JPH0343480Y2 - - Google Patents

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JPH0343480Y2
JPH0343480Y2 JP2877986U JP2877986U JPH0343480Y2 JP H0343480 Y2 JPH0343480 Y2 JP H0343480Y2 JP 2877986 U JP2877986 U JP 2877986U JP 2877986 U JP2877986 U JP 2877986U JP H0343480 Y2 JPH0343480 Y2 JP H0343480Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、減衰力可変型シヨツクアブソーバの
減衰力可変装置を作動させるアクチユエータに関
する。
従来の技術 減衰力可変型のシヨツクアブソーバとは、ダン
パーオイルの通路をシヤツターにより規制して、
所望の減衰力を得るものである。そして、このダ
ンパーオイルの通路を規制するシヤツターは、ピ
ストンロツド内に配設された作動軸を介してアク
チユエータにより作動される。第6図〜第7図は
このような減衰力可変型のシヨツクアブソーバに
施用する従来のアクチユエータを示すもので、5
0は下側ケース51と上側ケース52をシール材
53を介してねじ等により一体化した合成樹脂製
のケーシングである。54はこのケーシング50
内に配設したモータであり、このモータ54の出
力軸端にはピニオンギア55を嵌着してある。そ
して、このピニオンギア55に噛み合う減速ギア
56を、この減速ギア56と一体形成したギア軸
57により、ケーシング50内に回転自在に支持
してあり、ギア軸57にウオームギア58を形成
してある。59,59はケーシング50内に形成
した軸受部であり、この軸受部59,59により
ギア軸57を軸支してある。60はギア軸57に
形成したウオームギア58に噛み合う出力ギアで
あり、この出力ギア60は出力軸61に一体形成
してある。この出力軸61は、出力ギア60の上
方へ伸びる上側出力軸62と、出力ギア60の下
方へ伸びてケーシング50の外方へ延出する下側
出力軸63とから成り、下側出力軸63を下側ケ
ース51に形成した下側軸受部64により回転自
在に支持すると共に、上側出力軸62を上側ケー
ス52に形成した上側軸受部65により軸支して
ある。又、上側ケース52には基板23を固定し
てあり、この基板23の下面66には出力軸61
と同芯に導電パターン24を形成する一方、出力
軸61と同芯の出力ギア60の上面69には導電
ブラシ27を固定し、この導電ブラシ27の一端
を導電パターン24に弾接してあり、図外の配線
コードにより、電気回路に接続されている。第8
図に示すように導電パターン24には3段階のス
イツチ部A,B,Cを設置してあり、予め選定し
たスイツチ部A,B,Cに導電ブラシ27が到達
するとモータ54の回転を停止するようになつて
いる。このように構成された従来のアクチユエー
タは、モータ54の回転をピニオンギア55、減
速ギア56及びウオームギア58からなる減速機
構部68により減速して出力ギア60に回転を伝
達する。一方、出力ギア60に取り付けた導電ブ
ラシ27とこの導電ブラシ27が摺接する導電パ
ターン24を形成した基板23とからなるエンコ
ーダ29により、出力ギア60の回転角度を検出
して、出力ギア60の回転角度、即ち出力軸61
の回転角度が所定角度回転するとモータ54の回
転を停止する。尚、出力軸61の下側出力軸63
にはシヤツターの作動軸を連結してある。
考案が解決しようとする問題点 出力軸61の下端部を下側ケース51の下側軸
受部64で回転自在に支持し、出力軸61の上端
部を上側ケース52の上側軸受部64で軸支して
ある。そのため、上側ケース52と下側ケース5
1の成形誤差及び上側ケース52と下側ケース5
1の取付け誤差の影響により、下側ケース51の
下側軸受部64の軸芯と上側ケース52の上側軸
受部65の軸芯とが芯ずれを起こし、出力軸61
が円滑に回転しなくなる。又、出力軸61に一体
形成した出力ギア60に取り付けた導電ブラシ2
7と、上側ケース52に固定した基板23に形成
した導電パターン24の摺接位置がずれるので、
導電ブラシ27が導電パターン24から逸脱した
り、導電パターン24が短絡したりして、エンコ
ーダ29が正確に作動しなくなるという問題が指
摘されている。
そこで、本考案は出力軸を回転自在に支持する
軸受部の芯ずれを防止して、出力軸を円滑に回転
すると共に、導電ブラシと導電パターンの摺接位
置のずれを防止して、エンコーダを正確に作動さ
せることができるアクチユエータを提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 下側ケースに下側軸受部を形成し、この下側軸
受部により出力軸の下部を回転自在に支持する一
方、下側ケースに突出形成した支持体にエンコー
ダの基板を固定し、この基板に上側軸受部を設置
して、この上側軸受部により出力軸の上部を軸支
してある。
作 用 モータの回転は、ピニオンギア、減速ギア、ウ
オームギア及び出力ギアからなる減速機構部によ
り減速されて、出力ギアに一体に固着した出力軸
に伝達される。そして、この出力軸の下部を下側
軸受部により回転自在に支持し、出力軸の上部を
基板及び支持体を介して下側ケースに固定した上
側軸受部に軸支してあるので、軸受部間の芯ずれ
に起因する芯振れ現象を生ずることがなく、円滑
に回転し、モータからの回転を確実に作動軸に伝
達する。一方、導電パターンを形成した基板を支
持体を介して下側ケースに支持し、出力軸を下側
ケース側に設置した下側軸受部及び上側軸受部に
より導電パターンと同芯上に支持してあるので、
出力軸に一体形成した出力ギアの上面に固定した
導電パターンの摺接位置のずれを生じることがな
い。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1図〜第5図において、1は下側ケース2と
上側ケース3を超音波溶着して一体化した合成樹
脂製のケーシングである。4はこのケーシング1
内に配設したモータであり、このモータ4の出力
軸端にはピニオンギア5を嵌着してある。そし
て、このピニオンギア5に噛み合う減速ギア6
を、下側ケース2に突出形成した一対のブラケツ
ト7,8に嵌着した歯車軸9によつて回転自在に
軸支してある。又、減速ギア6は、この減速ギア
6の側面からブラケツト7に向かつて伸びる円筒
部10を一体形成してあり、この円筒部10には
ウオームギア11を形成してある。12はウオー
ムギア11と噛み合う合成樹脂製の出力ギアであ
り、これらピニオンギア5から出力ギア12でで
減速機構部42を形成している。13はこの出力
ギア12を外周に固着した上側出力軸14とこの
上側出力軸14と継手部16を介して連結されて
ケーシング1外方へ突出する下側出力軸15とか
らなる出力軸である。そして、この上側出力軸1
4の下端部17を、下側ケース2に一体形成した
下側軸受部18のステツプ状の第1軸受部分19
により回転自在に支持し、下側出力軸15のテー
パ部20を、下側軸受部18のテーパー状の第2
軸受部21により回転自在に支持してある。一
方、下側ケース2に複数個突出形成した支持体2
2には基板23を固着してあり、この基板23の
下面には出力軸13と同芯に導電パターン24を
形成すると共に、上側軸受部25を固定してあ
る。そして、この上側軸受部25により上側出力
軸14の上端部26を軸支してある。27は出力
ギア12の上面にブラシ押え28と共に固定され
る導電ブラシであり、この導電ブラシ27は基板
23に形成した導電パターン24に弾接してあ
る。30は導電パターン24を形成してある基板
23及び導電ブラシ27からなるエンコーダ29
と図外の電源等の電気回路とを接続する配線コー
ドであり、31は配線コード30と出力ギア12
との干渉を防止するために下側ケース2に形成し
た仕切壁である。32は、配線コード30をケー
シング1の外方へ延出するためにケーシング1の
側面に形成した開口部を塞ぐグロメツトである。
第3図は下側ケース2に突出形成した支持体22
と基板23との固定部分を示すもので、支持体2
2の係合突起33を基板23の係合孔34に嵌合
した後、合成樹脂製の係合突起33を加熱・加圧
して、支持体22上に基板23をかしめ固定して
ある。第4図は下側ケース2のフランジ部35に
形成した凹部36に、上側ケース3のフランジ部
37に形成した突起38を係合し、この係合部分
を超音波溶着してある。39,40は溶着代であ
り、41は溶着時に発生する溶着ガスの逃げ場用
の隙間である。尚、導電パターン24は、第8図
に示すように、3段階のスイツチ部A,B,Cを
設置してあり、予め選定したスイツチ部A,B,
Cに導電ブラシ27が到達するとモータ4の回転
を停止するようになつている点は前記従来例と同
様である。
以上の構成によれば、モータ4の回転は、ピニ
オンギア5、減速ギア6、ウオームギア11及び
出力ギア12からなる減速機構部42により減速
されて、出力ギア12に一体に固着した上側出力
軸14に伝達される。そして、この上側出力軸1
4はその下端部17を下側ケース2に形成した上
側軸受部18の第1軸受部19により回転自在に
支持されているとともに、その上端部26を基板
23及び支持体22を介して下側ケース2に固定
した上側軸受部25により軸支されているので、
軸受部間の芯ずれに起因する芯振れ現象を生ずる
ことがなく、円滑に回転することができて、モー
タ4からの回転を継手部16を介して下側出力軸
15に伝達する。そして、この下側出力軸15は
下側軸受部18の第2軸受部21により軸支して
あるので、上側出力軸14と共に円滑に回転し、
ケーシング1外方に伸びている軸端を介して図外
の作動軸を回転する。尚、上側出力軸14と下側
出力軸15を連結する継手部16は、第5図に示
すように、上側出力軸14の下端部17に形成し
た切欠き溝43に、下側出力軸15の上端部47
に形成した二面幅部44を係合する態様である。
従つて、図外の作動軸の軸振れが下側出力軸15
に作用しても、継手部16に形成される係合隙間
により下側出力軸15の軸振れを許容できるの
で、図外の作動軸が軸振れを起こしても、上側出
力軸14の円滑な回転を維持することができる。
一方、導電パターン24を形成した基板23を支
持体22を介して下側ケース2に支持し、出力軸
13を下側ケース2側に設置した下側軸受部18
及び上側軸受部25により導電パターン24と同
芯上に支持してあるので、上側出力軸14に一体
形成した出力ギア12の上面に固定した導電ブラ
シ27と導電パターン24の摺接位置のずれを生
じることがない。従つて、エンコーダ29によ
り、出力ギア12の回転角度を確実に検出して、
出力ギア12の回転角度、即ち、出力軸13の回
転角度が所定角度回転するとモータ4の回転を確
実に停止することができる。更に、減速ギア6に
一体的に円筒部10を形成し、この減速ギア6及
び円筒部10を歯車軸9により回転自在に軸支し
てあるので、軸受面積を大きくすることができ、
単位面積当りの軸受荷重を小さくできるため、軸
受部の耐久性を向上できる。従つて、軸受部の摩
耗に起因する減速ギア6とピニオンギア5との間
の噛合率の変化や、ギアの噛合不良から生じる騒
音の発生を防止できる。加えて、上側ケース3と
下側ケース2を超音波溶着して一体化するので、
上側ケース3と下側ケース2との間にシール材を
介装する必要がなく、組付作業性を向上すると共
に、外観寸法を小型化でき、かつ、価格低減を図
ることができる。
尚、以上の実施例では、出力軸13を上側出力
軸14と下側出力軸15に分割し、継手部16に
より連結する態様を示したが、これに限られるも
のでなく、出力軸13を分割することなく、出力
軸13の下部を下側軸受部18で回転自在に支持
し、出力軸13の上部を上側軸受部25により軸
支してもよい。
考案の効果 本考案は、下側ケースに下側軸受部を形成し、
この下側軸受部により出力軸の下部を回転自在に
支持する一方、下側ケースに突出形成した支持体
にエンコーダの基板を固定し、この基板に上側軸
受部を設置して、この上側軸受部により出力軸の
上部を軸支してあるので、出力軸はケーシングの
成形誤差等の影響を受けることなく、円滑に回転
することができる。又、エンコーダの導電パター
ンを上側軸受部と同芯に基板に形成してあるの
で、芯振れを生じることなく円滑に回転する出力
ギアに固定したエンコーダの導電ブラシと前記導
電パターンとの摺接位置にずれを生じることがな
い。そのため、エンコーダは出力ギアの回転角度
を確実に検出して、出力ギアの回転角度、即ち、
出力軸の回転角度が所定角度回転するとモータの
回転を確実に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の−断面図、第3図は基板の取付
状態図、第4図は上側ケースと下側ケースの溶着
状態図、第5図は継手部の分解斜視図、第6図は
従来のアクチユエータの断面図、第7図は第6図
の−断面図、第8図は導電パターン図で
ある。 1……ケーシング、2……下側ケース、3……
上側ケース、4……モータ、12……出力ギア、
13……出力軸、18……下側軸受部、22……
支持体、23……基板、24……導電パターン、
25……上側軸受部、27……導電ブラシ、29
……エンコーダ、42……減速機構部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータと、該モータの回転を出力ギアを介して
    出力軸に伝達する減速機構部と、前記出力ギアに
    固定した導電ブラシと該導電ブラシに摺動接触す
    る導電パターンを形成した基板とから成るエンコ
    ーダとを、上側ケースと下側ケースとから成るケ
    ーシング内に収納し、前記エンコーダにより前記
    モータの回転を制御するアクチユエータにおい
    て、前記下側ケースに下側軸受部を形成し、該下
    側軸受部により出力軸の下部を回転自在に支持す
    る一方、下側ケースに突出形成した支持体に前記
    エンコーダの基板を固定し、該基板に上側軸受部
    を設置して、該上側軸受部により出力軸の上部を
    軸支したことを特徴とするアクチユエータ。
JP2877986U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0343480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2877986U JPH0343480Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2877986U JPH0343480Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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Publication Number Publication Date
JPS62140240U JPS62140240U (ja) 1987-09-04
JPH0343480Y2 true JPH0343480Y2 (ja) 1991-09-11

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ID=30832055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2877986U Expired JPH0343480Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5610641B2 (ja) * 2012-01-31 2014-10-22 マルミ光機株式会社 高分子弾性体からなるデジタルカメラ用フィルター枠
JP5524255B2 (ja) * 2012-02-29 2014-06-18 マルミ光機株式会社 デジタルカメラ用のフィルター枠
JP6422190B2 (ja) 2016-06-17 2018-11-14 ミネベアミツミ株式会社 回転装置
JP6792830B2 (ja) * 2020-03-11 2020-12-02 ミネベアミツミ株式会社 回転装置

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JPS62140240U (ja) 1987-09-04

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