JPH0342436Y2 - - Google Patents

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JPH0342436Y2
JPH0342436Y2 JP1987115865U JP11586587U JPH0342436Y2 JP H0342436 Y2 JPH0342436 Y2 JP H0342436Y2 JP 1987115865 U JP1987115865 U JP 1987115865U JP 11586587 U JP11586587 U JP 11586587U JP H0342436 Y2 JPH0342436 Y2 JP H0342436Y2
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ray film
adhesive
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sealed
sealing
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JP1987115865U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、X線撮影に用いられるフイルムを封
入する包装体に関し、特に歯科用に好適なX線フ
イルム包装体に関する。
〔従来の技術〕
X線フイルム包装体は、X線フイルムと、この
X線フイルムの感光を防止する包装体とで構成さ
れている。このようなX線フイルム包装体として
は種々の形態のものが提案されているが、X線撮
影後のX線フイルム現像処理に便利なものとして
実公昭61−4914号公報に示されたX線フイルム包
装体がある。これを図により説明する。
第2図は従来のX線フイルム包装体の平面図で
ある。図で、1,1′は表裏2枚の柔軟な合成樹
脂のシート、2a,2b,2cはシート1,1′
を側縁で接着した接着辺である。これにより袋体
が形成される。3はこの袋体に入れられたX線フ
イルムである。4は袋体の開口を封じる封着辺、
5は封着辺4に接近しこれと平行な接着線であ
る。接着線5は、シート1,1′を接着する。6
は接着線5の1部に形成された非接着部、7は封
着辺4と接着線5との間においてシート1にあけ
られた開口である。8は非接着部6と開口7との
間に形成された密閉部であり、2枚のシート1,
1′を接着する。この密閉部8によりX線フイル
ム3を封入する空間と、開口7を経る空間とが遮
断される。
このようにX線フイルム3を封入したままX線
撮影を行つた後、現像処理液注入器、例えば注射
器の先端を開口7から密閉部8のほうへ挿入し、
当該先端で密閉部8の接着を破り、現像処理液注
入器から現像液を注入すると、現像液は非接着部
6からX線フイルム3を封入した空間に流入し、
これによりX線フイルムの現像が行なわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記X線フイルム包装体は、前述のように、X
線撮影後の現像処理に便利な構成となつている。
しかしながら、密閉部8の存在のため、処理液注
入器の先端の挿入に円滑さを欠き、かつ、密閉部
8を構成するため製造が面倒であるという欠点が
あつた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を解消し、現
像処理液注入器の挿入が容易で、かつ、構成が簡
単なX線フイルム包装体を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、X線フ
イルムの両面を覆う柔軟な合成樹脂のシートの周
囲の各辺を封止して密封空間内に前記X線フイル
ムを封入したX線フイルム包装体において、封止
した第1の辺に沿いこの第1の辺の一端と連続す
る第2の辺から当該第1の辺の他端と連続する第
3の辺との間に僅かな間隙を残す位置まで前記両
面シートを接着することにより前記間隙を介して
前記密封空間と導通する通路を形成し、かつ、前
記シートの一方の前記第2の辺に近接した位置に
前記通路と外部とを導通する開口を設けたことを
特徴とする。
〔作用〕
現像処理時、現像処理液注入器の先端を開口に
挿入して現像処理液を注入すると、液は最初通路
を通つて第3の辺に達し、次いで間隙を通つてX
線フイルムが封入された空間内に注入される。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例に係るX線フイルム包
装体の平面図である。図で、第2図に示す部分と
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
50は第2図に示す接着線5に対応する接着線で
ある。接着線50は、接着辺2bの接着部から封
着線4に沿つて延びだし、その終端は接着辺2c
と僅かな非接着部(間隙)60を残す位置にあ
る。10は封着線4、接着線50およびシート
1,1′で形成される通路を示す。この通路10
はX線フイルム3が封入された空間と間隙60を
介して連通している。本実施例のX線フイルム包
装体と従来のものとを比較すると、従来のものが
密閉部8を備えているのに対し、本実施例のもの
は密閉部8が設けられていない点および非接着部
(間隙)60が接着線50の中間でなくその端部
と接着辺2cとの間に形成されている点で相異
し、その他の構成は同じである。
第2図に示される従来の構成において、密閉部
8がないと、開口7および非接着部6を通つて外
部から包装体内部に光線や湿気等が侵入すると考
えるのが通常であり、これを防止するため密閉部
8が設けられている。
しかしながら、本出願人は、密閉部8を構成す
る手間が面倒であることから、密閉部を除去する
ことを考え、その場合、光線や湿気の侵入がどの
程度のものであるか確かめるため、種々の環境下
で実験を行つた。その結果、極度の多湿下、強力
な光線下以外の通常の環境下にあつては、第2図
に示す構成から密閉部8を除去した構成のものを
長時間放置しても、X線フイルム包装体内への光
線や湿気の侵入は認められないという予期しない
結果を得た。
このように、光線や湿気の侵入がないのは、シ
ート1,1′が柔軟な合成樹脂材料で作成されて
いる為、開口部7から非接着部6に至る通路10
を構成している部分のシート1,1′が互いに密
着することが主たる原因であると考えられる。さ
らに、これに加え、通路10自体の幅が現像処理
液注入器の先端が挿入されるのに充分なだけの幅
とされ、この幅が極めて狭いこと、および通路1
0の長さが比較的長いこともその原因となつてい
るものと思われる。特に本実施例では、従来の非
接着部6の代りに、接着線50の端部と封着辺2
cとの間に非接着部(間隙)60を形成したの
で、通路10の長さは一層長くなり、光線や湿気
の侵入を従来のものよりも、より一層確実に防止
できる。
したがつて、通常の環境下で使用されるX線フ
イルム包装体にあつては、通常10の中途に密閉
部8を設ける必要性はなく、密閉部8を除去して
もX線フイルム3には何等の悪影響も生じない。
そして、これにより、密閉部8を構成するという
面倒な工程を省略することができ、X線フイルム
包装体を安価に製造することができ、又、現像処
理液注入器の先端の挿入も極めて円滑に行うこと
ができる。さらに、間隙60を封着辺2cに接し
て設けたので、通路10の長さが長くなり、光線
や湿気の侵入をより一層効果的に阻止することが
できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、通路から密閉
部を除去しので、密閉部を構成するための面倒な
工程を省略することができ、これによりX線フイ
ルム包装体を安価に製造することができる。又、
現像処理液注入器の先端の挿入が極めて円滑とな
り、取扱が容易となる。さらに、通路を長く形成
したので、光線や湿気の侵入をより一層効果的に
阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るX線フイルム包
装体の平面図、第2図は従来のX線フイルム包装
体の平面図である。 1,1′……シート、2a,2b,2c……接
着辺、3……X線フイルム、4……封着線、50
……接着線、60……非接着部、7……開口、1
0……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. X線フイルムの両面を覆う柔軟な合成樹脂のシ
    ートの周囲の各辺を封止して密封空間内に前記X
    線フイルムを封入したX線フイルム包装体におい
    て、封止した第1の辺に沿いこの第1の辺の一端
    と連続する第2の辺から当該第1の辺の他端と連
    続する第3の辺との間に僅かな間隙を残す位置ま
    で前記両面のシートを接着することにより前記間
    隙を介して前記密封空間と導通する通路を形成
    し、かつ、前記シートの一方の前記第2の辺に近
    接した位置に前記通路と外部とを導通する開口を
    設けたことを特徴とするX線フイルム包装体。
JP1987115865U 1987-07-30 1987-07-30 Expired JPH0342436Y2 (ja)

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