JP2002285039A - 鹿沼土、赤玉土を原料とした天然素材壁塗装材と、これを下地材の表面に塗布してなる壁装材、建材。 - Google Patents

鹿沼土、赤玉土を原料とした天然素材壁塗装材と、これを下地材の表面に塗布してなる壁装材、建材。

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JP2002285039A
JP2002285039A JP2001134639A JP2001134639A JP2002285039A JP 2002285039 A JP2002285039 A JP 2002285039A JP 2001134639 A JP2001134639 A JP 2001134639A JP 2001134639 A JP2001134639 A JP 2001134639A JP 2002285039 A JP2002285039 A JP 2002285039A
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JP
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soil
natural
wall
applying
architectural
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JP2001134639A
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English (en)
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Kaizo Furukawa
改造 古川
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鹿沼土、赤玉土を主原料とし、天然素材、土
壌同化性素材の添加によって構成される、健康で快適な
住空間の作出に適した壁塗装材及びこれを規格寸法の板
材等の下地材に塗布してなる壁装材、建材を提供する。 【解決手段】 鹿沼土及び/又は赤玉土を母材とし、こ
れにひば,檜,杉等の抗菌性、精神安定性、防虫防黴、
脱臭性、香性を発揮する天然木粉竹粉、ハーブ等の薬草
粉乃至それらの成分抽出液を適量添加して成る主材60
%に、植物繊維等の天然繋ぎ補強材を5%及び必要に応
じて5%以内の天然顔料を混加し、さらに消石灰、ふの
り、セメント系の土壌同化性固化材30%を混入して構
成される、天然素材壁塗装材であり、又これを板材等の
下地材の表面に塗布して成る壁装材、建材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、天然素材の添加の
みで構成される、健康で快適な住空間の作出に適した壁
塗装材及びこれを下地材に塗布してなる壁装材、建材に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在の住宅事情は、極論すると「家の中
にいるだけで健康が阻害される」深刻な事態が見られ
る。所謂「シックハウス症侯群」に代表される人体への
悪影響や発癌等の諸原因、より具体的には、VOC揮発
性有機化合物であるホルムアルデヒド、トルエン、キシ
レンその他の防腐・防虫剤、接着剤等による室内空気汚
染に対し、無秩序で野放し状態にあり、加えて高気密高
断熱構造住宅化による結露、湿気、黴による悪環境も手
伝って、「自分の住む家の環境は自分で守る」との認識
と自覚を余儀なくされている現状にある。
【0003】さらに、これまでの化学素材から成る新建
材は、その構成、成分の殆どが安心して土に帰せる素材
でないため、地球環境保全の観点から所謂廃棄物処理の
課題を抱えており、これらの問題を解消する天然素材型
の住宅建材の出現が急務とされている実情にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、基本的には資源リサイ
クルの観点に立ち、人体に生理的、医学的に好影響をも
たらす天然資源素材のみから成る室内壁等の塗装材と、
これを規格寸法の下地材に塗布してなる壁装材、建材を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、火山灰土であり、多孔粘土質の軽石砂
で、その保水性、保湿性、通気性、耐火性等が園芸資材
として既に立証済みであり、空気の清浄化や調湿、消臭
効果等が確認され、最近では二酸化炭素の吸収・吸着効
果にも着目されている鹿沼土、赤玉土に着目し、それら
の大小粒を母材として使用することにした。これらは鹿
沼土産業などから廃棄物として無尽蔵に得られる。
【0006】そしてこの母材に、ヒノキチオールや、β
−ドラブビンなど無害の免疫物質を含有し、殺菌・抗菌
効果、精神安定効果(所謂森林浴)、防虫効果、消臭・
脱臭効果、紫外線吸収、香性効果が実証済みのひば,
檜,杉等の天然木粉、竹粉、ハーブ等の薬草粉乃至それ
らの成分抽出液(木酢液、竹酢液、ヒバ油、ツヤプシン
米杉油など)を適量添加して主材2を構成する。
【0007】そしてさらに、この主材2に、つた,藁等
の植物繊維を天然繋ぎ補強材3として加え、必要に応じ
て少量の天然顔料4を混加する。
【0008】そしてさらに、固化材として、相当量の消
石灰、ふのり、セメント系等の土壌同化性固化材5を混
入して構成される、天然素材壁塗装材1である。
【0009】又、上記請求項1の天然素材壁塗装材1
を、規定寸法の下地材7の表面に塗布して壁装材、建材
6を構成する。
【0010】
【実施例1 塗装材として】 主材2として、鹿沼土と赤玉土(7:3の割合) 及び木粉竹粉類、薬草粉乃至それらの成分抽出液 60% 天然繋ぎ補強材3として、つた 5% 天然顔料4 5% 土壌同化性固化材5として、消石灰とふのり 30% を成分として配合するものとする。
【0011】鹿沼土、赤玉土は、廃棄物である粉を利用
するものとし、機械篩網にかけて砂を抜き、0.5mm
メッシュのものとそれ以下の微細粉に二種類分別する。
木粉類、檜、米杉等の廃棄物である製材屑、伐採屑、間
伐材、粉砕機にて粉状に加工し、薬草も同様にして、1
mmメッシュのものとそれ以下の微細粉に加工した後乾
燥させる。それらメッシュの組合わせにより外観の起
伏、滑らか度を選択する。又それらの成分抽出液は、ひ
ば油・ヒノキチオール入り木酢液、竹酢液などを使用す
る。なお、この成分抽出液は塗布施工時に液分として使
用し、他の天然素材との相乗効果を狙うものとする。
【0012】天然繋ぎ補強材3としては、つたを使用し
たが、好みに応じて藁等の植物繊維を混加してもよい。
【0013】天然顔料4は、必要に応じて数種類のもの
を少量組合わせて混加することにより、ヴァリュエーシ
ョンを持たせ、壁としての美的価値、商品価値を高め
る。
【0014】土壌同化性固化材5は、石灰産業廃棄物で
ある消石灰粉末を利用するものとし、また海産物のふの
りの煮汁を併用した。これにより塗装材としての粘性固
化、耐久性をもたす。
【0015】
【実施例2 壁装材、建材として】実施例1で製した塗
装材を、工場生産にて所定規格のベニヤ下地に途布する
ことにより、既製の壁装材、建材としての提供が可能と
なる。
【0016】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明による
壁塗装材と、これを下地材の表面に塗布してなる壁装
材、建材は、人体に環境に有用且つ好影響を与える天然
素材、土壌同化性素材のみの組合わせによって構成さ
れ、優れた住環境を作出する。
【0017】そして母材である鹿沼土、赤玉土は、それ
らの壁厚により、断熱、保温、保冷、防音・吸音効果が
もたらされる。
【0018】外観美においても、土壁の雰囲気を醸し、
天然顔料の混入により京壁などに勝るとも劣らぬ、日本
の気候風土に適した、日本人の趣向性に適った美的価値
を表出できる。母材のメッシュの選択により、表面の起
伏、滑らか度も自在に表現できる。繋ぎ補強材の混入に
より、粘性一体固化、耐久性が確保される。
【0019】又、選ばれた天然素材、土壌同化素材は、
殆どが廃棄物資源を最利用したものであるから、地球資
源リサイクルのうえから地球環境保全のうえからも歓迎
さるべきものであり、使用後廃棄物となった場合も安心
して土に返すことができる。安価に安定供給できること
も大きな魅力である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁塗装材の素材配合構成のイラスト図
【図2】本発明の壁装材、建材の斜視図
【符号の説明】
1 天然素材壁塗装材 2 鹿沼土及び/又は赤玉土を母材とし、天然木粉竹
粉、薬草粉乃至それらの成分抽出液を添加して成る主材 3 天然繋ぎ補強材 4 天然顔料 5 土壌同化性固化材 6 壁装材、建材 7 下地材壁装材、建材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 7/12 C09D 7/12 E04F 13/02 E04F 13/02 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鹿沼土及び/又は赤玉土を母材とし、こ
    れにひば,檜,杉等の抗菌性、精神安定性、防虫防黴、
    脱臭性、香性を発揮する天然木粉竹粉、ハーブ等の薬草
    粉乃至それらの成分抽出液を適量添加して成る主材
    (2)に、植物繊維等の天然繋ぎ補強材(3)及び必要
    に応じて少量の天然顔料(4)を混加し、さらに消石
    灰、ふのり、セメント系等の土壌同化性固化材(5)を
    混入して構成される、天然素材壁塗装材(1)。
  2. 【請求項2】 請求項1の天然素材壁塗装材(1)を下
    地材(7)の表面に塗布して成る壁装材、建材(6)。
JP2001134639A 2001-03-26 2001-03-26 鹿沼土、赤玉土を原料とした天然素材壁塗装材と、これを下地材の表面に塗布してなる壁装材、建材。 Pending JP2002285039A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008566A1 (de) * 2004-06-22 2006-01-26 Mandapro Ag Schützende beschichtung
CN102424561A (zh) * 2011-09-16 2012-04-25 米仁禧 一种柔性防火建筑墙材
CN104727499A (zh) * 2013-12-18 2015-06-24 华北水利水电大学 一种美术柔性面砖
JP2017216932A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 有限会社 長浜商店 畜舎用環境衛生資材
CN111560177A (zh) * 2020-06-11 2020-08-21 宁利民 新型环保壁材涂料及其制备方法

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