示また最も好ましい炭化水素残基もしく
は水素原子を表わすものとすると化合物[1]としては [式中の記号は前記したものを示す] の構造のものが最も好ましい。
N−OR’ 例をあげるとたとえば、2−(5−アミノ−1,2゜4
−チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−(ヒドロ牛
ジイミノ)アセチル、2−(5−アミ/−1,2゜4−
チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−(メト牛ジイ
ミノ)アセチル、2−(5−アミノ−1,2゜4−チア
ジアゾール−3−イル)−2(Z)−(エトキシイミノ
)アセチル、1−(5−アミノ−1,2゜4−チアジア
ゾール−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノ)アセ
チル、2−(5−アミノ−1,2+4−チアジアゾール
−3−イル)−2(Z )−((2−フルオロエチル)
オキシイミノ)アセチル、2−(5アミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)2 (Z ’)−1(2
−クロロエチ、ル)オキシイミノ)アセチル、2−(5
−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−
2(Z)−(カルボキシメチルオキシイミノ)アセチル
、2−(5−アミノ−1,2゜4−チアジアゾール−3
−イル)−2(Z)l(1−カルボキン−1−メチルエ
チル)オキシイミノ)アセチル、2−(5−アミノ−1
,2,4−チアジアゾール−3−イル−2(Z)  !
(1−tert−ブトキシカルボニル−1−メチルエチ
ル)オキシイミノ)アセチルなどが例示される。
本発明の化合物[1]において置換基R゛は水素原子、
メトキシ基またはホルムアミド基(I CONH−)を
表わす。
本発明の化合物[I]において置換基R13は水素原子
、メチル基、水酸基またはハロゲン原子を表わす。ここ
でハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素、コラ素をいう。
化合物[1]において置換基Aeは置換されていてもよ
い2,3−位または3.4−位で縮合環を形成するイミ
ダゾリウム−1−イル基を表わす。ここで縮合環はイミ
ダゾール環と5〜6員芳香族曳素環が縮合した形のもの
を意味し、この縮合環はさらに別の芳香環または芳香族
複素環と縮合していてもよい。また置換基Aの右肩に付
記したのは置換基Aが1価の陽電荷を持つことを示す。
置換されていてもよい2,3−位または3,4−位で縮
合環を形成するイミダゾリウム−1−イル基(A の)
は−数式 [A皇]または[A2コ で書き表わされ、式中のBはさらに別の芳香環または芳
香族複素環と縮合していてもよい5〜6員芳香族複素環
を形成する基、R”は水素原子またはイミダゾール環上
の置換基、R1′は水素原子またはイミダゾール環と縮
合する環上の置換基をそれぞれ表わす。Bは炭素原子、
窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子からなり、
このうち炭素原子は1個の水素原子または1個の置換基
と結合するか、もしくは隣接する炭素原子とともに別の
縮合環を形成する。AI基としては具体的にはつぎのよ
うなものがあげられる。
A’基としては具体的にはつぎのようなものがあげられ
る。
これらの基のなかでイ ミダゾ[1,2−a]ピリジ [1,2−bコピリダジニウムーl−イル基(前記の式
[A ’]、 [A ”]および具体的にあげたAI基
、A″基においては置換基Aeの陽電荷を便宜上イ ミダゾールの3位の窒素原子にあてはめたが、該第4級
窒素原子が1位の窒素原子にあてはめられる場合もある
。また1価の陽電荷がイミダゾール環に非局在化してい
る場合、さらに縮合環全体に非局在化している場合もあ
る。したがってたとわされる。この陽電荷の存在位置は
化合物[1]の状態(固体か溶液中か)、溶媒の種類・
液性、温度。
置換基の種類などによって流動的に変化するので、本発
明は陽電荷が窒素原子に局在化した場合とイミダゾール
環または縮合環全体に非局在化した場合のすべてを包含
するものとする。置換基R11及びR11の数は好まし
くは1ないし2個である。縮合環A上の置換基R目およ
びR11としてはたとえば水酸基、ヒドロキシC1−、
アルキル基、C,−、アルキル1&、Ct−sアルケニ
ル基+ Ct−@アルキニル基。
C4−、アルカジェニル基、C8−1゜シクロアルキル
基。
C6−。シクロアルケニル基+ C3−1゜シクロアル
キルC1−、アルキル基+CII−IQアリール基r 
C?−1tアラルキル基、ジC@−IQアリールメチル
基、トリCo−t。
アリールメチル基、複素環基* Cl−11アルコキシ
基。
C3−6アルコキシーC+−aアルキル基+ C3−1
゜シクロアルキルオキシ基+Cl−1゜アリールオキシ
LC7−39アラルキルオキシ基、メルカプト基、メル
カプトC1−。アルキル基、スルホ基、スルホC9−8
アル牛ル基r CI−1アルキルチオ基、C21アルキ
ルチオC+−aアルキル基+C3−1゜シクロアルキル
チオ基。
Ca−+oアリールチオ基、C7++sアラルキルチオ
基。
アミノ基、アミノC1−、アル牛ル基、モノC1−8ア
ルキルアミノ基、ジC1−6フルキルアミノ基、モノC
−、アルキルアミノC1−6アルキル基、ジc 1−8
アルキルアミノC+−6アルキル基+ C3□。シクロ
アルキルアミ7基+ C@ −1゜アリールアミ7基+
C?−111アラルキルアミノ基、環状アミ7基、環状
アミノC1−8アルキル基、環状アミノC1−。アルキ
ルアミノ基。
アジド基、ニトロ基、ハロゲン原子、ハロゲノC1−6
アルキル基、シアノ基、シアノC1−6アルキル基、カ
ルボキシル基、カルボキシC+−sアルキル基、 C、
−1゜アルコキシ−カルボニル基、c、−10アルコキ
シ−カルボニルC+−sアルキル基+ Cs−t。アリ
ールオキシ−カルボニル基、Ct−。アラル牛ルオ牛ジ
ーカルボニル基+Cl−1゜アリール−アシル十基+ 
CI−。
アルカノイル基、C1−。アルカノイルC1−8アルキ
ル基+ C3−Sアルケノイル基、cs−1゜アリール
−アシル“オ牛シ基、C1−。アルカノイルオキシ基、
C2−、アルカノイルオキシC6−6アルキル基+ C
3−6了ルケノイルオキシ基、カルバモイルC++aア
ルキル基。
カルバモイル書基、チオカルバモイル筆基、カルバモイ
ル嶺オ牛シ基、カルバモイルオキシC3−6アルキル基
+ CI−@アルカノイルアミノ基+ CI+−1゜ア
リール−アシル“アミ7基、スルホンアミド基、カルボ
キシアミノ基r CI−1゜アルコキシ−カルボキサミ
ド基+c、−10アリールオキシ−カルボキサミド基。
C7−1゜アラルキルオキシ−カルボキサミド基などが
あげられる。上記の置換基中、「C4−sアルカジェニ
ル基」はたとえば、■、3−ブタジェニルなどを、rc
 s−+ケシクロアル牛ルCl−11アルキル基Jはた
とえば、シクロペンチルメチル、シクロへキシルメチル
などを、ハロゲン原子はここではフッ素、塩素。
臭素などをそれぞれ表わす。その他の基はすべて前記の
ものがここでもそのままあげられる。
これらの置換基は同一または異なって複数個置換されて
いてもよい。またAIにおいてはイミダゾール環の5,
6−位が脂環、芳香族環、複素環と縮合していてもよい
。これらの例としてはなどがあげられ、ここでB、R1
″は前記したものと同じである。上記した置換基R目、
RI″はさらに置換されていてもよい。
上記の化合物[11において4位のカルボキシル基(−
COO)の右肩に付記したθは該カルボキシル基がカル
ボキシレートアニオンであって、置換基A上の陽電荷と
一対になって分子内塩を形成していることを示す。一方
、化合物[1]は薬理学的に受容される塩もしくはエス
テルであってもよい。
薬理学的に受容される塩としては無機塩基塩、アンモニ
ウム塩、有機塩基塩、無機酸付加塩、有機酸付加塩、塩
基性アミノ酸塩などがあげられる。無機塩基塩を生成さ
せつる無機塩基としてはアルカリ金属(たとえばナトリ
ウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(たとえばカ
ルシウムなど)などが、有機塩基塩を生成させうる有機
塩基としてはたとえばプロ力イン、2−フェニルエチル
ベンジルアミン、ジベンジルエチレンジアミン、エタノ
ールアミン、ジェタノールアミン、トリスヒドロキシメ
チルアミノメタン、ポリヒドロキシアルキルアミン。
N−メチルグルフサミンなどが、無機酸付加塩を生成さ
せうる無機酸としてはたとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸
、硝酸、リン酸などが、有機酸付加塩を生成させうる有
機酸としてはたとえばp−1ルエンスルホン酸、メタン
スルホン酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、マレイン酸など
が、塩基性アミノ酸塩を生成させうる塩基性アミノ酸と
してはたとえばリジン、アルギニン、オルニチン、ヒス
チジンなどがあげられる。これらの塩のうち塩基塩(す
なわち無機塩基塩、アンモニウム塩、有機塩基塩、塩基
性アミノ酸塩)は化合物[1]の置換基R1,R3もし
くはAe中にカルボキシル基、スルホ基などの酸性基が
存在する場合に形成しうる塩基塩を意味し、酸付加塩(
すなわち無機酸付加塩、有機酸付加塩)は化合物[1]
の置換基R・R3もしくはAe中にアミン基、モノアル
キルアミノ基、ジアルキルアミ7基、シクロアルキルア
ミ7基、アリールアミ7基、アラルキルアミノ基、環状
アミノx、含=素m素環基などの塩基性基が存在する場
合に形成しつる酸付加塩を意味する。また酸付加塩とし
ては化合物[I]の分子内塩を形成している部分、すな
わち4位のカルボキシレート部分(c o o e)と
3位のCH,A”部分に酸が1モル付加して4位がカル
ボキシル基(CooH)、3位がCH2Ae−Me[式
中、Meは無機酸、有機酸からプロトンH■をとりのぞ
いてできるアニオンを示す。たとえばクロライドイオン
、ブロマイドイオン、スルフェートイオン、p−トルエ
ンスルホネートイオン、メタンスルホネートイオン、ト
リフルオロアセテートイオンなどっとなった塩も含まれ
る。化合物[1]のエステル誘導体は分子中に含まれる
カルボキシル基をエステル化することにより生成されう
るエステルを意味し、合成中間体として利用できるエス
テルおよび代謝上不安定な無毒のエステルである。
合成中間体として利用できるエステルとしてはC1−6
アルキル1エステル+ C*−@アルケニルエステル。
C3−10シクロアルキルエステル+C3−10シクロ
アルキルCI−8アルキルエステル、Cs−+oアリー
ル”エステル、C?−1ffiアラルキル1エステル、
ジC、−、。
アリール−メチルエステル、トリC11−10アリール
−メチルエステル、置換シリルエステルなどがあげられ
る。CI−@アルキル1エステルを形成する「C1−。
アルキル1基」としてはたとえば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
 5ec−ブチル、 tert−ブチル、n−ペンチル
、nヘキシル、ベンジルオキシメチル、2−メチルスル
ホニルエチル、2−トリメチルシリルエチル、2゜2.
2−)1クロロエチル、2−ヨードエチル、アセチルメ
チル、p−ニトロベンゾイルメチル、p−メシルベンゾ
イルメチル、フタルイミドメチル、サクシンイミドメチ
ル、ベンゼンスルホニルメチル、フェニルチオメチル、
ジメチルアミノエチル、ピリジン1−オキシド−2−メ
チル、メチルスルフィニルメチル、2−シアノ−1,1
−ジメチルエチルなどを、Ct−@アルケニルエステル
を形成するC1−。
アルケニル基としてはここでも前記のもの、すなワチビ
ニル、アリル、1−プロペニル、インフロベニル、1−
ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル。
メタリル、■、1−ジメチルアリル、3−メチル−3−
ブテニルなどを、C3−+oシクロアルキルエステルを
形成するC3−10シクロアルキル基としてはここでも
前記のもの、すなわちシクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへブチル、/
ルボルニル、アダマンチルナトヲ、Cs−+。シクロア
ルキルC+−aアルキルエステルを形成するCS−+。
シクロアル牛ルC5−6アルキル基としてはここでも、
前記のもの、すなわちシクロプロピルメチル、シクロペ
ンチルメチル、シクロヘキシルメチルなどを、C6−1
゜アリール”エステルを形成するrc、、。アリール1
基」としてはたとえばフェニル、α−ナフチル、β−ナ
フチル、ビフェニリル、p−二トロフェニル、p−クロ
ロフェニルナトを、C,−、、アラルキル1エステルを
形成するrc、−目アラルキル1基」としてはたとえば
、ベンジル、■フェニルエチル、2−フェニルエチル、
フェニルプロピル、ナフチルメチル、p−ニトロベンジ
ル、pメトキシベンジル、1−インダニル、フェナシル
3.5−ジtert−ブチルー4−ヒドロキシベンジル
などを、ジC,,oアリールーメチルエステルを形成す
るジC6−1゜アリール−メチル基としてはここでも前
記のもの、すなわちベンズヒドリル、ビス(p−メトキ
シフェニル)メチルなどを、トリC0□。
アリール−メチルエステルを形成するトリC8−1゜ア
リール−メチル基としてはここでも前記のもの、すなわ
ちトリチルなどを、置換シリルエステルを形成する置換
シリル基としてはここでも前記のもの、すなわちトリメ
チルシリル、 tert−ブチルジメチルシリル、  
S +(CH3)ICHtCHes i(CH、)、−
などをそれぞれ表わす。上記したエステルには4位のエ
ステルも含まれる。このように4位が上記のエステル基
であるものは3位がCH,A”−Me [式中、M O
は前記と同意Mを示すコのような塩を形成している。
代謝上不安定な無毒のエステルとしてはペニシリン、セ
ファロスポリンの分野ですでに確立されているものが本
発明においても便宜に採用されうる。このような代謝上
不安定な無毒のエステルとしては、たとえばC2−6ア
ルカ/イルオキシCl−11アルキルエステル、1−(
C,−。アルコキシ)C,−。
アルキルエステル、1−(C,−、アルキルチオ)C、
−6アルキルエステル、1−(Ct−eアルコキシカル
ポニルオ牛シ)Ct−アルキルエステルなどがあげられ
、Ct−@アルカノイルオキシCI−6アルキルエステ
ルとしてはたとえば、アセトキシメチルエステル、1−
アセトキシエチルエステル、l−アセトキシブチルエス
テル、2−アセトキシエチルエステル、プロピオニルオ
キシメチルエステル、ビバロイルオ半ジメチルエステル
などが、t−(c、−@アルコキシ)C,−、アルキル
エステルとしてはたとえば、メトキシメチルエステル、
エトキシメチルエステル、イソプロポキシメチルエステ
ル、■−メトキシエチルエステル、1−エトキシエチル
エステルなどが、1−(C,@アルキルチオ)C1−*
アルキルエステルとしてはたとえば、メチルチオメチル
エステル、エチルチオメチルエステルr 1− (C、
−,7ルコキシ力ルポニルオキシ)C,、アルキルエス
テルとしてはたとえば夏−(エトキシカルボニルオキシ
ニルオキシ)エチルエステルなどがそれぞれあげられる
。本発明は上記エステル誘導体のほかに、生体内におい
て化合物[1]に変換される薬理学的に受容しうる化合
物も包含する。上記した合成中間体として利用できるエ
ステルおよび代謝上不安定な無毒のエステルには4位の
エステルもiすれる。このように4位が上記のエステル
基であるモノハ通常、3位がCH,Ae−Me[式中、
Meは前記と同意義を示す]のような塩を形成している
また化合物[1]が水酸基を有する場合、その水酸基は
保護されていてもよい。水酸基の保護基としては、β−
ラクタムおよび有機化学の分野で通常、水酸基の保護基
として使用しうるちのはすべて利用でき、前記のC t
−sアルカノイル基,置換オキシカルボニル基+ te
rt−ブチル基+C?ー+tアラル牛ル1基,ジC6−
、。アリール−メチル基,トリC.−、。アリール−メ
チル基.1−(C1−、アルコキシ)Ct−117/L
/キル基r 1  (C 1−67 ルキルf オ)C
 +ーsフルキル基,置換シリル基などのほか、たとえ
ば2テトラヒドロピラニル、4−メトキシル4−テトラ
ヒドロピラニルなどのアセタール残基などカ用いられる
化合物[1]が前記したアミ7基以外のアミン基をさら
に有する場合、そのアミノ基もやはり保護されていても
よい。このようなアミノ基の保護基としては、前記のア
ミ7基の保護基がここでもそのままあげられる。
本発明の化合Ii[I]はスペクトルの広い抗菌活性を
有し、人および動物における病原性細菌により生ずる種
々の疾病、たとえば気道感染、尿路感染の予防ならびに
治療のために使用されうる。抗菌性化合物[1]の抗菌
スペクトルの特徴としてつぎのような点があげられる。
(1)多種のダラム陰性閑に対して非常に高い活性を示
す。
(2)ダラム陽性園(たとえばスタフィロコッカス・ア
ウレウス、コリネバクテリウム・ジフテリアエなど)に
対して高い活性を有している。
(3)通常のセファロスポリン系抗生物質による治療に
感受性でないシュウトモナス・エアルギノサに対して顕
著な効果を示す。
(4)多くのβ−ラクタマーゼ生産性ダラム陰性菌(た
とえばエシェリヒア属、エンテロバクタ−属。
セラチア属、プロテウス属など)に対しても高い活性を
有している。
特にシュウトモナス属微生物に対しては従来からアミカ
シン、ゲンタマイシンなどのアミノグリコシド系抗生物
質が用いられてきたが、抗菌性化合物[1]は゛これら
のアミノグリコシド類に匹敵する抗菌力を示すばかりで
なく、人および動物に対する毒性がアミノグリコシド類
よりも格段に低いので、大きな利点を持っている。
また本発明の抗菌性化合物[I]は優れた安定性を有す
る、血中濃度が高い、効果の持続時間が長い、組織移行
性が顕著であるなどの特徴をも有している。
上記したような特徴を有する本発明の化合物[1]のう
ち、以下(1) −(3)に示す構造を有するものは最
も優れた化合物群である。
(1)A”が置換基を有しないイミダゾ[1,2−b]
ピリダジニウム−1−イル基であるもの(2) Aのが
01−・アルキル基、・・ロゲン原子、シアノ基を置換
基として有するイミダゾ[1,5−a]ピリジニウム−
2−イル基であるもの (3)R’がアミ7基でR3が置換されていてもよいC
1−3アルキル基でAのがフッ素原子又はシアノ基を置
換基として有するイミダゾ[1,2−alピリジニウム
−1−イル基であるもの。
本発明の化合物[1]またはその塩もしくはエステルの
製造法を以下に詳しく述べる。以下に述べる方法は反応
としてはいずれも公知であり、それらの公知方法または
それらに準する方法を応用することができる。
製造法(1): たとえば−数式 [式中、記号Z、R’、R”およびAのは前記と同意義
を示す]で表わされる7−アミノ化合物またはその塩も
しくはエステルと一般式 [式中、記号R1およびR3は前記と同意義](以下R
” OHと略す)で表わされるカルボン酸またはその塩
も、シ<は反応性誘導体とを反応させることにより化合
物[1]を合成することができる。
本性は7−アミノ化合物[11]をカルボン酸RbOH
またはその塩もしくは反応性誘導体でアシル化する方法
である。この方法においてカルボン酸R”OHは遊離の
ままあるいはその塩もしくは反応性誘導体が7−アミン
化合物[1]の7位アミノ基のアシル化剤として用いら
れる。すなわち遊離酸R”OHあるいは遊離酸R”OH
の無機塩基塩。
有機塩基塩、酸ハライド、酸アジド、酸無水物、混合酸
無水物、活性アミド、活性エステル、活性チオエステル
などの反応性誘導体がアシル化反応に供される。無機塩
基塩としてはアルカリ金属塩(たとえばナトリウム塩、
カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(たとえばカル
シウム塩など)などが、有機塩基塩としてはたとえばト
リメチルアミン塩。
トリエチルアミン塩、 tert−ブチルジメチルアミ
ン塩、ジベンジルメチルアミン塩、ベンジルジメチルア
ミン塩、N、N−ジメチルアニリン塩、ピリジン塩、キ
ノリン塩などが、酸ハライドとしてはたとえば酸クロラ
イド、酸ブロマイドなどが、混合酸無水物としてはモノ
C11アルキル炭酸混合酸無水物(たとえば遊離酸Rb
oHとモノメチル炭酸、モノエチル炭酸、モノイソプロ
ピル炭酸、モノイソブチル炭酸、モノtert−ブチル
炭酸、モノベンジル炭酸、モノ(p−ニトロベンジル)
炭酸、モノアリル炭酸などとの混合酸無水物)、C1−
6脂肪族力ルボン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸Rb
OHと酢酸。
トリクロロ酢酸、シアノ酢酸、プロピオン酸、酪酸。
イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ビバル酸、トリフルオ
ロ酢酸、トリクロロ酢酸、アセト酢酸などとの混合酸無
水物)、C?−、、芳香族カルボン酸混合酸無水物(た
とえば遊離酸RbOHと安息香酸、p−トルイル酸、p
−クロロ安息香酸などとの混合酸無水物)。
有機スルホン酸混合酸無水物(たとえば遊離酸RbOH
とメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの混合酸無水物
)などが、活性アミドとしては含窒素複素環化合物との
アミド(たとえば遊離酸RboHとピラゾール、イミダ
ゾール、ベンゾトリアゾールなどとの酸アミドで、これ
らの含窒素複素環化合物は前記のC1−、アルキル基+
 CI−8アルコキシ基。
ハロゲン原子、オ十ン基、チオキソ基r CI−@アル
キルチオ基などで置換されていてもよい)などがあげら
れる。活性エステルとしてはβ−ラクタムおよびペプチ
ド合成の分野でこの目的に用いられるものはすべて利用
でき、たとえば有機リン酸エステル(たとえばジェトキ
シリン酸エステル、ジフェノキシリン酸エステルなど)
のはかp−ニトロフェニルエステル、2.4−ジニトロ
フェニルエステル。
シアノメチルエステル、ペンタクロロフェニルエステル
、N−ヒドロキシフタルイミドエステル。
N−ヒドロキシフタルイミドエステル、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾールエステル、6−クロロ−1−ヒドロ
キシベンゾトリアゾールエステル。
l−ヒドロキシ−IH−2−ピリドンエステルなどがあ
げられる。活性チオエステルとしては芳香族複素環チオ
ール化合物とのエステル(たとえば2−ピリジルチオー
ルエステル、2−ベンゾチアゾリルチオールエステルな
どで、これらの複素環は前記のCI−@アルキル基、C
I−@アルコキシ基/Xロゲン原子、 C、、アルキル
チオ基などで置換されていてもよい)があげられる。一
方、7−アミノ化合物[II]は遊離のまま、その塩あ
るいはエステルとして用いられる。7−アミノ化合物[
11]の塩としては無機塩基塩、アンモニウム塩、有機
塩基塩。
無機酸付加塩、有機酸付加塩などがあげられる。
無機塩基塩としてはアルカリ金属塩(たとえばナトリウ
ム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(たとえ
ばカルシウム塩など)などが、有機塩基塩としてはたと
えばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、 te
rt−ブチルジメチルアミン塩。
ジベンジルメチルアミン塩、ベンジルジメチルアミン塩
、N、N−ジメチルアニリン塩、ピリジン塩。
キノリン塩などが、無機酸付加塩としてはたとえば塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などが、
有機酸付加塩としてはギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢
酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
などがあげられる。7−アミノ化合物[I[]のエステ
ルとしては化合物[1]のエステル誘導体としてすでに
述べたエステルがここでもそのままあげられる。すなわ
ちC1−6アルキル0エステル+ CI−@アルケニル
エステル+C3−1゜シクロアルキルエステル、 CS
−SシクロアルキルC1−8アルキルエステル+ C1
1−1゜アリール1エステル。
C,、、アラルキル1エステル、ジC6−4゜アリール
メチルエステル、トリC@−toアリールメチルエステ
ル、 Ct−aアルカノイルオキシC1−。アルキルエ
ステルなどがあげられる。原料物質RbOHおよびその
塩・反応性誘導体は公知の方法またはそれに準する方法
によって容易に製造できる。化合物RbOHの反応性誘
導体は反応混合物から単離された物質として7−アミノ
化合物[■コと反応させてもよいし、または単離前の化
合物RbOHの反応性誘導体を含有する反応混合物をそ
のまま7−アミノ化合物[1]と反応させることもでき
る。カルボン酸Rb○■(を遊離酸または塩の状態で使
用する場合は適当な縮合剤を用いる。縮合剤としてはた
とえばN、N’〜ジシクロへキシルカルボジイミドなど
のN、N’−ジ置換カルボジイミド類、たとえばN、N
’−カルボニルジイミダゾール、N、N’−チオカルボ
ニルジイミダゾールなどのアゾライド類、たとえばN−
エト牛ジカルボニルー2〜エトキシ−1,2−ジヒドロ
キノリン、オキシ塩化リン、アルコキシアセチレンなど
の脱水剤、たとえば2−、クロロピリジニウムメチルア
イオダイド、2−フルオロピリジニウムメチルアイオダ
イドなどの2−ハロゲノピリジニウム塩類などが用いら
れる。これらの縮合剤を用いた場合、反応はカルボン酸
R’OHの反応性誘導体を経て進行すると考えられる。
反応は一般に溶媒中で行なわれ、反応を阻害しない溶媒
が適宜に選択される。このような溶媒としてはたとえば
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、
tert−7’チルメチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、エチレングリコール−ジメチルエーテルなどの
エーテル類、たとえばギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸n
−ブチルなどのエステル類、たとえばジクロロメタン、
クロロホルム、四塩化炭素、トリクレン、l、2−ジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、たとえばnへ
牛サン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類。
たとえばホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド
、N、N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、たと
えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトンなどのケトン類、たとえばアセトニトリル、プロ
ピオニトリルなどのニトリル類などのほか、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン。
ヘキサメチルホスホルアミド、水なとが単独または混合
溶媒として用いられる。アシル化剤(Rb0H)の使用
量は7−アミノ化合物[11]1モルに対して通常約1
〜5モル、好ましくは約1〜2モルである。反応は約−
80〜80℃、好ましくは約−40〜50℃、最も好ま
しくは約−30〜30℃の温度範囲で行われる。反応時
間は7−アミノ化合物[汀]およびカルボン酸RbOH
の種類。
溶媒の種類(混合溶媒の場合はその混合比も)1反応温
度などに依存し、通常約1分〜72時間、好ましくは約
15分〜3時間である。アシル化剤として酸ハライドを
用いた場合は放出されるハロゲン化水素を反応系から除
去する目的で脱酸剤の存在下に反応を行うことができる
。このような脱酸剤としてはたとえば炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムな
どの無機塩基、たとえばトリエチルアミン、トリ(n−
プロピル)アミン、トリ(n−ブチル)アミン、ジイソ
プロピルエチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン
、ピリジン、ルチジン、γ−コリジン、N、N−ジメチ
ルアニリン、N−メチルピベジリン、N−メチルピロリ
ジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン、たと
えばプロピレンオキシド、エピクロルヒドリンなどのア
ルキレンオキシドなどがあげられる。
本反応の原料の7−アミン化合物[11]またはその塩
もしくはエステルはたとえば、−数式[式中、記号R5
は水酸基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、置
換カルバモイルオキシ基またはハロゲン原子を、その他
の記号は前記と同意義を示す]で表わされる化合物また
はその塩もしくはエステルと一数式A’ [A’は置換
されていてもよい2,3−位または3,4−位で縮合環
を形成するイミダゾールを示す]で表わされるイミダゾ
ール化合物またはその塩とを反応させることにより合成
することができる。
ここで原料となる化合物[IX]またはその塩もしくは
エステルは公知の方法もしくはそれに準する方法を用い
て容易に入手しうる化合物である。化1[■lの塩、エ
ステルについては化合物[n]の塩、エステルと同じ塩
、エステルがここでもあげられる。
前記R1で表わされるアシルオキシ基は前記のアシル1
オキシ基がここでも用いられるが、とりわけアセトキシ
、クロロアセトキシ、プロピオニルオキシブチリルオキ
シ、ピバロイルオキシ、3−オ牛ソブチリルオ牛シ、4
−クロロ−3−オキソブチリルオキシ、3−カルボキシ
プロピオニルオキシ、4−カルボキシブチリルオキシ、
3−エトキシカルバモイルプロピオニルオキシ、ベンゾ
イルオキシ、0−カルボキシベンゾイルオキシ、O(エ
トキシカルボニルカルバモイル)ベンゾイルオキシ、O
(エトキシカルボニルスルファモイル)ベンゾイルオキ
シなどが好ましい。記号R5で表わされる置換カルバモ
イルオキシ基は前記のものがここでも用いられるが、と
りわけメチル力ルバモイルオ牛シ、N、N−ジメチルカ
ルバモイルオキシなどが好ましい。記号R5で表わされ
るハロゲン原子は塩素、臭素、ヨウ素などが好ましい。
またイミダゾール化合物A′とその塩については後に詳
記する。
本反応は7位−アミ7基が保護されていても上記と同様
に反応が進行する。反応後、要すれば保護基の脱離を行
うことにより同じく7−アミン化合物[II]に導くこ
とができる。
カルボン酸RbOHまたはその塩もしくは反応性誘導体
は公知の方法もしくはそれに準する方法により容易に製
造することができる。
製造法(2)ニー数式 [式中、R5は水酸基、アシルオキシ基、カルバモイル
オキシ基、置換カルバモイルオキシ基またはハロゲン原
子を、その他の記号は前記と同意義を示すコで表わされ
る化合物またはその塩もしくはエステルと一数式A’ 
[A’は置換されていてもよい2,3−位または3,4
−位で縮合環を形成するイミダゾールを示す]で表わさ
れるイミダゾール化合物またはその塩とを反応させるこ
とにより化合物[Nを合成することができる。
この反応は、化合物[X]またはその塩もしくはエステ
ル(以下化合物[X]と略称することもある)に対して
イミダゾール化合物A′またはその塩を反応させ、求核
置換反応により化合物[I]を合成する方法である。−
数式[X]においてR″はここでも水酸基、アシルオキ
シ基、カルバモイルオキシ基、置換カルバモイルオキシ
基またはハロゲン原子を示す。化合物[X]は遊離のま
ま、その塩あるいはエステルとして用いられる。化合物
[X]の塩。
エステルとしては製造法(1)において7−アミノ化合
物[I[’]の塩、エステルとしてあげたものがここで
もそのままあてはめられる。化合物[X]、その塩およ
びエステルは公知の方法またはそれに準する方法によっ
て容易に製造できる。一方イミダゾール化合物A′は置
換されていてもよい2,3−位または3.4−位で縮合
環を形成するイミダゾールを示す。ここで縮合環はイミ
ダゾール環と5〜6員芳香族複素環が縮合した形のもの
を意味し、この縮合環はさらに別の芳香環または芳香族
複素環と縮合していてもよい。置換されていてもよい2
.3−位または3,4−位で縮合環を形成するイミダゾ
ール(A′)は−数式[A ”]または[A″′]で書
き表わされ、化合物[X]と化合物[A ”]またはそ
の塩とを反応させた場合に合成できる目的化合物[1]
のAe基は前記のA“基を、化合物[X]と化合物[A
 ”]またはその塩とを反応させた場合に合成できる目
的化合物[1]のAの基は前記のA重基をそれぞれ示す
。縮合イミダゾール[Aμ]および[A ”]の式中の
記号BはA1基IA’基中のBとしてすでにあげたもの
がここでもそのままあてはめられ、したがって化合物[
A ”]としては具体的には などが、 [A”]としては具体的には などがあげられる。イミダゾール化合物A′上の置換基
RII/およびR12′としては基Aの置換基R11お
よびR11としてすでにあげたものがここでもそれぞれ
そのままあてはめられる。また化合物[A ”]におい
てはイミダゾール環の5,6−位が脂環、芳香族環、複
素環と縮合していてもよい。これらの例としては などがあげられ、ここでBIRI”は前記したものと同
じである。上記した置換基R”’、 R”’はさらに置
換されていてもよい。イミダゾール化合物A′は塩とし
ても用いられる。化合物A′の塩としてはたとえば塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などの無
機酸付加塩、たとえばギ酸塩。
酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩。
p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸付加塩などがあ
げられる。イミダゾール化合物A′およびその塩の一般
的合成法は既知であり、文献記載の公知方法またはそれ
に準する方法によって容易に製造できる。イミダゾール
化合物A′またはその塩による化合物[X]への本求核
置換反応はそれ自体よく知られた反応であって、通常溶
媒中で行なわれる。この反応に用いられる溶媒としては
製造法(1)で使用されるエーテル類、エステル類、ハ
ロゲン化炭化水素類、炭化水素類、アミド類、ケトン類
、ニトリル類、水などの溶媒がそのままあてはめられる
が、これらのほかにたとえばメタノール。
エタノール、n−プロパツール、インプロパツール。
エチレングリフール、2−メトキシエタノールなどのア
ルコール類も用いられる。またイミダゾール化合物A′
が液体の場合、この化合物A′を化合物[X]に対して
大過剰(たとえば10〜200倍モル)使用して溶媒を
も兼ねさせる場合がある。
この場合、上記の溶媒を使用しなくてもよいし、または
上記の溶媒とA′とを混合溶媒としてもよい。
化合物[X]においてR’がアシルオキシ基、カルバモ
イルオキシ基、置換カルバモイルオキシ基の場合: より好ましい溶媒は水もしくは水と混合しうる有機溶媒
と水との混合溶媒で、水と混合しうる有機溶媒のうち、
より好ましいものはアセトン、メチルエチルケトン、ア
セトニトリルなどである。
求核試薬A′の使用量は化合物[X11モルに対して通
常約1〜5モル、好ましくは約1〜3モルである。反応
は約10〜100℃、好ましくは約30〜80℃の温度
範囲で行なわれる。反応時間は化合物[X]および化合
物A′の種類、溶媒の種類(混合溶媒の場合はその混合
比)9反応温度などに依存し、通常約30分〜5日間、
好ましくは約1〜5時間である。反応はpH2〜8.好
ましくは中性付近すなわちpH5〜8で行なうのが有利
である。また本反応は通常2〜30当量のヨウ化物また
はチオシアン酸塩の存在下でより容易に進行する。この
ような塩としてはヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、
チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウムなどが
あげられる。上記の塩のほか、たとえばトリメチルベン
ジルアンモニウムブロマイド、トリエチルベンジルアン
モニウムブロマイド、トリエチルベンジルアンモニウム
ヒドロキサイドのような界面活性作用を有する第4級ア
ンモニウム塩を添加することによって反応を円滑に進行
させうる場合もある。
化合物[X]においてR′1が水酸基の場合:たとえば
日本国公開特許公報昭58−43979などに記載され
た方法にしたがって有機リン化合物の存在下に行う。こ
こで用いられる有機リン化合物としてはたとえば。−フ
ェニレンホスホロクロリゾイト、0−フェニレンホスホ
ロフロリゾイト、メチル 0−フェニレンホスフェイト
、エチル 。
−フェニレンホスフェイト、 プロピル 。−7二二レ
ンホスフエイト、イソプロピル 。−フエニレンホスフ
エイト、ブチル O−フェニレンホスファイト、イソブ
チル O−フェニレンホスフェイト、5ec−ブチル 
0−フェニレンホスフェイト、シクロヘキシル 0−フ
ェニレンホスフェイト、フェニル O−フェニレンホス
フェイト、pクロロフェニル 0−フェニレンホスファ
イト、p−アセチル O−フェニレンホスファイト、2
−クロロエチル O−フェニレンホスフェイト、2゜2
.2−トリクロロエチル 0−フェニレンホスフェイト
、エトキシカルボニルメチル 0−フェニレンホスフェ
イト、カルバモイルメチル O−フェニレンホスファイ
ト、2−シアノエチル O−フェニレンホスフェイト、
2−メチルスルホニルエチル 0−フェニレンホスファ
イト、ベンジル 〇−フェニレンホスフェイト、1,1
−ジメチル−2−フロベニル 0−フェニレンホスフェ
イト、2−プロペニル 0−フェニレンホスフェイト、
3−メチル−2−ブテニル 0−フェニレンホスフェイ
ト、2−チエニルメチル 0−フェニレンホスファイト
、2−フルフリルメチル O−フェニレンホスフェイト
、ビスー〇−フェニレンピロホスフェイト、2−フェニ
ル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキ
シド、2−(p−クロロフェニル)−1,3,2−ベン
ゾジオキサホスホ−ルー2−オキシド、2−ブチル−1
,3,2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキシド、
2−アニリノ−1,3,2−ベンゾジオキサホスホ−ル
ー2オキシド、2−フェニルチオ−t 、 3 、2−
ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキシド、2−メトキ
シ−5−メチル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホ−
ルー2−オキシド、2−クロロ−5−エトキシカルボニ
ル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキ
シド、2−メトキシ−5−エトキシカルボニル−1,3
,2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキシド、5−
エトキシカルボニル2−フェニル−1,3,2−ベンゾ
ジオキサホスホ−ルー2−オキシド、2,5−ジクロロ
−1,3゜2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−オキシ
ド、4−クロロ−2−メトキシ−1,3,2−ベンゾジ
オキサホスホ−ルー2−オキシド、2−メトキシ−4−
メチル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホ−ルー2−
オキシド、2.3−ナフタレンメチルホスフェイト、5
,6−シメチルー2−メトキシ1.3.2−ベンゾジオ
キサホスホ−ルー2−オキシド、2,2−ジヒドロ−4
,5,6,7−テトラクロロ−2,2,2−トリメトキ
シ−1,3,2−ベンゾジオキサホスホール、2,2−
ジヒドロ−4゜5.6.7−テトラクロロ−2,2,2
−1−リフエノキシ−1,3,2−ベンゾジオキサホス
ホール、2゜2−ジヒドロ−2,2−エチレンジオキシ
−2−メトキシ−1,3,2−ベンゾジオキサホスホー
ル、2.2−ジヒドロ−2−ベンジル−2,2−ジメト
キシ−1,3,2−ベンゾジオキサホスホール、2゜2
−ジヒドロ−4,5−ベンゾ−2,2,2−1−ジメト
キシ−1,3,2−ベンゾジオキサホスホール、2.2
−ジヒドロ−2,2,2−トリフエノキシ−1,3,2
−ベンゾジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ−2,
2−(o−フェニレンジオキシ)−2−フェノキシ−1
,3,2−ベンゾジオキサホスホール、2−クロロ−2
,2−ジヒドロ−2,2−(。
−フェニレンジオキシ)−1,3,2−ベンゾジオキサ
ホスホール、2.2−ジヒドロ−2−メトキシ−2,2
−(o−フェニレンジオキシ)−1,3,2−ベンゾジ
オキサホスホール、2,2−ジヒドロ2.2.2−1−
リクロロー1.3.2−ベンゾジオキサホスホール、9
11O1−フェナンスレンジオキシトリメトキシホスホ
ラス、0−フェニレンホスホロクロリダイト、d−フ二
二しンホスホロブロミダイト、0−フ二二しンホスホロ
フロリダイト、メチル 0−フェニレンホスファイト、
ブチル 0−フェニレンホスファイト、メトキシカルボ
ニルメチル 0−フェニレンホスファイト、フェニル 
0−フェニレンホスファイト、p−クロロ(マたはp−
ニトロ)フェニル 0−フェニレンホスファイト、2−
フェニル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホール、ビ
スー〇−フェニレンピロホスファイト、2−メトキシ−
5−メチル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホール、
5−アセチル−2−フェノキシ−1,3,2−ベンゾジ
オキサホスホール、9.10.−フエナンスレンホスホ
ロクロリダイト、2−クロロ−4−メチル−1,3,2
−ベンゾジオキサホスホール、5−エトキシカルボニル
−2−フェニル−1,3,2−ベンゾジオキサホスホー
ル、2−クロロ−2−チオキソ−1,3,2−ベンゾジ
オキサホスホール、2−フェノキシ−2−オキソ1.3
.2−ベンゾジアザホスホール、2−フェノキシ−1,
3,2−ベンゾジオキサアザホスホール、2.2−ジヒ
ドロ−2−オキソ−2−メトキシ−4,5−ジメチル−
1,3,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ−
2−オキソ−2−クロロ−4,5−ジメチル−1,3,
2−ジオキサホスホール、2.2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−2−(1イミダゾリル)−4,5−ジメチル−1,
3,2ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ−2,2
−ニチレンジオキシー2−メトキシ−4,5−ジメチル
−1,3,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ
−2,2−ジメトキシ−2−フェノキシ4.5−ジメチ
ル−1,3,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒド
ロ−2,2,2−i−リフトキシ−4,5−ジメチル−
1,3’、2−ジオキサホスホール、2.2−ジヒドロ
−2,2,2−)リフエノキシ−4,5−ジメチル−1
,3,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ−2
,2,2−トリエトキシ−4,5−ジフェニル−1,3
,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ−2,2
,2−トリメトキシ−4,5−ジフェニル−1,3,2
−ジオキサホスホール、2,2〜ジヒドロ−2−オキソ
−2−メトキシ−4,5−ジフェニル−1,3゜2−ジ
オキサホスホール、2,2−ジヒドロ−2゜2.2−ト
リメトキシ−1,3,2−ジオキサホスホール、2,2
−ジヒドロ−2,2,2−トリメトキシ−4−フェニル
−1,3,2−ジオキサホスホール、2,2−ジヒドロ
−2,2,2−トリメトキシ−4−メチル−1,3,2
−ジオキサホスホール、2.2−ジヒドロ−2,2,2
−1−リフトキシ−4−メチル−5−フェニルカルバモ
イル−1,3,2−ジオキサホスホール、2.2.4.
5.6.7−ヘキサヒドl”l−2,2,2−トリメト
キシ−1,3,2=ベンゾジオキサホスホール、2.2
’−オキシビス(4,5−ジメチル−2,2−ジヒドロ
−1,3゜2−ジオキサホスホール)、2.2’ −オ
キシビス(4,5−ジメチル−2,2−ジヒドロ−1,
3,2=ジオキサホスホ−ルー2−オキシド)などがあ
げられる。反応に用いる溶媒は反応を阻害しないもので
あればよ(、好ましくは前記したエーテル類、エステル
類、)\ロゲン化炭化水素類、炭化水素類、アミド類、
ケトン類、ニトリル類などが単独または混合溶媒として
用いられる。とりわけ、たとえばジクロロメタン、アセ
トニトリル、ホルムアミド、ホルムアミドとアセトニト
リルの混合溶媒、ジクロロメタンとアセトニトリルの混
合溶媒ナトヲ使用すると好効果が得られる。求核試薬A
′またはその塩および有機リン化合物の使用量は化合物
[X11モルに対してそれぞれ約1〜5モル、約1〜1
0モル、より好ましくはそれぞれ約1〜3モル、約1〜
6モルである。反応は約−80〜50°C9好ましくは
約−40〜40℃の温度範囲で行なわれる。反応時間は
通常約1分〜15時間、好ましくは約5分〜2時間であ
る。反応系に有機塩基を添加してもよい。このような有
機塩基とじてはたとえばトリエチルアミン、トリ(n−
ブチル)アミン、ジ(n−ブチル)アミン、ジイソブチ
ルアミン。
ジシクロヘキシルアミン、2,6−ルチジンなどのアミ
ン類があげられる。塩基の添加量は化合物[X11モル
に対して約1〜5モルがよい。
化合物[X]においてR5がハロゲン原子の場合:好ま
しい溶媒は前記のエーテル類、エステル類。
ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、アミド類、ケトン
類、ニトリル類、アルコール類、水などである。
求核試薬A′の使用量は化合物[X11モルに対して通
常約1〜5モル、好ましくは約1〜3モルである。反応
は約0〜80°C9好ましくは約20〜60℃の温度範
囲で行なわれる。反応時間は通常約30分〜15時間、
好ましくは約1〜5時間である。反応を促進するため脱
ハロゲン剤の存在下に反応を行うこともできる。このよ
うな脱ハロゲン剤としては製造法(1)の項で述べた無
機塩基。
第3級アミン、アルキレンオキシド類などの脱酸剤がこ
こでもあげられるが、求核試薬A′自身を脱ハロゲン剤
として働かせてもよい。この場合には化合物A′を化合
物[X]1モルに対して2モル以上使用する。R5で示
されるハロゲン原子は塩素、臭素、ヨウ素などであるが
、好ましくはヨウ素である。R5がヨウ素である化合物
[X]はたとえば日本国公開特許公報昭58−5739
0に記載の方法またはそれに準する方法などを用いて容
易に製造できる。化合物[X]は公知の方法もしくはそ
れに準する方法により容易に製造することができる。
また化合物[1]は上記の製造法(1)または(2)の
方法のほか、下記の製造法(3)の方法によっても製造
することができる。
反応式は次のとおりである。
[式中、記号R3″は置換されていてもよい炭化水素残
基ヲ、WE q Z 、 R’ 、 Ra、 R” t
j J−ヒA eft 前記と同意義を示す] 本性はヒドロキシイミノ化合物[V]または塩もしくは
エステルに対して一般式R3′’OHで示される化合物
またはその反応性誘導体を反応させて化合物[1′]ま
たはその塩もしくはエステル(以下化合物[I′]と略
称することもある)を合成する方法であり、よく知られ
たエーテル化反応である。
R3″は置換されていてもよい炭化水素残基を示し、こ
のような炭化水素残基としてはR3における置換されて
いてもよい炭化水素残基としてすでにあげたものがここ
でもそのままあてはめられる。
R”’OHはそのままあるいはその反応性誘導体として
用いられる。R”’OHの反応性誘導体はヒドロキシイ
ミノ化合物[V]の水素原子とともに離脱する基を有す
るR”’OHの誘導体、すなわち−数式R”’Yで表わ
される化合物を意味する。
ここで水素原子とともに離脱する基Yはハロゲン原子、
スルホ基、モノ置換スルホニルオキシ基などを示す。ハ
ロゲン原子としては塩素、臭素、ヨウ素などがあげられ
る。モノ置換スルホニルオキシ基としてはたとえばメタ
ンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ベンゼ
ンスルホニルオキシ。
p−1−ルエンスルホニルオキシなどのC1−8アルキ
ルスルホニルオキシ基、c、−10アリールスルホニル
オキシ基などがあげられる。また特に化合物[V]の0
1−4アルキル工−テル体を製造する場合には上記の反
応性誘導体のほか、たとえばジアゾメタン、ジアゾエタ
ンなどのCl−4ジアゾアルカン。
たとえばジメチル硫酸、ジエチル硫酸などのジC3−4
アル牛ル硫酸なども用いられる。
化合物[V]は製造法(1)で述べたアシル化反応また
は製造法(2)で述べた求核置換反応にしたがって合成
することができる。すなわち、それぞれ次の反応式で示
される。
また原料化合物[X1]および[X′]も公知の方法ま
たはそれに準する方法により容易に合成することができ
る。化合物R”’OHおよびその反応性誘導体も公知の
方法またはそれに準する方法により容易に合成すること
ができる。
(3−1)R”’OHを使用する場合:適当な脱水剤を
用いてヒドロキシイミノ化合物[V]と化合物R”’O
Hとを反応させ化合物[■′]を合成する。このような
目的に使用される脱水剤としてはたとえばオキシ塩化リ
ン、塩化チオニル。
アゾジカルボン酸ジアルキル(通常、ホスフィンとの共
存で使用される)、N、N’−ジシクロ口へキシルカル
ボジイミドなどがあげられ、好ましくはトリフェニルホ
スフィン共存下のアゾジカルボン酸ジエチルである。ト
リフェニルホスフィン共存下でアゾジカルボン酸ジエチ
ルを用いる反応は通常、無水の溶媒中で行なわれ、前記
のエーテル類。
炭化水素類などが使用される。ヒドロキシ・イミノ化合
物[■]1モルに対して化合物R”’OH,アゾジカル
ボン酸エチル、トリフェニルホスフィンはいずれも約1
−1.5モル用いられる。約O〜50℃の温度範囲で約
1〜4日間を要する。
(3−2)R”’Yを使用する場合: R”’Yとヒドロキシイミノ化合物[V]との反応は通
常のエーテル化反応であって、溶媒中で行なわれる。溶
媒としては製造法(1)の項であげたエーテル類、エス
テル類、ノ10ゲン化炭化水素類。
炭化水素類、アミド類、ケトン類、ニトリル類、アルコ
ール類、水などの溶媒もしくは混合溶媒がここでもあげ
られ、好ましくは水と混合しつる溶媒と水との混合溶媒
(たとえば含水メタノール、含水エタノール、含水ア、
セトン、含水ジメチルスルホキシドなど)である。本反
応は適当な塩基の存在下に円滑に進行させることもでき
る。このような塩基としてはたとえば炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属
塩、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカ゛す金属水酸化物などの無機塩基があげられる。
また本反応をpH7,5〜8.5の緩衝溶液中で行なっ
てもよい。原料化合物[■]1モルに対して使用する試
薬R”’Yおよび塩基のモル数はそれぞれ約1〜5.約
1〜10.好ましくはそれぞれ約1〜3.約1〜5であ
る。反応温度は約−30〜lOO℃、好ましくは約0〜
80℃の範囲である。反応時間は約10分〜15時間、
好ましくは約30分〜5時間である。
(3−3)CI−4ジアゾアルカンを使用する場合:反
応は通常溶液中で行なわれる。溶液としては前記のエー
テル類、炭化水素類などが用°いられる。
ヒドロキシイミノ化合物[V]を溶液に溶解したのち、
ジアゾアルカン化合物の溶液を加えると反応は進行する
。試薬は化合物[V]1モルに対して約1〜10モル、
好ましくは約1〜5モル使用する。
反応は比較的低温で行なわれ約−50’−20℃。
好ましくは約−30〜0℃である。反応時間は約1分〜
5時間、好ましくは約10分〜1時間である。
(3−4)ジC1−4アルキル硫酸を使用する場合:反
応は通常、水もしくは水と混合しうる溶媒と水との混合
溶媒中で行なわれる。混合溶媒としては製造法(3−2
)であげた含水溶媒がここでもあげられる。この反応は
通常、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
のアルカリ金属水酸化物などの無機塩基の存在下に行な
われる。試薬は化合物[V]1モルに対して約0.5〜
10モル。
好ましくは約1〜2モル使用する。反応温度は約20〜
100℃、好ましくは約50〜100℃の範囲である。
反応時間は約10分〜5時間、好ましくは約30分〜3
時間である。
上記した製造法(1)〜(3)の反応ののち、要すれば
保護基の除去および精製を行うことにより本発明の目的
化合物[I]を得ることができる。以下に保護基の除去
法および精製法について説明する。
保護基除去法:前記した通りβ−ラクタムおよびペプチ
ド合成の分野ではアミノ基の保護基は充分に研究されて
いてその保護法及び脱保護法はすでに確立されている。
また、アミノ保護基の除去法も同様に確立されており、
本発明においても保護基の除去は従来の技術をそのまま
利用できる。
たとえばモノハロゲノアセチル基(クロロアセチル、ブ
ロモアセチルなど)はチオ尿素により、アルコキシカル
ボニル基(メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
 tert−ブトキシカルボニルなど)は酸(たとえば
塩酸など)により、アラルキルオキシカルボニル基(ベ
ンジルオキシカルボニル、p−メチルベンジルオキシカ
ルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニルなど)
は接触還元により、2゜2.2−ト17グロロエトキシ
カルボニルは亜鉛と酸くたとえば酢酸など)により除去
することができる。一方、合成中間体として化合物[1
1がエステル化されている場合もそれ自体公知の方法ま
たはそれに準する方法によってエステル残基を除去する
ことができる。たとえば2−メチルスルホニルエチルエ
ステルはアルカリにより、アラルキルエステル(ベンジ
ルエステル、p−メトキシベンジルエステル、p−ニト
ロベンジルエステルナト)ハ酸(たとえばトリフルオロ
酢酸など)または接触還元により、2.2.2−トリク
ロロエチルエステルは亜鉛と酸(たとえば酢酸など)に
より、シリルエステル(トリメチルシリルエステル、 
tert−ブチルジメチルシリルエステルなど)は水の
みにより除去することができる。
化合物[1]の精製法:製造法(1)〜(3)に詳記し
た各種製造法により、また要すれば上記の保護基除去法
をつづいて行うことにより反応混合物中に生成した化合
物[1]は抽出法、カラムクロマトグラフィー、沈澱法
、再結晶法などの公知の処理手段によって単離精製する
ことができる。一方、単離された化合物[1Fを公知の
方法により所望の生理学的に受容される塩または代謝上
不安定な無毒のエステルへと変換することもできる。
セフェム化合物([I]、z=S)のスルホキシド([
1]、 Z = S→0)は化合物([I ]、 Z 
= S )の酸化反応により得られる。このような酸化
反応はよく知られた反応である。セフェム環中の硫黄原
子の酸化に適した酸化剤としてはたとえば酸素、過酸。
ヒドロパーオキシド、過酸化水素などがあげられ、過酸
はその場で酸と過酸化物の混和によって製造することも
できる。過酸としては過酢酸、過安息香酸、p−クロル
過安息香酸などが繁用される。反応は通常、溶媒中で行
なわれる。この反応に用いられる溶媒としてはたとえば
ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、た
とえばジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン
などのハロゲン化炭化水素類、たとえばギ酸、酢酸、ト
リフルオロ酢酸などの有機酸類、たとえばジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類などが
あげられる。反応温度は一20〜80°Cの範囲で行な
われるが、なるべく低い温度、好ましくは一20〜20
℃で行なわれる。セフェム化合物(、[I]、Z=S)
の酸化に際してはS−立体配位をもつスルホキシドが主
に生成することが一般に知られている。R−およびS−
スルホキシドはそれらの異なる溶解性およびクロマトグ
ラフィー分離に際しての異なる移動速度によって分離さ
れる。スルホキシドを得るための上記の酸化反応は前記
製造法(1)〜(3)の反応の前に行なってもよいし、
また(1)〜(3)の反応の後に行なってもよい。
作用、効果 本発明の化合物[1]は公知のペニシリン剤、セファロ
スポリン剤と同様に注射剤、カプセル剤1錠剤、顆粒剤
として非経口または経口的に投与できる。投与量は前記
したような病原性細菌に感染した人および動物の体重1
kgあたり0.5〜80a+g/日、より好ましくは1
〜20 mg/日を1日3〜4回に分割して投与すれば
よい。注射剤として用いられる場合の担体は、たとえば
蒸留水、生理食塩水などが用いられ、カプセル剤、粉剤
、顆粒剤。
錠剤として用いられる場合は、公知の薬理学的に許容さ
れる賦形剤(たとえばデンプン、乳糖、白糖。
炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなど)、結合剤(た
とえばデンプン、アラビアゴム、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース+ 結晶セルロ
ースなど)、滑沢剤(たとえばステアリン酸マグネシウ
ム、タルクなど)、破壊剤(たとえばカルボキシメチル
カルシウム、タルクなど)と混合して用いられる。
奮這tLX施勇 本発明はさらに下記の嘗前例、実施例で詳しく説明され
るが、これらの例は単なる実例であって本発明を限定す
るものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で
変化させてもよい。
参考例、実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶
出はT L C(T hin L ayer Chro
matog−raphy+  薄層クロマトグラフィー
)による観察下に行なわれた。TLC観察においては、
TLCプレートとしてメルク(Merck)社製の60
 F t−*を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラ
フィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法とし
てU■検出器を採用した。カラム用シリカゲルは同じく
メルク社製のキーイルゲル60(70〜230メツシユ
)を用いた。“セファデックス”はファルマシア・ファ
イン・ケミカルズ社(P hara+ac iaF i
ne  Chemicals)製である。XAD−2樹
脂はローム・アンド・ハース社製(Rohm  &  
HaasCo、)製である。NMRスペクトルは内部ま
たは外部基準としてテトラメチルシランを用いてXL−
I OOA(100MHz)、 EM360(60MH
z)、EM390(90MHz)またはT、、(6QM
Hz)型スペクトロメーターで測定し、全δ値ヲppm
で示した。混合溶媒において()内に示した数値は各溶
媒の容量混合比である。また溶液における%は溶液10
0m1中のg数を表わす。また参考例、実施例中の記号
は次のような意味である。
S   :シングレット(ginglet)d   :
ダブレット(doublet)t   ニトリブレット
(triplet)q   :クワルテット(quar
tet)ABq :AB型クりルテット(A B  t
ypequartet) d、d:ダブル ダブレット(doubledoubl
et) IIl:マルチブレット(multiplet)br、
   ニブロード(broad)J   :カップリン
グ定数(couplingC□n5tant) H2:ヘルッ(Herz) DMSOニジメチルスルホキシド 参考例1 7β−[2(5tert−ブトキシカルボニルアミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2(z)−
メト牛ジイミノアセトアミトコ−3−(3−オキソブチ
リルオキシメチル)−3−セフェム−4−カルボン酸 2  (5−tert−ブトキシカルボニルアミノ1.
2.4−チアジアゾール−3−イル)−2(Z )−メ
ト牛ジイミノ酢酸302mgを41のジクロルメタンに
加え、ついで208mgの五塩化リンを加えて水冷下1
5分かきまぜ、溶媒を減圧下に留去し、残留物にヘキサ
ンを加えて再び減圧下に乾固し、残留物をジクロルメタ
ンに溶かす。この液を7β−アミノー3−(3−オキソ
ブチリルオキシメチル)=3−セフェム−4−カルボン
酸300鵬gおよびトリエチルアミン0.6tlを5t
lのジメチルアセトアミドに溶かした液に加え、水冷下
に30分間かきまぜる。反応液にリン酸1gを水1os
tに溶かして加え、メチルエチルケトン(10論l)で
抽出し、抽出液を水洗復硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧下に留去し残留物に酢酸エチルを加えて再び
留去すると、標記化合物39h+gが得られる。
IRスペクトルv KB’cm−’:29gG、 29
40. 1780゜l1ax 1715、1540.1370.1245.115G、
 1040.855NMRスペクトル(d、−DMSO
)δ: 1.56(9tl、 s)。
2、20(3H,s)、 3.43と3. To(2H
,ABq、 J = 18Hz)。
:(、65(21,s)、 ’4. Go(3B、 s
)、 4.80と5.12 (2tl。
ABq、J=t2Hz)、 5.18(lfl、d、J
=4.5Hz)、 5.88(IH。
d、 d、 J = 9Hzと4.5Hz)、  9.
63(IH,d、J=9Hz)参考例2 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸7β−アミノ−3−(3−オ
キソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カル
ボン酸11gを2001のジクロロメタンに懸濁し、こ
れにビストリメチルシリルアセトアミド14gを加え、
室温で溶液となるまでかきまぜる。ついで水冷し、2(
5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
−2(Z )−エトキシイミノアセチルクロリド14g
を加えてしばらくかきまぜた後、ジメチルアセトアミド
6gを加え、水冷下に60分かきまぜる。ジクロロメタ
ンを留去し、残留物をメチルエチルケトンに溶かし、水
洗・乾燥後溶媒を留去し、残留物にジエチルエーテルを
加えて粉末としたのちる取すると、標記化合物12.5
gが得られる。
I Rスペクトルv KBram−’:3300.30
00.1780゜@ax 172G、 1620.1520.1410.1260
.1150.1040NMR7,ヘク) ル(do  
DMS O)6 : 1.25(3H,t。
J= 711z)、 2.18(311,s)、 3.
41と3.63(2H,ABQ、 J= 18Hz)、
  3.62(28,s)、  4.18(2H,q、
 J−7Hz)、  4゜76と5.06(2H,AB
q、J=13Hz)、 5.14(IH,d、J=4゜
8Hz)、 5.82(1B、d、d、J=8■2と4
.8Hz)、 8.00(2H,br、)、  9.4
8(IH,d、J=8)1z)套前例3 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4〜チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−(シアノメトキシイミノ)
アセトアミトコ−3−(3−オキソブチリルオキシメチ
ル)−3−セフェム−4−カルボン酸2−(5−アミノ
−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)酢酸13g
、二酸化ゼレン10.7g、ジオキサン2001からな
る混合物を90℃の油浴上で40分間かきまぜる。放冷
後、減圧下にジオキサンを留去する。残渣に酢酸エチル
150m1を加えてろ過し、減圧下に酢酸エチルを留去
する。残渣にエタノール100+alを加え、かきまぜ
ながらO−シアノメチルヒドロキシルアミン3.6gを
加える。室温で40分間かきまぜたのち、減圧下にエタ
ノールを留去し、残渣を150g+1の酢酸エチルに溶
かして水洗したのち5%重ソウ水1GGmlとよ(ふり
まぜ、水層を分取する。水層に酢酸エチル15h+1を
上置し、リン酸を加えて酸性としたのちよくかきまぜて
酢酸エチル層を分取する。無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に酢酸エチルを留去したのち残渣を30m1
のジクロロメタンに溶解し、水冷下に五塩化リン2.2
gを添加する。水冷下に20分間かきまぜたのち、減圧
下にジクロロメタンを留去し、残渣を5o+1のジクロ
ロメタンに溶解し、7β−アミノ−3−(3−オキソブ
チリルオキシメチル)−31フェムー4−カルボン酸3
.1g、ビストリメチルシリルアセトアミド6−1.ジ
クロロメタン60a+1からなる溶液に一度に添加する
。水冷下に30分間かきまぜたのちジクロロメタンを減
圧下に留去する。残渣を酢酸エチル100醜1に溶かし
て水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち減圧下
に酢酸エチルを留去する。残渣に水冷したトリフルオロ
酢酸10m1を加えて室温で30分間かきまぜる。反応
液に酢酸エチル501を加えたのち、減圧下に溶媒を留
去し、残渣に酢酸エチルを加え析出物をろ取すると標記
化合物2gが得られる。さらにろ液を減圧下に濃縮し、
ジエチルエーテルを加えて析出物をろ取すると標記化合
物1.4gが得られる。
IRスペクトルJ/ KBram−’ : 178(L
 1700+  1620+fiaX 1520、 140G、  1360. 1310. 
1140. 10104ONスペクトル(da  DM
SO)δ: 2.21(3H,S)。
3.44と3.68(28,ABq、 J = 18H
z)、  3.65(2H,s)、  4゜79と5.
10(2B、^Bq、J=14Hz)、 5.11(2
H,s)、 5゜17(LH,d、 J= 4.8Hz
)、 5.85(IH,d、 d、 J= 4.8Hz
と8Hz)、  8.16(2B、br、)、  9.
74(1B、d、J=8Hz)参考例4 イミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体、イミダゾ[1
,5−a]ピリジン誘導体およびイミダゾ[1,2−b
]ピリダジン誘導体は公知の方法[たとえばジャーナル
・オブ・オーガニック・ケミストリー(J。
Org、 Chega、)、 30.4081(196
5)、同30.4085(1965)、同30.240
3(1965)、 ジャーナル・オブ・ヘテロサイクッ
ク・ケミストリー(J、 HeterocylicCh
ew、)、 2.53(1965)、  テトラヘドロ
ン(Tetrahedran)、 24.239(19
88)、  ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミス
トリー(J、 Med、 Chelll、) 12. 
122(1969)など]及びその類似方法に従って合
成した。
新規なイミダゾ[1,2−a]ピリジン誘導体について
以下に記載する。
4−1)6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン 6−カルバモイルイミダゾ[1,2−a]ピリジン2.
6gをオキシ塩化リン30o+1とともに16時間還流
する。減圧下溶媒を除き、残渣を氷上に注ぎ、炭酸ナト
リウムで中和後作酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥したのち
、減圧下に溶媒を留去すると標記化合物2.0gが無色
結晶として得られる。mp 166−167℃ 元素分析値:C5HsNaとして、 計算値(%):C,67,13; H,3,52; N
、、29.35実測値(%):C,67,37; H,
3,62; N、28.994−2)8−ヒドロキシイ
ミダゾ[1,2−aコピリジン塩酸塩 8−ベンジルオキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン5
gを、濃塩酸80m1に溶解し、室温で24時間かきま
ぜる。反応液を濃縮し、さらに1−ブタ7−ルを加えて
水を共沸留去し、残留物をジエチルエーテルから結晶化
すると標記化合物3.8gが得られる。mp  153
−156℃ IRスペクトルシKBram−’:1670. 158
0. 1520ffla× 1410、1320.130O NMRスペクトル(d@−DMso)δ: 7.2−7
.4(2B。
m)、  8.25(1B、d)、  8.3−8.5
(2H,s)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン誘導体
の製造法を以下に示す。
4−3)  6−ニトキシイミダゾ[1,2−b]ピリ
ダジン エタノール30−1に金属ナトリウム0.55gを溶解
し、6−クロロイミダゾ[1,2−bllピリジン3g
を加え、3時間還流する。減圧下溶媒を留去し、残渣を
水に溶解、塩化メチレンで抽出、抽出液を合わせて水、
飽和食塩水で洗浄無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減
圧下溶媒を留去すると標記化合物3,3gが無色結晶と
して得られる。
mp、 102〜103℃ NMRスペクトル(CD CIりδ:  1.45(3
H,t、J=7Hz)、  4.53(2H,q、J=
7Hz)、  6.63<IH,d、J=101’lz
)、 7.56(11,br、 s)、 7.68(L
H,br、 s)、 7.74(IH,d。
J=lOHz) 4−4)  6−メチルチオイミダゾ[1,2−b]ピ
リダジン 6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン3.1g
をジメチルホルムアミド5IIllに溶解し、15%メ
チルチオナトリウム水溶液13m1を加えて、100〜
105℃で3時間撹拌下加熱する。冷却後反応液に水を
加え、エチルエーテルで抽出、エーテル層を水、飽和食
塩水で洗浄無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下溶
媒を留去すると標記化合物2゜81gが無色結晶として
得られる。
mp、66〜68℃ NMRスペクトル(CD Ct、)δ:  2.59(
3H,s)、 6゜83(lH,d、J=lQHzン、
   7.63(IH,s)、   7.70CLH,
d、J= 10+1z)、  7.85(111,br
、 5)4−5)  6−シメチルアミノイミダゾ[1
,2−b]ピリダジン 6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン2.8g
をジメチルアミンエタノール溶液50m1とともに封管
に入れ、180℃で5時間加熱する。冷却後減圧下溶媒
を留去し、残渣を水に溶解する。10%−NaOHでア
ルカリ性にして、塩化メチレンで抽出、有機層を水、飽
和食塩水で洗浄無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧
下溶媒を留去すると標記化合物2.61gが淡黄色結晶
として得られる。
mp、83〜85℃ NMRスペクトル(CD CIs)δ:  3.10(
6B、 s)、 6゜72(1B、d、J=10Hz)
、 7.53(11(、br、s)、 7.68(11
゜br、s)、 7.69(11,d、J−10Hz)
4−6)  6−(2−ジメチルアミノエトキシ)イミ
ダゾ[1,2−b]ピリダジン 2−ジメチルアミノエタノール25111に金属ナトリ
ウム0.25gを加え、次いで6−クロロイミダゾ[1
,2−b]ピリダジン2.2gを加え封管中、130℃
で3時間加熱する。冷却後減圧下溶媒を留去し、残渣に
水を加え、塩化メチレンで抽出する。有機層を飽和食塩
水で洗浄無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧下溶媒
を留去すると標記化合物2.5gが粘稠な油状物として
得られ、放置すると固化する。
NMRスペクトル(CD C13)δ:  2.37(
6H,s)、 2゜78(20,t、J=6Hz)、 
 4.43(2H,t、J=6Hz)、  6.75(
IH,d、J=lOHz)、 7.60(11,d、J
=2Hz)、  7.75(IH,d。
J=2Hz)、  7.80(18,d、J=lGHz
)4−7)  6−(2−ジメチルアミ/エチルチオ)
イミダゾ[1,2−bコピリグジン 2−ジメチルアミノエタンチオール塩酸塩2.8gをメ
タノール20−1に溶解し、2M−ナトリウムメトキシ
ドメタノール溶液2C)atを加えたのち、6−クロロ
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン3gを加え、封管中
150℃で4時間加熱する。冷却後減圧下で溶媒を留去
、残渣に水を加え、塩化メチレンで抽出、有機層を飽和
食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧
上溶媒留去すると標記化合物2.5gが淡黄色結晶とし
て得られる。
mp、52〜54℃ NMRスペクトル(CD C13)δ:  2.34(
6H,s)、 2゜70(211,tl=7Hz)、 
3.37(2H,t、J=7Hz)、 6.83(IH
,d、J=IOHz)、 7.68(IH,br、s)
、 7.74(Ill、d、J=10Hz)、 7.8
1(LH,br、5)4−8)  6−フルオロイミダ
ゾ[1,2−b]ピリダジン (1)  3.6−シフルオロピリダジン7.8gを濃
アンモニア水25111に加え、封管中70℃で2時間
加熱する。冷却後析出した結晶をろ取し、水洗、乾燥す
ると3−アミノ−6−フルオロピリダジン4gが得られ
る。
NMRスペクトル(d6−DMSo)δ:  6.23
(2H。
br、 s)、 7−7、2(2L m)(2)ブロモ
アセトアルデヒドジエチルアセタール16.6gに濃臭
化水素酸7mlと水7鴎1とを加え、100°Cで1時
間加温する。冷却後エタノールloomlを加え、Na
HCQ、を加えて中和する。不溶物をろ去。
ろ液に3−アミノ−6−フルオロピリダジン5gを加え
1晩室温で撹拌する。析出してきた結晶をろ取、エーテ
ルで洗浄後、水に溶解する。炭酸ナトリウムでアルカリ
性にし、塩化メチレンで抽出、塩化メチレン層を飽和食
塩水で洗浄無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧上溶
媒を留去すると標記化合物1.7gが淡黄色結晶として
得られる。
NMRスペクトル(CD C1,)δ:  6.90(
01,d、 J=10Hz)、 7.83(IH,s)
、 7.88(IH,s)、 7.95(IH,d、 
J= 1GHz) 参考例5 7β−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−
オキソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カ
ルボン酸 7β−アミ/−3−(3−オキンプチリルオ牛ジメチル
)−3−セフェム−4−カルボン酸200gをジメチル
スルホキシド50OIIll中、撹拌下、トリエチルア
ミン129gを加え室温で20分、ついでジーt−プチ
ルジカーボナート200gを加え、室温で16時間撹拌
する。
水200g、水2(、酢酸エチルIQを加え分配し、有
機層を捨てる。水層に酢酸エチルIQを加えたのち、リ
ン酸129gを添加、撹拌した後、上層をとり、下層を
酢酸エチルIQで抽出する。抽出液を合わせて氷水2Q
で2回洗浄後、飽和食塩水IQで洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで脱水後、濃縮する。塩化メチレン100m1を加
え、濃縮する操作を3回くり返した後、デシケータ−中
、無水リン酸上で減圧乾燥するとグラス状固体として標
記化合物194gが得られる。収率74% 元素分析値 C、、HttN *Oss・0.5H,0
として計算値(%):C,4g、22;  H,5,4
7;  N、8.62実測値(%):C,48,16;
  H,5,30;  N、6.32I Rv ”” 
cm−’: 17g0.1720.1520.1370
゜fiaX 32O NMRスペクトル(DMSO−d、)δ:  1.42
(9H,s)、 2.18(3H,s)、 3.41と
3.62(2H,ABq、 J = 18Hz)。
3、62(2B、 s)、 4.78と5.06(2H
,ABq、 J= 14Hz)。
5.03(lH,d、J=5Hz)、  5.45(I
H,d、d、J=5と8Hz)。
7.83(lH,d、J=8)1z) 参考例6 7β−アミ/−3−[(イミダゾ[1,2−bコビリダ
ジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カ
ルボキシレート・塩酸塩 (1)7β−[D−5−カルボキシ−5−フェノキシカ
ルボニルアミノバレルアミド]−3−ヒドロ牛ジメチル
ー3−セフェム−4−カルボン酸ジトリブチルアミン塩
25.9g、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン7、1
5gを塩化メチレン150m1に溶解し、−50℃に冷
却下、2M・エチル O−7二二レンホスフエイト塩化
メチレン溶液30+1を添加後、2分間−50°〜−4
0°Cに保ったのち、−30℃から5℃へ2時間で徐々
に昇温させる。(沈澱が析出) 酢酸エチル450m1を添加し、水冷下で30分間、か
くはん後、沈澱をろ取し、塩化メチレン100m1で2
回、酢酸エチルloomlで3回洗浄すると、粉末状の
7β−[D −5−カルボキーシー5−フェノキシカル
ボニルアミノバレルアミド]−3−[(イミダシ[1,
2−b]ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3−セ
フェムー4−カルボキシレート17.8gが得られる。
収率100% 薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;メルク社。
溶媒ニアセトニトリル:水=4:1):Rf=0.19
I Rスヘク) ルν”BrCff1−’+ 1780
. 1720. 1625゜ax 1520、1485.1380.120ON M Rス
ペクトル(d8−DMSO)δ:  1.2−3.1(
e)、3.10と3.49(2H,ABq、 J= 1
.8Hz)、 3.8−4.3(m)。
4.99(IH,d、J=5Hz)、 5.44(20
,br、)、 5.58(1B、d。
J=5Hzと8Hz)、  6.9−7.6(5L m
)、  7.7−9.1(6H,a)。
9、20(IH,d、 J= 8Hz)(2)上記で得
られる化合物5.95gを粉砕した後、塩化メチレン1
501中、水冷下トリブチルアミン5゜94m1.ジメ
チルアニリン12.7mlを加え溶解する。
この反応液を一30’Cに冷却し、プロピオニルクロリ
ド8.7mlを添加する。−20°〜−10℃で15分
間か(はんしたのち、−60℃に冷却し、五塩化リンフ
、 29gを一度に添加する。−55°〜−50°Cで
50分間かくはんした後、イソブタノール30slを内
温−55°〜−45°Cを保ちつつ滴下する。滴下終了
後−50°Cから20℃へ約1時間で昇温させる。20
°Cで30分間0℃で1時間かくはんしたのち、沈澱を
ろ取し、塩化メチレン1011で3回洗浄後、乾燥する
と標記化合物2、87gが得られる。収率81% 薄層クロマトグラフィー(シリカゲル メルク社Art
5715.溶媒;CH,CN:H,O= 4 : l 
’) : Rf= 0.14IRスペクトルvKBra
m−’: 17g0. 1720. 1625゜l1a
x 1485、1380.12GO 参考例7 7β−アミノ−3−[(イミダゾ[1,2−b]ビリタ
シニウム−1−イル)メチル]−3−セフェム=4−カ
ルボキシレート・塩酸塩 7β−[D −5−カルボキシ−5−フェノキシカルボ
ニルアミノバレルアミド]−3−ヒドロキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸・ジトリブチルアミン塩5
1.8g、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン14.3
gを塩化メチレン300I++1に溶解、−50℃に冷
却下、エチル 0−フェニレンホスフェイト24.0g
を添加、2分間−50°〜−40℃に保った後、−40
°Cから10°Cへ2時間昇温する。(沈澱が析出する
) 反応液に塩化メチレン600m1を加え、トリブチルア
ミン28.6++1を、0℃で添加し、完全に溶解後、
ジメチルアニリン76m1を添加、−30℃に冷却下プ
ロピオニルクロリド52.1mlを添加後、−20〜−
10℃で15分間か(はんする。ついで−55℃に冷却
し、五塩化リン43.7gを一度に添加する。−55°
〜50℃に50分間保ったのちイソブタノール180m
1を内温を一55°〜−45℃に保ちつつ滴下する。滴
下終了後−50℃から20°Cへ約1時間で昇温させる
。20℃で30分間。
O′Cで1時間かくはんした後沈澱をろ取し、塩化メチ
レン50m1で3回洗浄後、乾燥すると標記化合物20
.0gが得られる。収率94.2%薄層クロマトグラフ
ィー(シリカゲル メルク社。
^rt5715.溶媒:CIl、CN:H*O= 4 
: 1 ): Rf= 0.14参考例8 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル>−2(Z ’)−メトキシイミノアセト
アミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−
3−セフェム−4−カルボン酸7β−アミノ−3−(3
−オキソブチリルオキシメチル)−3〜セフェム−4−
カルボン19.06gを20011のジクロルメタンに
懸濁し、これにビストリメチルシリルアセトアミド28
.9gを加えて室温で溶液となるまでかきまぜる。つい
で水冷し、これに、2−(5−アミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノ
アセチルクロリドのジクロルメタン溶1ffl(2−(
5アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−
2(Z)−メトキシイミノ酢酸5.83gと五塩化燐6
、02gとからジクロルメタン90m1中調製したもの
)を加え、水冷下に1時間かきまぜる。ジクロルメタン
を留去し、残留物をメチルエチルケトンと水に溶かし、
有機層を分演じ、・水洗・乾燥後溶媒を留去する。残留
物にジエチルエーテルを加えて粉末とし、これをろ取す
ると、標記化合物比8g(収率82%)が得られる。
I Rスヘクト/l/l/KBram−’: 3300
.3000. 1770゜ax 1710、1620.1520.1400.1260.
1150.10104ONスペクトル(d、−DMSO
)δ:  2.19(3H,s)、3.40と3.65
(2H,ABq、J=18Hz)、 3.63(2B、
s)。
3、95(3H,s)、 4.78と5.09(2B、
 ABq、 J= 14tlz)。
5.14(比d、J=4.8Hz)、 5.84(Il
l、d、d、J−11Hzと4.8t(z)、 8.1
1(2H,br、)、 9.59(lH,d、J=8H
z)実施例■ 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−シアツイミダゾ[1,2−ミコピリ
ジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カ
ルボキシレート 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(、Z )−エトキシイミノアセト
アミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−
3−セフェム−4−カルボン酸2.3g、6−シアツイ
ミダゾ[1,2−a]ピリジン1.79gおよびヨウ化
カリウム2.2gをアセトニトリルと水(1:1)の混
合液30m1に溶解させ、60〜700Cで1.5時間
かきまぜる。減圧上溶媒を留去し、残留物にアセトニト
リル100m1を加えて固化させ粉末をろ取する。粉末
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、アセト
ニトリルと水(7:3)の混合液で溶出する溶出液を減
圧下に濃縮し、残渣を凍結乾燥する。得られた固型物を
水5mlに溶解してMCIゲルCHP20P(150〜
300メ・ノシュ、三菱化成)樹脂によるカラムクロマ
トグラフィーに付し、水−エタノール混液で溶出させる
。水−エタノール(85:15)混液で溶出してくる分
画を減圧下に濃縮したのち凍結乾燥すると標記化合物0
.27gが得られる。
元素分析値:C,、H,、N、O,S、−4H,Oとし
て、計算値(%):C,42,24; H,4,35;
 N、 20.15実測値(%):C,42,12; 
H,3,90; N、 19.97I Rスヘク) ル
v KB’cm−’: 2250.1?60.1620
゜laX 525 NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  1.19
(3H,t。
J = 7Hz)、 2.98と3.44 (28,A
BQ、 J = 18Hz)、4.12(28,q、J
=7Hz)、5.00(18,d、J=5Hz)、  
5.1−5゜6(2H,l11)、 5.66(IH,
d、d、J=5Hzと8Hz)、 8.10(2)1.
br、s)、  8.2−9.0(4H,m)、  9
.42(IO,d、J=8Hz)。
9、76(IH,br、 s) 実施例2 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(イミダゾ[1,2−aコピリジニウム−
1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキシレ
ート (1)7β−[2(5−tert−ブトキシカルボニル
アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2
(Z)−メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−オ
キソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カル
ボン酸3g、ヨウ化カリウム3g、イミダゾ[1,2−
a]ピリジン3gを実施[1に準じて反応させ、反応液
を酢酸エチルにて洗浄後水層をとり、XAD−2カラム
に付し、水で溶出されてくる反応生成物をシリカゲルク
ロマトグラフィー(40g、溶媒:アセトン:水=6:
4)に付すと標記化合物290mgが得られる。
元素分析値:C8゜H,、N、O,S、・4H,oとし
て、計算値(%):C,4G、95; H,4,47;
 N、 19.10実測値(%):C,41,15; 
H,4,23; N、 18.541 Rスペクトルv
 ”rcm−’+ 1770. 1820. 1530
゜aX 1390、 1045.77O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  2.96
と3.42(2H,ABq、J=18Hz)、  3.
86(38,s)、  4.98(IH。
d、 J= 4. Hz)、 5.26と5.48(2
H,ABq、 J= 14Hz>。
5、62(IH,d、 d、 J= 8Hzと4.8H
z)、  7.40−7.60(IH。
t)、  7.86−8.20(3H,m)、  8.
34−8.76(3H,m)、  8゜86−9.00
(IH,d)、  9.43(LH,d、J=8Hz)
さらに上記XAD−2カラムから50%エタノールで溶
出されてくる反応生成物を同様にシリカゲルクロマトグ
ラフィー(40g、溶媒:アセトン:水=6:4)に付
すると、7β−[2(5−tert −ブトキシカルボ
ニルアミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
−2(Z )−メトキシイミノアセトアミド]−3−[
(イミダゾ[1,2−aコビリジニウム−1−イル)メ
チル]−3−セフェムー4−カルボキシレート240m
gが得られる。
IRスペクトルv KBrc−’: 1775. 16
20. 1530゜18X 1380、116G、  1045.77ONMRスペ
クトル(DffiO)δ:  1.50(9H,s)、
 3.15と3.55(28,^Bq、 J= 18t
lz)、 4.08(3H,s)、 5.2((IH,
d、J=4.8Hz)、  5J2(2H,s)、  
5.86(IH,d、J=4゜8Hz)、  7.09
−8.20(7H,+s)、  8.66(IH,d、
J=8Hz)(2)上記(1)で得られる7β−[2(
5−tert −ブトキシカルボニルアミノ−1,2,
4−チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−メトキシ
イミノアセトアミド]−3−[(イミダゾ[1,2−ミ
コピリジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー
4−カルボキシレート240a+gを水冷下に2IIl
のトリフルオロ酢酸で処理し、さらに冷却浴を去り室温
で40分間かきまぜたのち酢酸エチルを加え減圧下に乾
固する。残留物を水にとかし、水冷下に重曹で中和する
。このものをXAD−2カラムクロマトグラフイーに付
し、20%エタノールで溶出されるものをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(40g、溶媒:アセトン:水
=6:4)に付し、目的化合物を含む分画を濃縮後凍結
乾燥すると標記化合物310mgが得られる。
実施例3 7β−[2−(5−アミノ−1,2,,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(イミダゾ[1,2−ミコピリジニウム
−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキシ
レート 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3〜(3−オ牛ツブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸とイミダゾ[1,2−a]ピ
リジンとを実施例1に準じ反応させると標記化合物が得
られる。
元素分析値:C!、H、。N、O,S、・<H、Oとし
て、計算値(%):C,42,00; H,4,70;
 N、 18.66実測値(%):C,42,25; 
H,4,25; N、 1g、44IRスペクトルν”
ram−’: 1770. 1610. 1530゜+
5aX 1390、 1360. 1040. 765NMRス
ペクトル(d6−DMSO)δ:  1.20(3H,
t。
J=7)1z)、 3.02と3.44(2H,ABQ
、J=18)12)、 4.12(2B、 q、 J=
 7Hz)、  5.01(1■、d、J=4.8Hz
)、  5.42(2H,br、s)、 5.66(1
B、d、d、J=8Hzと4.8Hz)、 7.50(
t、 J= 711z)、 8.00(t、 J= 7
Hz)、 8.40−7.00(n+)と8.98(d
、 J −7Hz)(計6H)、 9.42(1B、d
、J=8[1z)。
8.16(2■I8) 実施例4 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(6−クロロイミダゾ[1,2−、コピ
サジニウム−l−イル)メチル]−3−セフェムー4−
カルボキシレート 7β〜[2〜(5−アミノ−1,2i4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸と6−クロロ−イミダゾ[1
,2−a]ピリジンとを実施例1に準じて反応させると
標記化合物が得られる。
元素分析値:C2,H,ICIN、O,S!−38,O
として、 計算値(%):C,40,88; H,4,08; N
、 18.16実測値(%):C,4G、85; H,
3,97: N、 [,011Rスペクトルv KBr
cta−’ : 3300.3150. 1780゜a
x 1680、1620.1520.1390.10104
ONスペクトル(d、−DMSO)δ:  1.11(
3H,t。
J=7Hz)、 2.99と3.44(2)1.ABq
、J=18Hz)、 4.13(2H,q、J=7Hz
)、  5.00(1B、d、J=4.8Hz)、  
5.27と5.49(2H,ABq、J=14Hz)、
 5.66(LH,d、d、J=8Hzと4.8Hz)
、 8.00−8.86(m)と9.30(s)(計5
H)、  9.42(IH,d、J=8Hz)実施例5 7β−[2−(5−アミノ= 1.2.4−チアジアゾ
ール−3−イル’)−2(Z )−エトキシイミノアセ
トアミド]−3−[[3−(ジメチルアミノメチル)イ
ミダゾ[1,2−a]ピリジニウム−1−イル]メチル
]−3−セフェム−4−カルボキシレート7β−[2C
5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)
−2(Z ’)−エトキシイミノアセトアミド]−3−
(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−
4−カルボン酸と3−(ジメチルアミノメチル)イミダ
ゾ[1,2−a]ピリジンとを実施例1と同様に反応さ
せると標記化合物が得られる。
元素分析値:CtaH*tN so sS * ” 3
Htoとして、計算値(%):C,45,06; H,
5,20; N、 19.71実測値(%):C,45
,18; H,4,68; N、 19.57IRスペ
クトルv KBrcm−’ : 1770. 1860
.1615゜aX 53O NMRスヘクトル(ds  DMSO)δ:  1.2
6(3H2t。
J = 7Hz)、  2.90(3H,s)、  2
.98(3H,s)、  4.17(2B、 q。
J=7Hz)、  5.06(2H,br、s)、  
5.19(LH,d、J=4.5Hz)、 5.68(
IH,d、d、J=4.5Hzと8Hz)、 6.96
−7.56(21(、m)、  7.54−7.76(
IH,ll)、  7.84−8.00(LH,s)。
8.10(2H,br、s)、  8.76−9.00
(18,m)、  9.48(LH,d。
J −8Hz) 実施例6 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ドコ−3−[(イミダゾ[1,2−blピリダジニウム
−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキシ
レート・塩酸塩 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z、)−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウ
ム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4カルボキシ
レート130+ag、水0.41に溶解し、水冷下IN
塩酸200μQを滴下する。ついでアセトン20m1を
加え5分間かきまぜる。
析出する沈澱をろ取し、少量のアセトンで洗浄、乾燥す
ると標記化合物が得られる。
IRスペクトルvKBram−’: 17g0. 16
75. 1620゜aX 1520、145G、 1380.1220実施例7 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル’)−2(Z ’)−シアノメチルオキシ
イミノアセトアミド]−3−[(イミダゾ[1,2−a
]ピリジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー
4−カルボキシレート 参考例3で得られる7β−[2−(5−アミノ−1,2
,4−チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−シアノ
メチルオキシイミノアセトアミド]−3(3−オキソブ
チリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カルボン酸
2g、イミダゾ[1,2−a]ピリジン2g、ヨウ化ナ
トリウム2g、アセトニトリル20m1.水20m1か
らなる混合物を75°Cの油浴上で、60分間かきまぜ
る。冷却後、酢酸エチル501を加えてふりまぜ水層を
分取して減圧下に濃縮したのち、XAD−2カラムに付
し、水ついで20%エタノール水で展開する。目的分画
液を濃縮し、不溶物をろ別したのちる液を凍結乾燥する
。これを少量の水に溶解し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、アセトンついでアセトン−水(7:
3)にて展開し、目的分画液を濃縮したのち凍結乾燥す
ると標記化合物が得られる。
I RスヘクトAtv ”” cll−’: 3100
. 1760. 1605゜ax 1520、1380.1040.1010.76ONM
Rスペクトル(010)δ:3.16と 3.53(2
8,AB(1゜J=18Hz)、 5.15(IH,d
、J=4.1lIHz)、 5.31(2H,br。
s)、 5.82(IH,d、J=4.8Hz)、 7
.40−7.80,7.90−8、3G、 8.60−
8.80(6H,m)実施例8 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(3−シアノイミダゾ[1,2a]ピリジ
ニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カル
ボキシレート 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−エトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸と3−シアノイミダゾ[1,
2−a]ピリジンとを実施例1と同様に反応させると、
標記化合物が得られる。
元素分析値:Ctt)l 、。N、O,S、・3H,0
として。
計算値(%):C,43,49; H,4,1−5,N
、20.45実測値(%):C,43,58; H,3
,59; N、20.38IRスペクトルvKBram
−’+ 2245.1770.1680゜aX +640. 1610. 151O NMRスペクトル<da −DMSO)δ: 1.20
(3H,t、J=7fiz)、  3.01(2HXl
/2.ABq、J=18[1z)、  4.12(28
,d。
J=7Hz)、 4.98(IH,d、J=4.5+1
z)、 5.33と5.58(2H,ABq、J=14
Hz)、 5.65(1■、 d、 d、 J = 4
.5Hzと8Hz)、  7.64−7,8g(IH,
m)、  8.04(2H,br、s)、  8.00
−8.48(IH,m)、  8.92−9.12(2
H,m)、  9.42(IH,d。
J=8)1z)、  9.47(LH,s)実施例9 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−シアノメトキシイミノアセ
トアミド]−3−[(6−シアノイミダゾ[1,2−a
]ピリジニウム−1−イル)メチルコー3−セフェムー
4−カルボキシレート OCR,CN 参考例3で得られる化合物と6−シアノイミダゾ[1,
2−a]ピリジンとを実施例1の方法に準じて反応させ
ると標記化合物が得られる。
元素分析値:C,、H,、N、06S、・9/2H,O
として。
計算値(%):C,42,85; H,4,07; N
、19.58実測値(%):C,42,68; H,4
,01: N、19.511RスペクトルvKBras
−’: 3400.2250. 1760゜aX 1670、1650.1610.153ONMRスペク
トル(d、 −DMSO)δ:2.96と 3.46(
2■、^Bq、J=16Hz)、 5.01(LH,d
、J=5Hz)、 5.02(2H。
s)、 5.27と5.53(2H,ABq、J=15
Hz)、 5.64(IH。
d、 d、 J = 5Hzと8Hz)、 8.2−9
.0(4H,m)、 8.22(2H,br、s)、 
 9.66(1B、d、J=8Hz)、  9.77(
11,br、s)実施例10 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピ
リジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−
カルボキシレート 参考例1の化合物と6−シアツイミダゾ[l、2−a]
ピリジンを実施例2の方法に準じて反応させると標記化
合物が得られる。
元素分析値:Ct+H+、Ne0sSt”3HtOとし
て。
計算値(%):C,42,49; H,:(,91; 
N、21.24実測値(%):C,42,56; H,
3,67; N、21.011Rスペクトルv KBr
cta−’: 3450. 2250. 176G。
ax 1600、 152O NMRスペクトル(d、 −DMSO)δ:2.98と
3.46(2H,ABq、J=16Hz)、  3.8
6(3H,s)、  5.00(ILd、J=5Hz)
、 5.28と5.54(2H,ABq、 J= 15
Hz)、 5.64(LH。
d、 d、 J = 5Hzと8Hz)、 8.11(
2H,br、s)、 8.2−9゜0(5H,m)、 
 9.44(LH,d、J=8Hz)、  9.78(
LH,br)実施例11 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル’)−2(Z )−力ルボキシメトキシイ
ミノアセトアミド]−3−[(6−シアツイミダゾ[1
,2−8]ピリジニウム=1−イル)メチルロー3−セ
フェム−4−カルボキシレート・モノナトリウム塩 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−力ルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチ
ル)−3−セフェム−4−カルボン酸1g、6−シアツ
イミダゾ[1,2−alピリジン1gおよびヨウ化ナト
リウム1gをアセトニトリル15m1および水L5ml
の混液中に加え、70〜75℃の油浴上で1.5時間か
きまぜる。反応液に酢酸エチルを加えてふりまぜて水層
を分取し、減圧濃縮したのち不溶物をろ去する。ろ液を
さらに減圧濃縮し残留液をシリカゲル(40g)カラム
クロマトグラフィーニ付し、アセトンついでアセトン:
水=7:3で展開・溶出する。溶出液を減圧濃縮したの
ち凍結乾燥すると標記化合物が得られる。
元素分析値:CttH+aNsNa07St”5HtO
として。
計算値(%):C,37,99; H,3,77; N
、18.12実測値(%):C,38,18; H,3
,33; N、17.15IRスペクトルシKBram
−’: 2240.1?60.1600゜aX 1520、140G、 1360.101045Nスペ
クトル(oco)δ:3.16および3.59(2H。
ABq、J=18Hz)、  5.24(1B、d、J
=4.8Hz)、  5.38(2H。
br、s)、  5.86(18,d、J=4.8Hz
)、  8.2−9.0(4H,a)。
9、8(LH,br、 s) 実施例12 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−力ルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(イミダゾ[l、2−a]ピリ
ジニウム−1−イル)メチルロー3−セフェム−4−カ
ルボキシレート (1)  2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)酢酸13g、二酸化ゼレン1017g
から参考例3におけると同様にして調製した2−(5−
tert−ブトキシカルボニルアミノ−1,2,4−チ
アジアゾール−3−イル)−2−オキソ酢酸のエタノー
ル(100ml)溶液にO−tert−ブトキシカルボ
ニルメチルヒドロキシルアミン6、2g(N −Ler
t−ブトキシカルボニルメトキシフタルイミド14gと
メチルヒドラジン2.3gとから調製)を水冷下に加え
、ついで室温で4時間かきまぜる。エタノールを留去し
残渣に酢酸エチルと水とを加えて振りまぜ、有機層を重
曹水にて抽出する。水層をIN−塩酸で酸性とし酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
たのち溶媒を留去し残渣にヘキサンを加えて結晶化させ
、ろ取、乾燥すると2− (5−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル)−2(Z ) −(tert−ブトキシカルボニル
メトキシイミノ)酢酸11.0gが得られる。
+111)  128℃(分解) NMRスペクトル(CDC1,)δ:  1.43(9
H,s)、  1.55(9H,s)、 4.73(2
H,5)(2ン2− (5−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−− (tert−ブトキシカルボニルメト
キシイミノ)酢酸13. 0gをジクロロメタン100
mlに溶かし、五塩化燐7gを加え、水冷下に20分間
かきまぜる。反応液を減圧下に乾固し、残渣にヘキサン
を加えて再び乾固し、残渣をジクロロメタン51に溶か
す。
この液を7β−アミ7−3−(3−オキソブチリルオキ
シメチル)−3−セフェム−4−カルボン酸10g.ビ
ストリメチルシリルアセトアミド16gを20Omlの
ジクロロメタン中、室温で1時間反応させて得られた液
に水冷下に加え、同温度で1時間かきまぜる。溶媒を減
圧留去し残渣を酢酸エチル300+slに溶かし水洗後
、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して残
渣にヘキサンを加え不溶物をろ取すると7β−[2 −
 (5 − tert−ブトキシカルボニルアミノ−1
.2.4−チアジアゾール−3−イル)  2(Z) 
 (tert−ブトキシカルボニルメトキシイミノ)ア
セトアミド]−3−(3オキソブチリルオキシメチル)
−3−セフェム4−カルボン酸23gが得られる。
IRスペクトルvKBrcm−’: 3250, 29
60. 178G。
ax 1715、 1540. 1370. 1205, 1
150. 106ONMRスペクトル(da  DMS
O)δ:  1. 43(9tl, s)、  1。
50(9H,s)、 2.18(3H.s)、 3.1
4と3. 65(2H, ABq。
J=18Hz)、 3.62(2H,s)、 4.66
(28,s)、 4.78と5、 06(2B. AB
q, J= 12Hz)、 5. 15(1B, d,
 J=:4. 8Hz)。
5、 86(1B. d. d, J = 4. 8t
lzと8Hz)、  9. 56(IH. d, J=
 8Hz) (3)上記(2)で得られる生成物の全量をトリフルオ
ロ酢酸50■1に水冷下に加え、ついで水浴を去り、室
温で1.5時間かきまぜる。反応液を酢酸エチルで希釈
したのち減圧下に乾固し残渣に酢酸エチルを加え、不溶
物をろ取すると7β−[2−(5−アミノ−1.2.4
−チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−カルボキシ
メトキシイミノアセトアミド]−3−(3−オキソブチ
リルオキシメチル)−3−セフェム−4−カルボン酸1
2gが得られる。ろ液を乾固し、残液にジエチルエーテ
ルを加え、不溶物をろ取するとさらに同化合物5gが得
られる。
IRスペクトルvKB’ cm−’: 1760, 1
720.  1630。
ax 1520、 1400, 1310. 1180. 1
145NMRスペクトル(da  DMSO)δ: 2
.20(31,s)、 3。
41と3.65(2H.ABq.J=18Hz)、 3
.63(2H,s)、 4。
65(21. s)、 4、78と5. 07(2B.
 ABq, J= 12Hz)、 5。
15(IH, d, J = 4. 8Hz)、 5.
 85(1B, d. d, J = 4. 8Hzと
8Hz)、 8.1O(2H,br.)、 9.48(
11,d,J=8Hz)(4)上記(3)で得られる7
β−[2−(5−アミノ−1.2.4−チアジアゾール
−3−イル)− 2 (Z )−力ルボキシメトキシイ
ミノアセトアミドコ−3(3−オキソブチリルオキシメ
チル)−3−セフェム−4−カルボン酸1g.イミダゾ
fl,2ーa]ピリジン1gおよびヨウ化ナトリウムI
gをアセトニトリル10m+1と水10mlとの混合液
中に加え、70−75’Cの油浴中1.5時間加熱する
。反応液を実施例1におけると同様に処理すると、標記
化合物が得られる。
元素分析値:C ttI( 17N so ?S tN
a ’ 5H toとして。
計算値(%):C.42.79; H,3.08; N
,19.01実測値(%):C,42.88; H,3
.64−; N,17.55IRスペクトルvKB” 
am−’: 1760,  1600,  1520。
aW 1400、 1305. 105O NMRスペクトル(0*0)δ:3.16と3. 53
(2H.^BQ。
J−18Hz)、 5.22(lH.d.J=4.8H
z)、 5.32(2H.br。
s)、 5.86(lH.d.J=4.8Hz)、 7
.40−8.80(68.01)実施例13 7β−[2〜(5〜アミノ−1.2.4−チアジアゾー
ル−3ーイル)− 2 (、Z )−メトキシイミノア
セトアミド]− 3 − [(イミダゾ[1.2−b’
lピリダジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェム
ー4カルボキンレート 7β−[:2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3
−セフェム−4−カルボン酸1.1g、 イミダゾ[1
,2−b]ピリジン1. Og、  ヨウ化カリウム1
.1gヲ50%含水アセトニトリル301に溶解し、6
0〜70℃で2時間撹拌する。冷却後、反応液をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、アセトン、含水
アセトンで順次溶出し、目的物を含む分画を合わせ減圧
下に溶媒を濃縮する。残渣をMCIゲルCHP 20P
■樹脂(三菱化成製)によるカラムクロマトグラフィー
に付し、水9次いで含水アルコールで溶出し、目的物を
含む分画を合りせ減圧下に濃縮し、残渣を凍結乾燥する
と、標記化合物が得られる。
元素分析値:C、−Hl、N so sS t・3H,
Oとして。
計算値(%):C,40,07; H,4,07; N
、22.13実測値(%):C,39,75; H,3
,51; N、21.89IRスペクトルv KBrc
m−’: 1765. 1680. 1610゜aX 52O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  3.03
と3゜44(2H,ABq、J=18Hz)、  3.
86(3H,s)、  4.99(III、d。
J=4.5Hz)、 5.27と5.51(2H,AB
q、 J= 14Hz)、 5゜63(1■、 d、 
d、 J−4,5Hzと8Hz)、 7.8−8.32
(1B、+11)。
8.12(2H,br、s)、  8.76(2B、s
)、  9.04(IH,d、J=4Hz)、  9.
31(IH,d、J=9Hz)、  9.44(IH,
d、J=8Hz)実施例14 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウ
ム−1−イル)メチルコー3−セフェムー4−カルボキ
シレート 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−(3−オキ・ツブチリルオキシメチル)−
3−セフェム−4−カルボン酸とイミダゾ[1,2−b
]ピリダジンとを実施例1と同様に反応させると標記化
合物が得られる。
元素分析値:C7゜H、、N 、0 、S t・4H,
Oとして。
計算値(%):C,39,93; H,4,52; N
、20.95実測値(%):C,4G、35; H,4
,68; N、20.681Rスペクトルv KBrC
m−’: t7’yo、 167L 1610+ax 52O NMRスペクトル(do  D M S O)δ:  
1.20(3H,t。
J=7Hz)、 3.03と3.44(2[+、ABq
、J=18Hz)、 4.13(2H,q、J=7Hz
)、  4.99(LH,d、J=4.5Hz)、  
5.28と5.52(2B、 ABq、 J = 14
Hz)、 5.65(III、 d、 d、 J= 4
゜5Hzと8Hz)、 7.8−8.2(IH,n+)
、 8.75(2H,s)、 9゜05(IH,d、J
=4Hz)、  9.28([1,s)、  9.43
(IH,d、J=8Hz) 実施例15 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(8−メチルイミダゾ[l、2−b]ヒ
リタシニウムーl−イル)メチル−3−セフェム−4−
カルボキシレート 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸と8−メチルイミダゾ[1,
2−blピリダジンとを実施例1と同様に反応させると
標記化合物が得られる。
元素分析値:Ct、H、、N 、O、S 、・4H,O
として。
計算値(%):C,39,34; H,4,62; N
、20.64実測値(%):C,39,48; H,4
,92; N、20.74IRスペクトルv KBrc
ab−’ : 1765. 1670. 1610゜f
iaX 52O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  2.1?
(3H。
s)、 3.90(31(、s)、 3.06と3.3
9(2)1. ABq、 J= 1811z)、  5
.09(IH,d、J=4.5Hz)、  5.50(
2H,br、s)、  5゜70(LH,d、 d、 
J= 4.5Hzと8Hz)、 7.88(18,d、
J=5Hz)、  7.97(2H,br、 s)、 
 8.32−8.52(1B、 m)、  8.56−
8.66(LH,a+)、  8.84(LH,d、J
=5Hz)、  9.47(IH,d、J−8Hz) 実施例16 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル’)−2(、Z’)−エトキシイミノアセ
トアミドコ−3−[(5−メチルイミダゾE1.5−a
]ピリジニウム−2−イル)メチル]−3−セフェムー
4−カルボキシレート CJs 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3
−セフェム−4ニカルボン酸と5−メチルイミダゾ[1
,5−a]ピリジンとを実施例1と同様に反応させると
標記化合物が得られる。
元素分析値:Ctt)(ttr’J 8o 5S t・
2H,Oとして。
計算値(%)コC,45,67、F(,4,53; N
、19.37実測値(%):C,45,31; H,5
,00; N、19.21夏RスペクトルJ/ KB’
 cm−: 1760. 1660. 1610゜ax 1510、1390.135O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  1.20
(3H,t。
J=7Hz)、 2.66(3H,s)、 3.17(
2HX1/2.ABq、J=18Hz)、 4.12(
2H,q、J=17Hz)、 5.03(IH,d、J
=、511z)、5.06と5.54(2)1. AB
q、 J = 14Hz)、、 5.67(IH,d。
d、 J = 5Hzと8Hz)、 6.9−7.4(
2H,m)、 7.79(18,d。
J=8Hz)、  8.09(II、 br、 s)、
  8.63(1■、 s)、  9.39(IH,d
、 J = 8Hz)、  9.93(LH,s)実施
例17 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3〜[(7−メチルイミダゾ[1,2b]ピリダ
、ジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−
カルボ半シレート \ OCH。
7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−エトキシイミノアセトア
ミド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3
−セフェム−4−カルボン酸と7−メチルイミダゾ[1
,2−b]ピリダジンとを実施例1と同様に反応させる
と標記化合物が得られる。
IRスペクトルvKB’ cn+−’: 1765. 
1665. 1610゜aX 52O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  2.56
(3H,S)、 3.00(2HX I/2. ABQ
の半分、 J = Hl)Iz)、 3.88(3H。
s)、  4.99(ltl、d、J=4.5Hz)、
  5.20−5.43(2H,ABq。
J=14Hz)、 5.62(18,d、d、J=4.
5Hzと8Hz)、 8゜09(21,br、s)、 
 8.58−8.74(2H,a+)、  8゜97(
18,br、s)、  9.08(LH,br、s)、
  9.42(1B、d、J=8Hz)実施例1の方法
に準じ7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノア
セトアミドコ−3−(3−オキソブチリルオキシメチル
)−3−セフェム−4−カルボン酸とイミダゾ[1,2
−b]ピリダジン誘導体とより実施例18−24の化合
物が得られる。
実施例18 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル’)−2(Z ’)−メトキシイミノアセ
トアミド]−3−[(6−ニトキシイミダゾ[1゜2−
b]ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェ
ムー4−カルボキシレート 元素分析値: Ct 、H2IN s Oe S t・
3 Ht Oとして計算値(%):C,41,11; 
 H,4,43;  N、20.54実測値(%):C
,40,95;  H,4,56;  N、20.32
IRスペクトル!/ KBrcIa−’ : 177L
 167(L 160Lax 50O NMRスペクトル(ds  DMSO)δ:  1.4
4(:(H,t。
J=7Hz)、 2.98と3−42(2H,ABq、
J=18Hz)、 3.87(3H,s)、  4.4
6(2H,q、J−7Hz)、  4.98(IH,d
、J=4Hz)、 5.20と5.50(2H,ABq
、J=14Hz)、 5.60(IH。
d、 d、 J = 4.5HzとJ=8Hz)、 7
.57(2H,d、J=14Hz)、  8.04(2
t(、br、s)、  8.46(IH,d、J=2H
z)、  8.64(IH,d、 J= 2Hz)、 
 9.24(In、 d、 J= 10Hz)、  9
.40(IH,d。
J = 8Hz) 実施例19 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−メチルチオイミダゾ[1゜2−b]
ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3=セフェムー
4−カルボキシレート 元素分析値:C2゜H5eNeosss・7/2H,O
として計算値(%):C,38,45;  H,4,2
0;  N、20.18実測値(%ン:C,38,40
;  H,4,25;  N、20.111Rスペクト
ルvKBrcs+−’: 1770.1670. 16
00゜18に 52G NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  2.66
(31,s)、 3.01(2HXl/2.ABqの半
分、 J = 18)(z)、 3.86(3tl、 
s)、 4.98(LH,d、 J= 4.5Hz)、
 5.22と5.50(2B。
d、J=14Hz)、 5.63(LH,d、d、J=
4.5HzとJ = 8Hz)、  7.91(IH,
d、J=10)Iz)、  110(2H,br、s)
、  8.548.74(2H,a+)、  9.22
(LH,d、J=10Hz)、  9.44(IH,d
J = 8Hz) 実施例20 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−クロロイミダゾ[1,2b]ピリダ
ジニウム−1−イル)メチルコー3−セフェムー4−カ
ルボキシレート 1RスペクトルvKBrcm−’: 1775.167
0.1610゜ax 52O NMRスペクトル(d@−DMSO)δ:  2.98
と3゜42(21,ABq、J=18Hz)、  3.
86(3H,s)、  4.98(IH,d。
J=4.5Hz)、 5.24と5.55(2H,AB
q、J=14Hz)、 5゜59(l■、 d、 d、
 J = 4.5Hzと8Hz)、 8.09(2■、
 br、 s)。
g、 17(1B、 d、 J= 9Hz)、  8.
73〜8.90(2H,+*)、  9.42(1[1
,d、J=8Hz)、  9.48(111,d、J=
9Hz)。
実施fl121 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−メドキシイミダゾ[1゜2−b]ピ
リダジニウム−1−イル)]−]3−セフェムー4−カ
ルボキシレー ト素分析値:C+*HraN so IIS tc Q
 ” 4Htoとして 計算値(%):C,36,69;  H,3,89; 
 N、20.27実測値(%):C,36,80:  
H,3,12;  N、20.09元素分析値:C1゜
HIlIN、011S、・9/2H、Oとして計算値(
%):C,3g、34;  H,4,50:  N、2
0.12実測値(%):C,3g、39;  H,4,
54;  N、20.02I Rスヘク) /l/LI
 KB’ ell−’: 1770.1670.161
0゜+nax 51O NMRスペクトル(do−DMSO)δ:  2.98
と 3゜43(28,ABq、 J= 18Hz)、 
 3.86(3H,s)、  4.06(3H,s)。
4.97(IH,d、J=4.5Hz)、 5.20と
5.50(2H,ABQ、 J=14Hz)、 5.6
2(IH,d、d、J=4.5)1zと8Hz)、 7
.62(lH,d、J=9Hz)、  8.04(2H
,br、s)、  8.38−8.68(2H9耐、 
 9.22(IH,d、J−9Hz)、  9.42(
IH,d、J=8Hz)実施例22 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(6−メチルイミダゾ[l、2−b]ピ
リダジニウム−1−イル)メチルコー3−セフェムー4
−カルボキシレート 元素分析値:C,、H,、N、O,S、−5H!OとL
r計算値(%):C,38,77;  H,4,72;
  N、20.34実測値(%>:C,38,94: 
 H,4,69;  N、20.32IRスペクトルJ
/ KBrcta−’: 1765.1660. 16
05゜118に 52O NMRスヘク) ル(da−D M S O)δ:  
2.99と3゜43(21,ABq、 J= 18Hz
)、  2.67(3H,s)、  3.86(3H,
s)。
4、97(LH,d、 J= 4.5Hz)、 5.2
4と5.40(2H,ABq、 J= 14Hz)、 
5.61 (IH,d、 d、 J = 4.5Hzと
8Hz)、 7.86(18,d、J=9Hz)、  
8.10(2H,br、s)、  8.58−8.76
(2H1s)、  9.20(IH,d、J=9Hz)
、  9.43(LH,d、J=8Hz)実施例23 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−シメチルアミノイミダゾ[1,2−
b]ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェ
ムー4−カルボキシレート8Hz) 実施例24 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(6−フルオロイミダゾ[1゜2−b]ピ
リダジニウム−1−イル)メチルコー3−セフェムー4
−カルボキシレート 元素分析値:CtiH*tN 1oo−S t ’ 4
Htoとして計算値(%):C,39,99:  H,
4,79;  N、22.21実測値(%):C,40
,26;  H,3,90;  N、22.Q7!Rス
ペクトルv ”’ cs−’: 1775.1670.
161G。
aX 1590、 151O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ:  3.04
(211゜br、 s)、  3.14(ell、 s
)、  3.86(3H,s)、  4.96(IH,
d、 J= 4.5Hz)、 5.15と5.43(2
H,ABq、 J= 24Hz)、 5゜57(tH,
d、d、J= 4.5Hz  と 8Hz)、  7.
68(lH,d、J=1011z)、  8.07(2
■、 br、 s)、  8.24(1B、 br、 
s)、  8.39(IH,br、s)、  8.96
(l[I、d、J=lOHz)、  9.40(LH,
d、J=元元素分値値C+eH+5NeOaS*F  
4HtOとして計算値(%):C,37,69;  H
,3,99;  N、20.82実測値(%):C,3
8,03;  H,3,89;  N、20.55I 
Rスヘクト/l/J/ KBrCl−’: 1770.
1670.1610゜aX 52O NMRスペクトル(d6−DMSo)δ:  3.00
(2HX1/2. ABqの半分、J=18Hz)、 
3.86(3B、s)、 4.98(1H,d、J=4
.5)1z)、 5.26と5.59(2H,ABq、
 J= 14Hz)、 5.62(IH,d、d、J=
4.5Hzと8Hz)、 7.9−8.24(3H,m
)、 8.62−186(2H,n)、 9.41(1
8,d、J=8Hz)。
9、48−−9.74(ill、 m)実施例25 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−カルボキシメトキシイミノ
アセトアミド]−3−[(イミダゾ[1,2b]ピリダ
ジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カ
ルボキシレート・モノナトリウム塩 実施例1の方法に準じ7β−[2−(5−アミン1.2
.4−チアジアゾ−/l/−3−イル)−2(Z)カル
ボキシメトキシイミノアセトアミド]−3=(3−オキ
ソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カルボ
ン酸とイミダゾ[1,2−b]ピリダジンとより標記化
合物を得る。
元素分析値:CtoHtsN so ?S tN a 
・13/2Htoとして 計算値(%):C,34,38;  H,4,18; 
 N、18.04実測値(%):C,34,48;  
H,3,64;  N、17.54!RスペクトルvK
B” cm−’: 1770.1600. 1520a
X NMRスペクトル(do  DMSO4tO)δ:  
3.25と 3゜72(IH,ABq、J=18Hz)
、  4.34(2H,s)、  4.98(III、
d。
J = 4.5Hz)、 5.34と5.50(2Fl
、 ABq、 J= 1411z)、 5゜68(IH
,d、J=4.5Hz)、 7.90(IH,d、d、
J=5Hzと1OHz)、  8.17(IL d、 
J= 1QHz)実施例26 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[[6−(2−ジメチルアミノエチルチオ
)イミダゾ[1,2−blピリダジニウム−1−イルコ
メチル]−3−セフェム−4−カルボキシレート・ジ塩
酸塩 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−(3−オキソブチリルオキシメチル)−3−
セフェム−4−カルボン酸1.5g、 6−(2−ジメ
チルアミノエチルチオ)イミダゾ[l、2b]ピリダジ
ン1.5gおよびヨウ化カリウム1.5gをl N k
M酸5 ml、アセトニトリルlOs+1と水5蒙1の
混合液に溶解し0°から70°Cで2時間かきまぜる。
減圧下で溶媒を留去して残留物をMCIゲルCHP20
P(三菱化成製)カラムクロマトグラフィーに付す。0
.0IN塩酸で溶出して目的物を含む分画を集め、減圧
下で濃縮後残渣を凍結乾燥すると標記化合物0.3gが
得られる。
元素分析値:CtsH14N 、。0.S、・2H20
・11/2H,Oとして 計算値(%):C,35,03; ”H,4,73; 
 N、17.76実測値(%):C,35,15;  
H,4,46:  N、17.66IRスペクトルvK
B’ cm−’: 1770.1675. 1625゜
@ax 51O NMRスペクトル(d、 −DMSO−D、O)δ: 
 2.90(6B、s)、  3.3〜3.85(6H
,m)、  4.08(3H,s)、  5.18(I
H,d、 J=4.5Hz)、  5.46(2H,b
r、s)、  5.82(lfl、d、J=4.5Hz
)、  7.97(IH,d、J=lOHz)、  8
.27(IH,br、s)、  8゜73(IL d、
 J= 10)1z)、  8.79(IH,br、 
s)実施例27 (1) 7β−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3
−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウム−1−イ
ル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキシレート 7β−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−
オキソブチリルオキシメチル)−3−セフェム−4−カ
ルボン酸4.14g、 イミダゾ[1,2−blピリダ
ジン4.14g、  ヨウ化ナトリウム8.28gを水
20m1.アセトニトリル20m1の混合溶媒中、70
℃で2時間撹拌する。室温まで冷却したのち、シリカゲ
ルカラム(メルク社、Art7734.1(log)に
付しアセトン、95%アセトン水溶液、ついで75%ア
セトン水溶液で溶出し、該当分画を集めて濃縮、凍結乾
燥すると粉末状の標記化合物1.14gが得られる。
I Rス”) トルvKBrcm−’: 1760.1
710.1610゜ax 1520、 1385. 137O NMRスペクトル(d、−DMSO)δ: l、39(
9H,S)、3.08と3.48(2H,ABq、J=
18Hz)、 4.91(IH,d。
J= 6Hz)、  5.1〜5.6(3H,m)、 
 7.6〜8.2(28,m)、  8゜78(2H,
br、s)、 9.07(l)1.d、J=4Hz)、
  9Jl(IH,d。
J= 101(z)T L C(メルク社、 Art5
715.溶媒(アセトニトリル:水=4:1):  R
f=0.4(2)7β−アミノ−3−[(イミダゾ[1
,lb]ピリタシニウム−1−イル)メチル]−3−セ
フェムー4−カルボキシレート・トリフルオロ酢酸塩上
記(1)で得られる7β−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ)−3−[(イミダゾ[1,2−blピリダジニウ
ム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4カルボキシ
レート1.45gをトリフルオロ酢酸20m1に溶解、
室温で30分間撹拌する。減圧下に濃縮後、エーテル1
001を加え、撹拌し析出する粉末をろ取、エーテルで
洗浄すると標記化合物1゜42gが得られる。収率95
% I Rス”) トルv KBrcta−’: 17g0
.1680.1525゜fiaX 1410、 138O NMRスペクトル(CF3GOOD)δ:  3.50
と 3.80(2H1八Bq、J=18Hz)、 5.
51(2H,br、s)、 5.511!と6.09(
2H,ABq、 J = 14Hz)、 7.98(l
)I、 dd、 J = 5Hzと1011z)、  
8.26(IH,d、J=2Hz)、  8.40(L
H,d、J=2Hz)。
8.71(IH,d、J=10Hz)、  9.00(
18,d、J=5Hz)TLC(メルク社、 Art5
715.溶媒(アセトニトリル:ギ酸:水=3 :l 
:1):Rf=0.5(3)7β−[2−(5−アミ7
−1.2.4−チアジアゾール−3−イル)−2(Z)
−メトキシイミノアセトアミドコ−3−[(イミダゾ[
1,2−b]ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3
−セフェム4−カルボキシレート 2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−
イル)−2(Z)−メトキシイミノ酢酸202+eg。
N〜ヒドロキシベンツトリアゾール1531g、ジシク
ロへキシルカルボジイミド206mgをジクロルメタン
20a+1に加え、得られた懸濁液を室温で60分間か
きまぜる。不溶物をろ取し、このものを7−アミノ−3
−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウム=1−イ
ル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキシレート・
トリフルオロ酢酸塩4455gをジメチルアセトアミド
8ffilに溶かした液に加え、室温で16時間かきま
ぜる。反応液に301のエーテルを加え、傾斜してエー
テル層を除き、残留物を水に溶かし、XAD−2カラム
クロマトグラフイーに付し、最初水で展開したのち、2
0%エタノールで溶出させる。溶出液を濃縮後、残部を
凍結乾燥すると標記化合物0.2gが得られる。
IRスペクトルは実施例13で得られる化合物と同じ。
実施例28 7β−[1−(5−アミ/−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウ
ム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4カルボキシ
レート (1)五酸化リン218a+gを塩化メチレン3mlに
溶解し、−20°Cに冷却、かくはん下2−(5−アミ
ノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2(Z
)−メトキシイミノ酢酸202mgを加え、−20°C
で30分、−5℃で2時間かきまぜる。反応液を減圧下
濃縮し、残渣にヘキサンlQ+slを加え粉末化し、ろ
取すると2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセチルク
ロリド・塩酸塩が得られる。
(2)7β−アミノ−3−[(イミダゾ[1,2−b]
ピリダジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー
4−カルボキシレート・塩酸塩354+agを水10+
slとアセトン10o+1との混液に水冷下溶解し、炭
酸水素ナトリウム506gを添加、1分間かきまぜたの
ち、(1)で得られる2−(5−アミノ−1,2,4−
チアジアゾール−3−イル)−2(Z )−メトキシイ
ミノアセチルクロリド・塩酸塩を全量加え、水冷下20
分間はげしくかくはんする。
酢酸エチル20m1を加え分配、上層を捨て、下層を酢
酸エチル20m1で2回洗浄する。水層を濃塩酸でpH
1としてメチルエチルケトン20+alと酢酸エチルf
oilの混液、ついでメチルエチルケトン10iI11
と酢酸エチル10i1の混液で洗浄する。
水層を炭酸水素ナトリウムでpH3とし、MCI■ゲル
CHP20F(三菱化成製)カラムクロマトグラフィー
に付し、水9次いで含水アセトニトリルで溶出し、該当
分画を濃縮、凍結乾燥すると、標記化合物が得られる。
TLC(シリカゲル、メルク社、 Art 5715;
溶媒:H!O=4 :l ; Rf=0.26IRスペ
クトルvKBram−’: 1765. 1660. 
1610゜laX 520 実施例29 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミド]−3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウ
ム−1−イル)メチル]−3−4!フェムー4−カルボ
キシレート 3O−1)  実施例28に記載の反応において炭酸水
素ナトリウム504mgの代わりにトリエチルアミン6
06mgを用いて、同様に反応すると標記化合物が得ら
れる。
本品のIRスペクトル、薄層クロマトグラフィーのRf
値のデータは実施例28の目的化合物のデータと、また
NMRスペクトルデータは実施例13の化合物のデータ
とそれぞれ同一であった。
3G−2)  実施例28においてアセトンの代わりに
テトラヒドロフランを用いる以外は同様に反応させると
標記化合物が得られる。
ao−a)  実WA例28においてアセトンの代わり
にアセトニトリルを用いる以外は同様反応に反応させて
標記化合物が得られる。
実施例30 7β−[2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z )−メトキシイミノアセトア
ミドコ−3−[(イミダゾ[1,2−blピリダジニウ
ム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カルボキ
シレート 7β−アミノ−3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダ
ジニウム−1−イル)メチル]−3−セフェムー4−カ
ルボキシレート・塩酸塩354mgを、ジメチルホルム
アミド4ml、hリブチルアミン1. l1gに溶解し
、−20°Cに冷却かくはん下、実施例28 (1)と
同様の方法で得られる2−(5−アミ/−1,2゜4−
チアジアゾール−3−イル)−2(Z)−メトキシイミ
ノアセチルクロリド・塩酸塩を全量加丸、−20〜−1
0℃、10分間、−10’cから0℃で10分間かくは
んする。
酢酸エチル60a+lを加えた後、4N−塩化水素/エ
ーテル溶液2mlを添加し、析出する沈澱をろ取し、酢
酸エチル1ost、塩化メチレン20m1で洗浄した後
、水5mlに懸濁させ、炭酸水素ナトリウムでpH3と
し、MC夏ゲルCHP−、−20P(三菱化成社製)の
カラムクロマトグラフィーに付し、水9次いで含水アセ
トニトリルで溶出し、該当分画を濃縮、凍結乾燥すると
、標記化合物が得られる。
本品のIRスペクトル及び、TLCのRf値のデータは
、実施例28で得られる化合物のデータと、またNMR
スペクトルのデータは実施例13の化合物のデータと同
じであった。
実施例31 7β−[2−(5〜アミノ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミ
ド]−3−[(イミダゾ[1,2−b、]]ピリダジニ
ウムー1−イルメチルコー3−セフェムー4−カルボキ
シレート 32−1)  実施例30のジメチルホルムアミドの代
わりにジメチルアセトアミドを用いる以外は同様に反応
し、標記化合物が得られる。
32−2)  上記実施例30のトリブチルアミンの代
わりにトリエチルアミンを用い同様に処理し、標記化合
物が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は保護されていてもよいアミノ基を、R
    ^3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素残
    基を、ZはS,S→O,OまたはCH_2を、R^4は
    水素原子、メトキシ基またはホルムアミド基を、R^1
    ^3は水素原子、メチル基、水酸基またはハロゲン原子
    を、A^■は置換されていてもよい2,3−位または3
    ,4−位で縮合環を形成するイミダゾリウム−1−イル
    基を、それぞれ示す]で表わされる化合物またはその薬
    理学的に受容される塩もしくはエステル(但し、7β−
    [2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3
    −イル)−2(Z)−メトキシイミノアセトアミド]−
    3−[(イミダゾ[1,2−b]ピリダジニウム−1−
    イル)メチル]−3−セフェム−4−カルボキシレート
    またはその薬理学的に受容される塩は除く)。
  2. (2)[1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、ZはS,S→O,OまたはCH_2を、R^4
    は水素原子、メトキシ基またはホルムアミド基を、R^
    1^3は水素原子、メチル基、水酸基またはハロゲン原
    子を、A^■は置換されていてもよい2,3−位または
    3,4−位で縮合環を形成するイミダゾリウム−1−イ
    ル基を、それぞれ示す]で表わされる化合物または、そ
    の塩もしくはエステルと一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ [式中、R^1は保護されていてもよいアミノ基を、R
    ^3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素残
    基をそれぞれ示す]で表わされるカルボン酸またはその
    塩もしくは反応性誘導体とを反応させるか、もしくは[
    2] 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、記号R^5は水酸基、アシルオキシ基、カルバ
    モイルオキシ基、置換カルバモイルオキシまたはハロゲ
    ン原子を、その他の記号は前記と同意義を示す]で表わ
    される化合物またはその塩もしくはエステルと一般式A
    ′[A′は置換されていてもよい2,3−位または3,
    4−位で縮合環を形成するイミダゾールを示す]で表わ
    されるイミダゾール化合物またはその塩とを反応させる
    か、もしくは[3]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中の記号は前記と同意義を示す]で表わされる化合
    物またはその塩もしくはエステルと一般式R^3″OH
    [式中、R^3″は置換されていてもよい炭化水素残基
    を示す]で表わされる化合物またはその反応性誘導体と
    を反応させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中の記号は前記と同意義を示す]で表わされる化合
    物またはその薬理学的に受容される塩もしくはエステル
    を製造する方法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は保護されていてもよいアミノ基を、R
    ^3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素残
    基を、ZはS,S→O,OまたはCH_2を、R^4は
    水素原子、メトキシ基またはホルムアミド基を、R^1
    ^3は水素原子、メチル基、水酸基またはハロゲン原子
    を、A^■は置換されていてもよい2,3−位または3
    ,4−位で縮合環を形成するイミダゾリウム−1−イル
    基を、それぞれ示す]で表わされる化合物またはその薬
    理学的に受容される塩もしくはエステルの少なくとも1
    種以上を含有する医薬組成物。
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