JPH034716Y2 - - Google Patents

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JPH034716Y2
JPH034716Y2 JP1984167438U JP16743884U JPH034716Y2 JP H034716 Y2 JPH034716 Y2 JP H034716Y2 JP 1984167438 U JP1984167438 U JP 1984167438U JP 16743884 U JP16743884 U JP 16743884U JP H034716 Y2 JPH034716 Y2 JP H034716Y2
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JP1984167438U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建物の窓開口、出入口開口の一側或
いは両側に夫々内外の戸をヒンジで取付け、この
内外の戸をともに外方に開く様にした外開き型内
外多重戸を有するサツシ装置に関する。窓の一側
或いは両側にヒンジで戸を取付けた片開き式或い
は両開き式の外開き型サツシ装置は引違い戸、突
出し戸などとは異り開口全体を開放することがで
きると共に戸の形態のデザインに自由度があり非
常に好ましいが次の理由で余り普及していない。
従来の外開き型サツシで外に開けることができ
る戸が片開き式では一枚、両開き式では対をなす
二枚である一重の場合は戸を遮光、遮視のため雨
戸を兼ねたガラリ戸にすると雨降りのときは閉め
て置かねばならないので日中でも室内は薄暗くな
る。又、戸をガラス戸にすると防犯上問題がある
と共に、台風などの際に飛来物で破損し、風雨が
室内に入る虞れもある。
このため戸を雨戸などの外戸と、ガラス戸など
の内戸で構成したものもあるが、この場合、外に
開けられるのは外戸だけで、内戸は内開きになつ
ている。それは、外戸、内戸とも外開きにする
と、戸を開ける際は内戸で外戸を押し開けて開け
ることができても、閉める際に内戸を先ず閉める
と外戸を閉めることができなくなるからであり、
このため室内には内戸の開閉領域に家具や調度品
を置いたり、カーテンを付けたりすることができ
ないとか、降雨の際に雨戸を閉めるためなど閉め
てある内戸を一寸の間でも開ける必要が生じて内
戸を開けると、内戸にかゝつた雨水が室内に滴れ
ると言う問題点がある。その他に外戸は外開き、
内戸は外にも内にも開けられる様にし、常時はバ
ネで閉まつている中立状態に付勢したものもある
が、これは降雨の際に内戸を外に開けて水滴を室
内に滴らさない点で若干改良されているとは言
え、外戸を閉めるには矢張り内戸を室内に開ける
ことが必要でその際室内に内戸から水滴が垂れる
欠点は解決していない。その上、内戸は常に閉ま
つた中立状態にあるため、開けたまゝにして通風
を図ることはできない。
そこで本考案は外戸、内戸とも外開きにし、そ
れでいて支障なく外戸を閉めることができる様に
することにより前述した従来装置の問題点をこと
ごとく解消し、外開き型の有する長所、特に雨仕
舞いの良さをフルに活用してその普及を図ること
を目的とするのである。
以下、本考案を図示の実施例によつて説明す
る。第1〜4図の実施例において、1は建物の窓
開口、出入口開口などの開口に設けた戸枠で、そ
の内周には戸当りのための段1′があり、段1′か
ら前の室外側内周部1aと段から後の室内側内周
部1bは相似形状ではあるが室外側外周部1aの
方が一回り大きく形成されている。2は外戸、3
は内戸で、夫々の大きさは片開き式の場合は一枚
で室外側外周部1aを塞ぐことができる大きさを
有し、両開き式の場合は二枚の対によつて室外側
外周部を塞ぐことができる大きさを有す。戸枠の
前記室外側内周部1aの一側或いは両側にヒンジ
金具4を固定し、外戸2と内戸3を共通の軸心で
外方に開く様に取付けてある。
そして、内戸3には内戸と外戸を着脱可能に連
結する連結金具5が内戸の内側から操作できる様
に設けてある。図示の連結金具5は内戸3の内面
に固定される固定筒5aと、固定筒5aに回転可
能に保持されて貫通する軸棒5bからなり、軸棒
の一端は固定筒5aの端部から室内に突出し、横
向きの操作レバーになつている。そして、軸棒の
他端側は内戸3の孔を通つて室外に突出し、室外
突出端の横に曲げられた係止部分5′は外戸2の
室内面に設けた細長口2′に突入することができ
る。固定筒と軸棒との間にはバネを設け、軸棒を
回転の一方向に牽引してストツパーに受止めさ
せ、この状態で係止部分5′の向きを細長口2′に
整合させない様にし、上記バネに抗し軸棒を所定
量回転させると(この位置で軸棒は第2のストツ
パにより受止められる様にしてもよい。)係止部
5′は細長孔2′の向きに整合する様にしてもよ
い。
そして、段1′には内戸3を閉めた場合、内戸
の室内面外周部に当接するシール材6を設けて置
く。
外戸2と内戸3がともに閉つている場合、両方
の戸を開けるには内戸で外戸を押し開いて行うこ
とができる。そして、外戸を開けたまゝにして内
戸だけを閉めるには連結金具による両戸の連結を
外し、内戸を閉めればよい。又、夕方外戸を閉め
るには、内戸が外戸と一緒に開いているときは連
結金具に両戸の連結状態を保たせて置き、内戸と
一緒に外戸を閉めることができ、内戸が閉めてあ
るときはこれを一旦開け、連結金具で外戸を内戸
に連結して内戸と一緒に外戸を閉めればよい。
この様に本考案では内外両戸が外開きではある
が、両戸は連結金具により着脱可能に連結できる
ので内戸を外戸に連結し、内戸によつて外戸を一
緒に閉めることができ、何等支障はない。その
上、降雨に気付いて内戸だけを閉めた場合、内戸
から垂れ落ちる水滴は戸枠の室外側内周部上に落
ちるので室内には入らない。
外戸を180゜開いたまゝに保持して置くには外側
の壁面との間にフツクで連結すればよい。そして
内戸も180゜開いたまゝに保持して置くにはフツク
で外側壁面に保持されている外戸に対して内戸を
連結金具で連結すればよい。又、内戸だけを45゜、
90゜、120゜など開いた半開き状態に保持するには
従来の外開き戸の開度調節保持具を内戸と戸枠の
間に連結すればよい。
第5,6図の実施例は第1〜4図の実施例の変
形で、外戸2と内戸3を別々のヒンジ4−,4
−により、回転軸心を異らせて取付けた場合の
ものである。このため内戸3に取付けられて内戸
から外に突出する連結金具の先端部分5cは、外
戸を連結した状態で開閉する際に外戸に沿つて横
方向に移動可能にすることが必要である。
この実施例では、第6図に示す様に、外戸2の
内面には横方向のガイド溝7を有する補助金具8
を取付け、連結金具5の内戸から外に突出した軸
棒5bのT形先端部5cは向きを横にしてガイド
溝7に出入でき、入れた状態で向きを縦にすると
外戸を内戸に連結し、両戸を連結状態で一緒に開
閉するとガイド溝7に沿い移動する様になつて、
これに対処してある。
又、図示した様に戸枠の室内側内周部1bには
上げて開くことができる網戸を例えば上下二段9
a,9bに設けてもよい。更に、戸枠内周の戸当
り1′はこの実施例の様に内戸3だけを受け、外
戸は戸枠の内周よりも大きく作つて戸枠の外にヒ
ンジ4−で取付け、戸枠の室外面に外戸用の戸
当りの役目を兼ねさせてもよい。
第7,8図は内戸の室内面に操作金具17を取
付け、操作金具のレバーの先端を外戸に着脱可能
に連結した実施例を示す。この操作金具17はケ
ース17aから外に突出した操作ハンドル17b
を有し、このハンドル17bを手で一方向に回す
とケース内に格納されていた弧状のレバー17c
が旋回しながら先端部を次第に外に出し、又、逆
方向に回転させると元の収納状態に戻る。このた
めケース17aの内部に枢着されているレバー1
7cの基端部外周ないしその枢着軸には歯車があ
り、又、ハンドル17bはケース内に歯車を有
し、この両歯車は直接或いは中間歯車を介し噛合
つてハンドル17bの回転をレバー17cに減速
して伝える減速歯車機構を構成する。操作金具1
7は内戸13の例えば下框材に取付け、そのレバ
ー17cは下框材にあけた孔を通じ或いは下框材
の下から外に突出させて先端を外戸12と着脱可
能に連結する。それには例えばレバー17cの先
端部と外戸12の一方にピン、他方に上記ピンを
ゆるく通す孔などを設けて外せる様にすればよ
い。これにより外戸12とレバー17cを連結
し、レバー17cをケース内に引込め、外戸、内
戸とも閉めて置く。戸を開くには内戸で外戸を押
し開いて両方の戸を或る程度開いたのち連結を外
し、外戸を更に自由に開くことができる。又、雨
降りの場合は内戸を閉めたまゝにして置き、外戸
だけを操作金具17の可能な限度だけ開けること
ができると共に、操作金具を逆に操作して閉める
こともできる。内戸が閉まり、外戸が大きく開い
ているときは、内戸から外に突出するレバーの先
端に外戸を連結するために外戸を少し閉めると共
に、内戸を少し開き、連結してから内戸を閉め、
次に操作金具で未だ開いている外戸を完全に閉め
ればよい。
勿論、両方の戸を開ける場合、内戸を閉めた
まゝにして置いて外戸を操作金具の可能な限度範
囲で開け、それから内戸を開いてもよい。これに
より外戸は操作金具で内戸に連結しているので内
戸と同量だけ更に外に開き、例えば180゜の全開状
態となる。この状態で雨が降れば内戸を閉める。
しかし、内戸は閉つても操作金具で内戸に対して
開けた量だけ外戸は開いたまゝの状態を保つの
で、この操作方法によれば一旦外戸、内戸を閉め
て室内を暗くしてから外戸を開かなくてもよくな
る。
そして、操作金具の減速歯車機構によつて開閉
するため開いた外戸12が風を受けてハンドル1
7aを回そうとしてもハンドルは回りにくいの
で、外戸は或る程度の風では動かない。勿論、ブ
レーキ装置や、歯車の歯にストツプ爪を噛合わせ
るストツプ装置を操作金具に組込み、外戸を所望
の開度に停止させる様にしてもよい。
尚、操作金具は右の戸を開閉するものと、左の
戸を開閉するものとの二種類を作り、使い分けて
使用する。
更に、外戸を開閉するにつれレバー17cと外
戸との連結点が横方向に移動する場合は、第5,
6図の実施例と同様に外戸側にはレバー17cの
先端が横移動するのを認める部材を付け、これで
レバー17cの先端との連結を行う様にすればよ
い。
以上の実施例はいずれも本考案を窓に適用した
場合のものであるが、本考案は窓に限定されず出
入口の扉戸にもそのまゝ実施することができる。
又、戸当りは戸枠の内周全辺に設けることに限定
されず、一部の辺に設けるだけでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例で、第1図は室
外側からの斜面図、第2図は要部の拡大横断面
図、第3図は同拡大縦断面図、第4図は連結状態
の説明図、第5図は第2実施例の横断面図、第6
図は同上に使用した連結金具の斜面図、第7図は
外戸開閉用操作金具の斜視図、第8図は同上の金
具を使用した他の一実施例の斜視図で、図中、
1,11は戸枠、1′,11bは内戸の戸当り、
2,12は外戸、3,13は内戸を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建物外壁の開口部に設けた戸枠の内周に室外側
    に向いた戸当たりを設け、この戸当たりよりも室
    外側の戸枠の一側或いは両側にヒンジで内戸と、
    その外側に外戸を夫々外に開けることができるよ
    うに取付け、 上記内戸の室内面に前記外戸との連結装置を設
    け、該連結装置の外戸との連結部を前記内戸の中
    又は下を通じ外戸と着脱可能に連結したことを特
    徴とする外開き型内外多重戸を有するサツシ装
    置。
JP16743884U 1984-11-06 1984-11-06 外開き型内外多重戸を有するサツシ装置 Granted JPS6099687U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16743884U JPS6099687U (ja) 1984-11-06 1984-11-06 外開き型内外多重戸を有するサツシ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16743884U JPS6099687U (ja) 1984-11-06 1984-11-06 外開き型内外多重戸を有するサツシ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6099687U JPS6099687U (ja) 1985-07-06
JPH034716Y2 true JPH034716Y2 (ja) 1991-02-06

Family

ID=30366318

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JP16743884U Granted JPS6099687U (ja) 1984-11-06 1984-11-06 外開き型内外多重戸を有するサツシ装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121498A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 キマド株式会社 内外障子の開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646450Y2 (ja) * 1977-12-19 1981-10-30

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JPS6099687U (ja) 1985-07-06

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