JPH0342404A

JPH0342404A - 電気機器への給電方法およびその装置

Info

Publication number: JPH0342404A
Application number: JP17493989A
Authority: JP
Inventors: Shigeitsu Takenaka; 竹中　重逸; Kazuki Yamamoto; 山本　和已
Original assignee: Okura Yusoki KK
Current assignee: Okura Yusoki KK
Priority date: 1989-07-06
Filing date: 1989-07-06
Publication date: 1991-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、電気機器を搬送しつつその電気機器に給電し
て検査、調整等を行なう電気機器への給電方法およびそ
の装置に関する。

（従来の技術）従来、電気機器の生産ラインにおいて電気機器の検査、
調整等を行なう場合、例えば、特公昭６３−７９０４号
公報に示されるような給電用のパレットを用い、このパ
レット上に電気機器を支持して、これをコンベヤにより
搬送しつつ電気機器に給電している。この場合、通常、
パレットニ集電子およびこの集電子に接続したコンセン
トを取付け、パレット上に支持した電気機器をコンセン
トに接続すると共に、パレットの集電子をコンベヤに沿
う給電レールに摺接させ、電気機器を搬送しつつこれに
給電するようにしている。

（発明が解決しようとする課題）上記の場合、全てのパレットに集電子およびコンセント
を設けなければならないと共に、コンベヤ部に給電レー
ルを設けなければならず、集電子と給電レールとの間の
異物のかみ込みなど危険要素が多い。

本発明は、パレットに集電子およびコンセントを設ける
ことなく、電気機器に容易かつ安全に給電できるように
することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の電気機器への給電方法は、電気機器を支持した
パレットをコンベヤによって搬送すると共に、上記電気
機器を上記コンベヤに沿って上記パレットと共動する給
電トロリーに接続するものである。

また、本発明の電気機器への給電装置は、電気機器を支
持したパレットを搬送するコンベヤと、このコンベヤに
沿って配設されたトロリーダクトと、このトロリーダク
ト内に設けられた給電レールと、上記トロリーダクトに
移動自在に垂設され上記給電レールに摺接する集電子お
よびこの集電子に接続した上記電気機器への給電用のコ
ンセントを有すると共に、上記パレットと係脱自在に係
合する係合体を有する給電トロリーとを備えたものであ
る。

（作用）本発明の方法では、パレットと共動する給電トロリーか
らパレット上の電気機器に対して給電し、電気機器を搬
送しつつその検査、調整等を行なう。

また、本発明の装置では、コンベヤによって電気機器を
支持したパレットを搬送すると共に、パレット上の電気
機器を給電トロリーのコンセントに電気的に接続し、か
つ、パレットに給電トロリーの係合体を係合し、コンベ
ヤによるパレットの移動と共に給電トロリーを同期して
コンベヤに沿って移動し、電気機器を移動しつつこの電
気機器に給電トロリーから給電し、電気機器の検査、調
整等を行ない、給電用のトロリーダクトの終端部で電気
機器の給電トロリーへの接続を外す。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１はパレットで、このパレット１上に
電気機器２が着脱自在に支持されている。３はコンベヤ
で、このコンベヤ３上に上記電気機器２を支持したパレ
ットｌが配置されて搬送される。また、上記コンベヤ３
の一例上部に沿って給電用のトロリーダクト４が配設さ
れ、このトロリーダクト４と平行に復帰用のトロリーダ
クト５が配設され、この給電用と復帰用のトロリーダク
ト４，５の前後端部間に移載機構６．７が設けられてい
る。さらに、上記給電用のトロリーダクト４に多数の給
電トロリー８が移動自在に支持されている。

そして、コンベヤ３によって電気機器２を支持したパレ
ット１が搬送されると共に、給電用のトロリーダクト４
の始端部でパレット１上の電気機器２を給電トロリー８
に電気的に接続し、かつ、パレット１と給電トロリー８
とを係合し、コンベヤ３によるパレット１の移動と共に
給電トロリー８を同期してコンベヤ３に沿って移動し、
電気機器２を移動しつつこの電気機器２に給電トロリー
８から給電し、給電用のトロリーダクト４の終端部で電
気機器２の給電トロリー８への接続を外す。

ついで、その給電トロリー８は移載機構６によって復帰
用のトロリーダクト５に移載され、移動復帰すると共に
、移載機構７によって再び給電用のトロリーダクト４に
移載される。

上記コンベヤ３は、第２図、第３図、第５図に示すよう
に、両側のレール１１上にローラチェンＩ２が移動自在
に支持され、この両側のローラチェン１２の同期した移
動により、この両側のロークチエン１２上にわたって載
置したパレット１を搬送する。

上記給電用のトロリーダクト４は、第３図および第４図
に示すように、断面長方形状で、下面中央部に沿って開
口１４が形成されていると共に、上側内面に沿って複数
条の給電レール１５が所定間隔をおいて互いに絶縁状態
で並設されている。

上記復帰用のトロリーダクト５は、第３図に示すように
、上記給電用のトロリーダクト４と同形の断面長方形状
で、下面中央部に沿って開口部１６が形成されると共に
、トロリーダクト５の下方に復帰用のコンベヤ１７が配
設されている。この復帰用のコンベヤ１７は、レール１
８上に無端ベルト１９が走行自在に設けられている。

上記給電トロリー８は、第３図および第４図に示すよう
に、本体２１の上部に幅狭の連結部２２を介して集電体
２３が設けられ、この集電体２３の上面に上記各給電レ
ール１５に摺接する複数個の集電子２４が所定間隔で互
いに絶縁状態で設けられていると共に、集電体２３の前
後両側部に車輪２５が軸架されている。また、上記本体
２１の側面に上記各集電子２４に接続した複数個のコン
セント２６が設けられている。なお、コンセント２６は
、製品の納入・輸出先の電圧（ＩＩＯＶ、１１７Ｖ、２
２０Ｖ、２４０Ｖ等）に応じて、複数個並設されている
。また、上記本体２１の下部に支枠２７が取付けられ、
この支枠２７の一側中央部に、ハンドル２８を有するピ
ン状の係合体２９が上下動自在に設けられ、かつ、支枠
２７の他側前後部にウレタン等の弾性体からなる復帰用
の車輪３０がアーム３１を介して軸架されていると共に
、車輪３０はスプリング３２により常時下方に付勢支持
されている。

そうして、給電トロリー８は、集電体２３がトロリーダ
クト４内に挿入されて車輪２５で移動自在に支持される
と共に、各集電子２４が対応する各集電レール１５に摺
接し、連結部２２が開口１４を通って本体２１が垂設支
持され、かつ、ハンドル２８により係合体２９を下降し
てパレット１に形成した係合部３３に係合することによ
り、給電トロリー８がパレット１と共動する。

また、同様にして、復帰用のトロリーダクト５に給電ト
ロリー８が垂設支持されると、復帰用の車輪３０が復帰
用のコンベヤ１７のベルト１９上に当接され、ベルト１
９の同行と共に復帰移動する。

上記前後部の移載機構６．７は、第２図および第５図に
示すように、給電用と復帰用のトロリーダクト４．５間
の上部においてフレーム３５に回動枠３６が左右方向回
動自在に支持され、この回動枠３６にモータ３７が連結
されていると共に、回動枠３６にシリンダ装置３Ｂが固
定され、このシリンダ装置３８の下方に突出したピスト
ンロッド３９の先端部に上記トロリーダクト４．５と同
形の移載ダクト４０が取付けられている。

また、上記フレーム３５に引込装置４１が設けられてい
る。この引込装置４１は、シリンダ装置４２のピストン
ロッド４３の先端部に、このピストンロッド４３側にの
み回動自在な係止爪４４が取付けられている。

そうして、給電トロリー８が給電用のトロリーダクト４
の終端部まで来て、パレットｌとの係合および電気機器
２との接続が解除され、かつ、給電トロリー８の本体２
１が引込装置４１の係止爪４４を回動させつつ通過する
と、前部の移載機構６が作動する。すなわち、まず、引
込装置４１のシリンダ装置４２が作動してピストンロッ
ド４３を後退させ、係止爪４４を本体２１に係合して進
行方向に押動し、給電トロリー８をトロリーダクト４の
前端に位置する移載ダクト４０内に強制的に引込んで位
置決めする。そして、給電トロリー８が移載ダクト４０
に入ったら、シリンダ装置３８が作動してピストンロッ
ド３９を上昇して移載ダクト４０を所定高さ上昇させ、
ついで、モータ３７により回動枠３６と共にシリンダ装
置３８および移載ダクト４０を復帰用のトロリーダクト
５側に回動し、シリンダ装置３８のピストンロッド３９
を伸張し、移載ダクト４０を下降して復帰用のトロリー
ダクト５に連結し、これと共に給電トロリー８の車輪３
Ｑが復帰用のコンベヤ１７のベルト１９に当接して復帰
用のトロリーダクト５に送り出される。また、給電トロ
リー８が復帰用のトロリーダクト５の終端部まで復帰す
ると、前記と同様に、引込装置４１が作動して給電トロ
リー８を切換ダクト４０内に強制的に引込んで位置決め
し、切換ダクト４０を上昇、回動および下降して給電用
のトロリーダクト４に連結し、給電トロリー８をパレッ
ト１に給電できる状態とする。

次に、全体の作動を説明する。

コンベヤ３によって電気機器２を支持したパレットｌが
搬送されて来ると、給電用のトロリーダクト４の始端部
でパレット１上の電気機器２のコネクタを待機している
給電トロリー８の１個のコンセント２６に差込んで電気
的に接続し、かつ、パレット１の係合部３３に給電トロ
リー８の係合体２９を係合し、コンベヤ３によるパレッ
トｌの移動と共に給電トロリー８を同期してコンベヤ３
に沿って移動し、電気機器２を移動しつつこの電気機器
２に給電トロリー８から給電し、電気機器２の検査、調
整等を行なう。そして、給電用のトロリーダクト４の終
端部で電気機器２の給電トロリー８のコンセント２Ｇへ
の接続を外す。ついで、その給電トロリー８は移載機構
６によって復帰用のトロリーダクト５に移載され、移動
復帰すると共に、移載機構７によって再び給電用のトロ
リーダクト４に移載される。

〔発明の効果〕

本発明の方法によれば、パレット上の電気機器はパレッ
トと共動する給電トロリーから給電され、パレットに集
電子およびコンセントを設けることなく、電気機器を搬
送しつつこれに容易かつ安全に給電することができる。

また、本発明の装置によれば、トロリーダクト内におい
て給電トロリーが電源と接続され、トロリーダクトは作
業部の上方に配置できるため、パレットとの結合および
電気機器との接続作業が容易にできると共に、安全に作
業を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の一実施例を示す平面図、第２図
（工第１図の一部の平面図、第３図は第２図ｍ−ｍ部の
断面図、第４図は第２図ｒＶ−ＩＶ部の断面図、第５図
は移載機構部の一部の正面図である。 ■・・パレット、２・・電気機器、３・・コンベヤ、４
・・トロリーダクト、８・・給電トロリー　１５・・給
電レール、２４・・集電子、２６・コンセント、２９・
係合体。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電気機器を支持したパレットをコンベヤによって
搬送すると共に、上記電気機器を上記コンベヤに沿って
上記パレットと共動する給電トロリーに接続することを
特徴とする電気機器への給電方法。
（２）電気機器を支持したパレットを搬送するコンベヤ
と、このコンベヤに沿って配設されたトロリーダクトと
、このトロリーダクト内に設けられた給電レールと、上
記トロリーダクトに移動自在に垂設され上記給電レール
に摺接する集電子およびこの集電子に接続した上記電気
機器への給電用のコンセントを有すると共に、上記パレ
ットと係脱自在に係合する係合体を有する給電トロリー
と、を備えたことを特徴とする電気機器への給電装置。