JPH0454761Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0454761Y2 JPH0454761Y2 JP8821983U JP8821983U JPH0454761Y2 JP H0454761 Y2 JPH0454761 Y2 JP H0454761Y2 JP 8821983 U JP8821983 U JP 8821983U JP 8821983 U JP8821983 U JP 8821983U JP H0454761 Y2 JPH0454761 Y2 JP H0454761Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorting body
- oscillating sorting
- oscillating
- balancer
- extension line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013019 agitation Methods 0.000 claims description 8
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 7
- 241000251169 Alopias vulpinus Species 0.000 claims 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
一般に脱穀機の揺動選別体を前後揺動させる
と、揺動方向の慣性力が生ずるので、脱穀機をコ
ンバインに搭載した場合、機体が著しく揺動方向
に振動し、搭乗した操縦者に不快感を与えると共
に疲労が大きかつた。
と、揺動方向の慣性力が生ずるので、脱穀機をコ
ンバインに搭載した場合、機体が著しく揺動方向
に振動し、搭乗した操縦者に不快感を与えると共
に疲労が大きかつた。
前記欠点を改善すべく1本の軸に揺動選別体の
慣性力を打消すバランサーを設けることが提案さ
れたが、バランサーの回転により揺動選別体の揺
動方向と略直交する方向の振動が発生する欠点が
あつた。
慣性力を打消すバランサーを設けることが提案さ
れたが、バランサーの回転により揺動選別体の揺
動方向と略直交する方向の振動が発生する欠点が
あつた。
また、揺動選別体は一定の姿勢を保つて前後揺
動させるより、扇動させながら揺動させた方が選
別性能を向上することができることも既に知られ
ている。
動させるより、扇動させながら揺動させた方が選
別性能を向上することができることも既に知られ
ている。
しかしながら、揺動選別体を扇動させると、揺
動選別体の一端部は前後動するのに対して他端部
は斜め上下に前後動するので、極性モーメントが
発生し、これにより機体が複雑に振動する欠点が
あつた。
動選別体の一端部は前後動するのに対して他端部
は斜め上下に前後動するので、極性モーメントが
発生し、これにより機体が複雑に振動する欠点が
あつた。
本考案は揺動選別体の揺動及び扇動による機体
の振動を防止して操縦者の疲労及び騒音が少な
く、各部の耐久性を向上することができる脱穀機
を提供せんとするものであつて、扱室の下方に揺
動選別体を扇動するように架設した脱穀機におい
て、前記揺動選別体の重心移動平均線の延長線近
傍でかつ該延長線と略直交する位置に、前記揺動
選別体と同期して相互に逆回転する平行な2本の
バランサー軸を支架し、それらのバランサー軸に
前記揺動選別体の慣性力と釣合う方向に作用する
対をなすバランサーを装着し、上記バランサー軸
を、前記揺動選別体の扇動中心と反対側へ前記延
長線から揺動選別体の扇動による極性モーメント
を打消すように偏位させたことを特徴とするもの
である。
の振動を防止して操縦者の疲労及び騒音が少な
く、各部の耐久性を向上することができる脱穀機
を提供せんとするものであつて、扱室の下方に揺
動選別体を扇動するように架設した脱穀機におい
て、前記揺動選別体の重心移動平均線の延長線近
傍でかつ該延長線と略直交する位置に、前記揺動
選別体と同期して相互に逆回転する平行な2本の
バランサー軸を支架し、それらのバランサー軸に
前記揺動選別体の慣性力と釣合う方向に作用する
対をなすバランサーを装着し、上記バランサー軸
を、前記揺動選別体の扇動中心と反対側へ前記延
長線から揺動選別体の扇動による極性モーメント
を打消すように偏位させたことを特徴とするもの
である。
以下、図面に示す実施例について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3上の一側に搭載し
た脱穀機であつて、機台3の他側には図示してな
いが、従来のものと同様前方から順に操作盤、操
縦席、穀粒タンク等が配設してあり、脱穀機の前
部には刈取装置4と穀稈搬送装置5とからなる前
処理装置が昇降可能に装着してある。
1は走行装置2を有する機台3上の一側に搭載し
た脱穀機であつて、機台3の他側には図示してな
いが、従来のものと同様前方から順に操作盤、操
縦席、穀粒タンク等が配設してあり、脱穀機の前
部には刈取装置4と穀稈搬送装置5とからなる前
処理装置が昇降可能に装着してある。
また、前記脱穀装置1の扱室6内には扱胴7が
軸架してあり、受網8の下方から排塵選別室9に
わたる選別風路には前部と後部を揺動アーム1
0,10,11,11で支承した揺動選別体12
が前後揺動するように配設してあり、後方の揺動
アーム11,11は下部を支軸O1により前傾姿
勢で支持されているので、上端は第2図に示すよ
うに点P1を中心としてP1′とP1″との間を斜め上
下に往復動し、前方の揺動アーム10,10は、
支軸O2で支持されていて上端はP2点を、中心と
してP2′とP2″との間を前後動しその移動平均線
は略水平になり、結局、揺動選別体12は前後動
しながら扇動運動する。
軸架してあり、受網8の下方から排塵選別室9に
わたる選別風路には前部と後部を揺動アーム1
0,10,11,11で支承した揺動選別体12
が前後揺動するように配設してあり、後方の揺動
アーム11,11は下部を支軸O1により前傾姿
勢で支持されているので、上端は第2図に示すよ
うに点P1を中心としてP1′とP1″との間を斜め上
下に往復動し、前方の揺動アーム10,10は、
支軸O2で支持されていて上端はP2点を、中心と
してP2′とP2″との間を前後動しその移動平均線
は略水平になり、結局、揺動選別体12は前後動
しながら扇動運動する。
従つて、揺動選別体12の重心Gは前方を中心
として円弧状に往復動する。
として円弧状に往復動する。
そこで、前記重心Gの移動平均線の延長線をY
−Yとし、前記揺動選別体12の下方の上記Y−
Y線の近傍で、かつY−Y線と直交するX−X線
上に2本のバランサー軸13,14を両側壁で回
転自在に支承すると共に前記揺動選別体12と同
期回転、つまり、揺動選別体12が1往復する間
に1回転するように連動させ、それらのバランサ
ー軸13,14には、遠芯力が揺動選別体12の
慣性力と逆向きになると共に対象形になるように
バランサー15,15,16,16(1本のバラ
ンサー軸に左右1個ずつ、又は1本のバランサー
軸の中間に1個、他方のバランサー軸の両側部に
上記バランサーに1/2の重量のバランサーを1個
ずつ)を取付けてある。
−Yとし、前記揺動選別体12の下方の上記Y−
Y線の近傍で、かつY−Y線と直交するX−X線
上に2本のバランサー軸13,14を両側壁で回
転自在に支承すると共に前記揺動選別体12と同
期回転、つまり、揺動選別体12が1往復する間
に1回転するように連動させ、それらのバランサ
ー軸13,14には、遠芯力が揺動選別体12の
慣性力と逆向きになると共に対象形になるように
バランサー15,15,16,16(1本のバラ
ンサー軸に左右1個ずつ、又は1本のバランサー
軸の中間に1個、他方のバランサー軸の両側部に
上記バランサーに1/2の重量のバランサーを1個
ずつ)を取付けてある。
また、前記バランサー軸15と16との中間点
Qは、Y−Y線のP2と反対側へeだけ偏位して
いる。
Qは、Y−Y線のP2と反対側へeだけ偏位して
いる。
前述のコンバインにおいて、前処理装置により
脱穀機の供給された刈取穀稈は、扱胴7によつて
脱穀処理され、穀粒と短い藁屑は受網8から揺動
選別体12の始端側へ落入し、長藁や穂切等は扱
室終端の送塵口から揺動選別体12の終端側に落
入して揺動選別体12で移送選別されて、穀粒は
選別網から一番受樋に、また、穂切その他の二番
物は後部のストローラツクから二番受樋に落入す
る。
脱穀機の供給された刈取穀稈は、扱胴7によつて
脱穀処理され、穀粒と短い藁屑は受網8から揺動
選別体12の始端側へ落入し、長藁や穂切等は扱
室終端の送塵口から揺動選別体12の終端側に落
入して揺動選別体12で移送選別されて、穀粒は
選別網から一番受樋に、また、穂切その他の二番
物は後部のストローラツクから二番受樋に落入す
る。
その間、揺動選別体12は前述のように前後揺
動と前部を中心とする扇動運動を行ない、その重
心GでY−Y線に沿う慣性力Fy,−Fyを生ずる。
動と前部を中心とする扇動運動を行ない、その重
心GでY−Y線に沿う慣性力Fy,−Fyを生ずる。
また、揺動選別体12を駆動する揺動アーム1
1がP1″からP1へ向けて回動する時、第3図aに
示す如く、揺動選別体12には慣性力Fy右回り
の極性モーメントMgを生じ、バランサー15,
16には上記Fyとは逆向きの遠芯力Fb1,Fb2を
生じ、その合力Fbは前記慣性力Fyと打消し合う
と共に揺動選別体12の近似的作用線であるY−
Y線からeだけP2と反対側に偏位しているので、
左回りのモーメント−Mbを生じて前記Mgを打
消す。
1がP1″からP1へ向けて回動する時、第3図aに
示す如く、揺動選別体12には慣性力Fy右回り
の極性モーメントMgを生じ、バランサー15,
16には上記Fyとは逆向きの遠芯力Fb1,Fb2を
生じ、その合力Fbは前記慣性力Fyと打消し合う
と共に揺動選別体12の近似的作用線であるY−
Y線からeだけP2と反対側に偏位しているので、
左回りのモーメント−Mbを生じて前記Mgを打
消す。
更に、前記揺動選別体12がP1点からP1′点に
向かう時、第3図bに示す如くFyがOとなり、
それによりMgもOになり、遠芯力はX−X方向
で吊り合いY−Y方向の分力がないのでFb及び
MbもOである。
向かう時、第3図bに示す如くFyがOとなり、
それによりMgもOになり、遠芯力はX−X方向
で吊り合いY−Y方向の分力がないのでFb及び
MbもOである。
更にまた、前記揺動選別体12がP1′点からP1
点に向かう時、第3図cに示すように揺動選別体
12には慣性力−Fy及び極性モーメント−Mgが
生じ、バランサー15,16の遠芯力の合力は−
Fbとなり、それによるモーメントMbが生ずるの
で、起振力を生ずることがない。
点に向かう時、第3図cに示すように揺動選別体
12には慣性力−Fy及び極性モーメント−Mgが
生じ、バランサー15,16の遠芯力の合力は−
Fbとなり、それによるモーメントMbが生ずるの
で、起振力を生ずることがない。
前記揺動選別体12がP1からP1′へ移行する
時、第3図dに示すようにバランサー15,16
がbの状態と逆向きになるだけでFy,Mg,Fb,
MbはいずれもOになる。
時、第3図dに示すようにバランサー15,16
がbの状態と逆向きになるだけでFy,Mg,Fb,
MbはいずれもOになる。
そして、MgをMbが丁度打消す時、それらと
前記eとは Mb=e(Fy+Fb)=Mg になるので、e=Mg/(Fy+Fb)となるよう
にeを選定すると、揺動選別体12が扇動するこ
とにより発生する極性モーメントを解消すること
ができる。
前記eとは Mb=e(Fy+Fb)=Mg になるので、e=Mg/(Fy+Fb)となるよう
にeを選定すると、揺動選別体12が扇動するこ
とにより発生する極性モーメントを解消すること
ができる。
而して、バランサー軸13,14の取付位置及
びバランサーの形状乃至重量は起振力を減少させ
ることができる範囲内で脱穀機の構成に応じて変
更しても本考案の目的を達成することができる。
びバランサーの形状乃至重量は起振力を減少させ
ることができる範囲内で脱穀機の構成に応じて変
更しても本考案の目的を達成することができる。
本考案は前述のように扱室の下方に揺動選別体
を扇動するように架設した脱穀機において、前記
揺動選別体の重心移動平均線の延長線近傍でかつ
該延長線と略直交する位置に、前記揺動選別体と
同期して相互に逆回転する平行な2本のバランサ
ー軸を支架し、それらのバランサー軸に前記揺動
選別体の慣性力と釣合う方向に作用する対をなす
バランサーを装着し、上記バランサー軸を、前記
揺動選別体の扇動中心と反対側へ前記延長線から
揺動選別体の扇動による極性モーメントを打消す
ように偏位させたので、揺動選別体の揺動によつ
て発生する慣性力を2軸に取付けられた対をなす
バランサーにより相殺して揺動選別体の揺動方向
の振動を防止することができると共に、揺動選別
体が扇動することにより発生する極性モーメント
による振動をも緩和し得て、機体の振動及びそれ
による騒音を防止することができ、疲労を軽減し
ながら軽快な作業を行なうことができる。
を扇動するように架設した脱穀機において、前記
揺動選別体の重心移動平均線の延長線近傍でかつ
該延長線と略直交する位置に、前記揺動選別体と
同期して相互に逆回転する平行な2本のバランサ
ー軸を支架し、それらのバランサー軸に前記揺動
選別体の慣性力と釣合う方向に作用する対をなす
バランサーを装着し、上記バランサー軸を、前記
揺動選別体の扇動中心と反対側へ前記延長線から
揺動選別体の扇動による極性モーメントを打消す
ように偏位させたので、揺動選別体の揺動によつ
て発生する慣性力を2軸に取付けられた対をなす
バランサーにより相殺して揺動選別体の揺動方向
の振動を防止することができると共に、揺動選別
体が扇動することにより発生する極性モーメント
による振動をも緩和し得て、機体の振動及びそれ
による騒音を防止することができ、疲労を軽減し
ながら軽快な作業を行なうことができる。
また、機体振動が少ないので各部の損傷を防止
し得て耐久性を向上することができる。
し得て耐久性を向上することができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は一部を破断したコンバインの側面図、第
2図は作用図、第3図a,b,c,dは揺動選別
体及びバランサー作用図である。 10,11……揺動アーム,12……揺動選別
体、13,14……バランサー軸、15,16…
…バランサー、G……重心。
第1図は一部を破断したコンバインの側面図、第
2図は作用図、第3図a,b,c,dは揺動選別
体及びバランサー作用図である。 10,11……揺動アーム,12……揺動選別
体、13,14……バランサー軸、15,16…
…バランサー、G……重心。
Claims (1)
- 扱室の下方に揺動選別体を扇動するように架設
した脱穀機において、前記揺動選別体の重心移動
平均線の延長線近傍でかつ該延長線と略直交する
位置に、前記揺動選別体と同期して相互に逆回転
する平行な2本のバランサー軸を支架し、それら
のバランサー軸に前記揺動選別体の慣性力と釣合
う方向に作用する対をなすバランサーを装着し、
上記バランサー軸を、前記揺動選別体の扇動中心
と反対側へ前記延長線から揺動選別体の扇動によ
る極性モーメントを打消すように偏位させたこと
を特徴とする脱穀機の振動防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821983U JPS59193238U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 脱穀機の振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821983U JPS59193238U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 脱穀機の振動防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59193238U JPS59193238U (ja) | 1984-12-21 |
JPH0454761Y2 true JPH0454761Y2 (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=30218129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8821983U Granted JPS59193238U (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 脱穀機の振動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59193238U (ja) |
-
1983
- 1983-06-08 JP JP8821983U patent/JPS59193238U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59193238U (ja) | 1984-12-21 |
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