JPH0340698Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0340698Y2 JPH0340698Y2 JP3865386U JP3865386U JPH0340698Y2 JP H0340698 Y2 JPH0340698 Y2 JP H0340698Y2 JP 3865386 U JP3865386 U JP 3865386U JP 3865386 U JP3865386 U JP 3865386U JP H0340698 Y2 JPH0340698 Y2 JP H0340698Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- side frame
- reinforcing plate
- section
- longitudinal direction
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 21
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は車両のサイドフレームに関し、特にワ
イヤハーネスの配線ダクトとして使用できるサイ
ドフレームの構造に関する。
イヤハーネスの配線ダクトとして使用できるサイ
ドフレームの構造に関する。
[従来の技術]
トラツク等の重量車両において、サイドフレー
ムを閉断面構造として強化したものがあり、これ
は断面U字状の長尺インナフレームとアウタフレ
ームを対向配設して矩形閉断面を形成している。
上記サイドフレーム内には、通常、長手方向の複
数箇所にインナフレームとアウタフレームを対向
位置決めする補強板が設けられており、これを第
4図に示す。
ムを閉断面構造として強化したものがあり、これ
は断面U字状の長尺インナフレームとアウタフレ
ームを対向配設して矩形閉断面を形成している。
上記サイドフレーム内には、通常、長手方向の複
数箇所にインナフレームとアウタフレームを対向
位置決めする補強板が設けられており、これを第
4図に示す。
図において、F1はアウタフレーム、F2はイ
ンナフレームであり、これらを対向溶接して閉断
面を形成するとともに、閉断面内に補強板1′が
設けてある。補強板1′は、第5図に示す如く、
板材を折り曲げて鞍型としたもので、下端の両フ
ランジ部11′をインナフレームF2に接合する
とともに頂面12′をアウタフレームF1に当接
せしめてある。
ンナフレームであり、これらを対向溶接して閉断
面を形成するとともに、閉断面内に補強板1′が
設けてある。補強板1′は、第5図に示す如く、
板材を折り曲げて鞍型としたもので、下端の両フ
ランジ部11′をインナフレームF2に接合する
とともに頂面12′をアウタフレームF1に当接
せしめてある。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで、車両前部のインストルメントパネル
より車両後部の尾燈その他の電装品に至るワイヤ
ハーネスは、従来、サイドフレームの側面に沿つ
て布設しているが、ここには各種部品や配管類が
設けられており、これらとの干渉を避けるために
蛇行配線となつて配線長および配線工数の増大を
もたらしていた。
より車両後部の尾燈その他の電装品に至るワイヤ
ハーネスは、従来、サイドフレームの側面に沿つ
て布設しているが、ここには各種部品や配管類が
設けられており、これらとの干渉を避けるために
蛇行配線となつて配線長および配線工数の増大を
もたらしていた。
そこで、閉断面を形成する上記サイドフレーム
を配線ダクトとして使用することが考えられる
が、補強板1′によつてその内部空間が分断され
ているという問題がある。
を配線ダクトとして使用することが考えられる
が、補強板1′によつてその内部空間が分断され
ているという問題がある。
本考案はかかる問題点に鑑み、補強板によつて
分断されない連通した内部空間を有し、したがつ
てワイヤハーネスの配線ダクトとして有効に使用
できる車両のサイドフレームを提供することを目
的とする。
分断されない連通した内部空間を有し、したがつ
てワイヤハーネスの配線ダクトとして有効に使用
できる車両のサイドフレームを提供することを目
的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案の構成を第1図、第2図で説明すると、
車両のサイドフレームFには長手方向の複数箇所
に補強板1が設けてある。上記サイドフレームF
は断面U字状の長尺インナフレームF2とアウタ
フレームF1を対向溶接して矩形閉断面の筒体と
なしたもので、上記補強板1は上記インナフレー
ムF2とアウタフレームF1を対向位置決めして
いる。
車両のサイドフレームFには長手方向の複数箇所
に補強板1が設けてある。上記サイドフレームF
は断面U字状の長尺インナフレームF2とアウタ
フレームF1を対向溶接して矩形閉断面の筒体と
なしたもので、上記補強板1は上記インナフレー
ムF2とアウタフレームF1を対向位置決めして
いる。
補強板1は上記閉断面に沿うU字状に形成して
あつて、その底壁13をサイドフレームFの一方
の側面に当接せしめるとともに、上記サイドフレ
ームの上下面に接して位置せしめた両側壁11,
12の端面をサイドフレームFの他方の側面に当
接せしめ、かつ上記両側壁11,12の対向面は
内方へ突出しかつサイドフレーム長手方向へ緩や
かに突出高さが変化する弧面としてある。しかし
て、これら弧面間にはサイドフレームFの長手方
向に連通する空間Sが形成されている。
あつて、その底壁13をサイドフレームFの一方
の側面に当接せしめるとともに、上記サイドフレ
ームの上下面に接して位置せしめた両側壁11,
12の端面をサイドフレームFの他方の側面に当
接せしめ、かつ上記両側壁11,12の対向面は
内方へ突出しかつサイドフレーム長手方向へ緩や
かに突出高さが変化する弧面としてある。しかし
て、これら弧面間にはサイドフレームFの長手方
向に連通する空間Sが形成されている。
[効果]
本考案のサイドフレームによれば、補強板1の
両側壁11,12を弧面となしたから充分な強度
が得られるとともに、弧面間にはサイドフレーム
Fの長手方向に連通する空間Sが形成されるか
ら、第1図に示す如く、ワイヤハーネスWをサイ
ドフレームF内に挿通布設することができる。そ
して、この挿通時にワイヤハーネスWは上記弧面
により進行方向(図中矢印)へ滑かにガイドされ
る。
両側壁11,12を弧面となしたから充分な強度
が得られるとともに、弧面間にはサイドフレーム
Fの長手方向に連通する空間Sが形成されるか
ら、第1図に示す如く、ワイヤハーネスWをサイ
ドフレームF内に挿通布設することができる。そ
して、この挿通時にワイヤハーネスWは上記弧面
により進行方向(図中矢印)へ滑かにガイドされ
る。
[実施例]
第1図において、サイドフレームF内には長手
方向の複数箇所に補強板1が設けてある。サイド
フレームFは、第2図に示す如く、断面U字状の
長尺インナフレームF2とアウタフレームF1を
対向溶接して矩形閉断面の筒体としてある。
方向の複数箇所に補強板1が設けてある。サイド
フレームFは、第2図に示す如く、断面U字状の
長尺インナフレームF2とアウタフレームF1を
対向溶接して矩形閉断面の筒体としてある。
補強板1は板材を上記閉断面に沿うU字状に成
形してなり、かつその両側壁11,12は、第3
図に示す如く、中央部へ向けて漸次内方へ突出す
る弧面としてある。
形してなり、かつその両側壁11,12は、第3
図に示す如く、中央部へ向けて漸次内方へ突出す
る弧面としてある。
しかして、上記補強板1はその底壁13をイン
ナフレームF2に接合するとともに、上記両側壁
11,12をサイドフレームFの上下の壁面に沿
つて位置せしめて、側壁11,12端面をアウタ
フレームF1に当接せしめてある。この状態で相
対向する上記両側壁11,12間の空間Sはサイ
ドフレームFの長手方向に連通している。
ナフレームF2に接合するとともに、上記両側壁
11,12をサイドフレームFの上下の壁面に沿
つて位置せしめて、側壁11,12端面をアウタ
フレームF1に当接せしめてある。この状態で相
対向する上記両側壁11,12間の空間Sはサイ
ドフレームFの長手方向に連通している。
かかる構造のサイドフレームによれば、第1図
に示す如く、上記空間Sを経てワイヤハーネスW
をサイドフレームF内に挿通布設することができ
る。この際、上記弧状に成形した側壁11,12
により、ワイヤハーネスWはスムーズに進行方向
(図中矢印)にガイドされる。また、側壁11,
12を弧状としたことにより補強板1の強度も充
分なものとなる。
に示す如く、上記空間Sを経てワイヤハーネスW
をサイドフレームF内に挿通布設することができ
る。この際、上記弧状に成形した側壁11,12
により、ワイヤハーネスWはスムーズに進行方向
(図中矢印)にガイドされる。また、側壁11,
12を弧状としたことにより補強板1の強度も充
分なものとなる。
なお、補強板1は底壁13をアウタフレームF
1に接合し、両側壁11,12端面をインナフレ
ームF2に当接せしめるようにしても良い。
1に接合し、両側壁11,12端面をインナフレ
ームF2に当接せしめるようにしても良い。
第1図はサイドフレームの側面図、第2図はそ
の横断面図で、第1図の−線断面図、第3図
は補強板の斜視図、第4図、第5図は従来例を
し、第4図はサイドフームの横断面図、第5図は
補強板の斜視図である。 1……補強板、11,12……側壁、13……
底壁、F……サイドフレーム、F1……アウタフ
レーム、F2……インナフレーム、S……空間、
W……ワイヤハーネス。
の横断面図で、第1図の−線断面図、第3図
は補強板の斜視図、第4図、第5図は従来例を
し、第4図はサイドフームの横断面図、第5図は
補強板の斜視図である。 1……補強板、11,12……側壁、13……
底壁、F……サイドフレーム、F1……アウタフ
レーム、F2……インナフレーム、S……空間、
W……ワイヤハーネス。
Claims (1)
- 断面U字状の長尺インナフレームとアウタフレ
ームを対向溶接して矩形閉断面の筒体となした車
両のサイドフレームにおいて、上記サイドフレー
ム内の長手方向の複数箇所に上記インナフレーム
とアウタフレームを対向位置決めする補強板を設
け、該補強板を上記閉断面に沿うU字状に形成し
てその底壁をサイドフレームの一方の側面に当接
せしめるとともに、上記サイドフレームの上下面
に接して位置せしめた両側壁の端面をサイドフレ
ームの他方の側面に当接せしめ、かつ上記両側壁
の対向面を内方へ突出しかつサイドフレーム長手
方向へ緩やかに突出高さが変化する弧面となし
て、これら弧面間にサイドフレーム長手方向に連
通する空間を形成したことを特徴とする車両のサ
イドフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3865386U JPH0340698Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3865386U JPH0340698Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62150276U JPS62150276U (ja) | 1987-09-22 |
JPH0340698Y2 true JPH0340698Y2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=30851092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3865386U Expired JPH0340698Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0340698Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2513279Y2 (ja) * | 1990-05-22 | 1996-10-02 | 河西工業株式会社 | パワ―シ―トスイッチ等の車両部品の取付構造 |
JP4616653B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2011-01-19 | 日野自動車株式会社 | ショックアブソーバの取付構造 |
JP5403488B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-01-29 | スズキ株式会社 | デミスタダクト構造 |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP3865386U patent/JPH0340698Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62150276U (ja) | 1987-09-22 |
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