JPH061261Y2 - 表面処理装置 - Google Patents

表面処理装置

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JPH061261Y2
JPH061261Y2 JP2498288U JP2498288U JPH061261Y2 JP H061261 Y2 JPH061261 Y2 JP H061261Y2 JP 2498288 U JP2498288 U JP 2498288U JP 2498288 U JP2498288 U JP 2498288U JP H061261 Y2 JPH061261 Y2 JP H061261Y2
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surface treatment
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JP2498288U
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JPH01128871U (ja
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則久 仁平
忠良 兵頭
忠道 広野
俊男 河村
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装ラインに設けられた前処理室や水洗室内
を通過する被塗物に前処理液や洗浄液を浴びせる表面処
理装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の表面処理装置は、第2図に示すように前処理室
又は水洗室を形成するチャンバ1内の左右側壁に沿って
一定間隔で多数のスプレーシャワー管2,2…が配設さ
れ、コンベアCのハンガー3に懸吊して搬送される被塗
物Wの左右両側から前処理液又は洗浄液を噴射するよう
に成されている。
そして、スプレーシャワー管2,2…から噴射されて被
塗物Wに浴びせられた前処理液や洗浄液は、チャンバ1
の下方に流下して回収タンク4内に回収されると共に、
当該回収タンク4からポンプ5とストレーナ6が介装さ
れた送水管7を通じてスプレーシャワー管2,2…に循
環供給されるようになっている(実公昭61−3299
7号、実公昭62−26457号、実開昭62−110
267号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の表面処理装置にあって
は、スプレーシャワー管2,2…から勢いよく噴射され
た前処理液や洗浄液の蒸気がチャンバ1内に立ち込め、
これがチャンバ1内に架設されたコンベアレール8や当
該レール8内を走行するコンベアチェーン及びトロリー
部等に付着してこれらを腐触させたり、チャンバ1外に
漏出して周辺環境を悪化させるという弊害があった。
また送水管7に介装されるポンプ5は、スプレーシャワ
ー管2,2…から前処理液や洗浄液を勢いよく噴射させ
る高圧ポンプでなければならないから、その設備費が嵩
むという問題があった。
また、送水管7には、スプレーシャワー管2,2…やそ
のノズルの詰まりを防止するためにストレーナ6を介装
しなければならないが、送水管7に介装されたストレー
ナ6の清掃作業や交換作業は非常に面倒であった。
更に、前処理液や洗浄液をスプレーシャワー管2,2…
から噴射して被塗物Wに浴びせるスプレー式は、前処理
液や洗浄液が貯溜された浴槽中に被塗物を浸漬するディ
ップ式に比べて前処理効果や洗浄効果が劣るという欠点
があった。
そこで本考案は、デップ式に劣らず、スプレー式よりも
優れた前処理効果や洗浄効果が得られ、また、スプレー
式のように前処理液や洗浄液の蒸気が立ち込めることが
なく、設備費が安くメンテナンスも容易な表面処理装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、コンベアのハン
ガーに懸吊して搬送される被塗物に、前処理室や水洗室
に設けられた回収タンクから循環供給される前処理液や
洗浄液を浴びせる表面処理装置において、前記ハンガー
をL形に成形することにより当該ハンガーで搬送される
被塗物の上方に生じた前処理室又は水洗室内の空間に、
前記回収タンクから循環供給される前処理液又は洗浄液
を前記被塗物の上方から流し落とすシャワータンクが配
設されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案による表面処理装置は、前処理液や洗浄液をスプ
レーシャワー管から噴射させるものではなく、シャワー
タンクから流し落とすだけであるから、従来装置のよう
に前処理室や洗浄室内に前処理液や洗浄液の蒸気が立ち
込めることがない。
また、被塗物を搬送するコンベアのハンガーをL形に成
形することによって当該ハンガーに懸吊して搬送される
被塗物の上方に広い空間が生じているから、当該空間に
配設されるシャワータンクには水量の多い大型のタンク
を使用することができ、しかも、当該シャワータンクは
被塗物の上方から前処理液や洗浄液を流し落とすように
成されているので、被塗物の表面全体に前処理液や洗浄
液の液流が形成されてディップ式にも劣らない優れた前
処理効果又は洗浄効果が得られる。
更に、前処理液や洗浄液を流し落とすだけのシャワータ
ンクは、スプレーシャワー管よりも安価であり、しか
も、当該シャワータンクに前処理液や洗浄液を循環供給
するポンプとして、スプレーシャワー管のように高価な
高圧ポンプを使用する必要がなく、安価な揚水ポンプで
足りるから、設備費が大幅に低減される。また、スプレ
ーシャワー管のように管内の詰まりやノズルの詰まりを
生ずるおそれがないから、回収タンク内の前処理液や洗
浄液を供給する送水管にストレーナを介装する必要がな
く、当該ストレーナを送水管から着脱して清掃及び交換
する面倒が解消される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本考案による表面処理装置の一例を示す正面図
である。なお、第2図との対応部分については同一符号
を付して説明する。
本例に示す表面処理装置は、前処理室又は水洗室を形成
するチャンバ1内に設置されたコンベアCのハンガー3
をL形に成形することによって、当該ハンガー3で搬送
される被塗物Wの上方に広い空間を生じさせ、この空間
に回収タンク4から送水管7を通じて循環供給される前
処理液又は洗浄液を被塗物Wの上方から流し落とすシャ
ワータンク10が配設されている。
シャワータンク10は、被塗物Wの上面と対峙する底部
に流水口11が開口されると共に、当該底部の左右両側
から夫々被塗物Wの左右側面に向かって延びる流水管1
2R,12Lが突設され、当該各流水管12R,12L
の先端に開口する流水口13R,13Lが被塗物Wの左
右側面と対峙するように配されている。
また、シャワータンク10は、上面が開口せられて、そ
の開口部にはストレーナ14が着脱自在に嵌装され、送
水管7に介装した揚水ポンプ15で回収タンク4から送
られて来る前処理液又は洗浄液が、ストレーナ14の上
方からシャワータンク10内に循環供給されるように成
されている。
しかして、被塗物Wがハンガー3に懸吊されてチャンバ
1内に到来した時には、揚水ポンプ15を稼働させて、
回収タンク4内の前処理液又は洗浄液をシャワータンク
10に循環供給し、これをシャワータンク10に形成さ
れた各流水口11及び13R,13Lから被塗物Wの上
面及び左右側面に向かって流し落とす。
これにより、ストレーナ14を通じて浄化された前処理
液又は洗浄液が、被塗物Wの表面に途切れのない流水と
なって浴びせられ、当該被塗物Wの表面全体に流れの速
い連続した液流が形成される。
したがって、被塗物Wを前処理液や洗浄液中に浸漬する
ディップ式にも劣らない優れた前処理効果や洗浄効果が
得られる。
また、スプレーシャワー管を使用するスプレー式と異な
り、チャンバ1内に前処理液や洗浄液の蒸気が立ち込め
ることがないから、コンベアCの腐食や周辺環境の悪化
という問題も生じない。
また、シャワータンク10は、構造が簡単で製作も容易
であるから、高価なスプレーシャワー管を数多く使用す
るスプレー式よりも安価で済み、しかも、被塗物Wの上
方から前処理液や洗浄液を流し落とすだけであるから、
当該シャワータンク10に前処理液や洗浄液を供給する
ポンプは、安価な揚水ポンプ15で足りる。
したがって、表面処理装置全体の設備費が大幅に低減さ
れる。
更に、シャワータンク10には、スプレーシャワー管の
ように管内の詰まりやノズルの詰まりを生ずる心配がな
いから、被塗物Wに浴びせられる前処理液や洗浄液を浄
化するストレーナを送水管7に介装する必要がなく、第
1図に示すようにストレーナ14を着脱容易なシャワー
タンク10の上面に設ければよい。
したがって、ストレーナ14の清掃作業や交換作業も非
常に容易になる。
なお、被塗物Wが自動車ボディのように中空部を有する
ものであった場合には、当該中空部に向かって前処理液
等を噴射するスプレーシャワー管16R,16Lを補助
的に付設すればよい。
このスプレーシャワー管16R,16Lは、被塗物Wの
内部など極く一部だけに前処理液等を噴射するものであ
るから設置数も少なくて済み、その送水管17に介装さ
れる高圧ポンプ18も小型のものでよいから、設備費は
嵩まない。
すなわち、シャワータンク10とスプレーシャワー管1
6R,16Lを併用すれば、スプレーシャワー管のみを
使用して被塗物Wの内部及び外部に前処理液等を浴びせ
る従来のスプレー式よりも設備費を低減することができ
る。
また、チャンバ1内に発生する前処理液等の蒸気も非常
に少ない。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、被塗物に浴びせら
れる前処理液や洗浄液の蒸気が前処理室や水洗室内に立
ち込めることがなくなり、また、スプレー式よりも優れ
たディップ式に匹敵する程の前処理効果又は洗浄効果が
得られ、更に、スプレー式よりも設備費が大幅に低減さ
れると共に、メンテナンスも容易になるという種々の優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による表面処理装置の一例を示す正面
図、第2図は従来装置を示す正面図である。 符号の説明 W…被塗物、C…コンベア、3…ハンガー、4…回収タ
ンク、7…送水管、10…シャワータンク、11…流水
口、13R,13L…流水口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河村 俊男 愛知県豊田市柿本町1丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−121020(JP,U) 実開 昭61−50770(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベアのハンガーに懸吊して搬送される
    被塗物に、前処理室や水洗室に設けられた回収タンクか
    ら循環供給される前処理液や洗浄液を浴びせる表面処理
    装置において、前記ハンガーをL形に成形することによ
    り当該ハンガーで搬送される被塗物の上方に生じた前処
    理室又は水洗室内の空間に、前記回収タンクから循環供
    給される前処理液又は洗浄液を前記被塗物の上方から流
    し落とすシャワータンクが配設されていることを特徴と
    する表面処理装置。
JP2498288U 1988-02-29 1988-02-29 表面処理装置 Expired - Lifetime JPH061261Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2498288U JPH061261Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 表面処理装置

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JP2498288U JPH061261Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 表面処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH01128871U JPH01128871U (ja) 1989-09-01
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JPH0685902B2 (ja) * 1989-07-07 1994-11-02 トーホーエンジニアリング株式会社 塗装における前処理装置

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JPH01128871U (ja) 1989-09-01

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