JPH0344342A - 可塑剤用アルコール - Google Patents

可塑剤用アルコール

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JPH0344342A
JPH0344342A JP18080889A JP18080889A JPH0344342A JP H0344342 A JPH0344342 A JP H0344342A JP 18080889 A JP18080889 A JP 18080889A JP 18080889 A JP18080889 A JP 18080889A JP H0344342 A JPH0344342 A JP H0344342A
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宮沢 千尋
Akio Tsuboi
明男 坪井
Koichi Fujita
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可塑剤用アルコールに関するものである。
炭素数10のアルコール(以下、デシルアルコールとい
う)は、炭素数qのオレフィンを原料にして、ヒドロホ
ルミル化反応、アルドール縮合及び水添反応をさせるこ
とにより製造され、主として塩化ビニル樹脂の可塑剤用
原料アルコールとして利用される。
炭素a?のアルコール(以下、ノニルアルコールという
)は、炭素数ダのオレフィンを二量化して得られる炭素
数をのオレフィン(以下、オクテンという。)を原料に
してヒドロホルミル化反応及び水添反応をさせることに
よシ製造され、主として塩化ビニル樹脂の可塑剤用原料
アルコールとして利用される。
本発明は可塑剤用原料アルコールとして総合性能の優れ
た、デシルアルコールとノニルアルコールとの混合アル
コールに関するものである。
〔従来の技術〕
デシルアルコールは、炭化水素油の熱分解又は接触分解
から多量に得られる炭素数ダの留分(以下、BB留分と
いう)をヒドロホルミル化反応させてバレルアルデヒド
類を製造し、次いでこれをアルドール縮合反応させてグ
セナール類を製造し、更にこれを水添反応させることに
よシ製造される。BB留分中のブテンとしては、l−ブ
テン、λ−ブテン、イソブチンの3種類がある。従って
、これをヒドロホルミル化して得うレルハレルアルデヒ
ドハn  、<レルアルデヒド、コーメテルブチルアル
デヒド、3−メチルブチルアルデヒド、ピバルアルデヒ
ド(2,2−ジメチルプロピオンアルデヒド)の混合物
となる。従って、BB留分のヒドロホルミル化により得
られるバレルアルデヒド類の縮合生成物及びデシルアル
コール製品は一般に多種類の異性体の混合物となる。
米国特許第2921089号、同第3/λ10!;1号
には、n−バレルアルデヒドの縮合生成物から誘導され
る2−プロピルヘプタノール及びn−バレルアルデヒド
とコーメチルプチルアルデヒドとのクロスアルドール生
成物から誘導されるデシルアルコールについて記載され
て釦り、縮合及び水添の方法については通常の方法でよ
いこト、2−プロピルヘプタノールは可塑剤用デシルア
ルコールとして優れていること、クロスアルドール生成
物は可塑剤性能が2−プロピルヘプタツールに比べて劣
るものの、2−プロピルヘプタノールとの十数%1での
混合物として使うならば性能はそれほど劣らぬことなど
が示されている。
また、特開昭3g−206137号にはブテン類から可
塑剤性能の良いデシルアルコールの製造を行なうために
、コープロピルヘプタノール中のn−バレルアルデヒド
とコーメチルプチルアルデヒドとのクロスアルドール生
成物の量を20%以下にするためのバレルアルデヒドの
組成と縮合条件とが示されており、主にその場合の2−
プロピルヘプタノール及びn−バレルアルデヒドと2−
メチルブチルアルデヒドとのクロスアルドール生成物よ
りのアルコールの2成分混合アルコールの性能が示され
ている。
また、オクテンを原料とするノニルアルコールについて
も英国特許第7 g 9. ? ? 7号に開示されて
いるように可塑剤用アルコールとして用いられることか
知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
炭素数ダのオレフィン原料として工業的に利用価値が高
いBB留分はブテン類(/−ブテン、2−ブテン及びイ
ンブテン)の他に、C3炭化水素類やブタジェン、ブタ
ンなどを含み、ブテン濃度は通常大よそダθ〜10重量
多である。
BB留分は更にブタジェンの大部分を抽出された後のい
わゆるスペントBB留分や更にインブテンの一部分を取
シ除いたいわゆるスペントスペントBB留分などがあう
、ブテンの濃度はそれぞれ約60〜90wt%、約70
〜90 wt%程度となる。但しいずれにしてもブテン
類は物性が非常に似通っており、/−ブテン、コープテ
ン、インブテンのそれぞれを単品に分離するのは、コス
ト高となう工業上著しく不利となる。
従って/−ブテン、コープテン、イソブチン全てを含ん
だ混合ブテンから性能のよい可塑剤用デシルアルコール
が得られることが望ましい。
C,オレフィン混合物のヒドロホルミル化において、反
応条件、触媒等を適当に選択すれば、生成物のバレルア
ルデヒドの組成をある程度選択出来ることは知られてい
るが、ある成分を実質的に台筐ないものにする方法は知
られておらず、結局、n−バレルアルデヒド、λ−メチ
ルブチルアルデヒド、3−メチルブチルアルデヒド、ピ
バルアルデヒドを全て含むことになり、生成するデシル
アルコールの組成も多種類の異性体の混合物となる。
従ってq種のバレルアルデヒドから工業的有利に可塑剤
性能の良好な異性体混合デシルアルコールを得ることが
望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の従来技術に鑑み、その課題を解決す
べく鋭意検討を重ねた結果、特定のデシルアルコールニ
特定のノニルアルコールを特定の割合で混合することに
より、デシルアルコールの総合性能を大巾に改善出来る
ことを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明は、 ブテン類をヒドロホルミル化反応、アルドール縮合反応
及び水添反応させて得られる炭素数10のアルコールで
あって、かつ、 2−プロピルヘプタノール(以下、PRHという)、 n−バレルアルデヒドとコーメチルプチルアルデヒドと
の縮合生成物の骨格を持つアルコール(以下、A成分と
いう)、 n−バレルアルデヒドと3−メチルブチルアルデヒドと
の縮合生成物の骨格を持つアルコール(以下、日成分と
いう)、 n−バレルアルデヒドとビバルアルデヒドとの縮合生成
物の骨格を持つアルコール(以下、C成分という)、 及び、 その他の炭素数10のアルコール(以下、D成分という
) の各成分が、モル比で、 A成分IPFLH=0.0ダ〜/ 日成分/PRH=0.002〜0.3 C成分/PRI−1=O,Qθ/〜03D成分/PRH
≦θ、3 の割合であるアルコール(以下、IIDAJという)と
、ブテン類を二量化して得られる炭素数をのオレフィン
をヒドロホルミル化反応及び水添反応させて得られる炭
素数7のアルコール(以下、「INA」という)との混
合アルコールであって、INAとIDAとの重量比率が
I NA/ I DA =θ、0コ〜0.グの範囲であ
ることを特徴とする可塑剤用アルコール、 を要旨とするものである。
以下に本発明につき更に詳細に説明する。
本発明の可塑剤用アルコールにおける炭素数lOのアル
コールは、ブテン類をヒドロホルミル化反応、アルドー
ル縮合反応及び水添反応させて得られる。
出発原料であるブテン類とは、ブテン類を主要な成分と
するBB留分であり、ナフサ等の炭化水素油の熱分解に
よって得られるBB留分あるいは重軽質油等の炭化水素
油の接触分解(FCCなど)によって得られるBB留分
のいずれも使用することができる。
また、更に、上記の熱分解又は接触分解によって得られ
たBB留分からブタジェンの大部分を取り除いた後のい
わゆるスペン)BB留分や、更にインブテンの一部分を
取り除いた後のいわゆるスペントスペントBB留分など
も好適に使用出来る。またこれらの混合物も使用出来る
ヒドロホルミル化反応は常法に従って行なわれる。ヒド
ロホルミル化条件も特に臨界的なものではなく、従来公
知のロジウム法やコバルト法のいずれも使用出来るが、
生成物たるバレルアルデヒド中のα一体の比率が多い方
が経済的硝酸ロジウムなどの無機塩あるいはヒドリドカ
ルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウムな
どの錯体などいずれも使用できる。コバルト法の場合の
コバルト源としては、ラウリン酸コバルトなどの有機酸
塩、硝酸コバルトなどの無機酸塩のほか、ジコバルトオ
クタカルボニル、ヒドリドコバルトテトラカルボニルな
どの錯体が使用できる。
反応圧力としては、通常、常圧〜3θθKy/cy/G
 。
反応温度としては通常、Sθ〜/!rθ℃、H,/ C
o比としては モル比で通常、/〜10、触媒濃度とし
ては通常数ppm−数wt%の条件が採用される。配位
子としてはトリフェニルホスフィン、トリフェニルホス
ファイトなどの3価の有機リン化合物やそのオキシドな
どが上記触媒に対するモル比で通常/〜1000で適宜
用いられる。溶媒は用いなくても良いが、必要に応じて
溶媒を用いることもできる。溶媒としては触媒を溶解し
、かつ反応に悪影響を与えないものであれば、任意のも
のを用いることができる。
側光ばベンゼン、トルエン、キシレン、ドデシルベンゼ
ン等の芳香族炭化水素;シクロヘキサン等の脂環式炭化
水素;ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレンクリコールジエチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類;ジエチルフタレート、ジオクチ
ルフタレート等のエステル類などが用いられる。また、
ヒドロホルミル化反応により生成したアルデヒド類、ア
ルコール類を溶媒とすることもできる。筐たアルデヒド
の重縮合物などの高沸点副生物も用いることが出来る。
反応方式は連続方式釦よび回分方式のいずれでも行なう
ことが出来る。
次に蒸留によシ生成バレルアルデヒドを収得しかつその
組成をコントロールする。
ヒドロホルミル化反応にかいては、ブテン類の反応速度
は各成分毎に違い、α−アルデヒドとイソ−アルデヒド
との比率もある程度反応条件によって変化させることが
出来ることが知られている。
従って、上記したヒドロホルミル化反応において適当な
反応条件を採用することによってバレルアルデヒドの組
成をある程度コントロールすることができる。また、バ
レルアルデヒド各成分は/θ数℃の沸点差があり、通常
の蒸留によっても組成をコントロールすることが出来る
バレルアルデヒドの組成なモル比で、 コーメチルプチルアルデヒド/n−バレルアルデヒド=
0.0コ〜O63、好ましくは0.02〜0.2 3−メチルブチルアルデヒド/ n −バレルアルデヒ
ド= 0.00 /〜O,OS、好ましくは0.0 0
  /  〜 θ、03 ビパルアルデヒド/n−バレルアルデヒド=0.0θ0
5〜θ、θS1好1しくは0.00/〜θ、03にコン
トロールしてからアルドール縮合反応に付するのが好渣
しい。
アルドール縮合反応に釦いては通常、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を触媒に用いるが
、アミン類なども用いることが出来る。反応温度は、通
常SO〜/!Q℃、反応圧力は、通常、常圧〜数に97
cm2G s反応時間は通常数分〜数時間で行なわれる
が、バレルアルデヒドの転化率を各成分とも少くとも約
?0多以上好1しくは9S%以上にすることが好ましい
n−バレルアルデヒド以外のバレルアルデヒドの縮合速
度は比較的遅く、n−バレルアルデヒド以外のバレルア
ルデヒドの、相互の縮合反応あるいは自身の二量化反応
はほとんど釦こらないが、n−バレルアルデヒドとのク
ロスアルドール化反応は上記C,アルデヒド組成では比
較的速やかに起り、所望の組成のデセナール混合物を与
える。デセナール混合物は次いで水添反応に付される。
水添反応は通常の方法で行なうことができる。すなわち
、N i+ Cr + Cu等の通常の水添触媒によう
、反応圧力は通常常圧〜’ ” OK97cm”G 、
反応温度は通常、II O〜3.0θ℃で行なわれる。
次いで通常の蒸留精製により本発明の炭素数lθのアル
コールの混合物(IDA)を得る。
IDAは、2−プロピルヘプタツール(PRH)以外に n−バレルアルデヒドとコーメチルプチルアルデヒドと
の縮合生成物の骨格を有するもの(A 成分): c−c−c−c−c−c −OH 一バレルアルデヒ ドと3 −メチルブチルアル デヒドとの縮合生成物の骨格を有するもの( 成分): C−C−C−C−C−C−C−OH −C n−バレルアルデヒドとピバルアルデヒドとの縮合生成
物の骨格を有するもの(C成分):その他の炭素数lθ
のアルコール(D成分)(以上水素原子は省略) を含み、 各成分がモル比で A成分/PFLH=0.0q〜7.01好筐しくばθ、
/ 〜 0.7 日成分/PR,H=0.002〜0.J、好ましくはθ
、002〜0.7 C成分/PRH=O,θ0 / −0,3、好渣しくは
θ、00.2〜θ、l D成分/PRH≦θ、3、好ましくは0./以下の割合
であるものである0 また本発明の可塑剤用アルコールを構成するENAはブ
テン類を重量比して得られる炭素数をのオレフィンをヒ
ドロホルきル化反応及び水添反応させて得られる炭素数
りのアルコールである。
オクテンはニッケル系触媒などの公知の方法によりブテ
ン類を重量比して得られる。該ブテン類としては上記/
−ブテン、2−ブテン、インブテンそれぞれの単品のほ
かにこれらの混合物あるいは上記IDAの原料ブテン類
等が用いられる。オクテンのヒドロホルミル化反応は常
法に従って行なわれる。ヒドロホルミル化条件も特に臨
界的なものではなく、上記IDAを製造する際に採用さ
れるブテン類のヒドロホルミル化反応とほぼ同様の条件
の、ロジウム法やコバルト法のいずれも使用出来る。
生成ノニルアルデヒドの水添反応も、前記したごとくグ
セナール類の水添反応と同様の条件の常法によシ行うこ
とが出来、次いで通常の蒸留精製により炭素数?のアル
コール(ISA)を得ることができる。
本発明の可塑剤用アルコールは、IDAとINAとの重
量比率がINA/IDA=0.04〜θ、lI、好筐し
くは0.02〜0.3、最も好1しくは0.06〜0.
3の範囲のものであるが、混合する時点としてはIDA
及びINAの製品同士のみでなく、水添反応後で蒸留精
製前の粗アルコールを混合し蒸留精製によって上記の比
率に調整することも出来るし、水添反応に供されるグセ
ナール類及びノニルアルデヒドを混合してから水添を行
なった後、蒸留精製によって上記比率に調整することが
できる。
上記INA/IDAの重量比率が0.02未満では、可
塑化効率が改善されず、豊た0、夕を超えた場合には可
塑化効率、耐熱性及び電気抵抗が低下するので好ましく
ない。
上記のようにして得られる本発明の可塑剤用アルコール
は、常法によシ無水フタル酸などとエステル化反応させ
て可塑剤として用いられる。
デシルアルコールハコ−エチルヘキサノールなどの汎用
可塑剤用アルコールと比べ一般的には耐熱性に優れてい
ることが知られているが、電気抵抗や可塑化効率などに
ついては一般に劣っている。
可塑剤の性能は、 ■ 可塑化効率(/l1l)θ優モジエラス)■ 揮発
減量(耐熱性) ■ 低温柔軟温度(耐寒性) ■ ケロシン抽出性(耐油性) ■ 電気抵抗(絶縁性) などを総合的に評価する必要があり、単一の性質、例え
ば、耐熱性のみの問題ではない。上記■や■なと相反す
る傾向をもつものもあう複雑であるが、本発明によれば
総合的に優れた性能を有する可塑剤用アルコールを得る
ことが出来る0 〔実施例〕 以下に本発明につき、実施例に基づいて更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例によって限定されるものではない。
参考例/ (1)IDAの合成 ナフサのクラッカーよりのBB留分から、ブタジェンと
インブテンとを大部分除去したあとの下記組成のスペン
トスペントBB留分な連続的にヒドロホルミル化した。
〔組成〕 /−ブテン 11.7wt%ニーブテン 2
2 インブテン ダ ブタジェン 7.3 C8類 0.3 その他   2デ、ダ 反応条件は 全圧カフ Kf/m2G Nオキツガ3分圧ダKf/c
m2G(H2/CO=/)、 反応温度ioo℃ 原料/触媒液=10(重量比) 反応器滞留時間 2.0時間 であった。
反応液を脱圧後、蒸留により生成バレルアルデヒドをほ
ぼ全量回収したところ、モル比で λ−メチルブチルアルデヒド/n−バレルアルデヒド二
〇、/ 3−メチルブチルアルデヒド/n−バレルアルデヒド=
 0.0コ ピパルアルデヒド/n−バレルアルデヒド=0.0/ であった。
次にこのアルデヒドをそのit反応温度95℃、常圧、
アルデヒド/3嘩水酸化ナトリウム水溶液=/(重量比
)で101のオートクレーブにてハ3時間縮合反応を行
なった。
各アルデヒドの転化率は n−バレルアルデヒド    99.9%コーメチルプ
チルアルデヒド 9デ1g3−メチルブチルアルデヒド
 99.g%ビバルアルデヒド      qg、2で
あった。
次いでこのデセナール混合物を、ニッケル系の固体触媒
によシ水添した。水添条件は圧力/ 00 Kg/cm
2G、温度100℃、触叫9セナール=0.1(重量比
)でバッチ反応により3.0時間反応を行なった。デセ
ナールの転化率は99.9%であった。次に3%段のガ
ラス製オールダーショウ蒸留塔によって粗IDAを精製
し、初留カット/多、主留9s%、釜残ta%でIDA
を収得した。IDAの組成をキャピラリーガスクロマト
グラフで分析したところ、A成分/PRH= 0.22
、B成分/PRH=θ、θダs、 C成分/PRH=0
.0ココ、D成分/PRH= 0.θlであった。
(2)可塑剤の合成と評価 (1)で得た上記IDAと無水フタル酸とを常法により
エステル化し可塑剤とした。次いで可塑剤/塩化ビニル
樹脂=t、o/1ooC重量比)で混合し、常法により
軟質塩化ビニル樹脂とし、常法により種々の試験を行な
った。
結果を表−/に記す。表−7には汎用の可塑剤であるジ
ーコーエチルへキシルフタレート(DOP)の試験結果
も記す。
参考例コ (1)オクテン類の合成 ナフサのクラフカ−から得られたBB留分よりブタジェ
ン及びイソブチンを除去した後のC4留分(イソブチン
6重量優、/−ブテン1フ3重量多、コープテン25重
量嘩、ブタン類2!重量嘩、その他/重量%)をモレキ
エラーシープ13Xにより脱水した。次いで容積101
のSUS製誘導攪拌型オートクレーブに窒素雰囲気下に
て、上記した脱水後のC4留分り〜、オクタン酸二クケ
ルのn−へキサン溶液!;、!r I (Ni含有量6
wt%)及びエチルアルミニウムジクロリド//、Jl
lを仕込み、ダO℃で7時間反応させた。
反応後、5wt%H2SO4水溶液JI10Iを添加し
、触媒を失活させた後に液々分離によりオクテン類を得
た。
上記の反応を3回行なった。
(2)蒸留によるオクテン留分の収得 上記(1)で得られたオクテン類を、内径g。
鵡×20段のオールダーショウ型蒸留塔にて常圧で精留
した。塔頂部温度10g−/27℃のオクテン留分をs
、tr6得た。
(3)INAの合成並びに可塑剤の合成及び評価容積l
θlのSUS製オートクレーブに窒素雰囲気下で、上記
(2)で得たオクテン留分コ、θを及びジコバルトオク
タカルボニル4θIを加え、H2/Co = /  の
オキソガスで全圧” OK47cm”Gに保持し、/1
10〜/jO℃で反応させた。コ時間後、ガス吸収がな
くなったので、反応器を急冷し、3%NaOH水溶液を
圧入し、コバルト触媒を失活させた後、さらに冷却し、
オキソガスを放圧した後、反応液を全量域υ出し、液々
分離して有機相を収得した。
次いで圧力tOwrHをの減圧単蒸留でアルデヒド及び
アルコールを収得した。炭素数デのアルデヒド及びアル
コールの合計収得率ばq?優であった。
次に容積lolのSUS製オートクレーブに窒素雰囲気
下にて上記単蒸留の収得液全量及びニッケル担持固体触
媒/6011を仕込み、水素ガスで全圧90 K4/c
m”Gに保持し、反応温度/Sθ℃で反応させた。3時
間後、ガス吸収が止1ったので急冷し、水素ガスを放圧
した後、反応液を全量取り出し、固体触媒な濾過して取
り除いた後、内径J !r tm X 、20段のオー
ルダーショウ型蒸留塔で精留した。還流比は3、圧力は
70m Hg であった。初留O,S%、釜残3多をカ
ットして9 A、!r %を収得した。水添反応及び精
留を通してのINAの収率は95%であった。このIN
Aにつき参考例/の(2)と同様な方法で可塑剤とし、
評価を行なった。結果を表−/に示す。
実施例/ 参考例/の(1)で得たIDAと参考例二の(3)で得
たINAとをINA/IDA=o、2(重量比)で混合
したものを参考例/の(2)におけるのと同様の方法で
可塑剤とし性能を評価した。結果を表−7に示す。
実施例コ 参考例1に釦いてデセナールを水添反応する際に参考例
二の(3)におけろ水添反応前の、炭素数デのアルデヒ
ド及びアルコールとl対/重量比で混合した後参考例/
の(1)におけるのと同様の方法で水添し混合粗アルコ
ールを得た。
この混合粗アルコールを60段のオールダーショウ蒸留
装置で回分蒸留を行った。条件は/ 0 llmlHg
 %釜温/QO〜/Ar℃、還流比7.0であった。仕
込液に対し初留カット0..3 wt%、INAを主体
とするINA−IDA留分、IDAを主体とするINA
−IDA留分、釜残Q、?wt%を収得した。このID
Aを主体とするI NA −IDA留分中のISAをキ
ャビラリーガスクロマトクラフによう測定したところ/
J、、2wt%であった。
とのIDAを主体とするINA−IDA留分を参考例/
の(2)におけるのと同様の方法でエステル化し可塑剤
として評価を行なった。結果を表−/に示す。
実施例3 参考例/の(1)で得たIDAと参考例2の(3)で得
たINAとをINA/IDA=0.06(重量比)で混
合したものを参考例/の(2)におけるのと同様の方法
で可塑剤とし性能を評価した。結果を表−/に示す。
比較例1 INA及びIDAをINA/IDA−θ、0/(重量比
)で混合した以外は実施例/と全く同様に行なった。結
果を表−/に示す。
比較例コ INA/IDA=o、sC重量比)とした以外は実施例
1と全く同様に行なった。結果を表−/に示す。
〔発明の効果〕
本発明の可塑剤用アルコールは、可塑剤原料として総合
的に優れた性能を示すもので1)、工業的に有用である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブテン類をヒドロホルミル化反応、アルドール縮
    合反応及び水添反応させて得られる炭素数10のアルコ
    ールであって、かつ、 2−プロピルヘプタノール(以下、PRH という)、 n−バレルアルデヒドと2−メチルブチルアルデヒドと
    の縮合生成物の骨格を持つアルコール(以下、A成分と
    いう)、 n−バレルアルデヒドと3−メチルブチルアルデヒドと
    の縮合生成物の骨格を持つアルコール(以下、B成分と
    いう)、 n−バレルアルデヒドとピバルアルデヒドとの縮合生成
    物の骨格を持つアルコール(以下、C成分という)、 及び その他の炭素数10のアルコール(以下、 D成分という) の各成分が、モル比で、 A成分/PRH=0.04〜1 B成分/PRH=0.002〜0.3 C成分/PRH=0.001〜0.3 D成分/PRH≦0.3 の割合であるアルコール(以下、「IDA」という)と
    、ブテン類を二量化して得られる炭素数をのオレフィン
    をヒドロホルミル化反応及び水添反応させて得られる炭
    素数9のアルコール(以下「INA」という)との混合
    アルコールであって、INAとIDAとの重量比率がI
    NA/1DA=0.02〜0.4の範囲であることを特
    徴とする可塑剤用アルコール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06107575A (ja) * 1992-03-27 1994-04-19 Hoechst Ag デシルアルコール混合物、それらから得られるフタル 酸エステルおよび可塑剤としてのそれらの用途
JPH06279335A (ja) * 1992-12-22 1994-10-04 Hoechst Ag 異性体のノナノール類およびデカノール類の混合物、それの製造方法、それから得られるフタル酸エステルおよび可塑剤としてのその用途
EP1486481A3 (de) * 2003-03-25 2010-01-27 Basf Se Verfahren zur Hydroformylierung
WO2011054781A1 (de) 2009-11-03 2011-05-12 Basf Se THERMOPLASTISCHE ZUSAMMENSETZUNGEN MIT VERBESSERTER FLIEßFÄHIGKEIT
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