JPH0340Y2 - - Google Patents

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JPH0340Y2
JPH0340Y2 JP2587283U JP2587283U JPH0340Y2 JP H0340 Y2 JPH0340 Y2 JP H0340Y2 JP 2587283 U JP2587283 U JP 2587283U JP 2587283 U JP2587283 U JP 2587283U JP H0340 Y2 JPH0340 Y2 JP H0340Y2
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JP
Japan
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center
gravity
balance weight
plate
rotating shaft
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JP2587283U
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JPS59133036U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、脱穀機の揺動板振動防止装置に関す
るものである。
脱穀機の選別室に設けた揺動板は、往復揺動運
動の慣性力に起因して振動を発生する。このよう
な振動を防止するため、揺動板を揺動駆動する回
転軸に、バランスウエイトを設けるようにしたも
のがある。
ところが、従来の揺動板振動防止装置では、バ
ランスウエイトが選別室内に設けられているた
め、これが選別作用の邪魔になつたり、また藁屑
等が巻きついたりすることがあつた。また、バラ
ンスウエイトの重量は揺動板のそれに比べて小さ
いため、振動の減衰効果が十分でないばかりでな
く、バランスウエイトの機体幅方向の片側に片寄
つて設けられているため、機体幅方向に偶力(回
転力)を発生し、別の不要な振動を発生してい
た。
本考案の目的は、上記従来装置の問題を解消
し、揺動板の選別作用の邪魔になつたり、藁屑等
の巻きつきを発生することがないようにしなが
ら、振動の減衰効果が大きく、しかも機体幅方向
の偶力による振動をも発生しないようにした脱穀
機の揺動板振動防止装置を提供せんとすることに
ある。
上記目的を達成する本考案による脱穀機の揺動
板振動防止装置は、揺動板を揺動駆動すべく横設
した回転軸と、バランスウエイトを回転駆動すべ
く横設した回転軸とを同一回転数となるように連
動連結し、前記揺動板重心の往復運動軌跡中心点
の接線方向における揺動板重心の運動分力とバラ
ンスウエイト重心の運動分力とが、互いに逆方向
となるように設定すると共に、前記いずれか一方
の回転軸に対する前記揺動板重心の垂線とバラン
スウエイト重心の垂線とが、同回転軸に直交する
同一面内に実質的に内在すべくし、かつ前記バラ
ンスウエイトを選別室底板の下側に配設したこと
を特徴とするものである。
以下、本考案を図に示す実施例により説明す
る。
第1図において、1は前処理部、2は脱穀部、
3はエンジン室、4はカツタである。
上記脱穀部2の内部を示す示す第2図におい
て、5は扱胴、6は扱胴5により脱穀された穀粒
を選別するための選別室である。選別室6は、そ
の下部の底板7上方に揺動板8を有し、前方側に
は唐箕フアン9、後部上方には排塵フアン10を
有している。
第3図及び第4図に示すように、上記揺動板8
は、その重心Gの位置を長いリンク11により、
また前方側を短いリンク12により枢支され、そ
れぞれリンク11下方の軸11aとリンク12下
方の軸12aとを支点として揺動するようになつ
ている。リンク11はその途中を、連結棒15を
介して回転軸13に固定したカム14に連結され
ている。回転軸13は、水平螺旋13aを有して
おり、かつ機外に設けたプーリ16から動力を入
力するようになつている。
一方、底板7の下側には、バランスウエイト1
7を取付けた回転軸18が設けてある。この回転
軸18と前記回転軸13には、歯数が同じスプロ
ケツト20,19がそれぞれ固定され、そのスプ
ロケツト20,19にチエン21が巻回されてい
る。このため上記回転軸13が、プーリ16から
入力した動力により回転すると、回転軸13と1
8とは同一回転数で回転し、前者の回転軸13は
揺動板8を揺動運動させ、かつ後者の回転軸18
はバランスウエイト17を回転運動させる。揺動
板8の揺動により、その重心GはA〜Bの円弧軌
跡を画いて揺動を行い、その揺動運動軌跡A〜B
の中心点Cにおいて引いた接線はD−Eのように
なる。第3図に示すように、上記回転軸18は、
上記接線D−E上に位置し、かつ直交するように
配置されている。
バランスウエイト17は、上述のような運動を
行うとき、バランスウエイト17の重心gの接線
D−E方向の運動分力と揺動板8の重心Gの接線
D−E方向の運動分力とが、互いに逆方向になる
ように回転軸18に取付けられている。このため
接線D−E方向において、揺動板8の慣性力とバ
ランスウエイト17の慣性力とは、互いに打消し
あうようになつている。したがつて、揺動板8が
慣性力により発生する振動は一層効果的に減衰さ
れることになる。
また、第4図に示すように、揺動板8の重心G
のいずれか一方の回転軸13,18に対する垂線
と、バランスウエイト17の重心gのいずれか一
方の回転軸13,18に対する垂線とは、同回転
軸13,18に直交する共通の面F内に同時に内
在するようにしてある。このため、回転軸方向
(機体の幅方向)おいて、重心Gとgとの機体幅
方向のずれによる偶力は発生しないことになる。
また、バランスウエイト17は、底板7の下側
に配設されているため、揺動板8の選別作用を邪
魔することがなく、また藁屑等が巻きつくことも
ない。
第5図は、本考案の他の実施例を示すものであ
る。
この実施例では、二つのバランスウエイト17
a,17bを、それぞれ独立した二つの回転軸1
8a,18bに設けるようにした点で上記実施例
とは異なつている。二つの回転軸18a,18b
は、揺動板8の重心Gの揺動運動軌跡A〜Bの中
心点Cにおける接線D−Eに対し対称に配設され
ている。また、回転軸18a,18bに固定した
スプロケツト20a,20bは、スプロケツト1
9と同一歯数であつて、そのスプロケツト20
a,20bには、互いに逆方向に回転するように
チエン21が巻回されている。そして、二つのバ
ランスウエイト17a,17bは、その重心ga,
gbが上記接線D−Eに垂直な方向に発生する運
動分力(慣性力)が、互いに打消し合うように、
回転軸18a,18bにそれぞれ対称に取付けら
れている。
また、上記実施例と同様に、バランスウエイト
17a,17bの接線D−E方向への運動分力
が、揺動板8の同じく接線D−E方向への運動分
力とが、互いに逆方向となるようにバランスウエ
イトの取付位置が設定してある。
したがつて、この実施例の振動防止装置では、
揺動板8の揺動運動によつて生ずる慣性力を低減
しつつ、しかも二つのバランスウエイト17a,
17bの配置により、接線D−Eに対し垂直方向
に生ずるバランスウエイトの慣性力をも打消して
不要な偶力の発生を抑制し、全体の振動を大幅に
低減する。
上述したように、本考案による脱穀機の揺動板
振動防止装置は、揺動板を揺動駆動すべく横設し
た回転軸と、バランスウエイトを回転駆動すべく
横設した回転軸とを同一回転数となるように連動
連結し、前記揺動板重心の往復運動軌跡中心点の
接線方向における揺動板重心の運動分力とバラン
スウエイト重心の運動分力とが、互いに逆方向と
なるように設定すると共に、前記いずれか一方の
回転軸に対する前記揺動板重心の垂線とバランス
ウエイト重心の垂線とが、同回転軸に直交する同
一面内に実質的に内在すべくし、かつ前記バラン
スウエイトを選別室底板の下側に配設したので、
バランスウエイトが揺動板の選別作用の邪魔にな
つたり、或いは藁屑等が巻きついたりすることが
ないばかりでなく、振動板とバランスウエイトと
が互いに慣性力を打消し合い、振動の減衰効果を
大幅に改善し、かつ機体幅方向の偶力による振動
も抑制する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による装置を装備したコンバ
インの側面図、第2図は同コンバインの脱穀部の
縦断面図、第3図は同装置の要部を拡大して示す
縦断面図、第4図は第3図の−矢視図、第5
図は他の実施例による装置の要部の縦断面図であ
る。 2……脱穀部、6……選別室、7……底板、8
……揺動板、13,18,18a,18b……回
転軸、17,17a,17b……バランスウエイ
ト、A〜B……揺動運動軌跡、C……中心点、D
−E……接線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揺動板を揺動駆動すべく横設した回転軸と、バ
    ランスウエイトを回転駆動すべく横設した回転軸
    とを同一回転数となるように連動連結し、前記揺
    動板重心の往復運動軌跡中心点の接線方向におけ
    る揺動板重心の運動分力とバランスウエイト重心
    の運動分力とが、互いに逆方向となるように設定
    すると共に、前記いずれか一方の回転軸に対する
    前記揺動板重心の垂線とバランスウエイト重心の
    垂線とが、同回転軸に直交する同一面内に実質的
    に内在すべくし、かつ前記バランスウエイトを選
    別室底板の下側に配設したことを特徴とする脱穀
    機の揺動板振動防止装置。
JP2587283U 1983-02-25 1983-02-25 脱穀機の揺動板振動防止装置 Granted JPS59133036U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2587283U JPS59133036U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 脱穀機の揺動板振動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2587283U JPS59133036U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 脱穀機の揺動板振動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133036U JPS59133036U (ja) 1984-09-06
JPH0340Y2 true JPH0340Y2 (ja) 1991-01-07

Family

ID=30156844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2587283U Granted JPS59133036U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 脱穀機の揺動板振動防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59133036U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59133036U (ja) 1984-09-06

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