JP3390701B2 - モータの取付構造及びパワーウィンドレギュレータ - Google Patents

モータの取付構造及びパワーウィンドレギュレータ

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JP3390701B2
JP3390701B2 JP20636399A JP20636399A JP3390701B2 JP 3390701 B2 JP3390701 B2 JP 3390701B2 JP 20636399 A JP20636399 A JP 20636399A JP 20636399 A JP20636399 A JP 20636399A JP 3390701 B2 JP3390701 B2 JP 3390701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパワーウイ
ンド装置に採用されるモータの取付構造及びパワーウィ
ンドレギュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの取付構造及びパワーウィ
ンドレギュレータとしては、例えば図11〜図13に示
されるパワーウィンド装置に採用されるものが知られて
いる。
【0003】図11に示されるように、自動車用ドアを
構成するインナパネル80には、パワーウインド装置8
1が設けられている。パワーウインド装置81は、Xア
ーム式のレギュレータ82とモータ83とから構成され
る。レギュレータ82は、ベース84と、そのベース8
4に回動可能に支持されるセクタギヤ85とを備えてい
る。そして、レギュレータ82は、セクタギヤ85が回
動されることで、ウィンドガラスを開閉するようになっ
ている。前記ベース84には、複数(図11においては
1つのみ図示)のウェルドボルト86が同ベース84か
ら突出するように溶接されて固定されている。
【0004】前記インナパネル80には、前記ベース8
4のウェルドボルト86と対応した各位置でそれぞれ貫
通するボルト挿通孔87が形成されている。上記ウェル
ドボルト86は、これらボルト挿通孔87に挿入されて
いる。このとき、ウェルドボルト86の先端側は、イン
ナパネル80の内側(図11の下側)に向かって突出し
ている。
【0005】前記モータ83のハウジング88は、樹脂
材にて形成され、その外周側には、上記ベース84のウ
ェルドボルト86と対応した各位置に延出形成されたモ
ータ取付脚89が形成されている(図13参照)。そし
て、このモータ取付脚89には、上記ウェルドボルト8
6と対応してその軸方向に沿って貫通する取り付け孔9
0が形成されている。上記インナパネル80の内側に向
かって突出したウェルドボルト86は、それぞれ上記取
り付け孔90に挿入されている。上記モータ83の回転
軸(アーマチャ回転軸)の先端には図示しないウォーム
が設けられている。そのウォームは前記ハウジング88
内で回転可能に支持されたウォームホイール91に噛合
されている。そして、そのウォームホイール91は、ゴ
ムクッション92及び鉄板93を介して出力軸94に連
結されている。
【0006】前記出力軸94には歯車95が設けられ、
前記モータ83が固定された状態において、その歯車9
5は、前記セクタギヤ85の歯と噛合するように配置さ
れている。すなわち、上記出力軸94は、上記インナパ
ネル80を貫通し、同出力軸94に対応して上記ベース
84に設けられた軸受孔84aに回転可能に支持され、
その位置決めがされている。そしてこのとき、歯車95
はセクタギヤ85の歯と噛合するように配置されてい
る。
【0007】上記ウェルドボルト86の先端側からナッ
ト96を螺合することにより、前記レギュレータ82と
ともにモータ83はインナパネル80に固定される。こ
のように構成された自動車用ドアでは、モータ83が駆
動されると、レギュレータ82のセクタギヤ85が回動
され、ウインドガラスの開閉動作が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
ウェルドボルト86とナット96との螺合によってイン
ナパネル80に固定されたモータ83の場合、上記ハウ
ジング88のモータ取付脚89には、これらウェルドボ
ルト86及びナット96の締結力がその軸線方向に沿っ
て絶えず印加されている。樹脂材にて形成されたハウジ
ング88(モータ取付脚89)にこのような継続的な力
が印加される場合、クリープ現象によって上記モータ取
付脚89は、その軸線方向に沿って収縮することとな
る。その結果、上記ウェルドボルト86及びナット96
の締結力が徐々に低減されることとなる。
【0009】ここで、例えばウィンドガラスの閉動作に
おいて全閉となり、同閉動作が急激に規制された場合に
は、レギュレータ82を駆動していたモータ83(出力
軸94)の回転力は、反力となってモータ83を回転さ
せようとする。このとき、上記ウェルドボルト86及び
ナット96の締結力が緩んでいる場合には、図13に示
されるように、出力軸94を回転中心としてモータ83
そのものが上記ウェルドボルト86と取り付け孔90と
の遊びの範囲で回転する。このように、ウェルドボルト
86及びナット96の締結力が緩んだ状態で、上記モー
タ83そのものの回転がくり返されると、上記ナット9
6は徐々に緩んでいき、最終的にはナット96が脱落し
て、モータ83そのものも脱落してしまう。
【0010】なお、このような軸線方向に沿ったモータ
取付脚89の収縮による締結力の低減を防止するため
に、例えば図14に示されるように上記取り付け孔90
に金属製のカラー97を挿入することも提案されてい
る。すなわち、このカラー97は金属製であるため、上
述の軸線方向に沿った収縮はなく、ウェルドボルト86
及びナット96の締結力も低減しない。しかしこの場合
には、上記カラー97の分だけ部品点数が増え、コスト
の増大を生じるという別の問題が発生する。
【0011】本発明の目的は、コストを増大することな
く、モータの脱落を抑制することができるモータの取付
構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、所定位置に位置決めさ
れて負荷を駆動する出力軸及び樹脂材にて形成されたハ
ウジングを備えたモータが、該ハウジングに一体に設け
られたモータ取付脚ボルトを挿通してパネルに締結さ
モータの取付構造において、前記モータ取付脚には
該モータ取付脚に設けたボルト取付孔に沿ってモータ側
係止手段が形成され、前記モータ側係止手段に対応して
前記パネルにはパネル側係止手段が形成され、前記モー
タは前記モータ側係止手段前記パネル側係止手段とが
嵌合された状態で前記パネルに取り付けられたことを要
旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータの取付構造において、前記モータ側係止手段は
ボスであり、前記パネル側係止手段は前記ボスに対応し
て前記パネルに凹設された嵌合凹部であり、前記モータ
は前記ボス及び前記嵌合凹部が嵌合されて前記パネルに
取り付けられたことを要旨とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のモータの取付構造において、前記パネル側係止手段は
ボスであり、前記モータ側係止手段は前記ボスに対応し
て前記モータ取付脚に凹設された嵌合凹部であり、前記
モータは前記ボス及び前記嵌合凹部が嵌合されて前記パ
ネルに取り付けられたことを要旨とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1に記載のモータの取付構造において、前記モ
ータ側係止手段及び前記パネル側係止手段が係合される
モータ取付脚は1つであることを要旨とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、ドア本体の内側
からモータ、インナパネル、レギュレータの順に配置さ
れ、前記レギュレータは、ベース及び該ベースに回動可
能に支持されるセクタギヤを備え、前記モータは、前記
インナパネルを貫通して前記ベースに軸支されるととも
に前記セクタギヤに駆動連結された出力軸及び樹脂材に
て形成されたハウジングを備え、前記ハウジングには、
固定部が一体形成され、前記モータ及び前記レギュレー
タは、前記インナパネルを介装して前記ベース及び前記
固定部が締結されて該インナパネルに固定されたパワー
ウィンドレギュレータであって、前記固定部にはモータ
側係止手段が形成され、前記モータ側係止手段に対応し
て前記インナパネルにはパネル側係止手段が形成され、
前記モータは、前記ベースに軸支された出力軸及び前記
モータ側係止手段と前記パネル側係止手段との係合によ
って位置決めされたことを要旨とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、ドア本体の内側
からモータ、インナパネル、レギュレータの順に配置さ
れ、前記レギュレータは、ベース及び該ベースに回動可
能に支持されるセクタギヤを備え、前記モータは、前記
インナパネルを貫通して前記ベースに軸支されるととも
に前記セクタギヤに駆動連結された出力軸及び樹脂材に
て形成されたハウジングを備え、前記ハウジングには、
固定部が一体形成され、前記モータ及び前記レギュレー
タは、前記インナパネルを介装して前記ベース及び前記
固定部が締結されて該インナパネルに固定されたパワー
ウィンドレギュレータであって、前記固定部にはモータ
側係止手段が形成され、前記モータ側係止手段に対応し
て前記ベースには、ベース側係止手段が形成され、前記
モータは、前記ベースに軸支された出力軸及び前記イン
ナパネルを貫通する前記モータ側係止手段と前記ベース
側係止手段との係合によって位置決めされたことを要旨
とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
に記載のパワーウィンドレギュレータにおいて、前記モ
ータは、前記ベースに軸支された出力軸によって該モー
タの前記インナパネルに対する該出力軸の径方向の位置
決めがされたことを要旨とする。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
のパワーウィンドレギュレータにおいて、前記モータ
は、前記モータ側係止手段と前記パネル側係止手段との
係合によって該モータの前記インナパネルに対する前記
出力軸の周方向の位置決めがされたことを要旨とする。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
のパワーウィンドレギュレータにおいて、前記モータ
は、前記モータ側係止手段と前記ベース側係止手段との
係合によって該モータの前記インナパネルに対する前記
出力軸の周方向の位置決めがされたことを要旨とする。
【0021】(作用) 請求項1〜3に記載の発明の構成によれば、樹脂材にて
形成されたハウジングに一体に設けられたモータ取付脚
にはモータ側係止手段が形成されている。一方、モータ
側係止手段に対応して上記パネルにはパネル側係止手段
が形成されている。そして、上記モータは上記モータ側
係止手段及びパネル側係止手段が係合されて上記パネル
に取り付けられている。従って、上記モータ取付脚がク
リープ現象によって収縮し、上記モータ及びパネルの間
の締結力が低減されても、上記モータ側係止手段及びパ
ネル側係止手段の係合と上記所定位置に位置決めされた
出力軸により、同ハウジング(モータ)の位置決めは確
実なものとされる。そして、例えば負荷の動作が急激に
規制された場合において、同負荷を駆動していたモータ
(出力軸)の回転力が反力となり、モータを回転させよ
うとしても、同回転を好適に防止することができる。こ
のため、モータの脱落も抑制される。
【0022】また、モータ側係止手段は、上記モータ取
付脚を成形する本来の工程に併せて形成される。一方、
パネル側係止手段も、上記パネルを加工する本来の工程
に併せて形成される。従って、製造コストを増大するこ
となく、モータの脱落は抑制される。
【0023】請求項4に記載の発明の構成によれば、上
記モータ側係止手段及びパネル側係止手段が係合される
モータ取付脚は1つである。従って、例えば複数のモー
タ取付脚においてモータ側係止手段及びパネル側係止手
段が係合される場合に比べ、同モータ取付脚の位置精度
の許容範囲は増大され、組み付け性も向上される。
【0024】請求項5に記載の発明の構成によれば、樹
脂材にて形成されたハウジングに一体に設けられた固定
部にはモータ側係止手段が形成されている。一方、モー
タ側係止手段に対応して上記インナパネルにはパネル側
係止手段が形成されている。そして、上記モータは、上
記ベースに軸支された出力軸及び上記モータ側係止手段
とパネル側係止手段との係合によって位置決めされてい
る。従って、上記ハウジング(固定部)がクリープ現象
によって収縮し、上記モータ及びパネルの間の締結力が
低減されても、上記ベースに軸支された出力軸及び上記
モータ側係止手段とパネル側係止手段との係合により、
同ハウジング(モータ)の位置決めは確実なものとされ
る。そして、例えば負荷の動作が急激に規制された場合
において、同負荷を駆動していたモータ(出力軸)の回
転力が反力となり、モータを回転させようとしても、同
回転を好適に防止することができる。このため、モータ
の脱落も抑制される。
【0025】また、荷重が大きく印加されるモータの出
力軸をベースにて軸支するため、その支持は確実なもの
とされる。さらに、モータ側係止手段は、上記ハウジン
グ(固定部)を成形する本来の工程に併せて形成され
る。一方、パネル側係止手段も、上記パネルを加工する
本来の工程に併せて形成される。従って、製造コストを
増大することなく、モータの脱落は抑制される。
【0026】請求項6に記載の発明の構成によれば、樹
脂材にて形成されたハウジングに一体に設けられた固定
部にはモータ側係止手段が形成されている。一方、モー
タ側係止手段に対応して上記ベースにはベース側係止手
段が形成されている。そして、上記モータは、上記ベー
スに軸支された出力軸及び上記モータ側係止手段とベー
ス側係止手段との係合によって位置決めされている。従
って、上記ハウジング(固定部)がクリープ現象によっ
て収縮し、上記モータ及びパネルの間の締結力が低減さ
れても、上記ベースに軸支された出力軸及び上記モータ
側係止手段とベース側係止手段との係合により、同ハウ
ジング(モータ)の位置決めは確実なものとされる。そ
して、例えば負荷の動作が急激に規制された場合におい
て、同負荷を駆動していたモータ(出力軸)の回転力が
反力となり、モータを回転させようとしても、同回転を
好適に防止することができる。このため、モータの脱落
も抑制される。
【0027】また、荷重が大きく印加されるモータの出
力軸をベースにて軸支するため、その支持は確実なもの
とされる。さらに、モータ側係止手段は、上記ハウジン
グ(固定部)を成形する本来の工程に併せて形成され
る。一方、ベース側係止手段も、上記ベースを加工する
本来の工程に併せて形成される。従って、製造コストを
増大することなく、モータの脱落は抑制される。
【0028】請求項7に記載の発明の構成によれば、モ
ータは、上記ベースに軸支された出力軸によって同モー
タの上記インナパネルに対する出力軸の径方向の位置決
めがされる。
【0029】請求項8に記載の発明の構成によれば、モ
ータは、上記モータ側係止手段とパネル側係止手段との
係合によって同モータの上記インナパネルに対する出力
軸の周方向の位置決めがされる。
【0030】請求項9に記載の発明の構成によれば、モ
ータは、上記モータ側係止手段とベース側係止手段との
係合によって同モータの上記インナパネルに対する出力
軸の周方向の位置決めがされる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。図3に示すよう
に、自動車用ドアは、ドア本体1とドアトリム2とパワ
ーウインド装置3とを備えている。ドア本体1は、ボデ
ーの外表面を形成するアウタパネル4と、その内側(室
内側)に隙間を有して配設されるインナパネル5とから
構成されている。ドアトリム2は、車両室内を構成する
ものであり、前記インナパネル5の内側(室内側)に固
定される。
【0032】パワーウインド装置3は、Xアーム式のレ
ギュレータ6とモータ7とから構成される。レギュレー
タ6は、図4及び図5に示すように、ベース8と、その
ベース8に回動可能に支持されるセクタギヤ9とを備え
ている。そして、レギュレータ6は、セクタギヤ9が回
動されると、上部アーム10が上下動されるようになっ
ている。前記ベース8には、複数(3つ)のウェルドボ
ルト11a,11b,11cが同ベース8から突出する
ように溶接されて固定されている。
【0033】前記モータ7は、本体部12と出力部13
とから構成されている。図2に示すように、前記出力部
13のハウジング14は、樹脂材にて略有底筒状に形成
され、その底部中央には軸心孔14aが形成され、同底
部には同軸心孔14aを避けて軸方向内部側に延びる軸
受壁14bが形成されている。又、前記ハウジング14
の底部には、同軸心孔14aを避けて軸方向外部側に延
びる延出部14cが形成されている。前記ハウジング1
4の筒部において、その一部には、前記本体部12から
連通する略円筒状のウォームケース部14dが形成され
ている。又、図5に示すように、前記ハウジング14の
外周側には、上記ベース8のウェルドボルト11a〜1
1cと対応した各位置に延出形成されたモータ取付脚1
5が形成されている。そして、このモータ取付脚15に
は、上記ウェルドボルト11a〜11cと対応してそれ
ぞれ軸方向に貫通する取り付け孔15a,15b,15
cが形成されている。そして、図6及び図7に示される
ように、これら取り付け孔15a〜15cのうちの1つ
の取り付け孔15aの上記ベース8(ウェルドボルト1
1a)に対向する側には、その内周面に沿って突出する
略円筒状のボス15dが形成されている。このハウジン
グ14は、その開口部がカバー13aにて覆われる。
【0034】前記本体部12の図示しない回転軸は、前
記ウォームケース部14d内に介在される。この回転軸
には図示しないウォームが設けられる。前記ハウジング
14内において、前記軸受壁14bの外周側にはウォー
ムホイール16が回転可能に支持されている。このウォ
ームホイール16は、前記回転軸のウォームと噛合され
る。前記ハウジング14内において、前記軸受壁14b
の内周側には出力軸17が回転可能に支持されている。
この出力軸17において、前記ハウジング14の延出部
14cから突出する部分には、歯車20が備えられてい
る。そして、前記ウォームホイール16と出力軸17と
は、ゴムクッション18及び鉄板19を介して連結され
ている。即ち、本体部12の回転軸が回転するとウォー
ムホイール16が回転し、その回転力はゴムクッション
18及び鉄板19を介して出力軸17に伝達され、出力
軸17及び歯車20が回転するようになっている。
【0035】前記ハウジング14の延出部14cにおい
て、その外周面の軸方向中間部には、例えば独立発泡体
にて形成された環状の弾性リング21が固着されてい
る。前記レギュレータ6のベース8には、前記出力軸1
7と対応した軸受孔8aが形成されている。
【0036】前記インナパネル5には、前記モータ7を
収容可能な大きさの収容凹部5aが内側(室内側)から
凹設されている。この収容凹部5a内には、前記ベース
8のウェルドボルト11a〜11cと対応した各位置で
それぞれ貫通するボルト挿通孔22a,22b,22c
が形成されている。なお、前記ボス15dが形成された
取り付け孔15aに対応するボルト挿通孔22aは、同
ボス15dの外径と同等の内径を有している。そして、
上記モータ7の出力部13が上記インナパネル5に取り
付けられた状態において、このボス15dは上記ボルト
挿通孔22aに嵌合される(図1、図2及び図6参
照)。
【0037】又、この収容凹部5a内には、前記ハウジ
ング14の延出部14cと対応した位置で貫通する貫通
孔5bが形成されている。この貫通孔5bは、前記延出
部14cの外径より大きく、且つ前記弾性リング21の
外径より小さく形成されている。又、前記インナパネル
5には、前記レギュレータ6を同アウタパネル4と同イ
ンナパネル5との隙間に入れるための孔5cが形成され
ている。
【0038】前記パワーウインド装置3(レギュレータ
6及びモータ7)は、自動車用ドアに以下のように取り
付けられる。まず、レギュレータ6を前記孔5cからア
ウタパネル4とインナパネル5との隙間に入れる。そし
て、レギュレータ6のウェルドボルト11a〜11cを
インナパネル5のボルト挿通孔22a〜22cに差し込
む。このとき、ウェルドボルト11a〜11cの先端側
は、インナパネル5の収容凹部5a内において内側(室
内側)に向かって突出する(図2参照)。
【0039】次に、図1に示すように、インナパネル5
から突出したウェルドボルト11a〜11cに、前記モ
ータ7の取り付け孔15a〜15cをそれぞれ嵌挿する
(図中、ウェルドボルト11b,11c及び取り付け孔
15b,15cは省略)。尚、このとき、出力軸17の
先端をベース8の軸受孔8aに嵌めて同出力軸17の位
置決めをするとともに、歯車20がセクタギヤ9の歯と
噛合するように位置を合わせて嵌挿する。また、前記ボ
ス15dは上記ボルト挿通孔22aに嵌合する。この状
態で、上記ウェルドボルト11a〜11cの先端側から
ナット23を螺合することにより、前記レギュレータ6
及びモータ7をインナパネル5に固定する。
【0040】尚、このとき、前記ハウジング14の延出
部14cは、インナパネル5の貫通孔5bを貫通してア
ウタパネル4とインナパネル5との隙間に突出する。そ
して、上記延出部14cの外周面に固定された弾性リン
グ21は、その先端部がインナパネル5に当接されて、
同モータ7が取り付けられる方向とは逆方向に押圧され
て撓むとともに、同インナパネル5とハウジング14に
挟まれて貫通孔5bを塞ぐように縮んで密着する。この
ため、アウタパネル4とインナパネル5とに挟まれて形
成されるウインドガラス出入り口1aから例えば水滴が
侵入しても、延出部14c及び出力軸17の歯車20を
除いたモータ7が同水滴に晒されることが防止される。
【0041】このように取付けられたパワーウインド装
置3の上部アーム10に図示しないウインドガラスの下
端を取り付ける。詳述すると、前記アウタパネル4と前
記インナパネル5とに挟まれて形成されるウインドガラ
ス出入り口1aからウインドガラスの下端を同隙間に入
れ、上部アーム10に固定する。
【0042】そして、ドアトリム2をインナパネル5の
内側(室内側)に固定する。このように構成された自動
車用ドアでは、モータ7が駆動されると、レギュレータ
6のセクタギヤ9が回動され、上部アーム10が上下動
される。そして、ウインドガラスが上下動され開閉動作
が行われる。
【0043】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、モータ取付脚15に形成された
取り付け孔15aの上記ベース8(ウェルドボルト11
a)に対向する側にボス15dを形成した。一方、イン
ナパネル5に形成されたボルト挿通孔22aの内径を上
記ボス15dの外径と同等に形成した。そして、上記レ
ギュレータ6及びモータ7を上記インナパネル5に取り
付ける際、このボス15dとボルト挿通孔22aとを嵌
合し、この状態でウェルドボルト11aの先端側からナ
ット23を螺合して、これらレギュレータ6及びモータ
7をインナパネル5に固定した。そしてこのとき、出力
軸17の先端をベース8の軸受孔8aに嵌めて同出力軸
17の位置決めをした。従って、ハウジング14(モー
タ取付脚15)がクリープ現象によってその軸線方向に
沿って収縮し、ウェルドボルト11a及びナット23の
締結力が低減されても、上記ボス15d及びボルト挿通
孔22aの嵌合と上記軸線方向に位置決めされた出力軸
17により、同ハウジング14(モータ7)の位置決め
を確実にすることができる。そして、例えばウィンドガ
ラスの閉動作において全閉となり、同閉動作が急激に規
制された場合において、レギュレータ6を駆動していた
モータ7(出力軸17)の回転力が反力となり、モータ
7を回転させようとしても、同回転を好適に防止するこ
とができる。このため、ナット23の緩み及び脱落も防
止し、モータ7の脱落も抑制することができる。
【0044】(2)本実施形態では、ボス15dをハウ
ジング14(モータ取付脚15)を成形する本来の工程
に併せて形成することができる。一方、ボルト挿通孔2
2aも、インナパネル5を加工する本来の工程に併せて
形成することができる。従って、製造コストを増大する
ことなく、モータの脱落を抑制することができる。
【0045】(3)本実施形態では、複数(3つ)のモ
ータ取付脚15のうち取り付け孔15aが形成されたモ
ータ取付脚15にのみボス15dを形成した。従って、
例えば全てのモータ取付脚15に同様のボスを形成した
場合に比べ、上記ウェルドボルト11a〜11c及びボ
ルト挿通孔22a〜22cに対する取り付け孔15a〜
15cの位置精度の許容範囲を増大し、組み付け性を向
上することができる。
【0046】(4)本実施の形態では、モータ7とレギ
ュレータ6とをインナパネル5を挟んで連結することに
より同インナパネル5に固定するため、レギュレータ6
及びモータ7からなるパワーウインド装置3を連結する
ボルトと、そのパワーウインド装置3をインナパネル5
に固定するボルトとを同一のウェルドボルト11a〜1
1cとすることができる。又、レギュレータ6及びモー
タ7を連結する工程と、パワーウインド装置3をインナ
パネル5に固定する工程を同一工程とすることができ
る。従って、パワーウインド装置3のコストを低減する
ことができるとともに、同パワーウインド装置3を備え
た自動車用ドアのコストを低減することができる。
【0047】(5)本実施の形態では、インナパネル5
には、モータ7を収容可能な大きさの収容凹部5aを内
側(室内側)から凹設して設けたため、モータ7を収容
凹部5aに収納することができる。従って、モータ7を
インナパネル5の室内側に配置しても、同モータ7が室
内側に突出してしまうことがない。その結果、そのイン
ナパネル5の内側(室内側)にドアトリム2を固定した
状態で、車両室内を広く保つことができる。
【0048】(6)本実施の形態では、荷重が大きく印
加されるするため、その支持を確実なものとすることが
できる。 (7)本実施の形態では、ベース8の軸受孔8aにて軸
支された出力軸17によって、上記モータ7のインナパ
ネル5に対する出力軸17の径方向の位置決めをするこ
とができる。
【0049】(8)本実施の形態では、ボス15d及び
ボルト挿通孔22aの嵌合によって、上記モータ7のイ
ンナパネル5に対する出力軸17の周方向の位置決めを
することができる。なお、本発明の実施の形態は上記実
施形態に限定されるものではなく、次のように変更して
もよい。
【0050】・前記実施形態では、インナパネル5に収
容凹部5aを凹設して、その収容凹部5a内にモータ7
を配置したが、収容凹部5aは無くてもよい。 ・前記実施形態においては、モータ取付脚15(取り付
け孔15a〜15c)を3つ設けたが、これは少なくと
も1つあればいくつであってもよい。
【0051】・前記実施形態においては、取り付け孔1
5aが形成されたモータ取付脚15にボス15dを設け
たが、これは取り付け孔15b若しくは15cが形成さ
れたモータ取付脚15に設けてもよい。また、これら取
り付け孔15a〜15cの任意の2つが形成されたモー
タ取付脚15にボスを設けてもよく、或いは、全てのモ
ータ取付脚15にボスを設けてもよい。
【0052】・前記実施形態においては、ボス15dを
略円筒状に形成し、このボス15dに嵌合するようにイ
ンナパネル5にボルト挿通孔22aを形成した。このよ
うな嵌合のための形状は上記に限定されるものではな
く、例えば多角形状に突出するボスを形成し、このボス
に嵌合するようにインナパネル5に多角形状のボルト挿
通孔を形成してもよい。
【0053】また、図8に示されるように、インナパネ
ル5側にそのボルト挿通孔22aの位置に合わせてボス
31を形成し、モータ取付脚15側に同ボス31と嵌合
するように嵌合穴32を形成してもよい。この場合にお
いても、上記ボス31及び嵌合穴32の嵌合と上記位置
決めされた出力軸17により、同ハウジング14(モー
タ7)の位置決めを確実にすることができる。
【0054】・前記実施形態においては、レギュレータ
6のベース8に溶接してあるウェルドボルト11a〜1
1cとナット23とを螺合してモータ7をインナパネル
5に固定した。これに対して、図9に示されるように、
ベース8に溶接してあるウェルドナット36とボルト3
7とを螺合してモータ7をインナパネル5に固定しても
よい。
【0055】また、例えばタッピングスクリューを用い
てモータ7をインナパネル5に固定してもよい。 ・前記実施形態おいては、ボス15dをインナパネル5
に形成されたボルト挿通孔22aに嵌合したが、例えば
図10に示されるように、ベース8に嵌合孔41を形成
し、一方、固定部15にこの嵌合孔41に対応して突出
する嵌合凸部42を形成し、これら嵌合孔41及び嵌合
凸部42を嵌合するようにしてもよい。
【0056】なお、嵌合孔41及び嵌合凸部42を出力
軸17の径方向に伸びる略四角形に形成してもよい。そ
して、特に嵌合孔41の径方向の長さを嵌合凸部42の
径方向の長さよりも長く設定し、これら嵌合孔41及び
嵌合凸部42の嵌合により上記モータ7のインナパネル
5に対する出力軸17の周方向の位置決めのみを行い、
同径方向には所要の遊びを設けてもよい。このように径
方向の遊びを設けておくことで、径方向の組み付け誤差
を吸収し、モータ7の組み付け性を向上することができ
る。
【0057】ちなみに、同様の形状を前記ボス15d及
びボルト挿通孔22aに適用してもよい。 ・前記実施形態において採用されたモータ7の固定態様
は一例であり、例えばインナパネル5にのみモータ7が
直接固定される形態であってもよい。要は、モータ7の
出力軸17が位置決めされており、同モータ7のハウジ
ング14が結合手段によって所定のパネルに位置決めさ
れているモータの取付構造であればよい。
【0058】・前記実施形態においては、パワーウィン
ド装置に本発明を適用したが、例えばサンルーフ装置に
適用してもよい。また、モータ7の出力軸17が負荷を
駆動するものであって、この負荷の動作が急激に規制さ
れるものであればその他の装置であってもよい。
【0059】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)ボルト(11a)が固定されたベース(8)及び
該ベース(8)に回動可能に支持されるセクタギヤ
(9)とを有するレギュレータ(6)と、前記ベース
(8)に位置決めされて前記セクタギヤ(9)を駆動す
る出力軸(17)及び樹脂材にて形成されたハウジング
(14)を有し、該ボルト(11a)に対応して該ハウ
ジング(14)と一体に固定部(15)が設けられたモ
ータ(7)とを備え、パネル(5)及び該固定部(1
5)を貫通する該ボルト(11a)及びナット(23)
が螺合されて該パネル(5)に取り付けられるパワーウ
インド装置の取付構造において、前記固定部(15)に
はモータ側係止手段(15d,32)が形成され、前記
モータ側係止手段(15d,32)に対応して前記パネ
ル(5)にはパネル側係止手段(22a,31)が形成
され、前記モータ(7)は前記モータ側係止手段(15
d,32)及び前記パネル側係止手段(22a,31)
が係合されて前記パネル(5)に取り付けられたことを
特徴とするモータの取付構造。
【0060】(ロ)ナット(36)が固定されたベース
(8)及び該ベース(8)に回動可能に支持されるセク
タギヤ(9)とを有するレギュレータ(6)と、前記ベ
ース(8)に位置決めされて前記セクタギヤ(9)を駆
動する出力軸(17)及び樹脂材にて形成されたハウジ
ング(14)を有し、該ナット(36)に対応して該ハ
ウジング(14)と一体に固定部(15)が設けられた
モータ(7)とを備え、該固定部(15)及びパネル
(5)を貫通するボルト(37)及び該ナット(36)
が螺合されて該パネル(5)に取り付けられるパワーウ
インド装置の取付構造において、前記固定部(15)に
はモータ側係止手段(15d,32)が形成され、前記
モータ側係止手段(15d,32)に対応して前記パネ
ル(5)にはパネル側係止手段(22a,31)が形成
され、前記モータ(7)は前記モータ側係止手段(15
d,32)及び前記パネル側係止手段(22a,31)
が係合されて前記パネル(5)に取り付けられたことを
特徴とするモータの取付構造。
【0061】上記(イ)及び(ロ)に記載の技術的思想
の構成によれば、樹脂材にて形成されたハウジングに一
体に設けられた固定部にはモータ側係止手段が形成され
ている。一方、モータ側係止手段に対応して上記パネル
にはパネル側係止手段が形成されている。そして、上記
モータは上記モータ側係止手段及びパネル側係止手段が
係合されて上記パネルに取り付けられている。従って、
上記ハウジング(固定部)がクリープ現象によって収縮
し、上記モータ及びパネルの間の締結力が低減されて
も、上記モータ側係止手段及びパネル側係止手段の係合
と上記所定位置に位置決めされた出力軸により、同ハウ
ジング(モータ)の位置決めは確実なものとされる。そ
して、例えば負荷の動作が急激に規制された場合におい
て、同負荷を駆動していたモータ(出力軸)の回転力が
反力となり、モータを回転させようとしても、同回転を
好適に防止することができる。このため、モータの脱落
も抑制される。
【0062】また、モータ側係止手段は、上記ハウジン
グ(固定部)を成形する本来の工程に併せて形成され
る。一方、パネル側係止手段も、上記パネルを加工する
本来の工程に併せて形成される。従って、製造コストを
増大することなく、モータの脱落は抑制される。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3及び
5〜9に記載の発明では、コストを増大することなく、
モータの脱落を抑制することができる。
【0064】請求項4に記載の発明では、モータ取付脚
の位置精度の許容範囲を増大し、組み付け性も向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部断面図。
【図2】同実施形態の取り付け態様を示す断面図。
【図3】同実施形態が適用される自動車用ドアを示す分
解斜視図。
【図4】同実施形態を示す分解斜視図。
【図5】同実施形態を示す分解平面図。
【図6】図1の領域C1を示す拡大図。
【図7】同実施形態を示す斜視図。
【図8】同実施形態の別例を示す要部断面図。
【図9】同実施形態の別例を示す要部断面図。
【図10】同実施形態の別例を示す分解平面図。
【図11】従来のモータの取付構造を示す要部断面図。
【図12】図1の領域C11を示す拡大図。
【図13】同取付構造を示す平面図。
【図14】従来のモータの取付構造を示す要部断面図。
【符号の説明】
5…パネルとしてのインナパネル、7…モータ、14…
ハウジング、15…固定部としてのモータ取付脚、15
d…モータ側係止手段としてのボス、17…出力軸、2
2a…パネル側係止手段、嵌合凹部としてのボルト挿通
孔、31…パネル側係止手段としてのボス、32…モー
タ側係止手段、嵌合凹部としての嵌合穴、41…ベース
側係止手段としての嵌合孔、42…モータ側係止手段と
しての嵌合凸部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/00 B60J 1/17 E05F 15/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に位置決めされて負荷を駆動
    する出力軸(17)及び樹脂材にて形成されたハウジン
    グ(14)を備えたモータ(7)が、該ハウジング(1
    4)に一体に設けられたモータ取付脚(15)にボルト
    (11a、37)を挿通してパネル(5)に締結され
    モータの取付構造において、 前記モータ取付脚(15)には該モータ取付脚(15)
    に設けたボルト取付孔(15a)に沿ってモータ側係止
    手段(15d,32)が形成され、 前記モータ側係止手段(15d,32)に対応して前記
    パネル(5)にはパネル側係止手段(22a,31)が
    形成され、 前記モータ(7)は前記モータ側係止手段(15d,3
    2)前記パネル側係止手段(22a,31)とが嵌合
    された状態で前記パネル(5)に取り付けられたことを
    特徴とするモータの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータの取付構造に
    おいて、 前記モータ側係止手段(15d,32)はボス(15
    d)であり、 前記パネル側係止手段(22a,31)は前記ボス(1
    5d)に対応して前記パネル(5)に凹設された嵌合凹
    部(22a)であり、 前記モータ(7)は前記ボス(15d)及び前記嵌合凹
    部(22a)が嵌合されて前記パネル(5)に取り付け
    られたことを特徴とするモータの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のモータの取付構造に
    おいて、 前記パネル側係止手段(22a,31)はボス(31)
    であり、 前記モータ側係止手段(15d,32)は前記ボス(3
    1)に対応して前記モータ取付脚(15)に凹設された
    嵌合凹部(32)であり、 前記モータ(7)は前記ボス(31)及び前記嵌合凹部
    (32)が嵌合されて前記パネル(5)に取り付けられ
    たことを特徴とするモータの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載のモ
    ータの取付構造において、 前記モータ側係止手段(15d,32)及び前記パネル
    側係止手段(22a,31)が係合されるモータ取付脚
    (15)は1つであることを特徴とするモータの取付構
    造。
  5. 【請求項5】 ドア本体(1)の内側からモータ
    (7)、インナパネル(5)、レギュレータ(6)の順
    に配置され、 前記レギュレータ(6)は、ベース(8)及び該ベース
    (8)に回動可能に支持されるセクタギヤ(9)を備
    え、 前記モータ(7)は、前記インナパネル(5)を貫通し
    て前記ベース(8)に軸支されるとともに前記セクタギ
    ヤ(9)に駆動連結された出力軸(17)及び樹脂材に
    て形成されたハウジング(14)を備え、 前記ハウジング(14)には、固定部(15)が一体形
    成され、 前記モータ(7)及び前記レギュレータ(6)は、前記
    インナパネル(5)を介装して前記ベース(8)及び前
    記固定部(15)が締結されて該インナパネル(5)に
    固定されたパワーウィンドレギュレータであって、 前記固定部(15)にはモータ側係止手段(15d,3
    2)が形成され、 前記モータ側係止手段(15d,32)に対応して前記
    インナパネル(5)にはパネル側係止手段(22a,3
    1)が形成され、 前記モータ(7)は、前記ベース(8)に軸支された出
    力軸(17)及び前記モータ側係止手段(15d,3
    2)と前記パネル側係止手段(22a,31)との係合
    によって位置決めされたことを特徴とするパワーウィン
    ドレギュレータ。
  6. 【請求項6】 ドア本体(1)の内側からモータ
    (7)、インナパネル(5)、レギュレータ(6)の順
    に配置され、 前記レギュレータ(6)は、ベース(8)及び該ベース
    (8)に回動可能に支持されるセクタギヤ(9)を備
    え、 前記モータ(7)は、前記インナパネル(5)を貫通し
    て前記ベース(8)に軸支されるとともに前記セクタギ
    ヤ(9)に駆動連結された出力軸(17)及び樹脂材に
    て形成されたハウジング(14)を備え、 前記ハウジング(14)には、固定部(15)が一体形
    成され、 前記モータ(7)及び前記レギュレータ(6)は、前記
    インナパネル(5)を介装して前記ベース(8)及び前
    記固定部(15)が締結されて該インナパネル(5)に
    固定されたパワーウィンドレギュレータであって、 前記固定部(15)にはモータ側係止手段(42)が形
    成され、 前記モータ側係止手段(42)に対応して前記ベース
    (8)には、ベース側係止手段(41)が形成され、 前記モータ(7)は、前記ベース(8)に軸支された出
    力軸(17)及び前記インナパネル(5)を貫通する前
    記モータ側係止手段(42)と前記ベース側係止手段
    (41)との係合によって位置決めされたことを特徴と
    するパワーウィンドレギュレータ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のパワーウィン
    ドレギュレータにおいて、 前記モータ(7)は、前記ベース(8)に軸支された出
    力軸(17)によって該モータ(7)の前記インナパネ
    ル(5)に対する該出力軸(17)の径方向の位置決め
    がされたことを特徴とするパワーウィンドレギュレー
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のパワーウィンドレギ
    ュレータにおいて、 前記モータ(7)は、前記モータ側係止手段(15d,
    32)と前記パネル側係止手段(22a,31)との係
    合によって該モータ(7)の前記インナパネル(5)に
    対する前記出力軸(17)の周方向の位置決めがされた
    ことを特徴とするパワーウィンドレギュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のパワーウィンドレギ
    ュレータにおいて、 前記モータ(7)は、前記モータ側係止手段(42)と
    前記ベース側係止手段(41)との係合によって該モー
    タ(7)の前記インナパネル(5)に対する前記出力軸
    (17)の周方向の位置決めがされたことを特徴とする
    パワーウィンドレギュレータ。
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