JPH0344416Y2 - - Google Patents

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JPH0344416Y2
JPH0344416Y2 JP10189686U JP10189686U JPH0344416Y2 JP H0344416 Y2 JPH0344416 Y2 JP H0344416Y2 JP 10189686 U JP10189686 U JP 10189686U JP 10189686 U JP10189686 U JP 10189686U JP H0344416 Y2 JPH0344416 Y2 JP H0344416Y2
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rod
cutter
rear end
cutter plate
vertical wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は通常、ボルトカツターと称されている
長尺螺子棒等の棒状物の切断装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来のこの種の切断装置は、第6図に示すよう
に、台座aの縦壁板bの前端部に、外周部に剪断
刃c,dを有する凹所e,fを夫々設けた固定カ
ツター板gと回動カツター板hとを左右に重ね合
わせ状態にして枢着すると共に縦壁板の後端上部
に手動杆iの下端を回動自在に枢着し、この手動
杆iの下端に後方に向けて屈曲したレバー部jを
一体に設けて該レバー部jの先端と前記回動カツ
ター板hの後端に延設したアーム部kとを連杆m
によつて連結してなるものであり、固定カツター
板gと回動カツター板hとの凹所e,fに棒状物
(図示せず)の被切断部を挿嵌したのち、手動杆
iを下方に回動させることにより棒状物を切断す
るように構成されている。
(考案が解決すべき問題点) しかしながら、このような構造によれば、一方
の回動カツター板hのみを回動させて切断するも
のであるから、該回動カツター板hの回動角度を
大きく取らなければならず、その為、手動杆iの
レバー部jの長さを比較的長くする必要が生じて
手動杆iを回動させるのに大きな力を要し、回動
操作が円滑に行われないという問題点がある。
さらに、手動杆iは垂直な状態から略水平状態
にまで回動可能であるが、切断操作時において最
も小さな回動力で軽快な切断が行えるのは手動杆
iの下端レバー部jがか下死点に達した時、即ち
レバー部jと連杆mとが略一直線上となる時であ
る。
しかしながら、この状態にまで手動杆iを回動
させた場合には、既に棒状物が切断されており、
従つて、それまでの棒状物切断操作に大きな回動
力を要し、作業性が悪いという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解消した棒状物の
切断装置を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案による棒状
物の切断装置は、実施例に対応する図面に示すよ
うに、外周部に剪断刃7,8を有する凹所5,6
を備えた一対のカツター板2,3を左右に重ね合
わせ状態にして台座1に立設した縦壁板1aの一
側面前端部に回動自在に枢着4すると共に該縦壁
板1aの後端に水平固定部材1bを延設し、さら
に、縦壁板1aの後端上部に、下端を前後方向に
二股状に分岐させて前後脚杆部9a,9bに形成
してなる手動杆9の該下端中央部を回動自在に枢
着10し、この手動杆9の前記前後脚杆部9a,
9bに前後連杆11,12の上端部を夫々回動自
在に枢着し、後部連杆12の下端を一方のカツタ
ー板2の後端に延設したアーム部15の後端に回
動自在に枢着すると共に前部連杆11の下部に設
けた長孔17に他方のカツター板3の後端に固着
したピン19を摺動自在に挿嵌させたことを特徴
とするものである。
(作用) 回動可能な両カツター板2,3の凹所5,6に
棒状物の切断すべき部分を挿嵌したのち、手動杆
9を下方に向かつて回動操作すると、まず、後部
連杆12と連結したカツター板2のアーム部15
が下方に回動して該カツター板2の剪断刃7が対
応するカツター板3の剪断刃8側に移動し、棒状
物を切断していく。このとき、前部連杆11と連
結したカツター板3はその後端ピン19を該前部
連杆11の長孔17に当接、受止された状態を保
持して回動することなく、前部連杆11は手動杆
9の回動に従つて上方に移動する。
さらに手動杆9を回動させて後部連杆12が下
死点に達した時には棒状物は最も切断が困難であ
る約半分程度にまで切断されており、且つ前部連
杆11の長孔17の下端が他方のカツター板3の
ピン19に当接した状態となつている。
この状態からさらに手動杆9を回動させると、
今度は他方のカツター板3が切断方向に回動する
と共に後部連杆12が下死点に達した後には一方
のカツター板2は切断から逃げる方向に回動する
ことになる。
しかしながら、該カツター板2はアーム部15
を有していて他方のカツター板3よりも回動速度
が遅く、従つて、一方のカツター板2が徐々に切
断方向から逃げながら他方のカツター板3の剪断
刃8により棒状物を完全に切断するものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
はその上面に縦壁板1aを一体に立設している台
座で、縦壁板1aの後端には水平固定部材1bを
延設してある。
2,3は円板形状に形成された一対のカツター
板で、その中心部を縦壁板1aの前端部に中心軸
4により回動自在に枢着されてある。
これらのカツター板2,3の上周部には、互い
に連通させて螺子棒等の棒状物sが挿嵌可能なU
字状の凹所5,6が設けられてあり、該凹所5,
6の対向面側に互いに対向した刃取付凹部25,
26を設け、これらの凹部25,26に剪断刃
7,8を夫々着脱自在に装着して該剪断刃7,8
を凹所5,6の対向内周面に臨ませてある。
9は下端中央部を縦壁板1aの後端上部に軸1
0によつて回動自在に枢着した手動杆で、その下
端部に、前記軸10を中央にして前後に二股状に
分岐した前脚杆部9aと後脚杆部9bとを形成し
てある。
11,12は上端部を夫々前記手動杆9の前後
脚杆部9a,9bの先端に軸13,14によつて
回動自在に枢着した前、後連杆で、後部連杆12
よりも前部連杆11を長く形成してあり、その後
部連杆12の下端を一方のカツター板2の後端に
一体に延設しているアーム部15の先端に軸16
によつて回動自在に枢着していると共に前部連杆
11の下部に長孔17を該連杆11の長さ方向に
穿設してあり、この長孔17に、他方のカツター
板3の後端に一体に延設している小アーム部18
の先端に突設したピン19を摺動自在に挿嵌、係
合させてある。
又、手動杆9が垂直状態かやや前倒し状態にあ
るとき、前記ピン19が長孔17の上端に当接
し、ピン19と中心軸4を結ぶ線が前部連杆11
の上部に対して略直角状態かやや鋭角となるよう
に設定されていると共に手動杆9の下端中央軸1
0に対する前後連杆11,12の枢軸13,14
の長さは略等しく形成されてあり、さらに、中央
軸10と後部連杆12の上端枢軸14間を結ぶ線
に対して後部連間12上下枢軸14,16を結ぶ
線が鈍角をなしている。
以上のように構成した棒状物切断装置の作用を
述べると、まず、手動杆9を垂直状態となるまで
前方に回動させて両カツター板2,3の凹所5,
6を互いに合致させる。
次に、これらの凹所5,6に長尺螺子棒等の金
属棒状物sの被切断部を挿嵌し、しかるのち、手
動杆9を後方に回動させていくと、後部連杆12
が下方に移動して該後部連杆12と連結した一方
のカツター板2が図において右方向に回動し、凹
所5,6が相対的に閉止する方向に移動して棒状
物sを両剪断刃7,8で挟圧するのち切断が開始
される。
この切断開始から棒状物sを略半分程度まで切
断するまでは、手動杆9を比較的大きな力で回動
操作しなければならないが、この間に後部連杆1
2が下死点近傍部に達してその部分までの切断作
業が容易に行われる。
又、後部連杆12が下死点近傍に達するまで
は、前部連杆11の長孔17が他方のカツター板
3の後端に突設したピン19に摺動しながら上動
するので、他方のカツター板3が回動することな
く、該ピン19を介して前部連杆11の長孔17
に受止された状態を保持する(第3図)。
次いで、前部連杆11の長孔17の下端に他方
のカツター板3のピン19が係止し、その状態か
ら手動杆9をさらに下方に回動させると、今度は
該前部連杆11を介して他方のカツター板3が一
方のカツター板2に対して反対方向(切断方向)
に回動を開始する一方、後部連杆12が下死点を
越えて一方のカツター板2が棒状物から逃げる方
向に回動することになる。
しかしながら、手動杆9の中央軸10に対する
前後連杆11,12の枢着部の距離が略等しく、
且つ一方のカツター板2のアーム部15が長いの
で、該カツター板2が逃げる回動速度よりも他方
のカツター板3が追いかける回動速度の方が早
く、従つてこの他方のカツター板2の剪断刃8が
棒状物sに食い込んでいつて手動杆9が略水平状
態になつた時に棒状物sが完全に切断されるもの
である。
(考案の効果) 以上のように本考案の棒状物切断切断装置は、
外周部に剪断刃7,8を有する凹所5,6を備え
た一対のカツター板2,3を左右に重ね合わせ状
態にして台座1に立設した縦壁板1aの一側面前
端部に回動自在に枢着4すると共に該縦壁板1a
の後端に水平固定部材1bを延設し、さらに、縦
壁板1aの後端上部に、下端を前後方向に二股状
に分岐させて前後脚杆部9a,9bに形成してな
る手動杆9の該下端中央部を回動自在に枢着10
し、この手動杆9の前記前後脚杆部9a,9bに
前後連杆11,12の上端部を夫々回動自在に枢
着し、後部連杆12の下端を一方のカツター板2
の後端に延設したアーム部15の後端に回動自在
に枢着すると共に前部連杆11の下部に設けた長
孔17に他方のカツター板3の後端に固着したピ
ン19を摺動自在に挿嵌させてなることを特徴と
するものであるから、棒状物の切断開始から半分
部分までの最も切断に力を要する部分を後部連杆
12の下死点近傍部を利用して軽快に切断作業を
行え、さらに、その後の切断容易な残余の部分を
前部連杆11の長孔17に他方のカツター板3の
ピン19を係止させて該カツター板3の剪断刃8
を一方のカツター板2の剪断刃7方向に移動させ
ながら円滑に切断できるものであり、従つて、棒
状物を切断開始から終了まで無理な力を要するこ
となく切断できて作業性の向上を図ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その縦断側面図、第2図は平面図、第3図乃至第
5図は作動状態を説明するための簡略側面図、第
6図は従来の切断装置の簡略側面図である。 1……台座、1a……縦壁板、1b……水平固
定部材、2,3……カツター板、4……中心軸、
5,6……凹所、7,8……剪断刃、9……手動
杆、9a,9b……前後連杆、11,12……前
後部連杆、15……アーム部、17……長孔、1
9……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部に剪断刃7,8を有する凹所5,6を備
    えた一対のカツター板2,3を左右に重ね合わせ
    状態にして台座1に立設した縦壁板1aの一側面
    前端部に回動自在に枢着4すると共に該縦壁板1
    aの後端に水平固定部材1bを延設し、さらに、
    縦壁板1aの後端上部に、下端を前後方向に二股
    状に分岐させて前後脚杆部9a,9bに形成して
    なる手動杆9の該下端中央部を回動自在に枢着1
    0し、この手動杆9の前記前後脚杆部9a,9b
    に前後連杆11,12の上端部を夫々回動自在に
    枢着し、後部連杆12の下端を一方のカツター板
    2の後端に延設したアーム部15の後端に回動自
    在に枢着すると共に前部連杆11の下部に設けた
    長孔17に他方のカツター板3の後端に固着した
    ピン19を摺動自在に挿嵌させてなる棒状物の切
    断装置。
JP10189686U 1986-07-02 1986-07-02 Expired JPH0344416Y2 (ja)

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JPWO2009022443A1 (ja) * 2007-08-16 2010-11-11 新光機器株式会社 アーク溶接用ワイヤー切断工具及びこれを用いたアーク溶接方法

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