JPH0349713Y2 - - Google Patents
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- JPH0349713Y2 JPH0349713Y2 JP3457690U JP3457690U JPH0349713Y2 JP H0349713 Y2 JPH0349713 Y2 JP H0349713Y2 JP 3457690 U JP3457690 U JP 3457690U JP 3457690 U JP3457690 U JP 3457690U JP H0349713 Y2 JPH0349713 Y2 JP H0349713Y2
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- tube
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- Expired
Links
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Description
本考案は食道静脈瘤治療用バルーンチユーブに
関するものである。
関するものである。
近時、内視鏡下に食道静脈瘤に塞栓物質を穿刺
注入し、硬化せしめる治療手技が普及してきてい
るが、この手技において予め胃内にバルーンチユ
ーブを留置しておき、塞栓治療完了後、これを引
き上げて、穿刺注入部位あるいは噴門部付近の静
脈を圧迫止血するこをが行われる。 従来このバルーンチユーブはチユーブ先端にバ
ルーンが付いただけの単管のものが用いられてい
た。 しかし本手技では内視鏡先端部より送気し、食
道を拡げつつ瘤の位置を確認し、さらに塞栓物質
を穿刺注入するため、空気で胃が膨満し、患者に
少なからず苦痛を与え、極端な場合には手技をや
り直さなければならなくなる。
注入し、硬化せしめる治療手技が普及してきてい
るが、この手技において予め胃内にバルーンチユ
ーブを留置しておき、塞栓治療完了後、これを引
き上げて、穿刺注入部位あるいは噴門部付近の静
脈を圧迫止血するこをが行われる。 従来このバルーンチユーブはチユーブ先端にバ
ルーンが付いただけの単管のものが用いられてい
た。 しかし本手技では内視鏡先端部より送気し、食
道を拡げつつ瘤の位置を確認し、さらに塞栓物質
を穿刺注入するため、空気で胃が膨満し、患者に
少なからず苦痛を与え、極端な場合には手技をや
り直さなければならなくなる。
本考案は上述の胃膨満を防止できるような、さ
らにチユーブ先端で胃内を損傷することのないよ
うな食道静脈瘤治療用バルーンチユーブを提供す
ることを目的とするものである。また別の目的と
しては塞栓手技の途中、出血がひどくなり、直に
バルーンで確実に止血する必要が生じた場合に利
用することができる食道静脈瘤治療用バルーンチ
ユーブを提供するものである。
らにチユーブ先端で胃内を損傷することのないよ
うな食道静脈瘤治療用バルーンチユーブを提供す
ることを目的とするものである。また別の目的と
しては塞栓手技の途中、出血がひどくなり、直に
バルーンで確実に止血する必要が生じた場合に利
用することができる食道静脈瘤治療用バルーンチ
ユーブを提供するものである。
本考案は塞栓注入手技中に、内視鏡から送気の
ための胃内が膨満するのをチユーブを通して吸引
減圧できるようにして、解決しようとするもので
ある。
ための胃内が膨満するのをチユーブを通して吸引
減圧できるようにして、解決しようとするもので
ある。
本考案は上記の目的を達成するため、食道静脈
瘤治療用バルーンチユーブにおいて、バルーン膨
張用管腔の他に吸引用管腔を設けてなる二重管腔
チユーブを用い、この吸引管腔に食道閉塞用バル
ーンの前方において吸液用小孔を1個以上有する
ようにした。そしてバルーンチユーブは内視鏡の
視野を損はないよう、また穿刺手技の邪魔になら
ぬように極力細いものが好ましく、バルーンチユ
ーブは経鼻的に胃に挿入されるため充分な硬さが
必要であり、実際上6〜10FRのサイズの半硬質
のチユーブが用いられる。そのため細く硬いチユ
ーブの先端は容易に胃壁を傷つけることが予想さ
れる。このため先端近くのみに軟質のチユーブを
配し、胃壁損傷を最小限に留めるようにした。
瘤治療用バルーンチユーブにおいて、バルーン膨
張用管腔の他に吸引用管腔を設けてなる二重管腔
チユーブを用い、この吸引管腔に食道閉塞用バル
ーンの前方において吸液用小孔を1個以上有する
ようにした。そしてバルーンチユーブは内視鏡の
視野を損はないよう、また穿刺手技の邪魔になら
ぬように極力細いものが好ましく、バルーンチユ
ーブは経鼻的に胃に挿入されるため充分な硬さが
必要であり、実際上6〜10FRのサイズの半硬質
のチユーブが用いられる。そのため細く硬いチユ
ーブの先端は容易に胃壁を傷つけることが予想さ
れる。このため先端近くのみに軟質のチユーブを
配し、胃壁損傷を最小限に留めるようにした。
本考案は上述の構成となつているので、手技
中、送気による胃膨満を排気除去することにより
防止できるように、チユーブをバルーン膨張用と
吸液用の二重管腔となし、吸液管腔の先端側に小
孔を配置したので、これを吸引装置に接続し、随
時、胃内減圧ができるようになつた。
中、送気による胃膨満を排気除去することにより
防止できるように、チユーブをバルーン膨張用と
吸液用の二重管腔となし、吸液管腔の先端側に小
孔を配置したので、これを吸引装置に接続し、随
時、胃内減圧ができるようになつた。
本考案を以下図示の実施例によつて具体的に述
べる。 第1図は本考案の食道静脈瘤治療用バルーンチ
ユーブの説明図である。1はメインチユーブで、
2はバルーン膨張用通気管腔部であり、チユーブ
は一般に細く、(外径2.7〜4.0mm程度)やや硬質
のプラスチツク製(主として塩化ビニル製で可塑
剤量30〜40PHR)でシヨアーD50〜60度の硬さ
のものである。Aはチユーブ本体で、その内壁内
にバルーン膨張用通気管腔部2が長さ方向に全長
にわたり導通している。3はバルーンを示す。 チユーブ本体Aが細く比較的硬いので、先端部
で食道の内壁を傷めないように軟質チユーブ6
(主として塩ビ製で可塑剤含有量60〜90PHR、シ
ヨアーA60〜80度の硬さのもの)がチユーブ本体
Aの先端外周にかぶせてあり、この軟質チユーブ
6上に上記バルーン3が配置されている。そのバ
ルーン3付近の断面を第2図に示した。従つてバ
ルーン3の径も太くなり、止血に要する内圧が低
くて済む。吸液用小孔5はバルーン3の前方のこ
の軟質チユーブ6に設けられ、空気の外に血液、
その他体液を吸引除去することができるようにな
つている。バルーン3への通気はチユーブ本体A
における通気管腔部2の通気用小孔4と合致する
ように軟質チユーブ6にも小孔4を設けて、バル
ーン3に通気できるようになつている。 2′は通気装置への接続部で、1′は吸引装置へ
の接続部である。
べる。 第1図は本考案の食道静脈瘤治療用バルーンチ
ユーブの説明図である。1はメインチユーブで、
2はバルーン膨張用通気管腔部であり、チユーブ
は一般に細く、(外径2.7〜4.0mm程度)やや硬質
のプラスチツク製(主として塩化ビニル製で可塑
剤量30〜40PHR)でシヨアーD50〜60度の硬さ
のものである。Aはチユーブ本体で、その内壁内
にバルーン膨張用通気管腔部2が長さ方向に全長
にわたり導通している。3はバルーンを示す。 チユーブ本体Aが細く比較的硬いので、先端部
で食道の内壁を傷めないように軟質チユーブ6
(主として塩ビ製で可塑剤含有量60〜90PHR、シ
ヨアーA60〜80度の硬さのもの)がチユーブ本体
Aの先端外周にかぶせてあり、この軟質チユーブ
6上に上記バルーン3が配置されている。そのバ
ルーン3付近の断面を第2図に示した。従つてバ
ルーン3の径も太くなり、止血に要する内圧が低
くて済む。吸液用小孔5はバルーン3の前方のこ
の軟質チユーブ6に設けられ、空気の外に血液、
その他体液を吸引除去することができるようにな
つている。バルーン3への通気はチユーブ本体A
における通気管腔部2の通気用小孔4と合致する
ように軟質チユーブ6にも小孔4を設けて、バル
ーン3に通気できるようになつている。 2′は通気装置への接続部で、1′は吸引装置へ
の接続部である。
以上説明したように本考案によれば、内視鏡下
に食道静脈瘤を塞栓する手技において、予め胃内
に留置しておき塞栓手技完了後引き上げて穿刺塞
栓部あるいは、それより下方の噴門部付近の静脈
を圧迫止血するためのバルーンチユーブであつ
て、バルーン膨張用の通気管腔の他に吸引のため
の管腔を有する二重管腔チユーブであつて、前記
チユーブの先端部においてチユーブの外周に、吸
液用小孔を有する軟質チユーブを覆せて一体とな
し、バルーン膨張用の通気孔を、バルーン膨張用
の通気管腔と前記軟質チユーブとの両チユーブ壁
を貫通して穿ち、その上に上記バルーンを配して
なるので、食道静脈瘤治療においてバルーンで食
道を閉塞するのみの目的ばかりでなく、胃内の空
気の排出、血液等のドレーンをも随時実施できる
ようにするものである。そして先端側の軟質チユ
ーブによつて、胃壁あるいは食道壁を損傷しない
ようになるなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。
に食道静脈瘤を塞栓する手技において、予め胃内
に留置しておき塞栓手技完了後引き上げて穿刺塞
栓部あるいは、それより下方の噴門部付近の静脈
を圧迫止血するためのバルーンチユーブであつ
て、バルーン膨張用の通気管腔の他に吸引のため
の管腔を有する二重管腔チユーブであつて、前記
チユーブの先端部においてチユーブの外周に、吸
液用小孔を有する軟質チユーブを覆せて一体とな
し、バルーン膨張用の通気孔を、バルーン膨張用
の通気管腔と前記軟質チユーブとの両チユーブ壁
を貫通して穿ち、その上に上記バルーンを配して
なるので、食道静脈瘤治療においてバルーンで食
道を閉塞するのみの目的ばかりでなく、胃内の空
気の排出、血液等のドレーンをも随時実施できる
ようにするものである。そして先端側の軟質チユ
ーブによつて、胃壁あるいは食道壁を損傷しない
ようになるなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。
第1図は本考案の食道静脈瘤治療用バルーンチ
ユーブの説明図、第2図は要部を断面で示す説明
図である。 A……チユーブ本体、1……メインチユーブ、
2……バルーン用通気管腔部、3……食道閉塞用
のバルーン、4……バルーンへの通気用小孔、5
……吸液用小孔、6……軟質チユーブ。
ユーブの説明図、第2図は要部を断面で示す説明
図である。 A……チユーブ本体、1……メインチユーブ、
2……バルーン用通気管腔部、3……食道閉塞用
のバルーン、4……バルーンへの通気用小孔、5
……吸液用小孔、6……軟質チユーブ。
Claims (1)
- 内視鏡下に食道静脈瘤を塞栓する手技におい
て、予め胃内に留置しておき塞栓手技完了後引き
上げて穿刺塞栓部あるいは、それより下方の噴門
部付近の静脈を圧迫止血するためのバルーンチユ
ーブであつて、バルーン膨張用の通気管腔の他に
吸引のための管腔を有する二重管腔チユーブであ
つて、前記チユーブの先端部においてチユーブの
外周に、吸液用小孔を有する軟質チユーブを覆せ
て一体となし、バルーン膨張用の通気孔を、バル
ーン膨張用の通気管腔と前記軟質チユーブとの両
チユーブ壁を貫通して穿ち、その上に上記バルー
ンを配してなることを特徴とする食道静脈瘤治療
用バルーンチユーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3457690U JPH0349713Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3457690U JPH0349713Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329148U JPH0329148U (ja) | 1991-03-22 |
JPH0349713Y2 true JPH0349713Y2 (ja) | 1991-10-23 |
Family
ID=31539171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3457690U Expired JPH0349713Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349713Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6035367A (en) * | 1997-04-04 | 2000-03-07 | Avid Technology, Inc. | Computer file system providing looped file structure for post-occurrence data collection of asynchronous events |
JP2009107505A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Kazuo Akiyama | 三輪自動車における後輪支持構造 |
-
1990
- 1990-03-31 JP JP3457690U patent/JPH0349713Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329148U (ja) | 1991-03-22 |
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