JPH0341284A - 埋設管除去工法およびそのための除去構造 - Google Patents

埋設管除去工法およびそのための除去構造

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JPH0341284A
JPH0341284A JP1175360A JP17536089A JPH0341284A JP H0341284 A JPH0341284 A JP H0341284A JP 1175360 A JP1175360 A JP 1175360A JP 17536089 A JP17536089 A JP 17536089A JP H0341284 A JPH0341284 A JP H0341284A
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JP
Japan
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buried pipe
pipe
pit
reinforcing material
buried
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Application number
JP1175360A
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English (en)
Inventor
Tadao Otsuka
大塚 忠夫
Hiromoto Horie
堀江 博元
Mitsuhiro Fujikawa
冨士川 満博
Koichiro Nishi
耕一郎 西
Shigenori Shinohara
篠原 成典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KINKI TSUSHIN KENSETSU KK
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
KINKI TSUSHIN KENSETSU KK
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は埋設管除去工法およびそのための除去構造に係
り、詳しくは、地中に埋設される配管などを、埋設個所
の表土を掘り起こすことなく、埋設管の端部の位置に形
成されたピット内に引き出し、引き出された既設管を破
砕切断処理する埋設管除去工法とそのための除去構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
地中には、生活用水・ガス・電気に関連する配管や通信
ケーブル用の保護管が埋設される一方で、道路の整備も
進められる。そのような場合、上記の保護管はしばしば
道路を横切ったり、それに沿って埋設される。埋設管は
例えば長さ約3mの鋳鉄管であったり陶管であったりす
るが、いずれにしても両端の開口部が他の管と接続され
て連続した密閉空間を形成する。
このような埋設管を地中で長期にわたって使用すると老
朽化するので、その既設管を引き出して空間を埋め戻し
たり、必要に応じて新しい管に置き換えたりする必要が
ある。その場合、車などの通行にさほど支障をきたさな
いところで、既設連設管の位置する個所に小さなピット
が間隔をおいて二個所形成され、そのピット間の既設管
を一方のピットに引き出すようにしている。
その既設管の取り出しの一例として、特開昭55996
1号公報に記載された管路連続引替え装置がある。この
装置によれば、路上からの掘削をせずに、老朽化した陶
管などの保形を図りながら、その埋設管を撤去し、また
、新管を埋設することが可能となる。すなわち、スペー
サ兼用アンカの突設された牽引ロッドを連結して長いも
のとしながら、引出側ピットから埋設管の中へ対向ピッ
トまで挿通する。そして、埋設管の両端部にコンクリー
ト流出防止用つば止めを取り付け、牽引ロッドの周囲に
コンクリートを供給し、埋設管の内部に充填している。
このコンクリートが固化すると、壊れやすくなった埋設
管が補強され、さらに、埋設管とアンカ付き牽引ロッド
との一体化も図られる。引出側ピット内のセンターホー
ルジヤツキで牽引ロンドを牽引しながら埋設管を引き出
し、押込側ピットから新管を押込ジヤツキで押し込む。
−本の新管が押し込まれると押込ジヤツキが取り外され
、新管を接続して同様の作業が繰り返され、埋設管の撤
去と新管の敷設がなされる。なお、新管を埋設しない場
合には埋設管が引き出された後の空間に上が埋め戻され
る。
〔発明が解決しようとする課題] ところで、上述の埋設管引出作業にあっては、引出側ピ
ット内のセンターホールジヤツキで既設管路を牽引し、
新管を押込側ピットにおける押込ジヤツキで押し込んで
いる。しかし、通常、長期間にわたって地中に埋設され
ているので、埋設管の表面に密着している表土の摩擦抵
抗が極めて大きくなっている。その埋設管に加えられる
静的な引出力や押圧力のみでは、表土から埋設管を離脱
させることが困難である問題がある。
それを解決するため、ジヤツキによる静的な牽引力に加
えて、埋設管の後端から衝撃力を付加することが望まし
い。しかし、その衝撃力によって老朽化した埋設管が崩
れ、以後衝撃力を作用させることができなくなるといっ
た問題が生じる。さらには、衝撃式推進機による衝撃力
を埋設管に作用させた後、内蔵された衝撃子の復動で推
進機本体が後退し、次の衝撃力が弱められるといった欠
点がある。
本発明は上述の問題を解決するためになされたもので、
その目的は、地中の埋設管を引き出す場合、ジヤツキに
よる静的な牽引力に衝撃力を有効に加えることを可能に
し、埋設管と表土との剥離を容易にさせ、埋設管を崩壊
させることなく引き出すことができる埋設管除去工法お
よびそのための除去構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の埋設管除去工法は、地中2に埋め込まれている
既設の埋設管3を、その前後端3a、3bの位置に形成
されたピット4.5の一方へ引き出し、埋設管3を地中
より順次除去する工法に適用される。
その特徴とするところは、第1図に示すように、ピット
4.5内で継手部材11を用いて鋼棒lOを順次接続し
て、その接続された鋼棒lOを埋設管3内に挿入し、 その接続された長尺な鋼棒lOが縦通ずる埋設管3の基
端部3にへ、コーン体15の先端部に形成した突出部材
14を挿入してコーン体15を埋設管3に装着し、 その突出部材14と埋設管3との間に、第一接着補強材
17を供給し、 その供給された第一接着補強材17が固化した後、埋設
管3内に第一接着補強材17より接着強度の低い第二接
着補強材12を供給し、その供給された第二接着補強材
12が固化した後、鋼棒10を介して埋設管3と第一接
着補強材17および第二接着補強材12とを一体にして
、一方のピット4に設置されたジヤツキ手段9の作動と
、他方のピット5から進入しコーン体15に取り付けら
れた衝撃式推進機16の作動とで、−方のピット4へ埋
設管3を引き出すようにしたことである。
また、埋設管除去構造の発明にあっては、ピット4,5
内で継手部材11を用いて順次接続して埋設管3内に挿
入された鋼棒10と、その鋼棒10を介して埋設管3を
引き出すために、ピット4.5の一方に設けられたジヤ
ツキ手段9と、 接続された鋼棒10と埋設管3とを一体化するため充填
された第二接着補強材12と、他方のピット5の埋設管
3の基端部に装着されたコーン体15と、 そのコーン体15に取り付けられ、埋設管3に衝撃力を
与えて一方のピット4へ埋設管3を押動させる衝撃式推
進機16と、 上記コーン体15の先端部に一体化され、埋設管3の基
端部3Kに挿入される突出部材14と、その突出部材1
4と埋設管3との間に充填され、埋設管3の基端部3に
での接着強度を増大させるため、第二接着補強材12よ
りも接着強度の高い第一接着補強材17とを備えること
である。
[発明の効果〕 本発明によれば、埋設管の引出時には、埋設管全体にジ
ヤツキ手段による静的な牽引力が、埋設管内に挿入され
た鋼棒と、埋設管内に充填された第二接着補強材を介し
て埋設管全体に伝達させることができる。同時に、衝撃
式推進機からの衝撃力が、コーン体と第一接着補強材と
を介して、固化した第二接着補強材や埋設管を弱化させ
ることなく、埋設管に伝達される。その結果、長期間に
わたって地中に埋設されることによる周囲表土との密着
が強くなっていても、衝撃力の作用で埋設管の離反が促
進され、静的な牽引力と動的な衝撃力とで、埋設管を一
方のピットへ容易に引き出すことができる。また、突出
部材と第一接着補強材による埋設管の一体化で、衝撃式
推進機による衝撃力を与えた後の反力に起因するコーン
体の埋設管からの離反がなく、常に同じ大きさの衝撃力
を引出作動中維持させることができる効果がある。
〔実 施 例] 以下、本発明の埋設管除去工法が適用される埋設管除去
装置を、その実施例に基づいて詳細に説明する。第1図
に示すように、地中2に敷設された埋設管3は、長さほ
ぼ3mの複数本の陶管3A〜3Fが接続されたものであ
り、大径側の開口部の外径は例えば170 nua、胴
径は約95n+mであり、その内部に適数本の通信ケー
ブルが挿通される。通常、長さ40m程度の間隔で埋設
管3を区切り、その前後端3a、3bには、縦・横・高
さが4m程度の立坑式のピット4,5が形成され、その
上部には必要機材を搬出入することができるマンホール
6.7が設けられる。それらのマンホール6゜7は、車
道や歩道などの路面8に位置したり、道路から離れた場
所に設置されたりする。
埋設管除去装置1には、一方のピットである引出側ピッ
ト4の壁面4aに取り付けられた油圧式のジヤツキ9,
9があり、複数の短尺な鋼棒10A−10Fが継手部材
11により接続されて埋設管3の内部を挿通している長
尺な鋼棒10を牽引する。いずれかのピット(図示はピ
ット4)から生コンクリートあるいはモルタルなどの第
二接着補強材12を、埋設管3内に供給する送出ポンプ
装置13があり、他方のピット5には、円筒状の突出部
材14と一体のコーン体15の内部に嵌着されて、埋設
管3を押動する衝撃式推進機16が設置されている。
上記の突出部材14と埋設管3の基端部3にとの間には
、両者を強固に接着するボンドなどの第一接着補強材1
7が充填されるようになっている。
そして、埋設管3の大部分の空間には、第一接着補強材
I7より接着強度が低いが安価な上述した第二接着補強
材12が充填される。
第2図に示すコーン体15は、円錐形の前端基部と円筒
形の後端部を備え、その内部には衝撃式推進機16(第
1図参照〕の前半部を嵌着収容する円錐空間15aが形
成されている。このコーン体15の先端部には、突出部
材14が溶接によって一体化されている。なお、前端基
部の前面15bの径は埋設管3の胴径よりやや大きくさ
れ〔第3図参照〕、コーン体15を介した衝撃式推進機
16の衝撃力が伝達されやすく配慮されている。
そして、コーン体15の前端基部には、第二接着補強材
12の充填時に必要な空気抜き孔15cが開口されてい
る。
上記の突出部材14は、埋設管3の内径に対して均等な
間隙空間を有するような径と長さ800mm程度の円筒
である。そして、埋設管3を除去する際、突出部材14
の外面14aおよび埋設管3Fの内面3dに、接着力の
高い半液状の第一接着補強材17が予め塗布される。一
方、地中2に埋設された他方のピット5の壁面5aの一
部が掘削され〔第1図参照〕、露出した埋設管3Fの外
周端に、後で取り除かれる左右二つ割れタイプのゲージ
19〔第2図参照〕が取り付けられ、そのゲージ19に
案内されてコーン体15の突出部材14は、第一接着補
強材17と共に第3図に示すような同心状に埋設管3F
内へ挿入される。ちなみに、衝撃式推進機16の衝撃力
を埋設管3に直接及ぼしたくない場合には、第4図に示
すように、コーン体15の前面15bの径を埋設管3の
内径よりやや小さくしておき、第一接着補強材17を介
して押動力を与えるようにしてもよい。
このように、埋設管3Fの内面3dと突出部材14の外
面14aとに一様に塗布された第一接着補強材17が固
化したとき、埋設管3Fと突出部材14とは極めて強固
な接合力で一体化される。
すなわち、埋設管3の除去時における衝撃式推進機16
の衝撃力が第一接着補強材17ならびに第二接着補強材
12を介して埋設管3の全体に伝達される。
上述の空気抜き孔15cに代えて、第5図および第6図
に示すように、コーン体15の前端基部および第一接着
補強材17を貫通する空気抜き管20を予め取り付けて
おいてもよい。さらには、上述の円筒状の突出部材14
に代えて、第7図に示す円柱状の突出部材21とし、空
気抜き管2゜を付設したものであってもよい。要するに
、第二接着補強材12を充填するときの埋設管3内への
進入を、埋設管3の内部の空気が阻害しないようになっ
ていればよい。
第8図は円筒状の突出部材14の前端部に、衝撃式推進
機16の衝撃力をある程度吸収できる軟質性樹脂もしく
はラバーで製作されたリング22を装着した例である。
これは、コーン体15を埋設管3Fの後端3bに当接さ
せた後、コーン体15の上部に穿設されたボンド注入口
23から第一接着補強材17を注入する際、ボンドが過
剰に注入されないように規制する。このリング22の周
囲には複数の空気抜き孔22aが設けられており、ボン
ドの注入が円滑となるように配慮されている。
本例における短尺な鋼棒10A−10Fは、第9図〜第
11図に示すようなねじ状リブ24が形成された例えば
3m程度に切断したものである。
その鋼棒10を接続する継手部材11は、第12図およ
び第13図に示すように、内部に雌ねじ11aが刻設さ
れたナツト部材であり、その中央部にはねし空間を貫通
するピン軸11bが挿入固定され、例えば一方からねじ
込まれた鋼棒10Aと、他方からねじ込まれた鋼棒10
Bとは、ピン軸Ilbを境界にして隣接するように接続
される。
上述したように、地中2に敷設された第1図に示す埋設
管3は、その除去前に内部のケーブルが抜き取られ、埋
設管3F内にコーン体15と一体の突出部材14が挿入
され、第一接着補強材17で固着される。続いて、一方
のピット4で、短尺な鋼棒10Fの一端に螺合された継
手部材11に他の鋼棒10Eが螺合され、それらが一体
で空の埋設管3内へ挿入される。鋼棒10Fに取り付け
たスペーサ25を埋設管3の底部でスライドさせながら
挿入すれば、鋼棒10は埋設管3のほぼ中心に位置する
。次々と短尺な鋼棒を接続して挿入し、短尺鋼棒10A
の一端がピット4に残った時点で鋼棒10の挿入が停止
される。なお、上述の鋼棒10Fは突出部材14と直接
的には接続されず、衝撃式推進機16からの衝撃力が鋼
棒10へ直接伝わらないように配慮されている。
地上の送出ポンプ装置13からマンホール6の中へ入る
配管13aを経て、蓋部材3cで閉止されている埋設管
3内にモルタルなどの第二接着補強材12が供給される
。この充填作業時、空気抜き孔15cから空気が逃がさ
れ、モルタル12は埋設管3や突出部材14の内部に充
填される。空気抜き孔15cからモルタル12の一部が
出ると充填が停止され、その状態で固化養生される。
モルタル12の固化によって、コーン体15と鋼棒10
さらには全部の埋設管3とが一体化される。ピット4の
壁面4aに油圧式のジヤツキ9゜9を装着して、その両
ジヤツキ9.9と鋼棒lOAの端部とが引出部材26を
介して接続され、ジヤツキ9,9の伸長に伴って埋設管
3が、静的な牽引力で鋼棒10と共にピット4へ引き出
される。
ジヤツキ9,9の1ストロークの伸長が完了すると縮小
され、鋼棒10Aと引出部材26との接続が解かれて、
ピット4の壁面4aとジヤツキ9゜9の基部との間に補
間材〔図示せず〕が介装される。ジヤツキ9.9の伸長
で引き出しが繰り返され、最初の継手部材11と鋼棒1
0Bの一部がピット4に出るまで埋設管3Aの引出作業
が続けられる。この引出作動時には、衝撃式推進機16
の衝撃力がコーン体15から第一接着補強材17もしく
は第二接着補強材12を介して埋設管3に伝えられ、埋
設管3がその周囲表土から離反するのが促進される。な
お、衝撃式推進機16は地上のコンプレッサ〔図示せず
〕と配管を介して接続され、内部の制御弁で圧縮空気の
送給が切り換えられるようになっており、その圧縮空気
で内蔵されている衝撃子が往復運動することによって、
コーン体15に衝撃力や押動力を発生させる。この衝撃
式推進機16による押動力は大きくないが繰返荷重であ
り、ジヤツキ9による静的な牽引力とあいまって、埋設
管3を引き出すのに有効に寄与する。
なお、モルタル12の充填はピット4から行われている
が、必要に応じて他方のピット5から送給してもよい。
例えば、第14図に示すような取付ねし孔27aを設け
、注入管27の先端をねじ込んで、埋設管3内へモルタ
ル12を注入する。
ピット4側の蓋部材3cに空気抜き孔28を設けておけ
ば、モルタル12の充填は円滑に行われる。
壁面4aに取り付けられたジヤツキ9,9を取り外し、
第15図に示すように、埋設管3A、3Bの外周部の三
角印の個所をハンマーなどで順次叩き壊す。埋設管3A
、3Bおよびモルタル12が取り除かれる一方、鋼棒1
0A、10Bおよび継手部材11が露出される〔第16
図参照〕。そのとき、埋設管3A、3Bやモルタル12
の破片などは、ズリバケッ〔図示せず〕に入れて地上へ
搬出される。
鋼棒10Aが継手部材11から取り外され、鋼棒10A
に代わる短い鋼棒10Gが取り付けられる〔第17図参
照〕。この鋼棒10Gを引出部材26に装着させ、後続
の埋設管3B〜3Fや鋼棒1OB−10Fが引き出され
る。なお、鋼棒10Gを接続するまでもなく鋼棒10B
の先端を引出部材26に挿通させ、ナツト26a〔第1
図参照]で固定することができる場合には、継手部材1
1を外しておけばよい。
上述のハンマーによる埋設管3の叩き壊しに代えて、第
18図に示す抽圧式の破砕機29を用い、第15図に示
した三角印の個所を破砕するようにしてもよい。この破
砕機29の本体部材29Aには、左右のカッター30A
、30Bがビン軸29a、29bで回動自在に軸承され
、本体部材29Aの上部に装着された油圧シリンダ31
の伸縮作動により、両力ツタ−30A、30Bを開閉さ
せるようになっている。ハンドル29Bを保持しながら
埋設管3を跨ぐようにあてがい、図示のように実力32
が設けられている場合には、それによって埋設管3に予
め割れをいれ、その後カッターの挟切部で破砕あるいは
圧壊切断する。
上述の引出作業の繰り返しで最終の埋設管3Fの除去や
鋼棒10Fの回収がすむと、土などが埋め戻される。場
合によっては、衝撃式推進機16の後部に新管〔図示せ
ず]を接続し、埋設管の引き出しと同時に敷設すること
もできる。
ちなみに、本例においては、埋設管3の基端部3Kにボ
ンドなどの第一接着補強材17を用いれ、コーン体15
の突出部材14と埋設管3Fとの一体化を強固にし、衝
撃式推進機16から伝達される衝撃力による埋設管3の
崩壊を防止している。
ボンドはモルタルなどに比べて高価であるが、衝撃式推
進機16による衝撃力を強く受ける個所を強力に補強す
るのに有効である。なお、ボンドの粘着性は極めて高く
、長い埋設管3内へ充填するのが困難であり、その注入
用ポンプや配管系の再使用が不可能となるなどの点を考
慮して、ボンドを使用しないでよい個所には、上述のご
とくモルタル12などが用いられる。
以上の説明においては、引き出された埋設管3から鋼棒
10を回収する場合を述べたが、第19図に示すように
、埋設管3A、3Bを鋼棒10Aやモルタル12と共に
、ピット4内に引き出した後、壁面4aに取り付けられ
たジヤツキ9〔第1図参照〕を外して、埋設管3Aを壁
面4aから僅かに離れた位置で、回転刃弐のカッター3
3によって第20図のように切断するようにしてもよい
その切断されたブロック18は埋設管3Aと第二接着補
強材12と短尺の鋼棒10Aの一体物であり、マンホー
ル6からロープが降ろされたクレーンで吊り上げ、地上
へ運び出される。
第20図のように切断された後は、ピット4に残って突
出している埋設管3Aの一部や第二接着補強材12が破
線のところで壊され、鋼棒10Aを引出部材26に固定
して、以後同様の引出作業が続けられる。このようにし
て、地中の埋設管3は鋼棒10と共にピット4へ引き出
されて一括して処理されるので、埋設管3の後処理を含
めた引出作業の能率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は埋設管除去装置の概略構成図、第2図および第
3図は埋設管と突出部材との接続説明図、第4図は前面
径が小さいコーン体の装着図、第5図は空気抜き管を用
いた接続部の断面図、第6図は第5図のVl−Vl線矢
視断面図、第7図は円柱状の突出部材が使用された場合
の接続部の断面図、第8図はリングを有する場合の接続
部の断面図、第9図は鋼棒の部分正面図、第10図は第
9図のX−X線矢視図、第11図は第9図のXI−XI
線矢視断面図、第12図は継手部材の外観図、第13図
は第12図のXI[[−χ■線矢視図、第14図は接着
補強材の送給の異なる例の説明図、第15図はピット内
に引き出された埋設管の断面図、第16図および第17
図は埋設管破砕後の鋼棒の状態説明図、第18図は破砕
機の正面図、第19図はピット内に引き出された埋設管
を切断する場合の断面図、第20図は埋設管切断後の状
態説明図である。 2−地中、3.3A 〜3F−埋設管、3a−前端、3
b・−後端、3に一基端部、4−ピット(引出側ピット
)、5− ピット、9−・ジヤツキ手段、10、l0A
−10F−・−鋼棒、11−継手部材、12−第二接着
補強材(生コンクリート、モルタル)、14−突出部材
、15−コーン体、16衝撃式推進機、 1 第一接着補強材 (ボンド)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地中に埋め込まれている既設の埋設管を、その前
    後端の位置に形成されたピットの一方へ引き出し、埋設
    管を地中より順次除去する工法において、 ピット内で継手部材を用いて鋼棒を順次接続して、その
    接続された鋼棒を埋設管内に挿入し、その接続された長
    尺な鋼棒が縦通する埋設管の基端部へ、コーン体の先端
    部に形成した突出部材を挿入してコーン体を埋設管に装
    着し、 その突出部材と埋設管との間に、第一接着補強材を供給
    し、 その供給された第一接着補強材が固化した後、埋設管内
    に前記第一接着補強材より接着強度の低い第二接着補強
    材を供給し、 その供給された第二接着補強材が固化した後、前記鋼棒
    を介して埋設管と第一接着補強材および第二接着補強材
    とを一体にして、一方のピットに設置されたジャッキ手
    段の作動と、他方のピットから進入し上記コーン体に取
    り付けられた衝撃式推進機の作動とで、一方のピットへ
    上記埋設管を引き出すようにしたことを特徴とする埋設
    管除去工法。
  2. (2)地中に埋め込まれている既設の埋設管を、その前
    後端の位置に形成されたピットの一方へ引き出し、埋設
    管を地中より順次除去する装置において、 ピット内で継手部材を用いて順次接続して埋設管内に挿
    入された鋼棒と、 その鋼棒を介して埋設管を引き出すために、ピットの一
    方に設けられたジャッキ手段と、接続された鋼棒と埋設
    管とを一体化するため充填された第二接着補強材と、 他方のピットの埋設管の基端部に装着されたコーン体と
    、 そのコーン体に取り付けられ、埋設管に衝撃力を与えて
    一方のピットへ埋設管を押動させる衝撃式推進機と、 上記コーン体の先端部に一体化され、上記埋設管の基端
    部に挿入される突出部材と、 その突出部材と埋設管との間に充填され、埋設管の基端
    部での接着強度を増大させるため、前記第二接着補強材
    よりも接着強度の高い第一接着補強材とを備えることを
    特徴とする埋設管除去構造。
JP1175360A 1989-07-05 1989-07-05 埋設管除去工法およびそのための除去構造 Pending JPH0341284A (ja)

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JP1175360A JPH0341284A (ja) 1989-07-05 1989-07-05 埋設管除去工法およびそのための除去構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102287131B1 (ko) * 2020-12-28 2021-08-06 주식회사 특수건설 맨홀에서 사용 가능한 노후관의 비 굴착 교체용 신관 견인장치 및 그를 이용한 노후관의 비 굴착 교체방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102287131B1 (ko) * 2020-12-28 2021-08-06 주식회사 특수건설 맨홀에서 사용 가능한 노후관의 비 굴착 교체용 신관 견인장치 및 그를 이용한 노후관의 비 굴착 교체방법

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