JPH0435627Y2 - - Google Patents

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JPH0435627Y2
JPH0435627Y2 JP1986128555U JP12855586U JPH0435627Y2 JP H0435627 Y2 JPH0435627 Y2 JP H0435627Y2 JP 1986128555 U JP1986128555 U JP 1986128555U JP 12855586 U JP12855586 U JP 12855586U JP H0435627 Y2 JPH0435627 Y2 JP H0435627Y2
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JP
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liquid
rubber elastic
elastic body
outer cylinder
joint structure
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JP1986128555U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、液封型防振ブツシユの芯金に関す
るものであり、特に、車輌用防振ブツシユとして
高性能、高品質のものを安価、かつ、容易に製造
する目的で開発されたものである。
(ロ) 従来の技術 内筒と外筒との間に、半径方向に対向してオリ
フイスで連通した二つの液封液体室を有するゴム
弾性体が介在してなる液封型防振ブツシユは、ゴ
ム弾性体のみのブツシユでは得られない良好な減
衰性能が得られるので、最近、よく用いられてい
る。
ところで、このゴム弾性体の外周側には金属製
の芯金が挿入されているが、これが液体室の位置
に来る個所では、いわゆる、切欠窓を設け、この
液体室を開放して外筒の内周面に臨ませていなけ
ればならなかつた。さもないと、このゴム弾性体
を外筒内に挿入するとき、液体室に液を封入でき
ないからである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来、この切欠窓は、円筒形をしているパイプ
等の材料を用いて機械加工をして形成していた
が、これではコストが高くつく上、一定以上薄い
材料は使用できなかつた。また、ゴム弾性体の強
度と耐久性を高めるため、使用前には一度圧縮す
るのが好ましいが、このとき、この切欠窓の部分
の強度が不足して変形し、封入液体の十分なシー
ルができないという欠点があつた。
これを解決するものとして、特開昭60−256637
号には、芯金に該当する剛性ケーシングを縦に二
つ割にしたものが示されているが、こうすると、
外筒に挿入する前にこの二つの剛性ケーシングが
くつつく程度までに圧縮しておかなければならず
(そうしなければ、挿入時の圧縮代が大きすぎて
挿入できない)、そのための操作を別に必要とす
るとともに、挿入後、両者がシールできる程度ま
での緊嵌状態にしようとして、外筒外部から絞る
とき、同じくこの剛性ケーシングがくつつく程度
まで絞らなければならないから(そうしないと、
なんらかの原因で力がかかつたとき、中の剛性ケ
ーシングがさらに縮まり、シール機能が果たせな
くなる)、従来よりもよけいに絞らなければなら
なかつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 内筒と外筒との間に介在し、オリフイスで連通
した複数の液封液体室を有するゴム弾性体の内部
外周側にこの液体室該当位置に切欠窓を有して封
入されるリング状の芯金であつて、この芯金を端
部に径小方向に縮小代を有する凹凸嵌合式の継手
構造を施した平板体を用いて巻回するとともに、
前記継手構造を止め付けてリング状にし、前記縮
小代によつて、径大方向への弾発力付与と径小方
向への絞りを可能な構成にしたことにより、前記
した問題点を解決したのである。
(ホ) 作用 以上により、この芯金を用いれば、機械加工等
によらないで(コストの安いプレス加工ででき
る)、途中に切欠窓を形成したリング状に形成で
きるし、さらに、この芯金を挿入したゴム弾性体
を外筒内に挿入し、外部から絞るときも、十分な
剛性を発揮するのである。
(ヘ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
するが、第1図はこの考案に係る芯金の平面図、
第2図は同じく斜視図、第3図、第4図は芯金の
他の実施例の一部平面図、第5図は防振ブツシユ
のゴム弾性体と外筒との関係を示す斜視図、第6
図、第7図は第5図の−断面図、−断面
図である。
液封型防振ブツシユは、第5図〜第7図に示す
ように、金属製の内筒1の周囲にスリーブ状のゴ
ム弾性体2をモールドするとともに、このゴム弾
性体2の内部にオリフイス3で連通した二つの液
体室4を形成しておくのである。ところで、荷重
がかかつたとき、内筒1がゴム弾性体2の中心に
来るように、内筒1の位置を予め偏心させたもの
もある。なお、この液体室4は、ゴム弾性体2の
外周に開口している。そして、このゴム弾性体2
の内部の外周側には、液体室4が存在する位置に
切欠窓5を有するリング状の芯金6を封入してお
く。このように、芯金6に切欠窓5を設けたの
は、もし、芯金6が無孔であるとすれば、液体室
4が外周側に開口せず、後記する液封ができない
からである。次に、このゴム弾性体2を適当な液
体7(例えば、水)中で外筒8内に挿入し、この
液体7を液体室4内に入れた後、外筒8の外部を
絞つて内部の液体7を外部に漏れないようシール
するのである。
ところで、この考案では、以上の芯金6とし
て、途中に切欠窓5が形成され、かつ、端部に適
当な継手構造9が施された一枚(第1図)または
二枚以上(第3図)の平板体を用いるのである。
そして、この芯金6を巻回し、その継手構造9で
止付けてリング状とするのである(第2図参照)。
この継手構造9には種々のものがあるが、例え
ば、第1図等で示す凹凸の嵌め合い式のもの等が
一般的である。第4図に示すものは、巻回してリ
ング状にしたとき、その径の収縮方向にδの収縮
代を有するものであるが、こうすることにより、
前記した絞りの際の圧縮が容易である。
一方、ゴム弾性体2の内部にこのような芯金6
を封入する操作や、ゴム弾性体2と内筒1との一
体化操作については、例えば、ゴムの加硫接着同
時モールドで一挙に製造できる。さらに、ゴム弾
性体2の最外周にリツプ10を形成しておけば、
外筒8に対するシール性が一段と向上する。な
お、液体室4や、その間を通過するオリフイス3
は、従来と同様な形状が利用できる。すなわち、
内筒1の外周面に添う形、芯金6の内周に添う形
等種々なものがある。
(ト) 考案の効果 以上、この考案は前記したものであるから、以
下のような効果が期待できる。
まず、芯金6に形成される切欠窓5や継手構造
9はプレス加工によつて容易に形成できるから、
従来のように、切欠窓5の形成にパイプ材を用い
て機械加工をしていたものに比べ、コストは大幅
に安くなる。
次に、芯金6は巻回して一つの剛体リングに形
成されるのであるから、絞り時、ゴム弾性体2は
一様に絞られ、局部的な変形がないので、外筒8
に挿入されたときのシール性が良い上、わずかな
絞り量でその目的は達つせられる。この点が前記
した芯金6の部分を縦に二つ割したものと違う点
である。
また、凹凸嵌合式の継手構造9は縮小代を有す
るものであるから、平板体をリング状に巻回した
ことと相まつて径大方向に付勢する弾発力を有し
て外筒に挿入したときにのシール性が良くなり、
かつ、径小方向に絞るときも、大きな絞りが可能
である上にその操作も容易である。
さらに、芯金6はこのように機械加工を一切必
要としないのであるから、比較的薄い肉厚のもの
が使用でき、絞りもそれだけ容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る芯金の平面図、第2図
は同じく斜視図、第3図、第4図は芯金の他の実
施例の一部平面図、第5図は防振ブツシユのゴム
弾性体と外筒との関係を示す斜視図、第6図、第
7図は第5図の−断面図、−断面図であ
る。 符号、1……内筒、2……ゴム弾性体、3……
オリフイス、4……液体室、5……切欠窓、6…
…芯金、8……外筒、9……継手構造。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒1と外筒8との間に介在し、オリフイス3
    で連通した複数の液封液体室4を有するゴム弾性
    体2の内部外周側にこの液体室4該当位置に切欠
    窓5を有して封入されるリング状の芯金6であつ
    て、この芯金6を端部に径小方向に縮小代を有す
    る凹凸嵌合式の継手構造9を施した平板体を用い
    て巻回するとともに、前記継手構造9を止め付け
    てリング状にし、前記縮小代によつて径大方向へ
    の弾発力付与と径小方向への絞りを可能な構成に
    してなる液封型防振ブツシユの芯金。
JP1986128555U 1986-08-23 1986-08-23 Expired JPH0435627Y2 (ja)

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JPS6335839U JPS6335839U (ja) 1988-03-08
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JPS60256637A (ja) * 1984-06-02 1985-12-18 Kurashiki Kako Kk 液体封入サスペンシヨンブツシユ及びその製造方法

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