JPH0340937A - セラミックカラーペースト及びその製造方法 - Google Patents

セラミックカラーペースト及びその製造方法

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JPH0340937A
JPH0340937A JP17770889A JP17770889A JPH0340937A JP H0340937 A JPH0340937 A JP H0340937A JP 17770889 A JP17770889 A JP 17770889A JP 17770889 A JP17770889 A JP 17770889A JP H0340937 A JPH0340937 A JP H0340937A
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JP
Japan
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frit
pigment
glass
ceramic color
parts
Prior art date
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JP17770889A
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English (en)
Inventor
Jun Hasegawa
純 長谷川
Yasunori Shiraishi
白石 靖典
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用ウィンドガラスに塗布されるセラミッ
クカラーペースト及びその製造方7去は関する。
(従来の技術) 自動車のウィンドガラスの窓枠への接着部、ウィンドガ
ラス内側面に形成した導電性情ll!電極或いは合せガ
ラスの場合の中間膜の周縁部における剥離等を外部から
隠すため、従来からウィンドガラス表面にセラミックカ
ラーペーストを塗布した後焼成するようにしている。
斯るセラミックカラーペーストはフリット(低融点鉛ガ
ラス)の粉末、顔料(酸化金属)の粉末、アクリル、ロ
ジン、エチルセルロース等の樹脂をテレオピネオール等
の溶剤にて混練してなる。
(発明が解決しようとする課題) セラミックカラーを形成する場合、以下の如き課題があ
る。
(1)セラミックカラーは気泡等の欠陥を生じやすくガ
ラス強度を低下する。
(2)セラミックカラー上に銀ペーストによって導電層
を重ねてプリントすると銀イオンがセラミックカラー中
を拡散してガラス面まで達し、黄色乃至茶褐色のイオン
発色を呈する。
(3)セラミックカラーを塗布した板ガラスを曲げ加工
する時にプレス型にカラーが付着しやすい。
(4)合せガラスを構成する2枚の板ガラスの合せ面に
セラミックカラーを形成する場合には先ずセラミックカ
ラーペーストを一方の板ガラスに塗布した後、乾燥せし
め、次いで珪酸カルシウム粉を散粉した後、他方の板ガ
ラスを重ね、加熱して曲げ成形するのと同時にセラミッ
クカラーペーストを焼成し、この後2枚の板ガラスを中
間膜を介して貼合せるのであるが、焼成の際にセラミッ
クカラーペーストは2枚の板ガラス間に挟まれているた
め酸素が不足し、このため顔料(酸化金属)の酸素をう
ばう還元反応が生じ、セラミックカラーが白っぽく変色
してしまう。
そして上記した課題(1)〜(3)については実開昭6
4−18133号或いは実開昭64−45135号等に
も開示されるように高融点、高粘度のセラミックカラー
を使用したり課B(4)に対してはカラー中の樹脂分を
少なくすることが考えられるが、いずれもプリントが困
難となったり焼成しにくいという課題があり、更に課題
(4)については2枚の板ガラスを上下逆に重ねた状態
で上方の板ガラスの上面にセラミックペーストを塗布し
て焼成することで酸素不足を回避する方法があるが、こ
のようにすると、上下逆にした板ガラスを元に戻して合
せガラスにするとき曲げ曲率が一致せず完全に貼合せら
れない場合がある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、先ず一旦フリットを溶
融せしめて内部に顔料を混入し、この顔料が混入したフ
リットを冷却した後、細かく粉砕して顔料入りフリット
とし、この顔料入りフリットに樹脂と溶剤を添加するよ
うにした。
(作用) フリット内に顔料を包み込ませることで、従来よりも高
融点、例えば板ガラスの曲げ温度よりも100〜200
℃低いガラス転移点のフリットを使用することができ、
また焼成の際に顔料中の酸素がうばねれることもない。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明に係るセラミックカラーペーストの製造
方法を工程順に示したブロック図、第2図は板ガラス表
面に本発明に係るセラミックカラーペーストを塗布した
状態の断面図である。
セラミックカラーペーストを製造するには、先ず低融点
鉛ガラスからなるフリットと酸化金属からなる顔料を混
合し、加熱して低融点鉛ガラスを熔融せしめ溶融した低
融点鉛ガラス中に顔料を均一に分散せしめる。
次いで上記溶融したフリットを冷却した後、細かく粉砕
することで、第2図に示すように顔料1を内部に包み込
んだフリット2を得る。
この後、上記顔料入りフリット2に乾燥時の固着を行う
ためのロジン、アクリル或いはエチルセルロース等の樹
脂とテレピネオール等の溶剤を渥練してセラミックカラ
ーペーストを得る。
ここで前記金成分の割合としては、例えばフリットを5
0〜90重量部、顔料を10〜45重量部とし、これら
フリット及び顔料を 100重量部として、樹脂を3〜
10重量部、溶剤を10〜20重量部とする。またフリ
ットの粒径は1〜30μm1顔料の粒径は1μmとする
尚、フリットに顔料を添加する時期としては、初期の原
料からフリットを溶融製造するときに顔料を添加すると
顔料がイオン化することがあるので、上記の時期を避け
る方が好ましい。
第3図は本発明方法によって得たセラミックカラーペー
ストを用いたウィンドガラスの正面図、第4図は第3図
のA−A線拡大断面図でありウィンドガラスGの一面側
の周縁には本発明に係るセラくツクカラーペーストを焼
成してなるセラミックカラー3が形成され、このセラミ
グカラー3上に銀ペーストを焼成してなるブスバー4が
形成され、左右のブスバー4間を銀ペーストを焼成して
なる抵抗線5でつなぎ、この抵抗線5に通電して発熱さ
せ、防曇作用をなさしめるようにしている。
第5図は本発明に係るセラミックカラーペーストを合せ
ガラスに適用した例を示し、この合せガラスを得るには
、一方の板ガラスG1の内側面にセラミックカラーペー
ストを塗布した状態で他方の板ガラスG2に重ね、これ
ら2枚の板ガラスを加熱炉内或いは炉外で一体的に曲げ
底形し、この時の熱でセラなツクカラーペーストを遠戚
してセラミックカラー3とし、次いで2枚の板ガラスG
l、G2間に中間膜6を介在せしめて接着する。
次に具体的な実施例と比較例を挙げる。
(以下、余白) 〔実施例1〕 ガラス粉末(フリット) pbo                     3
Sin、                     
3R20(NazO,に20.Ljz[1)R203(
B20s) 7重量部 4重量部 4重量部 合計 75重量部 顔料 C。
Fe、03 CuO10重量部 合計 25重量部 上記粉末を攪拌し780℃でルツボで溶融し、その後再
び粉砕し顔料入りフリットを作威し、その顔料入りフリ
ットを用いペースト化した。
顔料入りフリット     100重量部ロジン、セル
ロース系     6重量部ターピネオール     
  16重量部特性は以下の通りであった。
線膨張率         62±2 X 10−’ガ
ラス転移点(屈伏点)   500℃上記のセラミック
カラーを150メツシユで4mm厚300X 300m
rQガラスの中央25CIX 150+nmに均一プリ
ントを行ない乾燥して670℃で焼成(プレスを実施)
し、急冷して強化ガラスを得た。
なお一部のガラスにはセラミックカラーをプリントし、
乾燥した後Agペーストをプリントしたものを作成した
結果は次の通りとなった。
プリント厚み          20μAgのガラス
面から見た透け  な しガラス破損強度(JIS R
3212)   3.7mmブレス着        
  な し〔実施例2) 実施例1のペーストにCr2O3+CuOの顔料を10
重量部(固形分を100として)添加したペーストにて
、同様のテストを行なった。
結果は次のとおりとなった。
プリント厚み 17 μ ガラスの破損強度       3.5mmブレス着 
         な しく比較例〕 顔料がフリット中に分散していないフリッ及び顔料を混
合した従来のペーストで比較テスを実施した。
ガラス粉末(フリット) ト ド Pb0              36.4重量部S
in、              29.3重量部R
20(Na20. R20,Li20)     4.
0重量部R2O3(B203)           
5.3重量部合計 75重量部 顔料 Cr=O= CuO 15,0重量部 10、O重量部 合計 25重量部 上記のフリットと顔料の含みを し、これに以下のものを加えた。
100重量部と ロジン・セルロース系樹脂  6.07mM部ターピネ
オール       16.0重量部特性は以下の通り
であった。
線膨弓長率            82±2 X 1
0’ガラス転移点(屈伏点)    420℃上記のセ
ラミックカラーペーストを150メツシユで4mm厚3
00X 300mmガラスの中央150mmx150m
mに均一プリントを行ない、乾燥して670℃で焼成(
プレスを実施)し、急冷して強化ガラスを得た。
なお一部のガラスには、セラミックカラーをプリントし
、乾燥した後Agペーストをプリントしたものも作成し
た 性能結果は下記のとおりとなった。
Agのガラス面から見た透け  あ リガラスの破損強
度 1.7m 尚、 実施例では顔料大すフリ ット、 樹脂及び熔 剤にてセラミックカラーペーストを構成しているが、顔
料入りフリットの他に顔料を単独で添加してもよい。こ
の場合の添加量は10wt%以下とするのが適当である
また顔料入りフリットと従来のフリットとを混合して使
用してよい。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明によれば、いったんフリッ
トを溶融して顔料を均一に分散せしめ、この溶融したフ
リットを冷却した後粉砕することで顔料を内部に包み込
んだフリット(顔料入りフリット)としたため、従来で
あれば板ガラスを曲げ成形するときの温度でフリットを
溶融させて顔料を包み込ませなければならず、フリット
として板ガラスの曲げ温度よりもかなり低い温度で溶融
するものを選定しなければならず、結局、低粘度で膨張
率の比較的大きなフリットを使用することとなり、板ガ
ラスの強度低下、銀ペーストを重ねて塗布したときのイ
オン拡散による発色、プレス型へのセラミックカラーの
付着、更には合せガラスとした場合の変色等を招いてい
たが、本発明によればフリットで予じめ顔料を包み込ん
でおくため高粘度、低膨張のフリットを選定でき、且つ
顔料中の酸素もうばわれないので、上記の不利を全て解
消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法9工程図、第2図はセラミックカラ
ーペーストを板ガラス表面に塗布した状態の拡大断面図
、第3図はセラミックカラーを形成した板ガラスの平面
図、第4図は第3図のA−A線拡大断面図、第5図は合
せガラスの要部断面図である。 尚、図面中1は顔料、2はフリット、3はセラミックカ
ラー G、Gl、G2は板ガラス。 特 許 出 願 人  日本板硝子株式会社代 理 人
 弁理士   下  1) 容一部間    弁理士 
   大  橋  邦  度量    弁理士    
小   山      有事1 図 + 第2図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低融点鉛ガラスからなるフリット、顔料、樹脂及
    び溶剤を混練してなるセラミックカラーペーストにおい
    て、前記フリットの少くとも一部には前記顔料が分散し
    ていることを特徴とするセラミックカラーペースト。
  2. (2)前記フリットは55〜90重量部、顔料は10〜
    45重量部、前記のフリット及び顔料を100重量部と
    して樹脂は3〜10重量部、溶剤は10〜20重量部で
    あることを特徴とする請求項1に記載のセラミックカラ
    ーペースト。
  3. (3)低融点鉛ガラスからなるフリットを溶融してフリ
    ット内に顔料を混入し、冷却した後のフリットを粉砕し
    て顔料入りフリットとし、この顔料入りフリットに樹脂
    及び溶剤を加えて混練するようにしたことを特徴とする
    セラミックカラーペーストの製造方法。
JP17770889A 1989-07-10 1989-07-10 セラミックカラーペースト及びその製造方法 Pending JPH0340937A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562824A (en) * 1978-11-06 1980-05-12 Nippon Sheet Glass Co Ltd Colored paint for baking glass surface
JPS5912978A (ja) * 1982-06-30 1984-01-23 デグツサ・アクチエンゲゼルシヤフト セラミツク及びその他の物体上に精密なスクリ−ン印刷及びレリ−フ状の彩飾を施すためのビヒクル
JPS6384784A (ja) * 1986-09-30 1988-04-15 Toshiba Corp 圧接用金型

Patent Citations (3)

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