JPH0345681Y2 - - Google Patents

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JPH0345681Y2
JPH0345681Y2 JP6625687U JP6625687U JPH0345681Y2 JP H0345681 Y2 JPH0345681 Y2 JP H0345681Y2 JP 6625687 U JP6625687 U JP 6625687U JP 6625687 U JP6625687 U JP 6625687U JP H0345681 Y2 JPH0345681 Y2 JP H0345681Y2
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JP
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endoscope
tube body
balloon
tube
varicose
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、肝硬変、門脈圧亢進症等で内蔵血行
路に支障が生じ肝臓から心臓へ至る血管がバイパ
ス的役割を食道粘膜下の静脈が担うようになり、
長期にわたつて多量の血液が流れた結果できる食
道静脈瘤が破裂し大量の吐下血をひき起こすこと
を未然に防止するため、これを栓塞したり硬化し
たりする治療法に用いる食道静脈瘤治療用チユー
ブの改良に関する。
(従来の技術) この種のものとしては、実開昭61−94035号公
報に見られるような構成のものが知られている。
これは、第5図示のように、内視鏡(図示しな
い)を挿通できる内径を有する柔軟なチユーブ本
体aと、該チユーブ本体aの先端部外面に設けた
バルーンbと、該バルーンbに空気又は液体を供
給する連通チユーブcと、該チユーブ本体aの先
端部に設けた静脈瘤捕捉口dとを備える。
これを食道静脈瘤の治療に用いるときには、チ
ユーブ本体aに内視鏡を装着し、予め内視鏡のみ
を食道内に挿入して食道静脈瘤を確認し、その後
チユーブ本体aをスライドさせて食道に挿入す
る。該チユーブ本体aを内視鏡の回りを回動及び
進退して捕捉口dを静脈瘤の位置に一致させる。
次いで、バルーンbを膨らませてチユーブ本体a
を食道に固定し該食道を圧迫させて静脈瘤からの
出血を抑制すると共に静脈瘤から心臓への血液の
流れを抑制する。その後に捕捉口dからチユーブ
本体a内に膨隆した静脈瘤に内視鏡に設けた鉗子
口を内視鏡を回動進退させて一致させ、該鉗子口
を介して穿刺針を刺入して栓塞剤または硬化剤を
注入して栓塞又は硬化させる。
このような治療法は、静脈瘤の栓塞又は硬化す
る方法として有効であり近時よく用いられている
が、前記チユーブ本体aが内視鏡の全長にわたつ
て挿通する構成であり、このためチユーブ本体a
の元部が患者の口まで延びており、この状態でチ
ユーブ本体aを内視鏡の回りて回動させて前記捕
捉口dを静脈瘤の位置に一致させたり、更に内視
鏡の鉗子口を静脈瘤に一致させるためにチユーブ
本体に挿通された内視鏡を移動するなどの操作を
行う必要があるが、これらの操作は非常に困難で
あり治療時間がかかるため、患者に長時間苦痛を
与える不都合がある。
(本考案の解決すべき問題点) 本考案は、かかる従来の不都合を解消し、静脈
瘤への治療操作の間の患者の苦痛を少なくした食
道静脈瘤治療用チユーブを提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成するために、内視
鏡の先端部の領域に挿通する長さのチユーブ本体
と、該チユーブ本体の内面に設けた内視鏡を挟持
する第1バルーンと、該第1バルーンに空気又は
液体を供給する第1連通チユーブと、該チユーブ
本体外面に設けた第2バルーンと、該第2バルー
ンに空気又は液体を供給する第2連通チユーブ
と、該チユーブ本体の先端部に設けた静脈瘤の捕
捉口とからなることを特徴とする。
(作用) 本考案は、かかる構成を採用したので、チユー
ブ本体は内視鏡の先端部にのみ挿着されているの
で一旦食道に挿入された後は患者の口には内視鏡
のみが挿入された状態となる。食道に挿入すると
きには、チユーブ本体を内視鏡の先端部に挿通し
第1バルーンに第1連通チユーブから空気又は液
体を充填しチユーブ本体を内視鏡に固定して一体
のものとする。次いで、チユーブ本体を装着した
内視鏡を食道に挿入し内視鏡により静脈瘤を見つ
け出し、内視鏡と共にチユーブ本体を移動して捕
捉口と静脈瘤との位置を一致させる。その後、第
2バルーンに第2連通チユーブから空気又は液体
を充填して第2バルーンを膨らませて食道を圧迫
させて固定し、捕捉口を静脈瘤に押しつけ静脈瘤
を捕捉口に膨隆させる。次いで鉗子口から穿刺針
を静脈瘤に刺入し栓塞剤または硬化剤を注入する
が、鉗子口が静脈瘤の位置に一致していない場合
には第1バルーンの空気又は液体を抜き内視鏡を
チユーブ本体から自由に移動できるようにして内
視鏡の鉗子口の位置を静脈瘤の位置に一致させ、
該鉗子口から穿刺針を静脈瘤に刺入し栓塞剤又は
硬化剤を注入する。
(実施例) 本考案の実施の一例を示す第1図乃至第3図に
従つて詳説すれば次の通りである。
1は、内視鏡を挿通するとができる内径をもつ
たチユーブ本体であり、内視鏡の先端部のみを挿
通する長さとし、透明な可撓性合成樹脂、例えば
塩化ビニルにより形成した。
該チユーブ本体1の長さの中間位置内面には、
膨張させたときに該チユーブ本体1に挿通された
内視鏡を圧迫してチユーブ本体1に一体に固定す
る第1バルーン2を設けた。該第1バルーン2は
これに接続する第1連通チユーブ3により空気又
は液体の出し入れを行う。また、第1バルーン2
の位置に対応させてチユーブ本体1の外面には球
状の第2バルーン4を設けた。該第2バルーン4
はこれに接続する第2連通チユーブ5により空気
又は液体の出し入れを行う。また、第2バルーン
4の後方に位置するチユーブ本体1の後端部には
必要に応じて止血用のバルーンを設けてもよい。
チユーブ本体1の先端部には、その先端面に設
けた半円状の第1捕捉口6及び側面にその周方向
に間隔を存して設けた複数の第2捕捉口7を備え
る。
次に前記実施例の使用方法を第3図に従つて説
明する。
まず、第3図A示のようにチユーブ本体1を内
視鏡Xの先端部に挿通すると共に第1バルーン2
を膨張させて内視鏡Xをチユーブ本体1に固定し
て、内視鏡Xに案内させて患者の口から食道Yに
挿入する。そして、この状態で内視鏡Xにより食
道Yにある静脈瘤Zを見つけ出し、静脈瘤Zの位
置や大きさに応じて第1又は第2捕捉口6,7の
位置を静脈瘤Zの位置と一致させる。
次いで、第3図B示のように、第2バルーン4
を膨張させて食道Yの内壁を圧迫させてチユーブ
本体1を固定すると共に静脈瘤Z近傍の静脈を圧
迫して血液の流れを抑制する。
更に、この状態で第1バルーン2を収縮させて
固定されたチユーブ本体1に対して内視鏡Xを移
動可能な状態とし、次いで第3図示のように内視
鏡Xの先端部を屈曲して静脈瘤Zを捕捉口7に隆
起させる。次いで、内視鏡Xの鉗子口X1から穿
刺針X2を突出して静脈瘤Zに穿刺して栓塞剤又
は硬化剤を注入する。
このときに、第4図A示のように内視鏡Xの鉗
子口X1の位置が静脈瘤Zの反対位置にあるとき
には内視鏡Xを僅かにチユーブ本体1に対して後
退させ鉗子口X1から穿刺針X2を突出させたと
きに静脈瘤Zに穿刺できるようにする。
また、第4図B示のように内視鏡Xの鉗子口X
1の位置が静脈瘤Zの側方の位置にあるときは、
内視鏡Xを側方に屈曲させて鉗子口X1の位置を
静脈瘤Zの方向に向け穿刺針Xを突出させたとき
に静脈瘤Zに穿刺できるようにする。
(効果) 本考案は、前記の説明から明らかなように、チ
ユーブ本体が内視鏡の先端部のみに挿着されてい
るので、一旦食道に挿入した後は患者の口には内
視鏡だけが挿入されていることになり、静脈瘤を
探す操作や止血硬化操作の際に患者に必要以上に
苦痛を与えることなく、また、食道内でチユーブ
本体を第2バルーンで固定して内視鏡のみを移動
して内視鏡の鉗子口を捕捉口で捕捉された静脈瘤
に適切に近づけることができるので操作性に優
れ、従つて治療時間を短縮することができて患者
の苦痛を少なくすることができる食道静脈瘤治療
用チユーブを提供するの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の実施の一例を示
すものであり、第1図はその斜視図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図及び第4図は使用
状態の説明図、第5図は、従来例の斜視図であ
る。 1……チユーブ本体、2……第1バルーン、3
……第1連通チユーブ、4……第2バルーン、5
……第2連通チユーブ、6,7……捕捉口、X…
…内視鏡、Z……静脈瘤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡の先端部の領域に挿通する長さのチユー
    ブ本体と、該チユーブ本体の内面に設けた内視鏡
    を挟持する第1バルーンと、該第1バルーンに空
    気又は液体を供給する第1連通チユーブと、該チ
    ユーブ本体外面に設けた第2バルーンと、該第2
    バルーンに空気又は液体を供給する第2連通チユ
    ーブと、該チユーブ本体の先端部に設けた静脈瘤
    の捕捉口とからなることを特徴とする食道静脈瘤
    治療用チユーブ。
JP6625687U 1987-05-02 1987-05-02 Expired JPH0345681Y2 (ja)

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JP6625687U JPH0345681Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JP6625687U JPH0345681Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JPS63176402U JPS63176402U (ja) 1988-11-16
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