JPH0344388Y2 - - Google Patents

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JPH0344388Y2
JPH0344388Y2 JP1987071805U JP7180587U JPH0344388Y2 JP H0344388 Y2 JPH0344388 Y2 JP H0344388Y2 JP 1987071805 U JP1987071805 U JP 1987071805U JP 7180587 U JP7180587 U JP 7180587U JP H0344388 Y2 JPH0344388 Y2 JP H0344388Y2
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ball screw
machining head
axis
head
axis direction
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は熱切断加工装置の加工ヘツド下降防止
装置に関する。
(従来の技術) 従来、熱切断加工装置としてのレーザ加工機に
おいて、加工ヘツドは例えばX軸、Y軸およびZ
軸方向に移動される。その加工ヘツドの移動によ
り、ワークテーブル上に載置されたワークに加工
ヘツドの先端に設けられたノズルからレーザビー
ムが照射されて所望のレーザ加工が施こされる。
その加工ヘツドは駆動装置のモータに連結され
たボールねじの回転によりZ軸方向へ移動され
る。例えば加工ヘツドがZ軸の下方へ移動してい
る最中に、例えば駆動装置の電源がOFFになる
と、加工ヘツドはボールねじとの摩擦抵抗が小さ
いことから、加工ヘツドの自重によりボールねじ
を回転せしめることになる。その結果、加工ヘツ
ドが最下降してワーク等に衝突して、ノズルやワ
ークなどを損傷してしまう。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、例えば駆動装置の電源がOFFした
場合、加工ヘツドが下降しないように防止する下
降防止装置として、バランサーを取付けるとか電
磁ブレーキを取付ける手段などが考えられる。し
かしながら、バランサーや電磁ブレーキなどを取
付けると駆動装置そのものが大型化、複雑化する
と共にコスト高になるという問題があつた。
本考案の目的は、上記問題点を改善するため、
構造が簡単で、コンパクト化された熱切断加工装
置の加工ヘツド下降防止装置を提供することにあ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するためのの手段) 本考案は上記目的を達成するために、熱切断加
工装置において、Z軸方向へ移動自在な加工ヘツ
ドを上下動せしめるボールねじを支持フレームに
回転自在に設けると共に、ボールねじを回転する
ための駆動装置を設け、前記ボールねじにおける
端部付近に被係止部材を設けると共に、その被係
止部材と係合離脱自在な係止部材を前記支持フレ
ームに回転不能に設けて熱切断加工装置の加工ヘ
ツド下降防止装置を構成した。
(作用) 本考案を採用することにより、加工ヘツドがZ
軸の下方へ移動している最中に例えば駆動装置の
電源がOFFになると、加工ヘツドはボールねじ
の摩擦抵抗が小さいことから、加工ヘツドの自重
によりボールねじを回転せしめて加工ヘツドが下
降しようとする。その際、係止部材が上昇してボ
ールねじの端部付近に設けた被係止部材の被係止
部に前記係止部材の係止部に係合して加工ヘツド
が下降されるのが防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図を参照するに、熱切断加工装置としての
レーザ加工機1におけるベース3上にはワークW
を載置するためのワークテーブル5が設けられて
いる。前記ベース3上には第1図の右方向からみ
ると門型形状をしたX軸キヤレツジ7を案内する
ための案内ガイド9が左右方向(以下、X軸方向
という。)に延在して設けられている。
すなわち、X軸キヤレツジ7は図示省略の駆動
装置により案内ガイド9に案内されてX軸方向に
移動される。ベース3の後方にはテレスコピツク
形式のカバー11が設けられている。
X軸キヤレツジ7の上部には第1図において紙
面に対して直交する方向(以下、Y軸方向とい
う。)に移動自在な支持フレームとしてのY軸キ
ヤレツジ13が設けられている。而して、Y軸キ
ヤレツジ13は図示省略の駆動装置によりX軸キ
ヤレツジ7に対しY軸方向に移動される。
Y軸キヤレツジ13の前部第1図において右側
には第1図において上下方向(以下、Z軸方向と
いう。)に移動自在な加工ヘツド15が設けられ
ている。その加工ヘツド15の下端部にはレーザ
ビームLBを照射するためのノズル17が装着さ
れている。而して、加工ヘツド15がY軸キヤレ
ツジ13に対してZ軸方向に移動されてワークW
とノズル17との間の位置が調整される。
前記ベース3における左側の近傍には、箱型形
状のベツド19が配置されており、そのベツド1
9上にはレーザビームLBを発振させるためのレ
ーザ発振装置21が設けられている。レーザ発振
装置21の前部にはオーバヘツドビーム23が取
付けられ、そのオーバヘツドビーム23の前端部
は前記加工ヘツド15に連結されている。
レーザ発振装置21では、例えばHe,H2
CO2の混合気体によりなるレーザビームLBが発
振され、2点鎖線で示したごとき経路を辿つて加
工ヘツド15の前端部に装着されたノズル17か
ら、前記ワークテーブル5上に載置されたワーク
Wへ酸素のごときアシストガスと共に当てられて
所定の熱切断加工が施されることになる。
なお、ワークWに所望の加工を施す場合には、
加工ヘツド15がX軸、Y軸およびZ軸方向に移
動されて加工されることになる。
前記ワークテーブル5上にはワークWを加工す
る際にワークWを支持する複数の支持ピン25と
ワークWを搬入出する際にワークWを支持する複
数の支持体27が設けられている。
而して、ワークWはレーザ加工を施す際に、複
数の支持ピン25上に支持され、ワークWを搬入
出する際に、複数の支持体27が支持ピン25よ
り突出してワークWを支持することになる。
加工ヘツド15はY軸キヤレツジ13に対して
Z軸方向へ移動される。より詳細には、第2図に
示されているように、Y軸キヤレツジ13の上部
には、加工ヘツド15をZ軸へ移動させるための
駆動装置の一部である駆動モータ29が取付けら
れている。その駆動モータ29にはZ軸方向へ延
在して回転自在なボールねじ31が設けられてい
る。
そのボールねじ31にはナツト部材33が螺合
されており、そのナツト部材33には支持部材3
5を介して加工ヘツド15が支承されている。そ
の支持部材35はY軸キヤレツジ13の第2図に
おいて右側に取付けられたガイド部材37に案内
されてZ軸方向へ移動される。
前記ボールねじ31の先端部には、Y軸キヤレ
ツジ13に支承された下降防止装置39が設けら
けている。下降防止装置39は第3図に示されて
いるように、Y軸キヤレツジ13の下方部におけ
る第3図において右側壁部に中空円筒部材41が
一体的に支承されている。その中空円筒部材41
にはボールねじ31が衝突した際の緩衝用部材K
例えばゴム部材が取付けられている。その中空円
筒部材41内には複数のベアリング43を介して
前記ボールねじ31が回転自在に支承されてい
る。
前記中空円筒部材41におけるボールねじ31
の前端部には被係止部材45がセツトスクリユ4
7で固定されている。その被係止部材45の先端
部には被係止部45Aが一体的に設けられてい
る。
前記中空円筒部材41の下部には、シリンダと
しての例えば油圧シリンダ49が複数のボルト5
1で取付けられている。その油圧シリンダ49に
設けられた上下動自在なピストンロツド53が前
記中空円筒部材41内の下部から上方へ突出し、
そのピストンロツド53の上部は係止部材55の
下部にボルト57により固定されている。
その係止部材55における先端部には係止部5
5Aが一体的に設けられており、被係止部材45
Aと係止部55Aが係合離脱自在となつている。
前記中空円筒部材41内の下部と係止部材55の
後端部との間にはスプリング59が介設されてい
る。なお、前記係止部材55は上下動自在にキー
61によりキー止めされており、キー61は複数
のボルトで前記中空部材41に固定されている。
上記構成により、駆動装置の駆動モータ29を
駆動させ、ボールねじ31が回転されることによ
りナツト部材33、支持部材35を介して加工ヘ
ツド15がZ軸方向へ上下動される。その加工ヘ
ツド15がボールねじ31の回転により下方へ下
降している最中に、例えば駆動モータ29の電源
がOFFになると、油圧シリンダ49のシリンダ
室から圧油が抜ける。
圧油が抜けると、スプリング59のスプリング
力によりピストンロツド53と共に係止部材55
が上方へ移動して、係止部材55の係止部55A
が被係止部材45の被係止部45Aと係合するこ
とになり、ボールねじ31の回転が止められるこ
ととなる。したがつて、加工ヘツド15はその時
点で停止するので、加工ヘツド15の下部に設け
られたノズル17はワークテーブル5やワークW
に衝突することがなくなる。
下降防止装置39は従来のものに比べて構造を
簡単に製作することができる共に、コンパクト化
することができる。
なお、本考案は前述した実施例に限定されるこ
となく、適宜の変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
〔考案の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、本考案によれば、熱切断加工装置の加工ヘツ
ドがZ軸方向の下方へ下降している最中に、停電
などにより例えば電源がOFFになつた際、ボー
ルねじの下部に設けられた被係止部材の被係止部
と支持フレームに設けられた係止部材の係止部と
が係合してボールねじの回転が止められて加工ヘ
ツドの下降がその時点で停止される。したがつ
て、加工ヘツドがワークテーブルに衝突すること
を防止する。
下降防止装置は従来のものに比べて、構造が簡
単に出来ており、コンパクト化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した一実施例のレーザ加
工機の正面概略図である。第2図は第1図におけ
る矢視部の拡大図、第3図は第2図における
矢視部の詳細拡大図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
レーザ加工機、5……ワークテーブル、13……
Y軸キヤレツジ、15……加工ヘツド、17……
ノズル、29……駆動モータ、31……ボールね
じ、39……下降防止装置、45……被係止部
材、49……油圧シリンダ、53……ピストンロ
ツド、55……係止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱切断加工装置において、Z軸方向へ移動自在
    な加工ヘツドを上下動せしめるボールねじを支持
    フレームに回転自在に設けると共に、ボールねじ
    を回転するための駆動装置を設け、前記ボールね
    じにおける端部付近に被係止部材を設けると共
    に、その被係止部材と係合離脱自在な係止部材を
    前記支持フレームに回転不能に設けてなることを
    特徴とする熱切断加工装置の加工ヘツド下降防止
    装置。
JP1987071805U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0344388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987071805U JPH0344388Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP1987071805U JPH0344388Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JPS63184684U JPS63184684U (ja) 1988-11-28
JPH0344388Y2 true JPH0344388Y2 (ja) 1991-09-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015003435A1 (de) 2014-03-24 2015-09-24 Fanuc Corporation Laserbearbeitungsvorrichtung, die dazu fähig ist, bei Erfassung eines Stromausfalls eine Bearbeitungsdüse zurückzuziehen
US10092978B2 (en) 2014-03-25 2018-10-09 Fanuc Corporation Laser processing apparatus capable of retracting processing nozzle upon power failure

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DE102015003435B4 (de) * 2014-03-24 2017-04-13 Fanuc Corporation Laserbearbeitungsvorrichtung, die dazu fähig ist, bei Erfassung eines Stromausfalls eine Bearbeitungsdüse zurückzuziehen
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JPS63184684U (ja) 1988-11-28

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