JPH0345472Y2 - - Google Patents

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JPH0345472Y2
JPH0345472Y2 JP1984161322U JP16132284U JPH0345472Y2 JP H0345472 Y2 JPH0345472 Y2 JP H0345472Y2 JP 1984161322 U JP1984161322 U JP 1984161322U JP 16132284 U JP16132284 U JP 16132284U JP H0345472 Y2 JPH0345472 Y2 JP H0345472Y2
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JP
Japan
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building board
board
indoor side
deodorant
utility
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JP1984161322U
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JPS6176013U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は消臭機能を発揮させて森林浴のような
健康的な室内環境を形成できる建築板に関する。
〔背景技術〕
最近の住宅は気密性を向上させて省エネ、防音
などを図つているが、逆に気密性を有するが為
に、室内に建築材料、家具に臭気とか生活臭の発
生により空気がこもり、この室内空気が汚れによ
り心理的ストレスが大きくなり、又健康にも悪影
響を及ぼし、社会問題化までしている。特に生活
レベルの向上が叫ばれ、老齢化が進んで今日にお
いては増々大きな問題として取り上げられてい
る。このためトイレを中心にして使用されてきた
芳香剤を室内に使用して室内をリフレツシユさせ
ようとする試みがなされている。この室内芳香剤
としてはリキツドタイプとスプレータイプとがあ
るが、いずれも有効期間は短時間で、前者にあつ
ては2〜3か月で後者にあつては僅か数時間であ
り、殆ど効果がないに等しく、しかもその効果は
マスキングによる消臭効果であり、抜本的な解決
策とはなつていないのが現状である。
〔考案の目的〕
本考案は上記問題を解決するために為されたも
のであり、その目的とするところはフイトンチツ
ドのような消臭剤の消臭効果を活用して、長期間
の亘つて森林浴のような健康的な室内環境を人工
的に形成させ、健康を促進させる建築板を提供す
ることにある。
〔考案の開示〕
本考案の建築板は、建築用基板1の室内側面1
aと反対側面1bより消臭剤を含浸させて建築用
基板1に室内側面1aと一定の距離をおいて消臭
剤含浸部2を形成し、建築用基板1の室内側面1
aを除く全周面に揮発防止シート3を貼着させて
成るものであり、この構成により上記目的が達成
されたものである。即ち、この建築板Aを室内の
内装に使用して建築用基板1に形成した消臭剤含
浸部2から室内側面1aを通して徐々に消臭剤を
放出させて消臭機能により、長期間に亘つて森林
浴のような健康的な室内環境を人工的に形成でき
るものであり、しかも、消臭剤含浸層2は消臭剤
を含浸させるだけで形成でき、従つて建築基板の
素地をそのまま利用できると共に現場においても
簡単に製造できる。
以下本考案を添付の図面に示す実施例に基づい
て説明する。
建築用基板1としては、ロツクウール板、イン
シユレーシヨンボード、石膏ボード、ケイ酸カル
シユウム板、スレート板、合板などを採用でき
る。消臭剤としては、フイトンチツドが好適に採
用される。フイトンチツドとは天然の樹木、枝
葉、根茎、木皮、果実より水蒸気蒸留、圧搾又は
抽出法により得られたひのき油、杉油、芳油、し
よう脳油、テレピン油、バイン油、シダー油等の
精油、又はその構成成分であるα−ピネン、β−
ピネン、ジペンテン、ε−リモネン、テルピノレ
ン、リナロール、テレピネオール、しよう脳、ボ
ルネオール等のテレピン系物質を含む概念であ
る。広義には、植物起源のものに限らず、昆虫や
動物由来の物質も含め、広い範囲での生物相互間
に作用する化学物質を意味するようになつてい
る。この点で他感物質(又は他感作用物質)と意
味するところは同じである。又、フイトンチツド
は大気中を飛び回る揮発性の物質だけでなく、不
揮発性物質も含まれる広い物質群を指している。
尚、森林浴の際、森の中を歩いた時に直接人体に
触れるのは森林が大気中に放出する揮発物質であ
る(木材工業Vo1.39−1p3〜8及びフレグランス
ジヤーナル 臨時増刊No.6p247〜264参照) この消臭剤を第1図に示す実施例では、建築用
基板1の室内側面1aと反対側面1bより含浸さ
せて室内側面1aと一定の距離をおいて消臭剤含
浸部2を形成し、室内側面1aを除く全周面にア
ルミニウム箔、プラスチツクフイルムのような揮
発防止シート3を貼着して消臭剤を室内側面1a
からのみ放出させて消臭剤を効率よく利用できる
ようにしている。この建築板Aを内装に用いた場
合に、消臭剤が室内側面1aを通して徐々に室内
に放出されるようにしている。この実施例では消
臭剤は、揮発性のフイトンチツドに化学処理を施
して不揮発性に変性したものであり、急激な揮発
を防止している。消臭効果は、フイトンチツドが
悪臭分子に接触して悪臭分子を分解させることに
よるものと推論できる。又、フイトンチツドによ
り消臭効果だけでなく、人体に対する薬効、複合
効果も発揮させることができ、健康的な室内環境
を形成できる。尚、消臭剤は単体でスプレーなど
により建築用基板1に塗布されるか、又は建築用
基板1を消臭剤を収容した槽に浸漬したりするこ
とにより含浸される。この場合、多孔質であるロ
ツクウール板などのような無機質板の建築用基板
1が含浸性に優れることから好ましい。
第2図に示す実施例にあつては、上記実施例と
同様にして消臭剤含浸部2を形成すると共に揮発
防止シート3を建築用基板1の全周面に貼着し、
揮発防止シート3の室内側面1aの一部に穴4を
明けてこの穴4より消臭剤を放出させるように
し、穴4の面積により放出量を調整できるように
している。
〔考案の効果〕
本考案にあつては、建築用基板に消臭剤を含浸
させて建築用基板内部に消臭剤含浸部を設けてい
るので、この建築板を室内の内装に使用して建築
用基板に形成した消臭剤含浸部の消臭機能によ
り、森林浴のような健康的な室内環境を人工的に
形成できるものであり、しかも、建築用基板の室
内側面を除く全周面に揮発防止シートを貼着させ
ているので、消臭剤を室内側面からのみ徐々に放
出させて消臭剤を効率よく長期間に亘つて利用で
きるものであり、又、消臭剤含浸部は消臭剤を含
浸させるだけで形成でき、従つて、建築基板の素
地をそのまま利用できると共に現場においても簡
単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の他の実施例を示す断面図であつて、
Aは建築板、1は建築用板、1aは室内側面、1
bは反対側面、2は消臭剤含浸部、3は揮発防止
シートである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建築用基板の室内側面と反対側面より消臭剤
    を含浸させて建築用基板に室内側面と一定の距
    離をおいて消臭剤含浸部を形成し、建築用基板
    の室内側面を除く全周面に揮発防止シートを貼
    着させて成る建築板。 (2) 消臭剤が植物性である実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の建築板。 (3) 消臭剤がフイトンチツドである実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項記載の建築板。 (4) 建築用基板が無機質板である実用新案登録請
    求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の建築
    板。
JP1984161322U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0345472Y2 (ja)

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JPS6176013U JPS6176013U (ja) 1986-05-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539714B2 (ja) * 1971-08-31 1978-04-07

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52120704U (ja) * 1976-03-06 1977-09-13
JPS5433286Y2 (ja) * 1976-07-08 1979-10-15

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539714B2 (ja) * 1971-08-31 1978-04-07

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Publication number Publication date
JPS6176013U (ja) 1986-05-22

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