JPH0520335Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0520335Y2
JPH0520335Y2 JP1987195864U JP19586487U JPH0520335Y2 JP H0520335 Y2 JPH0520335 Y2 JP H0520335Y2 JP 1987195864 U JP1987195864 U JP 1987195864U JP 19586487 U JP19586487 U JP 19586487U JP H0520335 Y2 JPH0520335 Y2 JP H0520335Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puncture needle
tube body
tube
lumen
varicose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987195864U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01101541U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987195864U priority Critical patent/JPH0520335Y2/ja
Publication of JPH01101541U publication Critical patent/JPH01101541U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0520335Y2 publication Critical patent/JPH0520335Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、肝硬変等に伴つて生ずる食道静脈瘤
に栓塞剤を注入して、これを栓塞したり硬化した
りする栓塞療法に用いる食道静脈瘤治療用チユー
ブの改良に関する。
(従来の技術) 肝硬変に伴つて生ずる食道静脈瘤の治療として
は、外科的手術による治療に比べて安全且つ容易
な栓塞療法が大勢を占めつつある。
このような治療法に用いる治療用チユーブとし
ては特開昭62−12267号公報記載のものがある。
これは第8図示のように、図示しない内視鏡を挿
通できるメインルーメンaを有するチユーブ本体
bと、該チユーブ本体bの先端部側壁に設けた静
脈瘤捕捉口cと、該捕捉口c近傍のチユーブ本体
b外面に設けた先端部側の外部バルーンd、基部
側の外部バルーンd′と、該捕捉口cで開口する穿
刺針用サブルーメンeと、先端部側のバルーンd
の内部で開口する空気供給用サブルーメンfと、
基部側の外部バルーンd′の内部で開口する空気供
給用サブルーメンf′とを備えている。
これは第9図示のように、チユーブ本体bに内
視鏡gを装着し、これを食道x内に挿入して食道
静脈瘤hを確認し、チユーブ本体bを回転及び進
退して捕捉口cを静脈瘤hの位置に一致させた後
に、基部側の外部バルーンd′を膨らませてチユー
ブ本体bを食道x内に固定し、食道xを圧迫させ
て静脈瘤hからの出血を抑制すると共に、先端部
側の外部バルーンdを膨らませて静脈瘤hを隆起
させた後に穿刺針用サブルーメンeを介して穿刺
針iを静脈瘤hに水平刺入して栓塞剤を注入する
ものである。
然るにこのような治療法は比較的大きな隆起の
静脈瘤には有効であるが、小さな隆起の静脈瘤で
は捕捉口cで捕捉し外部バルーンで圧迫してもチ
ユーブ本体bを食道壁xに押しつけるだけで、該
静脈瘤が穿刺針iの刺入を可能とする程には隆起
せず、従つて、水平に突出する穿刺針iの刺入が
困難であるという問題点がある。
(本考案の解決すべき問題点) 本考案はかかる従来の不都合を解消し、静脈瘤
の大きさにかかわらず、静脈瘤中の所望部位に正
確且つ容易に穿刺針を刺入しうる食道静脈瘤治療
用チユーブを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成するために、内視
鏡を挿入できるメインルーメンを有するチユーブ
本体と、該チユーブ本体の先端部の側壁の一部を
開口して設けられ、該チユーブ本体の側壁にて静
脈瘤を捕捉する静脈瘤捕捉口と、該チユーブ本体
の内壁に沿つて設けられたサブルーメンと、穿刺
針を進退自在に挿通支持すると共に前記サブルー
メンに進退自在に挿通支持され、先端が屈曲して
前記メインルーメンの内方から前記捕捉口に臨ん
で開口し、前記穿刺針を前記捕捉口に向かつて案
内する外套管とからなることを特徴とする。
(作用) 本考案は、かかる構成の治療用チユーブの内視
鏡を装着して食道内に挿入し、内視鏡により静脈
瘤を確認し、チユーブ本体を回転及び進退して静
脈瘤を捕捉口にて捕捉した後、穿刺針をサブルー
メン内の外套管内に挿入し該外套管を介して静脈
瘤中の所望部位の上方に穿刺針を臨ませ、該穿刺
針を静脈瘤に刺入してこれに栓塞剤を注入する。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は全体構造を示す説明的断面図、第2図
はその使用状態の説明図、第3図はそのA−A断
面図である。
第1図で、1は実施例は食道静脈瘤治療用チユ
ーブのチユーブ本体、2は該チユーブ本体1に形
成されたメインルーメン、3はチユーブ本体1の
先端部の側壁に形成された捕捉口、4は該捕捉口
3と相対するチユーブ本体1の内壁に沿つて設け
られたサブルーメン、5は該サブルーメン4に進
退自在に挿通支持され該サブルーメン4の開口か
ら屈曲して前記捕捉口3に臨んで開口する外套管
である。
前記メインルーメン2は、その内部に内視鏡8
を挿入自在に形成されている。
前記捕捉口3は、第2図示する食道静脈瘤7を
捕捉可能な内径を有する開口形状に形成されてい
る。
また、前記外套管5は、穿刺針6を進退自在に
挿通支持しており、該穿刺針6を前記メインルー
メン2の内方から前記捕捉口3に向かつて案内す
る。
以上の構成からなる本実施例の食道静脈瘤治療
用チユーブによつて静脈瘤7の治療を行う場合に
は、第2図示のように、先ず、内視鏡8を装着し
たチユーブ本体1を食道内xに挿入し、内視鏡8
で静脈瘤7を確認しつつ移動させることによつ
て、静脈瘤7を捕捉口3にて捕捉する。次いで穿
刺針6をサブルーメン4内の外套管5内に挿入
し、該外套管5に導びかれて捕捉口3の上方に臨
ませ、次いでチユーブ本体1の前後動により穿刺
針6を静脈瘤7の所望部位に位置決めし、かくて
穿刺針6を静脈瘤7の所望部位にその上方から容
易且つ確実に刺入して栓塞剤を注入する。
このとき、穿刺針6は内視鏡の前方を横断して
斜め上方か下方へ移動するので、その動きが容易
に観察することができ、静脈瘤7までの距離感が
つかみやすい。従つて、穿刺操作を安全に行うこ
とができる。
該穿刺針6を外套管5内に挿入する際に、外套
管5の屈曲部で穿刺針6が引つ掛かる場合には、
外套管5を手前に引いてサブルーメン4内に挿入
して真つ直ぐにした後に穿刺針6を挿入する。ま
た、予め外套管5内に穿刺針6を挿入しておき、
これをサブルーメン4に挿入してもよい。
また、本考案の他の実施例について説明する。
第4図及び第5図は他の実施例を示す説明的断
面図である。
他の実施例の食道静脈瘤治療用チユーブは、第
4図及び第5図示のように、チユーブ本体1の内
壁に、膨脹したときに穿刺針6に上方から当接す
るバルーン9を設け、さらに該バルーン9に空気
を供給する空気供給用サブルーメン10を設けて
なる。これによれば穿刺針6を静脈瘤7中の上方
に臨ませた後、該バルーン9を膨らませれば、こ
れが穿刺針6の上方に当接してこれを下方へと押
し下げることができる。従つてバルーン9の膨ら
み具合を調節することによつて、穿刺針6の静脈
瘤7中の所望部位への位置決めを容易になし得、
かくてはチユーブ本体1を移動させずして穿刺針
6を静脈瘤7の上方からその所望部位へ容易且つ
確実に刺入することができる。
さらに本考案の他の実施例について説明する。
第6図はさらに他の実施例を示す説明的断面
図、第7図はそのB−B断面図である。
他の実施例の食道静脈瘤治療用チユーブは、第
6図及び第7図示のように、サブルーメン4をチ
ユーブ本体1の内壁上の捕捉口3から90°移動さ
せた位置に設けたものであり、穿刺針6を案内す
る外套管5はチユーブ本体1の未使用時にはその
先端がチユーブ本体中心に位置するように水平に
収納されてあり、チユーブ本体1の使用時にこれ
を回動させて上方から捕捉口3に臨ませるもので
ある。これによれば、外套管5の先端と捕捉口3
との距離を短かくし得て穿刺針6の位置決めが容
易であるだけでなく、外套管5が回動自在である
ためにチユーブ本体1を移動させず外套管5を回
動させるのみで穿刺針6の静脈瘤7上への位置決
めを容易にし、かくして穿刺針6を静脈瘤7の上
方からその所望部位に容易且つ確実に刺入するこ
とができ、さらに、穿刺針6の動きを斜め横方向
から観察できるので、安全にしかも容易に穿刺操
作ができる。この場合、外套管5の把持部に穿刺
針6を固定できる構造を設けてもよい。もとより
サブルーメン4の位置は捕捉口より90°上方の位
置に限られるものではなく、他の位置に設けても
よい。
(効果) 本考案は前記の説明から明らかなように、先端
が前記メインルーメンの内方から前記捕捉口に臨
んで開口する前記外套管によつて、前記穿刺針を
前記捕捉口に向かつて案内するので、該捕捉口に
よつて捕捉された静脈瘤の上方から穿刺針を刺入
することができ、静脈瘤が比較的小さなものであ
つても静脈瘤中の所望部位に確実に穿刺針を刺入
することができる。
更に、前記外套管の先端及び穿刺針が捕捉口に
対して前記メインルーメンの内方から臨むとき、
例えば、該メインルーメンに内視鏡が挿着されて
いる場合に、内視鏡の前方のメインルーメン内に
おいて外套管及び穿刺針を横断させて内視鏡によ
つて外套管及び穿刺針の動きを観察することによ
り、穿刺針の静脈瘤に対する距離を確実に視認す
ることができ、静脈瘤への穿刺針の刺入操作を極
めて容易に行うことができる。
従つて、本考案によれば、静脈瘤の大きさにか
かわらず、静脈瘤中の所望部位に正確且つ容易に
穿刺針を刺入しうる食道静脈瘤治療用チユーブを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施の一例を示す
ものであり、第1図はその全体構造を示す説明断
面図、第2図はその使用状態の説明図、第3図は
第2図のA−A線断面図、第4図は他の実施例の
全体構造を示す説明的断面図、第5図はその使用
状態の説明的断面図、第6図はさらに他の実施例
の使用状態の説明的断面図、第7図は第6図のB
−B断面図、第8図、第9図は従来例の説明的断
面図である。 1……チユーブ本体、2……メインルーメン、
3……捕捉口、4……サブルーメン、5……外套
管、6……穿刺針、7……食道静脈瘤、8……内
視鏡、9……バルーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡を挿入できるメインルーメンを有するチ
    ユーブ本体と、該チユーブ本体の先端部の側壁の
    一部を開口して設けられ、該チユーブ本体の側壁
    にて静脈瘤を捕捉する静脈瘤捕捉口と、該チユー
    ブ本体の内壁に沿つて設けられたサブルーメン
    と、穿刺針を進退自在に挿通支持すると共に前記
    サブルーメンに進退自在に挿通支持され、先端が
    屈曲して前記メインルーメンの内方から前記捕捉
    口に臨んで開口し、前記穿刺針を前記捕捉口に向
    かつて案内する外套管とからなることを特徴とす
    る食道静脈瘤治療用チユーブ。
JP1987195864U 1987-12-25 1987-12-25 Expired - Lifetime JPH0520335Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987195864U JPH0520335Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987195864U JPH0520335Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01101541U JPH01101541U (ja) 1989-07-07
JPH0520335Y2 true JPH0520335Y2 (ja) 1993-05-27

Family

ID=31486518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987195864U Expired - Lifetime JPH0520335Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0520335Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309374B1 (en) * 1998-08-03 2001-10-30 Insite Vision Incorporated Injection apparatus and method of using same
US8603138B2 (en) * 2006-10-04 2013-12-10 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Use of an adhesive to treat intraluminal bleeding
JP7382034B2 (ja) * 2019-12-17 2023-11-16 国立大学法人大阪大学 内視鏡用オーバーチューブデバイス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58124456A (ja) * 1982-01-20 1983-07-25 ソレンソン・リサ−チ・カンパニ−・インコ−ポレ−テツド カテ−テルの移動並びに位置固定の方法および装置
JPS62122675A (ja) * 1985-11-22 1987-06-03 住友ベークライト株式会社 医療用ガイドチユ−ブ及びその使用方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58124456A (ja) * 1982-01-20 1983-07-25 ソレンソン・リサ−チ・カンパニ−・インコ−ポレ−テツド カテ−テルの移動並びに位置固定の方法および装置
JPS62122675A (ja) * 1985-11-22 1987-06-03 住友ベークライト株式会社 医療用ガイドチユ−ブ及びその使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01101541U (ja) 1989-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5921776Y2 (ja) 縫合針
US7588557B2 (en) Medical instrument for fluid injection and related method
US8491472B2 (en) Methods and systems for submucosal implantation of a device for diagnosis and treatment with a therapeutic agent
JPS5835219Y2 (ja) 体腔内組織の縫合装置
US6843792B2 (en) Device for controlled endoscopic penetration of injection needle
US20090018603A1 (en) Methods and Systems for Submucosal Implantation of a Device for Diagnosis and Treatment of a Body
KR20090078306A (ko) T-Bar 봉합기
JP2002028166A (ja) 鼻腔用処置具
JP2012531271A (ja) 胃腸処置を行なうためのシステムおよび技術
JPH0520335Y2 (ja)
JPH04329944A (ja) 高周波切開具
JP4360713B2 (ja) 内視鏡用スネア
JPH0632655B2 (ja) 医療用ガイドチューブ
CN206120437U (zh) 一种双极高频电刀
JP2559042B2 (ja) 食道静脈瘤治療用チュ−ブ
CN209499853U (zh) 肺内结节穿刺定位装置
CN208388704U (zh) 一种球囊取石导管
JPH0938093A (ja) 内視鏡用処置具
US11039879B2 (en) Ablation device
JPH0644553U (ja) カテーテルのイントロデューサ
JP2650724B2 (ja) 生体組織のクリップ装置
JP2559041B2 (ja) 食道静脈瘤治療用チュ−ブ
CN217772471U (zh) 一种可显示房间隔位置的穿刺鞘
US20070021740A1 (en) Laser Treatment of Hypertrophic Obstructive Cardiomyopathy (HOCM)
CN217793259U (zh) 一种用于消化道静脉曲张治疗的内镜注射针