JPH0341510A - 座標入力装置用タブレット - Google Patents

座標入力装置用タブレット

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JPH0341510A
JPH0341510A JP1176692A JP17669289A JPH0341510A JP H0341510 A JPH0341510 A JP H0341510A JP 1176692 A JP1176692 A JP 1176692A JP 17669289 A JP17669289 A JP 17669289A JP H0341510 A JPH0341510 A JP H0341510A
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東 村上
Kazuo Aoki
一男 青木
Ryuichi Yamane
龍一 山根
Yoichi Tsuchida
土田 洋一
Teruyoshi Hagiwara
萩原 照善
Yoshinobu Makino
牧野 好伸
Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二次元座標入力装置に関し、特にX方向及びY
方向に直交配列されたループコイル昨か埋設されたタブ
レットの構造に関する。
〔従来の技術〕
第7図は従来のタブレットのX方向及びY方向に直交配
列されたループコイル群の詳細な構成図である。個々の
ループコイルは互いに平行に延びる一対の線状電極から
なり、一対の線状電極はそれらの一端において電気的に
接続されておりループを構成するとともに、雌端部は外
部の駆動回路に接続される様になっている。従来これら
のループコイル群はフォトリソグラフィー及びエツチン
グ技術を用いて一体の回路基板上に形成されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら従来のタブレットにおいてはループコイル
群がフォトリソグラフィー及びエツチングにより形成さ
れた一体の回路基板により構成されている為、製造上の
理由からタブレットの平面寸広に限界があり、最大でも
AOまたはBOのサイズのものしか製造できなかった。
近年画像処理技術の高度な発展により実寸法人の図形等
を直接入力し処理する事のできる二次元座標入力装置の
要求が益々高まってきている。しかしながら従来の座標
人力装置においては、構造上及び製造上の理由からタブ
レットを大型化する事ができず市場の要求に十分応える
11fができなかった。
加えてタブレットの電極と外部駆動回路の電気的接続、
及びタブレット内における電極の相互接続は半田付は等
の手仕事により行われていた為極めて作業能率が悪く製
造工程上も問題となっていた。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は従来技術の上記問題点に鑑みなされたものであ
り、タブレットの大型化を目的とし、併わせで効率的に
製造のできる改良されたタブレットの構造を提供する事
を目的とする。
上記目的を達成する為、本発明によれば、改良されたタ
ブレットは容易に組立可能な複数の部分から構成されて
いる。第1図は本発明に係るタブレットの分解平面図で
あり組立前の状態を示している。図面の簡略化の為、第
1図は一方向に延びるループコイル群のみを示している
が、これと直交するループコイル群は平面的に見て重ね
られた状態で配置される。タブレット内のうちX方向に
延びるループコイル群は組立可能な3つの部分すなわち
平面センサ11、配線基板14及び平面コネクタ17か
ら構成される。図示しないY方向ループコイル群もX方
向ループコイル群と同一の構造を有し組立てた後ループ
コイル群が互いに直交する様に平面的に重ねられる。平
面センサ11は所定の間隔で平行配列された線状電極膜
群i2が形成されている口■撓性平面基材13からなる
。iiJ撓性撓曲平面基材13面に形成された線状電極
膜12は保護膜によって覆われているが、両端部のみは
電気接続をとる為露出している。
配線基板i4の裏面には点線で示す様に所定の間隔で配
列された電極端子群15が形成されている。
配線基板i4の下端部と平面センサ11の上端部を重ね
合わせ接着する事により電極端子群15は電気的且つ個
別的に線状電極膜群12に対面接続される。
配線基板14の表面には実線で示す様に電極バタン1B
が形成されている。図示する様に、電極バタン16はス
ルーホールを介して選択的に一対の電極端子間を電気的
に接続しており、選択的に一対の線状電極膜12をそれ
らの一端部で直列接続する事によリーターンのループコ
イルを構成する。
平面コネクタ17の裏面及び表面には配線パタンが形成
されており、平面コネクタ17の上端と平面センサ11
の下端を互いに重ね合わせて電気的に接続する事により
、ループコイル群は外部の電磁駆動回路に導かれる。
〔作  用〕
本発明によればX方向ループコイル群及びY方向ループ
コイル群を構成する部月の各々は中央部の平面センサH
とその両端部に配置される配線基板14及び平面コネク
タ17とから組立てられる。平面センサ11は可撓性平
面基材13からなり、組立前においてはあらかじめロー
ル状に巻き取られている。従って線状電極膜12の長手
方向に沿った寸法には実質上何ら制限はなく、所望の仕
様に応じて適宜裁断する事ができる。また長尺状の可撓
性平面基材13を横方向に複数枚連ねる事により所望の
寸法の平面センサ11を得る事ができる。さらに平面セ
ンサ11の上端部に接続される配線基板14は構造的に
大面積を要しないので従来のガラスエポキシ等からなる
剛性のプリント配線基板を用いる事ができる。同様にし
て平面センサ11の下端部に接続される平面コネクタ1
7も従来のプリント配線基板もしくはフレキシブルプリ
ント配線板を用いる事ができる。特にフレキシブルプリ
ント配線板を用いれば外部電磁駆動回路との接続に自由
度が増す。
〔実 施 例〕
以下添付図面に従って本発明の好適な実施例を詳細に説
明する。併わせで本発明に係るタブレットを用いた二次
元座標人力装置の構成及び動作も説明する。
第2図A乃至第2図Gは本発明に係るタブレットの第1
の実施例を示す。第2図Aは平面センサ11の製造工程
を示す部分横断面図である。+g而面ンサ11は上側の
可撓性・14面基材131と下側の可撓性平面基材13
2とからなる積層構造を有する。
これら可撓性平面基材は例えば100血の厚みをHする
ポリイミドフィルム又はPETフィルムから構成されて
いる。上側可撓性平面基材131の一平面には所定の間
隔を有して配列された線状電極膜片群121が形成され
ている。線状電極膜片群121は可撓性平面基材131
の全面に亘って15血の厚みで金属アルミニウムを真空
蒸着した後選択的にエツチングして得られる。同様にし
て下側の可撓性平面基材132の一平面にも同一の形状
にパタニングされた線状電極膜片群122が形成されて
いる。両線状電極膜片群121及び122は整列対向配
置され両者の間に異方性導電接着膜が介在している。異
方性導電接着膜18は熱硬化性の樹脂の中に直径20m
〜37血の溶融金属粒子が分散している組成を有する。
この様に重ね合わされた状態で加熱下、積層構造の上下
から一対のローラで圧力を加え上下の可撓性平面基材1
31及び132を貼り合わせる。
第2図Bは上記の様にして製造された平面センサの積層
構造を示す部分横断面図である。加熱下溶融した異方性
導電接着膜18は熱変形し上下の平面基材間に充填され
熱硬化して上゛下平面基材131及び132を互いに接
合する。この際上下に対向する線状電極膜片12+及び
122はその間に介在する溶融金属粒子181によって
電気的に接続される。
電気的に接続された一対の線状電極膜片が1本の線状電
極膜12を構成する。この様に異方性導電接着膜18は
その膜方向にのみ導電性を有し平面方向には実質的に電
気絶縁性を備えている。
第2図Cは平面センサ11の上端部と配線基板14の下
端部との接着工程を示す部分横断面図である。
平面センサ11の上端部においては部分的に下側可撓性
平面基材132が除かれており、上側の可撓性平面基材
131に形成された線状電極膜片群121が露出してい
る。一方配線基板14の下端部には電極端子群15が形
成されている。線状電極膜片群121の配列間隔は電極
端子群15の配列間隔と一致しており、両者は個別的に
且つ対面的に配置する°1イがn■能である。両者の間
には異方性導電接着膜18が介在している。この状態で
ホットプレスにより上下から熱及び圧力を加え可撓性平
面基材131と配線基板14を圧着する。
第2図りは上述した工程により圧着された平面センサ1
1と配線基板14の接続横進を示す部分横断面図である
。図示する様に線状電極膜片群121と電極端子群15
は1対1の関係で互いに電気的に接続される。なお、配
線基板14は通常のガラスエポキシ材料からなり電極端
子群15は配線基板に貼り合わされた銅の薄膜を選択的
にエツチングする事により形成される。また本火施例に
おいては線状電極膜片群の端部と電極端子群は異方性導
電接着材により接合されているが、これに限られるもの
ではない。例えば対向する電極膜の両面またはハ面に半
田被覆を形威し熱を加えて接着しても良い。
第2図Eは平面センサ11と配線基板14の接続構造を
示す部分縦断面図である。第2図りの横断面図が線状電
極膜の方向に沿って切断されているのに対して第2図E
の縦断面図は線状電極膜に直交する方向に切断されてい
る。図示する様に下側の可撓性平面基材132は端部に
おいて部分的に切り取られており、上側の可撓性平面基
材131に形成されている線状電極片121が露出して
いる。この露出している線状電極膜片121に対して電
極端子15が対面配置されている。この様に本発明によ
れば平面センサUの露出した端部に配線基板14を位置
決めして配置し加熱及び加圧工程により簡+1tに電極
接続を行う事が可能である。
第2図Fは平面センサ11と平面コネクタ17の接続構
造を示す部分縦断面図である。平面センサ11はその他
端部においても下側の可撓性平面基材132が部分的に
切り取られており上側の可撓性平面基材131に形成さ
れた線状電極膜片群121の端部が露出している。この
露出した平面センサItの端部に対して平面コネクタ1
7か接着される。この接着は同様にして異方性導電接着
膜を用いて行われる。平面コネクタ17は通常のプリン
ト配線基板171及びこれと接続するフレキシブルプリ
ント配線基板172により構成されている。この様に通
常の剛性のあるプリント基板171を介してフレキシブ
ルプリント基板172により外部回路との接続をとる様
にすれば接続の自由度が向上する。
第2図Gは上記に説明した様に組立てられたタブレット
の平面図である。但しX方向のループコイル群を構成す
る部材のみを示し、Y方向のループコイル群を構成する
部材は省略されている。本実施例においては横方向のタ
ブレット寸法幅を大きくとる為、2枚の可撓性平面基材
13を並列に並べて平面センサ11を構成している。平
面センサ11の上端部は共通の配線基板14に熱圧着さ
れており個々のループコイルが形成される。また平面セ
ンサ11の下端部は平面コネクタを構成するプリント配
線基板171に熱圧着されている。またプリント配線基
板171には複数のフレキシブルプリント板172が接
続しており、このフレキシブルプリント板172はマル
チプレクサ等からなるX方向ループコイル群選択回路3
03xに接続している。選択回路303xはタブレット
11から分離した他のプリント基板上に搭載されている
。この様に本発明によれば、平面センサ11を構成する
可撓性平面基材13はもともとロール状に巻かれおり長
手方向の寸法は自由に設定できる。加えて平面センサ1
1の幅寸法も=J撓性牢而面材を複数4列に並べる事に
よりいくらでも大きくとる事が可能である。さらに平面
センサ11と配線基板!4及び平面センサ11と平面コ
ネクタ17は熱圧着により極めて簡単に接続する事が可
能である。
第2図Hは第2図Gに示す基本的なタブレット部材を組
込んだタブレットブロックの断面図である。図示する様
に、X方向のループコイル群を有するタブレット部材と
Y方向のループコイル群を有するタブレット部材を重ね
てタブレットブロックの箱体101に収納する。タブレ
ット部材1と箱体101の間には下側補強板102とハ
ニカム材料板!03が挿入されている。またタブレット
部材1の上面には上側補強板!04が載置されておりそ
の上には天板105が配置されている。
第2図1は第2図Hに示すタブレットブロックの要部の
分解斜視図である。X方向のループコイル群を有するタ
ブレット部材1の下面には下側補強板102が配置され
ている。この下側補強板102は例えばベニヤの板から
構成される。また図示しないがX方向のループコイル群
を有するタブレット部材1の上面にはY方向のループコ
イル群を有する他のタブレット部材1が重ねられている
。X方向のループコイル群とY方向のループコイル群は
互いに直交する様に配置されている。さらに図示しない
Y方向ループコイル群を有するタブレット部材1の上面
には上側補強部材104が搭載されている。この上側補
強部材104は例えば非金属の板から構成されておりタ
ブレット部材表面の僅かな門門を取除く為に用いられる
第3図A及び第3図Bは本発明に係るタブレットの他の
実施例を示す。第3図Aは他の実施例に係る平面センサ
を示す部分横断面図である。この平面センサは線状電極
膜群12を接着層133及び134を介して上下から挟
持する一対の可撓性平面基材131及び132から構成
されている。上下一対の可撓性平面基材131及び13
2は例えば膜厚25Mを有するポリイミドフィルムもし
くはポリエチレンテレフタレートフィルムからなる。ま
た線状電極膜群12は上下いずれかの可撓性平面基材に
接着層を介して貼られたアルミニウム薄膜をエツチング
により線状にパタニングして得られる。この様にして形
成された線状電極膜群を覆う様に他の可撓性平面基材が
接着層を介して圧着される。
本実施例においては平面センサ11はラミネート構造を
有し極めて薄い膜厚を有している。可撓性平面基材の材
質を透明なプラスチックフィルムとする事により透視可
能な平面センサが可能となり実用上の価値が高まる。す
なわち透蜆型の平面センサを用いれば、入力すべき図形
の表面にタブレットを重ねてその上からスタイラスペン
により図形の座標位置を指定する事ができるからである
第3図Bは第3図Aに示す平面センサの端部と配線基板
端部の接着工程を示す部分横断面図である。図示する様
に平面センサ11の端部において下側の可撓性平面基材
132は部分的に除かれており線状電極膜群12の端部
が露出している。この露出している線状電極膜群12に
対向して電極端子群15が対向配置される。線状電極膜
群12と電極端子群15の間には只方性導電接着膜18
が押入されている。
この状態でホットプレスにより上下から熱及び圧力を加
え平面センサ11と配線基板14を熱圧着するのである
最後に第4図乃至第6図を参照して本発明に係るタブレ
ットを用いた二次元座標人力装置の構成及び動作を説明
する。
第4図はスタイラスペン2(以下、単にペンと弥す)の
詳細な構造を示す断面図で、合成樹脂等の非金属素材か
らなるペン軸21の内部にその先端寄りから、ボールペ
ン等の芯体22と、該芯体22を摺動自在に収容し得る
透孔を備えたフェライトコア23、コイルバネ24、ス
イッチ2511フエライトコア23の周囲に巻回された
コイル252、コンデンサ253及び254からなる同
調回路25とが一体的に組合されて内蔵され、その後端
にはキャップ2Bが取付けられてなっている。
前記コイル252とコンデンサ253は昂5図にも示す
様に互いに直列に接続され、周知の共振回路を構成して
おり、コイル252及びコンデンサ253のパラメータ
L及びCは所定の周波数f。
において、電圧と電流の位相が同相で」(振(同調)す
る値に設定されている。すなわちfO−17(2π模万
を満す様に設定されている。また、コンデンサ254は
スイッチ251を介してコンデンサ253の両端に並列
に接続されており、スイッチ251がオンとなった時、
前述した共振回路における電流の位相を遅らせ、後述す
る受信信号の位相を所定角度遅らせる作用を行う。なお
、スイッチ251はペン軸21を手等で保持し、芯体2
2の先端を、例えばタブレット1の上面に押付ける事に
よってペン軸21内に押込むと、その後端によりコイル
バネ24を介して押圧され、オンとなる如くなっている
第5図は同調回路25とともに位置検出回路3の詳細を
示すブロック図である。同図において、301は制御回
路、302は信号発生回路、303x及び303yはX
方向及びY方向の選択回路である。また、304X、 
304yは送受切替回路、305はXY切替回路、30
Bは受信タイミング切替回路である。また、307は帯
域フィルタ(B P F)であり、これは信号検出機能
を有する。また、308は検波器、309は低域フィル
タ(L P F)であり、これらは後述する制御回路3
01を含めて座標読み取り機能を有する。また、310
及び311は位相検波器(PSD)、 312及び31
3は低域フィルタ(L P F)であり、これらは後述
する制御回路30(を含めてスイッチのオン・オフ識別
機能を有する。また、314x及び314yは駆動回路
、315x及びatsyは増幅器である。
次に前記装置の動作をその構成とともに説明するが、ま
ず、タブレット1とペン2との間で位置検出の為の電磁
波が送受信される動作並びにこの隙間られる信号につい
て、第6図に従って説明する。
前記制御回路301は周知のマイクロブロセ・ソサ等よ
り構成され、信号発生回路302を制御するとともに、
選択回路303x及び303yを介してタブレット1の
各ループコイルの選択を制御し、また、XY切替回路3
05及び受信タイミング切替回路306に対して座標検
出方向X及びYの切替を制御し、さらにまた、低域フィ
ルタ309 、312 、313からの出力値をアナロ
グ・ディジタル(A/D)変換し、後述する演算処理を
実行してペン2により指定された位置の座標値を算出し
、さらにそのスイッチの状態を識別し、これらを図示し
ないホストコンピュータ等の上位装置に送出する。
選択回路303Xは前記X方向のループコイル群に含ま
れるループコイルを順次選択するものであり、また、選
択回路303yは前記Y方向のループコイル群に含まれ
るループコイルを順次選択するものであり、それぞれ制
御回路301からの制御情報に基づいて動作する。
送受切替回路304xは前・記選択されたX方向のルー
プコイルを駆動回路314x並びに増幅器315Xに時
分割的に交互に接続するものであり、また、送受切替回
路304yは前記選択されたY方向のループコイルを駆
動回路314y並びに増幅器315yに時分割的に交互
に接続するものであり、これらは後述する送受切替信号
に従って動作する。
信号発生回路302は所定の周波数fo、例えば500
kllzの矩形波信号A、該矩形波信号Aの位相を所定
角度遅らせた信号A’  (図示せず)、所定の周波数
fk、例えば15.025kHzの送受切替信号B及び
受信タイミング信号Cを発生する。前記矩形波信号Aは
位相検波器310に送出されるとともに図示しない低域
フィルタにより正弦波信号に変換されXY切替回路30
5を介して駆動回路314x又は314yのいずれか一
方に送出される。また、矩形波信号A′は位相検波器3
11に送出され、送受切替f!号Bは送受切替回路30
4x及び304yに送出され、さらに受信タイミング信
号Cは受信タイミング切替回路306に送出される。
今、制御回路301よりX方向のループコイル群の掃引
を選択する制御情報がXY切替回路305及び受信タイ
ミング切替回路30Bに入力されているとすると、前記
正弦波信号は駆動回路314xに送出され平衡信号に変
換され、さらに送受切替回路304xに送出される。該
送受切替回路304xは送受切替信号Bに基づいて駆動
回路314x及び増幅器315xを周期T毎に交互に選
択する為、送受切替回路304xより選択回路303x
に出力される信号は峙間T (−1/2 f k、ここ
では32 μ5ec)毎に500kHzの信号を出した
り出さなかったりする信号りとなる。
前記信号りは選択回路303xを介してタブレット1の
X方向の選択されたループコイルに送出され、該ループ
コイルは前記信号りに基づく電磁波を発生する。
この際、タブレット1上にてペン2が略直立状態、すな
わち使用状態に保持されていると、前記信号りに基づく
電磁波はペン2のコイル252を励振上、その同調回路
25に信号りに同期した誘導電圧Eを発生させる。
その後、信号りにおいて信号無しの期間、すなわち受信
期間に入ると選択されていたループコイルは増幅器31
5x側に切替えられる。該ループコイルより発生した電
磁波は直ちに消滅するが、前記誘導電圧Eは同調回路2
5内の損失に応じて徐々に減衰する。
一方、前記誘導電圧Eに基づいて同調回路25を流れる
電流はコイル252を励起し電磁波を発信させる。該共
振電磁波は増幅器315xに接続されたループコイルを
逆に励振する為、該ループコイルにはコイル252から
発した電磁波による誘導電圧が発生する。該誘導電圧は
受信期間の間のみ送受切替回路304xより増幅器31
5xに送出され増幅されて受信信号Fとなり、さらに受
信タイミング切替回路306に送出される。
受信タイミング切替回路30BにはX方向又はY方向の
選択制御情報のいずれか一方、ここではX方向の選択制
御情報と、実質的に送受切替信号Bの反転信号である受
信タイミング信号Cとが人力されており、該信号Cがハ
イ(H)レベルの期間は受信信号Fを受は入れ、ロー(
L)レベルの期間は何も受は入れない為、その出力には
信号G(実質的に受信信号Fと間−)が得られる。
前記信号Gは帯域フィルタ307に送出されるが、該帯
域フィルタ307は周波数foを固Hの振動数とするセ
ラミックフィルタであり、前記信号G中の周波数fo酸
成分エネルギーに応じた振幅りを存する信号H(厳密に
は、数個の信号Gが帯域フィルタ307に入力され収束
した状態において)を検波器308及び位相検波器31
0 、311に送出する。
前記検波器308に入力された信号Hは検波・整流され
、信号Iとされた後、遮断周波数の充分低い低域フィル
タ309にて前記振幅りのほぼ1/2に対応する電圧値
、例えばVXを有する直流信号Jに変換され、制御回路
301に送出される。
前記信号Jの電正値Vxはペン2と選択されたループコ
イルとの間の距離に依存した値、ここではほぼ距離の4
乗に反比例した値を示し、ループコイル群が順次選択的
に切替えられると変化する為、制御回路301において
、各ループコイル毎に得られる電圧値VXをディジタル
値に変換し、これらの値に演算処理を実行する事により
、ペン2により指定されたX方向の入力位置の座標値が
算出される。なお、ペン2によるY方向の指定位置の座
標値についても同様にして算出される。
また一方、位相検波器310には前記矩形波信号Aが検
波信号として入力されており、この時、スイッチ251
がオフであって、信号Hの位相か矩形波信号Aの位相と
ほぼ一致しているとすると、ちょうど信号Hを正側に反
転した信号(実質的に信号Iと同一)を出力する。この
信号は前記同様の低域フィルタ312にて振幅りのほぼ
1/2に対応する電圧値を有する直流信号(実質的に信
号Jと同一)に変換され、制御回路301に送出される
また、位相検波器311には矩形波信号A′か検波信号
として人力されているが、前述した様にスイッチ251
がオフであって、信号Hの位相が矩形波信号A′の位相
に対して所定角度進んでいるとすると、正側及び負側に
成分を有する信号を出力する。この信号は前記同様の低
域フィルタ313にて直流信号に変換され制御回路30
1に送出されるが、位相検波器311の出力信号は正側
及び負側に成分を有する為、低域フィルタ313の出力
の電圧値は低域フィルタ312の出力の電圧値に比べて
かなり小さい値となる。
ここで、ペン2のスイッチ251がオンになると、同調
回路25を流れる電流の位相は誘導電圧Eに対して遅れ
、受信信号Fの位相も所定角度遅れる。
すなわち矩形波信号A′の位相とほぼ一致する事になる
。従って、この時の帯域フィルタ307の出力Hは位相
検波器310によって正側及び負側に成分を有する信号
とされ、低域フィルタ312の出力は前述したスイッチ
251がオフの場合の低域フィルタ313の出力とほぼ
同じ電圧値となるが、位ta検波器311によって正側
に反転した信号とされ、低域フィルタ313の出力は前
記同様、振幅りのほぼl/2に対応する所定の電圧値を
有する直流信号となる。
この様にスイッチ251がオフの場合は低域フィルタ3
12の出力に所定の電圧値が得られ、また、スイッチ2
51がオンであれば低域フィルタ313の出力に所定の
電圧値が得られるハ、制御回路301において、低域フ
ィルタ312及び313の出力値を監視する事により、
スイッチ251がオフであるか又はオンであるかを識別
する事ができる。なお、ここで識別されたスイッチ25
1のオン(又はオフ)の状態を示す入力情報は、ペン2
による指定位置の血標値のうちで支隊に読み取るべき値
を指定する情報等として使用される。
なお、本実施例においては、各ループコイルは一対の線
状電極膜の直列接続からなり、ターン数は1であるが、
感度を上げる為に、各ループコイルを複数ターンで構成
しても良い。
又、本発明に係るタブレットを用いた上述の二次元座標
人力装置は、本発明に係るタブレットを利用した一例に
すぎず、従来のいわゆる電磁誘導方式の座標人力装置に
も利用できる事は明らかである。
〔発明の効果〕
上述した様に本発明によれば、ループコイル群を有する
タブレット部材は、lセンサ、配線基板及び平面コネク
タの3部材から構成されており組立可能となっている。
平面センサは線状電極膜群が形成された可撓性の平面基
材から構成されており、この可撓性平面基材はロールか
ら所望の長手寸法性だけ切出して用いる事ができるので
大型のタブレット部材を製造する事ができる。またこの
可撓性平面基材を輻方向に並列に複数本並べる事により
横方向の寸法も所望により適宜設定する事ができる。従
って本発明に係るタブレット部材は従来の様に寸法的な
限界は無く市場の要求に応じていくらでも大型のタブレ
ットを構成する事が可能であるという効果がある。加え
て平面センサと配線基板の接続及び平面センサと平面コ
ネクタの接続は異方性導電接着膜を用いて熱圧着により
極めて容易に行う事ができるので製造コストの低減が図
れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はタブレット部材の分解平面図、第2図Aはタブ
レット部材の主要構成要素である平面センサの製造工程
を示す部分横断面図、第2図Bは平面センサの積層構造
を示す部分横断面図、第2図Cは平面センサ端部と配線
基板端部の接着工程を示す部分横断面図、第2図りは平
面センサと配線基板の接着構造を示す部分横断面図、第
2図Eは平面センサと配線基板の接続構造を示す部分縦
断面図、第2図Fは平面センサと平面コネクタの接続構
造を示す部分縦断面図、第2図Gはタブレット部材の平
面図、第2図Hはタブレットブロックの断面図、第2図
Iはタブレットブロック要部の分解斜視図、第3図Aは
平面センサの他の実施例を示す部分横断面図、第3図B
は他の実施例に係る平面センサの端部と配線基板端部の
接着工程を示す部分横断面図、第4図は本発明に係るタ
ブレットに座標を人力する為のスタイラスペンの断面図
、第5図はスタイラスペンの向調回路及び位置検出回路
の詳細なブロック図、第6図は第5図に示す回路の動作
を説明する為の信号波形図、及び第7図はループコイル
群の構成図である。 1・・・タブレット、11・・・平面センサ、12・・
・線状電極膜、    13・・・可撓性平面基材、1
4・・・配線基板、     15・・・電極端子、1
6・・・電極バタン、17・・・平面コネクタ、18・
・・異方性導電接着膜。 出 願 人  株式会社  ワ コ ム千面センサの製
造工程を示す部分横断面図第2図A 第2図B 平面センサ端部と配線基板端部の接着工程を示す部分横
断面図第2図C 平面センサと配線基板の接着構造を示す部分横断面図第
2図り 第2図E 第2図F 03X タブレットの平面図 第2図6 第2図目 第2図■ 平面センサの他の実施例を示で部分横断面図第3図A 1 平面センサの端部と配線基板端部の接着工程を示す部分
横断面図第3図B ヌタイラスペ7の断面図 第4図 ループコイル群の詳細々構成国 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の間隔で平行配列された第一の線状電極膜群が
    形成されている可撓性平面基材からなる第一の平面セン
    サと、 所定の間隔で平行配列された第二の線状電極膜群が形成
    されている可撓性平面基材からなり、第一の線状電極膜
    群に対して第二の線状電極膜群が平面的に見て直交する
    様に重ねられた第二の平面センサと、 上記線状電極膜群の一端部に対して電気的且つ個別的に
    対面接続可能な様に配列された電極端子群が形成されて
    おり、且つ選択的に一対の電極端子間を電気的に接続し
    ている電極パタンが形成されており、選択的に一対の線
    状電極膜を一端部で直列接続する事によりループコイル
    の群を構成する為の配線基板と、 上記線状電極膜群の他端部に電気的に接続され、ループ
    コイル群を外部駆動回路に導く為の平面コネクタとから
    なる座標入力装置用タブレット。 2、上記各平面センサは、上側の可撓性平面基材と、こ
    の基材の一平面に形成された線状電極膜片群と、下側の
    可撓性平面基材と、この基材の一平面に形成された他の
    線状電極膜片群と、両線状電極膜片群を導通的且つ対面
    的に接着する為の導電接着層とからなる請求項1に記載
    のタブレット。 3、上記各平面センサは、該線状電極膜群を接着層を介
    して上下から挟持する一対の可撓性平面基材からなる請
    求項1に記載のタブレット。 4、配線基板に設けられた電極端子群は、膜方向にのみ
    導電性を有する異方性導電接着膜を介して可撓性平面基
    材に設けられた線状電極膜群の一端部に接着されている
    請求項1に記載のタブレット。 5、上記平面コネクタはフレキシブルプリント配線板を
    含む請求項1に記載のタブレット。 6、上記平面コネクタは該ループコイル群を時分割的に
    掃引し電磁波の送信及び受信を行う外部電磁駆動回路に
    接続可能である請求項1に記載のタブレット。
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