JPH0341695B2 - - Google Patents

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JPH0341695B2
JPH0341695B2 JP63294861A JP29486188A JPH0341695B2 JP H0341695 B2 JPH0341695 B2 JP H0341695B2 JP 63294861 A JP63294861 A JP 63294861A JP 29486188 A JP29486188 A JP 29486188A JP H0341695 B2 JPH0341695 B2 JP H0341695B2
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    • F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スラスト軸受に関する。さらに具体
的にいえば、本発明は、回転自在な軸または回転
自在なハウジングに取付けられる新規なスラスト
軸受組立体である。
〔従来の技術〕
自動車の変速機などのある種の機械または機械
的機器の場合、変速機内で必要なスラスト軸受に
利用できる空間は非常に限られている。自動車メ
ーカは、回転自在な軸またはハウジングに取付け
られるスラスト軸受に対して与える軸方向空間お
よび半径方向空間が限られている新しい変速機を
絶えず作つているので、変速機のメーカが軸受に
十分な案内表面を与える余地が限られている。従
つて、短い長さの案内しか必要とせず、変速機内
の貴重な空間を節約するスラスト軸受が望まし
い。変速機の組立作業者が誤つてスラスト軸受を
後ろ向きに組立てないことも重要である。また一
旦スラスト軸受を組立てると、スラスト軸受は自
動車の変速機の動作中所定の位置に留まることも
重要である。
後ろ向きに組立てできず、変速機の組立でおよ
び動作の間留まるスラスト軸受組立体が現在製作
されている。１例がアルフレツド・ピンタ
（Alfred Pinter）の「円筒形転動要素を有するス
ラスト転動軸受」という名称の1976年８月３日に
交付された米国特許第3972574号に示されている。
しかし、現在製作されるスラスト軸受組立体は、
支持部材間に十分なすき間が存在すれば、案内か
ら脱落する可能性がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従つて、本発明の目的は、軸受を案内する表面
の占める空間が小さく、作業者が誤つて軸受を後
ろ向きに組立てることなく、一旦組立てると脱落
の恐れのないスラスト軸受組立体を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
簡単に説明すると、本発明は、現状みぞが第１
の軸方向の部分を前記第１の軸方向の部分の直径
より大きい直径を有する第２の軸方向の部分から
分離しており、前記みぞの一方の環状側面が予め
定めた半径方向の長さを有し、前記みぞの他方の
環状側面が前記一方の環状側面の半径方向より長
い半径方向の長さをもつ半径方向の環状表面にな
るようになつている回転自在な部材と組合せて用
いられるスラスト軸受を含んでいる。スラスト軸
受には、転動要素と前記大径の環状半径方向表面
に沿つて半径方向に伸びる環状軌道輪とがある。
一体フランジが前記軌道輪から軸方向に伸びてい
る。少なくとも一つのたわみタブが前記フランジ
から突き出ている。
〔作用〕
スラスト軸受が前記回転自在な部材に組立てら
れるとき、前記たわみタブは、前記回転自在な部
材の環状みぞの中に伸び入つて、前記スラスト軸
受が落ちないようにする。前記スラスト軸受が前
記回転自在な部材に後ろ向きに挿入されると、前
記たわみタブは、前記第１の軸方向の部分に突き
当つてスラスト軸受をさらに押し進められないよ
うにして、スラスト軸受の回転自在な部材への後
ろ向きの組立を防止する。
〔実施例〕
本発明およびその多くの利点は以下の詳細な説
明および図面を参照することによつてさらに理解
できる。
各図面そしてさらに具体的には、第１図を参照
すると、回転自在な軸１０が環状みぞ１２を備え
ている。この環状みぞは予め定めた外径を有する
回転自在な軸の軸方向部分１４を前記部分１４の
外径より大きい外径を有する回転自在な軸の部分
１６から分離している。従つて、半径方向環状表
面１８の長さは、半径方向環状表面２０の長さよ
り長い。表面１８および２０の内側端は、みぞ１
２の底面２２によつて相互に接続されている。
スラスト軸受２４は、ころ２６のような転動要
素を備えている。ころ２６は、ころ保持器２８に
よつて保持されて円周方向に分離して保たれてい
る。図示の実施例において、このスラスト軸受は
また、１対の軸方向に分離された環状スラスト軌
道輪３０をも備え、軌道３４および３６をそれぞ
れ備えている。
一体フランジ３８が環状軌道輪３０の内径から
軸方向に伸びている。少なくとも一つのたわみタ
ブ４０が回転自在な軸１０の軸線に向つて斜め内
方へ環状軌道輪３０から軸方向に遠ざかるように
フランジから伸びている。三つの円周方向に等間
隔に離れたたわみタブ４０があるのが好ましい。
タブ４０は、環状軌道輪３０の内径から片持ちに
されている。タブ４０の下で測定された内接孔径
は、回転自在な軸１０の軸方向部分１４の直径よ
り小さい。たわみタブの構造は、軌道輪３０が環
状表面１８に面して、軌道輪３２が環状表面１８
に面していない条件でスラスト軸受２４を回転自
在な軸の部分１４に押しかぶせるとき、タブが半
径方向に外方にたわむようになつている。従つ
て、組立作業者は、スラスト軸受２４を回転自在
な軸１０に後ろ向きに組立てできない。
第２図は、回転自在な軸１０に組立てられた後
のスラスト軸受２４を示している。スラスト軸受
２４を完全に据付けるとき、たわんだタブ４０
は、みぞ１２の中に飛び込む。これは、組立中の
タブのみによる軌道輪３０の残留応力を全くなく
す。フランジ３８およびタブ４０の寸法は、スラ
スト軸受組立体の回転自在な軸に沿う軸方向運動
が妨げられるようなものである。さらに、軌道輪
３０を組立後軸の部分１４に支持することができ
る。
第１図、第２図および第３図の実施例において
は、タブ４０の自由端は、フランジ３８の自由端
４２から軸方向に間隔をおいている。第４図およ
び第５図の実施例においては、環状スラスト軌道
輪５０は、少なくとも一つそして好ましくは三つ
の円周上に等間隔に配置されたたわみタブ５２
（第５図参照）を備え、たわみタブ５２が環状フ
ランジ５４の自由端に位置している。第４図およ
び第５図の実施例の他の要素は、第１図、第２図
および第３図の他の要素と同じである。
第６図の実施例においては、回転自在な支持体
６０に環状みぞ６２が設けられている。この環状
みぞは、予め定めた内径を有する軸方向部分６４
を部分６４の内径より小さい内径をもつている軸
方向部分６６から引離している。従つて半径方向
環状表面６８は、半径方向環状表面７０の長さよ
り長い半径方向長さになつている。表面６８およ
び７０の外側端は、みぞ６２の底面７２によつて
相互に接続されている。
一体フランジ７４が環状軌道輪７６の外径から
軸方向に伸びている。少なくとも一つのたわみタ
ブ７８が回転自在な支持体６０の軸から斜め外方
に環状軌道輪７６から軸方向に遠ざかるように突
き出ている。三つの円周上に等間隔に配置された
たわみタブ７８があるのが好ましい。タブ７８
は、環状軌道輪７６の外径から片持ちされてい
る。タブ７８の上で測定される内接孔径は、回転
自在な支持体６０の軸方向部分６４の内径より大
きい。たわみタブの構造は、軌道輪７６が環状表
面６８に面しており、軌道輪８０が環状表面６８
に面していないという条件のもとにスラスト軸受
組立体を回転自在な支持体の部分６４を通り越し
て押し込むとき、タブが半径方向に内方にたわむ
ようなものである。従つて、組立作業者は、スラ
スト軸受を回転自在な支持体６０に後ろ向きに組
立てできない。さらに、軌道輪７６を組立後支持
体の部分６４に支持できる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上に説明したように構成されてい
るので、以下に記載するような効果を奏する。
短い長さの案内しか必要としないので、変速機
内の貴重な空間を節約できる。
たわみタブ突き出る向きのために、スラスト軸
受組立体を回転自在な部材に後ろ向きに挿入する
ことは不可能で、変速機組立作業者がスラスト軸
受に挿入の向きを誤ることがない。
軌道輪が案内についている環状みぞの中にぱち
んと入ることのできるようになつた独特のタブ付
軌道輪形状を用いているので、変速機の動作中に
スラスト軸受が落ちる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の好ましい実施例を示すとと
もにスラスト軸受を回転自在な軸に組立てる方法
を例示する部分断面図、第２図は、第１図と同様
であり、回転自在な軸に組立てられたスラスト軸
受を示す一部分断面の部分図、第３図は、たわみ
タブ付き一体フランジを備えている第１図および
第２図のスラスト板の一部分を示す斜視図、第４
図は、回転自在な軸に組立てられた第２のスラス
ト軸受実施例を示す一部分断面の立面図、第５図
は、特別に構成された軸方向に伸びるフランジを
備えている第４図の実施例の軌道輪の前面図、第
６図は、回転自在なハウジングに組立てられた第
３のスラスト軸受実施例を示す一部分断面の部分
図である。 １０……回転自在な軸、１２，６２……環状み
ぞ、２４……スラスト軸受組立体、２６……こ
ろ、３０，３２，５０，７６，８０……軌道輪、
３４……軌道、３８，５４，７４……フランジ、
４０，５２，７８……たわみタブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 環状みぞが第１の軸方向の部分を前記第１の
    軸方向の部分の直径より大きい直径を有する第２
    の軸方向の部分から分離しており、前記みぞの一
    方の環状側面が予め定めた半径方向の長さを有
    し、前記みぞの他方の環状側面が前記一方の環状
    側面の半径方向より長い半径方向の長さをもつ半
    径方向の環状表面になるようになつている回転自
    在な部材と、転動要素と前記直径の大きい方の半
    径方向の環状表面に沿つて半径方向に伸びる環状
    軌道輪を有するスラスト軸受と、前記軌道輪と一
    体で前記軌道輪から軸方向に伸びるフランジと、
    前記フランジから突き出て前記環状みぞの中へ伸
    び入る少なくとも一つのたわみタブとを組合せて
    なることを特徴とするスラスト軸受組立体。 ２ 等間隔に配置された三つのタブを備えること
    をさらに特徴とする請求項１に記載のスラスト軸
    受組立体。 ３ 前記たわみタブが前記フランジの自由端に置
    かれていることをさらに特徴とする請求項２に記
    載のスラスト軸受組立体。 ４ 前記たわみタブの自由端が前記フランジの自
    由端から軸方向に間隔をあけていることをさらに
    特徴とする請求項２に記載のスラスト軸受組立
    体。 ５ 前記タブ付きフランジの寸法がスラスト軸受
    組立体の前記回転自在な部材に沿つた軸方向の運
    動を抑えるようなものであることをさらに特徴と
    する請求項３に記載のスラスト軸受組立体。 ６ 前記回転自在な部材が回転自在な軸であり、
    前記フランジが前記軌道輪の内径から軸方向に伸
    びており、前記たわみタブが前記回転自在な軸の
    軸線の方へ内方にかつ前記環状軌道輪から軸方向
    に遠ざかるように突き出ていることをさらに特徴
    とする請求項５に記載のスラスト軸受組立体。 ７ 前記回転自在な部材が回転自在なハウジング
    であり、前記フランジが前記軌道輪の外径から軸
    方向に伸びており、前記たわみタブが前記回転自
    在なハウジングの軸線から外方にかつ前記環状軌
    道輪から軸方向に遠ざかるように突き出ているこ
    とをさらに特徴とする請求項５に記載のスラスト
    軸受組立体。
JP63294861A 1987-12-28 1988-11-24 スラスト軸受組立体 Granted JPH01234617A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US138180 1971-04-28
US07/138,180 US4783183A (en) 1987-12-28 1987-12-28 Thrust bearing assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01234617A JPH01234617A (ja) 1989-09-19
JPH0341695B2 true JPH0341695B2 (ja) 1991-06-24

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ID=22480837

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DE (1) DE3840957C3 (ja)
FR (1) FR2625271B1 (ja)

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