JPH0634342Y2 - 曇り防止機能付複層ガラス - Google Patents
曇り防止機能付複層ガラスInfo
- Publication number
- JPH0634342Y2 JPH0634342Y2 JP1989032650U JP3265089U JPH0634342Y2 JP H0634342 Y2 JPH0634342 Y2 JP H0634342Y2 JP 1989032650 U JP1989032650 U JP 1989032650U JP 3265089 U JP3265089 U JP 3265089U JP H0634342 Y2 JPH0634342 Y2 JP H0634342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive film
- electrode
- spacer
- glass
- glass plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、特にサッシ窓に利用できる曇り防止機能付
複層ガラスに関するものである。
複層ガラスに関するものである。
[従来の技術] ガラス板の内側に導電膜を形成したものは例えば実開昭
62−3542号公報に記載されているように既に知られてい
る。
62−3542号公報に記載されているように既に知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術では、電極の配置位置が不明で、導電膜と
電極とを具体的にどのように連結するかは開示されてい
ない。特に電極をサッシのフレームにかくれて外部から
見て見苦しくないようにすることについては示唆すると
ころがない。
電極とを具体的にどのように連結するかは開示されてい
ない。特に電極をサッシのフレームにかくれて外部から
見て見苦しくないようにすることについては示唆すると
ころがない。
この考案はかかる導電膜を有するガラス板を用いた複層
ガラス内に電極を目立たないように配置して、サッシ等
に組込んだ場合、見映えがよく曇り防止機能を果せるよ
うにせんとするものである。
ガラス内に電極を目立たないように配置して、サッシ等
に組込んだ場合、見映えがよく曇り防止機能を果せるよ
うにせんとするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、2枚のガラス板で、一方のガラス板には内
側面側に導電膜を形成したものを、周縁に沿って配した
スペーサを介して複層し、上記導電膜上で対向する2辺
のスペーサーの内側に沿った位置にインジウム電極を溶
着させ、該電極の一端はスペーサーを貫通して外側に突
出させ、かつ、2枚のガラス板間の空間には透明樹脂層
を形成してなる曇り防止機能付複層ガラスである。
側面側に導電膜を形成したものを、周縁に沿って配した
スペーサを介して複層し、上記導電膜上で対向する2辺
のスペーサーの内側に沿った位置にインジウム電極を溶
着させ、該電極の一端はスペーサーを貫通して外側に突
出させ、かつ、2枚のガラス板間の空間には透明樹脂層
を形成してなる曇り防止機能付複層ガラスである。
上記において、導電膜としてはAu、Ag、Al、Ti、Cr及び
ITO(インジウムスズ酸化物)の群から選ばれた1つ以
上の組成からなるものが用いられる。ガラス板間に充填
する透明樹脂層としては、例えばメチルメタアクリレー
ト樹脂が用いられ、その厚さは1〜2mm程度でよい。ス
ペーサとしては例えばブチルゴムを用いる。
ITO(インジウムスズ酸化物)の群から選ばれた1つ以
上の組成からなるものが用いられる。ガラス板間に充填
する透明樹脂層としては、例えばメチルメタアクリレー
ト樹脂が用いられ、その厚さは1〜2mm程度でよい。ス
ペーサとしては例えばブチルゴムを用いる。
[実施例] 以下この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は一実施例の全体の形を示す正面図、第2図は同
端面図である。1,2はガラス板で、いずれか一方の内面
には導電膜を形成してある。3はガラス板の周縁に沿っ
て配したスペーサーで、4,4は導電膜上で対向する2辺
のスペーサーの内側に沿って溶着したインジウム電極で
ある。5,5はインジウム電極4からスペーサ3を貫通し
て突出させた銅又は真鍮製の電極端子である。
端面図である。1,2はガラス板で、いずれか一方の内面
には導電膜を形成してある。3はガラス板の周縁に沿っ
て配したスペーサーで、4,4は導電膜上で対向する2辺
のスペーサーの内側に沿って溶着したインジウム電極で
ある。5,5はインジウム電極4からスペーサ3を貫通し
て突出させた銅又は真鍮製の電極端子である。
第3図ないし第5図はそれぞれ第1図におけるIII−II
I、IV−IV、V−V断面図である。ガラス板1の内面に
は導電膜6を形成してあり、2枚のガラス板1,2および
スペーサー3によって形成される空間には透明樹脂層7
を形成する。
I、IV−IV、V−V断面図である。ガラス板1の内面に
は導電膜6を形成してあり、2枚のガラス板1,2および
スペーサー3によって形成される空間には透明樹脂層7
を形成する。
第3図において8はサッシ枠であるが、インジウム電極
4は巾狭く形成することが可能であるから、この考案の
複層ガラスをサッシに用いてもインジウム電極4および
その端子5はサッシ枠にかくれてしまって、外部からは
見えなくなり、美観を損することがない。
4は巾狭く形成することが可能であるから、この考案の
複層ガラスをサッシに用いてもインジウム電極4および
その端子5はサッシ枠にかくれてしまって、外部からは
見えなくなり、美観を損することがない。
第6図は他の実施例で導電膜6を複数層に形成したもの
である。すなわち、導電膜6とガラス板1および透明樹
脂層7との間にそれぞれ例えばITOよりなる保護膜9を
形成したものである。ITOは前述のように導電膜として
も機能するので、保護膜9は導電膜ということもでき
る。このようにすることによってITOの透明性で金属性
の半透明導電膜をカバーし、全体として透明性を高める
ことができる。
である。すなわち、導電膜6とガラス板1および透明樹
脂層7との間にそれぞれ例えばITOよりなる保護膜9を
形成したものである。ITOは前述のように導電膜として
も機能するので、保護膜9は導電膜ということもでき
る。このようにすることによってITOの透明性で金属性
の半透明導電膜をカバーし、全体として透明性を高める
ことができる。
[考案の効果] この考案では、2枚のガラス板を間隔を置いて配置し、
その間に電極を配するので、電極を厚くして幅を狭くす
ることができる。このため電極は見付方向に小さくな
り、サッシ枠にこの考案の複層ガラスを装着すると電極
は枠内に納って、外部から見えなくなり、外観が悪くな
らない。また、電極は大部分が2枚のガラス板の間に位
置し、外に出るのは電極端子となる僅かな部分で、しか
もこの部分はサッシ枠の内部空間に楽に納まるので、導
電性のよいアルミサッシに装着しても漏電の恐れがな
い。さらに電極材料にインジウムを用いるので、接着性
が良い上、150℃前後の低温で電極の溶着成形ができる
から、導電膜に熱による悪影響を与えずに剥離し難い電
極とすることができる。金属性の導電層の一部をITOの
保護膜で置き換える場合には、導電膜の透明性が向上す
る。
その間に電極を配するので、電極を厚くして幅を狭くす
ることができる。このため電極は見付方向に小さくな
り、サッシ枠にこの考案の複層ガラスを装着すると電極
は枠内に納って、外部から見えなくなり、外観が悪くな
らない。また、電極は大部分が2枚のガラス板の間に位
置し、外に出るのは電極端子となる僅かな部分で、しか
もこの部分はサッシ枠の内部空間に楽に納まるので、導
電性のよいアルミサッシに装着しても漏電の恐れがな
い。さらに電極材料にインジウムを用いるので、接着性
が良い上、150℃前後の低温で電極の溶着成形ができる
から、導電膜に熱による悪影響を与えずに剥離し難い電
極とすることができる。金属性の導電層の一部をITOの
保護膜で置き換える場合には、導電膜の透明性が向上す
る。
第1図はこの考案の全体を説明する正面図、第2図は同
側面図、第3図は第1図のIII−III断面図、第4図は第
1図のIV−IV断面図、第5図は第1図のV−V断面図、
第6図は他の実施例を示す第4図と同様の断面図であ
る。 1,2…ガラス板、3…スペーサー、4…インジウム電
極、5…電極端子、6…導電膜、7…透明樹脂層、8…
サッシ枠、9…保護膜。
側面図、第3図は第1図のIII−III断面図、第4図は第
1図のIV−IV断面図、第5図は第1図のV−V断面図、
第6図は他の実施例を示す第4図と同様の断面図であ
る。 1,2…ガラス板、3…スペーサー、4…インジウム電
極、5…電極端子、6…導電膜、7…透明樹脂層、8…
サッシ枠、9…保護膜。
Claims (1)
- 【請求項1】2枚のガラス板で、一方のガラス板には内
側面側に導電膜を形成したものを、周縁に沿って配した
スペーサを介して複層し、上記導電膜上で対向する2辺
のスペーサーの内側に沿った位置にインジウム電極を溶
着させ、該電極の一端はスペーサーを貫通して外側に突
出させ、かつ、2枚のガラス板間の空間には透明樹脂層
を形成してなることを特徴とする曇り防止機能付複層ガ
ラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989032650U JPH0634342Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 曇り防止機能付複層ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989032650U JPH0634342Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 曇り防止機能付複層ガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124139U JPH02124139U (ja) | 1990-10-12 |
JPH0634342Y2 true JPH0634342Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31535737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989032650U Expired - Lifetime JPH0634342Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 曇り防止機能付複層ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634342Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5810317Y2 (ja) * | 1974-05-07 | 1983-02-24 | シャープ株式会社 | トウメイメンジヨウハツネツタイ |
JPH0347107Y2 (ja) * | 1984-10-24 | 1991-10-07 | ||
JPS6255531U (ja) * | 1985-08-19 | 1987-04-06 |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP1989032650U patent/JPH0634342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124139U (ja) | 1990-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4824171B2 (ja) | 航空機窓用の絶縁用多重ガラス | |
JP3565346B2 (ja) | 全固体型エレクトロクロミック素子 | |
JPH0832436B2 (ja) | 透明導電性積層体 | |
JP2000040591A5 (ja) | ||
CN112912582B (zh) | 具有双间隔件的隔热玻璃 | |
US20170024021A9 (en) | Touch panel and a manufacturing method thereof | |
JP2004518603A5 (ja) | ||
WO2007011499A3 (en) | Transparent electrode for an electrochromic switchable cell | |
DK0894935T3 (da) | Isolerende glaselement | |
JPH0634342Y2 (ja) | 曇り防止機能付複層ガラス | |
JPWO2003032069A1 (ja) | 液体型エレクトロクロミック素子 | |
JP3592830B2 (ja) | 表示素子用基板 | |
JP6645229B2 (ja) | 導電性基材、配線付きカラーフィルタ、および液晶ディスプレイ | |
JPH0518873Y2 (ja) | ||
JP7491199B2 (ja) | ガラス構造体とその製造方法 | |
US5739547A (en) | Reflection type display | |
JP2013037040A (ja) | 着色製品及びその製造方法 | |
JP2000020242A (ja) | タッチパネル用上部電極板とそれを含む装置 | |
EP2843517A1 (en) | Touch panel and display | |
KR20180040930A (ko) | 일렉트로 크로믹 미러 | |
JP3924103B2 (ja) | エレクトロクロミックミラー | |
JPH0316318Y2 (ja) | ||
JPH06302988A (ja) | 電磁波遮蔽体 | |
JP2003339496A (ja) | 防曇鏡及びこれを用いた複層ガラス | |
JPS61239214A (ja) | 液晶表示素子 |