JPH0343738Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343738Y2 JPH0343738Y2 JP16689185U JP16689185U JPH0343738Y2 JP H0343738 Y2 JPH0343738 Y2 JP H0343738Y2 JP 16689185 U JP16689185 U JP 16689185U JP 16689185 U JP16689185 U JP 16689185U JP H0343738 Y2 JPH0343738 Y2 JP H0343738Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- base
- small
- main body
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、電子機器の筐体、特にカバー(蓋)
を有する型の筐体に関するものである。
を有する型の筐体に関するものである。
[従来の技術]
従来、ベース及びカバーより成る電子機器筐体
においては、第6図に外観を示すように複数のネ
ジでカバーをベースに固着していた。同図Aは正
面図、同図Bは側面図であり、図中1はベース、
2はカバー、11はネジ、12は脚を示す。
においては、第6図に外観を示すように複数のネ
ジでカバーをベースに固着していた。同図Aは正
面図、同図Bは側面図であり、図中1はベース、
2はカバー、11はネジ、12は脚を示す。
[考案が解決しようとする問題点]
上述のような従来の電子機器筐体では、電子機
器の配線を調整するとき、ネジ11を外しベース
1からカバー2を分離した後に調整作業をしなけ
ればならないので、非常に不便であつた。
器の配線を調整するとき、ネジ11を外しベース
1からカバー2を分離した後に調整作業をしなけ
ればならないので、非常に不便であつた。
したがつて、本考案は、美観を損なわず、且つ
配線調整時などに簡単にカバーを外せる構造を有
する電子機器筐体を提供しようとするものであ
る。
配線調整時などに簡単にカバーを外せる構造を有
する電子機器筐体を提供しようとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、本来のカバー(以下区別し易いよう
に「本体カバー」ということがある。)の端面を
含む一部に着脱可能な小カバーを設け、この小カ
バーの一端は本体カバーの端縁に回動可能に係合
させ、その他端は弾性金具を介してベースにネジ
止めするようにした。
に「本体カバー」ということがある。)の端面を
含む一部に着脱可能な小カバーを設け、この小カ
バーの一端は本体カバーの端縁に回動可能に係合
させ、その他端は弾性金具を介してベースにネジ
止めするようにした。
[作用]
上記の構成により、ネジを締め付けるだけで小
カバーがベースと本体カバーの間に嵌合固定さ
れ、ネジを緩めるだけで小カバーのみならず本体
カバーも外れるようにすることが可能となる。
カバーがベースと本体カバーの間に嵌合固定さ
れ、ネジを緩めるだけで小カバーのみならず本体
カバーも外れるようにすることが可能となる。
[実施例]
第1図は、本考案の好適な実施例を示す要部断
面図である。第2図は同実施例の外観を示すもの
で、同図Aは正面図、同図Bは側面図、同図Cは
上面図である。第1図は第2図のX−X線に沿う
断面を示している。これらの図において、第6図
と対応する部分には同一符号を付してある。3
は、本体カバー2の端面を含む一部(図では上端
面を含む一部)に作られた小カバーである。小カ
バー3の端面側すなわち開閉側に、第1図に示す
ように、ほぼL字形の受け金具4が取付けられ
る。受け金具4は弾性に富む材料で作られ、その
自由端部の1個所にタツプ(めネジ)が切つてあ
り、このタツプにおネジ5が螺合される。おネジ
5の頭と反対側に、ネジ抜け防止用ワツシヤー6
が取付けられる。また、小カバー3の他端は、段
部8により本体カバー2の端部と係合される。
面図である。第2図は同実施例の外観を示すもの
で、同図Aは正面図、同図Bは側面図、同図Cは
上面図である。第1図は第2図のX−X線に沿う
断面を示している。これらの図において、第6図
と対応する部分には同一符号を付してある。3
は、本体カバー2の端面を含む一部(図では上端
面を含む一部)に作られた小カバーである。小カ
バー3の端面側すなわち開閉側に、第1図に示す
ように、ほぼL字形の受け金具4が取付けられ
る。受け金具4は弾性に富む材料で作られ、その
自由端部の1個所にタツプ(めネジ)が切つてあ
り、このタツプにおネジ5が螺合される。おネジ
5の頭と反対側に、ネジ抜け防止用ワツシヤー6
が取付けられる。また、小カバー3の他端は、段
部8により本体カバー2の端部と係合される。
第3図はベース側の構造を示すもので、同図A
は要部を示す上面図(ただし、第2図Cと上下が
逆)、同図Bは同図AのY−Y線に沿う断面図で
ある。これらの図において、7は嵌合時にネジ5
が嵌入する切欠き、10は切欠き7の周りに設け
られた段部を示す。この切欠き7により、受け金
具4をベース1側に押込むときネジ5が妨げにな
らない。段部10については、あとで述べる。受
け金具4は、第1時に示すように小カバー3をベ
ース1と本体カバー2の間に嵌合した状態でベー
ス1の内壁にその垂直部分の一部が密着するが、
その先端はベース1の内壁から離れる方向に屈曲
されている。かような屈曲部9を設ける理由は、
次のとおりである。
は要部を示す上面図(ただし、第2図Cと上下が
逆)、同図Bは同図AのY−Y線に沿う断面図で
ある。これらの図において、7は嵌合時にネジ5
が嵌入する切欠き、10は切欠き7の周りに設け
られた段部を示す。この切欠き7により、受け金
具4をベース1側に押込むときネジ5が妨げにな
らない。段部10については、あとで述べる。受
け金具4は、第1時に示すように小カバー3をベ
ース1と本体カバー2の間に嵌合した状態でベー
ス1の内壁にその垂直部分の一部が密着するが、
その先端はベース1の内壁から離れる方向に屈曲
されている。かような屈曲部9を設ける理由は、
次のとおりである。
第4図は、小カバー3をベース1と本体カバー
2の間に嵌合する直前の状態を示す断面図であ
る。小カバー3を嵌合するときは、小カバー3の
段部8を本体カバー2の端面の段部に係合させ
て、受け金具4をベース1に向かつて押込む。本
体カバー2の端面には、小カバー3の段部8と係
合するようにこれと逆の段が形成されている。し
たがつて、小カバー3は段部8を軸として回動可
能である。受け金具の先端4は、嵌合後に2ベー
ス1の内壁に密着するように充分長くしてあるの
で、これが嵌合時ベース1の切欠き7の両側の部
分に突き当たる可能性がある。そこで、屈曲部9
を設けておけば、第4図から分かるように、受け
金具4の先端はベース1の上壁への当たりが緩和
されベース1内に円滑に挿入される。また、密着
性をよくするため受け金具4の水平部分に対する
垂直部分のなす角度を僅かに直角より大として
も、受け金具4の弾性により挿入は円滑に行われ
る。嵌合した状態において、受け金具4はベース
1の内壁に弾性するため、小カバー3の段部8も
本体カバー2の段部に弾接し、第1図に示す状態
が保持される。この状態においてネジ5を締め付
けると、小カバー3をベース1及び本体カバー2
に無理なく固着することができ、どこにも歪みを
生じない。また、第2図に示すように、段部10
と小カバー3の端縁13との間に小間隙14が形
成される。
2の間に嵌合する直前の状態を示す断面図であ
る。小カバー3を嵌合するときは、小カバー3の
段部8を本体カバー2の端面の段部に係合させ
て、受け金具4をベース1に向かつて押込む。本
体カバー2の端面には、小カバー3の段部8と係
合するようにこれと逆の段が形成されている。し
たがつて、小カバー3は段部8を軸として回動可
能である。受け金具の先端4は、嵌合後に2ベー
ス1の内壁に密着するように充分長くしてあるの
で、これが嵌合時ベース1の切欠き7の両側の部
分に突き当たる可能性がある。そこで、屈曲部9
を設けておけば、第4図から分かるように、受け
金具4の先端はベース1の上壁への当たりが緩和
されベース1内に円滑に挿入される。また、密着
性をよくするため受け金具4の水平部分に対する
垂直部分のなす角度を僅かに直角より大として
も、受け金具4の弾性により挿入は円滑に行われ
る。嵌合した状態において、受け金具4はベース
1の内壁に弾性するため、小カバー3の段部8も
本体カバー2の段部に弾接し、第1図に示す状態
が保持される。この状態においてネジ5を締め付
けると、小カバー3をベース1及び本体カバー2
に無理なく固着することができ、どこにも歪みを
生じない。また、第2図に示すように、段部10
と小カバー3の端縁13との間に小間隙14が形
成される。
小カバー3を外す場合は、1本のネジ5を緩
め、上記小間隙14にドライバー等を入れてこじ
開ければよい。
め、上記小間隙14にドライバー等を入れてこじ
開ければよい。
第5図は、受け金具4に剛体を使用したときの
不都合を説明するための断面図である。図におい
て4′を剛体で作られた受け金具とすると、この
場合は嵌合状態で受け金具4′の垂直部分をベー
ス1の内壁に密着させることが非常に難しくな
る。すなわち、密着させようとすれば、小カバー
3をベース1と本体カバー2の間に嵌合するとき
に無理(歪み)を生じる。無理を生じさせないた
めには、ベース1の内壁を受け金具4′の垂直部
分との間に間隙16を設けねばならない。ネジ5
を締め付けることにより受け金具4′をベース1
の内壁に密着させることはできるが、小カバー3
と本体カバー2の両端縁の間に間隙16が生じ、
美観を損なう虞れがある。
不都合を説明するための断面図である。図におい
て4′を剛体で作られた受け金具とすると、この
場合は嵌合状態で受け金具4′の垂直部分をベー
ス1の内壁に密着させることが非常に難しくな
る。すなわち、密着させようとすれば、小カバー
3をベース1と本体カバー2の間に嵌合するとき
に無理(歪み)を生じる。無理を生じさせないた
めには、ベース1の内壁を受け金具4′の垂直部
分との間に間隙16を設けねばならない。ネジ5
を締め付けることにより受け金具4′をベース1
の内壁に密着させることはできるが、小カバー3
と本体カバー2の両端縁の間に間隙16が生じ、
美観を損なう虞れがある。
上述の実施例では、小カバー3と受け金具4が
別体のものを示したが、これらが一体に作られた
ものでも差支えない。その他、上述の実施例に限
らず、実用新案登録請求の範囲内において種々の
変形・変更をしうることは、容易に理解できるで
あろう。
別体のものを示したが、これらが一体に作られた
ものでも差支えない。その他、上述の実施例に限
らず、実用新案登録請求の範囲内において種々の
変形・変更をしうることは、容易に理解できるで
あろう。
[考案の効果]
本考案によれば、次の如き種々の顕著な効果が
得られる。
得られる。
(イ) ネジ5を締め付けたとき小カバ−3は本体カ
バ−2とベ−ス1の両方に弾接するので、本体
カバ−2をネジ等でベ−ス1に固着しなくて
も、ネジ5が緩まない限り本体カバ−2はべ−
ス1から離脱しない。
バ−2とベ−ス1の両方に弾接するので、本体
カバ−2をネジ等でベ−ス1に固着しなくて
も、ネジ5が緩まない限り本体カバ−2はべ−
ス1から離脱しない。
(ロ) したがつて、ただ1本のネジ5を緩めること
により、小カバー3は勿論本体カバー2も外れ
るように筐体を構成することができる。その
際、ネジ5は小カバー3より離脱させる必要が
ないので、便利である。
により、小カバー3は勿論本体カバー2も外れ
るように筐体を構成することができる。その
際、ネジ5は小カバー3より離脱させる必要が
ないので、便利である。
(ハ) 小カバー3と本体カバー2との間に間隙がな
く、美観を損わない。
く、美観を損わない。
(ニ) 受け金具4に弾性があるため、開閉時すなわ
ち嵌合及び離脱時に反発力による節度が得られ
る。
ち嵌合及び離脱時に反発力による節度が得られ
る。
(ホ) 回転半径の小さい回転式カバーを設ける場合
に好適である。
に好適である。
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は同実施例の外観を示す図、第3図はベース
側の要部を示す図、第4図は小カバー3を嵌合す
る直前の状態を示す断面図、第5図は受け金具を
剛体にした場合の説明図、第6図は従来例を示す
外観図である。 1……ベース、2……カバー(本体カバー)、
3……小カバー、4……弾性金具、5……ネジ、
8……係合部(段部)。
2図は同実施例の外観を示す図、第3図はベース
側の要部を示す図、第4図は小カバー3を嵌合す
る直前の状態を示す断面図、第5図は受け金具を
剛体にした場合の説明図、第6図は従来例を示す
外観図である。 1……ベース、2……カバー(本体カバー)、
3……小カバー、4……弾性金具、5……ネジ、
8……係合部(段部)。
Claims (1)
- ベース及びカバーより成る電子機器筐体におい
て、該カバーの端面を含む一部に着脱可能な小カ
バーを設け、該小カバーの一端を上記カバーの端
縁に回動可能に係合させ、その他端を弾性金具を
介して上記ベースにネジ止めすることを特徴とす
る電子機器筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16689185U JPH0343738Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16689185U JPH0343738Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6274370U JPS6274370U (ja) | 1987-05-13 |
JPH0343738Y2 true JPH0343738Y2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=31098301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16689185U Expired JPH0343738Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343738Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP16689185U patent/JPH0343738Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6274370U (ja) | 1987-05-13 |
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