JPH0342349Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342349Y2 JPH0342349Y2 JP1986084048U JP8404886U JPH0342349Y2 JP H0342349 Y2 JPH0342349 Y2 JP H0342349Y2 JP 1986084048 U JP1986084048 U JP 1986084048U JP 8404886 U JP8404886 U JP 8404886U JP H0342349 Y2 JPH0342349 Y2 JP H0342349Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- electrode plate
- ground electrode
- sealant
- cylinder pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は内燃機関の筒内圧力の検出のため点火
栓の座金として形成された圧電型の筒内圧センサ
に関し、特にその製造の容易化のための改良に関
する。
栓の座金として形成された圧電型の筒内圧センサ
に関し、特にその製造の容易化のための改良に関
する。
<従来の技術>
従来、内燃機関の筒内圧力の検出のための筒内
圧センサとしては、シリンダヘツドに取付けられ
る点火栓の座金として形成された圧電型の筒内圧
センサが提供されている(実公昭40−10332号公
報、特公昭41−5154号公報等参照)。
圧センサとしては、シリンダヘツドに取付けられ
る点火栓の座金として形成された圧電型の筒内圧
センサが提供されている(実公昭40−10332号公
報、特公昭41−5154号公報等参照)。
この種の筒内圧センサの構造を第4図により説
明すると、点火栓の座金として形成される金属製
の中空環状のケース1内に、環状の中心電極板
(リードプレート)2と、該中心電極板2を挟む
一対の環状の圧電素子3,3と、各圧電素子3,
3の外側にそれぞれ配される環状の接地電極板
4,4とを挿入してある。また、ケース1の内面
と中心電極板2の内周部との間には環状の絶縁チ
ユーブ5を配してある。そして、ケース1内の隙
間にはシリコンレジン等のシール剤6を充填して
ある。尚、7はケース1の一部に固着されたリー
ド線引出し用パイプ、8は中心電極板2に接続さ
れてパイプ7を通じて引出されるリード線であ
る。
明すると、点火栓の座金として形成される金属製
の中空環状のケース1内に、環状の中心電極板
(リードプレート)2と、該中心電極板2を挟む
一対の環状の圧電素子3,3と、各圧電素子3,
3の外側にそれぞれ配される環状の接地電極板
4,4とを挿入してある。また、ケース1の内面
と中心電極板2の内周部との間には環状の絶縁チ
ユーブ5を配してある。そして、ケース1内の隙
間にはシリコンレジン等のシール剤6を充填して
ある。尚、7はケース1の一部に固着されたリー
ド線引出し用パイプ、8は中心電極板2に接続さ
れてパイプ7を通じて引出されるリード線であ
る。
製造に際しては、第5図に示すように、ケース
1を開放させた状態(加締めない状態)で、すな
わち、断面形状が底部1aと両側部1b,1bと
を有する中空形状で全体として環状をなすケース
1内に、一方の外側電極板4、圧電素子3,3,
中心電極板2およびチユーブ5を組付ける。そし
て、デイスペンサーを使つて液状のシール剤6を
注入する。そして、他方の接地電極板4を組付け
た後、ケース1を加締め、すなわち、ケース1の
両側部1b,1b先端を互いに内方に折曲げて蓋
部1c,1cを形成し、一方の接地電極板4をケ
ースの底部1aにより、また他方の接地電極板4
を蓋部1c,1cにより押さえ、必要な切削を行
つて、第4図の状態にする。
1を開放させた状態(加締めない状態)で、すな
わち、断面形状が底部1aと両側部1b,1bと
を有する中空形状で全体として環状をなすケース
1内に、一方の外側電極板4、圧電素子3,3,
中心電極板2およびチユーブ5を組付ける。そし
て、デイスペンサーを使つて液状のシール剤6を
注入する。そして、他方の接地電極板4を組付け
た後、ケース1を加締め、すなわち、ケース1の
両側部1b,1b先端を互いに内方に折曲げて蓋
部1c,1cを形成し、一方の接地電極板4をケ
ースの底部1aにより、また他方の接地電極板4
を蓋部1c,1cにより押さえ、必要な切削を行
つて、第4図の状態にする。
<考案が解決しようとする問題点>
ところで、筒内圧センサの組付け及び加工を終
了した状態で、真空含浸によりシール剤を充填す
ることができれば、製造が容易なのであるが、現
状の筒内圧センサの構造では、真空含浸を行つて
も、ケース内の隙間に完全にはシール剤が流れ込
まない。
了した状態で、真空含浸によりシール剤を充填す
ることができれば、製造が容易なのであるが、現
状の筒内圧センサの構造では、真空含浸を行つて
も、ケース内の隙間に完全にはシール剤が流れ込
まない。
このため、従来においては、やむなく1個ずつ
組付けの途中でシール剤を注入しているのが現状
であり、製造工数がかかるものであつた。
組付けの途中でシール剤を注入しているのが現状
であり、製造工数がかかるものであつた。
また、シール剤は、真空脱泡し、かつ複数種の
液を混合してから使用するが、混合後は6時間位
で硬化してしまうので、混合後その時間内に、シ
ール剤の注入、ケースの加締め、ケースの切削加
工を終了させなければならず、これらの作業は時
間的制約を受けるものであつた。
液を混合してから使用するが、混合後は6時間位
で硬化してしまうので、混合後その時間内に、シ
ール剤の注入、ケースの加締め、ケースの切削加
工を終了させなければならず、これらの作業は時
間的制約を受けるものであつた。
さらに、ケースの加締め機や切削機にシール剤
が付着するから、付着したシール剤を定期的に取
除く必要があり、またシール剤には接着能力があ
るため、この取除き作業も大変なものであつた。
が付着するから、付着したシール剤を定期的に取
除く必要があり、またシール剤には接着能力があ
るため、この取除き作業も大変なものであつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたものであつて、筒内圧センサの構造を工夫
することにより、組付け及び加工を終了した状態
で真空含浸によりケース内の隙間にシール剤を充
填できるようにして、製造の容易化を図ることを
目的としている。
されたものであつて、筒内圧センサの構造を工夫
することにより、組付け及び加工を終了した状態
で真空含浸によりケース内の隙間にシール剤を充
填できるようにして、製造の容易化を図ることを
目的としている。
<問題点を解決するための手段>
このため、本考案は、筒内圧センサにおける接
地電極板のケースにより押さえられる側の面部に
内周側と外周側とを結ぶ溝を形成するようにした
ものである。
地電極板のケースにより押さえられる側の面部に
内周側と外周側とを結ぶ溝を形成するようにした
ものである。
<作用>
上記の溝は、筒内圧センサの組付け及び加工を
終了した状態で真空含浸によりケース内の隙間に
シール剤を充填する際、シール剤の流入路あるい
は空気の排出路となり、これにより充分なシール
剤の充填がなされるようになる。
終了した状態で真空含浸によりケース内の隙間に
シール剤を充填する際、シール剤の流入路あるい
は空気の排出路となり、これにより充分なシール
剤の充填がなされるようになる。
<実施例>
以下に本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る筒内圧センサ
の完成状態を示しており、従来例(第4図)のも
のと構成部品について異なるところは、接地電極
板4,4の形状のみである。
の完成状態を示しており、従来例(第4図)のも
のと構成部品について異なるところは、接地電極
板4,4の形状のみである。
すなわち、各接地電極板4のケース1により押
さえられる側の面部に第2図に示すように内周側
と外周側とを結ぶ溝4aを適数形成してある。
さえられる側の面部に第2図に示すように内周側
と外周側とを結ぶ溝4aを適数形成してある。
製造に際しては、先ずケース1を開放させた状
態(加締めない状態)で、その中に中心電極板
2,圧電素子3,3、接地電極板4,4及び絶縁
チユーブ5を組付ける。次いで、ケース1を加締
め機によりケース1を加締め、切削機により必要
な切削加工を行う。そして、その後に真空含浸に
よりケース1内の隙間にシリコンレジン等のシー
ル剤6を充填する。
態(加締めない状態)で、その中に中心電極板
2,圧電素子3,3、接地電極板4,4及び絶縁
チユーブ5を組付ける。次いで、ケース1を加締
め機によりケース1を加締め、切削機により必要
な切削加工を行う。そして、その後に真空含浸に
よりケース1内の隙間にシリコンレジン等のシー
ル剤6を充填する。
真空含浸によるシール剤の充填方法について説明
すると、第3図を参照し、真空室11内に混合剤
みのシール剤6を入れた容器12を置き、シール
剤の充填を除き組付け及び加工を完了したワーク
(筒内圧センサ)13を多数吊下げて液中に浸す。
そして、真空室11内を真空ポンプ14により真
空状態にする。
すると、第3図を参照し、真空室11内に混合剤
みのシール剤6を入れた容器12を置き、シール
剤の充填を除き組付け及び加工を完了したワーク
(筒内圧センサ)13を多数吊下げて液中に浸す。
そして、真空室11内を真空ポンプ14により真
空状態にする。
このようにすれば、ケース1内の隙間にシール
剤6が含浸されるようになり、特に各接地電極板
4に溝4aを設けて、シール剤6の流入路あるい
は空気の排出路を形成してあるので、微細な隙間
にもシール剤6が完全に充填される。
剤6が含浸されるようになり、特に各接地電極板
4に溝4aを設けて、シール剤6の流入路あるい
は空気の排出路を形成してあるので、微細な隙間
にもシール剤6が完全に充填される。
また、このように組付け及び加工を終了した状
態で真空含浸によるシール剤の充填を行うことが
できることから、次のような利点が生じる。
態で真空含浸によるシール剤の充填を行うことが
できることから、次のような利点が生じる。
第1に多数のワークに1度にムラなくシール剤
を充填できる。第2にシール剤の混合から硬化ま
での間に真空含浸作業のみを行えばよく、時間的
制約を気にしなくてよい。第3にケースの加締め
機や切削機はシール剤の充填前に使用するので、
これらにシール剤が付着することがなく、清掃作
業が簡単になる。第4に真空含浸時に同時にシー
ル剤の真空脱泡を行うことができるので、シール
剤を単品で真空脱泡する必要がなくなる。
を充填できる。第2にシール剤の混合から硬化ま
での間に真空含浸作業のみを行えばよく、時間的
制約を気にしなくてよい。第3にケースの加締め
機や切削機はシール剤の充填前に使用するので、
これらにシール剤が付着することがなく、清掃作
業が簡単になる。第4に真空含浸時に同時にシー
ル剤の真空脱泡を行うことができるので、シール
剤を単品で真空脱泡する必要がなくなる。
<考案の効果>
以上説明したように本考案によれば、筒内圧セ
ンサの構成部品の簡単な形状の変更でありなが
ら、組付け及び加工に終了後の真空含浸によるシ
ール剤の充填が可能となり、作業性が大巾に向上
するという効果が得られる。
ンサの構成部品の簡単な形状の変更でありなが
ら、組付け及び加工に終了後の真空含浸によるシ
ール剤の充填が可能となり、作業性が大巾に向上
するという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す筒内圧センサ
の断面図、第2図は第1図中の接地電極板の斜視
図、第3図はシール剤の真空含浸について示す概
略図、第4図は従来の筒内圧センサの断面図、第
5図は従来の製造方法を示す断面図である。 1……ケース、2……中心電極板、3……圧電
素子、4……接地電極板、4a……溝、6……シ
ール剤。
の断面図、第2図は第1図中の接地電極板の斜視
図、第3図はシール剤の真空含浸について示す概
略図、第4図は従来の筒内圧センサの断面図、第
5図は従来の製造方法を示す断面図である。 1……ケース、2……中心電極板、3……圧電
素子、4……接地電極板、4a……溝、6……シ
ール剤。
Claims (1)
- 断面形状が底部と両側部とを有する中空形状で
全体として環状をなすケース内に、環状の中心電
極板と、該中心電極板を挟む一対の環状の圧電素
子と、各圧電素子の外側にそれぞれ配される環状
の接地電極板とを挿入し、一方の接地電極板をケ
ースの底部により、また他方の接地電極板をケー
スの両側部先端を互いに内方に折曲げて形成した
蓋部により押さえ、ケース内の隙間にシール剤を
充填して、内燃機関の点火栓の座金として用いら
れる筒内圧センサにおいて、前記接地電極板のケ
ースにより押さえられる側の面部に内周側と外周
側とを結ぶ溝を形成したことを特徴とする筒内圧
センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986084048U JPH0342349Y2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986084048U JPH0342349Y2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62195736U JPS62195736U (ja) | 1987-12-12 |
JPH0342349Y2 true JPH0342349Y2 (ja) | 1991-09-05 |
Family
ID=30938193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986084048U Expired JPH0342349Y2 (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342349Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06746Y2 (ja) * | 1987-03-09 | 1994-01-05 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスケツト型圧力センサ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117638B2 (ja) * | 1981-06-08 | 1986-05-08 | Kobe Steel Ltd | |
JPS6117639B2 (ja) * | 1976-09-03 | 1986-05-08 | Pittinger Charles B | |
JPS6160138B2 (ja) * | 1979-05-08 | 1986-12-19 | Mitsubishi Metal Corp |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117638U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-02-01 | 日産自動車株式会社 | 圧力検出装置 |
JPS6117639U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-02-01 | 日産自動車株式会社 | 圧力検出装置 |
JPS6160138U (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-23 |
-
1986
- 1986-06-04 JP JP1986084048U patent/JPH0342349Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6117639B2 (ja) * | 1976-09-03 | 1986-05-08 | Pittinger Charles B | |
JPS6160138B2 (ja) * | 1979-05-08 | 1986-12-19 | Mitsubishi Metal Corp | |
JPS6117638B2 (ja) * | 1981-06-08 | 1986-05-08 | Kobe Steel Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62195736U (ja) | 1987-12-12 |
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