JPH0341012A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH0341012A
JPH0341012A JP17413089A JP17413089A JPH0341012A JP H0341012 A JPH0341012 A JP H0341012A JP 17413089 A JP17413089 A JP 17413089A JP 17413089 A JP17413089 A JP 17413089A JP H0341012 A JPH0341012 A JP H0341012A
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JP
Japan
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collagen
insoluble collagen
cosmetic
insoluble
fibers
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JP17413089A
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English (en)
Inventor
Akira Tanaka
陽 田中
Chikako Kobayashi
小林 千賀子
Teruo Miyata
宮田 暉夫
Satoru Kudome
哲 久留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUYOO KK
Koken Co Ltd
Original Assignee
HOKUYOO KK
Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平均長さ又は平均粒径が0.1−100μm
の不溶性コラーゲン及び/又は、不溶性コラーゲン誘導
体からなる微細線維又は粒状物を配合してなる化粧料に
関するものである。
更に詳しくは、保湿性、及び、吸湿性を有し、且つ肌と
の密着性、伸展性が良好な化粧料に関するものである。
(従来の技術) 化粧料用の顔料として、例えば、タルク、カオリン、炭
酸カルシウム、無水ケイ酸等の体質顔料、酸化チタン、
酸化亜鉛等の白色顔料、ベンガラ、酸化クロム、グンジ
ョウ、タール色素、β−カロチン等の着色顔料、魚鱗箔
、雲母チタン、マイカ等のバール顔料、ステアリン酸マ
グネシウム、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸、その他、ナ
イロン、ポリエチレン等の合成高分子末などがある。
最近、コラーゲン、特に可溶性コラーゲンは、主に基礎
化粧品の天然保湿成分として多く使用されており、保湿
効果、或は、化粧品の使用感の向上に与える効果等が知
られている。
しかし、可溶性コラーゲンは、37℃以上で変性し、ゼ
ラチンになってしまうという性質があるため、ファンデ
ーション等の仕上げ化粧品には配合することが困難であ
った。そこで、仕上げ化粧品にコラーゲンを配合するた
めに、従来の化粧料用の顔料の表面に、コラーゲンおよ
び/またはコラーゲン誘導体をコーティングした顔料を
調整し、それを配合してコラーゲンの効果を発揮させる
という報告はあるが(例えば、特開昭61−69710
号、特開昭62−205167号参照)、コラーゲンそ
のものを基剤とした粉体を調整し、それを配合した化粧
料に関する報告はまだない。
(発明が解決しようとする課題) 一般にコラーゲン線維とよばれる床皮を乾燥し、機械的
に粉砕して線維状のパウダーにしたものは皮革粉としで
あるが、粉砕時に生じる熱によりコラーゲン線維が変性
し、これを化粧料に配合したときにベト材感を与えたり
、線維状のパウダーであるため、線維同志が絡み合い綿
状になってしまい、例えば、これを化粧料に配合した場
合、均一に分散せず、皮膚への密着性、伸展性、均一な
付着性等の効果が得られないという欠点があった。
そこで我々は、上記の欠点を解決し、肌へのなじみ、密
着性、伸展性、付着性、化粧もち等が良好で、肌にしっ
とりとした好ましい感触を与える化粧料を得るため種々
検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的
は、肌へのなじみ、密着性、伸展性、付着性、化粧もち
等が良好な化粧品を提供するにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は、平均長さ0.1〜100μmの不
溶性コラーゲンからなる微細線維を配合したことを特徴
とする化粧料、或は、平均粒径0.1〜lOOμmの不
溶性コラーゲンからなる粒状物を配合したことを特徴と
する化粧料である。
すなわち、本発明では、平均長さ又は平均粒径0.1−
100μmの微細線維状又は粒状の不溶性コラーゲンを
直接化粧品に配合するもので、本発明で使用する微細線
維状又は粒状の不溶性コラーゲンは、コラーゲン線維の
本来の構造であるヘリックス構造を、そのまま保持した
微線維状のもの、或は、これを噴霧乾燥工程によって粒
状にしたもので、その大きさ、即ち、平均長さ又は平均
粒径は、0.1〜100μmを有する。大きさが100
μm以上のものでは均一に分散しにくく、化粧料が平滑
に伸びず、又、O,1μm以下の物では、余りに細かす
ぎて、却って、皮膚の毛穴をふさぐなどの不都合を生ず
る。従って、大きさとしては0.1〜100μmが良く
、特に、平均粒径が1〜30μmのものが好ましい。
本発明に係る不溶性コラーゲンの微細線維状物の製造方
法としては、次の方法が適当である。
すなわち、一般に動物の真皮、鍵などのコラーゲン組織
、特に皮革産業でのバイプロダクトである生床、または
、石灰漬終了後の床皮部分を原料とし、これを部分的に
変性させた後、蛋白質分解酵素を作用させる方法である
。即ち、コラーゲン組織を水の存在下、加熱変性、或い
はロダンカリ、又は塩化カルシウムなどの蛋白質変性剤
による変性によって部分変性した後、蛋白分解酵素を作
用させると、変性した部分の不溶性コラーゲン線維は、
蛋白分解酵素によって、よく消化され、未変性部分の不
溶性コラーゲン線維は、殆ど消化されずに不溶性コラー
ゲン微細線維として残った分散液が得られる。この分散
液を、精製後、回収すると、100μm以下、特に20
μm以下の平均長さを有する不溶性コラーゲン微細線維
が得られる。これは、コラーゲンフィブリルが横に並ん
だ状態の線維的性質が少ないものであり、絡み合いも少
なく、容易にバラバラの状態になるという特徴をもつも
のである。
又、本発明に係る不溶性コラーゲンの粒状物の製造方法
としては、次の方法が適当である。
すなわち、不溶性コラーゲン線維を水の存在下で機械的
に粉砕して得られた不溶性コラーゲンの微線維を噴霧乾
燥すると、微線維状物は、液の表面張力の影響によって
、糸鞠の状態となり、不溶性コラーゲン粒状物が得られ
る。
また、前述の化学的方法(蛋白質分解酵素の作用によっ
て不溶性コラーゲン微細線維を得る方法)によって得ら
れた不溶性コラーゲン微細線維の分散液を、精製後、噴
霧乾燥すると、同様に、不溶性コラーゲン粒状物となる
本発明は、これらの方法によって得られた不溶性コラー
ゲンの微細線維若しくは粒状物を使用するのが好ましい
更に、目的に応じて、上述の不溶性コラーゲンの微細線
維若しくは粒状物は、サクシニル化、或いは、アシル化
などの化学修飾されたものや、架橋、或は、染色などさ
れていてもよい。
本発明の化粧料における不溶性コラーゲンの微細線維若
しくは粒状物の使用量(配合量)は、パウダー状の化粧
料の場合、1−100重量%(重量%は組成物の全重量
基準)、ケーキ状の化粧料及び練り物の化粧料及び液状
の化粧料の場合は、配合する金粉体の重量を基準として
1〜100重量2である。
本発明の化粧料に配合しつる他の基剤としては、油性物
質、多価アルコール、糖類、金属石鹸類、界面活性剤、
シリコン油、紫外線吸収剤、防腐剤、香料等の一般に配
合しつる化粧用原料があげられる。
実施例1 不溶性コラーゲン粒状物の製造方法 (1)塗床部分100gを63℃で60分加熱し、部分
変性させた後、コラーゲンに対し、0.1%量のペプシ
ンを添加し、25℃で90時間処理する。生成した不溶
性コラーゲンの微細線維を回収し、100μmの焼結フ
ィルターで分級した後、スプレードライにより不溶性コ
ラーゲン粒状物を得る。
(2)鍵の部分100gに対して2Mの塩化カルシウム
溶液lQを加え、20℃で20時間作用させ、部分変性
させた後、コラーゲンに対して0.1%量のトリプシン
を添加し25℃で90時間処理し、100μmの焼結フ
ィルターなどで分級する。得られた不溶性コラーゲンの
微細線維を1.0%濃度になるように調整し、コラーゲ
ンのε−NH,基の20%量の無水ミリスチン酸をT)
IFに溶かし、これを加えて反応させ、側鎖をミリスチ
ル化した後、スプレードライヤーにより、ミリスチル化
不溶性コラーゲン粒状物を得る。
(3)石灰漬終了後の床皮、100gを63℃で60分
加熱し部分変性させた後、コラーゲンに対し、0.1%
のトリプシンを添加し、25℃で90時間処理する。生
成した不溶性コラーゲンの微線維を回収し、100μm
の焼結フィルターで分級したと、濃縮する。
この濃縮物をメタノール中に分散し、充分に撹拌、脱水
した後、?濾過、乾燥する。
実施例2 油性ファンデーション 流動パラフィン20g、液状ラノリン5g、マイクロク
リスタリンワックス15g、セレシン5gL ミリスチ
ン酸イソプロピル15gを混合し、加熱融解して均一に
する。別に実施例1−(2)で得られたミリスチル化不
溶性コラーゲン粒状物10g、酸化チタン8g1 タル
ク12g、カオリン6g1着色顔料3gを均一に混合し
、油性基剤中に加え、ロールミルで練る。練ったものを
再融解し、減圧下でゆっくりと撹拌し、脱泡し、60℃
で香料を加え、均一に混合した後容器に流し込み放冷し
て固める。
実施例3 パウダーケーキ 実施例1−(1)で得られた不溶性コラーゲン粒状物1
0g、酸化チタン12g、マイカ20g、タルク40g
ベンガラ3g、黄酸化鉄2.5g及び黒酸化鉄0.5g
を均一に混合する。これを高速ブレンダーに移し、流動
パラフィン5g1 ミリスチン酸オクチルドデシル2.
5g、ワセリン2.5g、防腐剤、香料を加え均一に混
合し、粉砕機で処理し、ふるいを通した後、圧縮して成
型する。
実施例4 油性マスカラ カルナバロウ7.5g、マイクロクリスタリンワックス
21.5g、ラノリン0.4g、流動イソパラフィン6
0.6gを加熱融解して均一にする。別に実施例1−(
3)で得られた不溶性コラーゲン微細線維5g、酸化チ
タン3g、カーボンブラック2. Ogを均一に混合し
、油性基剤中に加え、ロールミルで練りながら冷却し、
製品とする。
以下、実施例3のパウダーファンデーションについて製
品テストを行なう。
女子20人をパネラ−として、肌への付着性、しっとり
とした感触、化粧もちの良さの3点について官能テスト
を行なった。
対照として、実施例3の処方から不溶性コラーゲンパウ
ダーを除いたものを試作して使用した。
試験条件は、洗顔後、下地クリームを塗布し、古顔に不
溶性コラーゲンパウダー配合、左顔に不溶性コラーゲン
パウダー未配合のものを塗布し、各試料について、その
使用感を良い、やや良い、普通、やや悪い、悪いの5段
階で評価した。
試料A 不溶性コラーゲンパウダー配合、パウダーファ
ンデーション 試料B 不溶性コラーゲンパウダー未配合、パウダーフ
ァンデーション 木肌への付着性 試料\評価 良 やや良 普通 やや悪 悪A    
 1271 8       11432 本しっとり感 試料\評価 良 やや良 普通 やや悪 悪A    
   17  3 8          1073 本化粧もちの良さ 試料\評価 良 やや良 普通 やや悪 悪A    
    16   4 B        1587 (発明の効果) 本発明に使用する不溶性コラーゲン微細線維は、線維的
な性質の少ない、即ち、線維同志の絡み合いの少ないも
のであるため、化粧料への分散性は床革を機械的に粉砕
した皮革粉よりも良好である。
また、噴霧乾燥により得られる粒状物は、不溶性コラー
ゲン微細線維がまるまった糸鞠状の構造をしているため
に比表面積が大きく、保湿性、吸湿性に優れ、化粧料に
配合した場合、皮膚への密着性、伸展性が良好である。
更に、天然のコラーゲンを原料としているため、皮膚、
粘膜等への刺激も少なく、安全性が高いパウダーであり
、特に、固型のメイクアップ化粧料に配合した場合、そ
の強度も増加し、成形及び成形製品の運搬、保存時の製
品のひび割れ、破壊を生じることがないなどの特徴をも
っている。そのため、この不溶性コラーゲンパウダーを
配合した本発明の化粧料は皮膚への親和性、付着性が良
く、化粧くずれしにくく、潤いのあるしっとりした肌を
保持できる等の効果を与えるものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均長さ0.1〜100μmの不溶性コラーゲン
    からなる微細線維を配合したことを特徴とする、化粧料
  2. (2)不溶性コラーゲンの微細線維が、コラーゲン線維
    を水の存在下で部分変性した後、蛋白質分解酵素を作用
    させて作成したものである請求項第1項記載の化粧料。
  3. (3)平均粒径0.1〜100μmの不溶性コラーゲン
    からなる粒状物を配合したことを特徴とする、化粧料。
  4. (4)不溶性コラーゲンの粒状物が、コラーゲン線維を
    水の存在下で部分変性した後、蛋白質分解酵素を作用さ
    せ、これを噴霧乾燥して作成したものである請求項第3
    項記載の化粧料。
  5. (5)不溶性コラーゲンの粒状物が、コラーゲン線維を
    水の存在下で機械的に粉砕し、噴霧乾燥して作成したも
    のである請求項第3項記載の化粧料。
  6. (6)不溶性コラーゲンの微細線維は、動物由来の真皮
    、腱、及び/又は皮革産業の副産物である生皮、石灰漬
    終了後の床皮を原料として調整されるものである請求項
    第1項又は第3項記載の化粧料。
  7. (7)不溶性コラーゲンが、アシル化又はメチル化など
    の化学修飾されたものである請求項第1項又は第3項記
    載の化粧料。
  8. (8)不溶性コラーゲンは、架橋されているものである
    請求項第1項又は第3項項記載の化粧料。
  9. (9)不溶性コラーゲンは染色されているものである請
    求項第1項又は第3項記載の化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040040970A (ko) * 2002-11-08 2004-05-13 이상건 콜라겐 식물성 투명 비누의 제조방법
JP2006151847A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Nitta Gelatin Inc コラーゲンペプチド組成物とその製造方法、化粧料組成物

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KR20040040970A (ko) * 2002-11-08 2004-05-13 이상건 콜라겐 식물성 투명 비누의 제조방법
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