JPH0343240Y2 - - Google Patents

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JPH0343240Y2
JPH0343240Y2 JP19289687U JP19289687U JPH0343240Y2 JP H0343240 Y2 JPH0343240 Y2 JP H0343240Y2 JP 19289687 U JP19289687 U JP 19289687U JP 19289687 U JP19289687 U JP 19289687U JP H0343240 Y2 JPH0343240 Y2 JP H0343240Y2
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tank
nozzles
nozzle
fluid
electrodeposition
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電着塗装に用いる電着槽に関し、詳し
くは、貯留電着液を槽内循環させるためのノズル
を槽底部に並設した電着槽に関する。
〔従来の技術〕
上記電着槽は、ノズルの流体噴出力をもつて貯
留電着液を槽内循環させることにより塗料の沈降
を防止するようにしたものであるが、従来、第5
図及び第6図に示すように、槽1底部に並設する
ノズル3には、噴出管3Cの先端に絞り噴出口a
を形成した棒状ノズルを用いていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、棒状ノズル3の並設間隔Pを小さくし
ないと隣り合うノズル3どうしの間で塗料沈降が
生じるために、ノズル3の並設個数が多くなり、
そのために、装置コストが高く付くとともに、ノ
ズル並設群に対する供給流体の全体供給量が大と
なつて運転経費が嵩む問題があつた。
又、同第6図に示すように、棒状ノズル3を槽
底に対してα=30゜〜45゜程度傾斜させた斜め下向
き姿勢に設置して、噴出流体を槽底に衝突させる
ことにより噴出流体の拡がりを大きくし、それに
よつてノズル間での塗料沈降を少しでも抑制する
ようにしているが、反面、噴出流体を槽底へ衝突
させるために、流体噴出力が貯留電着液の槽内循
環力に変換される上での変換効率が低くなり、大
きなエネルギー損を生じる問題があつた。
本考案に目的は、ノズル構成の変更により上述
問題を解消する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による電着槽の特徴構成は、貯留電着液
の槽内循環のために槽底部に並設するノズルを、
噴出口からの流体噴出に伴うエゼクター作用によ
り、前記噴出口を臨ませたベンチユリー管内に周
囲流体を吸入して、かつ、その吸入流体を前記噴
出口からの噴出流体とともに前記ベンチユリー管
の先端開口から噴出するエゼクターノズルとして
あることにあり、その作用・効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、上述の如きエゼクターノズルであれ
ば、棒状ノズルに比して周囲流体の吸入作用が大
きいために、周囲流体に対する個々のノズルの誘
引作用範囲(換言すれば、個々のノズルにおいて
流体噴出に伴い周囲流体が動く範囲)が広く、し
たがつて、棒状ノズルに較べノズルの並設間隔を
大きくしても、隣り合うノズルどうしの間での塗
料沈降は、大きな誘引作用に起因したノズル間で
の電着液流動により防止できる。
又、その結果、噴出流体の拡がりを大きくする
ことを目的として個々のノズルを斜め下向きに設
置することを不要にでき、ないしは、斜め下向き
に設置するにしても棒状ノズルの場合に較べ傾斜
角度を小さくできるから、噴出流体を槽底に衝突
させるために生じるエネルギー損を小さくでき
て、流体噴出力を貯留電着液の槽内循環力に効率
良く交換できる。
〔考案の効果〕
すなわち、塗料の沈降を効果的に防止できなが
らも、従来のように棒状ノズルを用いる場合に比
して槽底部でのノズルの並設間隔を小さくでき
て、ノズルの必要個数を少なくできることから装
置コストを低減できる。
又、ノズル個数の削減に伴い並設ノズル群に対
する供給流体の全体供給量も少量で済むようにな
り、加えて、エネルギー損も低減できたことか
ら、ポンプ等をも小型にでき、ノズル個数の削減
と相俟つて全体装置コストを一層低減できるとと
もに運転経費を大巾に節減し得るに至つた。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図及び第2図は、被塗物Aを貯留電着液L
に浸漬することにより被塗物Aに電着塗装を施す
電着槽1を示し、被塗物Aはハンガーコンベア2
による搬送に伴い、電着槽1の一端側で貯留電着
液Lに浸漬されて貯留電着液L中を進行し、そし
て、槽他端側で引き上げられて次工程へ送られ
る。
槽1の底部には、被塗物A搬送方向とは逆向き
に向けたノズル3の複数を槽幅方向に所定ピツチ
Pで並設するとともに、そのようなノズル並設群
を横長手方向に並設してある。
つまり、上述の如く槽底部に設けたノズル3群
からの電着液噴出により、貯留電着液Lを、槽底
では被塗物搬送方向と逆向きに流動させ、かつ、
槽上部では被塗物搬送方向と同方向に流動させる
状態に槽内循環させるようにし、もつて、塗料の
沈降を防止すると共に電着塗装効率を高めるよう
にしてある。
又、槽1上部において貯留電着液Lの表層レベ
ルには、被塗物A搬送方向と同じ向きで槽1の左
右中央寄りに傾けた表層ノズル4を、被塗物搬送
の障害とならないように槽1の左右側壁夫々の近
くで槽長手方向に並設してあり、それら表層ノズ
ル4群からの電着液噴出により、貯留電着液Lの
槽内循環を補助するとともに、被塗物Aの浸漬に
伴い発生する気泡を迅速に流し去つて、気泡が塗
装に悪影響を与えることを防止するようにしてあ
る。
図中5及び6は、各ノズル3,4へ電着液を循
環供給する循環路であり、7は循環ポンプ、8は
フイルターである。
第3図及び第4図に示すように、槽底部に並設
するノズル3には、噴出口aを形成するノズル部
分3Aと、その噴出口aを一端側開口に臨ませる
状態でノズル部分3Aに対し同芯状に配置したベ
ンチユリー管3Bとを備える所謂エゼクターノズ
ルを用いてある。
つまり、エゼクターノズル3においは、噴出口
aからの流体噴出口に伴うエゼクター作用によ
り、その噴出口aを臨ませたベンチユリー管3B
内に周囲流体が吸入され、そして、その吸入流体
が噴出口aからの噴出流体とともにベンチユリー
管3Bの先端開口から噴出されるが、そのような
吸入作用を有するためにエゼクターノズル3は、
他の一般のノズルに比して周囲流体に対する誘引
作用範囲が極めて大きい。
したがつて、槽底部に並設するノズルに上述の
如きエゼクターノズル3を用いることにより、槽
巾方向に並設されたノズル3どうしの間での塗料
沈降は、大きな誘引作用に起因したノズル3間で
の電着液流動により効果的に防止される。
又、エゼクターノズル3を槽底部に並設するに
あたつて、個々のエゼクターノズル3は槽底に対
してわずかに傾斜(例えばα=15°程度)した斜
め下向き姿勢に配置してあり、それによつて、噴
出電着液の拡がりを更に大きいものとして槽底へ
の塗料沈降を確実に防止するようにしてある。
〔実施例〕
次に別実施例を説明する。
エゼクターノズルの細部構造は種々の改良が可
能である。
エゼクターノズルを槽底に対してどの程度傾斜
した斜め下向き姿勢で配置するかは適宜決定すれ
ば良く、又、エゼクターノズルを槽底に対して平
行姿勢に配置するようにしても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は平面図、第3図は拡
大平面図、第4図は拡大側面図である。第5図及
び第6図は従来例を示す拡大平面図と拡大側面図
である。 3……ノズル、3B……ベンチユリー管3、a
……噴出口、L……貯留電着液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯留電着液Lを槽内循環させるためのノズル3
    を槽底部に並設した電着槽であつて、前記ノズル
    3を、噴出口aからの流体噴出に伴うエゼクター
    作用により、前記噴出口aを臨ませたベンチユリ
    ー管3B内に周囲流体を吸入して、かつ、その吸
    入流体を前記噴出口aからの噴出流体とともに前
    記ベンチユリー管3Bの先端開口から噴出するエ
    ゼクターノズルとしてある電着槽。
JP19289687U 1987-12-18 1987-12-18 Expired JPH0343240Y2 (ja)

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