JPH0346651Y2 - - Google Patents

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JPH0346651Y2
JPH0346651Y2 JP5661886U JP5661886U JPH0346651Y2 JP H0346651 Y2 JPH0346651 Y2 JP H0346651Y2 JP 5661886 U JP5661886 U JP 5661886U JP 5661886 U JP5661886 U JP 5661886U JP H0346651 Y2 JPH0346651 Y2 JP H0346651Y2
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JP
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shaped cosmetic
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、棒状をした口紅やマスカラ容器、あ
るいは棒状の化粧用ペンシル容器等、棒状化粧具
を収納するための棒状化粧具収納ケースに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、棒状化粧具の持ち運びは、棒状化粧具単
品をハンドバツク内にランダムに入れたり、ある
いは、箱形のケースに入れて携帯する等してい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、棒状化粧具を複数携帯する場合、複数
の棒状化粧具をハンドバツクや箱形ケース内に収
容しただけでは、乱雑で携帯しにくい。
また、このような棒状化粧具を例えば化粧室の
鏡の前で、とりわけ複数使用する場合、立て掛け
ておけば、化粧を容易にすることができる。この
点、従来のものでは単に棒状化粧具をそのまま横
にして置くだけであるから、鏡台から棒状化粧具
が転げ落ちたりする等、使用に際して不便なこと
が多い。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、その技術的課題は、とりわけ複数の棒状化粧
具を携帯しやすくするとともに、使用時に棒状化
粧具を立て掛けることのできる棒状化粧具収納ケ
ースを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
すなわち、本考案の概略を述べると、この棒状
化粧具1収納ケースは、基板11の一側にキヤツ
プ16を回動自在に設け、このキヤツプ16に棒
状化粧具1の先端部を着脱自在に嵌合し、キヤツ
プ16の回動により棒状化粧具1を基板11に沿
わせ、あるいは、基板11に対して立て掛けるよ
うにしたものである。
そして、前記基板11の一側には、この基板1
1の面方向に平行で、少なくとも一方が板ばね状
である一対の対向板12a,12bを設けてあ
る。また、その一方の対向板12aの先端にヒン
ジ15を介してキヤツプ16を回動自在に連結し
てある。
また、このキヤツプ16のヒンジ15寄り部分
には突起17を突設してある。この突起17は、
キヤツプ16を一方の対向板12aに沿うように
倒した時、その先端が他方の対向板12aに当接
する長さで、キヤツプ16を一方の対向板12a
に対して立てた時、一対の対向板12a,12b
間に挾持される幅に形成してある。
さらに、前記キヤツプ16に嵌合している棒状
化粧具1を基板11に沿うよう倒した時、棒状化
粧具1に係合してキヤツプ16からこの棒状化粧
具1が抜けるのを防止する係止手段21を基板1
1か一方の対向板12aの少なくともいずれかに
設けて棒状化粧具1収納ケースとした。
ところで、前記係止手段21としては、第1図
乃至第4図に示すように、一方の対向板12aか
基板11かのいずれか一方に突設されるととも
に、キヤツプ16を一方の対向板12aに沿うよ
うに倒した時、この一方の対向板12aに対向す
る部位に設けた切欠部18を通つてキヤツプ16
内に侵入する係止凸部21aと、棒状化粧具1の
先端部に設けられ、キヤツプ16に嵌合している
棒状化粧具1を基板11に沿うよう倒した時、こ
の係止凸部21aに嵌合係止する係止凹部21b
とを備えたものや、第5図に示すように、基板1
1の他側に立設され、キヤツプ16に先端部をキ
ヤツプ16に嵌合して基板11に沿うよう倒した
時、棒状化粧具1の基端に当接してキヤツプ16
からの抜けを防止するストツパ21cとして形成
したもの等が考えられるがいずれにせよ棒状化粧
具1を基板11に沿わせた時に係合して棒状化粧
具1がキヤツプ16から抜けないよう引つ掛ける
ことができれば、凸部や凹部、もしくはかぎ状を
したフツク等どのような構造のものでもよい。
また、製造上は、一方の対向板12aとキヤツ
プ16とを薄肉ヒンジ15を介して一体成形する
とともに、他方の対向板12bと基板11とを一
体成形して、一方の対向板12aと他方の対向板
12bとが互いに対向するように両者を連結する
のが好適である。また、一方の対向板12aとキ
ヤツプ16とは薄肉ヒンジ15部分を介在させる
関係上ある程度可撓性のある柔らかい合成樹脂で
成形し、これに対して、基板11と他方の対向板
12bとは基板11を棒状化粧具1のいわば添え
木として作用させる関係上ある程度硬い合成樹脂
で成形するのが良い。従つて、一対の対向板12
a,12bの内どちらを板ばね状にするのが良い
かと言えば、一方の対向板12aは柔らかい合成
樹脂で成形し、他方の対向板12bを硬い合成樹
脂で成形するならば、一方の対向板12aの方を
板ばね状とする方が必然的である。
なお、本考案は、複数の棒状化粧具1をセツト
で収納することを主眼としており、そのためにキ
ヤツプ16を複数設ける必要があるが、キヤツプ
16を1つだけとして1本の棒化粧具1を収納す
るケースとしても利用できる。その場合は、棒状
化粧具1を立て掛ける作用が主眼となる。
〔作用〕
棒状化粧具1の先端部をキヤツプ16に嵌合し
た状態で、棒状化粧具1を基板11に沿わせる
と、第2図に示すように、係止手段21(係止凸
部21aの係止凹部21bへの嵌合係止)により
棒状化粧具1がキヤツプ16から抜けないように
保持される。また、この時、キヤツプ16に突設
した突起17はその先端が他方の対向板12bに
当接してキヤツプ16の回動を規制しているの
で、棒状化粧具1を立てる方向にある程度の力を
加えない限り、基板11に棒状化粧具1が沿つた
状態を保持することができる。逆にこのような作
用を奏するからこそ、通常のケースのような蓋を
必要とせずに基板11とキヤツプ16だけで棒状
化粧具1を収納できるといえる。
この状態から棒状化粧具1を立ち上がらせる
と、第3図に示すように、キヤツプ16に突設し
た突起17がキヤツプ16とともに回動し、一対
の対向板12a<12bの内板ばね状に形成した
ものの方を撓ませつつ、他方の対向板12bに先
端が当接していた状態から一対の対向板12a,
12bの間に挾持される位置へと回動する。従つ
て、この突起17は一対の対向板12a,12b
に保持されて、キヤツプ16に嵌合した棒状化粧
具1を起立状態に支持する。この状態で基板11
を基台として鏡台等に立てかけるが、棒状化粧具
1が立ち上がつたことにより、係止手段21が外
れるので、キヤツプ16からの棒状化粧具1の着
脱は簡単にできる。
〔実施例〕
<実施例 1> 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
まず、棒状化粧具1について述べると、この棒
状化粧具1は筒状容器2内に図示しない繰り出し
装置を有し、筒状容器2の基端に設けた押ボタン
3を押すことにより繰り出し装置を作動させ、筒
状容器2内に収納した棒状固形化粧料4(例えば
口紅)を繰り出すものである。
そして、この棒状化粧具1の長さと略同等の長
さで、かつ、この棒状化粧具1を3本並列して載
置できる大きさの矩形状をした基板11が形成さ
れ、この基板11の一側に、この基板11の面方
向に平行な一対の対向板12a,12bが延設さ
れている。また、基板11の上面側は棒状化粧具
1を保持するよう一側から他側へと向かう断面弧
状の凹所13が3条形成されている。
また、前記一対の対向板12a,12bの両者
全体厚さは基板11の厚さと同一であるが、両者
の間には一定の間隔が開くよう、一方の対向板1
2aが基板11の上面側に沿つて延設され、他方
の対向板12bが基板11の下面側に沿つて延設
されている。そして、他方の対向板12bは基板
11と一体に成形されているが、一方の対向板1
2aは基板11とは別体に成形され、他方の対向
板12bと基板11との連結部分に形成されたス
リツト14に一方の対向板12aの端部が挿入係
止されることにより基板11に連結されるように
なつている。
さらに、この一方の対向板12aは板ばね状に
形成されているとともに、その先端に薄肉ヒンジ
15を介して3つのキヤツプ16がそれぞれ独立
して回動自在に連結してある。この各キヤツプ1
6はその開口部を基板11側に向けており、その
頂部の一側がヒンジ15との連結部となつてい
る。そして、各キヤツプ16のヒンジ15寄り部
分には突起17がそれぞれ突設されており、この
突起17はキヤツプ16の中心軸に対して略直交
方向に向いて突設してあり、その長さはキヤツプ
16を一方の対向板12aに沿うように倒した
時、その先端が他方の対向板12bに当接する長
さで、また、その幅はキヤツプ16を一方の対向
板12aに対して立てた時、一対の対向板12
a,12b間に挾持される幅である。
キヤツプ16を回動することにより前記キヤツ
プ16に嵌合している棒状化粧具1を基板11に
沿うよう倒した時、この一方の対向板12aに対
向するキヤツプ16の部位には切欠部18が形成
され、キヤツプ16を倒した時この切欠部18を
通つてキヤツプ16内に侵入する係止凸部21a
が前記した係止手段21として一方の対向板12
aに突設されている。
また、この係止凸部21aに対応して、キヤツ
プ16内に嵌合される棒状化粧具1の先端部に、
キヤツプ16を回動させて棒状化粧具1を基板1
1に沿うよう倒した時、この係止凸部21aに嵌
合係止する係止凹部21bが係止手段21として
形成されている。
なお、各キヤツプ16はそれぞれ独立して回動
するよう、3つとも独立しているが、3つを一体
に連結してもよい。
そして、この実施例のものでは、3つのキヤツ
プ16を連設してあるので、各キヤツプ16にそ
れぞれ種類の異なる棒状化粧具1を嵌合してまと
めて収納でき、それらを基板11とともに一体的
に持ち運べるので、ハンドバツク内で乱雑になら
ず携帯に便利である。また、このように複数の棒
状化粧具1を収納するものの方が棒状化粧具1の
数に対応して基板11の面積も大きくなるため、
立て掛けたときの安定性が良い、他の作用は前記
〔作用〕の項で述べたことと同様であるため、そ
の説明は省略する。
<実施例 2> この実施例では、前記係止手段21として係止
凸部21aを一方の対向板12aではなく基板1
1に一体に突設した以外は実施例1と同一の構造
である。
<実施例 3> この実施例では、係止手段21として係止凸部
21a、係止凹部21bを設けず(従つて、キヤ
ツプ16に切欠部18も設けない)、基板11の
他側に棒状化粧具1の基端に当接するストツパ2
1cを設けたもので、他の部分は実施例1と同一
である。
<その他> なお、係止手段21としては、基板11の上面
に係止凸部か係止凹部のいずれか一方を設け、棒
状化粧具1の筒状容器2の外面に係止凸部か係止
凹部のいずれか他方を設けるようにしても良い。
〔考案の効果〕 本考案によれば、通常の箱形のケースと異な
り、蓋は必要ではなく、基板11部分とキヤツプ
16部分とで棒状化粧具1を収納・保持できるの
で嵩張らず、コンパクトにまとめることができて
携帯に便利である。とりわけ複数の棒状化粧具1
を収納できるようにした場合に、その効果が最大
限に発揮できる。
また、キヤツプ16に嵌合した状態で、棒状化
粧具1を基板11に沿わせると、係止手段21に
より棒状化粧具1がキヤツプ16から抜けないよ
うに保持されので、基板11だけで蓋が無くとも
特に問題は生じない。しかも、この係止手段21
は棒状化粧具1を基板11に対して立ち上がらせ
るだけでその係止が外れるので、特別な操作を要
せず、その扱いが極めて容易である。
また、キヤツプ16に突設した突起17により
キヤツプ16の回動が規制され、棒状化粧具1が
基板11に沿つた状態となるよう、または、基板
11に対して立ち上がつた状態となるようキヤツ
プ16がロツクされるため、収納時に基板11が
ばたついたりせず、また、棒状化粧具1の使用時
には棒状化粧具1を立て掛けやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す分解斜視
図、第2図はその棒状化粧具を基板に沿わせた状
態(収納時)の断面図、第3図はその棒状化粧具
を立て掛けた状態(使用時)の断面図、第4図は
第2の実施例を示す断面図、第5図は第3の実施
例を示す断面図である。 1……棒状化粧具、11……基板、12a……
一方の対向板、12b……他方の対向板、15…
…ヒンジ、16……キヤツプ、17……突起、1
8……切欠部、21……係止手段、21a……係
止手段としての係止凸部、21b……係止手段と
しての係止凹部、21c……係止手段としてのス
トツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基板11の一側にキヤツプ16を回動自在に
    設け、このキヤツプ16に棒状化粧具1の先端
    部を着脱自在に嵌合し、キヤツプ16の回動に
    より棒状化粧具1を基板11に沿わせ、あるい
    は、基板11に対して立て掛けるようにした棒
    状化粧具1の収納ケースであつて、 前記基板11の一側に、この基板11の面方
    向に平行で、少なくとも一方が板ばね状である
    一対の対向板12a,12bを設け、その一方
    の対向板12aの先端にヒンジ15を介してキ
    ヤツプ16を回動自在に連結し、さらに、この
    キヤツプ16のヒンジ15寄り部分に突起17
    を突設するとともに、この突起17は、キヤツ
    プ16を一方の対向板12aに沿うように倒し
    た時、その先端が他方の対向板12bに当接す
    る長さで、キヤツプ16を一方の対向板12a
    に対して立てた時、一対の対向板12a<12
    b間に挾持される幅に形成し、前記キヤツプ1
    6に嵌合している棒状化粧具1を基板11に沿
    うよう倒した時、棒状化粧具1に係合してキヤ
    ツプ16からこの棒状化粧具1が抜けるのを防
    止する係止手段21を基板11か一方の対向板
    12aの少なくともいずれかに設けたことを特
    徴とする棒状化粧具収納ケース。 (2) 前記係止手段21は、一方の対向板12aか
    基板11かのいずれか一方に突設される係止凸
    部21aと、棒状化粧具1の先端部に設けられ
    た係止凹部21bとを備え、 前記係止凸部21aは、キヤツプ16を一方
    の対向板12aに沿うように倒した時、この一
    方の対向板12aに対向する部位に設けた切欠
    部18を通つてキヤツプ16内に侵入するよう
    形成されるとともに、 前記係止凹部21bは、キヤツプ16に嵌合
    している棒状化粧具1を基板11に沿うよう倒
    した時、前記係止凸部21aに嵌合係止するよ
    う形成されることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の棒状化粧具収納ケース。 (3) 前記係止手段21は、基板11の他側に立設
    され,キヤツプ16の先端部をキヤツプ16に
    嵌合して基板11に沿うよう倒した時、棒状化
    粧具1の基端に当接してキヤツプ16からの抜
    けを防止するストツパ21cであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の棒
    状化粧具収納ケース。
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