JPH0344245Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0344245Y2
JPH0344245Y2 JP20400686U JP20400686U JPH0344245Y2 JP H0344245 Y2 JPH0344245 Y2 JP H0344245Y2 JP 20400686 U JP20400686 U JP 20400686U JP 20400686 U JP20400686 U JP 20400686U JP H0344245 Y2 JPH0344245 Y2 JP H0344245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
vacuum
vacuum drum
pressure
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20400686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63103711U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20400686U priority Critical patent/JPH0344245Y2/ja
Publication of JPS63103711U publication Critical patent/JPS63103711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0344245Y2 publication Critical patent/JPH0344245Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、汚泥等の脱水に用いる真空脱水機
における布の駆動装置の改良に関する。
「従来の技術」 従来、真空脱水機が汚泥等の脱水に用いられる
ことはよく知られており、下水汚泥の如く、有機
質を多量に含む汚泥では、過助剤として消石灰
や塩化鉄を添加している。特に、消石灰は多量に
用いなければならず、このため、脱水ケーキ量が
倍増する上、焼却処分するにもこれがために燃え
にくく、炉を損傷する等の難点がある。また、真
空脱水機は、1Kg/cm2以下の吸引圧での脱水であ
るため、生成したケーキの含水率が高く、これを
下げるために、ドラム上で加圧することも知られ
ているが、従来、真空脱水機では高脱水は不可能
とされている。
「考案が解決しようとする問題点」 上述のように、真空脱水機は過圧力に限界が
あり、従つて、脱水ケーキの含水率もこれに制約
されて限界があり、含水率80%程度のケーキしか
得られない。また、有機質を多量に含むコロイド
状の汚泥では、前述した消石灰等の助剤を用いな
ければ脱水不可能であり、このようにして脱水し
たケーキでも、なおかつ、その含水率は80%程度
であり、これらを焼却するにしても、投棄するに
しても多大の経費を要している。
「問題を解決するための手段」 この考案は、消石灰等の添加をすることなく、
真空脱水機で以つて高脱水ケーキを得んとするも
のであつて、その要旨とするところは、原液槽中
に、その一部を浸漬させて真空ドラムを設け、そ
の真空ドラムに掛回わした布の液槽中から離脱
した部位には、その布上に形成されたケーキの
加圧装置を設け、この加圧装置に設けたロールを
駆動源に連動連結し、この布によつて真空ドラ
ムを駆動するようにしたものである。
「作用」 この考案は上述のように構成されており、原液
槽に供給された原液は、真空ドラムによつて吸引
され、その液はドラム内から取出される。ま
た、真空ドラムの周部に吸着されたケーキは、加
圧装置のロールの駆動によるドラムの回転によつ
て原液中から離脱し、加圧装置によつて加圧され
ると同時に、該部で、さらに吸引されて脱水され
る。そして、このとき、真空ドラムはその周部に
接する加圧ベルトによつて駆動されるので、これ
に巻掛けた布に過大な張力を掛けることがな
く、従来の真空脱水機に用いる薄手布であつて
も使用することができる。すなわち、従来の真空
脱水機は、その布が微細な粒子を捕捉するのに
適合する薄手のものが使用されていて、強力な
過圧力を必要とする原液やケーキの脱水には、強
度が不足し使用できなかつたのであるが、この考
案では、真空ドラムの駆動を加圧装置のロールで
することによつて、真空ドラムに巻掛けた布に
は、高い張力を掛けることなく、加圧装置の加圧
力と相俟つて、高脱水を可能にしたものである。
「実施例」 この考案を図面に基づいて詳述すれば、第1図
において、1は原液槽2にその一部を浸漬して回
転自在に支架された真空ドラム、3は真空ドラム
1に掛け回わした布、4は真空ドラム1の周面
に圧接させた加圧ベルトである。次に、第2図に
示すものは、加圧ベルト4に代えて加圧用の布
5を用いた事例を示し、このものでは、真空ドラ
ム1から離れたケーキを、布と加圧用布5と
で挟持した状態で、千鳥状に配設したシヤリング
ロール9,10,11,12間を通過させるよう
にしている。そして、第1図に示すもの、第2図
に示すもの、何れも、真空ドラム1の駆動は、加
圧ベルト4あるいは加圧用布5で駆動するよう
にしている。符号6は、その駆動モータである。
尚、図において、符号7はスクレーパ、8は布
の偏寄修正ロール、13はテンシヨンロールを示
すものである。
このように構成した装置では、原液槽1に供給
した原液は、その挟雑物が真空ドラム1の周面に
吸着され、加圧ベルト4の駆動による真空ドラム
1の回転に伴なつて、液面を離脱した部位で、加
圧ベルト4によつて加圧され、さらにその水分が
吸着される。また、第2図に示す構造のもので
は、真空ドラム1の周部を離脱したケーキは、シ
ヤリングロール9,10,11,12部分へと送
られ、そして、このシヤリングロール部分では、
駆動モータ6によつて駆動される加圧用布5と
布1とによつて挟持された状態で、シヤリング
ロール9,10,11,12を通過する間に、強
い剪断作用によつてさらに脱水された後、スクレ
ーパ7によつて布3から剥離され、機外に取出
される。すなわち、この考案に係る装置では、真
空ドラム1は、加圧ベルトあるいは加圧用の布
5によつて駆動され、布3には強い負担をかけ
ないので、この布には、従来、真空脱水機に用
いた微細粒子捕捉用の薄手布を使用しながら、
加圧ベルトによつて高圧搾が可能なるものであ
る。尚、第2図のもののように、真空ドラム1を
離脱した部位の布3を、シヤリングロール9,
10,11,12を通過するようにすれば、真空
ドラム1の周部での加圧の上に、さらに加圧用
布5とで挟持した状態で、ケーキに剪断力を加え
ることができ、布3に負担をかけることなく、
さらに高脱水作業が可能である。
「考案の効果」 このように、この考案は、従来、高加圧力を加
えての脱水は不可能とされた真空脱水機におい
て、高加圧脱水を可能としたもので、汚泥処理上
得られる利益は著大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る布の駆動装置の概
略の側面図である。第2図は、同じく他の実施例
の側面図である。 符号説明、1……真空ドラム、2……原液槽、
3……布、4……加圧ベルト、5……加圧用の
布、6……駆動モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原液槽2中にその一部を浸漬させて真空ドラム
    1を設け、その真空ドラム1に掛回わした布3
    の液槽中から離脱した部位には、その布3上に
    形成されたケーキの加圧装置4を設け、この加圧
    装置4に設けたロールを駆動源6に連動連結した
    ことを特徴とする真空脱水機における布の駆動
    装置。
JP20400686U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0344245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20400686U JPH0344245Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20400686U JPH0344245Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63103711U JPS63103711U (ja) 1988-07-05
JPH0344245Y2 true JPH0344245Y2 (ja) 1991-09-18

Family

ID=31169863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20400686U Expired JPH0344245Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0344245Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119295A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 月島機械株式会社 固液分離装置、濾過装置、および固液分離方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009119295A1 (ja) * 2008-03-25 2009-10-01 月島機械株式会社 固液分離装置、濾過装置、および固液分離方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63103711U (ja) 1988-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0345793A (ja) 繊維質原料スラリーの処理方法及び装置
JPS60114315A (ja) 有機質汚泥の脱水方法
JPH0344245Y2 (ja)
US2784652A (en) Paper machine dryer assembly
US4260492A (en) Rotary diaphragm press
KR100634259B1 (ko) 고압벨트와 수분흡착휄트를 갖춘 벨트프레스
KR100358860B1 (ko) 슬러지 탈수장치
JPS6124386Y2 (ja)
JPS5822245B2 (ja) 真空・加圧式脱水装置
KR100390313B1 (ko) 산업용 탈수기의 벨트 프레스
JPS60152396A (ja) 高加圧脱水装置
JPS5914070Y2 (ja) ロ−ラプレス脱水機
JPS5937358Y2 (ja) 汚泥脱水機
JPS5843934Y2 (ja) ベルトプレスにおける「ろ」過助長装置
KR890005605Y1 (ko) 산업용 폐수기에 설치되는 고압 벨트의 구동장치
JPS624395Y2 (ja)
JPS6117599B2 (ja)
JPS591160B2 (ja) 泥状物の脱水装置
JPH1018748A (ja) 泥水フロック用のローラ式脱水装置
KR200215552Y1 (ko) 산업용 탈수기의 벨트 프레스
JPS62114616A (ja) 水平式真空濾過方法及び装置
JPH0140636Y2 (ja)
JP2519969Y2 (ja) 加圧搬送機による建設泥土の脱水装置
JPH0233853Y2 (ja)
JPS6315080B2 (ja)