JPH0343042Y2 - - Google Patents

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JPH0343042Y2
JPH0343042Y2 JP10207884U JP10207884U JPH0343042Y2 JP H0343042 Y2 JPH0343042 Y2 JP H0343042Y2 JP 10207884 U JP10207884 U JP 10207884U JP 10207884 U JP10207884 U JP 10207884U JP H0343042 Y2 JPH0343042 Y2 JP H0343042Y2
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JP
Japan
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torsion bar
transverse link
vehicle body
radius arm
suspension
Prior art date
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JP10207884U
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JPS6116910U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトーシヨンバーの捩れに対する反力に
より車体を支持するサスペンシヨンに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種サスペンシヨンとしては、例えば
第3図に記載されるようなものがある(特開昭57
−110514号公報記載)。即ちこのサスペンシヨン
は、車体の一部をなすクロスメンバ1に固定され
た支持筒2内にトーシヨンバー3を配置し、支持
筒2の端部にトーシヨンバー3の一端を固定し、
トーシヨンバー3の、支持筒2から突出する他端
を、クロスメンバ1に固定された支持ステー4の
先端に、ゴムブツシユ5を介して支持している。
支持筒2には、先端に車輪6を支持するラジアス
アーム7の後端を、ゴムブツシユ8を介して支持
し、ラジアスアーム7の先端部7aとトーシヨン
バー3の露出端部とを板ばね9により連結して、
ラジアスアーム7の先端部7aと板ばね9とによ
りトランスバースリンク10を形成している。板
ばね9は前後方向に変形可能に構成され、上下方
向には変形しないようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そして、このような従来のサスペンシヨンにあ
つては、横力を支持すべきトランスバースリンク
10が、曲げモーメントに対して低剛性であり、
前後方向に可撓性があるため、トーシヨンバー3
に曲げモーメントが生じないようになつている。
しかしながら、前記トランスバースリンク10
が、その可撓性により車両の旋回時等に車輪接地
点から入力される横力によりトランスバースリン
ク10が座屈変形して、キヤンバの変化量が大に
なる問題点がある。
そこで、この問題点を避けるためにトランスバ
ースリンク10を可撓性のない剛性のある部材と
すると、旋回時の横力によつてもトランスバース
リンク10の変形はなくなるが、トーシヨンバー
3に曲げモーメントが発生するという別の問題点
が生じる。
そこで本考案は、トーシヨンバーに曲げモーメ
ントが負荷されず、且つトランスバースリンクの
変形を防止して、前記従来技術の問題点を解決す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一端が車体側に固定され且つ前後方
向に向けて配置されたトーシヨンバーと、車体前
後方向に延びる軸により車体に連結されると共に
車輪を支持するラジアスアームと、一端が前記ラ
ジアスアームと連結し且つ他端が前記トーシヨン
バーの他端に連結する車幅方向に延びるトランス
バースリンクとからなり、トーシヨンバーの捩れ
に対する反力により車体を支持するサスペンシヨ
ンにおいて、トランスバースリンクとトーシヨン
バーとの間、又はトランスバースリンクとラジア
スアームとの間の少なくとも一方を、垂直の軸に
より枢着することにより、トランスバースリンク
の上下方向の揺動に対しては剛結合し、トランス
バースリンクの前後方向の揺動に対しては柔結合
している。
〔作用〕
ゴムブツシユ等の変形に伴い車輪が車体に対し
て前後に移動してトランスバースリンクに曲げ力
が作用したときにも、トランスバースリンクとト
ーシヨンバーとは、垂直な軸によりトランスバー
スリンクの前後方向の揺動に対しては柔結合され
ているため、その結合部で前記曲げ力が吸収され
るから、トーシヨンバーには曲げ力が作用しな
い。このためトーシヨンバーの曲げ応力を大にす
る必要がないからトーシヨンバーの重量及びコス
トを低下することが可能になる。トランスバース
リンクへの横力はトランスバースリンクの剛性に
より充分に支持できるため車両の操縦安定性は向
上する。
またトランスバースリンクとトーシヨンバーと
が、垂直な軸によりトランスバースリンクの上下
方向の揺動に対して剛結合されているため、車輪
の上下動によるトランスバースリンクの揺動時に
はトーシヨンバーに捩れが発生して、前記上下動
を吸収する。
〔実施例〕
第1,2図は本考案の一実施例である。即ち、
車体の一部をなすクロスメンバ1に固定された支
持筒2内にトーシヨンバー3を配置し、支持筒2
の端部にトーシヨンバー3の一端を固定し、トー
シヨンバー3の、支持筒2から突出する他端を、
クロスメンバ1に固定された支持ステー4の先端
に、ゴムブツシユ5を介して支持している。支持
筒2には、先端に左側の車輪6を支持する車輪支
持部材であるラジアスアーム7の後端を、ゴムブ
ツシユ8を介して支持している。ラジアスアーム
7の先端部7aとトーシヨンバー3の露出端部と
は並列な2本のアーム11により連結されて、前
記2本のアーム11により剛性の大なトランスバ
ースリンク10を形成している。この剛性が大で
あるとは、車輪6からの入力によつてもトランス
バースリンク10が変形しないだけの剛性を意味
する。
アーム11とトーシヨンバー3との結合は、以
下のようになされる。即ち、トーシヨンバー3端
部に同軸に固定された筒12に、これと直交して
上下方向に延びる軸13を固定し、この軸13の
両端に2本のアーム11の各一端を個別且つ枢動
可能に取付け、アーム11の他端をラジアスアー
ム7の中途部に固定して、トランスバースリンク
10が前後方向に揺動したときには、トランスバ
ースリンク10が軸13を中心に揺動し、且つト
ランスバースリンク10が上下方向に揺動したと
きには軸13を介してトーシヨンバー3を捩るよ
うにしてある。アーム11と軸13との間のブツ
シユ14は、トランスバースリンク10の前記揺
動を円滑にするためにテトラフルオロエチレン等
の材質からなる。15は、ラジアスアーム7の先
端部7aに車輪6を支持するためのボールジヨイ
ントである。
ゴムブツシユ5の中心と筒12の中心と軸13
の長手方向中心とは同一軸線上にあり、また筒1
2の中心と軸13の長手方向中心とボールジヨイ
ント15中心とは同一軸線上にあることが好適で
ある。
ゴムブツシユ8はばね定数を低下させて、この
サスペンシヨンの前後方向の可撓性を大にしてお
り、これによりハーシユネスの緩和に大きく貢献
している。ばね定数の低いゴムブツシユ8である
ため、トランスバースリンク10は前後方向に揺
動するが、アーム11が軸13の周りを回転する
ためこのトランスバースリンク10の揺動はトー
シヨンバー3には伝達されない。従つてトーシヨ
ンバー3に曲げモーメントは負荷されない。
このため、トーシヨンバー3の曲げ応力を低下
させることができるから、サスペンシヨンの重量
及びコストを低下させることができる。
車輪が上下動したときには、トランスバースリ
ンク10が上下に揺動し、トーシヨンバー3に軸
13の偶力によつて捩れが入力される。そこでト
ーシヨンバー3には反力が発生して、ばね効果を
生じる。
また車輪6からトランスバースリンク10に横
力が作用したときには、トランスバースリンク1
0から軸13を介してゴムブツシユ5に横力が入
力され、ゴムブツシユ5の変形によりその横力が
吸収される。この横力のうち、ゴムブツシユ5に
よつても吸収されない分については、支持ステー
4により支持されるから、トーシヨンバー3を曲
げる力としては作用しない。
〔考案の説明〕
以上説明したように、本考案においては、トラ
ンスバースリンクの曲げ剛性を大にするととも
に、トランスバースリンクとトーシヨンバーとの
間、又はトランスバースリンクとラジアスアーム
との間の少なくとも一方を、垂直な軸により枢着
したので、トランスバースリンクの上下方向の揺
動に対しては剛結合し、トランスバースリンクの
前後方向の揺動に対しては柔結合となり、したが
つてトランスバースリンクは曲げ剛性が大である
ため、車両旋回時等に車輪接地点から入力される
横力によつてもキヤンバ角の変化量が大になるこ
とはない。
また、本考案においては、ゴムブツシユ等の変
形に伴い車輪が車体に対して前後に移動してトラ
ンスバースリンクに曲げ力が作用したときにも、
トランスバースリンクとトーシヨンバーとは、ト
ランスバースリンクの前後方向の揺動に対しては
柔結合されているため、その結合部で前記曲げ力
が吸収されるから、トーシヨンバーには曲げ力が
作用しない。このためトーシヨンバーの曲げ応力
を大にする必要がないからトーシヨンバーの重量
及びコストを低下することが可能になる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠平面
図、第2図はトランスバースリンクの断面図、第
3図は従来例の一部切欠平面図である。 1……クロスメンバ、2……支持筒、3……ト
ーシヨンバー、5,8……ゴムブツシユ、7……
ラジアスアーム(車輪支持部材)、10……トラ
ンスバースリンク、11……アーム、12……
筒、13……軸、14……ブツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が車体側に固定され且つ前後方向に向けて
    配置されたトーシヨンバーと、車体前後方向に延
    びる軸により車体に連結されると共に車輪を支持
    するラジアスアームと、一端が前記ラジアスアー
    ムと連結し且つ他端が前記トーシヨンバーの他端
    に連結する車幅方向に延びるトランスバースリン
    クとからなり、トーシヨンバーの捩れに対する反
    力により車体を支持するサスペンシヨンにおい
    て、トランスバースリンクとトーシヨンバーとの
    間、又はトランスバースリンクとラジアスアーム
    との間の少なくとも一方を、垂直な軸により枢着
    することにより、トランスバースリンクの上下方
    向の揺動に対しては剛結合し、トランスバースリ
    ンクの前後方向の揺動に対しては柔結合したこと
    を特徴とするサスペンシヨン。
JP10207884U 1984-07-06 1984-07-06 サスペンシヨン Granted JPS6116910U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207884U JPS6116910U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 サスペンシヨン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207884U JPS6116910U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 サスペンシヨン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6116910U JPS6116910U (ja) 1986-01-31
JPH0343042Y2 true JPH0343042Y2 (ja) 1991-09-10

Family

ID=30661485

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10207884U Granted JPS6116910U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 サスペンシヨン

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JPS6116910U (ja) 1986-01-31

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