JPH0342761Y2 - - Google Patents

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JPH0342761Y2
JPH0342761Y2 JP11633382U JP11633382U JPH0342761Y2 JP H0342761 Y2 JPH0342761 Y2 JP H0342761Y2 JP 11633382 U JP11633382 U JP 11633382U JP 11633382 U JP11633382 U JP 11633382U JP H0342761 Y2 JPH0342761 Y2 JP H0342761Y2
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電力線搬送に用いる送信ユニツトのよ
うな信号処理装置の入力回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、外部入力信号を信号処理論理回路のデー
タ入力端子に取り込んでデータ処理を行う場合、
データ入力端子に外乱等で一過性の信号が入力し
て誤動作が起きるのを防ぐために、時定数回路を
データ入力端子と、外部入力信号入力部との間に
挿入している。
第1図は従来の入力回路の一例を示しており、
この入力回路は外部入力信号をホトカプラPH
と、時定数回路とからなり、ホトカプラPHは入
力側が“H”レベルの場合発光ダイオードLED
が発光して、出力側のホトトランジスタPTをオ
ンし、時定数回路のコンデンサC1をホトトラン
ジスタPTと抵抗R1を通じて充電するようになつ
ている。
ここで第2図aに示すように幅tpの“H”の外
部入力信号がホトカプラPHに入力すると、ホト
カプラPHのホトトランジスタPTはtpだけオン
し、オン期間中コンデンサC1を充電する。この
充電電圧は第2図bに示すように変化し、時定数
回路の出力側に設けたゲート回路(図示せず)の
スレツシヨルドレベルSLを越えた時点でゲート
回路からは第2図cに示すように信号が立ち上が
る。外部入力信号が立ち下がつると、コンデンサ
C1の電荷が抵抗R2を通じて放電してコンデンサ
C1の電圧が低下し、その電圧が上記スレツシヨ
ルドレベルSLに至ると、ゲート回路の出力が立
ち下がる。
ここで十分な信号レベルを持つ“H”信号を得
るために、抵抗R2の値を抵抗R1に比して十分に
大きなものとしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のように抵抗R1,R2の値を設定した場合、
外部入力信号として、第3図aに示すような
“L”信号を取り込むときには次のような不都合
があつた。
つまり、オン状態のホトカプラPHのホトトラ
ンジスタPTが“L”レベルの上記外部入力信号
の入力によつてオフすると、このオフの時点から
コンデンサC1の電荷が抵抗R2を通じて放電する
が、抵抗R2の値が抵抗R1より十分に大きな値で
あるため、“H”の外部入力信号の入力開始に対
応して、ゲート回路から信号が出力を開始するま
での遅延時間τONに比べて、“L”の外部入力信号
の入力開始に対応して、ゲート回路から信号が出
力を開始するまでの遅延時間τOFFは第3図bに示
すように大きくなり、また逆に外部入力信号の入
力終了時点からゲート回路より信号が出力しなく
なるまでの時間は前者より後者の方が短くなる。
従つて、たとえ同じ幅tpの外部入力信号であつ
ても、ゲート回路を通じて信号処理論理回路(図
示せず)に取り込まれる信号の幅は、“H”の外
部入力信号に対応する信号の幅に比べて“L”の
外部入力信号に対応する信号の幅が第3図cに示
すように狭くなる。
そのため従来例の入力回路を使用した場合には
入力データの受付時間の差が大きくて、例えば
“H”レベルの外部入力信号を受け付ける回路と、
“L”レベルの外部入力信号を受け付ける回路と
を異なる仕様で製作しなければならないという欠
点があつた。
本考案は上述の欠点に鑑みて為されたもので、
その目的とするところは“H”レベルの外部入力
信号と、“L”レベルの外部入力信号とを同じ幅
の信号として信号処理論理回路に与えることがで
きる信号処理装置の入力回路を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するために、D端
子に入力する外部入力信号をクロツクの立ち上が
りでラツチするD型フリツプフロツプからなるラ
ツチ回路と、このラツチ回路のラツチ出力をデー
タ入力端子に入力し、このデータ入力端子の入力
信号に基づいて信号処理を行うとともにデータ出
力端子より、上記データ入力端子の入力信号に一
致する信号を出力する信号処理論理回路と、上記
外部入力信号と上記データ出力端子からの出力信
号との排他的論理和演算を行つてゲート出力を、
時定数回路を介して上記ラツチ回路のクロツク端
子にクロツクとして入力させる排他的オアとを備
えたものである。
〔作用〕
而して本発明によれば、外部入力信号の変化点
で、排他的オアからラツチ回路にクロツクを与え
ることができ、そのため外部入力信号が“H”レ
ベルの信号であつても、“L”レベルの信号であ
つてもラツチ回路から信号処理論理回路に入力デ
ータ端子に取り込まれる信号は外部入力信号の幅
と略同じ幅の信号となる。そのため外部入力信号
が“H”レベルの信号であつても、“L”レベル
の信号であつても、同じ幅の信号であれば、信号
処理論理回路の信号入力受付時間を同一に設定す
ることができることになる。
〔実施例〕
以下本考案を実施例により説明する。
第4図は本考案を用いた電力搬送システムの送
信ユニツトTの全体回路を示しており、電力線l
を接続した電源入力端に入力する商用電源をダイ
オードブリツジDBで両波整流して得られた脈流
波を波形整形して商用電源の半サイクルに対応す
る同期信号CLを出力する同期発生回路1と、こ
の同期信号CLに基づいて伝送データを発生させ
るマイクロコンピユータよりなる信号処理論理回
路2、この信号処理論理回路2の伝送データ出力
端子Sからの信号により制御される搬送信号発生
回路3、この搬送信号発生回路3より出力される
搬送信号FDを電力線lに重畳する結合回路5、
前記全波整流した脈流より安定した直流を得て各
回路の電源とするための直流安定化電源部6、電
力線lに重畳されて送られてくる搬送信号を結合
回路5にて分離した後に波形整形して前記信号処
理論理回路2の受信入力端子SNに出力する受信
部7、後述の入力回路部及びデイツプスイツチか
らなるアドレス設定部8等から構成されている。
信号処理論理回路2は受信入力端子SNに入力
があるか否かによつて現在伝送ラインたる電力線
lに他の送信ユニツトTのデータ伝送(或いは受
信ユニツトRからの動作確認信号伝送)中か非送
状態なのかを判別する受信監視判別機能と、スト
ローブ信号入力端子STにストローブ信号の立ち
上がりがあるか否かを判別するストローブ信号判
別機能と、アドレス判別機能とを有するととも
に、これらの判別機能の判別内容に応じてデータ
入力端子i0〜i3の入力信号を読み込むとともに後
述するアドレスデータ、機器制御データを作成し
てこれらのデータ信号と同期信号CLに基づいて
搬送信号発生回路3をオン/オフするためのビツ
トシリアルな伝送データを発生させたり、一組の
搬送信号FDの出力終了時に伝送終了信号出力端
子ESより発生させ、また伝送が正しく行われた
とき(或いは動作確認信号の受信によつて正しく
伝送された判別したとき)にはデータ入力端子i0
〜i3に夫々対応させて設けたデータ出力端子O0
O3に入力信号と一致する信号を発生させたりす
る論理演算機能を有するもので、予め内蔵ROM
に記憶されている動作プログラムにより信号処理
と制御の動作を行う。
入力回路部は図示するように上記信号処理論理
回路2のデータ入力端子i0〜i3に夫々対応するフ
オトカプラPH0〜PH3等からなる入力受付け部9
と、各フオトカプラPH0〜PH3の出力信号をクロ
ツクの立ち上がり時にラツチしてラツチ出力を前
記信号処理論理回路2のデータ入力端子i0〜i3
夫々入力させるラツチ回路100〜103と、各フ
オトカプラPH0〜PH3に対応した排他的オア
EOR10〜EOR13からなる第1の比較回路11と、
排他的オアEOR10〜EOR13のゲート出力と夫々に
対応するラツチ回路100〜103のクロツク入力
端CPとの間に挿入した抵抗R0とコンデンサC0
らなる時定数回路140〜143と、各時定数回路
140〜143の出力とラツチ回路100〜103
クロツク端子CPとの間に挿入したバツフアゲー
トAとから構成される。
次に送信ユニツトTの動作を説明する。まず伝
送ラインたる電力線lに他のユニツトからの信号
が伝送されていない第5図a〔送信監視判別機能
の判別出力を示す〕の状態では信号処理論理回路
2において送信可能状態にある。今外部入力信号
を与えるために入力受付け部9の各フオトカプラ
PH0〜PH1に夫々に対応して設けてある操作スイ
ツチSW0〜SW3中例えばSW0を投入するとフオト
カプラPH0の発光ダイオードLED0に電流が流れ
て発光し、この発光ダイオードLED0に対応した
フオトトランジスタPT0がオンして第5図bに示
す“H”レベルの信号がラツチ回路103のD端
子に入力するとともに第1の比較回路11の排他
的オアEOR13に入力する。
このとき信号処理論理回路2のデータ出力端子
O3は、従前のデータ入力端子i3の入力信号に対応
して“L”レベルであるため排他的オアEOR13
は第5図cに示すように、ゲート出力が立ち上が
る。このゲート出力は時定数回路143とバツフ
アゲートAを通じてラツチ回路103のクロツク
端子CPにクロツクとして入力し、ラツチ回路1
3はホトカプラPH0より入力する“H”レベル
の信号をラツチして第5図dのようにラツチ出力
を発生する。このラツチ出力が第2の比較回路1
3の排他的オアEOR20〜EOR23の内対応する排他
的オアEOR23に入力すると、排他的オアEOR23
出力が第5図fのように“H”レベルとなり、ダ
イオードD0〜D3からなるダイオードオア回路1
2を介して信号処理論理回路2のストローブ信号
となる。このストローブ信号が“L”から“H”
レベルに変わると信号処理論理回路2は伝送動作
となり、まずデータ入力端子i0〜i3にラツチ回路
100〜103からデータを取り込んで、該データ
入力端子i0〜i3の信号状態に応じた機器制御デー
タを作成するとともにアドレス設定部8で設定し
てあるアドレスに基づいてアドレスデータを作成
し、これらデータとスタートマークとを付与した
ビツトシリアルな伝送データを形成し、この伝送
データと同期信号CLに基づいて搬送信号発生回
路3をオンオフして発振回路4の搬送周波信号
RFからなる搬送信号FDを結合回路5を介して電
力線lに送出する。
第6図は搬送信号FDの構成例を示すもので、
同図aのSTRはスタートマークを伝送するスタ
ート信号、ADはアドレスデータを伝送するアド
レス信号、DTは入力データを伝送するデータ信
号であり、各信号のビツトデータは第6図bに示
すように商用電源電圧VACの各半サイクルに同期
して伝送され、各半サイクルを4分割したサブビ
ツトデータの伝送区間SB1〜SB4にサブビツトが
伝送される。
ここでサブビツトデータは第6図bに示すよう
に伝送区間SB1〜SB4において搬送周波信号RFが
有るか無いかで“1”“0”が設定され、“スター
トマーク”のサブビツト構成は「0101」であり、
データ“1”のサブビツト構成は「0111」、デー
タ“0”のサブビツト構成は「0100」となつてい
る。
さて送信ユニツトTから電力線lを介して搬送
信号FDを送信すると、第7図に示すように電力
線lに接続された当該アドレスの受信ユニツトR
では搬送信号FDを受信するとともに機器制御デ
ータのデータ信号DTに基づいて負荷制御を行う
のである。
一方送信ユニツトT側では受信ユニツトRから
の動作確認信号の受信や、或は伝送中の送信搬送
信号FDのデータと入力データとが一致したこと
等を判別して正しく伝送されたことが検出される
と第5図gのように信号処理論理回路2では各デ
ータ端子i0〜i3の入力データと一致する信号をデ
ータ出力端子O0〜O3より出力することになる。
ここで上述したように“H”レベルのデータ入
力端子はi3であるためデータ出力端子O3からのみ
第5図eのような“H”レベルの信号が出力する
こととなり、従つて比較回路13の排他的オア
EOR23の出力は第5図fに示すように“L”レベ
ルとなる。同時に比較回路11の排他的EOR13
出力も第5図cのように“L”レベルとなる。
次いで入力受付け部9の操作スイツチSW0がオ
フされてホトトランジスタPH0がオフとなり、従
つて比較回路11の排他的オアEOR13の出力が第
5図cのように“H”レベルとなつて、第5図d
のようにラツチ回路103のラツチ出力は“L”
レベルに反転する。
そして比較回路13の排他的オアEOR23の出力
は第5図fのように“H”レベルとなる。この
“H”レベルによつてストローブ信号入力端子ST
は“H”レベルとなり、更にデータ出力端子O3
より出力した信号が“L”レベルになると、比較
回路13の排他的オアEOR23の出力は“L”レベ
ルとなつて、ストローブ信号入力端子STを“L”
レベルとする。
さて電力線lに搬送信号FDが第8図aのよう
に送信されている状態では信号処理論理回路2で
はデータ入力端子i0〜i3の入力データに変化があ
つても伝送動作を行わないようになつているが、
第8図bのようにこの伝送状態中を検知している
際中に例えば前記入力受付け部9の操作スイツチ
SW0が投入されてホトカプラPH0のホトトランジ
スタPT0より“H”レベルの信号が出力すると、
比較回路11の排他的オアEOR13の出力は第8図
cのように“L”レベルから“H”レベルに反転
し、その立ち上がり時にラツチ回路103のラツ
チ出力を“H”レベルにする。ラツチ回路103
のラツチ出力が“H”レベルになると第8図gの
ように比較回路13の排他的EOR23の出力も
“H”レベルとなり、ストローブ信号入力端子ST
が第8図hのように“H”レベルとなる。このと
きには電力線lには他の送信ユニツトTの搬送信
号FDが伝送中であるため信号処理論理回路2で
は入力データの送信は行わない。さて伝送中から
非伝送状態に変わると、信号処理論理回路2はラ
ツチ回路103のラツチ出力を入力データとして
データ入力端子i3より読み込んで伝送を行う。こ
の伝送が終了すると伝送終了信号を第8図fのよ
うに出力し、瞬時トランジスタTrをオンする。
そのため第8図hのようにストローブ信号入力端
子STは一瞬“L”レベルとなつて再び“H”レ
ベルに立ち上がることになる。従つてストローブ
信号が信号処理論理回路2に入力した状態となつ
て、再度伝送が行われることになる。一方データ
出力端子O3からは最初の伝送終了と同時に“H”
レベル信号が第8図eのように出力するため、比
較回路11の排他的オアEOR13の出力は“L”レ
ベルから“H”レベルに立ち上がり、すでに
“L”レベルとなつているラツチ回路103の入力
信号をラツチして、ラツチ出力を第8図dのよう
に“H”レベルから“L”レベルに反転させる。
従つてラツチ出力が伝送終了から“L”レベルに
変わるまでの信号がデータ出力端子O3から第8
図eのように出力する。一方第2の比較回路13
の排他的オアEOR23の出力は、ラツチ回路103
の“H”レベル期間中データ出力端子O3の出力
が“L”レベルで、またラツチ回路103の“L”
レベル期間中データ出力端子O3の出力が“H”
レベルであるため、その期間は第8図gのように
“H”レベルを保つている。しかしながら上述し
たように伝送終了信号によつて瞬時トランジスタ
Trがオンとなつて一瞬ストローブ信号入力端子
STを“L”レベルとするため伝送開始のトリガ
を信号処理論理回路2に与えることができるので
ある。
さてデータ出力端子O3の出力が“L”レベル
となると、比較回路11,13の各排他的オア
EOR13、EOR23の出力は“H”レベルから“L”
レベルとなる。そして2回目の伝送が終了すると
伝送終了信号が第8図fのように出力するととも
に、ストローブ信号入力端子STの入力が第8図
hのように“L”レベルとなる。
またラツチ回路103のクロツク入力も“L”
レベルとなる。このようにして電力線l上に他の
送信ユニツトTによる搬送信号FDが重畳してい
る際に入力データの変化があれば、非伝送状態が
終了すると同時に入力データに変化を伝送するこ
とができるのである。
ところで入力受付け部9の操作スイツチSW0
一定期間Tpの投入によつて入力受付け部9に第
9図aのように外部入力信号が入つた場合、ホト
トランジスタPT0は第9図bのように外部入力信
号の立ち上がりと共にオンして、その出力が外部
入力信号の立ち上がりと同時に立ち上がる。
従つて排他的オアEOR13のゲート出力も第9図
cのように同時的に立ち上がる。排他的オア
EOR13は信号処理論理回路2のデータ出力端子
O3からの信号も入力するため、2入力が共に不
一致のときに“H”信号を出力するから、データ
出力端子O3からの信号入力に応じて第9図cの
ような信号となる。第9図a,cは上記第5図
b,cに対応する。ここで第9図cに示すように
外部入力信号の立ち上がり、立ち下がりに夫々対
応して出力するこれらのゲート出力は時定数回路
143のコンデンサC0を抵抗R0を介して充電する
ため、第9図dに示すコンデンサC0の両端電圧
が時定数回路143のバツフアゲートAのスレツ
シヨルドレベルSLを越えるまで時定数回路143
からは出力は発生しない。まり時間τだけ排他的
オアEOR13の出力に対して時定数回路143の出
力は遅延するのである。
そして入力受付け部9の外部入力信号が立ち下
がると、ホトトランジスタPT0の残留キヤリアの
分だけホトトランジスタPT0の出力レベルがなだ
らかに降下することになる。従つて前記外部入力
信号が立ち下がる時点からホトトランジスタPT0
の出力が排他的オアEOR13のスレツシヨルドレベ
ルSL′以下に降下するまでの時間幅Tcだけ、排他
的オアEOR13の“H”レベル出力期間が延びるこ
とになる。
つまり排他的オアEOR13の出力の時間幅は入力
受付け部9の外部入力信号の時間幅Tpと時間幅
Tcとの和の時間幅となる。
また時定数回路143の出力の立ち下がりはコ
ンデンサC0の両端電圧がバツフアゲートAのス
レツシヨルドレベルSL′に降下するまでの時間だ
け遅延することになる。つまりここで時定数回路
143からは第9図eに示すように排他的オア
EOR13のゲート出力を遅延した信号がラツチ回路
103のクロツクとして出力される。ラツチ回路
103はクロツクの立ち上がりで入力をラツチす
るため、ラツチ出力は第9図f〔第5図eに対応
する〕のようになる。ラツチ回路103をラツチ
させるための排他的オアEOR13のゲート出力の間
隔は最初のゲート出力の立ち上がりから次のゲー
トの出力の立ち上がりまでの時間の条件、つまり
外部入力信号の期間Tpと、外部入力信号の立ち
下がり開始から排他的オアEOR13のスレツシヨル
ドレベルSL′に達するまでの時間Tcとを加えた時
間を時定数回路143の遅延時間τより大きくし
てある。
ところで通常スイツチSW0〜SW3をオン状態と
して、データ入力時にオフとする場合、つまり外
部入力信号を“L”とした場合で、第4図回路を
使用すると、次のような動作で外部入力信号がラ
ツチ回路103でラツチされる。
つまり時間Tpだけ操作スイツチSW0をオフす
ると、入力受付け部9の“L”の外部入力信号は
第10図aのようになる。そして外部入力信号が
立ち下がると、ホトカプラPH0のホトトランジス
タPT0のオフ動作は残留キヤリアによつてゆるや
かとなり、そのためホトトランジスタPTの出力
レベルが第10図bのように排他的オアEOR13
ストシヨルドレベルSL′以下となるまでには時間
Tcだけかかる。その結果第10図cに示すよう
に排他的オアEOR13の出力の立ち上がりは外部入
力信号に対して時間Tcだけ遅延して立ち上がり
ことになる。
一方時定数回路143の遅延時間は第10図d
のようにτであるからラツチ回路103のクロツ
クの立ち上がりは更に時間τだけ遅れて第10図
eのようになる。この時点でラツチ回路100
入力をラツチする。
さて操作スイツチSW0がオン状態に戻ると、ホ
トトランジスタPT0の出力は外部入力信号の立ち
上がりと同時に立ち上がるため、排他的オア
EOR13の立ち上がりも同時となる。従つてこのよ
うな使用時においては第10図cに示すように最
初の排他的オアEOR13のゲート出力の立ち上が
り、次のゲートの立ち下がりまでの時間Tp−Tc
を遅延時間τより大きく設定してある。
つまり第4図回路の場合、第9図図示の使用例
と第10図図示の使用例とにおける外部入力信号
の受付範囲をほぼ同じとすることができる。
尚上記説明では入力受付け部9の信号入力は操
作スイツチSW0〜SW3にて行つているがセンサ等
に連動するスイツチング素子のオン又はオフにて
行つても勿論よい。
又時定数回路14としては第11図aのように
C0、R0のみで形成してもよく、また同図bのよ
うに抵抗R0にダイオードDaを並列接続してもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案は、D端子に入力する外部入力信号をク
ロツク端子に入力するクロツクの立ち上がりでラ
ツチするD型フリツプフロツプからなるラツチ回
路と、このラツチ回路のラツチ出力をデータ入力
端子に入力し、この入力信号に基づいた信号処理
を行うとともにデータ出力端子より、上記データ
入力端子に一致する信号を出力する信号処理論理
回路と、上記外部入力信号と上記データ出力端子
からの出力信号との排他的論理和演算を行つてゲ
ート出力を、時定数回路を介して上記ラツチ回路
のクロツク端子にクロツクとして入力させる排他
的オアとを備えたので、外部入力信号の変化点
で、排他的オアからラツチ回路にクロツクを与え
ることができ、そのため外部入力信号が“H”レ
ベルの信号であつても、“L”レベルの信号であ
つてもラツチ回路から信号処理論理回路に入力デ
ータ端子に取り込まれる信号は外部入力信号の幅
と略同じ幅の信号となり、そのため外部入力信号
が“H”レベルの信号であつても、“L”レベル
の信号であつても、同じ幅の信号であれば、信号
処理論理回路の信号入力受付時間を同一に設定す
ることができ、そのため何れの外部入力信号に対
する入力回路として同じ仕様の回路を使用するこ
とが可能となるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の回路図、第2図a〜c及び第
3図a〜cは同上の動作説明用タイムチヤート、
第4図は本考案の一実施例の回路図、第5図a〜
gは同上の動作説明用のタイムチヤート、第6図
a〜bは同上の信号形式の説明図、第7図は同上
使用のシステム説明用概略構成図、第8図a〜h
及び第9図a〜f、第10図a〜fは同上の動作
説明のタイムチヤート、第11図a,bは同上に
使用する時定数回路の他例の回路図であり、2は
信号処理論理回路、9は入力受付け部、100
103はラツチ回路、14は時定数回路、Trはト
ランジスタ、EOR10〜EOR13は排他的オア、i0
i3はデータ入力端子、O0〜O3はデータ出力端子で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. D端子に入力する外部入力信号をクロツクの立
    ち上がりでラツチするD型フリツプフロツプから
    なるラツチ回路と、このラツチ回路のラツチ出力
    をデータ入力端子に入力し、このデータ入力端子
    の入力信号に基づいて信号処理を行うとともにデ
    ータ出力端子より、上記データ入力端子の入力信
    号に一致する信号を出力する信号処理論理回路
    と、上記外部入力信号と上記データ出力端子から
    の出力信号との排他的論理和演算を行つてゲート
    出力を、時定数回路を介して上記ラツチ回路のク
    ロツク端子にクロツクとして入力させる排他的オ
    アとを備えたことを特徴とする信号処理装置の入
    力回路。
JP11633382U 1982-07-31 1982-07-31 信号処理装置の入力回路 Granted JPS5922558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11633382U JPS5922558U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 信号処理装置の入力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11633382U JPS5922558U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 信号処理装置の入力回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922558U JPS5922558U (ja) 1984-02-10
JPH0342761Y2 true JPH0342761Y2 (ja) 1991-09-06

Family

ID=30268208

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JP11633382U Granted JPS5922558U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 信号処理装置の入力回路

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JP (1) JPS5922558U (ja)

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JP2580211B2 (ja) * 1987-11-24 1997-02-12 キヤノン株式会社 通信装置

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JPS5922558U (ja) 1984-02-10

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