JPH0594841U - X線用フィルム包装体 - Google Patents

X線用フィルム包装体

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JPH0594841U
JPH0594841U JP3835092U JP3835092U JPH0594841U JP H0594841 U JPH0594841 U JP H0594841U JP 3835092 U JP3835092 U JP 3835092U JP 3835092 U JP3835092 U JP 3835092U JP H0594841 U JPH0594841 U JP H0594841U
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
bag body
ray film
opening
adhesive portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3835092U
Other languages
English (en)
Inventor
晴彦 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線フィルムを収納した袋体内への現像液や
定着液等の注入作業が容易で、かつその作業に失敗する
危険性のないX線用フィルム包装体を提供すること。 【構成】 2枚のシート5,6が開口部4以外の縁部
7,8,9において接着されて袋体2を構成し、この袋
体2内にX線フィルム3が収納され、開口部4には一方
の側縁7の接着部から他方の側縁8の接着部に向って接
着された開口部接着線10を形成し、この接着線10の
一部には剥離し易い接着部分12を形成し、該剥離し易
い接着部分に袋体2内への処理液導入手段を導く2本の
接着線11,13を形成して、2枚のシート5,6によ
り袋体を構成したX線フィルム用包装体1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、X線フィルムを収納してX線撮影を行うX線用フィルム包装体に関 する。本考案のX線用フィルム包装体は、例えば、歯科用X線フィルムの撮影、 現像に好適に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
X線フィルムは遮光密封した包装体に収納されるのが、一般的であり、特に例 えば歯科の分野で用いられる小型のX線用フィルムは通常、内部にフィルムを収 納し、光が射入しないように密封した包装体になっている。
【0003】 歯科用X線フィルムの撮影、現像にあっては、このX線用フィルムは包装体の まま口腔中に入れて撮影が行われ、その後、口腔中からとりだして現像処理され る。
【0004】 従来より、歯科用X線フィルムは撮影時の取り扱いを容易にし、かつ暗室でな くても現像、定着が行えるように、例えば実公昭35−14440号に開示され ているように、X線フィルムを合成樹脂製の袋体内に封入したものが用いられて いる。
【0005】 即ちこの技術は、撮影後の袋体内へ、処理液導入手段である例えば注射針を介 して、処理液として例えば現像液−定着液を順次、注入することによって、撮影 済フィルムを袋体に入れたまま現像、定着処理し、定着完了後にフィルムを袋か ら取り出し、画像を観察するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き袋体等の包装体には種々の問題がある。例えば細く て鋭利な注射針にて現像液、定着液等の処理液を袋体内に注入するには細心の注 意力を要し、ともすれば注射針が袋を貫通してしまい、現像、定着が行えなくな り、せっかく撮影したフィルムを廃棄し、再度撮影し直さなければならないこと がしばしば発生し、その改良が強く望まれていた。
【0007】 本考案は、このような実情に鑑みて成されたものであり、その目的としては現 像液や定着液等の処理液の袋体内への導入作業が容易で、かつその作業に失敗す る危険性のないX線用フィルム包装体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のX線用フィルム包装体は、下記のとおり の構成とする。
【0009】 即ち、本考案は、2枚のシートが開口部以外の縁部において接着されて袋体を 構成し、この袋体内にX線フィルムが収納されてなるX線フィルム用包装体にお いて、開口部には一方の側縁接着部から他方の側縁接着部に向って接着された開 口部接着線を形成し、この接着線の一部には剥離し易い接着部分を形成し、該剥 離し易い接着部分に袋体内への処理液導入手段を導く2本の接着線を形成して、 2枚のシートにより袋体を構成したことを特徴とするものである。
【0010】 本考案の構成について、後記詳述する本考案の一実施例を示す図1の例示を参 照して略述すると、次のとおりである。
【0011】 本考案は、図1に例示のように、2枚のシート5,6が開口部4以外の縁部に おいて接着されて袋体2を構成し、この袋体2内にX線フィルム3が収納されて なるX線フィルム用包装体であって、開口部4には一方の側縁接着部7から他方 の側縁接着部8に向って接着された開口部接着線10を形成し、この開口部接着 線10の一部には剥離し易い接着部分12を形成し、該剥離し易い接着部分12 に袋体2内への処理液導入手段(例えば図2に例示の容器の口部15a,15b )を導く2本の接着線11,13を形成して、2枚のシート5,6により袋体2 を構成したことを特徴とするX線フィルム用包装体である。
【0012】
【作用】
上記のように本考案においては、開口部接着線10はその一部に剥離し易い接 着部分12を有するので、この剥離し易い接着部分12から現像処理液等を注入 するようにできる。また、この剥離し易い接着部分12は、袋体2内への処理液 導入手段(例えば図2に例示の容器の口部15a,15b)をこの剥離し易い接 着部分12に導く2本の接着線11,13を備えるので、処理液導入手段である 注入用容器口部等(例えば図2に例示の容器の口部15a,15b)をまず2本 の接着線11,13の外側(袋体2内に対して外側の意味である)の図1例示の 注入用開口部14から挿し入れて、かつ2本の接着線11,13の間でこの処理 液導入手段(例えば注入用容器口部)をガイドさせ、次いで剥離し易い接着部分 12がこの処理液導入手段により剥離されて開口することにより、袋体2の内部 に現像液等の処理液を容易かつ確実に注入できるようになる。
【0013】 本考案によれば、現像処理液をフィルム包装体内に注入する際の作業が特別な 注意を必要とせず、簡単容易に行え、従来のような現像の失敗を招くことがない 。また、接着線にて密封されることによりフィルム自体の保存性を高め、かつ液 の逆流を防ぐ効果も有する。
【0014】
【実施例】
以下本考案の実施例について、図面を参照して説明する。但し当然のことでは あるが、本考案は図示の実施例により限定を受けるものではない。
【0015】 実施例1 本実施例は、歯科用小型X線用フィルム包装体として、本考案を具体化したも のである。図1を参照する。
【0016】 図1は、本実施例のX線用フィルム包装体1の平面図であり、一部破断して構 成を明示している。
【0017】 図1において、1は考案のX線用フィルム包装体の平面図を示す。2は合成樹 脂製の袋体であり、その内部にX線フィルム3が収納されて、X線フィルム包装 体1が構成されている。袋体2は上縁が弧状に湾曲した長方形状の2枚のシート 5,6から形成される。シート5,6は2つの側縁7,8及び下縁9においてヒ ートシール、インパルスシール、高周波融着などによる接着(以下、単に接着と いう)がなされて、袋体2を構成し、側縁7,8及び下縁9以外の図の上部が開 口部4になっている。
【0018】 袋体2の上部開口部4においては、2つの側縁7,8とほぼ直交する方向に線 状に表裏シート5,6を接着した開口部接着線10が形成されるが、この開口部 接着線10はその一部に剥離し易い接着部分12が形成されている。本例では図 示のように開口部接着線10のほぼ中央、従って開口部4のほぼ中央においてこ の剥離し易い接着部分12が形成されている。
【0019】 本例においてはこの剥離し易い接着部分12の両端からそれぞれ斜め上方にお およそ平行に2本の接着線11,13を形成して、これに処理液導入手段のガイ ドの役割を果たさせる。
【0020】 処理液導入の際に液漏れが起きないように、2本の接着線11,13は剥離し 易い接着部分12より充分外側、即ち図の上端に伸びていることが好ましい。ま た、処理液導入を容易にするため、2本の接着線11,13が形成する注入用開 口部14は、図示のように袋体2の上部角隅にあることが好ましい。
【0021】 このように、本実施例では、両接着線11,13の間における図面右方部分に 、現像処理液等を注入する注入用開口部14が形成されているのである。また、 開口部接着線10、及び剥離し易い接着部分12により袋体2が密封され、袋体 2内部に湿気が入って湿るのを防止する効果、及び口内に挿入している間に唾液 が流入するのを防止する効果が果たされる。
【0022】 剥離し易い接着部分12は、図3に示すような処理液容器である現像液容器等 の口部15a,15bを袋体2の注入用開口部14に挿入して、これを導入する ことにより、容易に剥離するよう形成されている。このような接着性は、接着す る際の加圧力を小さくしたり、接着幅を狭くしたり、或いは接着点を帯状に配設 したり、更には剥離し易い接着剤を帯状に塗布することにより得られる。
【0023】 注入用開口部14は、処理液容器の口部、例えば断面円形の緩やかな円錐状の 形状をなすものが挿入される程度の大きさであればよい。
【0024】 上記のようなX線用包装フィルムは、X線撮影後、例えば図2に示した現像液 容器の口部15aまたは15bを袋体2の開口部14から挿入して、剥離し易い 接着部分12の方へ押し込み、容器口部の先端で接着部分12を剥離させ、現像 液等の処理液を袋体2内のX線フィルム3の全面に流入させる構成で、用いるこ とができる。
【0025】 このときの現像液は、あらかじめ1回分の量を封入した小型のカートリッジ方 式の容器を使用すると便利で無駄が省ける。現像処理後は袋体2の上縁を抱持し ているシート5,6を引き離し、接着線を剥離して袋体2を開きフィルム3を取 り出すことにより現像済みのフィルムを得ることができる。
【0026】 本実施例のX線用フィルム包装体によれば、現像液や定着液を袋体内に注入す る際に従来のように注射針を用いる必要がなく、現像液や定着液が入った通常の 容器の口部を袋体の開口部分に挿入して押し入れ、接着部分12を剥離すればよ い。
【0027】 そのため、従来法に較べ現像液及び定着液の注入作業等の処理液の導入が簡単 で、特別の注意を必要とせず、針先でシートを破ることなどにより現像処理等を 失敗することなく、確実安全な処理(現像及び定着等)を行うことができる。
【0028】 更に現像液等を注入した後も、この接着部分12の箇所において、液の逆流を 防止することができる。加えて現像処理前のフィルム包装体については、本例の 接着線7,8,9,10及び接着部分12の構成により袋体2の内部が密閉され るため、袋体内部に湿気の浸入を防ぎ、フィルムの経時保存性の劣化を防止でき る利点を有する。
【0029】 なお、このX線フィルム包装体は、フィルム製造加工上にて大きな変更を必要 とすることなく実施することができるものである。
【0030】
【考案の効果】
上述の如く、本考案によれば、現像液や定着液等の袋体内への注入作業が容易 で、かつその作業に失敗する危険性のないX線用フィルム包装体を提供すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のX線用フィルム包装体の一部破断平
面図である。
【図2】X線用フィルム包装体に用いることができる現
像処理液注入用容器の構成例を示す図である。
【符号の説明】 1 フィルム包装体 2 袋体 3 X線フィルム 4 開口部(上縁) 5 シート 6 シート 7 側縁 8 側縁 9 下縁 10 開口部接着線 11 接着線(ガイドとなる接着線) 12 剥離し易い接着線 13 接着線(ガイドとなる接着線) 14 処理液注入用開口部 15a 現像液容器の口部 15b 現像液容器の口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚のシートが開口部以外の縁部において
    接着されて袋体を構成し、この袋体内にX線フィルムが
    収納されてなるX線フィルム用包装体において、 開口部には一方の側縁接着部から他方の側縁接着部に向
    って接着された開口部接着線を形成し、この接着線の一
    部には剥離し易い接着部分を形成し、該剥離し易い接着
    部分に袋体内への処理液導入手段を導く2本の接着線を
    形成して、2枚のシートにより袋体を構成したことを特
    徴とするX線フィルム用包装体。
JP3835092U 1992-05-13 1992-05-13 X線用フィルム包装体 Pending JPH0594841U (ja)

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JP3835092U JPH0594841U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 X線用フィルム包装体

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JP3835092U JPH0594841U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 X線用フィルム包装体

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JPH0594841U true JPH0594841U (ja) 1993-12-24

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