JPH0345467A - 最適車両決定装置 - Google Patents

最適車両決定装置

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JPH0345467A
JPH0345467A JP1180171A JP18017189A JPH0345467A JP H0345467 A JPH0345467 A JP H0345467A JP 1180171 A JP1180171 A JP 1180171A JP 18017189 A JP18017189 A JP 18017189A JP H0345467 A JPH0345467 A JP H0345467A
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JP
Japan
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station
departure
arrival
train
input
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JP1180171A
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Inventor
Naoto Aoki
直人 青木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ある基準時刻より後に出発点を出発して最も
早く目的点に到達する車両を決定する最適車両決定装置
に関するものである。
[従来の技術] ある地点から他の地点に輸送手段を用いて移動しようと
する場合やある地点から他の地点に輸送手段を用いて荷
物を運搬しようとする場合、運行ダイヤが記載された時
刻表を用いて利用する輸送手段の具体的な車両(本明細
書では、列車、バス、定期便トラック等の本来の車両だ
けでなく、飛行機や船舶を含む概念とする〉を決定する
ことが多くなされている。
この場合において、出発時刻が早いことより到着時刻が
早いことを問題とすることが多い。
次に、市販されている列車時刻表を用いて最適列車を決
定する際の人間が行なう作業例を分析する。
ここで、出発駅と到着駅とが同一線区にあり、現在時刻
より後に出発駅を出発し、最も早く到着駅に到着する列
車の出発情報を得るものとして作業を説明する。
まず、現在時刻を時計を見ることで認識して記憶する。
次いで、出発駅及びI’1着駅が属する線区を認識して
記憶し、列車時刻表の該当線区のページを開く(線区探
索)。同一線区でも、区間毎にに異なるページに記載さ
れていることもあるので、出発駅が記載されているペー
ジ及び到着駅が記載されているページを認識する(発着
駅探索)。
このようにして出発駅及び到着駅に関する記載があるペ
ージ〈複数ページのこともある〉を見付は出すと、出発
駅から出発する出発時刻を調べる(発時刻探索)。この
調べる方法は、最も早い時刻に出発する列車の出発時刻
を認識して現在時刻と比較しく時刻比較〉、現在時刻よ
り前であると、次に出発する列車の出発時刻を捜して同
様な時刻比較を行ない、以下、かかる時刻比較を、出発
時刻が現在時刻より遅い列車であって絶対的な出発時刻
が最も早い列車を見付は出すまで行ない、見付は出した
ときには、その列車の出発時刻を記憶する(発時刻記憶
)。
その後、その列車がテ11着駅に乗降可能な状態で停車
するものかを調べ(着駅検索)、停車しない列車であれ
ば、発時刻探索を再度行なう。停車する列車であれば、
到着時刻を認識して記憶する(着時刻記憶〉。
次いで、到着駅に到着する列車の到着時刻が、記憶した
到着時刻より早く、かつ、出発時刻が記憶した出発時刻
以後である列車を捜し、なければ到着時刻を記憶した列
車が最適であると認識し、あればその列車が最適である
と認識する(列車特定〉。
このようにして最適列車情報を認識して最適列車の探索
作業を終える。なお、かかる探索で該当列車がないこと
を認識する場合もある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ブック形式の列車時刻表を用いた最適列車の決
定には、上述のように、線区探索、発着駅探索、発時刻
探索、時刻比較、発時刻記憶、着駅検索、着時刻記憶、
列車特定等の作業を行なわなければならず、しかも、一
部の作業は繰返し行なうことが必要な作業であって、最
適列車を特定するために多くの時間と手間がかかるとい
う欠点がある。特に、出発駅と到着駅とが異なるページ
に記載されている場合には、−段と手間がががるもので
ある。
また、ブック形式の列車時刻表は、実際上記載文字が小
さくて視認しずらく、列車特定を誤って行なう恐れがあ
る。上り線と下り線とを勘違いして検索を行なって列車
特定を誤る恐れがある。
このような問題は、最適列車を決定する場合に限らず、
運行ダイヤ表から、最適な路線バスや飛行機や船舶を決
定しようとする場合にも同様に生じている。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、あ
る時刻より後に出発点を出発して最も早く目的点に到達
する車両を正確に決定することができる、人間が行なう
作業(操作〉が少なくて良い最適車両決定装置を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するため、本発明は、以下の各手段で
なる、最適車両を自動的に決定することができる最適車
両決定装置を実現した。
すなわち、この最適車両決定装置は、少なくとも指示さ
れた出発駅、到着駅、基準時刻を取込む入力手段と、車
両の運行ダイヤに関する、車両の運行経路上の複数の駅
と、各駅を通る車両名と、各車両の各駅における出発時
刻と、各車両の各駅における到着時刻との情報が少なく
とも格納されている駅発着情報格納手段とを備えている
。また、入力手段で取込まれた出発駅を上記基準時刻以
後に出発する車両であって、入力手段で取込まれた到着
駅に最も早く到着する車両を、上記駅発着情報格納手段
に格納されている情報を参酌して決定する車両決定演算
手段と、決定された車両情報を視覚的に又は聴覚的に出
力する出力手段とを備えている。
なお、「駅」という用語は、車両が列車である場合に適
用される言葉であるが、「特許請求の範囲Jの項、この
「発明が解決しようとする課題」の項、「作用」の項等
においては、車両がバスや定期便トラックや飛行機や船
舶等である場合にも、一部の車両が乗降可能に停車する
場所、又は、−部の車両が荷物を積み卸し可能に停車す
る場所をいうものとして用いている。
[作用] 最適車両を決定する情報は運行ダイヤ情報であるので、
この本発明の装置においても、最適車両を決定するため
に必要となる運行ダイヤ情報を予め格納しておく。すな
わち、駅発着情報格納手段に、車両の運行ダイヤに関す
る、車両の運行経路上の複数の駅と、各駅を通る車両名
と、各車両の各駅における出発時刻と、各車両の各駅に
おける到着時刻とを少なくとも格納しておく9最適列車
を捜し出すための条件としての指示事項は、少なくとも
出発駅、到着駅、基準時刻とした。すなわち、入力手段
は、これらの情報を取込むようにした。
車両決定演算手段は、このようにして取込まれた情報に
基づき、駅発着情報格納手段に格納されている情報を参
酌して最適車両を決定する。車両決定演算手段は、この
際、出発駅を基準時刻以後に出発する車両であって到着
駅に最も早く到着する車両を最適車両として決定する。
このようにしたのは、実際上、出発時刻より到着時刻を
問題とすることが多いためである。
決定された最適車両情報は、出力手段によって視覚的又
は聴覚的に出力される。
[実施例] 以下、本発明を、最適列車を決定するFtTi列車決定
装置に適用した実施例を図面を参照しながら説明する。
なお、以下の第1実施例〜第5実施例は、現在時刻より
後に、指示された出発駅を出発する列車であって、指示
された到着駅に最も早く到着する列車の情報を決定する
ものであり、出発駅と到着駅とが同一線区にあることを
前提としているものである。
追上実施例 まず、第1実施例について説明する。
ここで、第1図は第1実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図、第2図は第1実施例の操作パネル面を示す平面図
である。
第2図において、この第1実施例の最適列車決定袋21
0の操作パネル面には、デイスプレィ11、デジタル時
計12、線区キー13、駅キー14、表示キー15、起
動キー16及び終了キー17が設けられている。
デイスプレィ11は、現在の時刻以後に出発駅を出発し
て最も早く到着駅に到着する決定されたFt1M列車に
関する情報(例えば、列車名と出発時刻と出発駅名と出
発ホーム番号)や、最適列車なし情報や、操作エラーに
対するエラーメツセージ等を表示するものである。
デジタル時計12は現在時刻を計時するものであり、操
作パネルにはその表示面が設けられていて現在時刻を表
示するものである。
線区キー13は、出発駅及び到着駅が属する線区の入力
に供するものである。駅キー14は、出発駅又は到着駅
の駅名の入力に供するものである。
表示キー15は、線区と出発駅と到着駅とを入力操作し
た後に押下されるものであり、後述する列車決定演算回
路24の処理を起動して最適列車情報の表示を指示する
ものである。起動キー16は最適列車決定処理を起動さ
せるものであり、終了キー17は最適列車決定処理を終
了させるものである。
次に、これらの各種キー13〜17からの入力情報及び
デジタル時計12の現在時刻情報から最適列車情報を決
定する電気的構成を、第2図との対応部分には同一符号
を付した第1図について説明する。
第2図に比較して第1図で新たに記載した精成要素は、
時刻データバッファメモリ21、データバッファメモリ
22、駅発着時刻データメモリ23、列車決定演算回路
24、表示データ制御回路25及び発着駅決定回路26
である。
時刻データバッファメモリ21は、起動−’F−16が
押下されたときにデジタル時計■2の計時時刻を現在時
刻として読込んで記憶し、表示キー15が押下されたと
きに現在時刻データをデータバッファメモリ22に出力
するものである。
データバッファメモリ22は、時刻データバッファメモ
リ21から与えられる現在時刻データと、線区キー13
を介して入力された線区データと、発着駅決定回路26
がら与えられる出発駅及び到着駅データとを記憶するも
のである。なお、以下では、現在時刻データ、線区デー
タ、出発駅データ、到着駅データ等を、誤解が生じない
文章では、「データ」という用語を付けずに、単に現在
時刻、線区、出発駅、到着駅等と記述する。
駅発着時刻データメモリ23は、列車決定演算回路24
がデータバッファメモリ22に格納されている入力操作
にがかる各種データから、最適列車を決定する演算の際
に必要となる駅発着時刻デ−タを予め格納しているもの
である。なお、第3図及び第4図はこのメモリ23のデ
ータ構造を示すものであり、その説明は後述する。
列車決定演算回路24は、データバッファメモリ22に
格納された入力データを検索条件として、駅発着時刻デ
ータメモリ23に格納されている駅発着時刻データから
最適列車を決定する検索演算を行なうものである。列車
決定演算回路24が実行する処理の詳細を後述する第6
図に示す。
表示データ制御回路25は、演算回路24が出力したデ
ータを表示用データに変換してデイスプレィ11へ与え
て表示させるものである。
発着駅決定回路26は、駅キー14を介して入力された
2個の駅名のうち、最初に入力された駅を出発駅と決定
し、後に入力された駅を到着駅と決定するものであり、
表示キー15が押下されたときに、出発駅及び到着駅を
指示するデータをデータバッファメモリ22に与えて格
納させるものである。
次に、第3図及び第4図を用いて、駅発着時刻データメ
モリ23の構造を説明する。ここで、第3図はこのメモ
リ23の全体構造を示すものであり、第4図はある1個
の線区に関するメモリ23の詳細構造を示すものである
駅発着時刻データは、第3図(A)に示すように、各線
区のデータ毎DRI 、DR2、・・・DRLにブロッ
ク化されており、同一ブロックの各データには連続する
アドレスが付与されている。また、第3図(B)に示す
ように、線区キー13によって指示された線区のデータ
ブロックをアクセスし易いように、線区データR1、R
2、・・・R[がらその線区のデータブロックの先頭ア
ドレスAR1、AR2、・・・ARLを取出すことがで
きるマツプが設けられている。
各線区毎の駅発着時刻データは、第4図に示すように、
メモリ23に格納されている。■組の駅発着時刻データ
は、駅Si  (i=1.2.・・・n)にj (=1
.2.・・・m〉番目に到着する列車名TR1jと、そ
の列車TR1jが発着する(又は通過する)駅S1のホ
ーム番号Hijと、その列車TR1jの到着時刻Tij
と、その列車TR1jの出発時刻5Tijとからなる。
各組の駅発着時刻データは、その線区に属する各駅Si
毎に、しかも、I’1着時刻順Til、 Ti2゜・・
・Timに並べられて記憶されている。また、駅を指示
するデータSi自体も線区の上り方向く又は下り方向〉
に沿って並べられている。
なお、列車TR1jが駅Siに乗降可能な状態で停車し
ないものである場合のホーム番号H1jには、そのこと
を表す内容が格納されている。例えば、実際上どの駅で
も有り得ないホーム番号であるrloOJを格納する。
従って、この実施例の場合、ホーム番号H1jは、本来
のホーム番号を意味するだけでなく、停車情報をも表し
ている。また、列車の始発駅の到着時刻には入線時刻が
、列車の終着駅の出発時刻には到着時刻が格納されてい
る。
次に、第1実施例の動作を、オペレータの操作を含めて
説明する。
第5図は最適列車を決定する概略処理手順を示すフロー
チャート、第6図は列車決定演算@J路24が実行する
処理手順を示すフローチャートである。
まず、第5図を参照して最適列車を決定する概略処理に
ついて説明する。
オペレータが起動キー16を押下すると、当該最適列車
決定装置10は処理を開始し、時刻データバッファメモ
リ21はデジタル時計12の計時時刻(現在時刻)を取
り込んで格納する(ステップ100.10■)。オペレ
ータは、その後、線区キー13を押下して線区を指示し
、データバッファメモリ22は入力された線区を格納す
る(ステップ102〉。
発着駅決定回路26は、これから入力される駅を出発駅
と定義するモードに設定し、駅キー14を用いてオペレ
ータが入力した駅を取り込んでその取り込んだ駅を出発
駅と決定してデータバッファメモリ22に格納させる(
ステップ103.104)。その後、発着駅決定回路2
6は、これがら入力される駅を到着駅と定義するモード
に設定し、駅キー14を用いてオペレータが入力した駅
を取り込んでその取り込んだ駅を到着駅と決定してデー
タバッファメモリ22に格納させる(ステップ105.
106)。
オペレータは、このような最適列車の決定処理に必要と
なる線区、出発駅及び到着駅の入力操作を行なうと、次
に、表示−t−15を押下する。このとき、最適列車決
定装置10においては、データバッファメモリ22に、
時刻バッファメモリ2■から現在時刻が与えられ、列車
決定演算回路24はデータバッファメモリ22に格納さ
れている現在時刻、線区、出発駅及び到着駅を検索条件
とし、かつ、駅発着時刻データメモリ23の格納内容を
利用しながら、第6図に示すように演算処理して最適列
車を決定し、表示データ制御回路25に最適列車情報を
与えてデイスプレィ11の表示を起動する(ステップ■
07)。
これにより、デイスプレィ11は最適列車情報を表示す
るくステップエ08)。
第7図は、この最適列車情報の表示例を示すものである
。この例は、入力された出発駅名をそのまま表示すると
共に、決定された列車の名称、その列車の出発ホーム番
号及び出発時刻を表示するものである。すなわち、情報
を欲した者が該当列車に乗り込むために十分な情報を表
示する。
オペレータは、表示内容によって最適列車を認識したと
きには終了キー17を押下し、最適列車決定装置■0は
、これによって一連の処理を終了する(ステップ109
)。
全体の処理の流れは以上の通りであるが、以下では、列
車決定演算回路24が実行する演算処理の詳細を、第6
図を参照しながら説明する。
上述したように表示キー(5の押下によって決定処理が
起動される7(ステップ150〉。
まず、メモリ23に格納されている、入力指示された線
区内の全ての駅名と、入力された出発駅データSdが指
示する駅名とを比較して、指示された出発駅Sdが指示
された線区に属するものであるか否かを判別する(ステ
ップ151)。出発駅Sdに対して入力矛盾がないこと
が確認できたならば、同様にして、指示された到着駅S
aが指示された線区に属するものであるか否かを判別す
る(ステップ152)。到着駅Saに対しても入力矛盾
がないことが確認できたならば、さらに、出発駅Sdと
到着駅Saとが同一か否かを判断する(ステップ153
〉。このような確認動作が終了すると、初めて後述する
ステップ155以降の本来の決定処理に進む。
なお、□指示された線区に指示された出発駅Sd又は到
着駅Saが属していない場合、及び、指示された出発駅
Sdと到着駅Saとが同一で最適列車を検索する必要が
ない場合には、演算回路24は、出発駅又は到着駅の入
力が正しくなされていないことを表す駅名エラー表示デ
ータを表示データ制御回路25に与えてデイスプレィ1
1にそのことを表示させて一連の決定処理を直ちに終了
さる(ステップ154)。
第8図は、このエラーメツセージの表示の一例を示すも
のである。この例では、メツセージ「駅名エラー」が、
最適列車情報を表示する際に出発駅名が表示され“情誼
に表示される。
ステップ155は、出発駅Sdにかかる列車Sdjを特
定する出発駅列車特定用パラメータjを初期値lにセッ
トする処理である。かかる処理の後、演算回路24は、
このパラメータjを適宜インクリメントしながら、現在
時刻以降を出発時刻とする出発駅Sdに停車する列車を
検索する。すなわち、格納された最後の列車TRd+t
+に対する出発時刻の確認が終了していないことを確認
したf& (ステップ156)、パラメータjが指示す
る列車TRdjが出発駅Sdを乗降可能な状態で停車す
るものか否かをホーム番号Hdjに基づいて判断しくス
テップ157)、停車するものであれば、その列車TR
djの出発時刻5Tdjが現在時刻より遅い時刻である
か否かを判断しくステップ158)、これら処理を通じ
て、パラメータjが指示する列車TRdjが現在時刻以
降を出発時刻とするが出発駅Sdに乗降可能な状態で停
車する列車でないと(ステップ157で肯定又はステッ
プ158で否定)、パラメータjをインクリメントして
次にメモリ23に格納されている列車について同様な処
埋を行なう(ステップ159〉。
このような処理を繰返すことで、現在時刻以降を出発時
刻とする出発駅に停車する(以下、出発駅要件と呼ぶ)
列車TRdjを見付は出すことができ、このとき、この
見付は出した列車を最適列車である可能性がある候補と
し、この列車に関する列車名データTRdj、出発時刻
データ5Tdj及びホーム番号Hdjを、最適列車に関
するこれらのデータTR,ST、Hとして格納する(ス
テップ160) なお、出発駅要件の判断処理中において、メモリ23の
駅Sdについて記憶されている最後の列車5dlllも
出発駅要件を満足しないと判断した場合には(ステップ
156で肯定)、演算回路24は、該当する列車がない
ことを表す列車なし表示データを表示データ制御回路2
5に与えてデイスプレィ11にそのことを表示させて一
連の決定処理を終了させる(ステップ161)。
第9図は、この該当する列車がない場合のメツセージの
表示例を示すものである。この例では、メツセージ「列
車なし」が、最適列車情報を表示する際に列車名が表示
されるデイスプレィ11上の位置に表示される。
上述のように、出発駅要件を満足する列車を見付は出し
て最適列車の候補としてその列車情報を一旦格納すると
、演算図824は、その列車が到着駅に関する基本的な
要件、すなわち、その列車が到着駅に乗降可能な状態で
停車するものであって到着時刻が出発駅の出発時刻より
後であるという要件を満足するものか否かを確認する処
理を行なう。
かかる確認作業のために、演算回路24は、まず、到着
駅Saにかかるある列車Sakを特定する到着駅列車特
定用パラメータkを初期値1にセットする(ステップ1
62)。
その後、パラメータkが、到着駅Saについて記憶され
ているR後の列車TRamを指示する固定パラメータm
より小さいものであることを確認し、そのパラメータk
により定まる列車TRakが、ステップ160で記憶さ
れた出発駅要件を満たす列車TRと同じものであるかを
判断する(ステップ(63,164)。否定結果が得ら
れたときには、パラメータkをインクリメントして次の
列車について同様な判断を行なう(ステップ■65)。
このような処理を繰返して、出発駅要件を満たす列車T
R(TRdj)と同一の列車TRakを到着駅Saにつ
いてのメモリ23の記憶データの中から見付は出すと、
この列車TRakについてのホーム番号Hakに基づい
てこの列車TRakが到着駅Saに乗降可能な状態で停
車するものか否かを判断する(ステップ166)。
停車するものであれば、その列車の到着駅Saでの到着
時刻Takがその列車の出発駅Sdからの出発時刻ST
より後であるか否かを確認する(ステップ167)。か
かる判断ステップは、−見不要なようであるが、この第
1実施例の場合、各駅Siに対する発着時刻データの組
を上り方向及び下り方向で区分することなく、到着時刻
だけに基づいて並べているので、指示された到着駅から
指示された出発駅に向かう逆方向の列車をステップ16
0で最適列車候補とすることがあり、このような列車を
候補から排除するためにかかる判断ステップ167が設
けられている。
出発駅要件を満足する候補列車TRが、基本的な到着駅
要件を満足するか否かを確認する上述の処理において、
fi着駅Saについて記憶されている最後の列車TRa
mに対して処理が終了しても、候補列車TRと同一の列
車を到着駅Saについて見付は出すことができない場合
(ステップ163で肯定)や、同一の列車を見付けても
その列車が到着駅に停車しないものである場合(ステッ
プ166で肯定)や、その列車の進行方向が出発駅及び
到着駅の位置関係から逆である場合(ステップ167で
否定)には、上述のステップ159によって出発駅列車
パラメータjをインクリメントさせてからステップ15
6以降の処理に戻る。すなわち、出発駅要件を満たす次
の列車の検索を実行する。
上述のステップ155〜167でなる処理を行なうこと
により、該当列車がない場合を除き、出発駅要件及び基
本的な到着駅要件を満足する列車が見付は出される。す
なわち、現在時刻以降に指示された出発駅を到着駅方向
に向けて出発する列車であって、到着駅に乗降可能な状
態で停車する最初の候補列車を見付けることができる。
このときには、ステップ167で肯定結果が得られ、そ
の列車の到着駅Saでの到着時刻Takが最初に見付か
った候補列車の到着時刻Tとして記憶される(ステップ
L68)。
このようにして出発駅要件及び到着駅要件を一応満たす
を1個の候補列車が見付は出されるが、メモリ23が到
着時刻順に各データを並べて格納しているため、以上ま
での処理で見付は出された列車は最適なものとなってい
るとは限らない。
そこで、以下では、この列車より到着時刻が早い列車の
中に、出発駅要件及び到着駅要件を満たす列車が他にあ
るか否かを確認する。ここで、出発時刻が最り早い、要
件を満たす列車を最適列車として決定することも考えら
れるが、出発時刻が早いが到着時刻が遅い列車と、出発
時刻が遅いが到着時刻が早い列車とがあった場合、多く
の人は到着時刻が早い列車を選択するので、これ以降の
処理で、出発駅及び到着駅要件を満たす列車であって到
着時刻が最も早いものを最適列車として検索する。
これ以降の処理では、まず、出発駅要件及び基本的な到
着駅要件を満たす最初に見付かった列車を表している到
着駅列車パラメータkを1だけ小さい値に変更(デクリ
メント〉し、到着時刻が早い1個だけ前の列車を指示す
るものとする(ステップ169)。そして、このパラメ
ータkが指示する列車の遡りを、現在最適列車候補とな
っている列車より到着時間が早い(等しい場合を含む)
全ての列車に対して行なっていないことを確認し、その
パラメータkが指示する列車TRakが到着駅Saに乗
降可能に停車するものであるかをホーム番号Hakに基
づいて判断する(ステップ170.171)。
停車しないものであれば、上述のステップ169に戻っ
て、処理対象とする列車を1個だけ前に記載されている
ものとする。
他方、停車する列車であると、この処理対象列車TRa
kの到着時刻Takが今の段階で候補となっている列車
の到着時刻Tより前であるか否かを確認する(ステップ
172〉。時刻が等しい場合には、候補を変更する必要
がないので、上述のステップ16つに戻って処理対象と
する列車を1個だけ前に記載されているものとする。こ
のようにして現時点での候補列車TRの到着時刻Tより
到着時刻が早い列車が見付は出されると、その到着列車
の到着時刻が指示された現在時刻より後であることを確
認する(ステップ173)。
このようにして到着駅要件を満たす候補列車以外の列車
であって候補列車TRより到着時刻が早い列車TRak
を見付は出すと、見付は出された列車が出発駅要件を満
たすか否かの判断処理に進む。
まず、第2の出発駅列車パラメータDを、今まで候補で
ある列車にかかる第(の出発駅列車パラメータjよりl
だけ大きい値にセットし、パラメータ1による列車P″
索が最後に記憶されている列車TRdmまでに達してい
ないことを確認した後、到着駅要件を満たすとして新た
に見付がった列車TRakとパラメータ1で規定される
出発駅にががる列車TRd、llとが同一のものである
か否がを判別する(ステップ174〜176)。異なる
列車であれば、パラメータ立をインクリメントしてステ
ップ175に戻ることで出発駅について記載されている
次の列車について確認する(ステップ177〉。なお、
パラメータρをパラメータjよりt個だけ大きくしたの
は、その時点では、パラメータjまでの出発駅にかかる
列車に対して出発駅要件の充足性を判断済であるからで
ある。
このような処理を繰返すことで、到着駅要件を満たす列
車TRak (TRd、Q )が、出発駅Sdについて
も記載されていれば、ステップ176で肯定結果が得ら
れ、以下の出発駅要件の確認に進み、記載されていなけ
れば、やがてステップ175で肯定結果が得られてステ
ップ16つに戻り、再度、到着駅要件を満たす列車の検
索を行なう。
到着駅要件を満たす列車TRakが、出発駅にがかる列
車TRd、Ilとしても記載されていると、その列車が
出発駅S(Iを乗降可能な状態で停車するものか否かを
ホーム番号HdNに基づいて判断しくステップ178)
、停車するものであれば、列車TRdflの出発時刻S
Td、I!が指示された現在時刻より遅い時刻であるか
否かを判断しくステップ179)、この判断の結果、こ
の列車TRdJが現在時刻以降を出発時刻とする出発駅
に停車する列車でないという結果を得ると、上述のステ
ップ169に戻って、再度、到着駅要件を満たす列車の
検索を行なう。
このようなステップ178及び179の処理を経て、今
までの候補列車より到着時刻が早い到着駅要件を満たす
列車が、出発駅要件をも満たすことが確認できると、こ
の列車を最適列車である可能性があるとして候補列車情
報を更新させる(ステップ180〉。すなわち、この列
車に関する列車名データTR(1fl、出発時刻データ
5TdJ2及びホーム番号Hd1を、最適列車に関する
これらのデータTR,ST、Hとして更新する。その後
、この列車の到着時刻Takに最適列車にかかる到着時
刻データTを更新させて上述のステップ169に戻って
、再度、到着駅要件を満たす列車の検索を行なう。この
見付けた列車以上に最適な列車があるか否かの確認に進
む。
このように、最初に見付けた候補列車より、到着駅にお
ける到着時刻が早い列車を1個ずつ取出しながら最適列
車の検索を行ない、より適切な列車があると候補列車を
更新することを繰返していく。この繰返しが進み、これ
以上到着時刻に基づいた列車の検索が必要でなくなると
、すなわち最初に見付けた候補列車より到着時刻が前の
全ての列車について最適性の確認が終了すると〈ステッ
プ170で肯定〉、又は、最初に見付けた候補列車より
到着時刻が前である、しかも現在時刻よりは後の到着時
刻を有する全ての列車について最適性の確認が終了する
とくステップ173で否定)、出発駅Sdと、そのとき
の候補列車情報であるホーム番号H1列車名TR及び出
発時刻STのデータを表示データ制御回路25に出力し
て一連の演算処理を終了させる(ステップ182〉。
かくして、上述したように、デイスプレィ1■に第7図
に示した表示がなされる。
従って、この第1実施例によれば、オペレータは、起動
キー16を押した後、線区情報、出発駅情報及び到着駅
情報を入力して最適列車の情報を表示キー15の押下で
求めるという簡易な操作によって、正確な最適列車情報
を知得することができる。
かくするにつき、出発駅及び到着駅の入力は、2個の駅
名を順次入力することで行なうことができ、他のキーを
用いないので、ががる入力についての操作性は良く、ま
た、操作パネルに配置するキーの節約を達成している。
また、到着時刻が早い列車を最適列車として表示するよ
うにしたので、非常に多くのオペレータに対して最適列
車情報を真に意味があるものとすることができる。
星l去遣t; 次に、第2実施例について説明する。
ここで、第1O図は第2実施例の電気的構成を示すブロ
ック図、第11図は第2実施例の操作パネル面を示す平
面図、第12図は第2実施例の最適列車を決定する概略
処理手順を示すフローチャートである。なお、第10図
及び第11図の梧戒図では、第1実施例との対応部分に
同一符号を付している。
第2実施例は、第1実旅例に比較して、出発駅及び到着
駅情報をオペレータが入力する操作に関する構成が異な
り、そのため、入力操作手順も第1実施例と異なる。
第11図において、この第2実施例の最適列車決定装置
10の操作パネル面には、デイスプレィ11、デジタル
時計12、線区キー13、駅キー14、表示キー15、
起動キー16及び終了キー17という第1実施例でも設
けられていた精成要素に加えて、上り線キー18及び下
り線キー1つが設けられている。
上り線キー18は、操作手順から言えば、線区キー13
の押下の後に押下されるものであり、その線区を上り方
向に進行する最適列車を探索することを指示するもので
あると共に、後述するように、このキー情報は出発駅及
びT(1着駅の決定に利用されるものである。下り線キ
ーエ9も、操作手順から言えば、線区キーt3の押下の
後に押下されるものであり、その線区を下り方向に進行
する最適列車を探索することを指示するものであると共
に、後述するように、このキー情報は出発駅及び到着駅
の決定に利用されるものである。なお、上り線キー18
又は下り線キーt9は、択一的に押下されるものである
これら上り線キー18又は下り線キー19からのキー情
報は、第10図に示すように、発着駅決定回路26に与
えられる。発着駅決定回路26には、第1実施例と同様
に駅キー14からのキー情報が与えられると共に、これ
に加えて、線区キー■3からのキー情報が与えられる。
発着駅決定回路26は、線区キー13を用いて指示され
た線区に属する各駅名と、その後、入力された上り線キ
ー18又は下り線キー19の進行方向情報とを考慮して
、駅キー14を介して入力された2個の駅の一方を出発
駅と決定し、他方をffi着駅と決定するものである。
この発着駅決定図826は、その後、線区、出発駅及び
到着駅情報をデータバッファメモリ22に与えるもので
ある。
次に、第2実施例で最適列車を決定する概略処理につい
て第12図を参照して説明する。
オペレータが起動キー16を押下すると、当該最適列車
決定装置10は処理を開始し、時刻データバッファメモ
リ21はデジタル時計12の計時時刻(現在時刻)を収
り込んで格納する(ステップ200.201)。オペレ
ータは、その後、線区キー13を押下して線区を指示し
、発着駅決定回路26は入力された線区を取込む(ステ
ップ202)。
次いで、オペレータは、上り線キー18又は下り線キー
19を押下して列車の進行方向を指示し、続いて、出発
駅及び到着駅となる2個の駅名を駅キー14を用いて順
序をX識することなく指示し、発着駅決定回路26は、
指示された列車の進行方向及び2個の駅名を認識する(
ステップ203.204)。
発着駅決定回路26は、指示された線区についてメモリ
23に格納されている複数の駅の記載順序と、指示され
た進行方向とから、2個の入力指示された駅の一方を出
発駅と決定し、他方、到着駅と決定する(ステップ20
5)。
オペレータは、このような最適列車の決定処理に必要と
なる線区、出発駅及びT’!着駅を、線区キー13と、
上り線キー18又は下り線キー1つと、駅キー(2回〉
14との操作によって指示すると、次に、表示キー15
を押下する。
このとき、最適列車決定装置10においては、データバ
ッファメモリ22に、時刻バッファメモリ21から現在
時刻データが与えられ、列車決定演算回路24はデータ
バッファメモリ22に格納されている現在時刻、線区、
出発駅及び到着駅を検索条件とし、かつ、駅発着時刻デ
ータメモリ23の格納内容を利用しながら、第1実施例
と同様な演算処理(第6図参照〉を実行して最適列車を
決定し、表示データ制御回路25に最適列車情報を与え
てデイスプレィ11による表示を起動する(ステップ2
06)。
これにより、デイスプレィ11は、第1実施例と同様に
、例えば第7図に示すように最適列車情報を表示する(
ステップ207)。
オペレータは、表示内容によって最適列車を認識したと
きには終了キー17を押下し、最適列車決定装置IOは
これによって一連の処理を終了させる(ステップ208
)。
従って、この第2実施例によっても、第1実施例と同様
に、オペレータは、簡易な操作によって、正確な最適列
車情報を高速に知得することができる。
かくするにつき、第1実施例に比較して、出発駅及び到
着駅を指示するためのキータッチ数が多くなるが、線区
情報及び進行方向情報を利用して出発駅及び到着駅を決
定しているため、出発駅及びr11着駅についての指示
ミスを少なくさせることができる。
星1実施舅 次に、第3実施例について説明する。
ここで、第13図は第3実施例の電気的構成を示すブロ
ック図、第14図は第3実施例の1&適列車を決定する
概略処理手順を示すフローチャート、第15図は第3実
施例の列車決定演算回路24が実行する一部の演算処理
手順を示すフローチャートである。なお、第13図の構
成図では、第1実施例及び第2実施例との対応部分に同
一符号を付している。
第3実施例は、第1実施例及び第2実施例に比較して、
出発駅及び到着駅情報をオペレータが入力する操作に関
する構成が異なり、そのため、入力操作手順もこれら実
施例と異なる。また、列車決定演算回路24が実行する
、入力された出発駅及び到着駅情報を確認する処理を設
けた点がこれら実施例とは異なる。
この第3実旋例の最適列車決定装置10の操作パネル面
は、上述の第2実施例の操作パネル面と同一であるので
図示を省略する。
しかし、この第3実施例における上り線−4−18又は
下り線キー19は、操作手順から言えば線区キー13の
押下後に押下されるものであってその線区を上り方向又
は下り方向に進行する最適列車を探索することを指示す
る点で上述の第2実施例と同一なものであるがJ後述す
るように、このキー情報が出発駅及び到着駅の決定では
なく、その確認に利用される点で第2実施例と異なる。
これら上り線キー18又は下り線キー↓9からの進行方
向を指示するキー情報は、第■3図に示すように、デー
タバッファメモリ22に直接与えられて格納される。線
区キー■3からのキー情報は、第1実施例と同様にデー
タバッファメモリ22に直接与えられて格納される。駅
キー14からのキー情報は発着駅決定回路26に与えら
れる。
発着駅決定口2826は、連続して与えられる2藺のキ
ー情報(駅名)から、第1実施例と同様に、最初に与え
られた駅名の駅を出発駅と決定し、後に入力された駅名
の駅を到着駅と決定してデータバッファメモリ22に与
える。
次に、この第3実施例によって最適列車を決定する概略
処理を第14図を参照して説明する。
オペレータが起動キー16を押下すると、当該最適列車
決定装置10は処理を開始し、時刻データバッファメモ
リ21はデジタル時計■2の計時時刻を取り込んで格納
する(ステップ300.301)。その後、オペレータ
は線区キー13を押下して線区を指示し、さらに、上り
線キー18又は下り線キー19のいずれかを押下して進
行方向を指示し、これにより、データバッファメモリ2
2には入力された線区及び進行方向が格納される(ステ
ップ302.303)。
発着駅決定回路26は、これから入力される駅を出発駅
と定義するモードに設定し、駅キー14を用いてオペレ
ータが入力した駅を収り込んでその取り込んだ駅を出発
駅と決定してデータバッファメモリ22に格納させる(
ステップ304.305)。その後、発着駅決定口i¥
826は、これから入力される駅耐到着駅と定義するモ
ードに設定し、駅キー14を用いてオペレータが入力し
た駅を収り込んでその収り込んだ駅を到着駅と決定して
データバッファメモリ22に格納させる(ステップ30
6.307)。
オペレータは、このような最適列車の決定処理に必要と
なる線区、出発駅及び到着駅の入力操作を行なうと、ま
た、出発駅及び到着駅の確認処理に必要となる進行方向
の入力操作を行なうと、次に、表示キー15を押下する
。このとき、最適列車決定装置10においては、データ
バッファメモリ22に、時刻バッファメモリ21がら現
在時刻が与えられる。列車決定演算回路24はデータバ
ッファメモリ22に格納されている現在時刻、線区、出
発駅及び到着駅を検索条件とし、がっ、駅発着時刻デー
タメモリ23の格納内容を利用しながら演算処理して最
適列車を決定し、表示データ制御回路25に最適列車情
報を与えてデイスプレィ11の表示を起動する(ステッ
プ308)。
これにより、デイスプレィ11は最適列車情報を、第1
実施例の場合(第7図参照)と同様に表示する(ステッ
プ309〉。
オペレータは、表示内容によって最適列車を認識したと
きには終了キー17を押下し、最適列車決定装置LOc
はこれによって一連の処理を終了する(ステップ310
)。
ここで、列車決定演算回路24が実行する演算処理の詳
細は、第を実施例とほぼ同様であるが、一部の処理だけ
が第1実施例と異なる。すなわち、演算回路24が実行
する処理を大きく分けると、入力指示された出発駅及び
到着駅情報に矛盾があるか否かを確認する処理と、確認
された後に最適列車を決定する処理とに分けることがで
き、前者の確認処理だけが第1実施例と異なる。なお、
前者の処理は、決定処理の前処理である点から入力処理
の一貫とみなすことができ、演算回路24ではなく、発
着駅決定回路26が実行するようにしても良い。
以下では、第1実施例と異なる確認処理について第15
図を参照しながら説明する。
上述したように、表示キー15の押下によって演算回路
24の処理が起動される(ステップ350)。
まず、入力された線区内に属する全ての駅名と、入力さ
れた出発駅Sdが指示する駅名とを比較して、指示され
た出発駅Sdが指示された線区に属するものであるか否
かを判別する〈ステップ351〉。出発駅Sdについて
、線区との関係で入力に矛盾がないことが確認できたな
らば、同様にして、指示された到着駅Saが指示された
線区に属するものであるか否かを判別する(ステップ3
52〉。
テ11着駅Saについても線区との関係で入力に矛盾が
ないことが確認できたならば、さらに、進行方向との関
係からみて出発駅Sdと到着駅Saとの位置関係に矛盾
がないか否かを判断する(ステップ353)。すなわち
、上り又は下りの進行方向が指示されていると、その線
区上の2個の駅は、この進行方向に従えば、いずれかが
出発駅で他方が到着駅と決定することができ、駅キー■
4の入力によって指示された出発駅と到着駅との組み合
わせと矛盾がないか否かを判断できる。
このようなステップ351〜353でなる確認動作が終
了すると、初めてステップ354の本来の決定処理ルー
チン(第6図のステップ155〜182参照)に進む。
なお、指示された線区に指示された出発駅Sd又は到着
駅Saが属していない場合、及び、指示された出発駅S
dと到着駅Saとの位置関係が指示された進行方向から
みて矛盾する場合には、演算口#824は、出発駅又は
到着駅の入力が正しくなされていないことを表す駅名エ
ラー表示データを表示データ制御回路25に与えてデイ
スプレィ11にそのことを表示させ(第8図参照)、一
連の決定処理を終了する(ステップ355〉。
従って、この第3実施例によっても、第1実施例と同様
に、オペレータは、簡易な操作によって、正確な最適列
車情報を直ちに知得することができる。
かくするにつき、第1実施例と同様に、出発駅及び到着
駅を駅キー14を用いた駅名の入力順に従って決定する
が、線区情報及び進行方向情報を利用して出発駅及び到
着駅の位置関係に矛盾がないか否かを確認して、矛盾が
ある場合に、そのことを表示して処理を直ちに中止する
ようにしたので、再入力処理に直ちに移行することがで
き、無駄な演算に多くの時間を割かれることを防止して
いる。
因に、出発駅及び到着駅をオペレータは定義することな
く入力順序を意識して2個の駅名を入力し、装置側で入
力順によって自動的に定義しているので、入力ミスの発
生の恐れが高く、このような確認処理を設けることの意
義は大きい。
策土実旅例 次に、第4実施例について説明する。
ここで、第16図は第4実施例の電気的構成を示すブロ
ック図、第17図は第4実施例の操作パネル面を示す平
面図、第18図は第4実施例におけるある1個の線区に
関する発着時刻データメモリ23の詳細構造を示す説明
図、第19図は第4実施例の最適列車を決定する概略処
理手順を示すフローチャート、第20図は第4実施例の
列車決定演算回路24が実行する演算処理手順を示すフ
ローチャートである。なお、第16図及び第17図では
、上述した第1実施例〜第3実施例との対応部分に同一
符号を付している。
第■7図に示すように、この第4実施例では、第3実施
例の操作パネル面に設けられていた各構成要素11〜1
9に加えて、出発駅定義キー3゜及び到着駅定義キー3
1が設けられている。出発駅定義キー30は、駅キー1
4が押下された後に押下されるものであり、直前に入力
された駅を出発駅であると定義することを指示するキー
である。
他方、到着駅定義キー31は、駅キー14が押下された
後に押下されるものであり、直前に入力された駅を到着
駅であると定義することを指示するキーである。
これらの定義キー30及び31からのキー情報は、この
第4実施例の場合、第16図に示すように、他の入力操
作キー13.14.18.19がらのキー情報と同様に
、データバッファメモリ22に与えられる。
データバッファメモリ22は、線区キー13がらの線区
情報、及び、上り線キー18又は下り線キーL9からの
進行方向情報を演算回路24がアクセスし得るエリアに
直ちに格納する。また、データバッファメモリ22は、
駅キー14からの駅情報は一応取込んで格納し、その直
後に押下されたキーが出発駅定義キー30であれば、演
算回路24がアクセスし得る出発駅エリアにその駅デー
タを格納し直し、他方、駅キー14に続けて押下された
キーが到着駅定義キー31であれば、演算回路24がア
クセスし得る到着駅エリアにその駅データを格納し直す
。すなわち、この第4実施例では、データバッファメモ
リ22が発着駅決定回Ii!826の一部機能をも兼ね
ている。
この第4実旅例では、駅発着時刻データメモリ23の構
造も、第18図に示すように、第1〜第3実施例と異な
る。各線区の発着時刻データ毎にブロック化しておき、
同一ブロックの各データには連続するアドレスが付与し
、指示された線区データから、データブロックの先頭ア
ドレスを取出すメモリ構造は、第1〜第3実施例と同様
である(第3図参照)。しかし、■個の列車に関する1
組のデータが異なる。すなわち、この第4実施例では、
1組の発着時刻データは、列車名、ホーム番号、到着時
刻及び出発時刻のデータに加えて、その進行方向く上り
又は下り)Xijを含んでいる。
かかる進行方向Xijは、後述する演算回路24の処理
説明で明らかなように、演算処理時間の短縮化を意図し
て設けられたものである。
次に、この第4実施例によって最適列車を決定する概略
処理を第19図を参照して説明する。
オペレータが起動キー16を押下すると、当該最適列車
決定装置10は処理を開始し、時刻データバッファメモ
リ21はデジタル時計12の計時時刻を取り込んで格納
する(ステップ400.401〉。その後、オペレータ
は線区キー13を押下して線区を指示し、さらに、上り
線キーL8又は下り線キー19のいずれかを押下して進
行方向を指示し、これにより、データバッファメモリ2
2には入力された線区及び進行方向が格納される(ステ
ップ402.403〉。
次いで、オペレータは駅キー14を用いて出発駅となる
駅名を入力指示し、入力した駅が出発駅であることを出
発駅定義キー3oを押下することで指示する。このとき
、データバッファメモリ22は、駅キー■4のキー情報
を取込み、出発駅定義キー30の押下を検出することで
その取込んだ駅を出発駅として格納する(ステップ40
4.405)。同様にして、オペレータは駅キー14を
用いて到着駅となる駅名を入力指示し、入力した駅が到
着駅であることをf11着駅定義キー3■を押下するこ
とで指示する。このとき、データバッファメモリ22は
、駅キー14のキー情報を取込み、到着駅定義キー30
の押下を検出することでその取込んだ駅を到着駅として
格納する(ステップ406.407)。
なお、この第4実施例は、出発駅定義キー3゜及び到着
駅定義キー31を設けているので、出発駅及び到着駅に
ついての入力順序は任意であり、上述の順序は一例にし
か過ぎない。
オペレータは、このようにして線区、進行方向、出発駅
及び到着駅を入力操作によって指示すると、次に、表示
キー■5を押下する。このとき、列車決定演算回路24
は、データバッファメモリ22に格納されている現在時
刻、線区、進行方向、出発駅及び到着駅を検索条件とし
、がっ、駅発着時刻データメモリ23の格納内容を利用
しながら第20図に示すように演算して最適列車を決定
し、表示データ制御回路25に最適列車情報を与えてデ
イスプレィ11の表示を起動する(ステップ408〉。
これにより、デイスプレィ11は最適列車情報を、第1
実施例の場合(第7図参照)と同様に表示する(ステッ
プ409)。
オペレータは、表示内容によって最適列車を認識したと
きには終了キー17を押下し、最適列車決定装置10は
これによって一連の処理を終了する(ステップ410)
この第4実施例にかかるオペレータの入力操作及び装置
が実行する概略処理は、以上の通りであるが、以下では
、列車決定演算図lit 24が実行する演算処理の詳
細を、第20図を参照しながら説明する。
この第4実施例の演算回路24が実行する処理は、第1
実施例の演算回路が実行する処理と大きくみれば同様で
あり、部分的な処理だけが異なる。
そこで、異なる処理ステップについてだけ説明する。な
お、第20図上で、第1実施例と同一のステップと異な
るステップとを明確に区別できるように、同一ステップ
には第1実施例における詳細処理フローチャート(第6
図)と同一の符号を付与し、異なるステップには、第6
図では付与していない450台の符号を付与する。
指示された出発駅及び到着駅が指示された線区に属する
ものであるかの確認自体は、第1実施例と同様に行なう
(ステップ152.153)。しかし、第1実施例では
、出発駅及び到着駅間の位置矛盾を、指示された出発駅
と到着駅とが同−駅であるかという点から行なっていた
が、この第4実施例では、さらに、進行方向との関係が
らみて出発駅Sdと到着駅Saとの位置関係に矛盾がな
いかを確認している(ステップ450〉。すなわち、上
り又は下りの進行方向が指示されると、その線区上の2
個の駅は、この進行方向に従えば、いずれかの駅を出発
駅と、また、他方の駅を到着駅と決定することができる
。そこで、このようにして決定される位置関係と、指示
された出発駅と到着駅との位置関係に矛盾がないか否か
を判断する この第4実施例では、出発駅又はT’1着駅が線区に属
さないという矛盾と、出発駅及びT’1着駅の位置関係
が進行方向からみて妥当でないとする矛盾とは、同様な
駅名人力ミスであっても、異なる種類のミスであるので
、オペレータが区別してミスを認識できるように表示す
ることとした。すなわち、演算回路24は、線区に属さ
ない出発駅及び到着駅が指示されたときには表示データ
iil制御回路25に駅名エラー1データを与え、また
、出発駅及び到着駅の位置関係が矛盾するときには表示
データ制御回路25に駅名エラー2データを与えて、デ
イスプレィ11によって異なるエラーメツセージを表示
させる(ステップ451.452〉。
第21図(A>及び(B)は、駅名エラーlデータ及び
駅名エラー2データに対するエラーメツセージの表示例
を示すものである。この例では、駅名エラー■データが
与えられたときにメツセージ「駅名エラー■」が、また
、駅名エラー2データが与えられたときにメツセージ「
駅名エラー2」が、最適列車情報を表示する際に出発駅
名が表示される位置に表示される。
第4実施例では、上述した駅名に関する確認処理が第■
実施例と異なるだけでなく、各処理段階の列車探索にお
いて進行方向情報Xを利用する点も異なる。
第1に、出発駅についてのメモリ23の格納内容から、
出発駅要件を満足する最初の候補列車を探索する際に進
行方向情報Xが利用される。すなわち、パラメータjに
よって指示された列車のメモリ23に記録されている進
行方向が指示された進行方向と一致するか否か確認し、
一致しなげれば直ちに出発駅にかかる次の列車の確認に
移り、進行方向が一致すれば、その列車が出発駅に乗降
可能に停車するものであるかの判断に進む(ステップ4
53)。
第2に、出発駅要件を満たす列車が見付は出された段階
で、それに対応した到着駅にかかる列車情報をメモリ2
3から見付は出した後に、その列車の到着駅における進
行方向の妥当性の確認に利用される(ステップ454〉
第3に、出発駅要件及び到着駅要件を一応満足する最初
の候補列車が見付けられた後の段階で、その候補列車よ
り到着時刻が前の到着駅要件を満足する新たな列車の探
索にも進行方向の点から利用される(ステップ455〉
第4に、今までの候補列車より到着時刻が早い到着駅要
件を満たす列車が見付かった場合に、その列車が出発駅
要件を満足するか否か確認する際にも、進行方向情報が
利用される(ステップ456)。
この第4実施例によっても、第1実施例と同様に、オペ
レータは、簡易な操作によって、正確な最適列車情報を
直ちに知得することができる。
かくするにつき、出発駅及び到着駅の入力指示を指示さ
れた進行方向情報に基づいて正しくなされたか否か確認
した後、最適列車の決定演算処理に進むようにしたので
、無駄な演算に多くの時間を割かれることを防止してい
る。
また、進行方向情報を利用して列車の絞り込みを行ない
ながら最36列車の探索を行なうようにしたので、第1
〜第3実施例に比較して探索演算処理を高速なものとす
ることができる。
さらに、入力操作ミスに対するエラーメツセージの種類
を増やしたので、オペレータは、入力ミスの原因を認識
し易くなり、再度の入力のときに同じ過ちを行なう可能
性を格段的に小さくすることができる。
歳旦実施例 次に、第5実施例について説明する。
ここで、第22図は第5実施例の電気的格成を示すブロ
ック図、第23図は第5実施例の最適列車を決定する概
略処理手順を示すフローチャート、第24図は第5実施
例の発着駅名をオペレータに確認させるための表示例を
示す説明図である。なお、第22図では、上述した第1
実施例〜第4実施例との対応部分に同一符号を付してい
る。
この第5実施例は図示は省略するが、操作パネル面の各
構成要素の配置は、第4実施例と同様である。
しかし、第22図に示すように、情報入力用キー13.
14.18.19.30及び31からのキー情報が、デ
ータバッファメモリ22ではなく、発着駅決定回路26
に与えられる点が第4実施例と異なる。
この発着駅決定回路26は、駅キー14の押下の後に出
発駅定義キー30又は到着駅定義キー31が押下された
場合には、入力された駅を一応出発駅又は到着駅と決定
する。発着駅決定回路26は、駅発着時刻データメモリ
23に接続されており、データと取出すことができるよ
うになされている。発着駅決定回路26は、線区キー1
3と、上り線キー■8又は下り線キー1つと、2回の駅
キー14の押下情報から、出発駅定義キー30又は到着
駅定義キー31の押下とは無関係に別個出発駅及び到着
駅を決定する。そして、出発駅及び到着駅の入力指示に
矛盾がないか否かを判断するものであり、矛盾する場合
には、定義キー30及び31を用いて規定された出発駅
及び到着駅を相互に入れ替える動作を行なうものである
。さらに、最終的に決定された出発駅及び到着駅をデイ
スプレィ11に表示させるべく、表示データ制御回路2
5に表示指令を与えるものである。
次に、この第5実施例によって最適列車を決定する概略
処理を第23図を参照して説明する。
オペレータが起動キー16を押下すると、当該最適列車
決定装置■0は処理を開始し、時刻データバッファメモ
リ21はデジタル時計12の計時時刻を取り込んで格納
する(ステップ500.501)。その後、オペレータ
は線区キー13を押下して線区を指示し、さらに、上り
線キー18又は下り線キー19のいずれかを押下して列
車の進行方向を指示し、これにより、発着駅決定口28
26には入力された線区及び進行方向が格納される(ス
テップ502.503)。
次いで、オペレータは駅キー14を用いて出発駅となる
駅名を入力指示し、入力した駅が出発駅であることを出
発駅定義キー30を押下することで指示する。このとき
、発着駅決定回路26は、駅キー14のキー情報を取込
み、出発駅定義キー30の押下を検出することでその取
込んだ駅を出発駅として格納する(ステップ504.5
05)。
同様に、オペレータは駅キー14を用いて到着駅となる
駅名を入力し、入力した駅が到着駅であることを到着駅
定義キー3■を押下することで指示する。このとき、発
着駅決定回路26は、駅キー14のキー情報を取込み、
到着駅定義キー31の押下を検出することでその取込ん
だ駅を到着駅として格納する(ステップ506.507
)。
その後、発着駅決定回路26は、上述の線区キー13か
らの指示線区情報に基づいてメモリ23をアクセスし、
上述の上り線キー18又は下り線キー19からの指示進
行方向情報に照らして上述のステップ504及び506
で取込んだ2個の駅の一方を出発駅と決定し、また、他
方を到着駅と決定する(ステップ508〉。かかる決定
を、上述の出発駅情報及び到着駅情報の取込み処理とは
無関係に実行する。
次いで、発着駅決定回路26は、オペレータが出発駅定
義キー30及び到着駅定義キー3■を用いて指示した出
発駅情報と到着駅情報が、進行方向情報から決定した出
発駅情報と到着駅情報とに等しいか否かを判断する(ス
テップ509)。−致していれば、直ちに、表示データ
制御回路25に決定した出発駅及び到着駅の表示指示を
与え、不一致ならば、オペレータが出発駅定義キー30
及び到着駅定義キー3工を用いて指示した出発駅情報と
到着駅情報ではなく、進行方向情報から決定した出発駅
情報と到着駅情報で出発駅及び到着駅を最終的に決定し
、表示データ制御回路25に決定した出発駅及び到着駅
の表示指示を与える(ステップ510.511)。
かかる表示は、例えば、第24図に示すように、表示画
面を縦横に4分割し、左上分割領域に出発駅を表示し、
左下分割領域に到着駅を表示することで行なう。
オペレータは、かかる表示内容を見て、所望する駅が出
発駅及び到着駅として装置に取込まれたことを確認し、
確認ができたときに表示キー15を押下する(ステップ
512)。このとき、列車決定演算回路24は、データ
バッファメモリ22に格納されている現在時刻、線区、
進行方向、出発駅及び到着駅を検索条件とし、かつ、駅
発着時刻データメモリ23の格納内容を利用しながら、
演算処理して最適列車を決定し、表示データ制御回路2
5に最適列車情報を与えてデイスプレィ11による表示
を起動する(ステップ513〉。
これにより、デイスプレィ11は最適列車情報を、第1
実施例の場合(第7図参照)と同様に表示する(ステッ
プ5■4)。
オペレータは、表示内容によって最適列車を認識したと
きには終了キー17を押下し、最適列車決定装置■0は
これによって一連の処理を終了する(ステップ515)
。なお、オペレータは、装置が決定して表示した出発駅
及び到着駅が所望のものでない場合にも終了キー17を
押下して演算回路24に演算を実行させることなく、一
連の処理を終了させることができる(ステラ1512g
照)。
演算回路24が実行する演算処理の詳細は、第4実施例
と同様であるので、その説明は省略する。
なお、発着駅決定回路26が出発駅及び到着駅の決定を
厳密に実行しているので、この第5実施例では、出発駅
及び到着駅の確認処理を簡単なものとしても良い。例え
ば、出発駅と到着駅とが同一であるか否か程度の確認で
あっても良い。
この第5実施例によっても、第1実施例と同様に、オペ
レータは、簡易な操作によって、正確な最適列車情報を
高速に知得することができる。
かくするにつき、出発駅及び到着駅の入力指示を指示さ
れた進行方向情報に基づいて正しくなされたか否か確認
し、不一致の場合には、指示された出発駅及び到着駅を
逆にし、一致の場合にはそのまま表示してオペレータに
も確認させた後、最適列車の決定演算処理に進むように
したので、無駄な演算に多くの時間を割かれることを防
止している。
また、進行方向情報を利用して列車の絞り込みを行ない
ながら最適列車の探索を行なうようにしたので、この点
で、第4実施例と同様に探索演算処理を早いものとする
ことができる。
飲り実墓舅 上述の実施例では、最適列車の決定に本発明を適用した
ものを示したが、広く運行ダイヤが定まっている車両の
決定に用いることができる。
上述の実施例においては、現在時刻を基準として、この
基準時刻より後の時刻を出発駅からの出発時刻とする列
車であって、到着駅に最も早く乗降可能に停車する列車
を決定する場合を示したが、基準時刻をオペレータが任
意に指示できるようにしても良い。かかる変更は、時刻
情報の入カキ−を設けることで容易に実現できる。
上述では、人が乗車する列車を前提としたが、荷物を運
搬する列車の決定の場合にも本発明を適用することがで
きる。
上述では、複数の線区に応じられる最適列車決定装置を
示したが、1個の線区専用な装置であっても良い。
また、上述では、出発駅と到着駅とが同一線区に属して
いることを前提とするものであるが、出発駅と到着駅と
が異なる線区に属するものに対しても適用することがで
きる。例えば、第4図に示したデータ構造に含まれる駅
を、当初から複数の線区に属するものとすることで対応
することができる。
上述では、演算回路24が実行する処理が、演算回路2
4の実行前に行われた処理(駅の確認処理〉と重複する
こともあったが、処理を実行する回路部分が異なるので
、改めて処理することの意義は大きい。しかし、かかる
処理を演算回路24が実行する処理から省略しても良い
。また、第4実施例及び第5実施例について、演算回路
24が同一列車の進行方向を2回に渡って確認している
が、後の確認処理を省略しても良い。
出発駅や到着駅や線区や進行方向の入力順序は、上述の
実施例に記載したものに限らず、以降の処理に影響を与
えない範囲で入力順序を実施例とは異なるものとしても
良い。
上述では、入力装置としてキー人力を用いたものを示し
たが音声入力を利用したものであっても良く、また、出
力装置もデイスプレィに限らず、音声出力を利用したも
のであっても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、オペレータが、簡易な
入力操作によって、正確な最適列車情報を高速に知得す
ることができる最適車両決定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の電気的構成を示すブロック図、第
2図は第1実施例の操作パネル面を示す平面図、第3図
は第1実施例の駅発着時刻データメモリの全体構造を示
す説明図、第4図はそのメモリの詳細構造を示す説明図
、第5図は第1実施例の最適列車を決定する概略処理手
順を示すフローチャート、第6図は第(実施例の列車決
定演算回路が実行する処理手順を示すフローチャート、
第7図は第1実施例の決定された最適列車情報の表示例
を示す説明図、第8図は第1実施例の入力操作に関する
エラーメツセージの表示例を示す説明図、第9図は第1
実施例の該当する列車がない場合のメツセージの表示例
を示す説明図、第1○図は第2実施例の電気的構成を示
すブロック図、第11図は第2実施例の操作パネル面を
示す平面図、第(2図は第2実施例の最適列車を決定す
る概略処理手順を示すフローチャート、第13図は第3
実施例の電気的構成を示すブロック図、第14図は第3
実施例の最適列車を決定する概略処理手順を示すフロー
チャート、第15図は第3実施例の列車決定演算回路が
実行する一部の演算処理手順を示すフローチャート、第
16図は第4実施例の電気的構成を示すブロック図、第
17図は第4実施例の操作パネル面を示す平面図、第■
8図は第4実施例におけるある線区に関する駅発着時刻
データメモリの詳細構造を示す説明図、第19図は第4
実施例の最適列車を決定する概略処理手順を示すフロー
チャート、第20図は第4実施例の列車決定演算回路が
実行する演算処理手順を示すフローチャート、第21図
(A)及び(B)は第4実施例の駅名エラー1データ及
び駅名エラー2データに対するエラーメツセージの表示
例を示す説明図、第22図は第5実施例の電気的構成を
示すブロック図、第23図は第5実施例の最適列車を決
定する概略処理手順を示すフローチャート、第24図は
第5実施例の発着駅名をオペレータに確認させるための
表示例を示す説明図である。 IO・・・最適列車決定装置、11・・・デイスプレィ
、12・・・デジタル時計、13・・・線区キー ■4
・・・駅キー、15・・・表示キー、16・・・起動キ
ー、17・・・終了キー、18・・・上り線キー、19
・・・下り線キー21・・・時刻バッファメモリ、22
・・・データバッファメモリ、23・・・駅発着時刻デ
ータメモリ、24・・・列車決定演算回路、25・・・
表示データ制御回路、26・・・発着駅決定回路、 30・・・出発駅定義キー 3(・・・到着駅定義キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも指示された出発駅、到着駅、基準時刻
    を取込む入力手段と、 車両の運行ダイヤに関する、車両の運行経路上の複数の
    駅と、各駅を通る車両名と、各車両の各駅における出発
    時刻と、各車両の各駅における到着時刻との情報が少な
    くとも格納されている駅発着情報格納手段と、 上記入力手段で取込まれた出発駅を上記基準時刻以後に
    出発する車両であって、上記入力手段で取込まれた到着
    駅に最も早く到着する車両を、上記駅発着情報格納手段
    に格納されている情報を参酌して決定する車両決定演算
    手段と、 決定された車両情報を視覚的に又は聴覚的に出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする最適車両決定装置。
  2. (2)上記入力手段は駅名を取込む駅名入力部を備え、
    上記入力手段は、この駅名入力部を介して入力された2
    個の駅を、入力された順に出発駅及び到着駅として取込
    む、又は、入力された順に到着駅及び出発駅として取込
    むことを特徴とする請求項第1項に記載の最適車両決定
    装置。
  3. (3)上記駅発着情報格納手段は運行経路上の各駅の情
    報を運行経路の所定方向に沿って格納しており、 上記入力手段は駅名を取込む駅名入力部及び車両の進行
    方向を取込む進行方向入力部を備え、上記入力手段は、
    上記駅名入力部を介して入力された2個の駅が上記駅発
    着情報格納手段に格納されている位置と、上記進行方向
    入力部によって指示された進行方向とに基づいて、2個
    の駅をそれぞれ出発駅及び到着駅と決定することを特徴
    とする請求項第1項に記載の最適車両決定装置。
  4. (4)上記駅発着情報格納手段は運行経路上の各駅の情
    報を運行経路の所定方向に沿って格納しており、 上記入力手段は駅名を取込む駅名入力部及び車両の進行
    方向を取込む進行方向入力部を備え、上記入力手段は、
    上記駅名入力部を介して入力された2個の駅を、入力さ
    れた順序に基づいて出発駅及び到着駅(又は、到着駅及
    び出発駅)として取込むと共に、 この出発駅及び到着駅の決定の是非を、上記2個の駅が
    上記駅発着情報格納手段に格納されている位置と上記進
    行方向入力部によつて指示された進行方向とに基づいて
    確認し、矛盾があるときに、上記車両決定演算手段によ
    る演算を実行させずに、上記出力手段から矛盾すること
    を出力させるようにしたことを特徴とする請求項第1項
    に記載の最適車両決定装置。
  5. (5)上記駅発着情報格納手段は運行経路上の各駅の情
    報を運行経路の所定方向に沿って格納しており、 上記入力手段は、出発駅を取込む出発駅入力部、到着駅
    を取込む到着駅入力部及び車両の進行方向を取込む進行
    方向入力部を備え、 上記入力手段は、取込んだ出発駅及び到着駅が、これら
    2個の駅が上記駅発着情報格納手段に格納されている位
    置と上記進行方向入力部によって指示された進行方向と
    に基づいて出発駅及び到着駅として矛盾するか否かを判
    断し、矛盾するときに、上記車両決定演算手段による演
    算を実行させずに、上記出力手段から矛盾することを出
    力させるようにしたことを特徴とする請求項第1項に記
    載の最適車両決定装置。
  6. (6)上記駅発着情報格納手段は運行経路上の各駅の情
    報を運行経路の所定方向に沿って格納しており、 上記入力手段は、出発駅を取込む出発駅入力部、到着駅
    を取込む到着駅入力部及び車両の進行方向を取込む進行
    方向入力部を備え、 上記入力手段は、取込んだ出発駅及び到着駅が、これら
    2個の駅が上記駅発着情報格納手段に格納されている位
    置と上記進行方向入力部によって指示された進行方向と
    に基づいて出発駅及び到着駅として矛盾するか否かを判
    断し、矛盾するときに、取込んだ出発駅を到着駅とし、
    取込んだ到着駅を出発駅として上記車両決定演算手段に
    与えて演算させるようにしたことを特徴とする請求項第
    1項に記載の最適車両決定装置。
JP1180171A 1989-07-14 1989-07-14 最適車両決定装置 Pending JPH0345467A (ja)

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