JPH0342039Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0342039Y2
JPH0342039Y2 JP14828287U JP14828287U JPH0342039Y2 JP H0342039 Y2 JPH0342039 Y2 JP H0342039Y2 JP 14828287 U JP14828287 U JP 14828287U JP 14828287 U JP14828287 U JP 14828287U JP H0342039 Y2 JPH0342039 Y2 JP H0342039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
electrodeposition
paint
electrodeposition tank
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14828287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6453769U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14828287U priority Critical patent/JPH0342039Y2/ja
Publication of JPS6453769U publication Critical patent/JPS6453769U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0342039Y2 publication Critical patent/JPH0342039Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電着タンクからサブタンクにオーバ
ーフローした塗料を循環ポンプにより圧送して電
着タンク内に配設されたライザー管の噴射ノズル
から噴射させる電着塗装装置の改良に関する。
〔従来の技術〕 電着タンク内に貯溜された塗料は、濃度が低い
ので顔料の沈降を生じやすく、特に陰極と陽極の
周辺部では塗料の組成バランスが異なつてくるの
で常に攪拌して均質な状態に維持する必要があ
る。
このため、電着タンク内の塗料をサブタンクに
オーバーフローさせると共に、サブタンク内の塗
料を渦巻ポンプ等の循環ポンプにより圧送して電
着タンクの底部に配設されたライザー管の噴射ノ
ズルから噴射するように循環させている。
この噴射ノズルは、電着タンクに浸漬される被
塗装物の出槽側(通常は、サブタンク側)から入
槽側に向かつて塗料を噴射するように取り付けら
れ、噴射された塗料が電着タンクの底部に沿つて
被塗装物の入槽側へ流れ、当該入槽側で反転して
電着タンクの液面に沿つて被塗装物の出槽側に戻
す循環流を生ずるように成されている。
これにより、電着タンク内の塗料が攪拌されて
顔料の沈降が防止されると共に、電着タンクの液
面に発生する気泡やゴミ等の浮遊物が塗料の循環
流に運ばれて被塗装物の出槽側に設けられたサブ
タンク内に流し去られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、電着タンクの底部には、上記の
如く塗料を攪拌させる噴射ノズル以外に、電着タ
ンク内に浸漬された被塗装物の下面に塗料の噴流
を吹き付けて当該下面側に封じ込まれている空気
塊を追い出す噴射ノズルが設けられることがあ
り、この場合には当該噴射ノズルの噴流により被
塗装物の入槽側からサブタンク側に向かう循環流
の流れが妨げられて電着タンクの液面上に多量の
気泡や浮遊物が滞留し、電着不良を生ずるおそれ
がある。
すなわち、通常の電着塗装装置は、電着タンク
内に入槽された被塗装物を塗料に浸漬した状態で
一定の角度だけ傾動させてその下面側に封じ込ま
れた空気塊を逃出させるようにしているが、この
場合には設備費が著しく嵩むと共に、傾動させた
だけでは完全に逃出させ得ない小さな空気塊が残
存して非電着部を生ずることがあつた。
このため、電着タンクの底部から液面に向かつ
て塗料を噴射する噴射ノズルを設けて、当該噴射
ノズルの上方を通過する被塗装物の下面に向かつ
て塗料の噴流を吹き付け、当該噴流によつて被塗
装物の下面側に封じ込まれた空気塊を完全に追い
出す手段が考えられている。
しかし、このように電着タンクの底部から液面
に向かつて塗料を噴射すると、その噴流により液
面が盛り上がつて被塗装物の入槽側からサブタン
ク側に向かう循環流の流れが妨げられ、電着タン
クの液面上に多量の気泡や浮遊物が滞留するとい
う新たな問題を生ずる。
そこで本考案は、電着タンクの液面上にある気
泡や浮遊物をサブタンクに流し去る循環流の流れ
を妨げることなく、電着タンク内に浸漬された被
塗装物の下面側に封じ込まれた空気塊を確実に追
い出せる電着塗装装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、電着タ
ンクからサブタンクにオーバーフローした塗料を
循環ポンプにより圧送して電着タンク内に配設さ
れたライザー管の噴射ノズルから噴射させる電着
塗装装置において、電着タンクの液面下近くから
サブタンクに向かつて塗料を噴射させる噴射ノズ
ルを有したライザー管が、電着タンクの側壁に沿
つて配設されると共に、電着タンク内に浸漬され
た被塗装物が真上を通過する時に当該被塗装物の
下面に向かつて塗料を噴射させる噴射ノズルを有
したライザー管が、電着タンクの底部に配設さ
れ、これら両ライザー管が切換バルブを介して前
記循環ポンプに接続されていることを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案によれば、切換バルブの操作によつて、
被塗装物の下面に向かつて塗料を噴射させる噴射
ノズルからは、被塗装物が当該噴射ノズルの真上
を通過する時のみ塗料を噴射させ、当該噴射ノズ
ルから塗料が噴射されない時には、電着タンクの
側壁に沿つて配設されたライザー管の噴射ノズル
からサブタンクに向かつて塗料を噴射させる。
これにより、電着タンクの液面に沿つてサブタ
ンク側に向かう循環流の流れが、電着タンクの側
壁に沿つて配設されたライザー管の噴射ノズルか
ら噴射される塗料の噴流によつて助勢される。
また、被塗装物の下面側に封じ込まれた空気塊
を追い出すために電着タンクの底部から液面に向
かつて噴射される塗料の噴流は、間歇的に生ずる
こととなるから、当該噴流によつて前記循環流の
流れが常時妨げられることがなくなる。
したがつて、電着タンクの底部から液面に向か
つて一時的に生じた噴流の余勢が、電着タンクの
液面下近くからサブタンクに向かつて噴射される
塗料の噴流で助勢された循環流によつて直ちに消
勢されて、電着タンクの液面上に気泡や浮遊物が
滞留することが確実に防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本考案による電着塗装装置の一例を示
す要部の斜視図、第2図は側面図である。
本例においては、電着タンク1からサブタンク
2にオーバーフローした塗料を循環ポンプ3によ
り圧送して電着タンク1内に配設されたライザー
管4,5及び6の夫々の噴射ノズル4a,5a及
び6aから噴射させるように成されている。
ライザー管4は、電着タンク1の底部に沿つて
一定の間隔で配設され、その噴射ノズル4a,4
a…がコンベア7で搬送される被塗装物Wの出槽
側となるサブタンク2側から入槽側に向かつて塗
料を噴射するように取り付けられている。
ライザー管5は、電着タンク1内の左右側壁に
沿つて両側に配設され、その噴射ノズル5a,5
a…が電着タンク1の液面下近くからサブタンク
2に向かつて塗料を噴射させるように取り付けら
れている。
ライザー管6は、被塗装物Wの出槽側に位置し
て電着タンク1の底部に配設され、その噴射ノズ
ル6a,6a…は電着タンク1内に浸漬された被
塗装物Wが真上を通過する時に当該被塗装物Wの
下面に向かつて塗料を噴射させるように取り付け
られている。
そして、ライザー管5と6は、切換バルブ8を
介して循環ポンプ3に接続されている。
切換バルブ8は、コンベア7に取り付けられた
一対のリミツトスイツチ9a及び9bから成る切
換スイツチ9によつて自動的に操作され、被塗装
物Wがライザー管6の噴射ノズル6a,6a…の
手前に到来してリミツトスイツチ9aが作動する
と、ライザー管6を循環ポンプ3に接続させ、被
塗装物Wが噴射ノズル6a,6a…の真上を完全
に通過してリミツトスイツチ9bが作動すると、
ライザー管6に代わつて今度はライザー管5を循
環ポンプ3に接続させるように切り換えられる。
以上が、本考案による電着塗装装置の一例構成
であり、次にその作用及び効果について説明す
る。
電着タンク1の底部に配設されたライザー管4
の噴射ノズル4a,4a…からは、循環ポンプ3
によつて圧送される塗料が常時噴射されており、
その噴流F1が電着タンク1の底部に沿つてサブ
タンク2側から被塗装物Wの入槽側に向かつて流
れると共に、当該入槽側から反転して液面に沿つ
てサブタンク2側に戻る循環流を形成している。
これにより、電着タンク1の液面上に発生した
気泡や浮遊物がサブタンク2内にオーバーフロー
する塗料と一緒に流し去られている。
また、常時は、ライザー管5が切換バルブ8を
介して循環ポンプ3に接続され、当該ライザー管
5の噴射ノズル5a,5a…からサブタンク2に
向かつて噴射される塗料の噴流F2によつて、噴
流F1から成る循環流の流れが助勢されており、
当該循環流により液面上の気泡や浮遊物がサブタ
ンク2内に向かつて効果的に流し去られている。
そして、電着タンク1内に浸漬された被塗装物
Wがコンベア7で搬送されてライザー管6の噴射
ノズル6a,6a…の手前に到来すると、コンベ
ア7に取り付けられたリミツトスイツチ9aが作
動して切換バルブ8が切り換わり、ライザー管5
に代わつて今度はライザー管6が循環ポンプ3に
接続される。
これにより、ライザー管6の噴射ノズル6a,
6a…からその真上を通過する被塗装物Wの下面
に向かつて塗料が噴射され、その噴流F3により
被塗装物Wの下面側に封じ込められていた空気塊
が追い出される。
そして、被塗装物Wが噴射ノズル6a,6a…
の真上を通過し終わると、リミツトスイツチ9b
が作動して再び切換バルブ8が切り換わり、ライ
ザー管6に代わつてライザー管5が循環ポンプ3
に接続される。
これにより、噴射ノズル6a,6a…からの塗
料の噴射が停止されると共に、噴射ノズル5a,
5a…からの塗料の噴射が再開されて、当該塗料
の噴流F2によつて噴流F1から成る循環流の流れ
が再び助勢される。
したがつて、噴射ノズル6a,6a…から塗料
を噴射して生じた噴流F3の余勢が、噴流F2で助
勢された循環流によつて直ちに消勢され、電着タ
ンク1の液面上に発生した気泡や浮遊物が噴流
F3の余勢に妨げられて滞留することが確実に防
止される。
なお、電着塗装装置の運転休止時には、別途設
けた切換スイツチにより切換バルブ8を一定時間
ごとに切り換えて、ライザー管5及び6内に塗料
が沈降することを防止すれば良い。
また、実施例においては、ライザー管6の噴射
ノズル6a,6a…を被塗装物Wの出槽側に設け
た場合について説明したが、これに限らず被塗装
物Wの入槽側や電着タンク1の中央に設ける場合
であつても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、電着タン
クの液面に沿つてサブタンク側に向かう循環流の
流れを助勢する塗料の噴流と、被塗装物の下面側
に封じ込まれた空気塊を追い出すために電着タン
クの底部から液面に向かつて噴射される塗料の噴
流とを、交互に生じさせることができるから、電
着タンクの液面上に発生した気泡や浮遊物が当該
電着タンク内に滞留することなく速やかにサブタ
ンク内に流し去られるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電着塗装装置の一例を示
す要部の斜視図、第2図は側面図である。 符号の説明、W……被塗装物、1……電着タン
ク、2……サブタンク、3……循環ポンプ、5…
…ライザー管、5a……噴射ノズル、6……ライ
ザー管、6a……噴射ノズル、7……コンベア、
8……切換バルブ、9……切換スイツチ、9a,
9b……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電着タンクからサブタンクにオーバーフロー
    した塗料を循環ポンプにより圧送して電着タン
    ク内に配設されたライザー管の噴射ノズルから
    噴射させる電着塗装装置において、電着タンク
    の液面下近くからサブタンクに向かつて塗料を
    噴射させる噴射ノズルを有したライザー管が、
    電着タンクの側壁に沿つて配設されると共に、
    電着タンク内に浸漬された被塗装物が真上を通
    過する時に当該被塗装物の下面に向かつて塗料
    を噴射させる噴射ノズルを有したライザー管
    が、電着タンクの底部に配設され、これら両ラ
    イザー管が切換バルブを介して前記循環ポンプ
    に接続されていることを特徴とする電着塗装装
    置。 (2) 前記両ライザー管が、電着タンク内に浸漬さ
    れた被塗装物の出槽側に配設されている前記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の電着塗装装
    置。
JP14828287U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0342039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14828287U JPH0342039Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14828287U JPH0342039Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6453769U JPS6453769U (ja) 1989-04-03
JPH0342039Y2 true JPH0342039Y2 (ja) 1991-09-03

Family

ID=31419459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14828287U Expired JPH0342039Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0342039Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6453769U (ja) 1989-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2906607A (en) Powder dissolving apparatus
CN107088487B (zh) 一种化学涂料混合喷涂一体化设备
JPH0342039Y2 (ja)
JP2011219844A (ja) 電着塗装装置
JPS60229339A (ja) 湿式洗浄装置
JPH0343240Y2 (ja)
JPH0210127Y2 (ja)
CN113943969B (zh) 电镀厂中飞散物质的处理方法及用于该处理方法的电镀设备
JP3969796B2 (ja) 塗装の前処理洗浄装置
JPH09314025A (ja) 回収型水溶性塗料の塗装装置
JPH061261Y2 (ja) 表面処理装置
JP2830642B2 (ja) 自動車車体塗装用の前処理装置
JP2003251235A (ja) 被塗装物の塗装前洗浄装置
JP2012201907A (ja) 電着塗装装置
JPS61266589A (ja) 金属の洗浄方法
JPH0754288Y2 (ja) ディップ式表面処理装置
EP4043107A1 (en) Spray system with rotating cover
JP3959879B2 (ja) 電着塗装装置
JP3037748U (ja) 塗装前処理用洗浄装置
JP2009045530A (ja) 塗装機洗浄液回収装置
WO2006035613A1 (ja) 表面処理方法および表面処理装置
JP2008303421A (ja) 電着塗装方法および装置
JP2001219117A (ja) 水性塗料による塗装方法
JPS57165061A (en) Structure to inhibit adhesion of paint to coating conveyor
JPH0461950A (ja) 電着装置