JPH0347107Y2 - - Google Patents
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- JPH0347107Y2 JPH0347107Y2 JP1984159746U JP15974684U JPH0347107Y2 JP H0347107 Y2 JPH0347107 Y2 JP H0347107Y2 JP 1984159746 U JP1984159746 U JP 1984159746U JP 15974684 U JP15974684 U JP 15974684U JP H0347107 Y2 JPH0347107 Y2 JP H0347107Y2
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔利用分野〕
本考案は、スペーサーを介して所定厚の密封空
間が形成されるように積層された複数の透明板か
らなり、該透明板間に透明導電膜を介在させて該
透明導電膜に通電するようになした通電型複層ガ
ラスの改良に関する。
間が形成されるように積層された複数の透明板か
らなり、該透明板間に透明導電膜を介在させて該
透明導電膜に通電するようになした通電型複層ガ
ラスの改良に関する。
前述の通電型複層ガラスは、断熱性に優れると
共に、通電により完全に結露が防止できるので、
冷凍又は冷蔵シヨーケース等の窓材として使われ
ている。
共に、通電により完全に結露が防止できるので、
冷凍又は冷蔵シヨーケース等の窓材として使われ
ている。
ところで従来の通電型複層ガラスにおいては、
通電のためのリード線は、第1図に示すように設
けられていた。即ち、透明板1上に通電可能な導
電性膜3上直接膜形成され、又は高分子フイルム
上に形成されて透明板1上に電極4,4′を設け、
多層ガラスに空気層を設けるために設置されるス
ペーサー2を真つ直ぐに通してリード線5,5′
が、電極4,4′に平行に取り付けられている。
この従来の複層ガラスではリード線5,5′を固
定するのはリード線5,5′の電極4,4′への半
田付け部6,6′の接着力と、スペーサー2の外
側に設けられたシール剤による。しかしリード線
5,5′を取り付けた直後はシール剤はなく、取
り扱い上、リード線5,5′を引つ張ると半田付
け部6,6′が簡単に取れてしまう場合が多く、
又設置後もリード線5,5′に力が作用すると、
その力が直接半田付け部6,6′に作用し、ハン
ダ付け部6,6′が剥れる問題があつた。特に高
分子フイルム上に透明導電膜を積層した導電フイ
ルムを用いたものでは半田付けに接着力が弱い低
温半田を使用するので上記問題は顕著であつた。
通電のためのリード線は、第1図に示すように設
けられていた。即ち、透明板1上に通電可能な導
電性膜3上直接膜形成され、又は高分子フイルム
上に形成されて透明板1上に電極4,4′を設け、
多層ガラスに空気層を設けるために設置されるス
ペーサー2を真つ直ぐに通してリード線5,5′
が、電極4,4′に平行に取り付けられている。
この従来の複層ガラスではリード線5,5′を固
定するのはリード線5,5′の電極4,4′への半
田付け部6,6′の接着力と、スペーサー2の外
側に設けられたシール剤による。しかしリード線
5,5′を取り付けた直後はシール剤はなく、取
り扱い上、リード線5,5′を引つ張ると半田付
け部6,6′が簡単に取れてしまう場合が多く、
又設置後もリード線5,5′に力が作用すると、
その力が直接半田付け部6,6′に作用し、ハン
ダ付け部6,6′が剥れる問題があつた。特に高
分子フイルム上に透明導電膜を積層した導電フイ
ルムを用いたものでは半田付けに接着力が弱い低
温半田を使用するので上記問題は顕著であつた。
本考案はかかる問題に鑑みなされたもので、前
記問題のない耐久性に優れた通電型複層ガラスを
提供するものである。
記問題のない耐久性に優れた通電型複層ガラスを
提供するものである。
上述の目的は以下の本考案により達成される。
すなわち、本考案は、スペーサーを介して所定の
密封間隙が形成されるように積層された複数の透
明板からなり、該透明板間に透明導電膜を介在さ
せて該透明導電膜に通電するようになした通電型
複層ガラスにおいて、スペーサーを中空構造体で
構成すると共に、透明導電膜のリード線をスペー
サーの中空部で撓まさせてスペーサー外へ引き出
したことを特徴とする通電型複層ガラスである。
すなわち、本考案は、スペーサーを介して所定の
密封間隙が形成されるように積層された複数の透
明板からなり、該透明板間に透明導電膜を介在さ
せて該透明導電膜に通電するようになした通電型
複層ガラスにおいて、スペーサーを中空構造体で
構成すると共に、透明導電膜のリード線をスペー
サーの中空部で撓まさせてスペーサー外へ引き出
したことを特徴とする通電型複層ガラスである。
以下本考案の詳細を図面により説明する。
第2図は本考案の実施例の部分断面正面図であ
る。なお記号は第1図と同じものは同記号を用い
てある。
る。なお記号は第1図と同じものは同記号を用い
てある。
図から明らかな通り、複層ガラスは前述した第
1図の従来例と同様で、無機ガラス,有機ガラス
等の透明板1,1′をその間に適当厚さの密封空
間が形成されるようにスペーサー2を介して積層
した構造となつている。図で奥側の透明板1′の
内面には、対辺に所定巾の電極4,4′を形成し
た透明導電性膜3が接着され、リード線5,5′
が電極4,4′の一端に半田付けされ、通電加熱
するようになつている。従つて、透明板1,1′
面は全面に亘つて必要時通電して積極的に加熱で
きるので、結露の完全除去、防止ができる。
1図の従来例と同様で、無機ガラス,有機ガラス
等の透明板1,1′をその間に適当厚さの密封空
間が形成されるようにスペーサー2を介して積層
した構造となつている。図で奥側の透明板1′の
内面には、対辺に所定巾の電極4,4′を形成し
た透明導電性膜3が接着され、リード線5,5′
が電極4,4′の一端に半田付けされ、通電加熱
するようになつている。従つて、透明板1,1′
面は全面に亘つて必要時通電して積極的に加熱で
きるので、結露の完全除去、防止ができる。
ところで、リード線5,5′は、中空構造のス
ペーサー2の中空部2′へ電極4,4′の延長上に
設けた引込口7より一旦引き込み、図示のように
その中で蛇行させて撓みを持たせた後、該延長上
にない引出口8より外部へ引き出すようになして
ある。そして、スペーサー2により形成される前
述の密封空間をシールするためスペーサー2の外
周部を被覆するシール剤により固定される。
ペーサー2の中空部2′へ電極4,4′の延長上に
設けた引込口7より一旦引き込み、図示のように
その中で蛇行させて撓みを持たせた後、該延長上
にない引出口8より外部へ引き出すようになして
ある。そして、スペーサー2により形成される前
述の密封空間をシールするためスペーサー2の外
周部を被覆するシール剤により固定される。
従つて、リード線5,5′に張力が作用しても
撓み部が存在する間は半田付け部6,6′には力
が作用せず、よつて、製作工程での不良発生が大
巾に減少すると共に、耐久性上も大きな効果が得
られた。又、撓み部がなくなつても、引出口8が
電極4,4′の延長上にないので、半田付け部6,
6′へ作用する力が減少し、前記の効果が期待さ
れる。
撓み部が存在する間は半田付け部6,6′には力
が作用せず、よつて、製作工程での不良発生が大
巾に減少すると共に、耐久性上も大きな効果が得
られた。又、撓み部がなくなつても、引出口8が
電極4,4′の延長上にないので、半田付け部6,
6′へ作用する力が減少し、前記の効果が期待さ
れる。
以上の通り、本考案は、通電型複層ガラスの生
産性向上、及び耐久性向上に非常に有効なもので
ある。
産性向上、及び耐久性向上に非常に有効なもので
ある。
なお、本考案は、その趣旨から、実施例に限定
されるものではないことは明らかである。例え
ば、透明板としては、無機ガラス,有機ガラス等
透明な板体であれば全て適用できる。又、透明導
電膜は透明板に直接設けたもの、高分子フイルム
等透明フイルム上に設けたものを透明板に接着し
たもの又は透明板間に展張したもの等全て適用で
きるが、可視光は透過し赤外光は遮断する熱遮断
特性を併せ持つものが好ましく適用される。透明
板の積層数も特に限定されない。このように本考
案は種々の態様での実施が可能で、広範囲に適用
できる非常に有用なものである。
されるものではないことは明らかである。例え
ば、透明板としては、無機ガラス,有機ガラス等
透明な板体であれば全て適用できる。又、透明導
電膜は透明板に直接設けたもの、高分子フイルム
等透明フイルム上に設けたものを透明板に接着し
たもの又は透明板間に展張したもの等全て適用で
きるが、可視光は透過し赤外光は遮断する熱遮断
特性を併せ持つものが好ましく適用される。透明
板の積層数も特に限定されない。このように本考
案は種々の態様での実施が可能で、広範囲に適用
できる非常に有用なものである。
第1図は従来例の正面図、第2図は本考案の一
実施例の部分断面正面図である。 1……透明板(ガラス板)、2……スペーサー、
3……導電性膜、4,4′……電極、5,5′……
リード線、6,6′……半田。
実施例の部分断面正面図である。 1……透明板(ガラス板)、2……スペーサー、
3……導電性膜、4,4′……電極、5,5′……
リード線、6,6′……半田。
Claims (1)
- スペーサーを介して所定の密封間隙が形成され
るように積層された複数の透明板からなり、該透
明板間に透明導電膜を介在させて該透明導電膜に
通電するようになした通電型複層ガラスにおい
て、スペーサーを中空構造体で構成すると共に、
透明導電膜のリード線をスペーサーの中空部で撓
ませてスペーサー外へ引き出したことを特徴とす
る通電型複層ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984159746U JPH0347107Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984159746U JPH0347107Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176082U JPS6176082U (ja) | 1986-05-22 |
JPH0347107Y2 true JPH0347107Y2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=30717693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984159746U Expired JPH0347107Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347107Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0634342Y2 (ja) * | 1989-03-24 | 1994-09-07 | 吉田工業株式会社 | 曇り防止機能付複層ガラス |
JP2014240333A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 旭硝子株式会社 | スペーサ付きガラス板及び複層ガラス窓の組立方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS474241U (ja) * | 1971-02-03 | 1972-09-09 |
-
1984
- 1984-10-24 JP JP1984159746U patent/JPH0347107Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6176082U (ja) | 1986-05-22 |
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