JPH0342279Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342279Y2 JPH0342279Y2 JP1987172018U JP17201887U JPH0342279Y2 JP H0342279 Y2 JPH0342279 Y2 JP H0342279Y2 JP 1987172018 U JP1987172018 U JP 1987172018U JP 17201887 U JP17201887 U JP 17201887U JP H0342279 Y2 JPH0342279 Y2 JP H0342279Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- labyrinth seal
- seal body
- housing
- seal
- lip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 10
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 3
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 6
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本考案は、例えばカーエアコン用コンプレツサ
などの機体の回転軸部を軸封するに用いられる軸
封装置に関するものである。
などの機体の回転軸部を軸封するに用いられる軸
封装置に関するものである。
[従来の技術]
従来、この種のカーエアコン用コンプレツサな
どに用いられる軸封装置としては、例えばリツプ
型シールがある。
どに用いられる軸封装置としては、例えばリツプ
型シールがある。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、このような従来構造のリツプ型
シールでは、リツプシール部材がゴム成形品であ
ることから、特に、冷媒として使用されるフレオ
ンによりリツプシール部材が発泡して密封性に悪
影響を及ぼし、これによつて、冷媒の使用範囲が
限定されるなどの問題があつた。
シールでは、リツプシール部材がゴム成形品であ
ることから、特に、冷媒として使用されるフレオ
ンによりリツプシール部材が発泡して密封性に悪
影響を及ぼし、これによつて、冷媒の使用範囲が
限定されるなどの問題があつた。
[考案の目的]
本考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、フレオンによるシ
ール機能への影響をなくして密封性を安定化さ
せ、冷媒の使用範囲の拡大化を図ることができる
ようにした軸封装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、フレオンによるシ
ール機能への影響をなくして密封性を安定化さ
せ、冷媒の使用範囲の拡大化を図ることができる
ようにした軸封装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記した問題点を解決するために、本考案は、
機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周に
非接触状態で配置される金属製ラビリンスシール
本体と、このラビリンスシール本体に隣接配置さ
れかつ前記回転軸の軸周に接触状態で摺接される
合成樹脂製リツプシールと、このリツプシールを
バツクアツプするバツクアツプリングとを具備
し、前記リツプシールが接触するラビリンスシー
ル本体の接触面に樹脂コーテイングを施してなる
とともに、前記ハウジング内周面とラビリンスシ
ール本体のシール部外周面との間にCリングを介
在してなる構成としたものである。
機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周に
非接触状態で配置される金属製ラビリンスシール
本体と、このラビリンスシール本体に隣接配置さ
れかつ前記回転軸の軸周に接触状態で摺接される
合成樹脂製リツプシールと、このリツプシールを
バツクアツプするバツクアツプリングとを具備
し、前記リツプシールが接触するラビリンスシー
ル本体の接触面に樹脂コーテイングを施してなる
とともに、前記ハウジング内周面とラビリンスシ
ール本体のシール部外周面との間にCリングを介
在してなる構成としたものである。
[作用]
すなわち、本考案は、上記の構成とすることに
よつて、ゴム製シール部材の使用をなくし、しか
もラビリンスシール本体と合成樹脂製リツプシー
ルとの接触面に樹脂コーテイングを施してなるこ
とから、たとえばラビリンスシール本体のシール
部から密封流体が漏れても樹脂コーテイング層で
確実に封止することができるとともに、ハウジン
グ内周面とラビリンスシール本体のシール部外周
面との間に介在したCリングにより気密性を高め
ることができるため、軸封部における安定した密
封性を維持することができ、これによつて、冷媒
の使用範囲の拡大化を図ることが可能になる。
よつて、ゴム製シール部材の使用をなくし、しか
もラビリンスシール本体と合成樹脂製リツプシー
ルとの接触面に樹脂コーテイングを施してなるこ
とから、たとえばラビリンスシール本体のシール
部から密封流体が漏れても樹脂コーテイング層で
確実に封止することができるとともに、ハウジン
グ内周面とラビリンスシール本体のシール部外周
面との間に介在したCリングにより気密性を高め
ることができるため、軸封部における安定した密
封性を維持することができ、これによつて、冷媒
の使用範囲の拡大化を図ることが可能になる。
[実施例]
以下、本考案を第1図に示す一実施例を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第1図に示すように、図中1は機体のハウジン
グである。このハウジング1内には、回転軸2が
挿通されているとともに、この回転軸2の軸周と
前記ハウジング1の内周との間には、軸封装置3
が装着されている。
グである。このハウジング1内には、回転軸2が
挿通されているとともに、この回転軸2の軸周と
前記ハウジング1の内周との間には、軸封装置3
が装着されている。
すなわち、上記軸封装置3は、前記回転軸2の
軸周に非接触状態で配置される金属製ラビリンス
シール本体4と、このラビリンスシール本体4に
隣接配置されかつ前記回転軸2の軸周に接触状態
で摺接されるテフロン素材を曲げ加工して形成さ
れた合成樹脂製リツプシール5と、このリツプシ
ール5をバツクアツプするバツクアツプリング6
とで構成してなるとともに、前記リツプシール5
が接触するラビリンスシール本体4の接触面に例
えばテフロン等の樹脂コーテイング層7を施す一
方、前記ハウジング1の内周面とラビリンスシー
ル本体4のシール部4aの外周面との間にCリン
グ8を介在してなるもので、これによつて、前記
ラビリンスシール本体4のシール部4aから密封
流体が漏れても樹脂コーテイング層7で確実に封
止し、さらに、前記ハウジング1内周面とラビリ
ンスシール本体4のシール部4a外周面との間に
介在したCリング8により気密性を高めるように
してなるものである。また、図中9は前記ラビリ
ンスシール本体4のシール部4aの外周面に形成
した嵌合凹部で、この嵌合凹部9に前記Cリング
8を嵌着保持させるるようになつているものであ
る。
軸周に非接触状態で配置される金属製ラビリンス
シール本体4と、このラビリンスシール本体4に
隣接配置されかつ前記回転軸2の軸周に接触状態
で摺接されるテフロン素材を曲げ加工して形成さ
れた合成樹脂製リツプシール5と、このリツプシ
ール5をバツクアツプするバツクアツプリング6
とで構成してなるとともに、前記リツプシール5
が接触するラビリンスシール本体4の接触面に例
えばテフロン等の樹脂コーテイング層7を施す一
方、前記ハウジング1の内周面とラビリンスシー
ル本体4のシール部4aの外周面との間にCリン
グ8を介在してなるもので、これによつて、前記
ラビリンスシール本体4のシール部4aから密封
流体が漏れても樹脂コーテイング層7で確実に封
止し、さらに、前記ハウジング1内周面とラビリ
ンスシール本体4のシール部4a外周面との間に
介在したCリング8により気密性を高めるように
してなるものである。また、図中9は前記ラビリ
ンスシール本体4のシール部4aの外周面に形成
した嵌合凹部で、この嵌合凹部9に前記Cリング
8を嵌着保持させるるようになつているものであ
る。
なお、本考案は、上記した実施例には何等限定
されないものであり、本考案の要旨を変えない範
囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
されないものであり、本考案の要旨を変えない範
囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
[考案の効果]
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、機体にハウジング内に挿通された回転軸の軸
周に摺接される非接触状態で配置される金属製ラ
ビリンスシール本体と、このラビリンスシール本
体に隣接配置されかつ前記回転軸の軸周に接触状
態で摺接される合成樹脂製リツプシールと、この
リツプシールをバツクアツプするバツクアツプリ
ングとを具備し、前記リツプシールが接触するラ
ビリンスシール本体の接触面に樹脂コーテイング
を施してなるとともに、前記ハウジング内周面と
ラビリンスシール本体のシール部外周面との間に
Cリングを介在してなる構成とし、これによつ
て、ゴム製シール部材の使用をなくし、しかもラ
ビリンスシール本体と合成樹脂製リツプシールと
の接触面に樹脂コーテイングを施してなることか
ら、たとえばラビリンスシール本体のシール部か
ら密封流体が漏れても樹脂コーテイング層で確実
に封止することができるとともに、ハウジング内
周面とラビリンスシール本体のシール部外周面と
の間に介在したCリングにより気密性を高めるこ
とができるため、軸封部における安定した密封性
を維持することができ、冷媒の使用範囲の拡大化
を図ることができるというすぐれた効果を奏する
ものである。
ば、機体にハウジング内に挿通された回転軸の軸
周に摺接される非接触状態で配置される金属製ラ
ビリンスシール本体と、このラビリンスシール本
体に隣接配置されかつ前記回転軸の軸周に接触状
態で摺接される合成樹脂製リツプシールと、この
リツプシールをバツクアツプするバツクアツプリ
ングとを具備し、前記リツプシールが接触するラ
ビリンスシール本体の接触面に樹脂コーテイング
を施してなるとともに、前記ハウジング内周面と
ラビリンスシール本体のシール部外周面との間に
Cリングを介在してなる構成とし、これによつ
て、ゴム製シール部材の使用をなくし、しかもラ
ビリンスシール本体と合成樹脂製リツプシールと
の接触面に樹脂コーテイングを施してなることか
ら、たとえばラビリンスシール本体のシール部か
ら密封流体が漏れても樹脂コーテイング層で確実
に封止することができるとともに、ハウジング内
周面とラビリンスシール本体のシール部外周面と
の間に介在したCリングにより気密性を高めるこ
とができるため、軸封部における安定した密封性
を維持することができ、冷媒の使用範囲の拡大化
を図ることができるというすぐれた効果を奏する
ものである。
第1図は本考案に係る軸封装置の一実施例を示
す要部概略的縦断側面図であ。 1……ハウジング、2……回転軸、3……軸封
装置、4……ラビリンスシール本体、4a……リ
ツプ部、5……合成樹脂製リツプシール、6……
バツクアツプリング、7……樹脂コーテイング
層、8……Cリング、9……嵌合凹部。
す要部概略的縦断側面図であ。 1……ハウジング、2……回転軸、3……軸封
装置、4……ラビリンスシール本体、4a……リ
ツプ部、5……合成樹脂製リツプシール、6……
バツクアツプリング、7……樹脂コーテイング
層、8……Cリング、9……嵌合凹部。
Claims (1)
- 機体のハウジング内に挿通された回転軸の軸周
に非接触状態で配置される金属製ラビリンスシー
ル本体と、このラビリンスシール本体に隣接配置
されかつ前記回転軸の軸周に接触状態で摺接され
る合成樹脂製リツプシールと、このリツプシール
をバツクアツプするバツクアツプリングとを具備
し、前記リツプシールが接触するラビリンスシー
ル本体の接触面に樹脂コーテイングを施してなる
とともに、前記ハウジング内周面とラビリンスシ
ール本体のシール部外周面との間にCリングを介
在したことを特徴とする軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987172018U JPH0342279Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987172018U JPH0342279Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0177169U JPH0177169U (ja) | 1989-05-24 |
JPH0342279Y2 true JPH0342279Y2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=31464014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987172018U Expired JPH0342279Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342279Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105782453A (zh) * | 2008-05-15 | 2016-07-20 | 伊格尔工业股份有限公司 | 唇式密封件 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002235856A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-08-23 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 密封装置 |
US8096559B2 (en) | 2008-05-23 | 2012-01-17 | Bal Seal Engineering, Inc. | Rotary seals |
EP2889518B1 (en) * | 2012-08-23 | 2019-05-08 | Eagle Industry Co., Ltd. | Sealing device |
CN110397742A (zh) * | 2012-08-23 | 2019-11-01 | 伊格尔工业股份有限公司 | 密封装置 |
JP6248692B2 (ja) | 2014-02-21 | 2017-12-20 | 株式会社Ihi | シール機構 |
JP6190293B2 (ja) | 2014-03-10 | 2017-08-30 | 株式会社神戸製鋼所 | オイルフリースクリュ圧縮機 |
JP2017198256A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | Nok株式会社 | 密封装置 |
DE102021102934A1 (de) | 2021-02-09 | 2022-08-11 | Eagleburgmann Germany Gmbh & Co. Kg | Lippendichtung mit beweglicher und starrer Lippe |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP1987172018U patent/JPH0342279Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105782453A (zh) * | 2008-05-15 | 2016-07-20 | 伊格尔工业股份有限公司 | 唇式密封件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0177169U (ja) | 1989-05-24 |
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