JPH0340572A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH0340572A
JPH0340572A JP2172607A JP17260790A JPH0340572A JP H0340572 A JPH0340572 A JP H0340572A JP 2172607 A JP2172607 A JP 2172607A JP 17260790 A JP17260790 A JP 17260790A JP H0340572 A JPH0340572 A JP H0340572A
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voltage
emitter
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JP2172607A
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English (en)
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Tadahiro Omi
忠弘 大見
Nobuyoshi Tanaka
田中 信義
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光電変換装置に関する。
近年光電変換装置殊に、固体撮像装置に関する研究が、
半導体技術の進展と共に積極的に行なわれ、一部では実
用化され始めている。
これらの固体撮像装置は、大きく分けるとCCD型とM
OS型の2つに分類される。CCD型撮像装置は、MO
Sキャパシタ電極下にポテンシャルの井戸を形成し、光
の入射により発生した電荷をこの井戸に蓄積し、読出し
時には、これらのポテンシャルの井戸を17t、極にか
けるパルスにより順次動かして、蓄積された電荷を出力
アンプ部まで転送して読出すという原理を用いている。
またCCD型撮像装置の中には、受光部はpn接合ダイ
オード構造を使い、転送部はCCD構造で行なうという
タイプのものもある。また一方、MOS型撮像装置は、
受光部を構成するpn接合よりなるフォトダイオードの
夫々に光の入射により発生した?を荷を蓄積し、読出し
時には、それぞれのフォトダイオードに接続されたMO
Sスイ−7チングトランジスタを順次オンすることによ
り蓄積された電荷を出力アンプ部に読出すという原理を
用いている。
CCD型撮像装置は、比較的簡単な構造をもち、また1
発生し得る雑音からみても、最終段におけるフローティ
ング◆ディフユージ電ンよりなる電荷検出器の容量値だ
けがランダム雑音に寄与するので、比較的低II盲の撮
像装置であり、低照度撮影が可能である。ただし、CC
D型撮像装置を作るプロセス的制約から、出力アンプと
してMO3望アンプがオンチップ化されるため、シリコ
ンと、 SiO2膜との界面から画像上、目につきやす
い17f a音が発生する。従って、低9s音とはいい
ながら、その性能に限界が存在している。また5高解像
度化を図るためにセル数を増加させて高密度化すると、
一つのポテンシャル井戸に蓄積できる最大の電荷量が減
少し、ダイナミックレンジがとれなくなるので、今後、
固体撮像装置が高解像度化されていく上で大きな問題と
なる。また、CCD型の撮像装置は、ポテンシャルの井
戸を順次動かしながら;Ja重電荷転送していくわけで
あるから、セルの一つに欠陥が存在してもそこで電荷転
送がストップしたり、あるいは、極端に悪くなってしま
い、!Il造歩留りが上がらないという欠点も有してい
る。
これに対してMO3型撮像装置は、構造的にはCCD型
撮像装置、特にフレーム転送型の装置に比較して少しl
K雑ではあるが、8積容量を大きくし得る様に構成でき
、ダイナミックレンジを広くと、れるという優位性をも
つ、また、たとえセルの1つに欠陥が存在しても、X−
Yアドレス方式のためその欠陥による他のセルへの影響
がなく、製造歩留り的には有利である。しかしながら、
このMO3型撮像装置では、信号読出し時に各フォトダ
イオードに配線容量が接続されるため、きわめて大きな
信号電圧ドロップが発生し、出力電圧がドがってしまう
こと、配線容量が大きく、これによるランダム雑音の発
生が大きいこと、また各フォトダイオードおよび水平ス
キャン用のMOSスイッチングトランジスタの寄生容量
のばらつきによる固定パターン雑音の混入等があり、C
CD型撮像装置に比較して低照度撮影はむずかしいこと
等の欠点を有している。
また、将来の撮像装置の高解像度化においては各セルの
サイズが縮小され、#積′R1荷が減少してい〈、これ
に対しチップサイズから決まってくる配線容量は、たと
え線幅を細くしてもあまり下がらない、このため、MO
3型撮像装置は、ますますS/N的に不利になる。
CCD型およびMO9η!撮像装置は、以りの様な一長
一短を有しながらも次第に実用化レベルに近ずいてきて
はいる。しかし、さらに将来必要とされる高解像度化を
進めていくうえで木質的に大きな問題を有しているとい
える。
それらの固体撮像装置に関し、特開昭58−15087
8 “半導体撮像側「、特開昭511−157073 
 ”半導体撮像側1、特開昭58−185473  ″
半導体撮像装置”に新しい方式が提案されている。CC
D型。
MOS型の撮像装置が、光入射により発生した電荷を一
’tag <例えばMOS)ランジスタのソース)に蓄
積するのに対して、ここで提案されている方式は、光入
射により発生した電荷を、制御電極(例えばバイポーラ
・トランジスタのベース、SIT  (静′wl誘導ト
ランジスタ)あるいはMOSトランジスタのゲート)に
蓄積し、光により発生した電荷により、流れる電流をコ
ントロールするという新しい考え方にもとすくものであ
る。すなわち、CCD型、MOS型が、蓄積されたit
得そのものを外部へ読出してくるのに対して、ここで提
案されている方式は、各セルの増幅機能により電荷増幅
してから蓄積された電荷を読出すわけであり、また見方
を変えるとインビーグンス変換にぶり低インピダンス出
力として読出すわけである。従って、ここで提案されて
いる方式は、高出力、広ダイナミツクレンジ、低雑音で
あり、かつ、光信号により励起されたキャリア(電荷)
は制御電極に蓄積することから、非破壊読出しができる
等のいくつかのメリットを有している。さらに将来の高
解像度化に対しても可能性を有する方式であるといえる
しかしながら、この方式は、基本的にx−Yアドレス方
式であり、L記公報に記載されている素子構造は、従来
のMO5型撮像装置の各セルにバイポーラトランジスタ
、SITトランジスタ等のに!a@素子を複合化したも
のを基本構成としている。そのため、比較的複雑な構造
をしており、高解像化の可能性を有しながらも、そのま
までは高解像化には限界が存在する。
本発明は、各セルに増幅機能を有するもきわめてis 
慎な構造であり、将来の高解像度化にも十分対処しうる
新しい光電変換装置を提供することを目的とする。
かかる目的は、同導it型領域よりなる2個の主電極領
域と該主電極領域と反対導電型の制御、電極領域よりな
る半導体トランジスタの該制御電極領域を浮遊状態にし
、該浮遊状態にした制御電極領域の電位を、キャパシタ
を介して制御することにより、該浮遊状態にした制御電
極領域に、光により発生したキャリアを蓄積する蓄積動
作、蓄積動作により該制御電極領域に発生した蓄積電圧
を読出す読出し動作5該制gg電極領域に蓄積されたキ
ャリアを消滅させるリフレッシュ動作をそれぞれさせる
構造の光電変換装置において、該浮遊状態になされた制
御電極領域と同導電型の高不純物領域を設け、浮遊状態
になされた制御電極領域とトランジスタ構造をなしたこ
とを特徴とする光電変換装置によって達成される。
以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る光電変換装置を構成
する光センサセルの基本構造および動作を説明する図で
ある。
第1図(a)は、光センサセルの平面図を、第1図(b
)は、第1図(a)平面図のAA’部分の断面図を、第
1図(C)は、それの等価回路をそれぞれ示す、なお、
各部位において第1図(a) 、 (b) 、 (c)
に共通するものについては同一の番号をつけている。
ff11図では、整列配2方式の平面図を示したが、水
平方向解像度を高くするために2画素ずらし方式(補間
配置方式)にも配置できることはもちろんのことである
この光センサセルは、第1図(a)、(b)に示すごと
く、 リン(P)、アンチモン(sb) 、ヒ素(^S)等の
不純物をドープしてn型又はn4″型とされたシリコン
基板lの上に、通常PSGl19等で構成されるパシベ
ーション膜2; シリコン酸化1!!I(Si0! )より成る絶縁酸化
膜3・: となり合う光センサセルとの間を電気的に絶縁するため
のSi02あるいはStl N 4等よりなる絶縁膜又
はポリシリコン膜等で構成される素子分離飴域4; エピタキシャル技術等で形成される不純物濃度の低いn
−領域5; その上の例えば不純物拡散技術又はイオン注入技術を用
いてポロン(B)等の不純物をドープしたバイポーラト
ランジスタのベース−となるp領域6; 不純物拡散技術、イオン注入技術等で形成されるバイポ
ーラトランジスタのエミッタとなるn4p領域7: 信号を外部へ読出すための、例えばアルミニウム(AI
) 、 Al−9t、Al−Cu−9i等の導電材料で
形成サレる配線8; 絶縁膜3を通して、浮遊状態になされたp領域6にパル
スを印加するための電極9: それの配線lO: 基板lの裏面にオーミックコンタクトをとるために不純
物拡散技術等で形成された不純物濃度の高いn“領域L
l。
基板の電位を与える、すなわちバイポーラトランジスタ
のコレクタ電位を与えるためのアルミニウム等の導電材
料で形成される電極12゜より構成されている。
なお、第1図(a)の19はn′″領域7と配MA8の
接続をとるためのコンタクト部分である。又配置18お
よび配線10の交互する部分はいわゆる2層配線となっ
ており、 Si02等の絶縁材料で形成される絶縁領域
で、それぞれ互いに絶縁されている。すなわち、金属の
2層配線構造になっている。
第1図(C)の等価回路のコンデンサC0X13は電極
9、絶縁膜3、p領域6のMO3構造より構成され、又
バイポーラトランジスタ14はエミッタとしてのn 4
′領域7.ベースとしてのp領域6、不純物濃度の小さ
いn−領域5、コレクタとしてのn又はn4″領域1の
各部分より構成されている。これらの図面から明らかな
ように、p領域6は浮遊領域になされている。
第1図(C)の第2の等価回路は、バイポーラトランジ
スタ14をベース◆エミッタの接合容量Cbc17、ベ
ース・エミツタのpn接合ダイオードDbe16.ベー
ス・コレクタの接合容量Cbc17、ベース・コレクタ
のpn接合ダイオードDbc18を用いて表現したもの
である。
以下、光センサセルの基本動作を第1図を用いて説明す
る。
この光センサセルの基本動作は、光入射による電荷蓄a
S作、読出し動作およびリフレッシュ動作より構成され
る。?!荷蓄積動作においては、例えばエミッタは、配
線8を通して接地され、コレクターは配線12を通して
正電位にバイアスされている。またベースは、あらかじ
めコンデンサC0X13に、配線lOを通して正のパル
ス電圧を印加することにより負電位、すなわち、エミッ
タ7に対して逆バイアス状態にされているものとする。
このCox13にパルスを印加してベース6を負電位に
バイアスする動作については、後にリフレッシュ動作の
説明のとき、くわしく説明する。
この状態において、第1図に示す様に光センサセルの表
側から光20が入射してくると、半導体内においてエレ
クトロン◆ホール対が発生する。
この内、エレクトロンは、n領域lが正電位にバイアス
されているのでn領域1側に流れだしていってしまうが
、ホールはp領域6にどんどん″蓄積されていく、この
ホールのp領域への蓄積によりp領域6の電位は次第に
正電位に向かって変化していく。
第1図(a)、(b)でも各センサセルの受光面下面は
、はとんどp領域で占られており、一部n+領域7とな
っている。当然のことながら、光により励起されるエレ
クトロン・ホール対濃度は表面に近い程大きい、このた
めp領域6中にも多くの゛エレクトロンやホール対が光
により励起される。p領域中に光励起されたエレクトロ
ンが再結合することなくp領域6からただちに流れ出て
2 n領域に吸収されるような構造にしておけば、p領
域6で励起されたホールはそのまま蓄積されて、P領域
6を正電位方向に変化させる。p領域6の不純物濃度が
均一になされている場合には、光で励起されたエレクト
ロンは拡散で、p領域6とn”領域5とのpn−接合部
まで流れ、その後はn−領域に加わっている強い電界に
よるドリフトでnコレクタ領域lに吸収される。もちろ
ん、p領域6内の電子の走行を拡散だけで行なってもよ
いわけであるが、表面わら内部に行くほどpベースの不
純物濃度が減少するように構成しておけば、この不純物
濾度差により、ベース内に内部から表面に向う電界Ed
が発生する。ここで、W・はp領域6の光入射側表面か
らの深さ、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは単
位電荷、NA、はpベース領域6の表面不純物濃度、N
A、はpill域6のn−高抵抗領域5との界面におけ
る不純物濃度である。
ここで、N As / N At > 3とすれば、p
領域6内の電子の走行は、拡散よりはドリフトにより行
なわれるようになる。すなわち、p領域6内に光により
励起されるキャリアを信号として有効に動作させるため
には5 P領域6の不純物濃度は光入射側表面から内部
に向って減少しているようになっていることが望ましい
、拡散でp領域6を形成すれば、その不純物濃度は光入
射側表面にくらべ内部に行くほど減少している。
センサセルの受光面下の一部は、n+領域7により占ら
れている。n+領域7の深さは1通常0.2〜0.3g
m程度、あるいはそれ以下に設計されるから、nゝ領域
7で吸収される光の量は、もともとあまり多くはないの
でそれ程問題はない。
ただ、短波長側の光、特に青色光に対しては、n+領域
7の存在は感度低下の原因になる。n4″領域7の不純
物濃度は通常I X 10” cm−’程度あるいはそ
れ以上に設計される。こうした高濃度に不純物がドープ
されたnゝ領域7におけるホールの拡散距離は0.15
〜Q、2 gts程度である。したがって、n+領域7
内で光励起されたホールを有効にP領域6に流し込むに
は、n 4p領域7も光入射表面から内部に向って不純
物濃度が減少する構造になっていることが望ましい、n
+領域7の不純物濃度分布が上記の様になっていれば5
光入射側表面から内部に向う強いドリフト電界が発生し
て、n“領域7に光励起されたホールはドリフトにより
ただちにp領域6に流れ込む、n+領域7、p領域6の
不純物濃度がいずれも光入射側表面から内部に向って減
少するように構成されていれば、センサセルの光入射側
表面側に存在するn+領域7、p領域6において光励起
されたキャリアはすべて光信号として有効に働くのであ
る。 As又はPを高濃度にドープしたシリコン酸化膜
あるいはポリシリコン膜からの不純物拡散により、この
n“領域7を形成すると、上記に述べたような望ましい
不純物傾斜をもつn+領領域得ることが可能である。
最終的には、ホールの蓄積によりベース電位はエミッタ
電位まで変化し、この場合は接地電位まで変化して、そ
こでクリ−、プされることになる。
より厳密に言うと、ベース会エミッタ間が順方向に深く
バイアスされて、ベースに蓄積されたホールがエミッタ
に流出し始める電圧でクリップされる。つまり、この場
合の光センサセルの飽和電位は、最初にp領域6を負電
位にバイアスしたときのバイアス電位と接地電位との電
位差で略々与えられるわけである。、n9領域7が接地
されず、浮遊状悪において光入力によって発生した゛逝
荷の蓄積を行なう場合には、p領域6はnf1′1域1
と略々同電位までit荷を蓄積することができる。
以上は電荷J積勅作の定性的な概略説明であるが、以下
に少し具体的かつ定量的に説明する。
この光センサセルの分光感度分布は次式で与えられる。
x  (1−exp(−ay)  l  e T   
[A/W3但し、入は光のpH長 [h ml、  α
はシリコン結晶中での光の減衰係a[gm−’]、xは
半導体表面における、再結合損失を起こし感度に寄与し
ない”dead la!er  (不感領域)の厚さ 
[gml、yはエビ層の厚さ [#Lm ] 、Tは透
過率すなわち、入射してくる光量に対して反射等を考慮
して有効に半導体中に入射する光量の割合をそれぞれ示
している。この光センサセルの分光感度 S(、t)お
よび放射照度 Ee(入)を用いて光電流Ipは次式で
計算され る。
!p−f−9C入)IIEe(入)−d入〔用A/cm
”l (口、し放射照度Ee(入)  [g W * c@”
 、 ns−’ )  は次式で与えられる。
[ルW・cm−” ・nm−’ 1 但しEマはセンサの受光面の照度[Lux ] 。
P(入)はセンサの受光面に入射している光の分光分布
、■ (入)は人間の目の比視感度である。
これらの式を用いると、エビ厚の7:4.−をもつ光セ
ンサセルでは、A光量1 (2854@K)で照射され
、センサ受光面照度がl [Luxlのとき、約280
 nA/cm−”の光電流が流れ、入射してくるフォト
ンの数あるいは発生するエレクトロン・ホール対の数は
1.8 X 1012ケ/c+a 2e sec a度
である。
又、この時、光により動起されたホールがベースに蓄積
することにより発生する電位VpはVp=Q/Cで与え
られる。QはMytされるホールの電荷量であり、Cは
Cbc15とCbc17を加算した接合容量である。
いま、n+領域7の不純物濃度を10 ” cm−”p
領域6の不純Oj濃度を5 X 10” am−3,n
−領域5の不純物濃度を10 am−’ 、  n+領
域7oの面積を16gm”、p領域6の面積をEf44
m”、n−領域5の厚さを3uLjIにしたときの接合
容量は、約0.014pF位になり、一方、p領域6に
1/I積されるホールの個数は、蓄積時間L/eose
c 、有効受光面積、すな動ちp領域6の面積から電極
8および9の面積を引いた面積を58g、m”程度とす
ると、!、7X10◆ケとなる。従って光入射により発
生する電位Vpは j9om V位になる。
ここで注目すべきことは、高解像度化され、セルサイズ
が縮小化されていった時に、一つの光センサセルあたり
に入射する光量が減少し、蓄積電荷IQが共に減少して
いくが、セルの縮小化に伴ない接合?¥量もセルサイズ
に比例して減少していくので2光入射により発生する電
位Vpはほぼ一定にたもたれるということである。これ
は本発明における光センサセルが第1図に示すごとく、
きわめて簡単な構造をしており有効受光面がきわめて大
きくとれる可能性を有しているからである。
インターラインタイプのCODの場合と比較して本発明
における光電変換装置が有利な理由の一つはここにあり
、高解像度化にともない、インターラインタイプのCC
D型撮像装置では、転送する電荷量を確保しようとする
と転送部の面積が相対的に大きくなり、このため有効受
光面が減少するので、感度、すなわち光入射による発生
電圧が減少してしまうことになる。また、インターライ
ンタイプのCCD型撮像装置では、飽和電圧が転送部の
大きさにより制限され5どんどん低下していってしまう
のに対し1本発明における光センサセルでは、先にも書
いた様にl初にpla域6を負電位にバイアスした時の
バイアス電圧により飽和電圧は決まるわけであり、大き
な飽和電圧を確保することができる。
以、ヒの様にしてp領域6に蓄積された電荷により発生
した電圧を外部へ読出す動作について次に説明する。
読出し動作状態では、エミッタ、配線8は浮遊状態に、
コレクターは圧電位Vccに保持される。
第2図に等価回路を示す、今、光を照射する前に、ベー
ス6を負電位にバイアスした時の電位を−V・とし、光
照射により発生した蓄積電圧をVpとすると、ベース電
位は、−V・+Vpなる電位になっている。この状態で
配線lOを通して電極9に読出し用の正の電圧Vlを印
加すると、この正の電位V宵は酸化膜容量Cox13と
ベース・エミッタ間接合容[ICbe15、ベース・コ
レクタ間接合容量Cbc7により容量分割され、ベース
には電圧 が加算される。
従ってベース電位は となる。ここで。
となる条件が成立するようにしておくと、ベース電位は
光照射により発生した蓄積電圧Vpそのものとなる。こ
のようにしてエミー7タ電位に対してベース電位が正方
向にバイアスされると、エレクトロンは、エミッタから
ベースに注入され、コレクタ電位が正電位になっている
ので、ドリフト電界により加速されて、コレクタに到達
する。この時に流れる電流は、次式で与えられる。
但しAj はベース・エミ7タ間の接合面積。
は単位電荷量(1,13X 10刈クーロン)、Dnは
ベース中におけるエレクトロンの拡散定数、n pmは
Pベースのエミッタ端における少数キャリヤとしてのエ
レクトロンH度、WIはベース幅、NAI’はベースの
エミッタ端におけるアクセプタQ度、N^Cはベースの
コレクタ端におけるアクセプタ濃度、kはポルツマン定
数2Tは絶対温度、Veはエミlり電位である。
この?l!流は、エミッタ電位veがベース電位、すな
わちここでは光照射により発生した蓄積電圧Vpに等し
くなるまで流れることは上式から明らかである。この時
エミッタ電位Veの時間的変化は次式で計算される。
X  (exp      (Vp  −Ve) −1
)kT 但し、ここで配線TwILCsはエミッタに接続されて
いる配線8のもつ容量21である。
第3図は、上式を用いて計算したエミッタ電位の時間変
化の一例を示している。
第3図によればエミッタ電位がベース電位に等しくなる
ためには、約1秒位を要することになる。これはエミッ
タ電位 veがVpに近くなるとあまり?ItfItが
流れなくなることに起因しているわけである。したがっ
て、これを解決する手段は、先に電極9に正電圧v宵を
印加するときに、 なる条件を設定したが、この条件の代わりになる条件を
入れ5ペ一ス電位をVs+asだけ、余分に順方向にバ
イアスしてやる方法が考えられる。
この時に流れる電流は次式で与えられる。
X (exp kT(V p + VHas−V e)
−同第4図(a)に、 Vi+ as=0.6 V J
: LりjJ合、アル一定時間の後、電極9に印加して
いたvRをゼロボルトにもどし、流れるM、流を停止さ
せたときの蓄積?!正Vpに対する、読出し電圧、すな
わちエミッタ電位の関係を示す、但し、第4図(a)で
は、読出し電圧はバイアス電圧成分による読出し時間に
依存する一定の電位が必ず加算されてくるがそのゲタ分
をさし引いた値をプロットしている。1!極9に印加し
ている正電圧V、をゼロボルトにもどした時には、印加
したときとは逆になる電圧がベース電位に加算されるの
で、ベース電位は、正電圧VRを印加する前の状態、す
なわち−■−になり、エミッタに対し逆バイアスされる
ので電流の流れが停止するわけである。第4図(a)に
よれば100ns程度以上の読出し時間(すなわちV、
を電極9に印加している時間)をとれば、蓄積電圧Vp
と読出し電圧は4桁程度の範囲にわたって直線性は確保
され、高速の読出しが可能であることを示している。第
4図(a)で、451′の線は読出しに十分の時間をか
けた場合ρ結果での線は読出しに十分の時間をかけた場
合の結果であり、上記の計算例では、配線8の容量 c
sを4pFとしているが、これはCbe+Cbcの接合
容量の0.014p Fと比較して約300倍も大きい
にもかかわらず、p領域6に発生した蓄積電圧Vpが何
らの減衰も受けず1かつ、バイアス電圧の効果により、
きわめて高速に読出されるでいることを第4図(a)は
示している。これは上記4111成に係る光センサセル
のもつ増幅機能、すなわち電荷#I輻機能が有効に働ら
いているからである。
これに対して従来のMOS型撮像装置では、蓄積電圧V
pは、このような読出し過程において配線台fitCs
の影響テcj @ Vp / (Cj +Cs )(但
しCjはMOS型撮像装置の受光部のpn接合容りとな
り、2桁位読出し電圧値が下がってしまうという欠点を
有していた。このためMOS型撮像装置では、外部へ読
出すためのスイッチングMO3)ランジスタの寄生容量
のばらつきによる固一定パターン雑音、あるいは配線容
瞼すなわち出力容量が大きいことにより発生するランダ
ム謔音が大きく、S/N比がとれないという問題があっ
たが、第1図(a) 、 (b) 、 (c)で示す構
成の光センサセルでは、p領域6に発生した蓄積電圧そ
のものが外部に読出されるわけであり、この電圧はかな
り大きいため固定パターン雑音、出力容量に起因するラ
ンダム雑音が相対的に小さくなり、きわめてS/N比の
良い信号を得ることが可能である。
先に、バイアス電圧V i+ asを0.6vに設定し
たとき、4fr程度の直線性が100nsec 1!1
度の高速読出し時間で得られることを示したが、この直
線性および読出し時間とバイアス電圧 Visasの関
係を計算した結果をさらにくわしく、第4図(b)に示
す。
第4図(b)において横軸はバイアス電圧Vliasで
あり、また、縦軸は読出し時間をとっている。
またパラメータは、蓄積電圧が1  mVのときに。
読出し電圧がl  mVの80%、90%、95%。
98%になるまでの時間依存性を示している。第4図(
a)に示される様に、蓄積電圧1  mVにおいて、そ
れぞれ80%、90%、95%、98%になっている時
は、それ以上の′ti積電圧電圧、さらに良い値を示し
ていることは明らかである。
この第4図(b’)によれば、バイアス電圧Vmias
がQ、8Vでは、読出し電圧が蓄積電圧の80%になる
のは読出し時間が0.12μs、90%になるのは0.
271Ls 、  95%になるのは0.544s 、
  98%になるのは 1.4gsであるのがわかる。
また、バイアス電圧Vwiasを 0.8Vより大きく
すれば、さらに高速の読出しが可能であることを示して
いる。この様に、撮像装置の全体の設計から読出し時間
および必要な直線性が決定されると、必要とされるバイ
アス電圧V at asが第4図(b)のグラフを用い
ることにより決定することができる。
上記構成に係る光センサセルのもう一つの利点は、pv
I域6に蓄積されたホールはp領域6におけるエレクト
ロンとホールの再結合確率がきわめて小さいことから非
破壊的に読出し可能なことである。すなわち読出し時に
電極9に印加していた電圧vlIをゼロボルトにもどし
た時、p領域6の電位は電圧vRを印加する前の逆バイ
アス状態になり、光照射により発生した蓄積電圧Vpは
、新しく光が照射されない限り、そのまま保存されるわ
けである。このことは、上記構成に係る光センサセルを
光電変換装置として構成したときに、システム動作上、
新しい機能を提供することができることを意味する。
このp領域6に蓄積電圧Vpを保持できる時間は、きわ
めて長く、最大の保持時間は、むしろ、接合の空乏層中
において熱的に発生する暗電流によって制限を受ける。
すなわち、この熱的に発生する暗′#、mにより光セン
サセルが飽和してしまうからである。しかしながら、L
記構成に係る光センサセルでは、空乏層の広がっている
領域は、低不純物濃度領域であるn−領域5であり、こ
のn−領域5は10” cm−’ 〜10” am−’
程度と2きわめて不純物濃度が低いため、その結晶性が
良好であり、MOS型、CCDatiI像装置に比較し
て熱的に発生するエレクトロン・ホール対は少ない。
このため、暗電流は、他の従来の装置に比較して小さい
、すなわち、上記構成に係る光センサセルは本質的に暗
電流雑音の小さい構造をしているわけである。
次いでp9I4域6に蓄積された電荷をリフレッシュす
る動作について説明する。
上記構成に係る光センサセルでは、すでに述べたごとく
、p領域6にiil!iされた電荷は、読出し動作では
消滅しない、このため新しい光情報を入力するためには
、前に蓄積されていた電荷を消滅させるためのリフレッ
シュ動作が必要である。また同時に、浮遊状態になされ
ているp領域6の電位を所定の負電圧に帯電させておく
必要がある。
上記構成に係る光センサセルでは、リフ1/−/シュ動
作も読出し動作と同様、配線10を通して電極9に正電
圧を印加することにより行なう。このとき、配線8を通
してエミッタを接地する。コレクタは、電極12を通し
て接地又は正電位にしておく、第5図にリフレッシュ動
作の等価回路を示す。但しコレクタ側を接地した状態の
例を示している。
この状態で正電圧vllNなる電圧が゛電極9に印加さ
れると、ベース22には、酸化咬合1cox13、ベー
ス・エミッタ間接合容JI Cbe l 5、ベース・
コレクタ間接合容1cbct7の容量分割により。
なる電圧が、前の読出し動作のときと同様瞬時的にかか
る。この電圧により、ベース・エミッタ間接合ダイオー
ドDbe16およびベース・コレクタ間接合ダイオード
Dbc18は順方向バイアスされて導通状態となり、電
流が流れ始め、ベース電位は次第に低下していく。
この時、浮遊状態にあるベースの電位Vの変化は近似的
に次式で表わされる。
但し、 × (exp (−ニー T ■) 11 X  (exp  (V)−1) T iよはダイオードDbcを流れる電流、i、はダイオー
ドDbeを流れる電流である。Abはベース面Jj1.
Aeはエミッタ面積、Dpはコレクタ中におけるホール
の拡散定数1 po、はコレクタ中における熱平衡状態
のホール濃度、LPはコレクタ中におけるホールの平均
自由行程、nptはベース中における。1!l’)平衡
状態でのエレクトロン濃度である。12で、ベース側か
らエミッタへのホール注入による電流は、エミッタの不
純物濃度がベースの不純物濃度にくらべて充分高いので
、無視できる。
ヒに示した式は、段階接合近似のものであり実際のデバ
イスでは段階接合からはずれており、又ベースの厚さが
薄く、かつ複雑なfa度力分布有しているので厳密なも
のではないが、リフレッシュ動作をかなりの近似で説明
可能である。
上式中のベース・コレクタ間に流れる′it流i□の内
、Q−Dp・P n* / L pはホールによる電流
1すなわちベースからホールがコレクタ側へ流れだす成
分を示している。このホールによる電流が流れやすい様
に上記構成に係る光センサセルでは、コレクタの不純物
濃度は、通常のバイポーラトランジスタに比較して少し
低めに設計される。
この式を用いて計算した、ベース電位の時間依存性の一
例を第6図に示す1MA軸は、リフレッシュ電圧V 1
18が電極9に印加された瞬間からの時間経過すなわち
リフレッシュ時間を、縦軸は、ベース電位をそれぞれ示
す、また、ベースの初期電位をパラメータにしている。
ベースの初期電位とは、リプレー2シ電圧圧VIIMが
加わった瞬間に。
浮遊状態にあるベースが示す電位であり、v114 +
Cow、Cbe、Cbc及びベースにM積されている電
荷によってきまる。
この第6図をみれば、ベースの電位は初期電位によらず
、ある時間経過後には必ず1片対数グラフ−ヒで一つの
直線にしたがって下がっていく。
第6図(b)に、リフレッシュ時間に対するベース電位
変化の実験値を示す、第6図(a)に示した計算例に比
較して、この実験で用いたテストデバイスは、ディメン
ションがかなり大きいため、計算例とはその絶対値は一
致しないが、リフレッシュ時間に対するベース電位変化
が片対数グラフ上で直線的に変化していることが実証さ
れている。この実験例ではコレクタおよびエニー2夕の
両者をt1地したときの値を示している。
今、光照射による蓄yi電圧Vpの最大値を0.4[■
]、リフレッシュ電圧VIIHによりベースに印加され
る電圧V を0.4[V]  とすると、第6図に示す
ごとく初期ベース電位の最大値は0.8 [V ]とな
り、リフレッシュ電圧印加後to  [5ecl後には
直線にのってベース電位が下がり始め、10−’[31
IC1後には4光があたらなかった時、すなわち初期ベ
ース電位が0.4[V]のときの電位変化と一致する。
p領域6が、MOSキャパシタCo!を通して正電圧を
ある時間印加し、その正電圧を除去すると負電位に帯電
する仕方には、2通りの仕方がある。一つは、p領域6
から正電荷を持つホールが、主として接地状態にあるQ
領域lに流れ出すことによって、負電荷が蓄積される動
作である。
p領域6からホールが、n領域lに一方的に流れ、n領
域lの電子があまりp領域6内に流れ込まないようにす
るためには、p領域6の不純物密度をnIIIの不純物
密度より高くしておけばよい、一方、n+領域7やn領
域lからの電子が、pm域6に流れ込み、ホールと再結
合することによって、pvR域6に負電荷がIIaする
動作も行なえる。この場合には、nm域lの不純物密度
はp領域6より高くなされている。p領域6からホール
が流出することによって、負電荷がIImする動作の方
が、p領域6ベースに電子が流れ込んでホールと再結合
することにより負電荷が蓄積する動作よりはるかに速い
、しかし、これまでの実験によれば1Ml子をp領域6
に流し込むリフレッシュ動作でも、光電変換装置の動作
に対しては、十分に速い時間応答を示すことが確認され
ている。
k、記構成に係る光センサセルをxY力方向多数ならべ
て光電変換装置を構成したとき、画像により各センサセ
ルで、蓄積電圧Vpは、上記の例では 0〜0.4  
[V]の間でばらついているが、リフレッシュ電圧VA
N印加後10−’ (sec]には、全てのセンサセル
のベースには約0.3[V]程度の一定電圧は残るもの
の、画像による蓄m電圧Vpの変化分は全て消えてしま
うことがわかる。すなわち、上記構成に係る光センサセ
ルによる光電変換装置では、リフレッシュ動作により全
てのセンサセルのベース電位をゼロボルトまで持ってい
く完全リフレッシュモードと(このときは第6図(a)
の例ではlO[5eclを要する)、ベース電位にはあ
る一定電圧は残るものの蓄積電圧Vpによる変動成分が
消えてしまう過渡的リフレシュモードの二つが存在する
わけである(このときはfnB図(a)の例では、10
 [g 5ecJ −10[sec]のり7し、シュパ
ルス)0以上の例では、リフレッシュ電圧V 12Hに
よりベースに印加される電圧V^ を0.4[V]とし
たが、この電圧V^を0.8[V]とすれば、E記、過
渡的リフレッシュモードは、第6図によれば、  1 
(nseclでおこり、きわめて高速にリフレッシュす
ることができる。完全リフレッシュモードで動作させる
か、過渡的リフレッシュモードで動作させるかの選択は
光電変換装置の使用目的によって決定される。
この過渡的リフレッシュモードにおいてベースに残る電
圧を■(とすると、リフレッシュ電圧V INを印加後
、VIINをゼロボルトにもどす瞬間の過渡的状態にお
いて、 なる負電圧がベースに加算されるので、リフレジシュパ
ルスによるリフレッシュ動作後のベース電位は となり、ベースはエミッタに対して逆バイアス状態にな
る。
!#【ごを1上0雨り片七幻+ * a−II 7か糞
鯖十ス茸積動作のとき、蓄積状態ではベースは逆バイア
ス状態で行なわれるという説明をしたが5このリフレッ
シユ動作により、リフレッシュおよびベースを逆バイア
ス状態に持っていくことの2つの動作が同時に行なわれ
るわけである。
第6図(C)にリフレッシュ電圧V1114に対するリ
フレッシュ動作後のベース電位 の変化の実験値を示す、パラメータとしてCOXの値を
5pFから1009Fまでとっている。丸印は実験値で
あり2実線は より計算される計算値を示している。このときV K=
 0.52V テあり、また、Cbc+ Cbe= 4
pF テある。但し観測用オシロスコープのプローグ容
駄13pFがCbc+Cbeに並列に接続されている。
この様に、計算値と実験値は完全に一致しており、リフ
レッシュ動作が実験的にも確認されていス 以上のリフレッシュ動作においては、第5図に示す様に
、コレクタを接地したときの例について説明したが、コ
レクタを正電位にした状態で行なうことも可能である。
このときは、ベース◆コレクタI′L!!接合ダイオー
ドDbe18が、リフレッシュパルスが印加されても、
このリフレッシュパルスによりベースに印加される電位
よりも、コレクタに印加されている正電位の方が大きい
と非導通状態のままなので、電流はベース◆エミッタ間
接合ダイオードDbe16だけを通して流れる。このた
め、ベース電位の低下は、よりゆっくりしたものになる
が、7&本的には、前に説明したのと、まったく同様な
動作が行なわれるわけである。
すなわち第6図(a)のリフレッシュ時間に対するベー
ス電位の関係は、第6図(a)のベース電位が低下する
時の斜めの直線が右側の方、つまり、より時間の要する
方向ヘシフトすることになる。
したがって、コレクタを接地した時と同じリフレジシユ
’21 EE V asを用いると、リフレジシュに時
間を要することになるが、リフレッシュ電圧V RHを
わずか高めてやればコレクタを接地した時と同様、高速
のリフレッシュ動作が可能である。
以上が光入射による電荷蓄積動作、読出し動作、リフレ
ッシュ動作よりなる上記構成に係る光センサセルの基本
動作の説明である。
以上説明したごとく、上記構成に係る光センサセルの基
本構造は、すでにあげた特開昭5L150878、特開
昭58−157073 、特開昭58−IEi5473
と比較してきわめて簡単な構造であり、将来の高解像度
化に十分対応できるとともに、それらのもつ優れた特徴
である増幅機能からくる低雑音、高出力、広ダイナミツ
クレンジ、非破壊読出し等のメリットをそのまま保存し
ている。
次に1以上説明した構成に係る光センサセルを二次元に
配列して構成した本発明の光電変換装衣の一実施例につ
いて図面を用いて説明する。
す。
すでに説明した点線でかこまれた基本光センサセル30
(この時バイポーラトランジスタのコレクタは基板およ
び基板電極に接続されることを示している。)、読出し
パルスおよびリフレッシュパルスを印加するための水平
ライン3131’、31“、読出しパルスを発生させる
ための垂直シフトレジスタ32、垂直シフトレジスタ3
2と水平ライン31.31’、31”の間のノヘッファ
MOS)ランジメタ33.33 33″    のゲートにパルスを印加するための端子
34、リフレッシュパルスを印加するためのバー、ファ
MOSトランジスタ35.35’   35”、それの
ゲートにパルスを印加するための端子36.リフレッシ
ュパルスを印加するための端子37、基本光センサセル
 3oから蓄積電圧を読出すための垂直ライン38.3
8’  38″各重直ラインを選択するためのパルスを
発生する水平シフトレジスタ39.各垂直ラインを開閉
するためのゲート用MOSトランンジスタ40゜40’
、40″、蓄積電圧をアンプ部に読出すための出力ライ
ン41、読出し後に、出力ラインに蓄積した電荷をリフ
レッシュするためのMOSトランジスタ42、MOS)
ランジメタ42ヘリフレツシユパルスを印加するための
端子43、出カイ8号を増幅するためのバイポーラ、M
OS、FET、J−FET等のトランジスタ44、負荷
抵抗45、、トランジスタと電源を接続するための端子
46、トランジスタの出力端子47、読出し動作におい
て垂直ライン40.40’、40”に蓄積された電荷を
リフレッシュするためのMOSトランジスタ48.48
’、48”、およびMO3I−ランジスタ48.48’
、48”のゲートにパルスを印加するための端子49に
よりこの光電変換装置は構成されている。
この光電変換装置の動作について第7図およびff18
図に示すパルスタイミング図を用いて説明する。
第8図において、区間61はリフレッシュ動作、区間6
2は蓄積動作、区間63は読出し動作にそれぞれ対応し
ている。
時刻1.において、基板電位、すなわち光センサセル部
のコレクタ電位64は、接地電位または正電位に保たれ
るが、第8図では接地電位に保たれているものを示して
いる。接地電位又は正電位のいずれにしても、すでに説
明した様に、リフレッシュに要する時間が異なってくる
だけであり5基本動作に変化はない、端子49の電位6
5はhigh状態でありlMOSトランジスタ48゜4
8’、48″は導通状態に保たれ、各光センサセルは、
垂直ライン38.38’、38Nを通して接地されてい
る。また端子36には、波形66のごとくバッファMO
S)ランジスタが導通する電圧が印加されており、全画
面−括すフレッシュ用バッファMO3)ランジメタ35
.35’、35“は導通状態となっている。この状態で
端子37に波形 67のごとくパルスが印加されると。
水平ライン31.31’、31”を通して各党センサセ
ルのベースに電圧がかかり、すでに説明した様に、リフ
レッシュ動作に入り、それ以前に蓄積されていた電荷が
5完全リフレツシユモード又は過渡的リフツレシュモー
ドにしたがってリフレッシュされる。完全リフレッシュ
モードになるか又は過渡的リフレッシュモードになるか
は波形67のパル欠幅により決定されるわけである。
t7時刻において、すでに説明したごとく、各光センサ
セルのトランジスタのベースはエミッタに対して逆バイ
アス状態となり、次の蓄積区間62へ移る。このリフレ
ッシュ区間61においては、図に示すように1他の印加
パルスは全てlow状態に保たれている。
蓄積動作区間62においては、基板電圧、すなわちトラ
ンジスタのコレクタ電位波形 64は肥電位にする。こ
れにより光照射により発生したエレクトロン噛ホール対
のうちのエレクトロンヲ。
コレクタ側へ早く流してしまうことができる。しかし、
このコレクタ電位を正電位に保つことは、ベースをエミ
ッタに対して逆方向バイアス状態、すなわち負電位にし
て撮像しているので必須条件ではなく、接地電位あるい
は若干負電位状態にしても基本的な蓄積動作に変化はな
い。
蓄積動作状態においては、MOS)ランジメタ48.4
8’、48″のゲート端子49の電位65は、リフレッ
シュ区間と同様、highに保たれ、各MOSトランジ
スタは導通状態に保たれる。このため、各光センサセル
のエミッタは垂直ライン38.38’、38“を通して
接地されている0強い光の照射により、ベースにホール
が蓄積され、飽和してくると、すなわちベース電位がエ
ミッタ電位(接地電位)に対して順方向バイアス状態に
なってくると、ホールは垂直ライン3838’、38″
を通して流れ、そこでベース電位変化は停止し、はクリ
、プされることになる。
したがって、r8直方向にとなり合う光センサセルのエ
ミッタが垂直ライン38.38’、38”により共通に
徨続されていても、この様に垂直ライン38.38’、
38″を接地しておくと、ブルーミング現象を生ずるこ
とはない。
このブルーミング現象をさける方法は、MOSトランジ
スタ48.48’、48″を非導通状態にして、垂直ラ
イン38.38’、38“を浮遊状態にしていても、基
板電位、すなわちコレクタ電位64を若干負電位にして
おき、ホールの蓄積によりベース電位が正電位方向に変
化してきたとき、エミッタより先にコレクタ側の方へ流
れだす様にすることにより達成することも可能である。
JM区間62に次いで、時刻t3より読出し区間63に
なる。この時刻Llにおいて、MOSトランジスタ48
.48’、48”のゲート端子49の電位65をlow
にし、かつ水平ライン31 、31 ’ 、 31 ”
のバッファーMOSトランジスタ33.33’、33″
のゲート端子の電位68をhighにし、それぞれのM
OS)ランジスタを導通状態とする。但し、このゲート
端子34の電位68をhighにするタイミングは、時
刻t3であることは必須条件ではなく、それより早い時
刻であれば良い。
Tr 刻t 4では、垂直シフトレジスター32の出力
のうち5水平ライン31に接続されたものが波形69の
ごと(highとなり、このとき、MOSトランジスタ
33が導通状態であるから、この水平ライン31に接続
された3つの各光センサセルの読出しが行なわれる。こ
の読出し動作はすでに前に説明した通りであり、各光セ
ンサセルのベース領域に蓄積された信号電荷により発生
した信号電圧は、そのまま、垂直ライン38.3838
″に現われる。このときの垂直シフトレジスター32か
らのパルス電圧のパルス幅は、第4図に示した様に、蓄
積電圧に対する読出し電圧が、1分直線性を保つ関係に
なるパルス幅に設定される。またパルス電圧は先に説明
した様に、7033分だけエミー2夕に対して順方向バ
イアスがかかる様調整される。
次いで、時刻t、において、水平シフトレジスタ39の
出力のうち、垂直ライン38に接続されたMOS)ラン
ジメタ40のゲートへの出力だけが波形70のごと< 
highとなり、MOS)ランジメタ40が導通状態と
なり、出力信号は出力ライン41を通して、出力トラン
ジスタ44に入り、電流増幅されて出力端子47から出
力される。この様に信号が読出された後、出力ライン4
1には配線容量に起因する信号電荷が残っているので、
時刻t、において、MO3+−ランジメタ42のケート
端子43にパルス波形71のごとくパルスを印加し、M
OSトランジスタ42を導通状態にして出力ライン41
をm地して、この残留した信号1!荷をリフレッシュし
てやるわけである。以下同様にして、スイッチングMO
S)ランジメタ40’、40″を、順次導通させて垂直
ライン38’、38″の信号出力を読出す、この様にし
て水平に並んだ−ライン分の各光センサセルからの信号
を読出した後、illクライン3838’38″には、
出力ライン41と同様、それの配線容量に起因する信号
Wi荷が残留しているので、各弔直ライン38.38’
、38Nに接続されたMOS)ランジメタ48.48 
’、48.”を、それのゲート端子49に波形65で示
される様にhighにして導通させ、この残留信号!荷
をリフレッシュする。
次いで、時刻t−において、垂直シフトレジスター32
の出力のうち、水平ライン31’に接続された出力が波
形69′のごと(highとなり、水平ライン31′に
接続された各光センサセルの蓄積電圧が、各@直うイン
38.38’  3B”に読出されるわけである。以下
、顯次前と同様の動作により、出力端子47から信号が
読出される。
以との説明においては、N積置間62と読出し区間63
が明確に区分される様な応用分野、例えば最近研究開発
が積極的に行なわれているスチルビデオに適用される動
作状態について説明したが、テレビカメラの様に蓄積区
間62における動作と読出し区間63における動作が同
時に行なわれている様な応用分野に関しても、第8図の
パルスタイミングを変更することにより適用可能である
。但し、この時のリプレー2シユは全画面−括リフレッ
シュではなく、−ライン毎のリフレッシュ機能が必要で
ある0例えば、水平ライン31に接続された各光センサ
セルの信号が読出された後、時刻1.+において各垂直
ラインに残留した電荷を消去するためMOS)ランジメ
タ48 、48 ’48“を導通にするが、このとき水
平ライン31にリフレーアシュパルスを印加する。すな
わち、波形6つにおいて時刻tlにおいても時刻t4と
同様、パルス電圧、パルス幅、の異なる パルスを発生
する様な構成の垂直シフトレジスタを使用することによ
り達成することができる。この様にダブルパルス的動作
以外には、第7図の右側に設置した一括リフレッシュパ
ルスを印加する機器の代りに、左側と同様の第2の垂直
シフトレジスタを右側にも設け、タイミングを左側に設
けられた垂直レジスタとずらせながら動作させることに
より連成させることも可能である。
このときは、すでに説明した様な蓄積状態において、各
党センサセルのエミッタおよびコレクタの各電位を操作
してブルーミングを押さえるという動作の自由度が少な
くなる。しかし、基本動作の所で説明した様に、読出し
状態では、ベースにVmtasなるバイアス電圧を印加
したときに始めて高速読出しができる様な構成としてい
るので、第3図のグラフかられかる様に、V mi a
sを印加しない時に、各光センサセルの飽和により、垂
直ライン28.28’、28″に流れだす信号型荷分は
きわめてわずかであり、ブルーミング現象は、まったく
問題にはならない。
″また、スミア現象に対しても1本実施例に係る光電変
換装置は、きわめて優れた特性を得ることができる。ス
ミア現象は、CCD型撮像装置、特にフレーム転送型に
おいては、光の照射されている所を電荷転送されるとい
う、動作および構造上発生する問題であり、インタライ
ン型においては1.特に長波長の光により半導体の深部
で発生したキャリアが電荷転送部に蓄積されるために発
生する問題である。
また、MOS型撮像装置においては2各光センサセルに
接地されたスイ゛ツチングMO5)ランジスタのドレイ
ン側に、やはり長波長の光により半導体深部で発生した
キャリアが蓄積されるために生じる問題である。
これに対して本実施例に係る光電変換装置では、動作お
よび構造上発生するスミア現象はまったくなく、また長
波長の光により半導体深部で発生したキャリアが蓄積さ
れるという現象もまったく生じない、但し、光センサセ
ルのエミッタにおいて比較的表面近傍で発生したエレク
トロンとホールのうち、エレクトロンが蓄積されるとい
う現象が心配されるが、これは、−括リフレッシュ動作
のときは蓄積動作状態において、エミッタが接地されて
いるため、エレクトロンは蓄積されず、スミア現象が生
じない、また通常のテレビカメラのとき応用されるライ
ンリフレッシュ動作のときは、水平ブランキングの期間
において、垂直ラインに蓄積電圧を読出す前に、垂直ラ
インを接地してリフレッシュするので、この時同時にエ
ミッタに一水平走査期間に蓄積されたエレクトロンは流
れ出してしまい、このため、スミア現象はほとんど発生
しない、この様に、本実施例に係る光電変換装置では、
その構造上および動作上、スミア現象はほとん本質的に
無視し得る程度しか発生せず、本実施例に係る光電変換
装置の大きな利点の一つである。
また、蓄積動作状態において、エミッタおよびコレクタ
の各電位を操作して、ブルーミング現象を押さえるとい
う動作について前に記述したが、これを利用してγ特性
を制御することも可能である。
卆 すなわち、蓄積動作の途中おいて、−時的にエミッタま
たはコレクタの電位をある一定の負電位にし、ベースに
蓄積されたキャリアのうち、この負電位を与えるキャリ
ア数より多く蓄積されているホールをエミッタまたはコ
レクタ側へ流してしまうという動作をさせる。これによ
り、M積電圧と入射光量に対する関係は、入射光にの小
さいときはシリコン結晶のもつγ=1の特性を示し、入
射光量の大きい所では、γがlより小さくなる様な特性
を示す、つまり、折線近似的に通常テレビカメラで要求
されるγ= 0.45の特性をもたせることが可能であ
る。蓄積動作の途中において上記動作を一度やれば一折
線近似となり、エミッタ又はコレクタに印加する負電位
を二度適宜変更して行なえば、二折線タイプのγ特性を
持たせることも可能である。
また2以上の実施例においては、シリコン基板を共通コ
レクタとしているが通常バイポーラトランジスタのごと
〈埋込n0領域を設け、各ライン毎にコレクタを分謂さ
せる様な構造としてもよい。
なお、実際の動作には第8図に示したパルスタイミング
以外に、垂直シフトレジスタ32、水平シフトリジス3
9を駆動するためのクロックパルスが必要である。
第9図に出力信号に関係する等価回路を示す。
容檀Cマ80は、垂直ライン38.38’38″の配線
容量であり、’を蓋cNaiは出力ライン41の配線容
量をそれぞれ示している。また第9図右側の等価回路は
、読出し状態におけるものであり、スイッチング用MO
Sトランジスタ40.40’、40”は導通状態であり
、それの導通状態における抵抗値を抵抗RP182で示
している。また増幅用トランジスタ44を抵抗r、83
および電流源84を用いた等価回路で示している。出力
ライン41の配線容量に起因する電荷蓄積をリフレッシ
ュするためのMOSトランジスタ42は、読出し状態で
は非導通状態であり、インピーダンスが高いので、右側
の等価回路では省略している。
等価回路の各パラメータは2実際に構成する光’il換
装置の大きさにより決定されるわけであるが、例えば、
容量Cマ80は約4 pF位、容量C,81は約4 p
F位、MOSトランジスタの導通状態の抵抗RM82は
3にΩ程度、バイポーラトランジスタ44の電流増幅率
βは約100程度として、出力端子47において観測さ
れる出力信号波形を計算した例を第10図に示す。
第10図において横軸はスイッチングMOS)ランジス
タ40.40’。40″が導通した瞬間からの時I$J
t[sslを、縦軸は垂直ライン38゜38’、38″
の配線容量Cマ8oに、各光センサセルから信号電荷が
読出されてlボルトの電圧がかかっているときの出力端
子47に現われる出力電圧 (Vl をそれぞれ示して
いる。
出力信号波形85は負荷抵抗R645がIOKΩ、86
は負荷抵抗Rε45が5にΩ287は負荷抵抗Rε45
が2にΩのときのものであり、いずれにおいてもピーク
値は、Cマ80とC,81の容蟻分割により0.5 V
程度になっている。当然のことながら、負荷抵抗R,4
5が大きい方が減衰曖は小さく、望ましい出力波形にな
っている。
立上り時間は、上記のパラメータ値のとき、約20 n
5ecと高速である。スイッチングMOS)ランジメタ
40.40’、40“の導通状態における抵抗R6を小
さくすることにより、および、配線台ICマ +C14
を小さくすることにより、さらに高速の読出しも可能で
ある。
上記構成に係る光センサセルを利用した光電変換装置で
は、各光センサセルのもつ増幅機能により、出力に現れ
る電圧が大きいため、最終段の増幅アンプも、MO5型
撮fl′装置に比較してかなり簡単なもので良い、上記
例ではバイポーラトランジスタ1段のタイプのものを使
用した例について説明したが、2段構成のもの等、他の
方式を使うことも出熱のことながら可能である。この例
の様にバイポーラトランジスタを用いると、CCD撮像
装置における最終段のアンプのMOS)ランジスタから
発生する画像上目につきゃすい1/f雑音の問題が1本
実施例の光電変換装置では発生せず、きわめてS/N比
の良い画質を得ることが可能である。
上に述べた様に、上記構成に係る光センサセルを利用し
た光電変換装置では、l&終段の増幅アンプがきわめて
簡単なもので良いことから、最終段の増幅アンプを一つ
だけ設ける第7図に示した一実施例のごと、きタイプで
はなく、tS@アンプを複数個設置して、一つの画面を
複数に分割して読出す様な構成とすることも可能である
第11図に、分ぷ読出し方式の一例を示す、第11図に
示す実施例は、水平方向を3分割とし最終段アンプを3
つ設置した例である。基本的な動作は第7図の実施例お
よび第8図のタイミング図を用いて説明したものとほと
んど同じであるが、この第11図の実施例では、3つの
等価な水平シフトレジスタ100.101.102を設
け、これらの始動パルスを印加するための端子103に
始動パルスが入ると、1列目。(n+1)列目。
(20+1)列目(nは整数であり、この実施例では水
平方向絵素数は3n個である。)に接続された各センサ
セルの出力が同時に読出されることになる。次の時点で
は、2夕1目、(n+2)列目、(2n+2)列目が読
出されることになる。
この実施例によれば、−木の水平ライン分を読出す時間
が固定されている時は、水平方向のスキャニング周波数
は、一つの最終段アンプをつけた方式に比較して1/3
の周波数で良く、水平シフトレジスターが簡単になり、
かつ光電変換装置からの出力信号をアナログディジタル
変換して、信号処理する様な用途には、高速のアナログ
・ディジタル変換器は不必要であり1分割読出し方式の
大きな利点である。
第11図に示した実施例では、等価な水平シフトレジス
ターを3つ設けた方式であったが、同様な機能は、水平
レジスター1つだけでももたせることが可能である。こ
の場合の実施例を第12図に示す。
第12図の実施例は、第11図に示した実施例のうちの
水平スイッチングMO3)ランシスターと、最終段アン
プの中間の部分だけを書いたものであり、他の部分は、
第11図の実施例と同じであるから省略している。
この実施例では、1つの水平シフトレジスター104か
らの出力を1列目、(n+1)列目、(2n+ 1)夕
嗜目のスイッチングMOSトランジスターのゲートに接
続し、それらのラインを同時に読出す様にしている9次
の時点では、2列目、(n+2)列目、(2n+2)列
目が読出されるわけである。
この実施例によれば、各スイッチングMOSトランジス
ターのゲートへの配線は増加するものの、水平シフトレ
ジスターとしては1つだけで動作が可能である。
第11図、12図の例では出力アンプを3個設けた例を
示したが、この数はその目的に応じてさらに多くしても
よいことはもちろんである。
第11図、第12図の実施例ではいずれも、水平シフト
レジスター、垂直シフトレジスターの始動パルスおよび
クロックパルスは省略しているが、これらは、他のリフ
レッシュパルスと同様、同一チップ内に設けたクロック
パルス発生器あるいは、他のチップ、ヒに設けられたク
ロックパルス発生器から供給される。
この分割読出し方式では、水平ラインー括又は全画面−
括リフレッシュを行なうと、n列目と (n+1  )
列目の光センサセル間では、わずか蓄積時間が異なり、
これにより、暗電流成分および信号成分に、わずかの不
連続性が生じ、画像上目についてくる可能性も考えられ
るが、これの量はわずかであり、実用上間通はない、ま
た、これが、許容限度以上になってきた場合でも、外部
回路を用いて、それを補正することは、キヨシ状波を発
生させ、これと防電i威分との減算およびこれと信号成
分の乗除算により行なう従来の補正技術を使用すること
により容易に可能である。
この様な光電変換装置を用いて、カラー画像を撮像する
時は、光電変換装置の上に、ストライプフィルターある
いは、モザイクフィルター等をオン千−、プ化したり、
又は、別に作ったカラーフィルターを貼合せることによ
りカラー信号を得ることが可能である。
一例としてR,G、Hのストライプ−フィルターを使用
した時は1.E記構成に係る光センサセルを利用した光
電変換装置ではそれぞれ別々の最終段アンプよりR4s
号、G信号、B信号を得ることが可能である。これの一
実施例を第13図に示す、この第13図も第12図と同
様、水平レジスターのまわりだけを示している。他は第
7図および第11図と同じであり、ただl夕1目はHの
カラーフィルター、2列目はGのカラーフィルター、3
列目はBのカラーフィルター、4列目はRのカラーフィ
ルターという様にカラーフィルターがついているものと
する。第13図に示すごとく1列目、4列目、7列目−
−−−−−の各垂直ラインは出力ライン110に接続さ
れ、これはR信号をとりだす、又2列目、5列目、8列
目−一一一一一の各垂直ラインは出力ライン111に接
続され、これはG信号をとりだす、又同様にして、3列
目。
6列目、9列目−−−−−−の各垂直ラインは出力ライ
ン112に接続されB@号をとりだす、出力ライン11
0.111,112はそれぞれオンチップ化されたリフ
レッシュ用MOSトランジスタおよび最終段アンプ、例
えばエミッタフォロ7タイプのバイポーラトランジスタ
に接続され、各カラー信号が別々に出力されるわけであ
る。
本発明の他の実施例に係る光電変換装置を構成する光セ
ンサセルの他の例の基本構造および動作を説明するため
の図を1414図に示す、またそれの等価回路および全
体の回路構成図を第15図(a)に示す。
第14図に示す光センサセルは、同一の水平スキャンパ
ルスにより読出し動作、およびラインリフレッシュを同
時に行なうことを可能とした光センサセルである。第1
4図において、すでに第1図で示した構成と異なる点は
、第1図の場合水平ライン配線10に接続されるMOS
キャパシタ電J49が一つだけであったものが上下に隣
接する光センサ−セルの側にもMOSキャパシタ電極1
20が接続され、1つの光センサセルからみた時に、ダ
ブルコンデンサータイプとなっていること、および図に
おいてL下に隣接する光センサセルのエミッタ7.7′
は2層配線にされた配線■8、および配線■121  
(第14図では、垂直ラインが1木に見えるが、絶縁層
を介して2木のラインが配置されている)に交互に接続
、すなわちエミッタ7はコンタクトホール19を通して
配線■8に、エミッタ7′はコンタクトホール19′を
通して配線■121にそれぞれ接続されていることが異
なっている。
これは第15図(a)の等価回路をみるとより明らかと
なる。すなわち、光センサセル152のペースに接続さ
れたMOSキャパシタ150は水平ティン31に接続さ
れ、MOSキャパシタ151は水平ライン31′に接続
されている。また光センサセル152の図において下に
隣接する光センサセル152′のMOSキャパシタ15
0′は共通する水平ライン31′に接続されている。
光センサセル152のエミッタは垂直ライン38に、光
センサセル152のエミッタは垂直ライン138に、光
センサセル152のエミッタは垂直ライン38という様
にそれぞれ交互に接続されている。
第15図(a)の等価回路では、以上述べた基本の光セ
ンサーセル部以外で、第7図の撮像装置と異なるのは、
垂直ライン38をリフレッシュするためのスイッチング
MOSトランジスタ48のほかに垂直ライン138をリ
フレッシュするためのスイッチングMO3)ランデスタ
148、および垂直ライン18を選択するスイッチング
MOSトランジスタ40のほか垂直ライン138を選択
するためのスイッチングMO3)ランジメタ140が追
加され、また出力アンプ系が一つ増設されている。この
出力系の構成は、芥ラインをリフレッシュするためのス
イッチングMO3)ランジメタ48、および148が接
続されている様な構成とし、さらに水平スキャン用のス
イッチングMOSトランジスタを用いる第15図(b)
に示す様にして出力アンプを一つだけにする構成もまた
可能である。第15図(b)では第15図(a)の垂直
ライン選択および出力アンプ系の部分だけを示している
この第14図の光センサセル及び第15図(a)に示す
実施例によれば、次の様な動作が可能である。すなわち
、今水平ライン31に接続された各光センサセルの読出
し動作が終了し、テレビ動作における水平ブランキング
期間にある時、垂直シフトレジスター32からの出力パ
ルスが水平ライン31′に出力されるとMOSキャパシ
タ151を通して、読出しの終了した光センサセル15
2をリプレー2シユする。このとき、スイッチングMO
Sトランジスタ48は導通状態にされ、垂直ライン38
は接地されている。
また水平ライン31′に接続されたMOSキャパシタi
50′を通して光センサ セルL52′の出力が垂直ラ
イン13Bに読出される。このとき当然のことながらス
イッチングMoSトランジスタ148は非導通状態にな
され、垂直ライン138は浮遊状態となっているわけで
ある。この様に一つの垂直スキャンパルスにより、すで
に読出しを終了した光センサ セルのリフレッシュと、
次のラインの光センサ セルの読出しが同一・のパルス
で同時的に行なうことが可能である。このときすでに説
明した様にリフレッシュする時の電圧と読出しの時の電
圧は、読出し時には、高速読出しの必要性からバイアス
電圧をかけるので異なってくるが、これはi14図に示
すごとく、MOSキャパシタ電極9およびMOSキャパ
シタ電極120の面積を変えることにより各電極に同一
の電圧が印加されても各党センサ セルのベースには異
なる電圧がかかる様な構成をとることにより達成されて
いる。
すなわち、リフレッシュ用MOSキャパシタの面積は、
読出し用MOSキャパシタの面積−にくらべて小さくな
っている。この例のように、センサセル全部を一括リフ
レッシュするのではなく、ラインずつリフレッシュして
いく場合には、第1[fl (b)に示されるようにコ
レクタをnfiあるいはn 基板で構成しておいてもよ
いが、水平ラインごとにコレクタを分離して設けた方が
望ましいことがある。コレクタが基板になっている場合
には、全光センサセルのコレクタが共通領域となってい
るため、蓄積および受光読出し状態ではコレクタに一定
のバイアス電圧が加わった状態になっている。もちろん
、すでに説明したようにコレクタにバイアス電圧が加わ
った状態でも浮遊ベースのリフレッシュは、エミッタの
間で行なえる。ただ゛し、この場合には、ベース領域の
リフレッシュが行なわれると同時に、リフレッシュパル
スが印加されたセルのエミッタコレクタ間に無駄な?I
i流が流れ、消1m力を大きくするという欠点が伴なう
、こうした欠点を克服するためには、全センサセルのコ
レクタを共通領域とせずに、各水平ラインに並ぶセンサ
セルのコレクタは共通になるが、各水平ラインごとのコ
レクタは互いに分離された構造にする。すなわち、第1
図の構造に関連させて説明すれば、基板はp型にして、
p型基板中にコレクタ 各水平ラインごとに互いに分離
されたnゝ埋込領域を設けた構造にする。隣り合う水平
ラインのn2  埋込領域の分離は、P領域を間に介在
させる構造でもよい、水平ラインに沿って埋込まれるコ
レクタのキャパシタを減少させるには、絶縁物分離の方
が優れている。第1図では、コレクタが基板で構成され
ているから、センサセルを囲む分離領域はすべてほとん
ど同じ深さまで設けられている。一方、各水平ラインご
とのコレクタを互いに分離するには、水平ライン方向の
分離領域を垂直ライン方向の分離領域より必要な値だけ
深くしておくことになる。
各水平ラインごと・にコレクタが分離されていれば、読
出しが終って、リフレッシュ動作が始まる時に、その水
平ラインのコレクタの電圧を接地すれば、′@述したよ
うなエミッタコレクタ間電流は流れず、消費電力の増加
をもたらさない、リフレッシュが終って光信号による電
荷蓄積動作に入る時に、ふたたびコレクタ領域には所定
のバイアス電圧を印加する。
また第15図(a)の等価回路によれば、各水平ライン
毎に出力は出力端子47および147に交r1に出力さ
れることになる。これは、すでに説明したごとく、第1
5図(b)の様な構成にすることにより−・つのアンプ
から出力をとりだすことも可能である。
以上説明した様に本実施例によれば、比較的簡単な構成
で、ラインリフレッシュが可能となり1通常のテレビカ
メラ等の応用分野にも適用することがデできる。
木発11の他の実施例としては、光センサセルに複数の
エミッタを設けた4iIr&あるいは、一つのエミッタ
に複数のコンタクトを設けた4m戊により、一つの光セ
ンサセルから複数の出力をとりだすタイプが考えられる
これは本発明による光電変換装置の各光センサセルが増
幅機能をもつことから、一つの光センサセルから複数の
出力をとりだすために、各光センサセルに複数の配線容
量が接続されても5光センサセルの内部で発生した蓄積
電圧Vpが2まった< ijE 衰することなしに各出
力に読出すことが可能であることに起因している。
この様に、各光センサセルから複数の出力をとりだすこ
とができる構成により、各光センサセルを多数配列して
なる光電変換装置に対して信号処理あるいは雑音対策等
に対して多くの利点を付加することが可能である。
次に未発明に係る光電変換装置の一製法例について説明
する。第16図に、選択エピタキシャルrR長(N、 
 Endo et a!、 ”Novel devic
e iso!ationtechnology wit
h 5elected epitaxial grow
th″Tech、旧g、 of 1982 I EDM
 、 PP、 241−244参照)を用いたその製法
の一例を示す。
1〜l OX 10 ” ays−’程度の不純物濃度
のn形S’+基板1の裏面側に、コンタクト用のn+領
域11を、AsあるいはPの拡散で設ける。nゝ領領域
らのオートドーピングを防ぐために、図には示さないが
酸化膜及び窒化膜を裏面に通常は設けておく。
基板lは、不純物濃度及び酸素濃度が均一に制御された
ものを用いる。すなわち、キャリアラインタイムがウェ
ハで十分に長くかつ均一な結晶ウェハを用いる。+の様
なものとしては例えばMCZaによる結晶が適している
。基板lの表面に略々l→l程度の酸化膜をウェット酸
化により形式する。すなわち、H,O雰囲気かあるいは
(N2+0.)雰囲気で酸化する。yk層欠陥等を生じ
させずに良好な酸化膜を得るには、800℃程度の温度
での高圧酸化が適している。
その上に、たとえば2〜4←−程度の厚さのSin、 
膜ヲCV D テ堆積する。(N2+  SiH4十0
2)ガス系で、300〜500℃程度の温度で所望の厚
さのSin、膜を堆積する。0□/ SiH。
のモル比は温度にもよるが4〜40程度に設定する。フ
ォトリングラフィ工程により、セル間の分離領域となる
部分の酸化膜を残して他の領域の酸化膜は、 (CF4
 +H2) 、c2Fs  、CHt Ft等のガスを
用いたりアクティブイオンエツチングで除去する(第1
6図の工程(a))、例えば、10X10ル■2に1画
素を設ける場合には、10ル園ピツチのメツシュ状にS
 to2膜を残すm  sio、膜の幅はたとえば2坪
諺程度に選ばれる。リアクティブイオンエツチングによ
る表面のダメージ層及び汚゛染層を、 At/C12ガ
ス系プラズマエツチングかウェットエツチングによって
除去した後、&II高真空中における蒸着かもしくは、
ロードロック形式で十分に″s閉気が清浄になされたス
パー2夕、あるいは、 Sin 4ガスにCO,レーザ
光線を照射する減圧光CvDで、アモルファスシリコン
301ヲtli積する(第16図の工程(b))、CB
rF、、CCl2F2 、  C1,等のガスを用いた
りアクティブイオンエツチングによる異方性エッチによ
り、Sin、 R(M面に堆積している以外のアモルフ
ァスシリコンを除去する(第16図の工程(C))。前
と同様に、ダメージと汚染冶を十分除土した後シリコン
基板表面を十分清浄に洗浄し、(N2+StH,,0文
2 +)ICfL)ガス系によりシリコン層の選択成長
を行う。数10Torrの減圧状態で成長は行い、基板
温度は800〜1000℃、80文のモル比をある程度
塩E高い値に設定する。80文の量が少なすぎると選択
成長は起こらない、シリコン基板とにはシリコン結晶層
が成長するが、 SiO。
漕ヒのシリコンはHC見によってエツチングされてしま
うため、 ’Sit:l、層七にはシリコンは堆積しな
い(第16図(d))、n−W!I5の厚さはたとえば
3〜5川1用度である。
不純物濃度は、 FfましくはIQ′′〜IQ” cm
−3程度に設定する。もちろん、この範囲をずれてもよ
いが、pn−接合の拡散電位で完全に空乏化するかもし
くはコレクタに動作電圧を印加した状態では、少なくと
もn′″領域が完全に空乏化するような不純物濃度およ
び厚さに選ぶのが望ましい。
通常入手できる80文ガスには大量の水分が含まれてい
るため、シリコン基板表面で常に酸化閥が形成されると
いうようなことになって、到底高品買のエピタキシャル
成長は望めない、水分の多い+(C1は、ボンベに入っ
ている状態でボンベの材料と反応し鉄分を中心とする重
金属を大にに含むことになって、重金属汚染の多いエビ
層、になり易い、光センサ−セルに使用するエビ層は、
暗電流成分が少ない程望ましいわけであるから、重金属
による汚染は極限まで抑える必要がある。  SiH。
CI、に#Pi高純度の材料を使用することはもちろん
であるが、80文には特に水分の少ない、望ましくは少
なくとも水分含有量が0.5ppm以下のものを使用す
る。もちろん、水分含有量は少ない程よい。
エピタキシャル成長層をさらに高品質にするには、基板
をまず!150〜1250℃程度の高温処理で表面近傍
から酸素を除去して、その後800℃程度の長時間熱処
理により基板内部にマイクロディフェクトを多数発生さ
せ、デヌーデットゾーンを右するインドリシックゲッタ
リングの行える基板にしておくこともきわめて有効であ
る0分離領域としての 5iOy F) 4が存在した
状態でのエピタキシャル成長を行うわけであるから、 
 Sin、からの酸素のとり込みを少なくするため、成
長温度は低い程望ましい0通常よく使われる高周波加熱
法では、カーボンサセプタからの汚染が多くて、より一
層の低温化は難しい0反応室内にカーボンサセプタなど
持込まないランプ加熱によるウェハ直接加熱法が成長雰
囲気をもっともクリーンにできて、高品質エビ層を低温
で成長させられる。
反応室におけるウェハ支持具は、より蒸気圧の低い超高
純度溶融サファイアが適している。原材料ガスの予熱が
容易に行え、かつ大流量のガスが流れている状態でもウ
ェハ面内温度を均一化し易い、すなわちサーマルスト1
/スがほとんど発生しないランプ加熱によるウェハ直接
加熱法は、高品質エビ層を得るのに適している。成長時
にウェハ表面への紫外線照射は、エビ層の品質をさらに
向とさせる。
分離領域4となるSin、層の側壁にはアモルファスシ
リコンが堆積している(第16図の工程(C))。アモ
ルファスシリコンは固相成長で単結晶化し易いため、S
in、分離領域4との界面近傍の結晶が非常に優れたも
のになる。高抵抗n−一層を選択エピタキシャル成長に
より形成した後(第16図の工程(d))、表面濃度1
〜20X10”cm−’程度のP領域6を、ドープトオ
キサイドからの拡散か、あるいは低ドーズのイオン注入
層をンースとした拡散により所定の深さまで形成する。
p領域6の深さはたとえば0.6〜t#L■程度である
p領域6の厚さと不純物濃度は以下のような考えで決定
する。感度を上げようとすれば、p領域6の不純物濃度
を下げてCbeを小さくすることが望ましい、Cbeは
略々次のように与えられる。
ただし、Vbiはエミッタ・ベース間拡散電位であり、 で与えられる。ここで、(はシリコン結晶の誘電iK、
No  はエミッタの不純物濃度、NA  はベースの
エミー、夕に隣接する部分の不純物密度、ni は真性
キャリア濃度である。NA を小さくする程Cbeは小
さくなって、感度は上昇するが、NA  をあまり小さ
くしすぎるとベース領域が動作状態で完全に空乏化して
パンチングスルー状態になってしまうため、あまり低く
はできない。ベース領域が完全に空乏化してパンチング
スルー状態にならない程度に設定する。
その後、シリコン基板表面に (Ht+ot)ガス系ス
チーム酸化により数10Aから数lOO八程への厚さの
熱酸化膜3を、800〜900℃程度の温度で形成する
。その上に、(SiH4+NH3)系ガスのCVDで窒
化膜(StゴN4)302を500〜1500A程度の
厚さで形成する。形成温度はToo〜800℃程度であ
る。 NH,ガスも、HCiガスと並んで通常入手でき
る製品は、大量に水分を含んでいる。水分の多いNH3
ガスを原材料に使うと、酸素濃度の多い窒化膜となり、
再現性に乏しくなると同時に、その後の5i02 J!
Iとの選択エツチングで選択比が取れないという結果を
招く。
NH,ガスも、少なくとも水分含膚量が0.5pp園以
下のものにする。水分含有量は少ない程望ましいことは
いうまでもない、窒化膜302の上にさらにPSG膜3
00をCVDにより堆積する。ガス系は、たとえば、(
N、 + SiH4+ 02 +PH3)を用いて、3
00〜450℃程度の温度で2000〜3000A程度
の厚さのPSG膜をCVDにより堆積する(第16図の
工程(e))、  2度のマスク合せ工程を含むフォト
リソグラフィー工程により、n 4p領域7上と、リフ
レッシュ及び読み出しパルス印加電極上に、Asドープ
のポリシリコン膜304を堆積する。この場合pドープ
のポリシリコン膜を使ってもよい、たとえば、2回のフ
ォトリングラフイー工程により、エミッタ上は、PSG
III。
Si3 N 、膜、  Sin、膜をすべて除去し、リ
フレッシュおよび及び読み出しパルス印加電極を設ける
部分には下地の5in2膜を残して、psaBどSi3
 N 4 IQのみエツチングする。その後、Asドー
プのポリシリコンを、(82+ StH4+ AsH1
) もしくは()l、 + 5i)14 + AsHt
 )ガスでcVD法により堆積する。堆積温度は550
℃〜700℃程度、膜厚は 1000〜2000 Aで
ある。ノンドープのポリシリコンをCVD法で堆積して
おいて2その後As又はPを拡散してももちろんよい。
エミ7りとリフレッシュ及び読み出しパルス印加電極上
を除いた他の部分のポリシリコン膜をマスク合わせフォ
トリソグラフィー工程の後エツチングで除去する。さら
に、PSG[をエツチングすると。
リフトオフによりpsamに堆積していたポリシリコン
はセルファライン的に除去されてしまう(第16図の工
程(f))、ポリシリコン膜のエツチングはC,CI、
 Fa  、  (CB r F、 +Cl、 )等の
ガス系でエツチングし、Si2N3膜はCH。
F2 ?’のガスでエツチングする。
次に、PSG膜305を、すでに述べたようなガス系の
CVD法で堆積した後、マスク合わせモ程とエツチング
工程とにより、リフレッシュパルス及び読み出しパルス
電極用ポリシリコン膜上にコンタクトホールを開ける。
こうした状態で、AI 、 Al−5i、A交−Cu−
3i等の金属を真空蒸着もしくはスパッタによって堆積
するか、あるいは(CHs ) y A文やA文CI 
3を原材料ガスとするプラズマCVD法、あるいはまた
上記原材料ガスのA文=Cポンドやへ文−01ポンドを
直接光照射により切断する光照射CVD法により An
を堆積する。(CHs)3A文やA文Ct3を原材料ガ
スとして上記のようなCVD法を行う場合には、大過剰
に水素を流しておく、細くてかつ急峻なコンタクトホー
ルにA文を堆積するには、水分や酸素混入のまったくな
いクリーン雰囲気の中で300〜400℃膜厚に基板温
度を上げたCVD法が優れている。第1図に示された金
属配線10のバターニングを終えた後、層間絶縁[30
6をCVD法で堆積する。306は、@述したP S 
G Il!2、あるいはCVD法5ift Hlあるい
は耐水性等を考慮しする必要がある場合には、(Sin
、 +NJ )ガス系のプラズマCVD法によて形成し
た5ilN411”!である。 SiIM 、膜中の水
素の含有量を低く抑えるためには、  (SiH4+N
、 )ガス系でのプラズマCVD法を使用する。
プラズマCVD法によるダメージを現象させ形成された
Si3 N 、膜の電気的耐圧を大きくシ、かつリーク
電流を小さくするには光CVD法による5iis N 
a Hがすぐれている。光CVD法には2通りの方法が
ある。  (Si)l a +NH3+8g)ガス系で
外部から水銀ランプの2537人の紫外線を照射する方
法と、 (Si)I n+%H) zガス系に水銀ラン
プの1849Aの紫外線を照射する方法である。いずれ
も基板温度は150〜350℃程度である。
マスク合わせ工程及びエツチング工程により、エミッタ
7上のポリシリコンに、絶縁Ill 305,30Gを
貢通したコンタクトホールをリアクティブイオンエッチ
で開けた後、前述した方法でA文、A立−S i、A見
−Cu−Si等の金属を堆積する。この場合には、コン
タクトホールのアスペクト比が大きいので、CVD法に
よる堆積の方がすぐれている。第1図における金属配線
8のバターニングを終えた後、!&終バッジベージ璽ン
膜としての5ilN、膜あるいはPSG嗅2をCVD法
により堆積する(第16図(8))。
この場合も、光C・VD法による膜がすぐれている。1
2は裏面の^l、AI−’3を等による金属電極である
本発明の光電変換装置の製法には、実に多彩な]r、程
があり、第16図はほんの一例を述べたに過ぎない。
本発明の光電変換装置の重要な点は、P領域6とn−領
域5の間及びp領域6とn4″領域7の間のリーク電流
を如何に小さく抑えるかにある。
n〜領域5の品質を良好にして暗電流を少なくすること
はもちろんであるが、酸化膜などよりなる分離領域4と
n−領域5の界面こそが問題である。第16図では、そ
のために、あらかじめ分離領域4の側壁にアモルファス
Siを地積しておいてエビ成長を行う方法を説明した。
この場合には、エビ成長中に基板Siからの固相成長で
アモルファスS1は単結晶化されるわけである。エビ成
長は、850°〜1000℃程度と比較的高い温度で行
われる。そのため、基板Siからの固相r&長によりア
モルファスSiが単結晶化される前に、アモルファスS
i中に微結晶が成長し始めてしまうことが多く、結晶性
を悪くする頗因になる。温度が低い方が、固相成長する
速度がアモルファスSi中に微結晶がElし始める速度
より相対的にずっと大きくなるから、選択エピタキシャ
ル成長を行う前に、550℃〜700℃程度の低湿処理
で、アモルファスSiを単結晶しておくと、界面の特性
は改善される。この時、基板SiとアモルファスSiの
間に酸化膜等の層があると固相成長の開始が遅れるため
間者の境界にはそうした暦が含まれないような超高清浄
プロセスが必要である。
アモルファスSiの固相成長には上述したファーナス成
長の他に、基板をある程度の温度に保っておいて フッ
シュランプ加熱あるいは赤外線ランプによる、たとえば
数秒からalO秒程度のラビッドアニール技術も有効で
ある。こうした技術を使う時には、Sin、層側壁に堆
積するSiは、多結晶でもよい、ただし、非常にクリー
ンなプロセスで堆積し5多結晶体の結晶粒界に酸素、炭
素等の含まれない多結晶Stにしておく必要がある。
こうした5i02側面のSiが単結晶化された後。
Siの選択成長を行うことになる。
SiO,分al#I域4と高抵抗n−領域5界面のリー
ク電流がどうしても問題になる時は、高抵抗n−領域5
のS i02分離領域4に隣接する部分だけ、n形の不
純物濃度を高くしておくとこのリーク電流の問題はさけ
られる。たとえば、分離5i02領域4に接触するn−
領域5の0.3〜1ル富程度の厚さの領域だけ、たとえ
ばl w tOX 10” cm−’程度にn形の不純
物濃度を高くするのである。この構造は比較的容易に形
成できる。基板!上に略々lヰ1程度熱酸化膜を形成し
た後、そのヒにCVD法で堆積するSt、、嗅をまず所
要の厚さだけ、所定の量のPを含んだ5tay tFJ
にしておく、さらにその上に5i02をCVD法でit
sするということで分離領域4を作っておく、その後の
高温プロセスで分離領域4中にサンドイッチ状に存在す
る燐を含んだ’JiOt膜から、燐が高抵抗n−領域5
中に拡散して、界面がもっとも不純物?a度が高いとい
う良好な不純物分市を作る。
すなわち、第17図のような構造に構成するわけである
0分離領域4が53層構造に4!Ir:&されてイテ、
308は8酸化膜5iO1,309は燐を含A、?’C
VD法SiO、M、3011tCVD法Si02膜であ
る0分離領域4に隣接して、n−領域5中との間に、n
領域307が、燐を含んだSjO、膜309からの拡散
で形成される。307はセル周辺全部に形成されている
。この4i造にすると、ベース・コレクタ間容量Cbc
は大きくなるが5ベース・コレクタ間リーク電流は激減
する。
ff116図では、あらかじめ分離用絶縁領域4を作っ
ておいて3選択エピタキシャル或反を行なう例について
説明したが、基板ヒに必要な高低抗n−層のエピタキシ
ャル成長をしておいてから。
分子affi域となるべき部分をリアクティブイオンエ
ツチングによりメツシュ状に切り込んで分離領域を形成
する、Uグループ分離技術(A、)Ia!asakae
t al、  “U −groove 1solati
on technique forhigh 5pee
d bipolar VLSI’S ′、 Tech、
 Dig、 of■ED)1. P、82.19$2.
 #照) ヲ使ッテ行’) コトモ’T:きる。
本発明に係る光電変換装置は、絶縁物より構成される分
#領域に取り囲まれた領域に、その大部分の領域が半導
体ウェハ表面に隣接するベース領域が浮遊状態になされ
たバイポーラトランジスタを形成し、浮遊状態になされ
たベース領域の電位を薄い絶縁層を介して前記ベース領
域の一部に設けた電極により制御することによって、光
情報を光電変換する1Aitである。高不純物濃度領域
よりなるエミッタ領域が、ベース領域の一部に設けられ
ており、このエミッタは水平スキャンパルスにより動作
するMOSトランジスタに接続されている。前述した。
浮遊ベース領域の一部に薄い絶縁層を介して設けられた
電極は、水平ラインに接続されている。ウェハ内部に設
けられるコレクタは、基板で構成されることもあるし、
目的によっては反対導電型高抵抗基板に、各水平ライン
ごとに分離された高濃度不純物理込み領域で構成される
場合もある。絶縁層を介して設けられた電極で、浮遊ベ
ース領域のリフレッシュを行なう時のパルス電圧に対し
て、信号を読出す時の印加パルス電圧は実質的に大きい
、実際に、2種類の電圧を持つパルス列を用いてもよい
し、ダブルキャパシタ構造で説明したように、リフレッ
シュ用MOSキャパシタ電極の容量Coxにくらべて読
出し用MOSキャパシタ電極の容量Cowを大きくして
おいてもよい、リフレッシュパルス印加により、逆バイ
アス状態になされた浮遊ベース領域に光励起されたキャ
リアを蓄積して光信号に基すいた信号を記憶させ、該信
号読出し時には、ベース・エミー2夕間が順方向に深く
バイアスされるように読出し用パルス電圧を印加して、
高速度で信号を読出せるようにしたことが特徴である。
こうした特徴を備えていれば1本発明の光電変換装置は
いかなる4を造で実現してもよく、前記の実施例に述べ
られた構造に限定されないことはもちろんである。
たとえば、前記の実施例で説明した構造と導電型がまっ
たく反転した構造でも、もちろん同様である。ただし、
この時には印加電圧の極性を完全に反転する必要がある
。導i!型がまったく反転した構造では5領域はn型に
なる。すなわち、ベースを構成する不純物はAsやPに
なる。 AsやPを含む領域の表面を酸化すると、 A
sやPはSi/ S+02界面のSt側にパイルアップ
する。すなわち、ベース内部に表面から内部に向う強い
ドリフトTut界が生じて、光励起されたホールはただ
ちにベースからコレクタ側に抜け、ベースにはエレクト
ロンが効率よく蓄積される。
ベースがp型の場合には、通常使われる不純物はボロン
である。ボロンを含むp領域表面を熱酸化すると、ボロ
ンは酸化膜中に取り込まれるため、 Si/Si O!
界面近傍のSi中におけるボロン濃度はやや内部のボロ
ン濃度より低くなる。この深さは、酸化膜厚にもよるが
、通常数100人であ、る、この界面近傍には、エレク
トロンに対する逆ドリフト電界が生じ、この領域に光励
起されたエレクトロンは1表面に集められる傾向にある
。このままだと、この逆ドリフト電界を生じている領域
は不感領域になるが1表面に沿った一部にn’h領域が
、本発明の光電変換装置では存在しているため、p領域
のSi/5i02界面に央まったエレクトロンは、この
n“領域に再結合される前に流れ込む、そのために、た
とえポロンがSi/Sin、界面近傍で減少していて、
逆ドリフト電界が生じるような領域が存在しても、はと
んど不感領域にはならない、むしろ、こうした領域がS
i/5i02界面に存在すると、蓄積されたホールをS
i/5i02界面から引き離して内部に存在させるよう
にするために。
ホールが界面で消滅する効果が無くなり、9層のベース
におけるホール蓄積効果が良好となり、きわめて望まし
い。
以上説明してきたように、本発明0光電変換装鐙は、浮
遊状態になされた制御電極領域であるベース領域に光に
よ、り励起されたキャリアを蓄積するものである。すな
わち、Ba5e  5tore  !sageSens
or と呼ばれるべき装置であり、BASIS と略称
する。
本発明の光電変換装置は、1個のトランジスタで1画素
を構成できるため高密度化がきわめて容易であり、同時
にその構造からブルーミング、スミアが少なく、かつ高
感度である。そのダイナミックレンジは広く取れ、内部
増輻機能を有するため配線容量によらず大きな信号電圧
を発生するため低雑音でかつ周辺回路が容易になるとい
う特徴を有している0例えば将来の高品質固体撮像装置
として、その工業的価値はきわめて高い。
なお、本発明に係る光電変換装置は以上述べた固体撮像
装置の外に、たとえば1画像入力装置、ファクシミリ、
ワークスティジョン、デジタル複写機、ワープロ等の画
像入力装置、OCR、バーコード読取り装置、カメラ、
ビデオカメラ、8ミリカメラ、等のオートフォーカス用
の光電変換被写体検出装置等にも応用できる。
ff58図(b)に、過渡的リフレッシュ動作、蓄積動
作、読出し動作、そして過渡的リフレッシュ動作と巡回
するときの、エミフタ、ベース、コレクタ各部における
電位レベルを表したものを示す。
芥部位の電圧レベルは外部的に見た電位であり。
内部のポテンシャルレベルとは一部一致していない所も
ある。
説明を簡単にするためにエミッタ・ベース間ノ拡散電位
は除いである。したがって、第8図(b)でエミッタと
ベースが同一レベルで表される時には、実際にはエミー
2り◆ベース間に で与えられる拡散電位が存在するわけである。
i 81N (b)において、状態■、■はリフレッシ
ュ動作を。状態■はII積動作を5状態の、■は読出し
動作を、状態■はエミッタを接地したときの動作状態を
それぞれ示す、また電位レベルはOボルトを境にして上
側が負、下側が正電位をそれぞれ示す、状態のになる前
のベース電位はゼロボルトであったとし、またコレクタ
電位は状態■から−6)まで全てTF、 ’N位にバイ
アスされているものとする。
上記の一連の動作を第8図(a)のタイミング図と共に
説明する。
第8rN(a)の波形67のごとく、時刻11において
、端子37に正Ml圧、すなわちリフレッシュ電圧V□
が印加されると、第8図(b)の状態<′5)に電位2
00のごとくベースには、すでに説[!1した様に、 なる分圧がかかる。この電位は時刻tlからt2の間に
、次第にゼロ電位に向かって減少していき、時刻1.で
は、第8図(b)の点線で示した電位201となる。こ
の電位は前に説明した様に、過渡的なりフレッシェモー
ドにおいて、ベースに残る電位v電である0時刻t2に
おいて、波形67のごとく、リフレッシュ電圧011M
がゼロ電圧にもどる瞬間に、ベースには、 なる電圧が前と同様、容量分割により発生するので、ベ
ースは残っていた電圧vKと新しく発生した電圧との加
算された電位となる。すなわち、状yg■において示さ
れるベース電位202であり、これは。
で与えられる。
この様なエミッタに対して逆バイアス状態において光が
入射してくると、この光により発生したホールがベース
領域に#積されるので、状J13 tj)のごとく、入
射してくる光の強さに応じて、ベース電位202はベー
ス電位203,203’203“のごとく次第に正電位
に向って変化する。この光により発生する電圧をVpと
する。
次いで波形69のごとく、水平ラインに垂直シフトレジ
スタより電圧、すなわち読出し′屯圧■確が印加される
と、ベースには なる電圧が加算されるので、光がまったく照射されない
ときのベース電位204は となる。このときの電位204は前に説明したごとく、
エミッタに対して0.5〜0.6■程度順方向にバイア
ス状態になる様に、設定される。また5ベ一ス電位20
5.,205’、205”はそれぞれ でtトえられる。
ベース電位が、この様に、エミッタに対して5順方向バ
イアスされると、エミッタ側から工1/クトロンの注入
がおこり、エミッタ電位は次第に正゛社位方向に動いて
いくことになる。光が照射されなかったときのベース゛
屯位204に対するエミッタ電位206は、順方向バイ
アスを0.5〜0.6■に設定した持続出しパルス幅が
l〜2hs佇のとき、約50〜100+nV程度であり
、この電圧をvfI とすると、lミy5’11位20
7,207’207″は前の例の様に0.1 gs以上
のパルス幅であれば直線性は十分確保されるので、それ
ぞれVp+V@  、Vρ’+v、、vp#+  v、
となる。
ある一定の読出し時間の後、波形69のごと〈誠出し電
圧■Qがゼロ電位になった時点で、ベースには なる電圧が加算されるので、状態■のごとくベース電位
は、読出しパルスが印加される前の状態すなわち逆バイ
アス状態になり、エミッタの電位変化は停止する。すな
わち、このときのベース電位208は、 ベース電位209.209’、209″はそれぞれ、 で午えられる。これは読出しが始まる前の状態・:りと
まったく同じである。
この状態(引において、エミ・ンタ側の光情報信号が外
部へ読出されるわけである。この読出しが終った後、各
スイッチングMO5)ランデスタ48.48’、48”
が導通状態となり、エミッタが接地されて状態■のごと
く、エミッタはゼロ電位となる。これで、リフ1/−y
シュ動作、蓄積動作、読出し動作と一巡し、次に状態■
にもどるわけであるが、この時、最初にリフレッシュ動
作に入る前は、ベース′唯位がゼロ電位からスタートし
たのに対して、−巡してきた後は、ベース′屯位が およびそれに、それぞれVp 、Vp ’ 、 Vp 
”が加算されたM 4eに変化していることになる。し
たがって、この状態で、リフレッシュ電圧V 1114
が印加されたとしてもベース電位はそれぞれV。
V(+Vp  、V(+Vp ’ 、VK+Vp ”に
@るだけであり、これでは、ベースに、十分なIIIQ
方向バイアスがかからず、光の強くあたった所は順方向
バイアス竜が大きいので光情報は消えるものの、光の弱
い部分の情報は消えずに残るということが生ずることは
第6図に示したリフレッシュ動作の計算例から見てもあ
きらかである。
この様な現象は過渡的リフレッシュモード独特のもので
あり、完全リフレッシュモードでは、ベース電位が必ず
ゼロ電位になるまで長いリフレッシュ時間をとるために
、この様な問題は生じない。
高速リフレッシュが可能な過渡的リフレッシュモードを
使い、かつこの様な不都合の生じない方法について以下
に述べる。
この不都合は、リフレッシュパルスが印加された時、お
よび、読出しパルスが印加された時に、パルスの先端お
よび後端において正および負の容量分割によって生じた
同一の電圧値がベース領域にかかることにより生ずる現
象であるから、ベース領域に負電圧がかかる時、これの
値を何らかの方法で2一定の値にクランプすることによ
りこれは解決される。
第18図にこれを達成するための一実施例を示す、第1
8図(a)はセンサセルの断面図を、第18図(b)は
(a)の等価回路をそれぞれ示している。
第18図(a)では、すでに説明した第1図の基本のセ
ンサセルにおいて、センサセルと分離するための5i0
1領域250.p” n+接合ダイオードを形成してい
るp4領域251およびn4″領域252が余分に付加
され、このn+領域252は、アルミ配線253により
センサセルのベース領域6と接続されており、また、p
1領域はアルミ配線254により外部電源と接続される
構造をしている。他の部分は、第1図に示した基本のセ
ンサセルとまったく同じである。第18図(b)の等価
回路では、Pゝ領域251およびn+領域252よりな
るpゝn+接合ダイオード255が。
その7ノード側 (p”領域側)が外部電源と接続され
るための配置51254につながれ、そのカソード側(
nゝ領域側)が基本光センサセルのベース側に接続され
ている。他は第1図に示した基本光センサセルの等価回
路と同じである。
この構成によれば、第8図(b)の状態■において、リ
フレッシュパルスの後端で、ベース領域の負電位202
が となったものが、配線254より供給される電圧−Vc
になされることになる。すなわち、クランプ電圧−VC
より電位が低くなろうとするとダイオード255が導通
して電流が流れ、最終的にクランプ電圧−Vcにクラン
プされるわけである。
このときのクランプ電位−VCは、過渡的リフレッシュ
モード動作におけるリフレッシュの速1氏、読出し動作
における正方向バイアス、光信号ρダイナミックレンジ
等を考慮して最適な値に設定される。
ことによって所望の電圧−VCは得られる。
以上に示した、クランプ用pntg合ダイオードを付加
した光センサセルによれば、過渡的リフレッシュモード
動作において生ずる問題点を確実に解決することができ
、高速リフレッシュが可能な撮像素子を提供することが
可能である。
第18図に示した実施例においては、MOSキャパシタ
電極9、エミッタ7からの配線8゜ベース6とpn接合
ダイオードのnゝ領域252を接続するための配線25
3.pn接合グイオードの20領域251へ電圧を供給
するための配線254等を説明の都合上、全て同一の断
面内に書いており、光の入射する窓がきわめて少ない@
き方をしているが、実際には、同一の光センサセルの中
の他の部分へそれぞれを、入射する窓の形状、配線の都
合等を考慮して配置することが可能である。
【図面の簡単な説明】
m1図から第6図までは、本発明の一実施例に係る光セ
ンサセルの主要yi造及び基本動作を説明するための図
である。第1図(a)は平面図、(b)は断面図、(C
)は等価回路図であり、第2図は読出し動作時の等価回
路図、第3図は読出し時間と読出し電圧との関係を示す
グラフ、第4図(a)は蓄tatvt圧と読出し時間と
の関係を、第4図(b)はバイアス電圧と読出し時間と
の関係をそれぞれ示すグラフ、第5図はリフレッシュ動
作時の等価回路図、第6図(a)〜(C)はリフレッシ
ュ時間とベース電位との関係を示すグラフである。第7
図から第10図までは、第1図に示す光センサセルを用
いた光電変換装置の説明図であり、第7図は回路図、第
8図(a)はパルスタイミング図、第8図(b)は各動
作時の電位分布を示すグラフである。第9図は出力信号
に関係する等価回路図、第10図は導通した瞬間からの
出力電圧を時間との関係で示すグラフである。ill、
12及び13図は他の光電変換?を置を示す回路図であ
る。第14因は本発明の実施例に係る光センサセルの変
形例を説明するための平面図である。第15図は、第1
4図に示す光センサセルを用いた光電変換装置の回路図
である。第16図及び17図は本発明の光電変換装置の
一製造方法例を示すための断面図である。第18図は本
発明の実施例に係る光センサセルを示し、(a)は断面
図、(b)はその等価回路図、 〔゛ある・ 1・・・シリコン基板、2・・・PSG咬、3・・・絶
縁酸化膜、4・・・素子分離領域、5・・・n−領域(
コレクタ領域)、6・・・p領域(ベース領域)、7.
7’・・・n+領領域エミッタ領域)、8・・・配線、
9・・・電極、10・・・配線、11・・・n′″領域
、12・・・電極、13・・・コンデンサ、14・・・
バイポーラトランジスタ、x5:x7・・・接合容量、
16.18・・・ダイオード、19.19′・・・コン
タクト部、20・・・光、28・・・垂直ライン、30
・・・光センサセル、31・・・水平ライン、32・・
・垂直シフトレジスタ、33.35・・・MOSトラン
ジスタ、36.37・・・端子、38・・・重訂ライン
、39・・・水平シフトレジスタ、40・・・MOSト
ランジスタ、41・・・出力ライン、42・・・MOS
トランジスタ、43・・・端子、44・・・トランジス
タ、44.45・・・負荷抵抗46・・・端子、47・
・・端子、48・・・MOSトランジスタ、49・・・
端子、61.62.63・・・区間、64・・・コレク
タ電位、67・・・波形、80.81・・・容量、82
.83・・・抵抗、84・・・電流源、100.101
.102・・・水平シフトレジスタ、111.112・
・・出力ライン、138・・・@直うイン、140・・
・MOSタランジスタ、148・・・MOS )う7ジ
スタ、150.150’・・・MOS=+ンデンサ、1
52,152’・・・光センサセル。 202.203,205・・・ベース電位、220・・
・P+領域、222,225・・・配線、251・・・
P+領域、252n”領域、253・・・配線、300
−・・アモルファスシリコン、302・・・窒(t[、
303・・・PSGFI、304・・・ポリシルコン、
305・・・PSG膜、306・・・層間絶縁膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1同導電型領域よりなる2個の主電極領域と該主電極領
    域と反対導電型の制御電極領域よりなる半導体トランジ
    スタの該制御電極領域を浮遊状態にし、該浮遊状態にし
    た制御電極領域の電位を、キャパシタを介して制御する
    ことにより、該浮遊状態にした制御電極領域に、光によ
    り発生したキャリアを蓄積する蓄積動作、蓄積動作によ
    り該制御電極領域に発生した蓄積電圧を読出す読出し動
    作、該制御電極領域に蓄積されたキャリアを消滅させる
    リフレッシュ動作をそれぞれさせる構造の光電変換装置
    において、該浮遊状態になされた制御電極領域の電位を
    制御するクランプダイオードを設けたことを特徴とする
    光電変換装置。
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