JPH0326511Y2 - - Google Patents
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- JPH0326511Y2 JPH0326511Y2 JP6516885U JP6516885U JPH0326511Y2 JP H0326511 Y2 JPH0326511 Y2 JP H0326511Y2 JP 6516885 U JP6516885 U JP 6516885U JP 6516885 U JP6516885 U JP 6516885U JP H0326511 Y2 JPH0326511 Y2 JP H0326511Y2
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- Japan
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- sheet
- ray film
- welded
- ray
- edge
- Prior art date
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- 239000000243 solution Substances 0.000 claims description 3
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は、X線撮影に用いられるフイルムを密
封する包装体に関し、特に歯科用のX線フイルム
に好適なX線フイルム包装体に関する。
封する包装体に関し、特に歯科用のX線フイルム
に好適なX線フイルム包装体に関する。
X線フイルム包装体は、X線フイルムおよびこ
のX線フイルムの感光を防止する包装体で構成さ
れている。これを図により説明する。
のX線フイルムの感光を防止する包装体で構成さ
れている。これを図により説明する。
第3図aは従来の歯科用X線フイルム包装体の
平面図、第3図bは第3図aの線b〜bに沿
う断面図である。図で、1はX線フイルム、2は
X線フイルム1の上面を覆う柔軟な合成樹脂シー
ト、3はX線フイルム1の下面を覆う柔軟な合成
樹脂シートである。シート2,3は光線を透過し
ない合成樹脂で形成されている。シート2の縁部
2a,2b,2c(縁部2b,2cは図示されて
いない)と、シート3の縁部3a,3b,3cは
互いに溶着されて袋体を形成しており、X線フイ
ルム1はこの袋体内に収納された状態にある。2
d,3dはX線フイルム端縁部分におけるシート
2,3の溶着部であり、この溶着部2d,3dを
互いに溶着することによりX線フイルム1が前記
袋体に密封される。2e,3eは溶着部2d,3
dから外方に突出した舌片である。
平面図、第3図bは第3図aの線b〜bに沿
う断面図である。図で、1はX線フイルム、2は
X線フイルム1の上面を覆う柔軟な合成樹脂シー
ト、3はX線フイルム1の下面を覆う柔軟な合成
樹脂シートである。シート2,3は光線を透過し
ない合成樹脂で形成されている。シート2の縁部
2a,2b,2c(縁部2b,2cは図示されて
いない)と、シート3の縁部3a,3b,3cは
互いに溶着されて袋体を形成しており、X線フイ
ルム1はこの袋体内に収納された状態にある。2
d,3dはX線フイルム端縁部分におけるシート
2,3の溶着部であり、この溶着部2d,3dを
互いに溶着することによりX線フイルム1が前記
袋体に密封される。2e,3eは溶着部2d,3
dから外方に突出した舌片である。
使用に際し、このX線フイルム包装体は患者の
口腔内の患部に当接され、外部からX線が照射さ
れる。これにより、X線フイルム1には患部の歯
のX線像(潜像)が得られる。X線照射後、X線
フイルム包装体は口腔内から取り出され、現像処
理が行なわれる。この現像処理は次のようにして
行なわれる。即ち、まず、注射器のシリンダ内に
現像液を吸入し、次いで、注射器の針をシート1
又はシート2の適宜箇所に突き刺してその先端を
前記袋体内に挿入し、シリンダ内の現像液を袋体
内に注入する。注入後、X線フイルム包装体全体
を揉んで、現像液をX線フイルム全体に充分に接
せしめ、現像ムラが生じないようする。同様の手
段により定着液が注入されてX線像を定着する。
最後に、舌片2e,3eを両側に引つ張り、溶着
部2d,3d及び周縁溶着部を剥ぎとつてX線フ
イルム1を取り出す。
口腔内の患部に当接され、外部からX線が照射さ
れる。これにより、X線フイルム1には患部の歯
のX線像(潜像)が得られる。X線照射後、X線
フイルム包装体は口腔内から取り出され、現像処
理が行なわれる。この現像処理は次のようにして
行なわれる。即ち、まず、注射器のシリンダ内に
現像液を吸入し、次いで、注射器の針をシート1
又はシート2の適宜箇所に突き刺してその先端を
前記袋体内に挿入し、シリンダ内の現像液を袋体
内に注入する。注入後、X線フイルム包装体全体
を揉んで、現像液をX線フイルム全体に充分に接
せしめ、現像ムラが生じないようする。同様の手
段により定着液が注入されてX線像を定着する。
最後に、舌片2e,3eを両側に引つ張り、溶着
部2d,3d及び周縁溶着部を剥ぎとつてX線フ
イルム1を取り出す。
ところで、上記現像処理手段においては、注射
器の針をシート2、又はシート3を貫通して袋体
内に挿入するので、フイルムを傷付け易く、折角
撮影したX線像を不明瞭なものとする事故が頻繁
に生じていた。そして、このような事故を避ける
ためには、取り扱い者は細心の注意を払う必要が
あり、取り扱いが極めて面倒であつた。
器の針をシート2、又はシート3を貫通して袋体
内に挿入するので、フイルムを傷付け易く、折角
撮影したX線像を不明瞭なものとする事故が頻繁
に生じていた。そして、このような事故を避ける
ためには、取り扱い者は細心の注意を払う必要が
あり、取り扱いが極めて面倒であつた。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を除
き、X線フイルムを傷付けることなく、かつ、容
易に現像処理を行うことができ、又、確実に外部
との遮断を行うことができるX線フイルム包装体
を提供するにある。
き、X線フイルムを傷付けることなく、かつ、容
易に現像処理を行うことができ、又、確実に外部
との遮断を行うことができるX線フイルム包装体
を提供するにある。
この目的を達成するため、本考案は、現像液を
注入する注入部材の挿入通路に、X線フイルムと
外部とを遮断する遮断部を複数設けたことを特徴
とする。
注入する注入部材の挿入通路に、X線フイルムと
外部とを遮断する遮断部を複数設けたことを特徴
とする。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
る。
第1図aは本考案の実施例に係る歯科用X線フ
イルム包装体の平面図、第1図bは第1図aの線
b〜bに沿う断面図であるが、理解を容易に
するため、まず、第2図a,bを用いて本実施例
の基本構成を説明する。
イルム包装体の平面図、第1図bは第1図aの線
b〜bに沿う断面図であるが、理解を容易に
するため、まず、第2図a,bを用いて本実施例
の基本構成を説明する。
第2図aは本考案の実施例に係る歯科用X線フ
イルム包装体の基本構成の平面図、第2図bは第
2図aの線b〜bに沿う断面図である。図
で、1はX線フイルム、5はX線フイルム1の周
縁より僅かに大きな周縁を有し、X線フイルム1
の下面を覆う第1のシートである。6はX線フイ
ルム1の図で右方端部付近に残部1aを残し、X
線フイルム1のその他の部分を覆う第2のシート
であり、その上、下および図の左側の周縁は第1
のシート5とほぼ同一の大きさを有する。7は第
2のシート6およびX線フイルム1の残部1aを
覆う第3のシートであり、その上、下および図の
右側の周縁は第1のシート5とほぼ同一の大きさ
を有する。しかし、当該第3のシート7の図で左
側縁部7dは第1のシート5の縁部5dおよび第
2のシート6の縁部6dより僅かに短い。第1の
シート5の縁部5aと第3のシート7の縁部7a
が溶着され、又、第1のシート5の縁部5b,5
c、第2のシート6の縁部6b,6c(いずれの
縁部も図には現れていない)、第3のシート7の
縁部7b,7cが溶着され、さらに、第1のシー
ト5の縁部5dと第2のシート6の縁部6dが溶
着される。
イルム包装体の基本構成の平面図、第2図bは第
2図aの線b〜bに沿う断面図である。図
で、1はX線フイルム、5はX線フイルム1の周
縁より僅かに大きな周縁を有し、X線フイルム1
の下面を覆う第1のシートである。6はX線フイ
ルム1の図で右方端部付近に残部1aを残し、X
線フイルム1のその他の部分を覆う第2のシート
であり、その上、下および図の左側の周縁は第1
のシート5とほぼ同一の大きさを有する。7は第
2のシート6およびX線フイルム1の残部1aを
覆う第3のシートであり、その上、下および図の
右側の周縁は第1のシート5とほぼ同一の大きさ
を有する。しかし、当該第3のシート7の図で左
側縁部7dは第1のシート5の縁部5dおよび第
2のシート6の縁部6dより僅かに短い。第1の
シート5の縁部5aと第3のシート7の縁部7a
が溶着され、又、第1のシート5の縁部5b,5
c、第2のシート6の縁部6b,6c(いずれの
縁部も図には現れていない)、第3のシート7の
縁部7b,7cが溶着され、さらに、第1のシー
ト5の縁部5dと第2のシート6の縁部6dが溶
着される。
以上の構成において、X線フイルム1の下面は
第1のシート5で覆われ、上面は第2のシート6
と第3のシート7で覆われる。そしてX線フイル
ム1は、第2のシート6と第3のシート7の間隙
を介して外部と通じている。
第1のシート5で覆われ、上面は第2のシート6
と第3のシート7で覆われる。そしてX線フイル
ム1は、第2のシート6と第3のシート7の間隙
を介して外部と通じている。
ここで、本考案の実施例に係る歯科用X線フイ
ルムの構成を第1図a,bに基づいて説明する。
図で、第2図a,bに示す部分と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。8,9は第2の
シート6と第3のシート7を溶着する第1の溶着
部及び第2の溶着部である。第1の溶着部8は第
3のシート7の縁部7dの隅部付近から各シート
の下方縁部5c,6c,7cの方に向かつて斜め
に延びる傾斜線8aと、この傾斜線8aと連続
し、X線フイルム1の残部1aの近くにおいて上
方に折り返されて縁部7bに達する折り返し線8
bとで形成されている。又、第2の溶着部9は第
1の溶着部8の傾斜線8aとほぼ平行な傾斜線9
aと、この傾斜線9aと連続し、第1の溶着部8
の折り返し線8bの折り返し点より手前で下方に
折り返されて縁部7cに達する折り返し線9bと
で形成されている。傾斜線8a,9a、折り返し
線8b,9bに沿つて第2のシート6と第3のシ
ート7とが溶着されている事になる。10は傾斜
線8aと傾斜線9aとの間に形成された通路、1
1は折り返し線9bの折り返しにより通路10が
終了する開放部である。12a,12bはそれぞ
れ通路10の中途に設けられた遮断部であり、通
路10を横切つて第2のシート6と第3のシート
7とを接着力の弱い接着剤で接着することにより
形成される。
ルムの構成を第1図a,bに基づいて説明する。
図で、第2図a,bに示す部分と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。8,9は第2の
シート6と第3のシート7を溶着する第1の溶着
部及び第2の溶着部である。第1の溶着部8は第
3のシート7の縁部7dの隅部付近から各シート
の下方縁部5c,6c,7cの方に向かつて斜め
に延びる傾斜線8aと、この傾斜線8aと連続
し、X線フイルム1の残部1aの近くにおいて上
方に折り返されて縁部7bに達する折り返し線8
bとで形成されている。又、第2の溶着部9は第
1の溶着部8の傾斜線8aとほぼ平行な傾斜線9
aと、この傾斜線9aと連続し、第1の溶着部8
の折り返し線8bの折り返し点より手前で下方に
折り返されて縁部7cに達する折り返し線9bと
で形成されている。傾斜線8a,9a、折り返し
線8b,9bに沿つて第2のシート6と第3のシ
ート7とが溶着されている事になる。10は傾斜
線8aと傾斜線9aとの間に形成された通路、1
1は折り返し線9bの折り返しにより通路10が
終了する開放部である。12a,12bはそれぞ
れ通路10の中途に設けられた遮断部であり、通
路10を横切つて第2のシート6と第3のシート
7とを接着力の弱い接着剤で接着することにより
形成される。
上記の構成から明らかなように、第1の溶着部
8と第2の溶着部9が形成されることにより、X
線フイルム1と外部とは通路10のみにより通じ
ることとなり、通路10に形成された遮断部12
a,12bにより、X線フイルム1は外部から完
全に遮断され、第1のシート5、第2のシート6
および第3のシート7により密封されることにな
る。
8と第2の溶着部9が形成されることにより、X
線フイルム1と外部とは通路10のみにより通じ
ることとなり、通路10に形成された遮断部12
a,12bにより、X線フイルム1は外部から完
全に遮断され、第1のシート5、第2のシート6
および第3のシート7により密封されることにな
る。
さて、このような構成のX線フイルム包装体を
用いてX線撮影を行つた後の現像処理は次のよう
にしてなされる。即ち、前述のように注射器に現
像液を吸い込み、針を通路10に挿入する。この
際、第3のシート7の縁部7dは第2のシート6
の縁部6dより僅かに短く形成されているので通
路10の入り口も明確であり、針の挿入は極めて
容易になされる。針の挿入を進めると、接着力の
弱い接着剤で接着された遮断部12a及び遮断部
12bの接着は順次直ちに剥がされ、通路10は
開通する。さらに針を挿入してゆくと、針の先端
は遂には通路10を抜けて開放部11に達する。
この間、針は第2のシート6と第3のシート7と
の間を進む事になり、X線フイルム1とは接触し
ない。しかも、第2のシート6と第3のシート7
に平行に挿入されるため、注射針が第2のシート
6を刺し通してX線フイルム1を傷つけるおそれ
は全くない。針の先端が開放部11に達したとこ
ろで、現像液を放出すると、現像液はX線フイル
ム1の残部1aから第2のシート6とX線フイル
ム1との間に入り込み、さらに、各縁部からX線
フイルム1の下面に入り込み、これにより現像が
行なわれる。定着液の注入も同様にして行なわれ
る。現像処理後は第3のシート7をひきはがすこ
とにより容易にX線フイルムを取り出す事ができ
る。この際、第3のシート7の引きはがしは、第
3のシート7と第2のシート6との間に指を挿入
する事により容易に行うことができる。
用いてX線撮影を行つた後の現像処理は次のよう
にしてなされる。即ち、前述のように注射器に現
像液を吸い込み、針を通路10に挿入する。この
際、第3のシート7の縁部7dは第2のシート6
の縁部6dより僅かに短く形成されているので通
路10の入り口も明確であり、針の挿入は極めて
容易になされる。針の挿入を進めると、接着力の
弱い接着剤で接着された遮断部12a及び遮断部
12bの接着は順次直ちに剥がされ、通路10は
開通する。さらに針を挿入してゆくと、針の先端
は遂には通路10を抜けて開放部11に達する。
この間、針は第2のシート6と第3のシート7と
の間を進む事になり、X線フイルム1とは接触し
ない。しかも、第2のシート6と第3のシート7
に平行に挿入されるため、注射針が第2のシート
6を刺し通してX線フイルム1を傷つけるおそれ
は全くない。針の先端が開放部11に達したとこ
ろで、現像液を放出すると、現像液はX線フイル
ム1の残部1aから第2のシート6とX線フイル
ム1との間に入り込み、さらに、各縁部からX線
フイルム1の下面に入り込み、これにより現像が
行なわれる。定着液の注入も同様にして行なわれ
る。現像処理後は第3のシート7をひきはがすこ
とにより容易にX線フイルムを取り出す事ができ
る。この際、第3のシート7の引きはがしは、第
3のシート7と第2のシート6との間に指を挿入
する事により容易に行うことができる。
なお、針は必ずしわ開放部11に達するまで挿
入する必要はなく、通路10の中途までであつて
も差し支えなく、遮断部12a,12bを剥ぎと
ればよい。又遮断部12a,12bが接着力の弱
い接着剤により接着形成されているので、針でな
く先端が丸くなつた注入器を用いてもよい。
入する必要はなく、通路10の中途までであつて
も差し支えなく、遮断部12a,12bを剥ぎと
ればよい。又遮断部12a,12bが接着力の弱
い接着剤により接着形成されているので、針でな
く先端が丸くなつた注入器を用いてもよい。
このように、本実施例では、第1のシートでX
線フイルムの下面を、又第2のシートでX線フイ
ルムの上面の残部以外を、さらに第3のシートで
第2のシートと上記残部をそれぞれ覆つてX線フ
イルムを収納し、傾斜線と折り返し線より成る第
1の溶着部と第2の溶着部で第2のシートと第3
のシートとの間に細い通路を形成し、この通路を
2つの遮断部で遮断してX線フイルムを密封した
ので、現像処理時、注入器を上記通路に沿つて挿
入するだけでよく、X線フイルムを傷付ける恐れ
は全く無く、かつ、容易に現像処理を行うことが
出来る。又、X線フイルム包装体の形状は従来の
ように舌片を使用しないので小さく形成すること
ができ、口腔内への挿入が容易である。さらに、
2つの遮断部が設けられたので、何等かの理由に
より一方の遮断部に剥離が生じても、他方の遮断
部で外部との遮断が行なわれるので、遮断が確実
である。
線フイルムの下面を、又第2のシートでX線フイ
ルムの上面の残部以外を、さらに第3のシートで
第2のシートと上記残部をそれぞれ覆つてX線フ
イルムを収納し、傾斜線と折り返し線より成る第
1の溶着部と第2の溶着部で第2のシートと第3
のシートとの間に細い通路を形成し、この通路を
2つの遮断部で遮断してX線フイルムを密封した
ので、現像処理時、注入器を上記通路に沿つて挿
入するだけでよく、X線フイルムを傷付ける恐れ
は全く無く、かつ、容易に現像処理を行うことが
出来る。又、X線フイルム包装体の形状は従来の
ように舌片を使用しないので小さく形成すること
ができ、口腔内への挿入が容易である。さらに、
2つの遮断部が設けられたので、何等かの理由に
より一方の遮断部に剥離が生じても、他方の遮断
部で外部との遮断が行なわれるので、遮断が確実
である。
なお、第1の溶着部と第2の溶着部は必ずしも
傾斜させて形成する必要はない。又、遮断部は接
着材によらず溶着により形成してもよく、さら
に、3つ以上設けてもよい。溶着により遮断部を
形成する場合には、弱い溶着部を設けておけば注
入器の挿入に便利である。さらに、各シートは別
体のものでなく連続した一体のシートを使用する
こともできる。
傾斜させて形成する必要はない。又、遮断部は接
着材によらず溶着により形成してもよく、さら
に、3つ以上設けてもよい。溶着により遮断部を
形成する場合には、弱い溶着部を設けておけば注
入器の挿入に便利である。さらに、各シートは別
体のものでなく連続した一体のシートを使用する
こともできる。
なお、X線フイルム包装体の構成及び、そこに
形成される通路は必ずしも上記実施例のような構
成に限ることなく、現像処理液を注入する通路を
有するX線フイルム包装体であればその構成及び
通路の形状がどのようなものであつても本考案を
適用することができる。
形成される通路は必ずしも上記実施例のような構
成に限ることなく、現像処理液を注入する通路を
有するX線フイルム包装体であればその構成及び
通路の形状がどのようなものであつても本考案を
適用することができる。
以上述べたように、本考案では、現像処理液を
注入する注入部材の挿入通路に、遮断部を複数設
けたので、X線フイルムを外部から確実に遮断す
ることができる。
注入する注入部材の挿入通路に、遮断部を複数設
けたので、X線フイルムを外部から確実に遮断す
ることができる。
第1図a,bは本考案の実施例に係る歯科用X
線フイルム包装体の平面図および断面図、第2図
a,bは第1図a,bに示す歯科用X線フイルム
包装体の基本構成の平面図および断面図、第3図
a,bは従来の歯科用X線フイルム包装体の平面
図および断面図である。 1……X線フイルム、5……第1のシート、6
……第2のシート、7……第3のシート、8……
第1の溶着部、9……第2の溶着部、10……通
路、12a,12b……遮断部。
線フイルム包装体の平面図および断面図、第2図
a,bは第1図a,bに示す歯科用X線フイルム
包装体の基本構成の平面図および断面図、第3図
a,bは従来の歯科用X線フイルム包装体の平面
図および断面図である。 1……X線フイルム、5……第1のシート、6
……第2のシート、7……第3のシート、8……
第1の溶着部、9……第2の溶着部、10……通
路、12a,12b……遮断部。
Claims (1)
- 現像処理液を注入する注入部材の挿入通路を残
してX線フイルムを密封したX線フイルム包装体
において、前記挿入通路に前記X線フイルムと外
部とを遮断する遮断部を複数設けたことを特徴と
するX線フイルム包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6516885U JPH0326511Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6516885U JPH0326511Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61182544U JPS61182544U (ja) | 1986-11-14 |
JPH0326511Y2 true JPH0326511Y2 (ja) | 1991-06-07 |
Family
ID=30596921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6516885U Expired JPH0326511Y2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326511Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0643803Y2 (ja) * | 1988-07-25 | 1994-11-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真感光材料用遮光袋 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP6516885U patent/JPH0326511Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61182544U (ja) | 1986-11-14 |
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