JPH0341975Y2 - - Google Patents

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JPH0341975Y2
JPH0341975Y2 JP11577085U JP11577085U JPH0341975Y2 JP H0341975 Y2 JPH0341975 Y2 JP H0341975Y2 JP 11577085 U JP11577085 U JP 11577085U JP 11577085 U JP11577085 U JP 11577085U JP H0341975 Y2 JPH0341975 Y2 JP H0341975Y2
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inner shaft
shaft
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outer shaft
operating rod
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両特に自動車に好適なステアリン
グシヤフト支持構造に関するものである。
従来、自動車用のステアリング装置において、
ステアリングシヤフトの上半部分、即ちアツパシ
ヤフトを軸線方向に互に抜差し可能なアウタシヤ
フトとインナシヤフトとから構成し、運転者が各
自の体格に応じ好みの位置で上記アウタシヤフト
とインナシヤフトとを固定するようにしたもの
が、本出願人等によつて既に提案されている。そ
の構成の一例を第1図乃至第6図について説明す
ると、10は車体部材に対してステアリングコラ
ム全体を固定するためフランジ12を具えたロア
ブラケツト、14はロアブラケツト10に連結さ
れたアツパブラケツトである。アツパブラケツト
14には溶接又は圧入等適宜の手段によつてアウ
タチユーブ16の下端が固着されている。アウタ
チユーブ16の内部に一対のベアリング18,2
0を介して中空管状のアウタシヤフト22が同軸
的に、かつ回転自在に収蔵され、更に同アウタシ
ヤフト22内に同軸線にインナシヤフト24が嵌
装され、これらアウタシヤフト22及びインナシ
ヤフト24によつてアツパシヤフトが構成されて
いる。上記アウタシヤフト22の内周面には、ス
プライン又はセレーシヨン22′が刻設され、一
方インナシヤフト24の外周面には、協働するス
プライン又はセレーシヨン24′が設けられてい
るので、両シヤフトは、軸線の周りの相対回転は
禁止されるが、軸線方向には自在に抜差しし得る
ように連結されている。インナシヤフト24の上
端(図において右端)には、その一部のみが二点
鎖線で示されているステアリングホイール26が
ナツト28によつて固着され、又アウタシヤフト
22の下端にはヨーク30が溶接又は圧入等適宜
の手段によつて固着されている。ヨーク30は十
字接手32を介してロアシヤフト34の上端に固
着されたヨーク36に連結され、ロアシヤフト3
4はロアステアリングコラム38内に収容されて
いる。
更に、上記インナシヤフト24の下端部分に
は、第2図及び第3図に拡大して示されているよ
うに、軸線方向に延びた複数のスリツト40が設
けられると共に、その中空孔の端部に上方即ちス
テアリングホイール26側に頂点を有する截頭円
錐状の当接面42が形成され、又同中空孔の上端
部分には左ねじの雌ねじ部44が設けられてい
る。インナシヤフト24の中空孔内には、上端部
に操作レバー46をナツト48によつて固着した
操作棒50が回転自在に、かつインナシヤフト2
4に対し軸線方向に自在に相対変位し得るように
嵌装され、同操作棒50の上端部には上記雌ねじ
部44に螺合する左ねじの雄ねじ部44′が刻設
されると共に、その下端部には右ねじ部52が設
けられている。上記右ねじ部52に隣接して、第
4図に拡大して示されている係止部材54が遊嵌
され、又右ねじ部52には、第5図及び第6図に
その詳細を示されているロツクナツト56が螺合
されている。上記係止部材54は、図示の通り、
その中心面から軸線方向の両側に向つて次第に半
径が小さくなつた切欠球体或いは中心面を底面と
する截頭円錐体を中心面の両側に配設した形状を
具えている。一方、ロツクナツト56は、上記係
止部材54に対向する端面に下方(第5図の左
方)に向つて収斂する截頭円錐状の当接面58を
具え、かつ軸線方向に延在した複数のスリツト6
0を有すると共に、その外周面に前記アウタシヤ
フト22の中空孔内周面に設けられたスプライン
又はセレーシヨン22′と噛合するスプライン又
はセレーシヨン62を具えている。最後に、イン
ナシヤフト24の外周面には、軸線方向に延在し
た溝64が設けられ、アウタシヤフト22に螺合
されたねじ又はボルトからなるストツパ66が同
溝64内に嵌合され、アウタシヤフト22に対す
るインナシヤフト24の軸線方向の伸縮限界長が
設定されるようになつている。
上記構成において、第1図はストツパ66が溝
64の最上端に当接していて、インナシヤフト2
4がアウタシヤフト22内に最も下降した位置、
従つてインナシヤフトとアウタシヤフトからなる
アツパシヤフトの全長が最も短縮した状態を示し
ている。さて、第1図において、操作レバー46
を同図に矢印Aで示した方向からみて時計方向の
廻動させると、インナシヤフト上端の左ねじの雌
ねじ部44と、これに螺合する操作棒50上端の
左ねじの雄ねじ部44′との協作動及び操作棒5
0下端の右ねじの雄ねじ部52とこれに螺合する
ロツクナツト56の右ねじの雌ねじ部52′との
協作動によつて、操作棒50が、その廻動量に左
ねじ部44′のピツチを乗じた量だけ上方即ち第
1図の右方に移動すると同時に、ロツクナツト5
6も右ねじ部52′のピツチに操作棒50の廻動
量を乗じた量だけ、同方向に移動する。即ち、イ
ンナシヤフト24を基準にすれば、ロツクナツト
56の移動量は(左ねじ部44′のピツチ+右ね
じ部52′のピツチ)×(操作棒50即ち操作レバ
ー46の廻動量)となり、このロツクナツト56
の移動により、係止部材54が、夫々インナシヤ
フト24下端の当接面42とロツクナツト56の
当接面58とに強く圧接され、楔作用によつてイ
ンナシヤフト24の下端部及びロツクナツト56
の上端部が夫々半径方径外方に拡開される。この
際、スリツト40及び60の存在により上記イン
ナシヤフト24及びロツクナツト56端部の半径
方向外方への変位は容易に行なわれ、この結果、
インナシヤフト24のスプライン又はセレーシヨ
ン24′がアウタシヤフト22のスプライン又は
セレーシヨン22′に固く当接して、両シヤフト
は一体的に固定される。次に、上記固定状態にお
いて、操作レバー46を、反対方向即ち第1図矢
印A方向にみて反時計方向に廻動させると、上記
と全く逆の作動により係止部材54と上記各当接
面42及び58との楔当接関係が解除され、イン
ナシヤフト24の下端部及びロツクナツト56の
上端部の外径が夫々縮小し、インナシヤフト24
はアウタシヤフト22に対して、溝64とストツ
パ66とで限界される範囲内で自在に伸縮される
こととなるのである。このようにして、運転者は
自己の好みの位置までインナシヤフト24を軸線
方向に移動させたのち、操作レバー46を、前記
のように第1図矢印A方向に視て時計方向に廻動
させてその位置に固定し、その後はステアリング
ホイール26を通常のとおり操作することによつ
て操舵が行なわれる。
ところで、上記既提案の装置では、インナシヤ
フト24の最大伸長位置及び最小短縮位置とを限
定するために、インナシヤフト24の外周面に軸
線方向に延在した溝64を削設すると共に、アウ
タシヤフト22上にボルト又はねじ66のための
ねじ孔及び座面を加工する必要があり、なお又ア
ウタチユーブ16上に上記ボルト又はねじ66を
挿通させるための穴を穿設しなければならないの
で、これらの加工工数が嵩み、製造コストの上昇
を免れない不具合があつた。
本考案は、上記既堤案の装置の欠点を改良する
ことを目的として創案されたもので、車体部材に
固定されたアウタチユーブと、上記アウタチユー
ブ内にベアリングを介して回転自在に支持された
アウタシヤフトと、上記アウタシヤフト内に同軸
的に、かつ軸線方向に抜差し自在に嵌装され、そ
の上端部にステアリングホイールが装着されると
共に、下端部に軸線方向に延在したスリツトが設
けられたインナシヤフトと、上記インナシヤフト
のスリツトを具えた端部に軸線方向に変位し得る
ように当接され、その上方への変位により上記イ
ンナシヤフト端部を半径方向に拡開させて同シヤ
フトをアウタシヤフトに固定する係止部材と、上
記インナシヤフト内に同軸的に、かつ回転自在に
挿入されその上端に操作レバーを固着した操作棒
と、上記操作棒の下端部に螺合され同操作棒の廻
動によつて軸線方向に変位し上記係止部材を駆動
するロツクナツトとを具えてなるものにおいて、
上記ロツクナツト上に、上記アウタシヤフトの下
端付近に設けられた係止肩部に当接することによ
つて上記インナシヤフトの最大伸長位置を限定す
る半径方向外方に延びた突起又はフランジを設け
ると共に、インナシヤフトの外周に、上記アウタ
シヤフトの上端付近に設けられた係止肩部に当接
することによつてインナシヤフトの最小短縮位置
を限定する半径方向外方に延びた突起を設けてな
ることを特徴とするステアリングシヤフト支持構
造を要旨とするものである。
以下、本考案の実施例を第7図について具体的
に説明する。(なお、上述した既提案の装置と実
質的に同一の部材及び部分には同一の符号を付
し、重複説明は省略する。)本考案によれば、上
記ロツクナツト56の下端部外周に半径方径外方
に延在した突起を構成するフランジ68が設けら
れ、一方、上記アウタシヤフト22の中空孔の下
端付近には上記フランジ68の半径方向の外方端
部に係合する係止肩部70(図示の場合内周スプ
ライン22′の端面によつて形成されている)が
設けられ、同フランジ68が、第7図において中
心線O−Oの上半部に示されているように、係止
肩部70に当接することによつて、ロツクナツト
56の上方変位が禁止されるようになつている。
既に第1図乃至第6図について説明したように、
インナシヤフト24と操作棒50とは、上端部の
左ねじ部分で螺合関係にあり、操作棒50の下端
部の右ねじ部分に螺合されたロツクナツト56
が、上述のようにフランジ68及び係止肩部70
との協作動によつて上方変位を禁止されるので、
インナシヤフト24はこのロツクナツト56の最
上昇位置で最大伸長位置を限定されることとな
る。一方、インナシヤフト24の外周面の適所に
設けられた凹溝72内にスナツプリング74が嵌
装されて半径方向外方に延びた突起74を形成し
ている。そして第7図の中心線O−Oの下半部に
示されているように、スナツプリング74が、こ
の実施例の場合アウタシヤフト22の上端面によ
つて形成された係止肩部76に当接することによ
つてインナシヤフト24の最下端位置、換言すれ
ば最小短縮位置が限定されるようになつている。
この構成によれば、従前の構成における溝64
及びボルト又はねじ66、これらに付帯した前記
複雑な加工を必要とせず、簡単な構成によつて、
インナシヤフト24の最大伸長位置及び最小短縮
位置を限定することができるので、製造コストを
大巾に低減し得る利点がある。なお、図示の実施
例において、ロツクナツト56の下端フランジ6
8は、部分的な半径方向の突起でもよく、又これ
と協働するアウタシヤフト22下端の係止肩部7
0は、図示の場合その中空孔のスプライン又はセ
レーシヨン22′の端部によつて形成されている
が、別個の独立した肩部として形成し得ること
は、自明である。
叙上のように、本考案に係るステアリングシヤ
フト支持構造は、車体部材に固定されたアウタチ
ユーブと、上記アウタチユーブ内にベアリングを
介して回転自在に支持されたアウタシヤフトと、
上記アウタシヤフト内に同軸的に、かつ軸線方向
に抜差し自在に嵌装され、その上端部にステアリ
ングホイールが装着されると共に、下端部に軸線
方向に延在したスリツトが設けられたインナシヤ
フトと、上記インナシヤフトのスリツトを具えた
端部に軸線方向に変位し得るように当接され、そ
の上方への変位により上記インナシヤフト端部を
半径方向に拡開させて同シヤフトをアウタシヤフ
トに固定する係止部材と、上記インナシヤフト内
に同軸的に、かつ回転自在に挿入されその上端に
操作レバーを固着した操作棒と、上記操作棒の下
端部に螺合され同操作棒の廻動によつて軸線方向
に変位し上記係止部材を駆動するロツクナツトと
を具えてなるものにおいて、上記ロツクナツト上
に、上記アウタシヤフトの下端付近に設けられた
係止肩部に当接することによつて上記インナシヤ
フトの最大伸長位置を限定する半径方向外方に延
びた突起又はフランジを設けると共に、インナシ
ヤフトの外周に、上記アウタシヤフトの上端付近
に設けられた係止肩部に当接することによつてイ
ンナシヤフトの最小短縮位置を限定する半径方向
外方に延びた突起を設けてなることを特徴とし、
従前の構成に簡素な構成的変更を加えることによ
つて、生産性が優れた安価な抜差し型ステアリン
グシヤフト装置を提供することができるので、実
用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前のステアリングシヤフト支持装置
の断面図、第2図は第1図におけるインナシヤフ
ト24を抽出して示した側断面図、第3図は第2
図の矢印方向から視た端面図、第4図は第1図
における係止部材54の断面図、第5図は第1図
におけるロツクナツト56の断面図、第6図は第
5図の矢印方向から視た端面図、第7図は本考
案の一実施例を示す要部側断面図である。 10……ロアブラケツト、14……アツパブラ
ケツト、16……アウタチユーブ、18及び20
……ベアリング、22……アウタシヤフト、24
……インナシヤフト、26……ステアリングホイ
ール、46……操作レバー、50……操作棒、5
4……係止部材、56……ロツクナツト、68…
…フランジ(突起)、70……係止肩部、74…
…スナツプリング(突起)、76……係止肩部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体部材に固定されたアウタチユーブと、上記
    アウタチユーブ内にベアリングを介して回転自在
    に支持されたアウタシヤフトと、上記アウタシヤ
    フト内に同軸的に、かつ軸線方向に抜差し自在に
    嵌装され、その上端部にステアリングホイールが
    装着されると共に、下端部に軸線方向に延在した
    スリツトが設けられたインナシヤフトと、上記イ
    ンナシヤフトのスリツトを具えた端部に軸線方向
    に変位し得るように当接され、その上方への変位
    により上記インナシヤフト端部を半径方向に拡開
    させて同シヤフトをアウタシヤフトに固定する係
    止部材と、上記インナシヤフト内に同軸的に、か
    つ回転自在に挿入されその上端に操作レバーを固
    着した操作棒と、上記操作棒の下端部に螺合され
    同操作棒の廻動によつて軸線方向に変位し上記係
    止部材を駆動するロツクナツトとを具えてなるも
    のにおいて、上記ロツクナツト上に、上記アウタ
    シヤフトの下端付近に設けられた係止肩部に当接
    することによつて上記インナシヤフトの最大伸長
    位置を限定する半径方向外方に延びた突起又はフ
    ランジを設けると共に、インナシヤフトの外周
    に、上記アウタシヤフトの上端付近に設けられた
    係止肩部に当接することによつてインナシヤフト
    の最小短縮位置を限定する半径方向外方に延びた
    突起を設けてなることを特徴とするステアリング
    シヤフト支持構造。
JP11577085U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0341975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11577085U JPH0341975Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP11577085U JPH0341975Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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Publication Number Publication Date
JPS6223166U JPS6223166U (ja) 1987-02-12
JPH0341975Y2 true JPH0341975Y2 (ja) 1991-09-03

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JP11577085U Expired JPH0341975Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6223166U (ja) 1987-02-12

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