JPH0340327B2 - - Google Patents

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JPH0340327B2
JPH0340327B2 JP61174012A JP17401286A JPH0340327B2 JP H0340327 B2 JPH0340327 B2 JP H0340327B2 JP 61174012 A JP61174012 A JP 61174012A JP 17401286 A JP17401286 A JP 17401286A JP H0340327 B2 JPH0340327 B2 JP H0340327B2
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JP61174012A
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Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野及び発明の概要) 本発明は、熱交換器用流量検知装置、特に、水
回路を加熱してその時の温度変化により流量を検
知する装置に関し、加熱源のフイードフオワード
制御の流量検知装置として利用できる。
又、この発明は、熱交換器の加熱源によつて加
熱される被加熱管を通過する被加熱流体の温度上
昇度合を検知することにより、この検知装置の始
動時の応答性を高めようとするものである。
(従来技術及びその問題点) 熱交換器の水回路の流量を検知し、この検知流
量と設定湯温との関係から、加熱源としてのバー
ナの燃焼量を予め所定の値に制御するものとし
て、すでに、特開昭58−173335号公報に開示のも
のがある。
このものは、第7図の如く、熱交換器1の水回
路2の入口側に第1感熱素子21aと傍熱型又は
自己加熱型の第2感熱素子21bとを一定間隔を
置いて配設し、前記第1感熱素子21aを第2感
熱素子21bの上流側に位置させ、これら二つの
第1,第2感熱素子21a,21bからの出力を
比較器3に入力させ、この比較器3からの増幅出
力によつてガスバーナBへの回路に挿入したガス
比例弁31が駆動されるようになつている。
この従来例のものでは、水回路2の流量が増す
と第2感熱素子21bのヒーターHによる加熱度
合が少なくなることから第2感熱素子21bの検
知温度が低くなり、逆に、流量が少なくなると検
知温度が高くなつて、第1感熱素子21aの検知
温度と第2感熱素子21bの検知温度とを比較器
3によつて比較演算すれば水量の変化を検出でき
る。従つて、この比較器3の出力を所定の出力に
変換してガス比例弁31に入力させると、水回路
2の流量の変化に応じてガスバーナBの燃焼量を
制御できることとなり、流量が変化しても出湯温
度を設定温度に維持できる。従つて、このもの
は、第1,第2感熱素子21a,21b及び比較
器3と増幅器の組合わせがガス比例弁31の駆動
装置として機能し、第1,第2感熱素子21a,
21b及び比較器3の組合わせが流量検知装置と
して機能する。
ところが、この従来のものでは、第2感熱素子
21bが常に動作状態にあることを前提にするも
ので、流量検知部では器具の点火初期においては
十分な精度の流量検知が行えない。
器具始動時に第2感熱素子21bが同時に検知
状態となるが、ヒーター(H)が定常発熱状態になる
までに一定の時間を要し、この立ち上がり時間中
においては、第2感熱素子21bと第1感熱素子
21aの検知温度の差が流量と比例しないものと
なるからである。この傾向は、第1感熱素子21
a、第2感熱素子21bを水回路2の管壁外部に
取付けた時に一層著しく、この場合には、ヒータ
ー(H)が定常加熱状態になつたとしても第1感熱素
子21aと第2感熱素子21bの検知温度の差が
流量と正確に比例しないものとなる。
(技術的課題) 本発明は、熱交換器1を通る水回路2の一部を
加熱してこの加熱部の温度変化をとらえて流量を
検知するものにおいて、立上がり時の検知精度を
高めるため、流量検知の為の加熱域が定常加熱状
態まで急加熱できるようにすることをその技術的
課題とする。
(技術的手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、熱交換器1の最上流側に位置し
且吸熱管11とフイン12,12とからなる吸熱
単位部10への入口部に第1温度検知手段22を
設けるとともに前記吸熱単位部10からの出口部
に第2温度検知手段23を設け、これら第1,第
2温度検知手段22,23からの検知出力を比較
器3に入力させ、更に、この比較器3からの出力
とガスバーナBの燃焼量及び吸熱単位部10の熱
効率から流量を演算する演算装置4を具備させた
ことである。
(第1図参照) (作用) 本発明の上記技術的手段は次のように作用す
る。
熱交換器1が運転状態になると、ガスバーナB
が燃焼状態となり、熱交換器1の吸熱単位部1
0,10が加熱される。この時、ガスバーナBの
燃焼による加熱量は従来のヒーター(H)等のそれに
比べて極端に大きく、しかも、吸熱単位部10,
10にはフイン12,12を具備させてあること
から、ガスバーナBの燃焼熱量は吸熱単位部10
に伝達され、速やかにこの吸熱単位部10が昇温
される。又、第1,第2温度検知手段22,23
の対応する吸熱単位部10は最上流側に位置する
ことから、熱交換器1の動作開始後、最先に温度
変化が検知される。
このようにして、検知された第1,第2温度検
知手段22,23の検知出力が比較器3に入力さ
れる。すると、該比較器3では、これら両出力の
差、即ち、吸熱単位部10で加熱される水の加熱
前後の温度差ΔTが計算され、該ΔTが示す信号
が演算装置4に入力される。すると、該演算装置
4は次のようにして水回路2を流れる水の流量を
演算する。
即ち、単位時間当りに水回路2を流れる水の流
量をQ、ガスバーナBの単位時間当りの燃焼量
(発熱量)をE、更に吸熱単位部10の熱交換効
率をηとし、加熱される水に移動した熱量を計算
すると、該移動熱H量は、H=ΔT×Q=K×E
×η(但し、Kは実験で決定された比例常数)と
なる。このことから、 流量Q=K×E×η/ΔT となり、該流量Qが演算装置4で演算されるので
ある。
(効果) 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
流量を検知するために設けられた第1,第2温
度検知手段22,23間の吸熱単位部10はガス
バーナBの燃焼排気によつて高カロリーで加熱さ
れるものであり、しかも、吸熱単位部10の吸熱
効率は吸熱管11のみのものに比べて高効率とな
るから、この部分が定常加熱状態になるまでの時
間が短縮され、立ち上がり時の検知精度が高くな
る。言い換えれば、検知状態になるまでの立ち上
がり時間が極く短いものとなる。又、最上流側に
位置する吸熱単位部10による吸熱を検知対象と
するものであるから、この点でも上記効果が優れ
たものとなる。
次に、第1,第2温度検知手段22,23を水
回路2の管壁に添設するだけであるから、これら
の取付構造が簡単になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図〜第4図の図面
に基づいて説明する。
第2図,第3図に示す第1実施例のものは、第
3図の如く、複数の吸熱単位部10,10を平面
的に配列連通させた第1,第2吸熱部1a,1b
を上下2段に並設してこれら第1,第2吸熱部1
a,1b相互を連通させ、ガスバーナBの排気流
に対して上流側に位置する第1吸熱部1aの最上
流側の吸熱単位部10の入口側と出口側にそれぞ
れ第1,第2温度検知手段22,23を添設する
とともに、前記第1吸熱部1aを水回路2の回路
において第2吸熱部1bの上流側に位置させたも
のである。
又、ガスバーナBへのガス回路には、ガス比例
弁31が挿入されており、このガス比例弁31は
出力制御装置5によつて制御される。この出力制
御装置5には緩点火装置を具備させてあり、ガス
バーナBの点火初期は必ず一定の燃焼量状態を経
て設定燃焼状態に移行する。このため、この出力
制御装置5には点火初期ガス量設定手段51があ
り、点火初期においては、ガス比例弁31は、一
定時間点火初期ガス量設定手段51によつて決定
される一定の開度に設定される。その後、出力制
御装置5によつて、演算装置4からの出力に応じ
た開度に設定され、出湯温度は設定温度に保たれ
る。
この為、第1,第2温度検知手段22,23か
らの出力が比較器3に印加されてこれら両出力の
差、即ち、吸熱単位部10で加熱される水の加熱
前後の温度差ΔTが演算され、該温度差ΔTが演
算装置4に入力される。そして、点火初期ガス量
設定手段51により設定される燃焼量(E)と吸熱単
位部10の熱交換効率ηと、更に、上記温度差
ΔTから、水回路2を単位時間に流れる流量(Q
=K×E×η/ΔT;但し、Kは常数)を演算装
置4が演算する。そして、この出力に応じた信号
が出力制御装置5からガス比例弁31に入力され
て上記のように動作する。
次に、第4図に示す第2実施例のものは、第3
温度検知手段24を最上流側に位置する吸熱単位
部10の下方近傍に設け、この検知出力を演算装
置4に入力させたものである。
このものでは、第1,第2温度検知手段22,
23が入力された比較器3からの出力と吸熱単位
部10の熱効率及び第3温度検知手段24の検知
温度から、演算装置4によつて流量が演算され
る。この場合、第3温度検知手段24の検知温度
は燃焼量と比例することから、ガスバーナBの燃
焼量が変化する条件下でも、水回路2を通る水の
量が検知できることとなる。従つて、給湯器の湯
を使用している最中に流量が変化した場合にも、
第1,第2温度検知手段22,23の温度差と、
ガス量に比例する第3温度検知手段24の出力、
さらには、熱効率の関係から流量が演算できるこ
ととなり、出湯温度を設定温度に維持できること
となる。
ガス流量に対応する信号としては、比例弁への
入力信号を採用することもできる。
次に、第5図に示す第3実施例のものは、上記
第1,第2実施例のフイードフオワード制御とフ
イードバツク制御とを組合わせたもので、熱交換
器1の出口側に第4検知手段25を設け、この出
力によつて出湯温度を設定温度に維持しようとす
るものである。このため、温度設定手段6からの
出力と前記第4検知手段25の出力を比較器70
に入力させ、この比較器70からの出力を切替ス
イツチ61を介して駆動回路62に入力させ、こ
の駆動回路62からの出力をガス比例弁31に入
力させている。
又、第1,第2温度検知手段22,23及び演
算装置4からなる流量検知装置の出力は、温度設
定手段6の出力とともに他方の比較器30に入力
されており、この比較器30によつて、フイード
ホワード用出力が得られるようになつており、こ
の比較器30の出力が切替スイツチ61を介して
駆動回路62に入力される。
前記切替スイツチ61は初期においては比較器
30側の出力を駆動回路62に入力させるべく比
較器30から駆動回路62への回路を導通させる
が、熱交換器1の出力が一定の条件に達したと
き、切替駆動回路7によつて切替スイツチ61の
可動接点は比較器70側に切替られるようになつ
ている。このため、切替駆動回路7は第4検知手
段25からの出力と温度設定手段6からの出力を
比較して、第4検知手段25の検知温度が設定温
度以下でこの設定温度から一定温度(Δt)低い
温度に達した時点で切替のための出力が生じるよ
うになつている。
尚、タイマー8は常閉出力接点を具備するもの
で、ガスバーナBの点火時において、比較器30
と比較器70からの出力を駆動回路62に入力さ
せないようにしている。このタイマー8の設定時
間は緩点火時間Tと一致し、この緩点火時間T経
過後においてはその出力接点は閉成される。又、
切替スイツチ61とガス比例弁31の連動関係に
より緩点火時の燃焼量は予め所定の値に固定され
ており、比較器30、比較器70からの出力が駆
動回路62に入力されない条件で、ガスバーナB
へのガス量が一定の値に設定されている。
この実施例のものでは、第6図の如く、器具の
運転開始時の緩点火時間Tの間ではガスバーナB
の燃焼ガス量は一定となり、この条件下で流量を
演算し、タイマー8の設定時間が経過すると、比
較器30からの出力によりフイードホワード制御
が進行し、第4検知手段25の検知温度が設定温
度よりもΔtだけ低い温度になると、切替駆動回
路7の出力によりフイードバツク制御に切替り、
温調される。
この場合、設定温度よりもΔt低い温度でフイ
ードホワード制御が停止せしめられるから、出湯
温度がこの制御中に設定温度以上になる、所謂、
オーバーシユート現象が防止できることから、出
湯温度が速やかに設定温度に近づき、しかも、安
定なフイードバツク制御が行なえる。尚、このフ
イードホワード制御とフイードバツク制御の組み
合わせには、他の流量検知装置を用いても同様の
作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を説明する図面、第2図
は第1実施例の説明図、第3図は第1,第2吸熱
部1a,1bの説明図、第4図は第2実施例の説
明図、第5図、第6図は第3実施例の説明図、第
7図は従来例の説明図であり、図中、 1……熱交換器、10……吸熱単位部、11…
…吸熱管、12……フイン、2……水回路、2
2,23……第1,第2温度検知手段、3……比
較器、4……演算装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱交換器1を通る水回路2の一部を加熱して
    この加熱部の温度変化をとらえて流量を検知する
    ものにおいて、熱交換器1の最上流側に位置し且
    吸熱管11とフイン12,12とからなる吸熱単
    位部10への入口部に第1温度検知手段22を設
    けるとともに前記吸熱単位部10からの出口部に
    第2温度検知手段23を設け、これら第1,第2
    温度検知手段22,23からの検知出力を比較器
    3に入力させ、さらに、この比較器3からの出力
    とガスバーナBの燃焼量及び吸熱単位部10の熱
    効率から流量を演算する演算装置4を具備させた
    熱交換器用流量検知装置。
JP61174012A 1986-07-23 1986-07-23 熱交換器用流量検知装置 Granted JPS6332243A (ja)

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JP61174012A JPS6332243A (ja) 1986-07-23 1986-07-23 熱交換器用流量検知装置

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JP61174012A JPS6332243A (ja) 1986-07-23 1986-07-23 熱交換器用流量検知装置

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JPS6332243A JPS6332243A (ja) 1988-02-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015500490A (ja) * 2011-12-12 2015-01-05 カールスルーアー・インスティトゥート・フュア・テヒノロギーKarlsruher Institut fuer Technologie 流体の質量流量を測定する装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015500490A (ja) * 2011-12-12 2015-01-05 カールスルーアー・インスティトゥート・フュア・テヒノロギーKarlsruher Institut fuer Technologie 流体の質量流量を測定する装置および方法

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