JPH0347108Y2 - - Google Patents

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JPH0347108Y2
JPH0347108Y2 JP1984159747U JP15974784U JPH0347108Y2 JP H0347108 Y2 JPH0347108 Y2 JP H0347108Y2 JP 1984159747 U JP1984159747 U JP 1984159747U JP 15974784 U JP15974784 U JP 15974784U JP H0347108 Y2 JPH0347108 Y2 JP H0347108Y2
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JP
Japan
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conductive
spacer
glass
electrode
conductive film
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JP1984159747U
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は結露が発生しやすい例えば建物窓,冷
凍冷蔵シヨウケース窓に利用される。
b 従来の技術 例えば、冷凍冷蔵シヨウケースの開口部の窓は
通常、二重ガラス又は三重ガラス構成の複層ガラ
スが使用されている。それらの複層ガラスは庫外
に面したガラスの内側に導電性加工が施され、又
は導電性加工の施されたフイルムを接着剤を介し
てガラスに接合されており、その導電性加工層に
例えば導電性ペーストの電極及び通電用のリード
線を設ける事によつて通電しガラスを加熱して結
露を防止している。
c 考案が解決しようとする問題点 通常前記複層ガラスは導電性加工層へ導電性ペ
ーストを塗布し乾燥して電極とし、該電極の上に
通電用リード線を接着し、複層ガラスの空気層を
保持する為に用いられるスペーサーを貫通させて
リード線を外部に取り出し、最終的にシール剤に
よつてスペーサー周辺部を密封することで製造さ
れる。これらの製造工程の問題点は以下の通りで
ある。
第1点は導電性加工層へ導電性ペーストを塗布
して電極とするが、外観よく均一に塗布する事が
むずかしく、手間と時間がかかること、又ペース
トの乾燥に時間がかかる為生産性が悪いことであ
る。前者を解決すべくスクリーン印刷方式で実施
したところ、ペーストの硬化しない時間内に多数
枚の処理が困難であつた。後者については速乾性
の導電性ペーストが市販されておらず、また乾燥
が速すぎると逆に電極の塗布が困難となる問題が
ある。
第2点は、上記の電極の上に通電用のリード線
を接着するが該リード線と導電性ペーストによる
接着は接着力が弱く、又導電性加工フイルムの上
の電極へハンダ等で接着するとフイルムの溶断等
の問題があり、更にリード線及び電極が庫外から
みえる視野の内にあり外観上好ましくなく、又庫
内の商品のみえる範囲が狭くなる欠点があること
である。
第3点は、上記通電用のリード線をスペーサー
を貫通させ外部へ取り出して例えばチオコール,
プチラール等で端部をシールする際、リード線を
強く引張ると電極の剥離、リード線の剥離をおこ
し抜けてしまう事があり、又抜けるに至らないま
でも例えば導電性加工フイルムの場合は、ガラス
と該フイルムのはがれを起し、いずれも商品とな
らない欠点があることである。
第4点は、第1点でも述べたが導電性ペースト
の乾燥に長時間を要するので生産性が悪いだけで
なく生産に際しては乾燥の為の場所を要し、ゴミ
附着等の問題があることである。
d 問題点を解決する為の手段 本考案の目的は、前記の問題点がなく、且つ生
産性もよい複層ガラスを提供することにある。即
ち、導電性ガラス若しくは導電性フイルムを有
し、該導電性ガラス若しくは導電性フイルムに通
電するようになした複層ガラスにおいて、板ガラ
ス間の間隔を一定にするための少なくとも4辺か
らなるスペーサーのうち、対向する2辺のスペー
サーを導電性接着剤により前記導電性ガラス若し
くは前記導電性フイルムの導電層に接着して該ス
ペーサーを電極となし、他の少なくとも2辺のス
ペーサーを電気的に絶縁し、また電極となした前
記スペーサーにリード線を接続し、そして外周部
をシール材によりシールして密封空間を形成せし
め、前記リード線、前記電極となしたスペーサー
及び前記導電性接着剤を介して通電するようにな
したことを特徴とするものである。
以下、本考案の詳細を説明する。
本考案に使用されるスペーサーは少なくとも電
極となる対向辺が導電材からなるものであればよ
くアルミニユウム又は鉄等の金属性のものいずれ
でも使用出来る。導電加工層と接するスペーサー
面は酸化被覆が施されたものでは磨く等して被覆
を除去して導電面とした後導電性加工層との接着
が導電性接着剤により行なわれる。導電加工層と
スペーサーとを接着する為に導電性接着剤として
は一般的には導電性ペーストが使用されるがこれ
らは従来公知のいかなる物でも使用出来る。特に
速乾性のものが好んで用いられる。又導電加工層
とスペーサーの間には導電性の金属又はプラスチ
ツク等が介在してもよいが本考案によれば特に必
要ない。導電性接着剤を使用する効果は以下の通
りである。
通電用のリード線はスペーサーの相対する例え
ば上下、又は左右の各辺に半田又はビスにより接
続して外部へ取り出される。このリード線を接続
した電極辺は、互いに電気的に絶縁する必要があ
り、例えばコーナー部材は金属製ではなくプラス
チツク製を使用し、スペーサーの各辺間はコーナ
ー部材を介して2〜3mm程度の間隔を有するよう
にした枠体構成等が採用される。
尚、上記スペーサーの各辺は開口部を有する中
空構造とし、その内には従来公知の様にシリカゲ
ル,モレキユラーシーブ等乾燥剤が使用される。
スペーサーの全外周部をシール剤でシールするこ
とにより板ガラス間に密封空間を有する通電型複
層ガラスが得られる。本考案の効果は前掲の問題
点を解決するだけでなく、導電性ペーストが完全
に乾燥する前に、端部未実施の複層ガラスを何段
か積み重ねて一度に端部シールが出来るので極め
て高能率に生産が出来る点である。この場合は乾
燥剤として特にモレキユラーシーブが有効であ
る。
もちろん本考案は、単にガラス−ガラスの二重
又は三重複層だけでなく適宜導電性加工フイルム
をこれらガラスと平行に空気層を介して宙づりと
併用して使用されていてもよい。省エネルギー及
び窓重量の軽減の点からは好ましい態様である。
尚、次に本考案の実施例を図面により説明する
が、これは本考案の一例であり、本考案はこれに
何ら拘束されるものではない。
第1図は実施例の全体平面図,第2図はその側
断面図、第3図はスペーサーのコーナー部の拡大
図である。
図示のものは2枚の板ガラス1,1′を対向さ
せた窓用に好適な長方形の複層ガラスの例で、以
下のようにして得られる。
図で下側の板ガラス1′上に導電加工層が積層
された導電性フイルム2を導電加工層が図で上側
になるように接着する。なお、導電性フイルム2
としては市販の透明導電性フイルム、特開昭54−
33575号公報、特開昭55−11804号公報等で公知の
導電性と選択光透過性を併せ持つフイルムが利用
できる。
次いでスペーサー4が板ガラス1′及び導電性
フイルム2上に接着される。スペーサー4は、導
電性フイルム2へ通電するための電極を兼ねるた
め、各辺部材4a,4b,4c,4dを導電材で
ある鉄製の断面C形の中空構造とし、その開口部
4fが枠体の内側になるように電気絶縁材のプラ
スチツク製の鉤形のコーナー部材6で接続し、各
辺部材4a,4b,4c,4dが互いに電気的に
絶縁された枠体となしてある。なおコーナー部材
6は第3図に示す通り、辺部4a,4dが角部で
接触しないように、角部から数mm程度各辺方向へ
突出した突出部6aを設けてある。又、スペーサ
ー4の辺部材4a,4b,4c,4dの中空部に
は、密封空間の除湿のための乾燥剤4′が充填さ
れる。又、電極となる辺部材4a,4cに通電用
のリード線7が半田又はビスにより接続される。
そして、スペーサー4は、電極となる対向辺部材
4a,4cが導電性フイルム2の対向する両端部
に位置するように、その辺部材4a,4cは導電
性ペースト3により導電性フイルム2上に、その
辺部材4b,4dとコーナー部材6は絶縁性ペー
ストにより板ガラス1′上に接着される。なお、
導電性フイルム2を、辺部材4a,4c間方向の
長さがスペーサー4の外側長さになり辺部材4
b,4d間方向の長さはスペーサー4の内側長さ
より若千小さくなる大きさとして、電極となる対
向辺部4a,4c間の電気絶縁の確実化を計つて
いる。
次いで、スペーサー4の上面に両面接着テープ
5が接着され、図で上側の板ガラス1が重ね合わ
され接着固定される。
最後にスペーサー4の外周部をシール材8によ
りシールする。以上により所定厚さの密封空間を
間に有する二枚の板ガラスからなる通電型複層ガ
ラスが得られる。図示の如く、リード線7を電源
Pに接続すれば、電流がリード線7から辺部材4
a−導電性フイルム2の導電加工層−辺部材4c
と流れ、導電性フイルム2によりスペーサー4内
側の採光部のほぼ全面が均一に電気加熱されるの
で、結露の発生防止、あるいは解消が確実にでき
る。又、本構成により前述した種々の作用効果が
得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の概略平面図、第2図はその側
断面図、第3図はそのスペーサーのコーナー部の
説明図である。 1,1′……板ガラス、2……導電性フイルム、
4……スペーサー、7……リード線、P……電
源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性ガラス若しくは導電性フイルムを有し、
    該導電性ガラス若しくは該導電性フイルムに通電
    するようになした複層ガラスに於て、板ガラス間
    の間隔を一定にするための少なくとも4辺からな
    るスペーサーのうち、対向する2辺のスペーサー
    を導電性接着剤により前記導電性ガラス若しくは
    前記導電性フイルムの導電層に接着して該スペー
    サーを電極となし、他の少なくとも2辺のスペー
    サーを電気的に絶縁し、また電極となした前記の
    スペーサーにリード線を接続し、そして外周部を
    シール材によりシールして密封空間を形成せし
    め、前記リード線、前記電極となしたスペーサー
    及び前記導電性接着剤を介して通電するようにな
    したことを特徴とする複層ガラス。
JP1984159747U 1984-10-24 1984-10-24 Expired JPH0347108Y2 (ja)

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JP1984159747U JPH0347108Y2 (ja) 1984-10-24 1984-10-24

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JPS6176083U JPS6176083U (ja) 1986-05-22
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JPH071837Y2 (ja) * 1989-12-19 1995-01-18 旭硝子株式会社 電磁シールド複層ガラス構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4713880U (ja) * 1971-03-17 1972-10-18

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