JPH0342577B2 - - Google Patents
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- JPH0342577B2 JPH0342577B2 JP58208397A JP20839783A JPH0342577B2 JP H0342577 B2 JPH0342577 B2 JP H0342577B2 JP 58208397 A JP58208397 A JP 58208397A JP 20839783 A JP20839783 A JP 20839783A JP H0342577 B2 JPH0342577 B2 JP H0342577B2
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、発泡樹脂複合板に関するものであ
る。
る。
そして本発明の目的とするところは、軽量で強
度が大きく、高い断熱性能、および高い耐熱性能
を備えた、発泡樹脂複合板を提供するにある。
度が大きく、高い断熱性能、および高い耐熱性能
を備えた、発泡樹脂複合板を提供するにある。
そして本発明の要旨とするところは、不透水
性、可撓性を備えた2枚の薄板を対抗して配置
し、前記薄板の少なくとも一面の内側に、加熱に
より膨脹する未発泡の無機鉱物を位置せしめ、2
枚の薄板の周囲を気密状態に閉塞して袋を形成
し、2枚の薄板間に発泡性樹脂組成物を注入し、
これを発泡固化せしめ、同時に発泡圧力により前
記の薄板を塑性変形せしめた事を特徴とする、発
泡樹脂複合板に存する。
性、可撓性を備えた2枚の薄板を対抗して配置
し、前記薄板の少なくとも一面の内側に、加熱に
より膨脹する未発泡の無機鉱物を位置せしめ、2
枚の薄板の周囲を気密状態に閉塞して袋を形成
し、2枚の薄板間に発泡性樹脂組成物を注入し、
これを発泡固化せしめ、同時に発泡圧力により前
記の薄板を塑性変形せしめた事を特徴とする、発
泡樹脂複合板に存する。
次に実施例について説明する。
〔イ〕 袋体
袋体1は2枚の薄板11の周囲を固定して気
密状態に閉塞して形成する。(正確にはこの状
態では未だ袋体と言うことはできず、単に2枚
の板をかさねあわせた物に過ぎない)(第1図) 薄板11としては、銅板、ステンレス板、合
成樹脂板、ゴム板、あるいはそれらのシート、
フイルムなどの薄膜であつて、2000μm〜50μ
m程度の厚さのものが通常用いられるが、好ま
しくは0.5〜0.1mmのものが適する。
密状態に閉塞して形成する。(正確にはこの状
態では未だ袋体と言うことはできず、単に2枚
の板をかさねあわせた物に過ぎない)(第1図) 薄板11としては、銅板、ステンレス板、合
成樹脂板、ゴム板、あるいはそれらのシート、
フイルムなどの薄膜であつて、2000μm〜50μ
m程度の厚さのものが通常用いられるが、好ま
しくは0.5〜0.1mmのものが適する。
薄板11の周囲12は、溶接する場合もある
が、周囲を第2図のようにボルトで固定し、接
着性のある発泡剤を内部で発泡させて薄板に塑
性変形を生じさせた後、ボルトを解体する方法
を採用する事もできる。
が、周囲を第2図のようにボルトで固定し、接
着性のある発泡剤を内部で発泡させて薄板に塑
性変形を生じさせた後、ボルトを解体する方法
を採用する事もできる。
薄板11の一部には発泡樹脂の注入孔13を
設け、周辺の近くには排気口14を開設する。
設け、周辺の近くには排気口14を開設する。
〔ロ〕 発泡性樹脂
袋体1の内部に注入する発泡性樹脂組成物と
しては、ウレタン系、ユリア系、フエノール系
などのものが採用できる。
しては、ウレタン系、ユリア系、フエノール系
などのものが採用できる。
発泡圧は使用する板の弾性率、比例限界、要
求される変型状態などに応じて選定される。
求される変型状態などに応じて選定される。
発泡圧の制御はフレオンなどの発泡剤を用い
たり、発泡性樹脂組成物の注入量によつて行
う。
たり、発泡性樹脂組成物の注入量によつて行
う。
ウレタン系の組成物は取扱が容易で比較的発
泡圧を高くでき、しかも薄板11の接着性が良
い硬質の発泡樹脂が形成できるのでこの発明の
目的には好適である。
泡圧を高くでき、しかも薄板11の接着性が良
い硬質の発泡樹脂が形成できるのでこの発明の
目的には好適である。
〔ハ〕 未発泡剤
袋体1の少なくとも一面の内側には未発泡体
2の粒子群を位置せしめる。
2の粒子群を位置せしめる。
未発泡体2としては、加熱によつて発泡する
材料であつてかつ未だ加熱をしておらず、未発
泡の状態のものを使用する。
材料であつてかつ未だ加熱をしておらず、未発
泡の状態のものを使用する。
具体的な材料としては、次のようなものが使
用できる。
用できる。
バーミキユライト、膨脹粘土、膨脹貢岩、パ
ーライトなど 以上のような未発泡体を袋体1の内面に位置
せしめるには、薄板11の内面に並べて層を形
成する方法、あるいは未発泡体とバインダーを
混合して薄板11の表面に吹付けたり、ハケ塗
りする方法などを採用することができる。
ーライトなど 以上のような未発泡体を袋体1の内面に位置
せしめるには、薄板11の内面に並べて層を形
成する方法、あるいは未発泡体とバインダーを
混合して薄板11の表面に吹付けたり、ハケ塗
りする方法などを採用することができる。
〔ニ〕 製造方法
中央部におおきい窓部31を開口した、充分
な強度を有する固定枠3を2枚設置し、その間
に2枚の薄膜11の周囲12を挟んで固定す
る。
な強度を有する固定枠3を2枚設置し、その間
に2枚の薄膜11の周囲12を挟んで固定す
る。
薄板は2m角、厚さ0.4mmのステンレス板を
使用した。
使用した。
そして薄板の1枚の面には硬質ウレタンフオ
ームとの接着性の向上のためにシランカツプリ
ング剤、ウレタンプレポリマー、ゴム系プライ
マー、エポキシ系プライマー等を予め塗つてお
く。
ームとの接着性の向上のためにシランカツプリ
ング剤、ウレタンプレポリマー、ゴム系プライ
マー、エポキシ系プライマー等を予め塗つてお
く。
一方、薄板の他の1枚には加熱発泡性鉱物と
しての蛭石2と、バインダーとしてのウレタン
プレポリマー1を混合したものを塗つて硬化さ
せておく。
しての蛭石2と、バインダーとしてのウレタン
プレポリマー1を混合したものを塗つて硬化さ
せておく。
その状態で注入孔13から前記の発泡性樹脂
を2枚の薄板11の間に加圧状態で注入する。
を2枚の薄板11の間に加圧状態で注入する。
2枚の薄板はその周囲12を気密状態で固定
してあるので発泡性樹脂組成物の発泡圧は2枚
の薄板11をおしひろげる張力として作用し、
中央部分が約20cm膨脹した座ブトン状に塑性変
型する。
してあるので発泡性樹脂組成物の発泡圧は2枚
の薄板11をおしひろげる張力として作用し、
中央部分が約20cm膨脹した座ブトン状に塑性変
型する。
2枚の薄板11間に充填された樹脂は、界面
において薄板11に接着し、樹脂と薄板11と
が一体となつて、第4図にしめすような発泡性
複合板が形成される。
において薄板11に接着し、樹脂と薄板11と
が一体となつて、第4図にしめすような発泡性
複合板が形成される。
このとき薄板11は塑性変型を起こしている
から、発泡後に固定枠を取外しても薄板11が
変型する事がない。
から、発泡後に固定枠を取外しても薄板11が
変型する事がない。
本発明の発泡性複合板は上記したように構成さ
れるから次のような効果を期待できる。
れるから次のような効果を期待できる。
〔イ〕 薄板は内部から加圧されて膨脹し、発泡樹
脂の内部圧と釣合つて構造を構成する。
脂の内部圧と釣合つて構造を構成する。
従つて薄板自体の剛性が低いものであつて
も、発泡性複合板の剛性、曲げ強度は大きいも
のとなる。
も、発泡性複合板の剛性、曲げ強度は大きいも
のとなる。
〔ロ〕 発泡性複合板は薄板と発泡樹脂から構成し
てあるから、極めて軽量であり、しかも断熱特
性に優れている。
てあるから、極めて軽量であり、しかも断熱特
性に優れている。
そのためスパンの大きい屋根などのパネルと
して使用することができる。
して使用することができる。
〔ハ〕 発泡樹脂は上記したように軽量であつて、
製作も容易であるが、加熱によつて多量の煙が
発生するという欠点が存在した。
製作も容易であるが、加熱によつて多量の煙が
発生するという欠点が存在した。
この点に関し、本発明は発泡性複合板の内部
に加熱によつて膨脹する鉱物質が存在してい
る。
に加熱によつて膨脹する鉱物質が存在してい
る。
そのためこの膨脹層の発生によつて急激に断
熱性が向上し、発泡組成物に達する温度を低下
せしめる事ができ、発泡組成物の分解煙発生を
防止することができる。
熱性が向上し、発泡組成物に達する温度を低下
せしめる事ができ、発泡組成物の分解煙発生を
防止することができる。
第1図 本発明の発泡性複合板の一実施例の分
解説明図、第2図 第1図の側面図、第3図 発
泡性複合板の製造状態の説明図、第4図 発泡性
複合板の一実施例の斜視図。 1:袋体、11:薄板、13:注入孔、2:未
発泡体、3:固定枠。
解説明図、第2図 第1図の側面図、第3図 発
泡性複合板の製造状態の説明図、第4図 発泡性
複合板の一実施例の斜視図。 1:袋体、11:薄板、13:注入孔、2:未
発泡体、3:固定枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不透水性、可撓性を備えた2枚の薄板を対抗
して配置し、 薄板の少なくとも一面の内側に、加熱により膨
脹する未発泡の無機鉱物を位置せしめ 2枚の薄板の周囲を気密状態に閉塞して袋を形
成し、 2枚の薄板間に発泡性樹脂組成物を注入し、こ
れを発泡固化せしめ、 同時に発泡圧力により前記の薄板を塑性変形せ
しめた事を特徴とする、 発泡樹脂複合板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58208397A JPS60101038A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 発泡樹脂複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58208397A JPS60101038A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 発泡樹脂複合板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60101038A JPS60101038A (ja) | 1985-06-05 |
JPH0342577B2 true JPH0342577B2 (ja) | 1991-06-27 |
Family
ID=16555575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58208397A Granted JPS60101038A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 発泡樹脂複合板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60101038A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022123896A1 (ja) | 2020-12-10 | 2022-06-16 | 村田機械株式会社 | 搬送システム |
-
1983
- 1983-11-08 JP JP58208397A patent/JPS60101038A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022123896A1 (ja) | 2020-12-10 | 2022-06-16 | 村田機械株式会社 | 搬送システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60101038A (ja) | 1985-06-05 |
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