JPH0341158B2 - - Google Patents

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JPH0341158B2
JPH0341158B2 JP53155872A JP15587278A JPH0341158B2 JP H0341158 B2 JPH0341158 B2 JP H0341158B2 JP 53155872 A JP53155872 A JP 53155872A JP 15587278 A JP15587278 A JP 15587278A JP H0341158 B2 JPH0341158 B2 JP H0341158B2
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deoxy
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/10Anthelmintics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/44Preparation of O-glycosides, e.g. glucosides
    • C12P19/60Preparation of O-glycosides, e.g. glucosides having an oxygen of the saccharide radical directly bound to a non-saccharide heterocyclic ring or a condensed ring system containing a non-saccharide heterocyclic ring, e.g. coumermycin, novobiocin
    • C12P19/62Preparation of O-glycosides, e.g. glucosides having an oxygen of the saccharide radical directly bound to a non-saccharide heterocyclic ring or a condensed ring system containing a non-saccharide heterocyclic ring, e.g. coumermycin, novobiocin the hetero ring having eight or more ring members and only oxygen as ring hetero atoms, e.g. erythromycin, spiramycin, nystatin
    • C12P19/623Avermectin; Milbemycin; Ivermectin; C-076
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/465Streptomyces

Description

【発明の詳細な説明】
C−076は有力な抗寄生虫活性を有するマクロ
ライドぐんの一系統である。該化合物はストレプ
トミセス・アベルミチリス(微工研菌寄第4027号
および第4028号)の醗酵液から単離せられた。該
微生物の形態的特性およびC−076化合物を単離
するのに用いられた方法は米国特許出願番号第
772601号に十分に記載せられている。 本発明は、C−076化合物の誘導体に関するも
のである。更に詳しくは、本発明は、13−位が置
換されていないC−076誘導体に関するものであ
る。更に、C−076化合物の種々な他の位置を置
換することができる。このように、本発明の目的
は、本発明の13−デオキシ化合物を提供せんとす
るものである。本発明の他の目的は、前記13−デ
オキシ−C−076化合物の種々な誘導体を提供せ
んとするものである。更に他の目的はこのような
化合物を製造する方法を提供せんとするものであ
る。他の目的は、寄生虫感染の治療における活性
成分として、このような化合物を使用する方法お
よび組成物を提供せんとするものである。他の目
的は以下の説明から明らかとなるであろう。 本発明の化合物の製造に対する出発物質である
C−076化合物は、次の構造式で示し得る。 Rは構造式 のα−L−オレアンドロシル−α−L−オレアン
ドロス基である。破線は、単一または二重結合を
示す。R1は、ヒドロキシでありそして破線が単
一結合を示す場合にのみ存在する。R2はイソプ
ロピルまたは第2級ブチルである。R3はメトキ
シまたはヒドロキシである。 前述した構造式に関して、個々のC−076化合
物は次の通り確認される。
【表】 本発明の化合物は、α−L−オレアンドロシル
−α−L−オレアンドロス基を除去することによ
つて、そしてまたジサツカライドが除去された後
に残つている13−位のヒドロキシ基を除去するこ
とによつて前記C−076化合物から誘導される。
更に、1個またはそれ以上の利用し得るヒドロキ
シ基のアシル化、22,23−二重結合の還元、ヒド
ロキシ基のアルキル化、23−位におけるアルキル
チオ基の置換およびその酸化化合物並びに13−デ
オキシ化合物の製造における中間体である13−ハ
ロゲン化化合物のような13−デオキシC−076化
合物の他の誘導化が可能である。 本発明の化合物は次の構造式を有している。 式中、破線は、単一または二重結合を示す。
R1は水素またはハロゲンである。R2は水素又は
メチルであり、R3はイソプロピルまたは第2級
ブチルであり、R4は破線が単一結合を示す場合
にのみ存在し、水素又はヒドロキシである。 “ハロゲン”または“ハロ”なる語は、弗素、
塩素、臭素および沃素のハロゲン原子を包含すべ
く企図するものである。 本発明の化合物は、13−ジサツカライド系の化
合物からのC−076出発物質をアグリコン化合物
(13−位はヒドロキシである)に変換し、次いで
13−ヒドロキシ基を13−ハロゲンおよび13−デオ
キシ基に変換する一連の反応によつて製造され
る。更に、R2およびR4置換分基および22,23−
不飽和を反応せしめて他の置換分を形成せしめ得
る。 C−076出発物質の構造式の分析から容易にわ
かるように、1系の化合物中に5個の不飽和があ
る。本発明の1つの目的は、残りの4つの不飽和
または分子中に存在する他の官能基に影響を及ぼ
すことなしに22,23−二重結合を還元せんとする
ものである。一連の不飽和から最小に妨害された
ものを選択的に水素添加する水素添加に対する特
異的な触媒を選択することが必要である。このよ
うな選択的水素添加操作に対して好適な触媒は、
式 〔(R53P〕3RhX (式中、R5は低級アルキル、フエニルまたは
低級アルキル置換フエニルである。Xはハロゲン
である)を有するものである。 好適な触媒においては、R5がフエニルであり
そしてXが塩素である。すなわち、ウイルキンソ
ン均質触媒としても知られている化合物トリス
(トリフエニルフオスフイン)ロジウム()ク
ロライドである。 反応は、接触量の触媒を使用して実施される。
触媒の量は重要でなく、そして出発物質のそれぞ
れ1モルに対して触媒0.05〜0.5モルが有利に使
用される。0.25〜0.40の範囲のモル比が好適であ
る。 水素添加は、標準実験室水素添加装置で大気圧
または約4気圧までの水素雰囲気中で実施され
る。出発物質および触媒を溶解するために溶剤が
使用される。好適な溶剤は、ベンゼン、トルエ
ン、石油エーテルおよび他のアルカン炭化水素の
ような炭化水素溶剤である。反応は、計算量の水
素が反応によつて消費されたときに完了する。こ
れは、一般に、約16〜48時間を必要とする。反応
は、室温ないし約75℃で実施し得る。しかしなが
ら、室温が好適である。水素添加生成物は、当該
技術に精通せし者に知られている技術によつて単
離及び精製される。 C−076出発物質または水素添加生成物に対し
て他の反応を実施して本発明の他の化合物を製造
することができる。C−076出発物質に対して他
の反応を完了しそして最終反応として水素添加工
程を実施することが可能であるけれども、5−ま
たは13−位における反応前に水素添加工程を実施
することが好適である。22,23−二重結合は親電
子付加に若干感受性であるので、もし22,23−二
重結合が存在する場合は、砂糖基を除去するまた
はヒドロキシ基をアシル化する反応条件は注意深
く調節しなければならない。もし22,23−二重結
合をはじめに水素添加する場合は、他の反応はよ
り容易である。 13−位置換分(R1=ハロゲン、水素)は後述
するようにC−076出発物質から製造される。13
−位における反応は、一般に、他の前述した反応
前または反応後に行なうことができる。 13−位における一連の反応は、C−076出発物
質に見出されるα−L−オレアンドロシル−α−
L−オレアンドロス側鎖の除去をもつて開始す
る。この反応は、13−位にヒドロキシ基を有する
ことによつて特徴づけられる“C−076アグリコ
ン”化合物として確認されるものを生成する。次
に、C−076アグリコン化合物を塩基の存在下に
おいて適当な反応性のベンゼンスルフオニルクロ
ライドまたはブロマイドでハロゲン化せしめて、
“13−デオキシ−13−ハロ−C−076−アグリコ
ン”化合物を得る。次に、ハロゲンをトリアルキ
ル錫水素化合物と反応せしめることにより除去し
て、“13−デオキシ−C−076アグリコン化合物”
を得る。 C−076アグリコンを製造に一般に使用される
反応条件は、C−076化合物を水と混和性の水性
非求核有機溶剤、好適にはジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン、ジメチルフオル
ムアミド、ビス−2−メトキシエチルエーテルな
ど(水濃度は0.1〜20容量%である)に溶解する
ことからなる。酸を、1.0〜10容量%の程度にな
るように水性有機溶剤に加える。反応混合物は、
一般に、約20〜40℃、好適には室温で6〜24時間
撹拌する。生成物を単離しそして混合物をカラ
ム、薄層、分離用層および高圧液体クロマトグラ
フイーのような技術および他の既知技術によつて
分離する。 前記方法に使用し得る酸は、鉱酸および有機酸
たとえば硫酸、ハロゲン化水素酸、燐酸、トリフ
ルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルフオン酸な
どを包含する。ハロゲン化水素酸は、好適には、
塩酸または臭化水素酸である。前記方法における
好適な酸は硫酸である。 更に、アグリコン化合物の製法をC−076化合
物のすべてに適用することができる。しかしなが
ら、22,23−二重結合に対する若干の付加が22,
23−不飽和を有する化合物にみられるので、破線
が単一結合を示す化合物に対して使用することが
好適である。20〜40℃、好適には室温で6〜24時
間メタノール中1容量%の硫酸を使用するアグリ
コンの製法が適当であることが判つた。 前述した他の酸も、また大体硫酸に対して使用
した濃度でこの方法に使用することができる。 当該技術に精通せし者に知られている技術特に
前述したクロマトグラフイー技術を使用して、前
述した化合物を反応混合物から単離することがで
きるそしてまた化合物の混合物を分離することが
できる。 このようにして製造した“C−076アグリコン”
を、次に、ハロゲン化せしめて13−デオキシ−13
−ハロ−C−076アグリコンを得る。ハロゲン化
は、塩基の存在下において充分に反応性のベンゼ
ンスルフオニルハライド化合物存在下でもつとも
容易に実施される。ベンゼンスルフオニルハライ
ドの電子牽引置換分の存在が有利であり、そして
O−ニトロ置換が好適である。反応は、ハロゲン
化アルキル化合物のような非−プロテツク不活性
溶剤、好適には塩化メチレンまたはクロロフオル
ム中で実施される。反応剤を−25〜+10℃の初期
温度で徐々に合して初期発熱反応を調節し、次に
この温度に2時間まで保持する。次に、反応温度
を約室温ないし反応混合物の還流温度に10分ない
し6時間上昇させる。反応を塩基、好適には有機
アミンの存在下で実施することが必要である。4
−ジ低級アルキルアミノピリジンおよびトリアル
キルアミンの組合わせを使用することが好適であ
ることがわかつた。前述した反応に対して塩基と
して4−ジメチルアミノピリジンおよびジイソプ
ロピルエチルアミンを使用することがもつとも好
適である。13−デオキシ−13−ハロ−C−076ア
グリコン化合物は、当該技術に精通せし者に知ら
れている方法によつて単離される。 望ましくない副反応を避けるために、5−位に
ヒドロキシ基を有するC−076化合物(B系の化
合物)およびより少ない程度にであるが、2系化
合物の23−ヒドロキシ基を有するC−076化合物
においては、ヒドロキシ基は保護されることが重
要である。保護基は、実際には、容易に合成さ
れ、13−位置換分を変化する反応によつて影響さ
れないそして分子の他の官能に対して影響を与え
ることなしに容易に除去し得るものである。C−
076型分子に対する1つの好適な型の保護基は、
トリ置換シリル基、好適にはトリアルキルシリル
基である。1つの好適な例は、第3級ブチルジメ
チルシリル基である。反応は、ジメチルフオルム
アミドのような中性極性溶剤中においてヒドロキ
シ化合物を適当に置換されたシリルハライド、好
適には、シリルクロライドと反応せしめることに
よつて実施される。イミダゾールが触媒として加
えられる。反応は、0〜25℃で1/2〜24時間で完
了する。5−位のヒドロキシ基に対しては反応は
0℃ないし室温で約1/2〜3時間で完了する。シ
リル化反応は、5−位のヒドロキシ基におけるよ
りも23−位ヒドロキシ基(2系の化合物)におい
ては非常に緩慢である。そして保護は一般に必要
でない。しかしながら、23−ヒドロキシ基を保護
することが望ましい場合は、反応は約室温ないし
75℃で約5〜24時間で完了する。この反応は、前
述した条件下において5−および23−位に対して
選択的であるそして若しシリル化が13−位におい
て観察される場合は、非常に少ない。 シリル基は、13−ハロゲン化後に除去し得るま
たは13−ハロ基が除去される後まで反応を延期し
得る。シリル基は、接触量の酸好適にはp−トル
エンスルフオン酸のようなスルフオン酸によつて
接触されたメタノール中でシリル化合物を撹拌す
ることによつて除去し得る。反応は、0〜50℃で
約1〜12時間で完了する。 次に、5−および23−ヒドロキシ基を保護した
シリル基を有しているまたは有していない13−デ
オキシ−13−ハロ−C−076アグリコンを、還元
せしめて、13−デオキシ−C−076アグリコンを
形成させる。好適な還元剤は、分子の残りの部分
をそのまま残して13−ハロ基を選択的に除去する
ものである。1つのこのような還元剤は、トリア
ルキル錫水素化合物、好適にはトリブチル錫水素
化物である。さらに、反応は遊離基機構(理論に
よつて拘束されることを望まない。他の可能な機
構は排除されない。)によつて進行すると信じら
れるので、反応混合物中に遊離基開始剤を含有せ
しめることが好適である。利用し得る遊離基開始
剤は、過酸化ジベンゾイルのような過酸化物、空
気の存在下におけるチオール、アゾビスイソブチ
ロニトリルのようなアゾジアルキルニトリル、紫
外線、熱などを包含する。反応条件は、使用され
る遊離基誘起剤の型によつて変化する。化学開始
剤に対して、反応は60〜120℃で約1〜6時間で
完了する。好適な反応温度は約85℃である。もし
熱が開始剤である場合は、1〜6時間約100〜200
℃のようなより高い温度が必要である。もし紫外
線を使用する場合は、より低い温度が好適であ
る。一般に反応は、紫外線の存在下において−25
〜50℃で1〜6時間で完了する。トリアルキル錫
水素化物反応は、一般に、窒素または他の不活性
ガス下溶剤なしで実施される。錫水素化物化合物
は、過剰で使用されそして溶剤となる。しかしな
がら、望ましい場合は、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどのような不活性溶剤を使用することが
できる。明らかな理由によつて、ハロゲン化溶剤
は使用できない。生成物は当該技術に精通せし者
に知られている方法を使用して単離される。 前述した22,23−水素添加反応およびシリル化
反応に対する以外は、前述した反応を何れの特定
の順序で実施するかについては条件はない。前述
した例外を除いては、前述した一連の反応および
特定の位置における反応において相反する反応は
見出されない。 本発明の新規な13−ハロ−および13−デオキシ
−C−076化合物は、人間および動物の健康およ
び農業における駆虫剤、外部寄生虫殺虫剤、殺虫
剤および殺ダニ剤として顕著な殺寄生虫活性を有
している。 一般に寄生虫症として知られている病気は蠕虫
として知られている寄生原虫による動物宿主の感
染によるものである。寄生虫症は、豚、羊、馬、
牛、山羊、犬、猫および家禽に流行しておりそし
て重大なる経済的問題を与える。蠕虫の中で線虫
として知られている寄生原虫は、種々な種類の動
物に感染する流行病である。前述した動物に感染
する線虫のもつとも普通の属はハエモンチユス
(Haemonchus)、トリコストロンギルス
(Trichostrongylus)、オスタータジア
(Ostertagia)、ネマトジルス(Nematodirus)、
クーペリア(Cooperia)、アスカリス
(Ascaris)、ブノストマム(Bunostomum)、オ
エソフアゴストマム(Oesophagostomum)、チ
アベルチア(Chabertia)、トリチユリス
(Trichuris)、ストロンギルス(Strongylus)、ト
リコネム(Trichonema)、ジクチオカウルス
(Dictyocaulus)、カプラリア(Capillaria)、ヘ
テラキス(Heterakis)、トキソカラ
(Toxocara)、アスカリジア(Ascaridia)、オキ
シウリス(Oxyuris)、アンシロストマ
(Ancylostoma)、ウンシナリア(Uncinaria)、
トキサスカリス(Toxascaris)およびパラスカ
リス(Parascaris)である。ネマトジルス、クー
ペリアおよびオエスフアゴストマムのような或る
ものは、主として、腸管を攻撃し、他方ハエモン
チユスおよびオスタータジアのような他のもの
は、胃中で繁殖し、そしてジクチオカウルスのよ
うな他のものは肺中に見出される。更に他の寄生
虫は心臓および血管、皮下およびリンパ組織に見
出される。寄生虫症として知られている寄生虫感
染は、貧血、栄養不良、衰弱、体重損失、腸管壁
および他の組織に対する重大なる損傷を招きそし
て放置する場合は感染宿主の致死を招く。 本発明の13−ハロおよび13−デオキシC−076
化合物は、これらの寄生虫に対して意外に高度な
活性を有しそして更にまた犬におけるジロフイラ
リア(Dirofilaria)、齧歯動物におけるネマトス
ピロイデス(Nematospiroides)、シフアシア
(Syphacia)、アスピキユルリス(Aspiculuris)、
羊におけるだに、チーズだに、しらみ、のみ、お
おばえなどのような動物および鳥の節足動物外部
寄生虫、牛におけるルシリア種(Lucilia sp.)
刺し混虫およびハイポデルマ種(Hypoderma
sp)のような遊走性混虫幼虫、馬におけるガスト
ロフイルス(Gastrophilus)および齧歯動物にお
けるカテレブラ種(Cuterebra sp.)に対しても
活性である。 本発明の化合物は、また、人間に感染する寄生
虫に対しても有用である。人間の胃腸管の寄生虫
のもつとも普通の属は、アンシロストマ
(Ancylostoma)、ネカトール(Necator)、アス
カリス(Ascaris)、ストロンギロイデス
(Strongyloides)、トリチネラ(Trichinella)、
カピラリア(Capillaria)、トリチユリス
(Trichuris)およびエンテロビウス
(Enterobius)である。胃腸管以外の血液および
他の組織に見出される他の医学的に重要な寄生虫
の属は、ウチエレリア(Wuchereria)、ブルギア
(Brugia)、オンコセルカ(Onchocerca)および
ロア(Loa)、ドラキユンキユルス
(Dracunculus)および腸外段階の腸原虫ストロ
ンギロイデスおよびトリシネラ(Trichinella)
のような原虫である。化合物は、また、人間に寄
生する節足動物、刺し昆虫および人間を困らせる
双翅害虫に対して価値を有する。 本発明の化合物は、また、油虫ブラテラ種
(Blatella sp.)、衣蛾チネオラ種(Tineola sp.)、
ひめまるかつおぶし虫アタゲヌス種(Attagenus
sp.)および家ばえムスカドメスチカ(Musca
domestica)のような家庭の害虫に対しても活性
である。 化合物は、また、トリボリウム種(Tribolium
sp.)テネブリオ種(Tenebrio sp.)のような貯
蔵穀類の害虫に対して、くもだに(Tetranychus
sp.)、あぶら虫(Acyrthiosiphon sp.)のような
農業植物の害虫に対して、植物組織上の幼虫段階
の昆虫のような遊走性直翅類に対して有用であ
る。化合物は、農業において重要であるメロイド
ギネ種(Meloidogyne sp.)のような土壌線虫お
よび植物寄生虫の抑制に対する殺線虫剤として有
用である。 これらの化合物は、カプセル、大丸薬または錠
剤のような単位使用形態として、または哺乳動物
における駆虫剤として使用する場合の液状飲み薬
として経口的に投与することができる。飲み薬
は、普通、懸濁剤たとえばベントナイトおよび湿
潤剤または同様な賦形剤とともに存在せしめた普
通水中の活性成分の溶液、懸濁液または分散液で
ある。一般に、飲み薬は、また、泡止め剤を含有
している。飲み薬処方は、一般に、活性化合物約
0001〜0.5重量%を含有している。好適な飲み薬
処方は、0.01〜0.1重量%を含有している。カプ
セルおよび大丸薬は、澱分、タルク、ステアリン
酸マグネシウムまたは燐酸二カルシウムのような
担体ベヒクルと混合した活性成分からなる。 C−076誘導体を乾燥した固体の単位使用形態
で投与することが望ましい場合は、望ましい量の
活性化合物を含有するカプセル、大丸薬または錠
剤が普通使用される。これらの使用形態は、活性
成分を適当に粉砕された稀釈剤、充填剤、崩かい
剤および(または)結合剤たとえば澱粉、ラクト
ーズ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物
性ゴムなどと一様に且つ緊密に混合することによ
つて製造される。このような単位使用処方は、処
理される宿主動物の型、感染の程度および型、お
よび宿主の重量のようなフアクターによつて、全
重量および抗寄生虫剤の含量に関して広範囲に変
化し得る。 活性化合物を動物飼料によつて投与する場合
は、それを飼料中に緊密に分散するまたはトツ
プ・ドレツシングとしてまたはペレツトの形態で
使用し、これを最終飼料に加えるまたは随意に別
個に供給する。このようにする代りに、本発明の
抗寄生虫化合物を、例えば筋肉内、気管内または
皮下的注射によつて非経口的に動物に投与するこ
とができる。この場合においては、活性成分を液
状担体ベヒクル中に溶解または分散する。非経口
的投与に対しては、活性物質は、好適には、落花
生油、綿実油などのような植物油の利用し得るベ
ヒクルと適当に混合する。ソルケタール、グリセ
ロール、フオルマルおよび水性非経口的処方を使
用する有機製剤のような他の非経口的ベヒクルも
また使用される。活性13−ハロ−または13−デオ
キシ−C−076化合物の1種またはそれ以上を投
与用の非経口的処方に溶解または懸濁する。この
ような処方は一般に、活性化合物0.005〜5重量
%を含有する。 本発明の抗寄生虫剤は、主に寄生虫症の治療お
よび(または)予防に使用されることが判つたけ
れども、化合物は、また、他の寄生虫たとえば家
庭動物および家禽におけるだに、しらみ、のみ及
び他の刺し昆虫のような節足動物によつて起され
る病気の予防および治療に有用である。化合物
は、また、人間を含む他の動物において起る寄生
虫病の治療に有効である。最適の結果を得るため
に使用される最適の量は、もちろん、使用される
特定の化合物、治療される動物の種類、寄生虫感
染または繁殖の程度および型によつてきまつてく
る。一般に、良好な結果は、動物体重1Kg当り約
0.001〜10mgを経口投与することによつて、本発
明の新規な化合物により得られる。このような全
体の使用量は、1〜5日のような比較的短期間に
わたつて1度にまたは分割された量で与えられ
る。本発明の好適な化合物を使用した場合、この
ような寄生虫のすぐれた抑制は、単一の使用量で
体重1Kg当り約0.025〜0.5mgを動物に投与するこ
とによつて得られる。反復処理は、再感染をなく
するために必要に応じて与えられるそして寄生虫
の種類および使用される技術によつてきまつてく
る。これらの物質を動物に投与する技術は、家禽
分野に精通せし者に知られている。 前述した化合物を動物の飼料の成分として投与
する場合または飲み水に溶解または懸濁する場合
は、1種またはそれ以上の化合物を不活性担体ま
たは稀釈剤中に緊密に分散した組成物が与えられ
る。不活性担体とは、安全に動物に投与し得るも
のを意味する。好適には、飼料投与に対する担体
は、動物飼料の成分である。 適当な組成物は、活性成分を比較的大なる量で
存在せしめた飼料プレミツクスまたはサプリメン
トである。そして、これは、動物に直接供給する
のにまたは直接または中間稀釈または混合工程後
に飼料に添加するのに適当している。このような
組成物に対して適当した代表的な担体または稀釈
剤は、例えば、デイスチラーズ・ドライド・グレ
ーンズ、玉蜀忝粉末、柑橘類粉末、醗酵残留物、
粉砕したかきのかく、小麦片、モラツセス・ソリ
ユーブルス(Molasses solubles)、玉蜀忝穂軸
粉、可食大豆粉、ソヤ・グリツト(Soya grits)、
粉砕石灰石などを包含する。活性13−ハローまた
は13−デオキシ−C−076化合物を粉砕、撹拌、
ミル処理またはタンブリングのような方法によつ
て担体中に緊密に分散する。活性成分約0.005〜
2.0重量%を含有する組成物が、飼料プレミツク
スとして特に適当している。直接動物に供給され
る飼料サプリメントは、活性成分約0.0002〜0.3
重量%を含有している。 このようなサプリメントは、活性化合物の濃度
が寄生虫病の治療および抑制に対して望ましいよ
うな最終飼料を与える量で動物飼料に加えられ
る。活性化合物の望ましい濃度は前述したフアク
ターならびに使用される特定のC−076誘導体に
よつて変化するけれども、本発明の化合物は、普
通、望ましい抗寄生虫結果を達成するために、飼
料中0.00001〜0.002%の濃度で供給される。 本発明の化合物を使用する場合においては個々
の13−ハロ−および13−デオキシ−C−076化合
物を製造しそしてその形態で使用し得る。または
このようにする代りに、2種またはそれ以上の
個々の13−ハロ−および13−デオキシ−C−076
成分の混合物ならびにもとのC−076化合物と本
発明の化合物との混合物を使用することができ
る。 醗酵液から本発明の方法に対する出発物質とし
て役立つC−076化合物を単離する場合において、
種々なC−076化合物が等しくない量で製造され
ることが判つた。特に、“a”系化合物は相当す
る“b”系化合物よりもより高い割合で製造され
る。相当する“b”系に対する“a”系の重量比
は、約85:15〜99:1である。“a”系と“b”
系との間にある相違点は、C−076化合物を通じ
て一定であつてそしてそれぞれ25−位において第
2級ブチル基およびイソプロピル基からなる。も
ちろん、この差は本反応の何れをも妨害しない。
特に、“b”成分を関連した“a”成分から分離
することは必要でない。“b”化合物は非常に低
い重量%でのみ存在しそして構造上の相違は反応
方法および生物学的活性に対して無視し得る効果
を有するので、これらの密接に関連した化合物の
分離は、一般に実施しない。 本発明のC−076化合物は、また、生長中また
は貯蔵中に収穫に対して損害を与える農業害虫を
抑制するのに有用である。化合物は、既知の技術
を使用して、スプレー、粉末、乳濁液などとし
て、生長作物または貯蔵収穫に適用して、このよ
うな農業害虫から保護する。 以下の例は、本発明をより充分に理解せしめる
ために記載するものである。以下の例は本発明を
限定するために示すものではない。 以下の例で製造された13−ハロ−および13−デ
オキシ−C−076誘導体は、一般に、結晶性固体
としてではなく無定形固体として単離される。化
合物は、質量スペクトロメトリー、核磁気共鳴な
どのような技術を使用して分析的に特徴づけられ
る。無定形であるので、化合物は鋭い融点によつ
て特徴づけられない。しかしながら、使用したク
ロマトグラフイーおよび分析法は化合物が純粋で
あることを示す。 例 1(参考例) 23−O−t−ブチルジメチルシリル−C−O76
−A2a−アグリコン 乾燥ジメチルフオルムアミド2.4ml中のC−
O76−A2a−アグリコン200mgをイミダゾール133
mgと合しそしてすべての成分が溶解するまで撹拌
する。t−ブチルジメチルシリルクロライド146
mgを加え次に反応混合物を室温で24時間撹拌す
る。反応混合物をエーテルでうすめそして水で5
回洗滌する。合した水洗液をエーテルで抽出し次
に合した有機相を再び水次で飽和塩化ナトリウム
溶液で1回洗滌する。エーテル相真空濃縮乾涸し
て金色の油340mgを得る。シリカゲルの2枚のプ
レート上で油を分離層クロマトグラフイー処理
し、塩化メチレン中のテトラヒドロフラン5%お
よびエタノール3%混合物で溶離して23−O−t
−ブチルジメチルシリル−C−O76−A2a−アグ
リコンを得る。このものの構造は、質量スペクト
ロメトリーおよび核磁気共鳴によつて確認した。 例 2 23−O−t−ブチルジメチルシリル−13−クロ
ロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−アグリコン 23−O−t−ブチルジメチルシリル−C−O76
−A2a−アグリコン20mgを4−ジメチルアミノピ
リジン15mgおよびイソプロピルエチルアミン
0.021mg(15.5mg)を含有する塩化メチレン溶液
0.7mlと合する。混合物を氷浴中で冷却し次にO
−ニトロベンゼンスルフオニルクロライド20mgを
含有する塩化メチレン0.1mlの溶液を滴加する。
反応混合物を氷浴中で45分および室温で3時間撹
拌する。氷片を反応混合物に加えそして撹拌す
る。氷がとけたときに、エーテルを混合物に加え
そして相を分離する。水性相を再びエーテルで抽
出し次に合した有機相を水で2度洗滌し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し次に窒素の流れ下で蒸発乾
涸して金色のフイルム35mgを得る。単一のシリカ
ゲルプレート上で物質を分離層クロマトグラフイ
ー処理し、塩化メチレン中のテトラヒドロフラン
5%およびエタノール5%で溶離して23−O−t
−ブチルジメチルシリル−13−クロロ−13−デオ
キシ−C−O76−A2a−アグリコン10.1mgを得る。
このものの構造は、質量スペクトロメトリーおよ
び300MHz核磁気共鳴によつて確認された。 例 3 13−クロロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−
アグリコン 1%P−トルエンスルフオン酸二水化物を含有
するメタノール1.0ml中の23−O−t−ブチルジ
メチルシリル13−クロロ−13−デオキシ−C−
O76−A2a−アグリコン10mgの溶液を、室温で5
時間撹拌する。反応混合物を酢酸エチル25mlでう
すめ次に水性重炭酸ナトリウムおよび水で洗滌す
る。有機相を乾燥しそして真空蒸発乾涸して13−
クロロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−アグリ
コンを得る。 例 4 13−クロロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−
アグリコン C−O76−A2a−アグリコン20mgを、4−ジメ
チルアミノピリジン16mgおよびジイソプロピルエ
チルアミン16.8mg(0.023ml)を含有する塩化メ
チレン0.7mlに溶解する。反応混合物を氷浴中で
冷却しそしてO−ニトロベンゼンスルフオニルク
ロライド21.5mgを含有する塩化メチレン0.1mlを
滴加する。反応混合物を氷浴中で1時間撹拌し、
室温に加温しそして4時間撹拌する。氷を加えそ
してとけるまで撹拌する。エーテルを加え次に相
を振盪しそして分離する。水性相をエーテルで抽
出し次に有機相を合し、水で3回洗滌し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し次に窒素の流れ下で蒸発乾
涸して褐色のフイルム40mgを得る。シリカゲル上
で分離層クロマトグラフイー処理し、塩化メチレ
ン中のテトラヒドロフラン3%およびエタノール
1%で溶離して13−クロロ−13−デオキシ−C−
O76−A2a−アグリコン4.7mgを得る。これは核磁
気共鳴および質量スペクトロメトリーによつて確
認された。 例 5 13−デオキシ−C−O76−A2a−アグリコン 13−クロロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−
アグリコン80mgをトリブチル錫水素化物1.5mlに
溶解し次にアゾビスイソブチロニトリル20mgを加
える。反応混合物を窒素下で85℃で31/2時間加
熱し、冷却し次にシリカゲル分離用層クロマトグ
ラフイー処理しそしてクロロフオルムで溶離して
ガラス状物110mgを得る。溶離剤としてテトラヒ
ドロフラン2%およびエタノール0.07%を有する
塩化メチレンを使用したシリカゲル上の反復分離
用層クロマトグラフイーは、白色のガラス状物70
mgを与える。このものは、質量スペクトロメトリ
ーおよびMHz核磁気共鳴によつて13−デオキシ−
C−O76−A2a−アグリコンであることが確認さ
れた。 例 6 5−O−t−ブチルジメチルシリル−C−O76
−B1a−アグリコン C−O76−B1a−アグリコン100mgを無水のジ
メチルフオルムアミド1.2mlに溶解し次にイミダ
ゾール46mg次でt−ブチルジメチルシリルクロラ
イド50mgを加える。反応混合物を20℃に30分保持
し次にエーテルでうすめる。混合物を水で洗滌
し、乾燥し次に真空濃縮して無色のガラス状物を
得る。更に溶離剤として塩化メチレン−テトラヒ
ドロフラン混合物を使用して分離用層クロマトグ
ラフイープレート上で精製して精製された5−O
−t−ブチルジメチルシリル−C−O76−B1a−
アグリコンを得る。 例 7 5−O−t−ブチルジメチルシリル−13−デオ
キシ−13−クロロ−C−O76−B1a−アグリコン C−O76−A2a−アグリコンの代りに5−O−
t−ブチルジメチルシリル−C−O76−B1a−ア
グリコンを使用して例4の方法によつて、5−O
−t−ブチルジメチルシリル−13−デオキシ−13
−クロロ−C−O76−B1a−アグリコンが得られ
る。 例 8 5−O−t−ブチルジメチルシリル−13−デオ
キシ−C−O76−B1a−アグリコン 13−クロロ−13−デオキシ−C−O76−A2a−
アグリコンの代りに5−O−t−ブチルジメチル
シリル−13−デオキシ−13−クロロ−C−O76−
B1a−アグリコンを使用し例5の方法によつて、
5−O−t−ブチルジメチルシリル−13−デオキ
シ−C−O76−B1a−アグリコンが得られる。 例 9 13−デオキシ−C−O76−B1a−アグリコン 1%P−トルエンスルフオン酸二水化物を含有
するメタノール1.0ml中の5−O−t−ブチルジ
メチルシリル−13−デオキシ−C−O76−B1a−
アグリコン13mgの溶液を、20℃で3時間撹拌す
る。反応混合物を酢酸エチル30mlでうすめ、重炭
酸ナトリウム水溶液で洗滌し次に水で洗滌する。
有機相を乾燥し次に蒸発乾涸してきれいなガラス
状物として13−デオキシ−C−O76−B1a−アグ
リコンを得る。 例 10 13−クロロ−13−デオキシ−22,23−ジヒドロ
−C−O76−A1a−アグリコン 22,23−ジヒドロ−C−O76−A1a−アグリコ
ン8.2mgおよび4−ジメチルアミノピリジン7.5mg
およびジイソプロピルエチルアミン10.5ミクロリ
ツターを含有する塩化メチレン0.35mlの溶液を、
0℃に冷却しそしてO−ニトロベンゼンスルフオ
ニルクロライド10mgで処理する。0℃で1時間撹
拌した後、反応混合物を2時間室温に加温する。
反応混合物を氷で急冷しそしてエーテル2mlで処
理する。相を分離し次に水性相をエーテル1mlで
2回洗滌する。合した有機相を水で2回洗滌し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し次に真空蒸発乾涸す
る。生成物を単一のシリカプレート上の分離用層
クロマトグラフイー処理に次にクロロフオルムで
溶離することによつて単離する。残留物を凍結乾
燥して、質量スペクトロメトリーおよび核磁気共
鳴によつて13−クロロ−13−デオキシ−22,23−
ジヒドロ−C−O76−A1a−アグリコンであるこ
とが確認された白色粉末1.3mgを得る。 例 11 13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−O76−
A1a−アグリコン 13−クロロ−13−デオキシ−22,23−ジヒドロ
−C−O76−A1a−アグリコン1.0mgをアゾビスイ
ソブチロニトリル0.2mgを含有するトリブチル錫
水素化物0.2mlに溶解しそして窒素下において85
℃に31/2時間加熱する。混合物を冷却しそして
単一シリカゲル分離用層クロマトグラフイープレ
ート上でクロマトグラフイー処理し次にクロロフ
オルムで溶離する。残留トリブチル錫水素化物お
よびトリブチル錫クロライドは溶剤フロントと共
に移動しそして生成物は約0.15〜0.4のRf値に見
出される。この帯を集めそして酢酸エチルでシリ
カゲルから溶離する。混合物を、分離用層シリカ
ゲルクロマトグラフイープレート上でクロマトグ
ラフイー処理し次にクロロフオルムで溶離して質
量スペクトロメトリーおよび核磁気共鳴によつて
確認された13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C
−O76−A1a−アグリコン0.5mgを得る。 例 12 5−O−t−ブチルジメチルシリル−22,23−
ジヒドロ−C−O76−B1a−アグリコン 22,23−ジヒドロ−C−O76−B1a−アグリコ
ン50mgを、イミダゾール60mgを含有するジメチル
フオルムアミド1.1mlに溶解する。窒素下におい
て、t−ブチルジメチルシリルクロライド75mgを
加えそして栓をした混合物を室温で一夜撹拌す
る。反応混合物をエーテル15mlでうすめた後に、
反応混合物を水2mlで急冷する。水性相を分離し
そしてエーテル5mlで抽出する。合した有機相を
水10mlで5回洗滌し、合した水性相をエーテル5
mlで抽出し次に合した有機相を水5mlで再び1回
洗滌する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し
次に真空蒸発乾涸して油を得る。この油を2つの
シリカゲル分離用層クロマトグラフイープレート
上でクロマトグラフイー処理し次に塩化メチレン
で2回溶離する。もつとも緩慢に移動しそしても
つともつよい帯を集めそして酢酸エチルでシリカ
ゲルから洗滌する。ベンゼンから凍結乾燥して、
核磁気共鳴および質量スペクロメトリーによつて
5−O−t−ブチルジメチルシリル−22,23−ジ
ヒドロ−C−O76−B1a−アグリコンであること
が確認された白色粉末36.3mgを得る。 例 13 13−クロロ−13−デオキシ−5−O−t−ブチ
ルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−O76
−B1a−アグリコン 4−ジメチルアミノピリジン56mgおよびジイソ
プロピルエチルアミン78ミクロリツトル(59mg)
を含有する塩化メチレン2.6ml中の5−O−t−
ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
O76−B1a−アグリコン35.5mgの溶液を、0℃に
冷却し次にO−ニトロベンゼンスルフオニルクロ
ライド75mgで処理する反応混合物を0℃で1時間
撹拌し、室温に加温しそして3時間撹拌する。破
砕氷3mlを次でエーテル4mlを反応混合物に加え
る。相を分離し次に水性相をエーテル4mlで洗滌
し次に合した有機相を水5mlで2回洗滌する。有
機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し次に真空蒸発乾
涸する。ベンゼンを残留物に加えそして共沸除去
処理する生成物を溶離剤として石油エーテル(沸
点30〜60℃)およびクロロフオルムの1:2混合
物を使用して分離用層クロマトグラフイー処理す
ることによつて単離して、質量スペクトロメトリ
ーおよび核磁気共鳴によつて確認された13−クロ
ロ−13−デオキシ−5−O−t−ブチルジメチル
シリル22,23−ジヒドロ−C−O76−B1a−アグ
リコン5.4mgを得る。 例 14 13−デオキシ−5−O−t−ブチルジメチルシ
リル−22,23−ジヒドロ−C−O76−B1a−アグ
リコン 13−クロロ−13−デオキシ−5−O−t−ブチ
ルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−O76
−B1a−アグリコン13.2mgの溶液を、トリブチル
錫水素化物0.7mlおよびアゾビスイソブチロニト
リル2.0mgと合しそして窒素下で85℃で31/2時間
加熱する。反応混合物を冷却し次に塩化メチレン
1.5mlに溶解し次にシリカゲルを通して過し、
塩化メチレンで溶離する。塩化メチレンで洗滌す
ることによつてトリブチル錫水素化物およびトリ
ブチル錫クロライドをカラムに通しそして生成物
をカラム上に残す。溶剤を酢酸エチルに変化しそ
して生成物を溶剤と共に溶離する。酢酸エチル溶
液を濃縮して油を得、生成物を溶離剤として石油
エーテル(沸点30〜60℃)および塩化メチレン
1:1混合物を使用してシリカゲルプレート上で
分離用層クロマトグラフイー処理することによつ
て精製する。ベンゼンから凍結乾燥した後、13−
デオキシ−5−O−t−ブチルジメチルシリル−
22,23−ジヒドロ−C−O76−B1a−アグリコン
8.2mgを得る。このものは、質量スペクトロメト
リーおよび核磁気共鳴によつて確認される。 例 15 13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−O76−
B1a−アグリコン メタノール中の1%P−トルエンスルフオン酸
0.6ml中の13−デオキシ−5−O−t−ブチルジ
メチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−O76−
B1a−アグリコン6.9mgの溶液を、室温で3時間
撹拌する。反応混合物をエーテル5mlおよび飽和
水性重炭酸カリウム1mlで急冷する。相を分離し
次に水性相をエーテル2mlで洗滌し次に合した有
機層を水で洗滌し、硫酸ナトリウム上で乾燥し次
に真空蒸発乾涸する。油を単一のシリカゲルプレ
ート上でクロマトグラフイー処理し次に塩化メチ
レンおよび石油エーテル(沸点30〜60℃)の2:
1混合物で溶離する。凍結乾燥後に、質量スペク
トロメトリーおよび核磁気共鳴によつて確認され
た13−デオキシ−22,23ジヒドロ−C−O76−
B1a−アグリコン4.5mgを得る。 製造 1 C−O76−A1a−アグリコン C−O76−A1a100gをジオキサン5mlに溶解
し、濃硫酸0.1ml、メタノール1.9mlおよびジオキ
サン3.0mlの混合物に、室温で撹拌添加する。反
応混合物を室温で一夜撹拌する。固体の重炭酸ナ
トリウム473mgを加え、次に混合物を20分撹拌す
る。水3mlを加え、そして更に10分撹拌する。反
応混合物を濃縮し、クロロフオルム40mlを加え次
に振盪する。水性相を分離し、そしてクロロフオ
ルム5mlで抽出する。有機相を合し、そして稀塩
化ナトリウム溶液で1回洗滌し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、次に真空蒸発乾涸する。残留物の
1/2を5つの分離用層クロマトグラフイーシリカ
ゲルプレート上におきそしてクロロフオルム中の
2%メタノールで溶離して物質の4帯を得る。残
りの物質を2つの分離用層クロマトグラフイープ
レート上におき、クロロフオルム中の2%メタノ
ールで溶離して、はじめの系に類似した4帯を得
る。第2のもつともはやり帯を、それぞれのプレ
ートから除去し、合し、抽出し、真空蒸発乾涸
し、そして分離用層クロマトグラフイーシリカゲ
ルプレート上で再クロマトグラフイー処理し、次
に3%テトラヒドロフランおよびクロロフオルム
で溶離して綿毛状の白色固体9.4mgを得る。これ
は、質量スペクトロメトリーによつてC−076−
A1a−アグリコンであることが確認された。 製造 2 C−076−A2a−アグリコン C−076−A2a2gを、メタノール中の濃硫酸の
1%(容量/容量)溶液40mlと合する。反応混合
物を室温で17時間撹拌し次にクロロフオルム300
mlでうすめる。混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶
液30mlで1回、飽和塩化ナトリウム溶液で1回洗
滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、次に真空蒸
発乾涸する。メタノール5mlを残留物に加え、そ
して室温で一夜放置する。混合物を氷中で冷却し
て、結晶の緩慢な沈澱をおこす。上澄液を除き、
そして固体結晶を冷メタノール1mlで2回洗滌し
て白色固体340mgを得る。母液および洗液を蒸発
して約2mlの容量となし、次に放置せしめて更に
結晶の収穫を得る。白色固体630mgを得る。これ
をはじめの結晶およびメタノール8mlと合し、そ
して蒸発して2.5mlの容量となし、次に数時間放
置せしめる。灰白色の固体910mgが得られる。こ
のものは、スペクトロメトリーによつてC−076
−A2a−アグリコンであることが確認された。 製造 3 C−076−B2a−アグリコン C−076−B2a2gをメタノール中の濃硫酸の1
%(容量/容量)溶液40mlと合する。反応混合物
を室温で17時間撹拌する。クロロフオルム300ml、
次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液30mlを加え
る。相を分離し、そして有機相を飽和塩化ナトリ
ウム溶液30mlで洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、次に真空蒸発乾涸する。メタノール5mlを
加えて残留物を溶解し、そして混合物を室温で放
置し、次に氷浴中で冷却する。結晶化が起る。上
澄液を除去し、次に残留物を冷メタノール1mlづ
つで2回洗滌し、次に固体結晶を一夜次に35℃で
真空中で乾燥して白色結晶1.0gを得る。母液を
蒸発して2mlとなし、そして室温で一夜放置する
ことによつて第2の収穫を得る。メタノール2ml
を加え、そして混合物を氷浴中で放置して黄色固
体140mgを得る。2つの固体部分を合し、そして
沸騰メタノールに溶解する。メタノール約30mlが
必要である。溶液を熱時過し、そして真空濃縮
して約20mlにする。固体が沈澱しはじめる。溶液
を熱時過し、次に固体物質をメタノールで洗滌
して白色固体340mgを得る。液を沸騰して約8
mlとなし、そして室温に放置して結晶化せしめ
て、白色固体433mgを得る。質量スペクトロメト
リーは2つの部分がC−076−B2a−アグリコン
であることを示す。 製造 4 C−076−B1a−アグリコン C−076−B1a100mgをジオキサン2.5mlに溶解
し、そして水0.5ml、濃硫酸0.5mlおよびジオキサ
ン9.0mlから製造した混合物2.5mlと合する。反応
混合物を室温で17時間撹拌する。エーテル50mlお
よび飽和水性重炭酸ナトリウム25mlを加え、相を
分離し次に有機相を水で洗滌し、次に水性相をエ
ーテルで抽出する。有機相を合し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、次に蒸発乾涸する。ベンゼンを加
え、そして溶液を再び蒸発して黄色の油60mgを得
る。油を分離用層クロマトグラフイーシリカゲル
プレート上でクロマトグラフイー処理し、クロロ
フオルムおよびテトラヒドラフランの9:1混合
物で溶離して、約0.35のRfにおいてC−076−
B1a−アグリコン16mgを得る。これは、300MHz
核磁気共鳴によつて確認された。 製造 5 22,23−ジヒドロ−C−076−A1a C−076−A1a51.0mgおよびトリス(トリフエ
ニルフオスフイン)ロジウム()クロライド
14.4mgをベンゼン3.5ml中で合し、そして大気圧
下室温で20時間水素添加する。粗製の反応混合物
を分離用層クロマトグラフイープレート上でのク
ロマトグラフイー処理し、クロロフオルム中の10
%テトラヒドロフランで2回溶離する。生成物を
酢酸エチルを使用して支持体から除去し、次にこ
れを蒸発乾涸する。残留物は300MHz核磁気共鳴
および質量スペクトロメトリーによつて分析して
22,23−ジヒドロ−C−076−A1aであることが
判る。 製造 6 22,23−ジヒドロ−C−076−B1a C−076−B1a1.007g、トリス(トリフエニル
フオスフイン)ロジウム()クロライド314mg
およびベンゼン33mlの溶液を、1気圧の水素圧力
下で室温で21時間水素添加する。溶剤を真空除去
し、次に残留物を塩化メチレンおよび酢酸エチル
の1:1混合物に溶解し、次に過する。液を
シリカゲル60gのカム上におき、塩化メチレンお
よび酢酸エチルの1:1混合物で溶離して10mlづ
つのフラクシヨンをとる。フラクシヨン14〜65を
合し、そして蒸発乾涸して固体物質1.118gを得
る。これは、高圧液体クロマトグラフイーによつ
て水素添加生成物および出発物質の60/40混合物
であることが判る。トリス(トリフエニルフオス
フイン)ロジウム()クロライド310mgを加え、
そして1気圧の水素圧力下で室温で21時間撹拌す
ることによつてベンゼン55ml中で再水素添加す
る。溶剤を真空除去し、次に残留物を溶離剤とし
て酢酸エチルおよび塩化メチレンの40:60混合物
を使用してシリカゲル80g上でのクロマトグラフ
イー処理する。10mlづつのフラクシヨンを集める
そして生成物はフラクシヨン26〜80にでてくる。
これらのフラクシヨンを合し、次に真空蒸発乾涸
して黄色の油を得る。この油をベンゼンに溶解
し、そして凍結乾燥して淡黄色の粉末を得る。こ
れは、質量スペクトロメトリーおよび300MHz核
磁気共鳴によつて、22,23−ジヒドロ−C−076
−B1aであることが判る。生成物0.976gが得ら
れる。 製造 7 22,23−ジヒドロ−C−076−A1a−アグリコ
ン 22,23−ジヒドロ−C−076−A1a10.1mgをメ
タノール中の1%硫酸1.1ml中で室温で20時間撹
拌する。反応混合物を製造6におけるように処理
して油を得る。この油を、シリカゲル上の分離用
層クロマトグラフイー処理およびクロロフオルム
中の5%テトラヒドロフランによる溶離によつて
精製する。生成物をクロマトグラフイープレート
から除去し、そしてベンゼンから凍結乾燥して白
色粉末4.2mgを得る。300MHz核磁気共鳴およびス
ペクトロメトリーは、22,23−ジヒドロ−C−
076−A1a−アグリコンであることを示す。 製造 8 22,23−ジヒドロ−C−076−B1a−アグリコ
ン 22,23−ジヒドロ−C−076−B1a0.486gを、
メタノール中の1%硫酸50mlの撹拌溶液に加え
る。そして反応混合物を室温で13時間撹拌する。
反応混合物を塩化メチレン250mlでうすめ、次に
飽和水性重炭酸カリウム50mlおよび水50mlで洗滌
する。水性相を塩化メチレン20mlづつで2回洗滌
し、次に合した有機相を飽和塩水および硫酸ナト
リウムで乾燥し、次に真空蒸発乾涸して淡黄色の
起泡体0.480gを得る。この起泡体を塩化メチレ
ン4mlに溶解し、そして4つの分離用層クロマト
グラフイーシリカゲルプレート上におき、そして
4%テトラヒドロフランおよびクロロフオルムで
4回溶離する。生成物をシリカゲルプレートから
採取して油状残留物を得る。これをベンゼンから
凍結乾燥して白色固体255.8mgを得る。微量のメ
チルオレアンドロシドが固体物質中に存在するこ
とが判る。次に、白色固体を再びベンゼンから凍
結乾燥し、そして高真空下に20時間おいて不純物
を除去して22,23−ジヒドロ−C−076−B1a−
アグリコンを得る。 本発明に関連する諸化合物の理化学的資料を次
に示す。 (1) 13−クロロ−13−デオキシ−C−076−A2a
−アグリコン(例4) 質量スペクトル 474 (2) 13−クロロ−13−デオキシ−C−076−A2b
−アグリコン(例4に準じて得る) NMR 1.1−1.2ppm二重項 3.40−3.44ppm二重項 質量スペクトル 460 (3) 13−デオキシ−C−076−A2a−アグリコン
(例5) NMR 3.60−3.64ppm二重項 質量スペクトル 440 422 (4) 13−デオキシ−C−076−A2b−アグリコン
(例5に準じて得る) NMR 1.10−1.14ppm二重項 3.44−3.48ppm二重項 質量スペクトル 426 408 (5) 5−0−t−ブチルジメチルシリル−C−
076−B1a−アグリコン(例6) 質量スペクトル 680 456 305 193 (6) 5−0−t−ブチルジメチルシリル−C−
076−B1b−アグリコン(例6に準じて得る) 質量スペクトル 666 442 291 179 (7) 5−0−t−ブチルジメチルシリル−13−デ
オキシ−13−クロロ−C−076−B1b−アグリ
コン(例7に準じて得る) NMR 1.05−1.1ppm二重項 (8) 5−0−t−ブチルジメチルシリル−13−デ
オキシ−C−076−B1a−アグリコン(例8) 質量スペクトル 440 221 193 (9) 5−0−t−ブチルジメチルシリル−13−デ
オキシ−C−076−B1b−アグリコン(例8に
準じて得る) 質量スペクトル 426 207 179 (10) 13−デオキシ−C−076−B1a−アグリコン
(例9) NMR 2.48−3.52ppm二重項 質量スペクトル 568 440 193 (11) 13−デオキシ−C−076−B1b−アグリコン
(例9に準じて得る) NMR 3.40ppm二重項 質量スペクトル 554 426 179 (12) C−076−B1a−アグリコン(製造4) 質量スペクトル 305 (13) C−076−B1b−アグリコン(製造4に準じ
て得る) 質量スペクトル 291 (14) 22,23−ジヒドロ−C−076−A1a−アグ
リコン(製造7) 質量スペクトル 601 582 (15) 22,23−ジヒドロ−C−076−A1b−アグ
リコン(製造7に準じて得る) NMR 3.1ppm 質量スペクトル 587 568 (16) 22,23−ジヒドロ−C−076−B1b−アグリ
コン(製造8に準じて得る) NMR 3.15ppm (17) 13−クロロ−13−デオキシ−22,23−ジヒ
ドロ−C−076−A1b−アグリコン(例10に準
じて得る) NMR 3.12ppm 質量スペクトル 462 426 (18) 13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−
076−A1b−アグリコン(例11に準じて得る) NMR 3.05−3.08ppm二重項 2.08−2.10ppm二重項 0.9ppm (19) 13−デオキシ−5−O−t−ブチルジメチ
ルシリル−22,23−ジヒドロ−C−076−B1b
−アグリコン(例14に準じて得る) NMR 3.10−3.15ppm 3.05ppm(エキスパンデツド・スペ
クトラム) (20) 質量スペクトルイオン
【表】 (21) 300MHz PMRアサインメント
【表】 S=一重項、d=二重項、t=三重項、q=四
重項、dd=二重項(複数)の二重項(doublet
ofdoublets)、dt=三重項(複数)の二重項
(doublet of triplets)、m=多重項、br=ブロー
ド 凡てのカプリング定数(J)はヘルツで与えら
れている。凡てのスペクトルは内部標準
(internal standard)としての(CH34Siをもつ
たCDCl3中で行なわれている。 (22) 下記の諸表における略号の意味は次のとお
りである。 A:22,23−ジヒドロ−C−076−B1a/22,23
−ジヒドロ−C−076−B1b(製造6に準じて得
る) B:22,23−ジヒドロ−C−076−B1b C:22,23−ジヒドロ−C−076−B1aアグリコ
ン/22,23−ジヒドロ−C−076−B1b−アグ
リコン(製造8に準じて得る) D:22,23−ジヒドロ−C−076−B1b−アグリ
コン E:5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,23
−ジヒドロ−C−076−B1a−アグリコン/5
−0−t−ブチルジメチルシリル−22,23−ジ
ヒドロ−C−076−B1b−アグリコン(例12に
準じて得る) F:5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,23
−ジヒドロ−C−076−B1b−アグリコン G:13−クロロ−13−デオキシ−5−0−t−ブ
チルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
076−B1a−アグリコン/13−クロロ−13−デ
オキシ−5−0−t−ブチルジメチルシリル−
22,23−ジヒドロ−C−076−B1b−アグリコ
ン(例13に準じて得る) H:13−クロロ−13−デオキシ−5−0−t−ブ
チルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
076−B1b−アグリコン I:13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチル
シリル−22,23−ジヒドロ−C−076−B1a−
アグリコン/13−デオキシ−5−0−t−ブチ
ルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
076−B1b−アグリコン(例14に準じて得る) J:13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチル
シリル−22,23−ジヒドロ−C−076−B1b−
アグリコン K:13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−076
−B1a−アグリコン/13−デオキシ−22,23−
ジヒドロ−C−076−B1b−アグリコン(例15
に準じて得る) L:13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−076
−B1b−アグリコン 上記の混合物(A,C,E,G,I,K)の凡
ての場合において、スラツシユの左の数値は
“a”系化合物のそれであり、スラツシユの右の
数値は“b”系化合物のそれである。 C−076化合物の赤外スペクトル 22,23−ジヒドロC−076B1a及び22,23−ジ
ヒドロC−076B1b(製造6に準じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3650−3100(s、
OH)、1740および1710(C=0)cm-1 22,23−ジヒドロC−076B1aアグリコン及び
22,23−ジヒドロC−076B1bアグリコン(製造
8に準じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3650−3100(s、
OH)、1710(s、C=0)cm-1 5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,23−
ジヒドロC−076B1aアグリコンおよび5−0−
t−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロC
−076B1bアグリコン(製造12に準じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3600−3200(m、
OH)、1710(s、C=0)cm-1 13−クロロ−13−デオキシ−5−0−t−ブチ
ルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
076B1bアグリコンおよび13−クロロ−13−デオ
キシ−5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,
23−ジヒドロC−076B1bアグリコン(製造13に
準じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3600−3300(w、
OH)、1710(s、C=0)cm-1 13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチルシ
リル−22,23−ジヒドロ−C−076B1aアグリコ
ン及び13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチ
ルシリル−22,23−ジヒドロC−076B1bアグリ
コン(製造14に準じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3600−3200(w、
OH)、1710(s、C=0)cm-1 13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−
076B1aアグリコン及び13−デオキシ−22,23−
ジヒドロ−C−076B1bアグリコン(製造15に準
じて得る) IR(ニート(neat)フイルム):3600−3200(m、
OH)、1710(s、C=0)cm-1 C−076化合物の紫外スペクトル 22,23−ジヒドロ−C−076B1a及び22,23−
ジヒドロ−C−076B1b(製造6に準じて得る) UV(3.0×10-5M、CH3OH)λmax(ε):229
(25000)、237(28000)、244(29000)、253sh
(21000)nm。 22,23−ジヒドロ−C−076B1aアグリコン及
び22,23−ジヒドロ−C−076B1bアグリコン
(製造8に準じて得る) UV(1.43×10-5M、CH3OH)λmax(ε):229
(25000)、237(28500)、244(30500)、252sh
(23900)nm。 5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,23−
ジヒドロ−C−076B1aアグリコン及び5−0−
t−ブチルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−
C−076B1bアグリコン(例12に準じて得る) UV(2.7×10-5M、CH3OH)λmax(ε):237
(26000)、244(27000)、252sh(25000)nm。 13−クロロ−13−デオキシ−5−0−t−ブチ
ルジメチルシリル−22,23−ジヒドロ−C−
076B1aアグリコンおよび13−クロロ−13−デオ
キシ−5−0−t−ブチルジメチルシリル−22,
23−ジヒドロC−076B1bアグリコン(例13に準
じて得る) UV(2.7×10-5M、CH3OH)λmax(ε):244
(28000)、293sh(11000)nm。 13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチルシ
リル−22,23−ジヒドロ−C−076B1aアグリコ
ン及び13−デオキシ−5−0−t−ブチルジメチ
ルシリル−22,23−ジヒドロC−076B1bアグリ
コン(例14に準じて得る) UV(5.0×10-5M、CH3OH)λmax(ε):253
(27000)nm。 13−デオキシ−22,23−ジヒドロ−C−
076B1aアグリコン及び13−デオキシ−22,23−
ジヒドロ−C−076B1bアグリコン(例15に準じ
て得る) UV(1.9×10-5M、CH3OH)λmax(ε):245
(28000)、252(27000)nm。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【特許請求の範囲】
1 コルダイセプス・オフイオグロソイデス
(Cordyceps ophioglossoides Fr.)を寒天平板培
地で培養して得られる菌糸体を、液体培地中で培
養し、得られる培養液から菌糸体を分離除去し、
次いで低分子物質を除去した後、該培養液にエタ
ノールを添加し、生成する沈殿物を採取して溶解
し、得られる溶液からグルカンを加温下に析出さ
せることを特徴とする抗腫瘍活性を有するグルカ
ンの製造法。 2 コルダイセプス・オフイオグロソイデス
(Cordyceps ophioglossoides Fr.)を寒天平板培
地で培養して得られる菌糸体を、液体培地中で培
養し、得られる培養液から菌糸体を分離除去し、
次いで低分子物質を除去した後、該培養液を超音
波処理に付し、得られる培養液からグルカンを加
温下に析出させることを特徴とする抗腫瘍活性を
有するグルカンの製造法。

Claims (1)

  1. R1は水素またはハロゲンである。 R2は水素またはメチルである。 R3はイソプロピルまたは第2級ブチルである。 R4は破線が単一結合を示す場合にのみ存在し、
    水素またはヒドロキシを示す。) を有する化合物。 2 R1がヒドロキシである下記構造式の化合物
    を塩基の存在下においてベンゼンスルフオニルハ
    ライドで処理せしめて、R1がハロゲンである化
    合物を製造することを特徴とする式 の化合物の製法。 (式中、破線は単一または二重結合を示す。 R2は水素またはメチルである。 R3はイソプロピルまたは第2級ブチルである。 R4は破線が単一結合を示す場合にのみ存在し、
    水素またはヒドロキシである。) 5位及び/又は23位に保護基を有するときは反応
    後、除去する。)。 3 R1がハロゲンである下記構造式の化合物を
    遊離基開始剤の存在下においてトリアルキル錫水
    素化合物で処理せしめて、R1が水素である化合
    物を製造することを特徴とする式 の化合物の製法。 (式中、破線は単一または二重結合を示す。 R2は水素またはメチルである。 R3はイソプロピルまたは第2級ブチルである。 R4は破線が単一結合を示す場合にのみ存在し、
    水素またはヒドロキシである。) 5位及び/又は23位に保護基を有するときは反応
    後、除去する。)。 4 R1がヒドロキシである該構造式の化合物を
    塩基の存在下においてベンゼンスルフオニルハラ
    イドで処理せしめて製造したR1がハロゲンであ
    る化合物を出発物質として用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項の製法。
JP15587278A 1977-12-19 1978-12-19 133halo and 133deoxy derivative of cc076 compound Granted JPS54145699A (en)

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