JP2526305Y2 - ステアリングコラムの軸受部構造 - Google Patents

ステアリングコラムの軸受部構造

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JP2526305Y2
JP2526305Y2 JP1990069515U JP6951590U JP2526305Y2 JP 2526305 Y2 JP2526305 Y2 JP 2526305Y2 JP 1990069515 U JP1990069515 U JP 1990069515U JP 6951590 U JP6951590 U JP 6951590U JP 2526305 Y2 JP2526305 Y2 JP 2526305Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はステアリングコラムの軸受部構造に関す
る。
[従来の技術] 一般に、自動車のステアリングコラム(操向装置)
は、ステアリングホイールを軸着するステアリングシャ
フトを、軸方向収縮可能に嵌合するアッパージャケット
とロアージャケットに同軸で回転可能に貫通させ、アッ
パージャケット側をアッパークランプで、またロアージ
ャケット側をロアークランプを介してそれぞれ車体に固
定支持してなる。
そして、ステアリングシャフトは、アッパージャケッ
トとロアージャケットの軸方向収縮可能な構造に合わせ
て、軸方向収縮可能に嵌合するアッパーシャフトとロア
ーシャフトとからなり、アッパーシャフトの上端部をア
ッパージャケットの上端部に、また、ロアーシャフトの
下端部をロアージャケットの下端部に、それぞれ軸受を
介して回転可能に軸支されている。
ロアージャケットとロアーシャフトとの軸受部の構造
は、第6図に示したように、ステアリングシャフト1の
ロアーシャフト1aに断面L字形筒体のインナーカラー2
を固定し、そのインナーカラー2にベアリング3を嵌挿
し、そのインナーレース3aの一側部をインナーカラー2
のストッパー2aに当接させ、他側部をスナップリング4
に当接させて固定したものを、ロアージャケット5の下
端部に嵌挿したアウターカラー6に挿入し、ベアリング
3のアウターレース3bの一側部をストッパー部6aに当接
させ、他側部をスペーサーリング8に当接させ、そのス
ペーサーリング8をスナップリング9でアウターカラー
7に固定してなる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の軸受部構造によれば、ステ
アリングシャフト1の振れ回りにより、ロアーシャフト
1aに固定されているインナーカラー2を介しベアリング
3へこじり入力が入る。それにより、ベアリング3のア
ウターレース3bとアウターカラー6との圧入部において
双方の固定が圧入力によるものだけであるために、過大
なこじり入力があった場合、最悪の場合、スナップリン
グ9とストッパー6aとの間に存在する隙間分だけ移動を
起こし、ガタが発生し易くなるという不都合がある。そ
こで、ベアリングの圧入力を上げると、ベアリングの回
転が重くなり、この結果、ステアリングシャフトの操作
力が重くなるおそれがある。
そこで、この考案は上記事情に鑑みて、ステアリング
シャフトとジャケットとの軸受部構造を改良することを
目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] この考案は上記課題の解決を図るため、ステアリング
シャフトにインナーカラーを嵌挿するとともに、該イン
ナーカラーにベアリングのインナーレースを嵌挿して固
定し、該ベアリングのアウターレースをアウターカラー
の一端部に形成した薄肉部に嵌挿して固定するととも
に、該薄肉部がジャケットチューブとの間に隙間を有す
るように前記アウターカラーをジャケットチューブの端
部内周面に嵌挿して固定したステアリングコラムの軸受
部構造を構成した。
[作用] 上記構成に係るこの考案によれば、ベアリングのアウ
ターレースがジャケットチューブにカラーを介し嵌合し
て固定されるので、アウターレースとカラーとの間のガ
タは消滅する。また、ベアリングのアウターレースをア
ウターカラーの一端部に形成した薄肉部に嵌挿して固定
するとともに、該薄肉部がジャケットチューブとの間に
隙間を有するように前記アウターカラーをジャケットチ
ューブの端部内周面に嵌挿して固定したから、アウター
カラーをジャケットチューブに嵌挿する際の圧入力がベ
アリングに作用することがない。
[実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図はこの考案を実施したステアリングコラムを示
す第1実施例である。図示のように、ステアリングホイ
ールを軸着するステアリングシャフト1を、軸方向収縮
可能に嵌合するアッパージャケット10とロアージャケッ
ト5に同軸で回転可能に貫通させ、アッパージャケット
10をアッパークランプ11で、またロアージャケット5を
ロアークランプ12でそれぞれ車体に固定支持する。
そして、ステアリングシャフト1は、アッパージャケ
ット10とロアージャケット5の軸方向収縮可能な構造に
合わせて、軸方向収縮可能に嵌合するアッパーシャフト
1aとロアーシャフト1bとからなり、アッパーシャフト1a
の上端部をアッパージャケット10の上端部に、また、ロ
アーシャフト1bの下端部をロアージャケット5の下端部
に、それぞれベアリング3,13を介して回転可能に軸支さ
れている。
なお、このステアリングコラムは所謂チルト・テレス
コ式の構成であって、アッパーシャフト1aの上端部にス
プラインを外周面に形成したミドルシャフト1cが連結さ
れ、そのミドルシャフト1cにスプライン係合するテレス
コスリーブ1dがテレスコシャフト1eに連結され、該テレ
スコシャフト1dはベアリング13でテレスコジャケット14
に回転自在に支承され、そのテレスコジャケット14はア
ッパージャケット10に軸方向へ進退可能に嵌挿されてい
る。
15はテレスコ操作レバーで、アッパージャケット10に
固定されてテレスコジャケット14を締付け又は締め付け
解除をする。また、アッパージャケット10が、チルトレ
バー16の操作により、アッパージャケット10を支持する
ディスタンスブラケット17がチルトボルト18を介してア
ッパークランプ11に締め付けられるのを解除され、チル
トボルト18がアッパークランプ11に形成された長孔19内
で上下動可能となり、ステアリングコラムはロアークラ
ンプ12を中心としてアッパークランプ11内を移動して、
傾斜角度を変更できるものである。
第2図は第1図の要部を示し、図におけるベアリング
3は、インナーカラー2とスナップリング4を介してロ
アーシャフト1bにそのインナーレース3aが固定されると
ともに、そのアウターレース3bは、やや長尺の筒形をし
たアウターカラー6に嵌挿固定され、そのアウターカラ
ー6はロアージャケット5の径大部5aに嵌挿されてい
る。
アウターカラー6は、その一端部内周面を削り加工し
てアウターレース3bのストッパー6aを形成するととも
に、アウターレース3bを固定する薄肉部6bの端部をアウ
ターレース3b側に折り曲げてストッパー6cを形成してあ
る。この薄肉部6bは、アウターカラー6をロアージャケ
ット5に嵌挿した際に、ロアージャケット5の内周面と
の間に隙間を有している。ストッパー6cは、第3図及び
第4図に示したように、円周方向へ所定の間隔で配置さ
れている。なお、長尺の肉厚部6dは接触面積の低減の為
に、切削による浅い周溝6eが形成されている。
また、ロアージャケット5の径大部5aの端部はアウタ
ーカラー6側へ折り曲げられてストッパー5bを形成して
いる。さらに、ストッパー6cに当接するストッパー5c
が、ロアージャケット5の一部をへこませて、周方向へ
所定の間隔で形成されている。
第5図はこの考案の第2実施例を示し、この例におけ
るベアリング3は、インナーカラー2とスナップリング
4を介してロアーシャフト1bにそのインナーレース3aが
固定されるとともに、そのアウターレース3bはやや長尺
の筒形をしたアウターカラー6に嵌挿固定され、そのア
ウターカラー6はロアージャケット5の径大部5aに嵌挿
されている。
アウターカラー6は、その一端部内周面を削り加工し
てアウターレース3bのストッパー6aを形成するととも
に、アウターレース3bを固定する薄肉部6bの端部をアウ
ターレース3b側に下り曲げてストッパー6cを形成してあ
る。このストッパー6cは、前記第3図及び第4図に示し
たように、円周方向へ所定の間隔で配置されている。そ
して、アウターカラー6の肉厚部6dと径大部5aを結合す
るボルト20がロアーシャフト1bに向けて螺入されてい
る。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、ベアリングのアウタ
ーレースを、アウターカラーにカラーストッパーとスナ
ップリングで固定することなく、カラーに嵌挿固定した
ものをジャケットチューブに嵌挿固定するようにしたの
で、ベアリングのアウターレースとカラーとの間の隙間
がなくなり、ガタは消滅し、ステアリングシャフトの操
作フィーリングが向上する。また、ベアリングの装着が
確実でガタを生じ難くなる。
さらに、ベアリングのアウターレースをアウターカラ
ーの一端部に形成した薄肉部に嵌挿して固定するととも
に、該薄肉部がジャケットチューブとの間に隙間を有す
るように前記アウターカラーをジャケットチューブの端
部内周面に嵌挿して固定したから、アウターカラーをジ
ャケットチューブに嵌挿する際の圧入力がベアリングに
作用することがなく、これにより、ベアリングの回転が
重くなり、ステアリングシャフトの操作力が重くなる等
の不具合を無くすことができる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施したステアリングコラムの判断
面側面図、第2図はその要部拡大図、第3図はカラーの
側面図、第4図はその正面図、第5図は第2実施例を示
す要部断面側面図、第6図は従来例の要部断面側面図で
ある。 1……ステアリングシャフト 1b……ロアーシャフト 2……インナーカラー 3……ベアリング 4……スナップリング 5……ロアーチューブ 6……アウターカラー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトにインナーカラーを
    嵌挿するとともに、該インナーカラーにベアリングのイ
    ンナーレースを嵌挿して固定し、該ベアリングのアウタ
    ーレースをアウターカラーの一端部に形成した薄肉部に
    嵌挿して固定するとともに、該薄肉部がジャケットチュ
    ーブとの間に隙間を有するように前記アウターカラーを
    ジャケットチューブの端部内周面に嵌挿して固定したこ
    とを特徴とするステアリングコラムの軸受部構造。
JP1990069515U 1990-06-29 1990-06-29 ステアリングコラムの軸受部構造 Expired - Fee Related JP2526305Y2 (ja)

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JPS5141830U (ja) * 1974-09-21 1976-03-27
JPS612131U (ja) * 1984-06-09 1986-01-08 純治 速水 ブラシ

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JPH0426869U (ja) 1992-03-03

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